JPH06345237A - 圧電駆動型搬送装置 - Google Patents

圧電駆動型搬送装置

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JPH06345237A
JPH06345237A JP17077793A JP17077793A JPH06345237A JP H06345237 A JPH06345237 A JP H06345237A JP 17077793 A JP17077793 A JP 17077793A JP 17077793 A JP17077793 A JP 17077793A JP H06345237 A JPH06345237 A JP H06345237A
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Kiyoshi Tomioka
清 富岡
Hidena Okahara
秀銘 岡原
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】搬送体に載置される搬送部品の重量変化があっ
ても一定の安定した搬送速度を得ることができ、かつ小
型で安定性の高い圧電駆動型搬送装置を提供すること。 【構成】加振体9は重量を異にする質量体7を弾性板に
固定したものでなる構成と加振体9を搬送体5に直接固
定する構成と質量体7の大なる加振体9の外方に長さの
長い搬送体支持体8を配設する構成と長さの異なる搬送
体支持体8を搬送体5の長手方向に直交させて搬送体5
と基台3に固定する構成からなる圧電駆動型搬送装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気部品或いは機械部品
等の部品を振動により搬送させる搬送体の振動源として
圧電素子を用いた圧電駆動型搬送装置に係るものであ
る。
【0002】
【従来の技術】圧電素子を駆動源とした従来の圧電駆動
型搬送装置は実開昭52−61087号、実開昭57−
46517号、特開昭62−4118号、特開昭62−
4119号等によって既に公知化されておりその構成及
び搬送原理を図2を用いて説明すると以下のようであ
る。
【0003】即ち圧電素子11を弾性板12の両面に貼
着したいわゆるバイモルフでなる加振体10を複数個用
いる構成と前記加振体10の一端を基台13に傾斜立設
させて連結する構成と前記加振体10の他端を連結部材
14を介して両者一直線状に搬送体15に連結する構成
からなり、かかる構成でなる圧電駆動型搬送装置におい
て各圧電素子11に交流電圧を印加する。
【0004】前記交流電圧の印加によって圧電素子11
は正の半サイクルで伸長し、負の半サイクルで収縮する
運動を行うことから圧電素子11を貼着したバイモルフ
でなる加振体10においてそれぞれの圧電素子11に印
加する電圧を半サイクルずつずらせばその片持ち型バイ
モルフ構造によって前記伸縮運動は撓み運動に変換され
弾性板12の下端と基台23との連結部を支点とする矢
印方向の振動となって搬送体15を振動させるものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の圧電駆動型
搬送装置は搬送部品16を含む搬送体15からの荷重を
加振体が直接受ける構成であったため搬送体15に載置
される搬送部品16の重量変化により加振体10の振幅
を含む屈曲振動は大きく変動する。
【0006】かかる加振体10の屈曲振動の変動は搬送
体15に載置される搬送部品16の搬送速度に多大の影
響を与える。即ち搬送部品16を含む搬送体15の重量
が大なるときは搬送速度は低下し逆に重量小なるときは
搬送速度は上昇するといった現象を招来し、従ってその
都度、加振体10の駆動電源の出力電力及び共振周波数
を調整する必要に迫られていた。
【0007】また別の問題点として従来の圧電駆動型搬
送装置は加振体10と搬送体15との間に連結部材14
を介在させる構成であったため基台13からの搬送体1
5の位置はある程度の高さにならざるを得ず、そのため
搬送装置の安定性を欠くという問題点があった。
【0008】本発明は前記した従来の圧電駆動型搬送装
置がかかえる問題点を以下の構成を採ることによって解
決した新規な圧電駆動型搬送装置を提供するものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】以下、図1を用いてその
手段を説明する。本発明に係る圧電駆動型搬送装置が従
来の圧電駆動型搬送装置と構成上、大きく相違する点は
次のようである。即ち加振体9と搬送体5を連結する連
結部材を全く用いず加振体9を搬送体5に直接固定する
構成と加振体9を構成する弾性板2に質量体7を固定す
る構成と基台3から立設する搬送体支持体8によって搬
送体5を支持する構成を採っている点である。
【0010】本発明では搬送部品6を含む搬送体5から
の荷重変動に左右されることなく加振体9に安定的屈曲
振動をさせるため、搬送体5からの荷重が加振体5に付
加されない構成を採っている。即ち搬送部品6を含む搬
送体5の支持は加振体9とは別異の搬送体支持体8によ
って行わしめ加振体9は搬送体5に直接固定することに
よって搬送体5に加振体9の屈曲振動を直接伝播させる
構成を採っている。
【0011】本発明に係る電駆動型搬送装置における加
振体9は弾性板2の両面に圧電素子1を貼着したいわゆ
るバイモルフ構造をなし、かつ前記弾性板2の一端に重
量の異なる質量体7を固定したものである。ここで弾性
板2に重量の異なる質量体7を固定させたのは各加振体
9の振幅を含む屈曲振動を異ならしめて搬送体5上を搬
送部品6が一方向のみに搬送させるためである。
【0012】前記加振体9はねじ止め等の手段によって
搬送体5の下面に固定される。その固定位置は搬送部品
6の搬送方向及び搬送速度に大きく影響し、搬送体5の
長さ、搬送部品6を含む搬送体5の重量、質量体の重量
比及び加振体9への入力印加電圧の周波数によって決定
される。
【0013】搬送体支持体はばね鋼SUP11A、炭素
工具鋼SK4等の弾性材でなりその長さは同一長では搬
送部品6を一方向のみに搬送させ得ないことから異なっ
た長さとしている。即ち本発明における圧電駆動型搬送
装置においては搬送部品6を一方向のみ円滑に搬送させ
るためには搬送体支持体8の長さを異ならしめ、かつ搬
送体5に固定される加振体9との関係において搬送体支
持8は重量の大なる質量体を固定した加振体9の外方に
長さの長い搬送体支持体を配設、重量の小なる質量体を
固定した加振体9の外方には長さの短い搬送体支持体8
を配設することは不可欠の構成要素である。
【0014】前記搬送体支持体8が板状のものである場
合、その配設は搬送体5の長手方向と直交する位置関係
になるように搬送体5に固定する。前記長手方向と平行
な位置関係になるように搬送体5に固定したのでは搬送
速度がきわめて小さいことになる。
【0015】搬送体支持体8の搬送体5及び基台への固
定部所は搬送体5及び基台3の左右両端面に必ずしも限
られるものでない。搬送体5の長さ、搬送部品6を含む
搬送体5の重量、加振体9の固定位置等によって搬送部
品6の搬送速度は大きく変動するからである。
【0016】
【作用】加振体9を構成する圧電素子1に交流電圧を印
加するとバイモルフ構造をなす加振体9は伸縮運動を生
じ撓み運動に変換されて加振体9と搬送体5との固定点
を支点とする矢印方向の振動となって搬送体5を振動さ
せる。かかる振動を受けて搬送体5上の搬送部品6は斜
め上方への押圧力を受けて瞬間的に空中に浮上、その瞬
間内に微小変位した搬送体5はもとの位置に復帰して搬
送部品6の搬送をもたらすのである。
【0017】搬送体5に固定される加振体9は一でも搬
送可能である。しかし搬送の起動及び搬送速度の点で実
用に供し得ない。一方、搬送体5に固定される加振体9
を二以上とすれば搬送部品6を一方向のみに搬送させる
という搬送方向のバランスをとることは困難であっても
一度条件設定がされれば強力な搬送力及び高い搬送速度
が得られることから搬送体5への加振体9の取付け個数
は二以上であることが望ましい。
【0018】次に本発明に係る圧電駆動型搬送装置の具
体的実施例を示す。まず加振体9の構成は長さ40m
m、板厚2.4mmの弾性板2の両面に圧電素子1をエ
ポキシ樹脂等の接着剤を用いて貼着する。前記弾性板2
の一端には24.9g、58gと重量の異なる質量体を
ねじ止め等によって固定する。搬送体5への前記加振体
9の固定位置は搬送体5の端面から小なる質量体を固定
した加振体が90mm、大なる質量体7を固定した加振
体が105mmである。基台3と搬送体5は共に全長2
40mm、幅20mmとし搬送体支持体は板厚1mm、
長さ50mmと61mmである。
【0019】かかる構成でなる圧電駆動型搬送装置の加
振体9に150V、300Hzの交流電圧を印加したと
き搬送部品6の重量の軽重に大きく左右されることなく
50〜60mm/secの搬送速度を得ることができ
る。
【0020】
【発明の効果】第一の効果は搬送体5に載置される搬送
部品6の重量変化があっても一定の安定し搬送速度が得
られることである。これは搬送部品6を含む搬送体5か
らの荷重を加振体9が直接にうけることはないからであ
る。第二の効果は基台3からの搬送体5の高さを低く設
定できるため搬送装置の安定性及び小型化をもたらすこ
とである。これは従来の圧電駆動型搬送装置における連
結部材を全く用いない構成を採っているからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】は本発明に係る圧電駆動型搬送装置の正面図で
ある。
【図2】は従来の圧電駆動型搬送装置の正面図である。
【符号の説明】
1、圧電素子 2、弾性板 3、基台 5、搬送体 6、搬送部品 7、質量体 8、搬送体支持体 9、加振体 10、加振体 11、圧電素子 12、弾性板 13、基台 14、連結部材 15、搬送体 16、搬送部品

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】弾性板に圧電素子を貼着してなる加振体に
    より搬送体を振動させる圧電駆動型搬送装置において加
    振体は重量を異にする質量体を弾性板に固定したもので
    なる構成と加振体を搬送体に直接固定する構成と質量体
    の大なる加振体の外方に長さの長い搬送体支持体を配設
    する構成と長さの異なる搬送体支持体を搬送体の長手方
    向に直交させて搬送体と基台に固定する構成からなる圧
    電駆動型搬送装置。
JP17077793A 1993-06-04 1993-06-04 圧電駆動型搬送装置 Expired - Lifetime JP2762211B2 (ja)

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