JPH0544329Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0544329Y2
JPH0544329Y2 JP1989032097U JP3209789U JPH0544329Y2 JP H0544329 Y2 JPH0544329 Y2 JP H0544329Y2 JP 1989032097 U JP1989032097 U JP 1989032097U JP 3209789 U JP3209789 U JP 3209789U JP H0544329 Y2 JPH0544329 Y2 JP H0544329Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base
vibrating body
elastic
supported
vibration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989032097U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02124920U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1989032097U priority Critical patent/JPH0544329Y2/ja
Publication of JPH02124920U publication Critical patent/JPH02124920U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0544329Y2 publication Critical patent/JPH0544329Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Jigging Conveyors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、圧電素子を弾性板に取付けてなる加
振体により搬送体を振動させ搬送物を搬送する圧
電駆動型搬送装置に関する。
(従来の技術) 一般に圧電駆動型搬送装置は、第3図に示すよ
うに、接地固定した基台1上にひし形に形成した
加振枠2を取付け、その加振枠2上に搬送体(以
下トラフという)3を取付けたものであつて、加
振枠2は基台1に固定の下方水平枠片4と、上面
にトラフ3を水平方向に固定する上方水平枠片5
とを圧電素子6を貼着した弾性板7からなるバイ
モルフ8により連結している。
このように構成されたものにおいては、加振電
圧を圧電素子6に印加すると圧電素子6は、弾性
板7と一体になつてたわみ振動をおこし、弾性板
7の可動部に結合したトラフ3を斜め上下方向に
加振し、搬送物aをトラフ3に沿つて矢印方向に
移送する。
(考案が解決しようとする課題) しかし、上記圧電駆動型搬送装置は、下方水平
枠片と上方水平枠片の両端にバイモルフを設けて
いるので、コスト的には高価なものとなり、市場
ニーズにマツチしない場合も多々発生している。
従つて、本考案は、圧電素子の個数を少なくし
ながらも十分な搬送力を得ることができ、ひいて
はコストダウンを図ることができる圧電駆動型搬
送装置を提供することを目的とする。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案の請求項1
の圧電駆動型搬送装置は、基台と、この基台の上
方に配置され搬送物を搬送する搬送体と、圧電素
子を弾性板に取付けてなり下端部が前記基台側に
支持されて垂直方向に対してやや傾斜する方向に
延びる加振体と、上端部が前記搬送体に連結され
下端部が前記加振体の上端部に連結される弾性材
製の振動増幅部材と、芯金の上端に増幅バネを備
えて構成され前記加振体の両側にその加振体と平
行に配置された状態で下端部が前記基台側に支持
され上端部が前記搬送体に連結される弾性支持体
とを具備している。
また、本考案の請求項2の圧電駆動型搬送装置
は、基台と、この基台の上方に配置され搬送物を
搬送する搬送体と、圧電素子を弾性板に取付けて
なり下端部が前記基台側に支持されて垂直方向に
対してやや傾斜する方向に延びる加振体と、芯金
の上端に増幅バネを備えて構成され前記加振体の
両側にその加振体と平行に配置された状態で下端
部が前記基台側に支持され上端部が前記搬送体に
連結される弾性支持体と、これら弾性支持体の中
間部同士間にほぼ水平に掛渡されるように設けら
れると共に中間部が前記加振体の上端部に連結さ
れる連結部材とを具備している。
(作用) 本考案の請求項1の圧電駆動型搬送装置によれ
ば、搬送体は、弾性支持体により、基台の上方に
おいて弾性支持体の弾性変形方向に変位可能に支
持されるのであるが、弾性支持体は、加振体の両
側にその加振体と平行に配置されているので、搬
送体は、加振体の振動方向と同方向に振動が可能
とされる。そして、加振体の駆動により、加振体
の駆動が振動増幅部材により増幅されて搬送体に
伝達され、搬送体が水平方向からやや傾斜する方
向に振動し、搬送物が搬送される。この搬送体の
振動は、弾性支持体の増幅バネによつても助長さ
れるようになる。従つて、1個の加振体によつて
搬送体の十分な振動力を得ることができるように
なる。
本考案の請求項2の圧電駆動型搬送装置によれ
ば、搬送体は、弾性支持体により、基台の上方に
おいて弾性支持体の弾性変形方向に変位可能に支
持されるのであるが、弾性支持体は、加振体の両
側にその加振体と平行に配置されているので、搬
送体は、加振体の振動方向と同方向に振動が可能
とされる。そして、加振体の駆動により、加振体
の上端に連結されている連結部材により、加振体
の振動方向そのままの振動が両側の弾性支持体に
伝達され、さらに弾性支持体の振動が、増幅バネ
によつて増幅されて搬送体に伝達される。従つ
て、1個の加振体によつて搬送体の十分な振動力
を得ることができるようになる。
(実施例) 以下、本考案の第1の実施例を第1図を参照し
て説明する。
第1図に示すように、本実施例の圧電駆動型搬
送装置は、接地固定した基台10の両端に、弾性
支持体11の一端部をねじ止め固定し、この弾性
支持体11の他端部をトラフ12の両端に取付
け、トラフ12を水平に支持する。また、基台1
0の上面と隙間を介してドライブブロツク13を
設ける。さらに、トラフ12とドライブブロツク
13との各中央部付近に、圧電素子14を弾性板
15の両面に貼着した加振体たるバイモルフ16
の下端部を取付ける。なお、バイモルフ16の上
端部は、振動増幅部材たる増幅バネ17に取付け
られ、この増幅バネ17の上端部をトラフ12の
底面に取付けることにより、バイモルフ16は増
幅バネ17を介してトラフ12に取付けられてい
ることになる。また、これらバイモルフ16及び
弾性支持体11,11は、垂直方向に対してやや
傾斜(例えば15度程度)する方向に延びて、相互
に平行となるように設けられている。
また、弾性支持体11は、継ぎバネ18、芯金
19、増幅バネ20とから成り、継ぎバネ18が
基台10の端部にねじ止めされ、継ぎバネ18と
芯金19の連結は、ドライブブロツク13に両者
をねじ止めすることにより行なう。さらに、芯金
19はその上端部を増幅バネ20の下端部にねじ
止めし、増幅バネ20の上端部はトラフ12の端
部にねじ止めする。これらにより、弾性支持体1
1は、基台10とトラフ12とに接続されてい
る。
このように構成されたものにおいては、圧電素
子14から生じた振動が増幅バネ17により増幅
され、トラフ12を加振する。さらに、このトラ
フ12の振動は、弾性支持体11に伝達され、弾
性支持体11の増幅バネ20によりさらに増幅さ
れる。また、このときの振動現象は、トラフ12
を鉛直方向に対してある角度をもつて取付けられ
たバイモルフ16(増幅バネ17を介して)、弾
性支持体11とにより水平に支持しているので、
トラフ12は水平に保たれたまま斜め方向に振動
される。このため、搬送体が斜め上方に移動した
時は、搬送物をそのまま運び、次に斜め下方に戻
ると、搬送物は落下するため振動を繰返すことに
より搬送物は前進することになる。このように本
実施例によれば、1個のバイモルフ16によつて
トラフ12の十分な振動力を得ることができるよ
うになり、従来のような2個以上のバイモルフを
用いたものに比べ、大幅なコストダウンを図るこ
とができるのである。
また、ドライブブロツク13は十分な質量をも
つているため、その慣性力を反力としてバイモル
フ16は振動を増幅バネ17に伝える一方、固定
側への振動は継ぎバネ18により吸収される。そ
のため基台10を取付ける架台(図示せず)の剛
性に影響されることなく、安定した振動が得られ
る。また、継ぎバネ18は全体の振動を前後方向
にそろえる働きをするため、重心のズレによるネ
ジレ成分が発生しても振動には現れないのでなめ
らかな搬送挙動が得られる。
次に、本考案の第2の実施例を第2図を用いて
説明する。
なお、本実施例においては、先の実施例と相違
する構成のみ説明する。
第2図に示すように、本実施例では、トラフ3
4は、基台33の上方に左右の弾性支持体37に
よつて支持されているのであるが、左右の弾性支
持体37の増幅バネ20と芯金19との連結部間
にほぼ水平に掛渡されるようにして、連結部材た
る連結棒36が取付けられている。そして、圧電
素子30を弾性板31の両面に貼着してなるバイ
モルフ32は、下端部がドライブブロツク35に
取付けられ、上端部が前記連結棒36に連結され
ているのである。このように構成されたものにお
いては、圧電素子30から生じた振動は、連結棒
36を介して、直接弾性支持体37及び増幅バネ
20に伝達される。さらに、その振動が、増幅バ
ネ20によつて増幅されてトラフ34に伝達さ
れ、搬送物の搬送が行われる。従つて、上記第1
の実施例と同様に、1個のバイモルフ32によつ
てトラフ34の十分な振動力を得ることができる
ようになり、コストダウンを図ることができるも
のである。
[考案の効果] 以上述べたように、本考案によれば、1つの加
振体を用い、その加振体に並設するように搬送体
を支持する弾性支持体を設けたので、圧電素子の
使用個数を低減でき、かつ搬送物に適したバラン
スのよい振動が供給できる。この結果、大幅なコ
ストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例を示す概要構成
図、第2図は本考案の第2の実施例を示す概要構
成図、第3図は従来の圧電駆動型搬送装置を示す
概要構成図である。 10,33……基台、11,37……弾性支持
体、12……トラフ、14,30……圧電素子、
15,31……弾性板、16,32……バイモル
フ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 基台と、この基台の上方に配置され搬送物を
    搬送する搬送体と、圧電素子を弾性板に取付け
    てなり下端部が前記基台側に支持されて垂直方
    向に対してやや傾斜する方向に延びる加振体
    と、上端部が前記搬送体に連結され下端部が前
    記加振体の上端部に連結される弾性材製の振動
    増幅部材と、芯金の上端に増幅バネを備えて構
    成され前記加振体の両側にその加振体と平行に
    配置された状態で下端部が前記基台側に支持さ
    れ上端部が前記搬送体に連結される弾性支持体
    とを具備したことを特徴とする圧電駆動型搬送
    装置。 2 基台と、この基台の上方に配置され搬送物を
    搬送する搬送体と、圧電素子を弾性板に取付け
    てなり下端部が前記基台側に支持されて垂直方
    向に対してやや傾斜する方向に延びる加振体
    と、芯金の上端に増幅バネを備えて構成され前
    記加振体の両側にその加振体と平行に配置され
    た状態で下端部が前記基台側に支持され上端部
    が前記搬送体に連結される弾性支持体と、これ
    ら弾性支持体の中間部同士間にほぼ水平に掛渡
    されるように設けられると共に中間部が前記加
    振体の上端部に連結される連結部材とを具備し
    たことを特徴とする圧電駆動型搬送装置。
JP1989032097U 1989-03-23 1989-03-23 Expired - Lifetime JPH0544329Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989032097U JPH0544329Y2 (ja) 1989-03-23 1989-03-23

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989032097U JPH0544329Y2 (ja) 1989-03-23 1989-03-23

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02124920U JPH02124920U (ja) 1990-10-15
JPH0544329Y2 true JPH0544329Y2 (ja) 1993-11-10

Family

ID=31534974

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989032097U Expired - Lifetime JPH0544329Y2 (ja) 1989-03-23 1989-03-23

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0544329Y2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7182200B2 (en) 2003-01-14 2007-02-27 Shinko Electric Co., Ltd. Piezoelectricity-driven part feeder
JP2009035412A (ja) * 2007-08-03 2009-02-19 Ntn Corp 振動式部品搬送装置
JP2009057124A (ja) * 2007-08-30 2009-03-19 Ntn Corp 振動式部品搬送装置
JP5460903B1 (ja) * 2013-03-08 2014-04-02 株式会社ダイシン 振動式搬送装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62205911A (ja) * 1986-03-05 1987-09-10 Shinko Electric Co Ltd 振動機
JPS62222915A (ja) * 1986-03-20 1987-09-30 Shinko Electric Co Ltd 振動機

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0520729Y2 (ja) * 1987-09-30 1993-05-28

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62205911A (ja) * 1986-03-05 1987-09-10 Shinko Electric Co Ltd 振動機
JPS62222915A (ja) * 1986-03-20 1987-09-30 Shinko Electric Co Ltd 振動機

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02124920U (ja) 1990-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4303258B2 (ja) 振動式搬送装置
JP2008273714A (ja) 振動式搬送装置
JPH0544329Y2 (ja)
JPH1191928A (ja) 圧電駆動型搬送装置
JP3096803B2 (ja) 圧電駆動型低背式パーツフィーダ
JPH0544328Y2 (ja)
JP4590763B2 (ja) リニアフィーダ
JPH0378328B2 (ja)
JP2002302231A (ja) 圧電駆動型振動フィーダ
JPH0520729Y2 (ja)
JPH0352729Y2 (ja)
JPH045455Y2 (ja)
KR101267924B1 (ko) 부품 공급장치
JPH0255330B2 (ja)
KR101014956B1 (ko) 진동식 반송장치
JPH11157624A (ja) 圧電駆動型搬送装置
JPH0423853Y2 (ja)
JPH08165013A (ja) 圧電駆動型搬送装置
JPH0344964B2 (ja)
JP2903085B2 (ja) 圧電駆動型搬送装置
JPH11217109A (ja) 圧電駆動型搬送装置
SU1323478A2 (ru) Упруга опора вибрационного питател
JPH1087048A (ja) 直進フィーダ
JPH06345237A (ja) 圧電駆動型搬送装置
JP4464445B2 (ja) 振動式搬送装置