JPS624119A - 圧電駆動形搬送装置 - Google Patents
圧電駆動形搬送装置Info
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- JPS624119A JPS624119A JP60143110A JP14311085A JPS624119A JP S624119 A JPS624119 A JP S624119A JP 60143110 A JP60143110 A JP 60143110A JP 14311085 A JP14311085 A JP 14311085A JP S624119 A JPS624119 A JP S624119A
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- trough
- piezoelectric element
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(発明の技術分野)
本発明は電気素子或いは機械部品等比較的小さい物品を
振動により搬送する搬送体の振動源として圧電素子を用
いた圧電駆動形搬送装置に関する。
振動により搬送する搬送体の振動源として圧電素子を用
いた圧電駆動形搬送装置に関する。
圧電素子を振動源とした従来の圧電駆動パーツフィーダ
は実開昭52−61087号或いは実開昭57−465
17号によってすでに公知であるが、その構成原理を第
13図に示す。この第13図においで、1は基台、2は
下枠、3はこの下枠2に互いに平行で且つ傾斜して立上
がる2本の板ばね4を介して水平に支持された上梓、5
は物品である搬送物6を載せる搬送体例えばトラフで、
上枠3上に支持されている。7は前記各板ばね4に貼着
等により取付けられた圧電素子で、これには端子8.9
に与えられた交流電圧がリード線8a、9aを介して印
加されるようになっている。
は実開昭52−61087号或いは実開昭57−465
17号によってすでに公知であるが、その構成原理を第
13図に示す。この第13図においで、1は基台、2は
下枠、3はこの下枠2に互いに平行で且つ傾斜して立上
がる2本の板ばね4を介して水平に支持された上梓、5
は物品である搬送物6を載せる搬送体例えばトラフで、
上枠3上に支持されている。7は前記各板ばね4に貼着
等により取付けられた圧電素子で、これには端子8.9
に与えられた交流電圧がリード線8a、9aを介して印
加されるようになっている。
この装置において、各板ばね4とこれに貼着した圧電素
子7とで加振体たるバイモルフ10を形成しており、そ
の圧電素子7に交流電圧を印加して励振すると、その各
圧電素子7,7は正の半サイクルで伸び、負の半サイク
ルで縮む運動を行うから、例えば第13図に示すように
2つの圧電素子を取付けたバイモルフにおいては、それ
ぞれの圧電素子に印加する電圧を半サイクルずらせばそ
の片持型バイモルフ構造によって前記伸縮運動が撓み運
動に変換されて、これら板ばね4を下枠2どの連結部を
支点として矢印11方向に振動してトラフ5を振動させ
る。
子7とで加振体たるバイモルフ10を形成しており、そ
の圧電素子7に交流電圧を印加して励振すると、その各
圧電素子7,7は正の半サイクルで伸び、負の半サイク
ルで縮む運動を行うから、例えば第13図に示すように
2つの圧電素子を取付けたバイモルフにおいては、それ
ぞれの圧電素子に印加する電圧を半サイクルずらせばそ
の片持型バイモルフ構造によって前記伸縮運動が撓み運
動に変換されて、これら板ばね4を下枠2どの連結部を
支点として矢印11方向に振動してトラフ5を振動させ
る。
この種の圧電駆動パーツフィーダは電磁駆動フィーダや
電動振動フィーダに比して構造が小形且つQII[!で
あるため、取扱い、補修が容易であり、しかも消費電力
量が少ないため、経済面でも優れるほか、騒音問題の懸
念も全くないなどの多くの特徴を有するが、搬送効率の
点でまだ問題があった。即ち、上記構成による圧電駆動
パーツフィーダにおいて、交流電圧を圧電素子7に印加
すると、圧電素子7は板ばね4と一体になってたわみ振
動を起こし板ばね4の自由端4aに結合したトラフ5を
矢印12で示す斜め上下方向に微動させ、搬送物6をト
ラフ5に沿って矢印13方向に移動せしめる。この場合
搬送物6の搬送速度はトラフ5の振動振幅に比例する。
電動振動フィーダに比して構造が小形且つQII[!で
あるため、取扱い、補修が容易であり、しかも消費電力
量が少ないため、経済面でも優れるほか、騒音問題の懸
念も全くないなどの多くの特徴を有するが、搬送効率の
点でまだ問題があった。即ち、上記構成による圧電駆動
パーツフィーダにおいて、交流電圧を圧電素子7に印加
すると、圧電素子7は板ばね4と一体になってたわみ振
動を起こし板ばね4の自由端4aに結合したトラフ5を
矢印12で示す斜め上下方向に微動させ、搬送物6をト
ラフ5に沿って矢印13方向に移動せしめる。この場合
搬送物6の搬送速度はトラフ5の振動振幅に比例する。
第14図に示すδはバイモルフ10が電圧印加によって
変形した際の自由端4a (トラフ5との連結点)にお
ける変位を表わす。
変形した際の自由端4a (トラフ5との連結点)にお
ける変位を表わす。
この変位δは(1)式で表わされる。
ここで
dは圧電歪常数
Vは印加電圧
【はバイモルフの厚み
Lはバイモルフ実効長
σは板ばねの厚み
αは非線形係数
しかし、バイモルフ10は自由端部分に、変位方向と逆
方向の外力が加えられると変位量が減少し、その外力が
(2)式に示す拘束荷重Fbに達すると変位δはゼロに
なる。
方向の外力が加えられると変位量が減少し、その外力が
(2)式に示す拘束荷重Fbに達すると変位δはゼロに
なる。
ここで
ωはバイモルフの幅
Yは印加電圧零時のヤング率である。
この変位δと拘束荷重Fbとの関係の一測定例を第15
図に示す。
図に示す。
この第15図は直流電圧(100V)を印加した場合の
例であるが、バイモルフ10の固有振動数と同一周波数
の交流電圧を印加すれば、共振現象により同一電圧でも
変位δは10倍以上になることが知られている。
例であるが、バイモルフ10の固有振動数と同一周波数
の交流電圧を印加すれば、共振現象により同一電圧でも
変位δは10倍以上になることが知られている。
しかし共振時でも拘束荷重Fbには変化がなく、同一の
Fbで変位が零になる。
Fbで変位が零になる。
このように、バイモルフ10に荷重がかかると振動振幅
は急激に低下するので、板ばね4の自由端4aには、極
力荷重を掛けないようにする必要がある。
は急激に低下するので、板ばね4の自由端4aには、極
力荷重を掛けないようにする必要がある。
第13図に示すようにこのパーツフィーダは2個のバイ
モルフ10が同−艮ざで且つ互に平行であるからバイモ
ルフ10の左右方向振動に対してトラフ5は傾斜できず
常に水平を保って斜め上下方向に振動せざるを得ず、従
ってバイモルフ10と上枠3即ちトラフ5との間の連結
部分に曲げ外力が加わる。
モルフ10が同−艮ざで且つ互に平行であるからバイモ
ルフ10の左右方向振動に対してトラフ5は傾斜できず
常に水平を保って斜め上下方向に振動せざるを得ず、従
ってバイモルフ10と上枠3即ちトラフ5との間の連結
部分に曲げ外力が加わる。
即ち第14図において、実線で示す初期位置にあったバ
イモルフ10が電圧印加によって鎖線位置に変化した時
板ばね4とトラフ5とのなす角は0口からθ1へと変化
する必要がある。この角度変化が妨げられると曲げ応力
がバイモルフ10に外力即ち荷重として作用し、もしこ
れが拘束荷重Fb以上になるとトラフ5を振動させるこ
とができなくなる。
イモルフ10が電圧印加によって鎖線位置に変化した時
板ばね4とトラフ5とのなす角は0口からθ1へと変化
する必要がある。この角度変化が妨げられると曲げ応力
がバイモルフ10に外力即ち荷重として作用し、もしこ
れが拘束荷重Fb以上になるとトラフ5を振動させるこ
とができなくなる。
一方トラフ5の変位δは搬送物6に要求される搬送速度
Vにより決定され(3)式で表わされる。
Vにより決定され(3)式で表わされる。
ここでfnは振動周波数、ηは搬送効率である。
V=(δ×[n)η ・・・・・・(3)振
動周波数「nとしては共振周波数が選ばれるが、第16
図に一測定例として示すようにその共振振幅もバイモル
フ10即ち板ばね4の自由端4aに加わる荷重の増加に
よって著しく減少する。
動周波数「nとしては共振周波数が選ばれるが、第16
図に一測定例として示すようにその共振振幅もバイモル
フ10即ち板ばね4の自由端4aに加わる荷重の増加に
よって著しく減少する。
このように従来の圧電素子を板ばねに貼着してこれを振
動源とするようにしたパーツフィーダによれば、振動時
に板ばね4とトラフ5との連結点(第13図中P1点)
と圧電素子7の上端(第13図中P2点)との間におけ
る板ばね部分の剛性が高いため、バイモルフ10に加わ
る荷重が大きく、これによりバイモルフ10の撮動振幅
が小さくなり、従ってトラフ5の振動振幅が減少し実用
的な搬送速度が得られない欠点があった。この為、バイ
モルフ10に加わる荷重を小さくシ得るとともに、振動
振幅を大ぎくし得、さらにこの振動振幅を効果的にトラ
フ5に伝え得る手段が必要とされていた。
動源とするようにしたパーツフィーダによれば、振動時
に板ばね4とトラフ5との連結点(第13図中P1点)
と圧電素子7の上端(第13図中P2点)との間におけ
る板ばね部分の剛性が高いため、バイモルフ10に加わ
る荷重が大きく、これによりバイモルフ10の撮動振幅
が小さくなり、従ってトラフ5の振動振幅が減少し実用
的な搬送速度が得られない欠点があった。この為、バイ
モルフ10に加わる荷重を小さくシ得るとともに、振動
振幅を大ぎくし得、さらにこの振動振幅を効果的にトラ
フ5に伝え得る手段が必要とされていた。
そこで本発明の目的は圧電素子に加わる荷重を減少でき
て振動振幅の拡大を図り得、十分実用に供し得る搬送速
度が得られる圧電駆動形搬送装置を提供することにある
。
て振動振幅の拡大を図り得、十分実用に供し得る搬送速
度が得られる圧電駆動形搬送装置を提供することにある
。
本発明による圧電駆動形搬送装置は弾性板に圧電素子を
取付けてなる加振体により搬送体を振動して搬送物を搬
送するものにおいて、この搬送体と弾性板との間を弾性
材製の連結部材により連結し且つこの連結部材の曲げ剛
性を弾性板のそれよりも低い値に設定したことを特徴と
し、これにより振動中にその曲げ剛性を低くした部分で
の弾性変形により加振体と搬送体との間の角度変化が許
容され、それだけ加振体に加わる荷重が減少して加振体
及び搬送体にJ3ける振動振幅の増大を期待し得るよう
にしたものである。
取付けてなる加振体により搬送体を振動して搬送物を搬
送するものにおいて、この搬送体と弾性板との間を弾性
材製の連結部材により連結し且つこの連結部材の曲げ剛
性を弾性板のそれよりも低い値に設定したことを特徴と
し、これにより振動中にその曲げ剛性を低くした部分で
の弾性変形により加振体と搬送体との間の角度変化が許
容され、それだけ加振体に加わる荷重が減少して加振体
及び搬送体にJ3ける振動振幅の増大を期待し得るよう
にしたものである。
(発明の実施例〕
以下本発明をパーツフィーダに適用した各実施例につい
て説明する。第1実施例を示す第1及び第2図において
、20は上面に下枠21をねじ止め手段により取付けた
基台、22は加振体たるバイモルフであり、このバイモ
ルフ22は板ばね或いはプラスチック板等からなる弾性
板23の両側面に圧電素子24をエポキシレジン等の接
着剤により強固に接着してなる。圧電素子24としては
チタン酸、ジルコン酸鉛等圧電セラミックスを分極処理
して一方の面にプラス極性の、また他方の面にマイナス
極性の分極電位を−bだUたものを用いている。
て説明する。第1実施例を示す第1及び第2図において
、20は上面に下枠21をねじ止め手段により取付けた
基台、22は加振体たるバイモルフであり、このバイモ
ルフ22は板ばね或いはプラスチック板等からなる弾性
板23の両側面に圧電素子24をエポキシレジン等の接
着剤により強固に接着してなる。圧電素子24としては
チタン酸、ジルコン酸鉛等圧電セラミックスを分極処理
して一方の面にプラス極性の、また他方の面にマイナス
極性の分極電位を−bだUたものを用いている。
このようなバイモルフ22、従って弾性板23の下端を
ねじ25により下枠21に連結している。
ねじ25により下枠21に連結している。
一方、26は搬送体例えばトラフであり、これは搬送物
27を載置してこれを振動により直線的に搬送するため
のもので、下面に上枠28をねじ29により連結してい
る。そして前記各バイモルフ22の弾性板23の上端と
上枠28との間を連結部材である弾性材製の連結板30
によりねじ31゜32を用いて連結している。
27を載置してこれを振動により直線的に搬送するため
のもので、下面に上枠28をねじ29により連結してい
る。そして前記各バイモルフ22の弾性板23の上端と
上枠28との間を連結部材である弾性材製の連結板30
によりねじ31゜32を用いて連結している。
この連結板30はこの実施例では第3図に示すように短
冊状のばね鋼板の両側部分に略半円状の切欠部30aを
形成した構造にしてあり、これにより切欠部30aの形
成付近の曲げ剛性をバイモルフ22を形成している弾性
板23のそれの0゜3〜0.9(断面二次モーメント比
)倍程度の低い値に設定している。
冊状のばね鋼板の両側部分に略半円状の切欠部30aを
形成した構造にしてあり、これにより切欠部30aの形
成付近の曲げ剛性をバイモルフ22を形成している弾性
板23のそれの0゜3〜0.9(断面二次モーメント比
)倍程度の低い値に設定している。
この搬送装置は以上の構成からなり、圧電索子24は連
結板30をも含むその振動系の固有撮動数と同一の周波
数をもつ交流電圧によって駆動され、これにより搬送体
26が斜め上下方向に振動され搬送物27が矢印33方
向に搬送される。
結板30をも含むその振動系の固有撮動数と同一の周波
数をもつ交流電圧によって駆動され、これにより搬送体
26が斜め上下方向に振動され搬送物27が矢印33方
向に搬送される。
この実施例の構成によれば、バイモルフ22とトラフ2
6との間に介在されてこれらの間を連結している連結板
30の曲げ剛性(この実施例ではばね定数)を、その切
欠部30aの形成によってバイモルフ22の弾性板23
のそれよりも低い値にしているので、撮動に伴うバイモ
ルフ22とトラフ26とのなす角度変化(第14図のθ
0とθ1との間の変化に相当)が連結板30の切欠部3
0a部分で多く許容される。従ってこの角度変化をbた
ら1荷重の圧電素子24に加わる度合が大幅に減少する
ので、′M75図及び第16図に示す特性から明らかな
ように圧電索子24の振幅が増大される。このことは1
〜ラフ26の搬送速度の向上、搬送効率の向上を意味す
るものである。
6との間に介在されてこれらの間を連結している連結板
30の曲げ剛性(この実施例ではばね定数)を、その切
欠部30aの形成によってバイモルフ22の弾性板23
のそれよりも低い値にしているので、撮動に伴うバイモ
ルフ22とトラフ26とのなす角度変化(第14図のθ
0とθ1との間の変化に相当)が連結板30の切欠部3
0a部分で多く許容される。従ってこの角度変化をbた
ら1荷重の圧電素子24に加わる度合が大幅に減少する
ので、′M75図及び第16図に示す特性から明らかな
ように圧電索子24の振幅が増大される。このことは1
〜ラフ26の搬送速度の向上、搬送効率の向上を意味す
るものである。
今、連結板30の曲げ剛性について考究するに、連結板
30が振動振幅δ(第14図のδと同義)だけ変形する
に要する力Fiはこの連結板30を片持梁として扱うと
次の(4)式で表わされる。
30が振動振幅δ(第14図のδと同義)だけ変形する
に要する力Fiはこの連結板30を片持梁として扱うと
次の(4)式で表わされる。
L’
ここで
Eは連結板のヤング率
■は同断面の二次モーメント
Lは変形部の長さである。
連結板30の曲げ剛性である上記力「iを小さくするに
は、断面二次上−メント■を小さくするか、長さしを大
きくするかの何れでもよいがLを大きくする事は、パー
ツフィーダの高さが増すと共にパーツフィーダの固有振
動数の低減をきたし、この結果搬送速度が低下するので
得策とは云えない。
は、断面二次上−メント■を小さくするか、長さしを大
きくするかの何れでもよいがLを大きくする事は、パー
ツフィーダの高さが増すと共にパーツフィーダの固有振
動数の低減をきたし、この結果搬送速度が低下するので
得策とは云えない。
断面二次モーメンh Iは、次の(5)式で表わされる
。
。
h3
ここでbは板幅、hは板厚である。即らIを小さくする
には板幅或いは板厚を削減すれば良い事がわかる。これ
に則り、この実施例では連結板30に切欠部30aを形
成し板幅を実質的に減少さけているのである。
には板幅或いは板厚を削減すれば良い事がわかる。これ
に則り、この実施例では連結板30に切欠部30aを形
成し板幅を実質的に減少さけているのである。
第17図はバイモルフ22の骨性板23の断面二次モー
メントIsに対する連結板30の断面二次モーメントI
Sの比と搬送速度との関係についての一測定例を示した
ものである。
メントIsに対する連結板30の断面二次モーメントI
Sの比と搬送速度との関係についての一測定例を示した
ものである。
この図は一例としてI S / I sが0.9以上で
は、搬送速度が急激に低下し、またI S / I s
が0.5以下でも搬送速度が徐々に低下することを示し
ている。
は、搬送速度が急激に低下し、またI S / I s
が0.5以下でも搬送速度が徐々に低下することを示し
ている。
第18図はバイモルフ及びトラフを含んでなる振動系の
変形挙動を象徴的に示すものである。即ち従来例に対応
する第18図(A)はバイモルフ10とトラフ5との連
結部分の角度θが変化しないとした場合の変形挙動を示
し、また第18図(B)はこの発明の第1実施例のよう
にバイモルフ22とトラフ26との間を曲げ剛性の低い
連結板30により連結した場合の変形挙動を示す。
変形挙動を象徴的に示すものである。即ち従来例に対応
する第18図(A)はバイモルフ10とトラフ5との連
結部分の角度θが変化しないとした場合の変形挙動を示
し、また第18図(B)はこの発明の第1実施例のよう
にバイモルフ22とトラフ26との間を曲げ剛性の低い
連結板30により連結した場合の変形挙動を示す。
これら第18図(A)、(B)において、実線は印加電
圧零の場合を、鎖線は電圧印加によって変形した場合を
夫々示し、またWl、W2は水平方向振動成分、Hl、
H2は垂直方向振動成分である。
圧零の場合を、鎖線は電圧印加によって変形した場合を
夫々示し、またWl、W2は水平方向振動成分、Hl、
H2は垂直方向振動成分である。
この第18図によれば連結板30がバイモルフ23部分
よりも大きく弾性変形してトラフ26の振#JW 幅が
増大していることがわかる。
よりも大きく弾性変形してトラフ26の振#JW 幅が
増大していることがわかる。
本発明は上記実施例のみに限定されるものではなく、バ
イモルフ22とトラフ26即ら上枠28との間を継ぐ連
結板としては、第4図に第2実施例として示すように、
中央部分に幅方向に長いスリット34を形成した連結板
35を用い、或いは第5図に第3実施例として示すよう
に、中央部分にスリット36により剛性の低い部分を形
成すると共にこれを挾む両側に押出しによって数条のビ
ート37を形成して剛性の高い部分を形成した連結板3
8を用いてもよい。
イモルフ22とトラフ26即ら上枠28との間を継ぐ連
結板としては、第4図に第2実施例として示すように、
中央部分に幅方向に長いスリット34を形成した連結板
35を用い、或いは第5図に第3実施例として示すよう
に、中央部分にスリット36により剛性の低い部分を形
成すると共にこれを挾む両側に押出しによって数条のビ
ート37を形成して剛性の高い部分を形成した連結板3
8を用いてもよい。
第4実施例として第6図に示した連結板39はフチ状に
折曲した形状・をなしその折曲部分の横断方向の両側縁
に切欠部40を形成した構造のものである。この連結板
39は第2図と同一部分に同一符号を付した第7図に示
すようにトラフ26に固定された上枠41とバイモルフ
22の弾性板23との間を連結するように用いられるも
のである。
折曲した形状・をなしその折曲部分の横断方向の両側縁
に切欠部40を形成した構造のものである。この連結板
39は第2図と同一部分に同一符号を付した第7図に示
すようにトラフ26に固定された上枠41とバイモルフ
22の弾性板23との間を連結するように用いられるも
のである。
第2図と同一部分に同一符号を付して示す第8図乃至第
10図は本発明をボウル形パーツフィーダに適用した第
5実施例を示す。このパーツフィーダは基台42上に例
えば3個の加撮体たるバイモルフ22を三点配列となる
位置にこの点を通る円の接線方向に傾斜状態となるよう
に立設し、そしてこれらバイモルフ22の上端を連結板
43を介してボウル(bowl )即らなべ形の容器4
4の下部に連結してなる。
10図は本発明をボウル形パーツフィーダに適用した第
5実施例を示す。このパーツフィーダは基台42上に例
えば3個の加撮体たるバイモルフ22を三点配列となる
位置にこの点を通る円の接線方向に傾斜状態となるよう
に立設し、そしてこれらバイモルフ22の上端を連結板
43を介してボウル(bowl )即らなべ形の容器4
4の下部に連結してなる。
バイモルフ22が振動されると搬送物を収容している容
器44が螺旋状の往復口@撮動をして搬送物を容器44
の内側に予め形成しである搬送体としての螺旋状搬送路
45上を出口45a方向に搬送させる。この第5実施例
で用いた連結板43は第10図に示すように長手方向に
長いスリット46aを幅方向に複数佃形成し、このスリ
ンI・形成部46部分のねじれ方向の曲げ剛性をバイモ
ルフ22の弾性板23のそれよりも低くした構造のもの
であり、容器44のねじれ時の荷重がバイモルフ22に
対して加わることを減少できる。またこの種のボウル形
パーツフィーダでは、連結板43の剛性を高くした構造
であると、容器44が上下に変位する過程で回動変位を
伴うため容器44は上下方向のみならずその半径方向に
もわずかに振動する。この半径方向撮動は搬送物を搬送
路45から容器44内へ脱落させる原因になり搬送量が
低下する。
器44が螺旋状の往復口@撮動をして搬送物を容器44
の内側に予め形成しである搬送体としての螺旋状搬送路
45上を出口45a方向に搬送させる。この第5実施例
で用いた連結板43は第10図に示すように長手方向に
長いスリット46aを幅方向に複数佃形成し、このスリ
ンI・形成部46部分のねじれ方向の曲げ剛性をバイモ
ルフ22の弾性板23のそれよりも低くした構造のもの
であり、容器44のねじれ時の荷重がバイモルフ22に
対して加わることを減少できる。またこの種のボウル形
パーツフィーダでは、連結板43の剛性を高くした構造
であると、容器44が上下に変位する過程で回動変位を
伴うため容器44は上下方向のみならずその半径方向に
もわずかに振動する。この半径方向撮動は搬送物を搬送
路45から容器44内へ脱落させる原因になり搬送量が
低下する。
しかしながらこの実施例では連結板43の剛性を低くし
ているのでバイモルフ22から容器44に半径方向の変
位として与えられる力がこの連結板43にその低剛性に
よって吸収される。従って容器44の半径方向振動成分
の振幅が減少し搬送路45からの搬送物の脱落ωが減少
づる。
ているのでバイモルフ22から容器44に半径方向の変
位として与えられる力がこの連結板43にその低剛性に
よって吸収される。従って容器44の半径方向振動成分
の振幅が減少し搬送路45からの搬送物の脱落ωが減少
づる。
尚、このボウル形パーツフィーダに用いる連結板として
は第10図に示すもののほかに第11図及び第12図に
示すようなものが考えられる。第11図に第6実施例と
して示す連結板47は両端の連結桟部分以外をバイモル
フ22の弾性板23よりも極端に幅狭に形成した構成の
ものである。
は第10図に示すもののほかに第11図及び第12図に
示すようなものが考えられる。第11図に第6実施例と
して示す連結板47は両端の連結桟部分以外をバイモル
フ22の弾性板23よりも極端に幅狭に形成した構成の
ものである。
第12図に第7実施例として示した連結板48は第11
図と同一の展開形状のものをフチ状に折曲した構造のも
ので、第7図に示すものと同様の態様でボウル形パーツ
フィーダに組込まれる。
図と同一の展開形状のものをフチ状に折曲した構造のも
ので、第7図に示すものと同様の態様でボウル形パーツ
フィーダに組込まれる。
さらに上記実施例において、加振体は弾性板の両面にそ
れぞれ1枚づつの圧電素子を取付けたバイモルフにより
形成したが、圧電素子を片面1枚だけにしたり、両面合
わけて3枚以上にする等、本発明(71!要旨を逸脱し
ない範囲で種々変更することが可能である。
れぞれ1枚づつの圧電素子を取付けたバイモルフにより
形成したが、圧電素子を片面1枚だけにしたり、両面合
わけて3枚以上にする等、本発明(71!要旨を逸脱し
ない範囲で種々変更することが可能である。
本発明は以上述べたように、弾性板に圧電素子を取付け
てなる加振体により搬送体を振動させるようにしたもの
において、前記バイモルフの弾性板と搬送体との問を弾
性材製の連結部材により連結し且つこの連結部材の曲げ
剛性を前記弾性板のそれよりも低く設定したことを特徴
とするもので、これにより加振体に加わる荷重を減少で
きて加振体及び搬送体の撮動振幅の増大を図り得、十分
実用に供し得る搬送効率が得られる圧電駆動形搬送装置
を提供することができるものである。
てなる加振体により搬送体を振動させるようにしたもの
において、前記バイモルフの弾性板と搬送体との問を弾
性材製の連結部材により連結し且つこの連結部材の曲げ
剛性を前記弾性板のそれよりも低く設定したことを特徴
とするもので、これにより加振体に加わる荷重を減少で
きて加振体及び搬送体の撮動振幅の増大を図り得、十分
実用に供し得る搬送効率が得られる圧電駆動形搬送装置
を提供することができるものである。
第1図は本発明の第1実施例を示す斜視図、第2図はそ
の側面図、第3図は連結板の斜視図、第4図及び第5図
は本発明の第2及び第3実施例を示す連結板の斜視図、
第6図及び第7図は夫々第4実施例における連結板の斜
視図及び要部の側面図、第8図乃至第10図は第5実施
例を示すもので、その第8図及び第9図は・ボウル形パ
ーツフィーダの斜視図及び側面図、第10図は連結板の
斜視図、第11図及び第12図は夫々第6及び第7実施
例を示す連結板の斜視図である。 また、第13図は従来の圧電駆動パーツフィーダを示す
側面図、第14図はバイモルフの振動態様を示す線図、
第15図はバイモルフの直流電圧駆動時の変位−荷重特
性図、第16図は交流電圧駆動時の第15図相当図、第
17図は搬送速度と剛性、どの関係を示す特性図、第1
8図はバイモルフを含む撮動系の変形挙動を示す線図で
ある。 図中、20.42は基台、22はバイモルフ(加振体)
、23は弾性板、24は圧電素子、26はトラフ(搬送
体)、30.35.38.39゜43.47及び48は
連結板である。 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図 第8図 第9図 第10図 第11図 第12図 第14図 衝虹kg) − 筒型(ks) 第16図 片1性に(Is/18%)− 第17図 第18図(A) 第18図(B) 手続補正書 昭和 61年 6月 16日
の側面図、第3図は連結板の斜視図、第4図及び第5図
は本発明の第2及び第3実施例を示す連結板の斜視図、
第6図及び第7図は夫々第4実施例における連結板の斜
視図及び要部の側面図、第8図乃至第10図は第5実施
例を示すもので、その第8図及び第9図は・ボウル形パ
ーツフィーダの斜視図及び側面図、第10図は連結板の
斜視図、第11図及び第12図は夫々第6及び第7実施
例を示す連結板の斜視図である。 また、第13図は従来の圧電駆動パーツフィーダを示す
側面図、第14図はバイモルフの振動態様を示す線図、
第15図はバイモルフの直流電圧駆動時の変位−荷重特
性図、第16図は交流電圧駆動時の第15図相当図、第
17図は搬送速度と剛性、どの関係を示す特性図、第1
8図はバイモルフを含む撮動系の変形挙動を示す線図で
ある。 図中、20.42は基台、22はバイモルフ(加振体)
、23は弾性板、24は圧電素子、26はトラフ(搬送
体)、30.35.38.39゜43.47及び48は
連結板である。 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図 第8図 第9図 第10図 第11図 第12図 第14図 衝虹kg) − 筒型(ks) 第16図 片1性に(Is/18%)− 第17図 第18図(A) 第18図(B) 手続補正書 昭和 61年 6月 16日
Claims (1)
- 1、弾性板に圧電素子を取付けてなる加振体により搬送
体を振動させるようにしたものにおいて、前記加振体の
弾性板と搬送体との間を弾性材製の連結部材により連結
し且つこの連結部材の剛性を前記弾性板のそれよりも低
く設定したことを特徴とする圧電駆動形搬送装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60143110A JPH0613369B2 (ja) | 1985-06-28 | 1985-06-28 | 圧電駆動形搬送装置 |
US06/871,491 US4795025A (en) | 1985-06-28 | 1986-06-06 | Parts feeding apparatus of the piezoelectric drive type |
DE8686304740T DE3665294D1 (en) | 1985-06-28 | 1986-06-19 | Parts feeding apparatus of the piezoelectric drive type |
EP86304740A EP0211494B1 (en) | 1985-06-28 | 1986-06-19 | Parts feeding apparatus of the piezoelectric drive type |
KR1019860005084A KR900001750B1 (ko) | 1985-06-28 | 1986-06-25 | 압전구동형 반송장치 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60143110A JPH0613369B2 (ja) | 1985-06-28 | 1985-06-28 | 圧電駆動形搬送装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25664289A Division JPH02198911A (ja) | 1989-09-29 | 1989-09-29 | 圧電駆動形搬送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS624119A true JPS624119A (ja) | 1987-01-10 |
JPH0613369B2 JPH0613369B2 (ja) | 1994-02-23 |
Family
ID=15331138
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60143110A Expired - Lifetime JPH0613369B2 (ja) | 1985-06-28 | 1985-06-28 | 圧電駆動形搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0613369B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105366290A (zh) * | 2015-11-09 | 2016-03-02 | 成都金科达铝业有限公司 | 一种垂直压电直线振动给料机 |
CN106516588A (zh) * | 2015-09-10 | 2017-03-22 | 昕芙旎雅有限公司 | 直线送料器 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55167913U (ja) * | 1979-05-16 | 1980-12-03 |
-
1985
- 1985-06-28 JP JP60143110A patent/JPH0613369B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55167913U (ja) * | 1979-05-16 | 1980-12-03 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106516588A (zh) * | 2015-09-10 | 2017-03-22 | 昕芙旎雅有限公司 | 直线送料器 |
CN106516588B (zh) * | 2015-09-10 | 2020-06-09 | 昕芙旎雅有限公司 | 直线送料器 |
CN105366290A (zh) * | 2015-11-09 | 2016-03-02 | 成都金科达铝业有限公司 | 一种垂直压电直线振动给料机 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0613369B2 (ja) | 1994-02-23 |
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Legal Events
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R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |