JPH0613369B2 - 圧電駆動形搬送装置 - Google Patents

圧電駆動形搬送装置

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JPH0613369B2
JPH0613369B2 JP60143110A JP14311085A JPH0613369B2 JP H0613369 B2 JPH0613369 B2 JP H0613369B2 JP 60143110 A JP60143110 A JP 60143110A JP 14311085 A JP14311085 A JP 14311085A JP H0613369 B2 JPH0613369 B2 JP H0613369B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は電気素子或いは機械部品等比較的小さい物品を
振動により搬送する搬送体の振動源として圧電素子を用
いた圧電駆動形搬送装置に関する。
〔発明の技術的背景〕
圧電素子を振動源とした従累の圧電駆動パーツフイーダ
は実開昭52−61087号或いは実開昭57−465
17号によってすでに公知であるが、その構成原理を第
13図に示す。この第13図において、1は基台、2は
下枠、3はこの下枠2に互いに平行で且つ傾斜して立上
がる2本の板ばね4を介して水平に支持された上枠、5
は物品である搬送物6を載せる搬送体例えばトラフで、
上枠3上に支持されている。7は前記各板ばね4に貼着
等により取付けられた圧電素子で、これには端子8,9
に与えられた交流電圧がリード線8a,9aを介して印
加されるようになっている。
この装置において、各板ばね4とこれに貼着した圧電素
子7とで加振体たるバイモルフ10を形成しており、そ
の圧電素子7に交流電圧を印加して励振すると、その各
圧電素子7,7は正の半サイクルで伸び、負の半サイク
ルで縮む運動を行うから、例えば第13図に示すように
2つの圧電素子を取付けたバイモルフにおいては、それ
ぞれの圧電素子に印加する電圧を半サイクルずらせばそ
の片持型バイモルフ構造によって前記伸縮運動が撓み運
動に変換されて、これら板ばね4を下枠2との連結部を
支点として矢印11方向に振動してトラフ5を振動させ
る。
この種の圧電駆動パーツフイーダは電磁駆動フイーダや
電動振動フイーダに比して構造が小形且つ単純であるた
め、取扱い、補修が容易であり、しかも消費電力量が少
ないため、経済面でも優れるほか、騒音問題の懸念も全
くないなどの多くの特徴を有するが、搬送効率の点でま
だ問題があった。即ち、上記構成による圧電駆動パーツ
フイーダにおいて、交流電圧を圧電素子7に印加する
と、圧電素子7は板ばね4と一体になってたわみ振動を
起こし板ばね4の自由端4aに結合したトラフ5を矢印
12で示す斜め上下方向に振動させ、搬送物6をトラフ
5に沿って矢印13方向に移動せしめる。この場合搬送
物6の搬送速度はトラフ5の振動振幅に比例する。
第14図に示すδはバイモルフ10が電圧印加によって
変形した際の自由端4a(トラフ5との連結点)におけ
る変位を表わす。
この変位δは(1)式で表わされる。
ここで dは圧電歪常数 vは印加電圧 tはバイモルフの厚み lはバイモルフ実効長 σは板ばねの厚み αは非線形係数 しかし、バイモルフ10は自由端部分に、変位方向と逆
方向の外力が加えられると変位量が減少し、その外力が
(2)式に示す拘束荷重Fbに達すると変位δはゼロにな
る。
ここで ωはバイモルフの幅 Yは印加電圧零時のヤング率である。
この変位δと拘束荷重Fbとの関係の一測定例を第15
図に示す。
この第15図は直流電圧(100V)を印加した場合の
例であるが、バイモルフ10の固有振動数と同一周波数
の交流電圧を印加すれば、共振現象により同一電圧でも
変位δは10倍以上になることが知られている。
しかし共振時でも拘束荷重Fbには変化がなく、同一の
Fbで変位が零になる。
このように、バイモルフ10に荷重がかかると振動振幅
は急激に低下するので、板ばね4の自由端4aには、極
力荷重を掛けないようにする必要がある。
〔背景技術の問題点〕
第13図に示すようにこのパーツフイーダは2個のバイ
モルフ10が同一長さで且つ互に平行であるからバイモ
ルフ10の左右方向振動に対してトラフ5は傾斜できず
常に水平を保って斜め上下方向に振動せざるを得ず、従
ってバイモルフ10と上枠3即ちトラフ5との間の連結
部分に曲げ外力が加わる。
即ち第14図において、実線で示す初期位置にあったバ
イモルフ10が電圧印加によって鎖線位置に変化した時
板ばね4とトラフ5とのなす角はθからθへと変化
する必要がある。この角度変化が妨げられると曲げ応力
がバイモルフ10に外力即ち荷重として作用し、もしこ
れが拘束荷重Fb以上になるとトラフ5を振動させるこ
とができなくなる。
一方トラフ5の変位δは搬送物6に要求される搬送速度
Vにより決定され(3)式で表わされる。ここでfnは振
動周波数、ηは搬送効率である。
V=(δ×fn)η ……(3) 振動周波数fnとしては共振周波数が選ばれるが、第1
6図に一測定例として示すようにその共振振幅もバイモ
ルフ10即ち板ばね4の自由端4aに加わる荷重の増加
によって著しく減少する。
このように従来の圧電素子を板ばねに貼着してこれを振
動源とするようにしたパーツフイーダによれば、振動時
に板ばね4とトラフ5との連結点(第13図中P1点)
と圧電素子7の上端(第13図中P2点)との間におけ
る板ばね部分の剛性が高いため、バイモルフ10に加わ
る荷重が大きく、これによりバイモルフ10の振動振幅
が小さくなり、従ってトラフ5の振動振幅が減少し実用
的な搬送速度が得られない欠点があった。この為、バイ
モルフ10に加わる荷重を小さくし得るとともに、振動
振幅を大きくし得、さらにこの振動振幅を効果的にトラ
フ5に伝え得る手段が必要とされていた。
ところで、トラフの振動振幅を大きくすることを目的と
した公知例として、実開昭55−167913号公報に
記載の振動フイーダがある。このものは、バイモルフの
板ばねとトラフとの間にフ字形補助ばねを介在させた構
成となっている。しかしながら、単にフ字形補助ばねを
介在させただけでは、トラフの振動振幅が必ずしも大き
くならない。その理由は次の通りである。
即ち、第15図(弾性板に対する拘束荷重Fbと変位δ
(振幅)との関係)に示すように、バイモルフは、その
変位δが最大でも50μm程度と非常に小さく、且つ、
その変位δが零になる拘束荷重Fb(変位方向と逆方向
に作用する荷重)も0.6kg程度と非常に小さい値で
ある。
このような事情があるため、バイモルフの弾性体とトラ
フとの連結部分のフ字形補助ばねの剛性が、弾性体のそ
れよりも僅かに高くなっているだけでも、その字形補助
ばねの剛性により弾性体が拘束荷重を受け、もともと最
大でも50μmそこそこの小さい振動振幅が更に減少若
しくは零になり、その振動フイーダはその機能をほとん
ど発揮し得なくなる。
〔発明の目的〕
そこで本発明の目的は圧電素子に加わる荷重を減少でき
て振動振幅の拡大を図り得、十分実用に供し得る搬送速
度が得られる圧電駆動形搬送装置を提供することにあ
る。
〔発明の概要〕
本発明による圧電駆動形搬送装置は弾性板に圧電素子を
取付けてなる加振体により搬送体を振動して搬送物を搬
送するものにおいて、前記加振体の弾性板と搬送体と
を、前記弾性板に沿って延びる方向で、板状の弾性材製
である連結部材の下端部と上端部とで、それぞれ連結す
るか、または、前記弾性板に沿って延び、途中で折曲し
て搬送体下面と平行となるフ字形板状の弾性材製である
連結部材の下端部と上端部とで、それぞれ連結し、且
つ、これらの連結部材の板幅または板厚を変化させるこ
とで、連結部材の曲げ剛性を前記弾性板のそれよりも低
く設定したことを特徴とし、これにより振動中にその曲
げ剛性を低くした部分での弾性変形により加振体と搬送
体との間の角度変化が許容され、それだけ加振体に加わ
る荷重が減少して加振体及び搬送体における振動振幅の
増大を期待し得るようにしたものである。
〔発明の実施例〕
以下本発明をパーツフイーダに適用した各実施例につい
て説明する。第1実施例を示す第1及び第2図におい
て、20は上面に下枠21をねじ止め手段により取付け
た基台、22は加振体たるバイモルフであり、このバイ
モルフ22は板ばね或いはプラスチック板等からなる弾
性板23の両側面に圧電素子24をエポキシレジン等の
接着剤により強固に接着してなる。圧電素子24として
はチタン酸ジルコン酸鉛等圧電セラミックスを分極処理
して一方の面にプラス極性の、また他方の面にマイナス
極性の分極電位をもたせたものを用いている。
このようなバイモルフ22、従って弾性板23の下端を
ねじ25により下枠21に連結している。一方、26は
搬送体例えばトラフであり、これは搬送物27を載置し
てこれを振動により直線的に搬送するためのもので、下
面に上枠28をねじ29により連結している。そして前
記各バイモルフ22の弾性板23の上端と上枠28との
間を連結部材である弾性材製の連結板30によりねじ3
1,32を用いて連結している。
この連結板30はこの実施例では第3図に示すように短
冊状のばね鋼板の両側部分に略半円状の切欠部30aを
形成した構造にしてあり、これにより切欠部30aの形
成付近の曲げ剛性をバイモルフ22を形成している弾性
板23のそれの0.3〜0.9(断面二次モーメント
比)倍程度の低い値に設定している。
この搬送装置は以上の構成からなり、圧電素子24は連
結板30をも含むその振動系の固有振動数と同一の周波
数をもつ交流電圧によって駆動され、これにより搬送体
26が斜め上下方向に振動され搬送物27が矢印33方
向に搬送される。
この実施例の構成によれば、バイモルフ22とトラフ2
6との間に介在されてこれらの間を連結している連結板
30の曲げ剛性(この実施例ではばね定数)を、その切
欠部30aの形成によってバイモルフ22の弾性板23
のそれよりも低い値にしているので、振動に伴うバイモ
ルフ22とトラフ26とのなす角度変化(第14図のθ
とθとの間の変化に相当)が連結板30の切欠部3
0a部分で多く許容される。従ってこの角度変化をもた
らす荷重の圧電素子24に加わる度合が大幅に減少する
ので、第15図及び第16図に示す特性から明らかなよ
うに圧電素子24の振幅が増大される。このことはトラ
フ26の搬送速度の向上、搬送効率の向上を意味するも
のである。
今、連結板30の曲げ剛性について考究するに、連結板
30が振動振幅δ(第14図のδと同義)だけ変形する
に要する力Fiはこの連結板30を片持梁として扱うと
次の(4)式で表わされる。
ここで Eは連結板のヤング率 Iは同断面の二次モーメント Lは変形部の長さである。
連結板30の曲げ剛性である上記力Fiを小さくするに
は、断面二次モーメントIを小さくするか、長さLを大
きくするかの何れでもよいがLを大きくする事は、パー
ツフイーダの高さが増すと共にパーツフイーダの固有振
動数の低減をきたし、この結果搬送速度が低下するので
得策とは云えない。
断面二次モーメントIは、次の(5)式で表わされる。
ここでbは板幅、hは板厚である。即ちIを小さくする
には板幅或いは板厚を削減すれば良い事がわかる。これ
に則り、この実施例では連結板30に切欠部30aを形
成し板幅を実質的に減少させているのである。
第17図はバイモルフ22の弾性板23の断面二次モー
メントIに対する連結板30の断面二次モーメントI
の比と搬送速度との関係についての一測定例を示した
ものである。
この図は一例としてI/Iが0.9以上では、搬送
速度が急激に低下し、またI/Iが0.5以下でも
搬送速度が徐々に低下することを示している。
第18図はバイモルフ及びトラフを含んでなる振動系の
変形挙動を象徴的に示すものである。即ち従来例に対応
する第18図(A)はバイモルフ10とトラフ5との連結
部分の角度θが変化しないとした場合の変形挙動を示
し、また第18図(B)はこの発明の第1実施例のように
バイモルフ22とトラフ26との間を曲げ剛性の低い連
結板30により連結した場合の変形挙動を示す。
これら第18図(A),(B)において、実線は印加電圧零の
場合を、鎖線は電圧印加によって変形した場合を夫々示
し、またW,Wは水平方向振動成分、H,H
垂直方向振動成分である。
この第18図によれば連結板30がバイモルフ23部分
よりも大きく弾性変形してトラフ26の振動振幅が増大
していることがわかる。
本発明は上記実施例のみに限定されるものではなく、バ
イモルフ22とトラフ26即ち上枠28との間を継ぐ連
結板としては、第4図に第2実施例として示すように、
中央部分に幅方向に長いスリット34を形成した連結板
35を用い、或いは第5図に第3実施例として示すよう
に、中央部分にスリット36により剛性の低い部分を形
成すると共にこれを挾む両側に押出しによって数条のビ
ート37を形成して剛性の高い部分を形成した連結板3
8を用いてもよい。
第4実施例として第6図に示した連結板39はフ字状に
折曲した形状をなしその折曲部分の横断方向の両側縁に
切欠部40を形成した構造のものである。この連結板3
9は第2図と同一部分に同一符号を付した第7図に示す
ようにトラフ26に固定された上枠41とバイモルフ2
2の弾性板23との間を連結するように用いられるもの
である。この第4実施例によれば、フ字状に折曲した形
状の連結板39の水平部を上枠41にねじ締めにより取
り付けるので、前実施例のように上枠21の両端部にフ
字状の折曲部を加工する必要がない。
しかしながら、連結板39のフ字状に折曲した部分の剛
性は低いので、この折曲部分が搬送運転時に比較的大き
く屈伸運動を切り替えし、それによってその折曲部分が
早期に疲労して、破損する恐れがあり、前実施例におけ
る平板状の連結板30,35に比較した場合、連結板3
9の寿命が短く、耐久性に劣る恐れがあるので、高い耐
久性を有する材料を選択する必要が有る。
第2図と同一部分に同一符号を付して示す第8図乃至第
10図は本発明をボウル形パーツフイーダに適用した第
5実施例を示す。このパーツフイーダは基台42上に例
えば3個の加振体たるバイモルフ22を三点配列となる
位置にこの点を通る円の接線方向に傾斜状態となるよう
に立設し、そしてこれらバイモルフ22の上端を連結板
43を介してボウル(bowl)即ちなべ形の容器44
の下部に連結してなる。
バイモルフ22が振動されると搬送物を収容している容
器44が螺旋状の往復回動振動をして搬送物を容器44
の内側に予め形成してある搬送体としての螺旋状搬送路
45上を出口45a方向に搬送させる。この第5実施例
を用いた連結板43は第10図に示すように長手方向に
長いスリット46aを幅方向に複数個形成し、このスリ
ット形成部46部分のねじれ方向の曲げ剛性をバイモル
フ22の弾性板23のそれよりも低くした構造のもので
あり、容器44のねじれ時の荷重がバイモルフ22に対
して加わることを減少できる。またこの種のボウル形パ
ーツフイーダでは、連結板43の剛性を高くした構造で
あると、容器44が上下に変位する過程で回動変位を伴
うため容器44は上下方向のみならずその半径方向にも
わずかに振動する。この半径方向振動は搬送物を搬送路
45から容器44内へ脱落させる原因になり搬送量が低
下する。
しかしながらこの実施例では連結板43の剛性を低くし
ているのでバイモルフ22から容器44に半径方向の変
位として与えられる力がこの連結板43にその低剛性に
よって吸収される。従って容器44の半径方向振動成分
の振幅が減少し搬送路45からの搬送物の脱落量が減少
する。。
尚、このボウル形パーツフイーダに用いる連結板として
は第10図に示すもののほかに第11図及び第12図に
示すようなものが考えられる。第11図に第6実施例と
して示す連結板47は両端の連結代部分以外をバイモル
フ22の弾性板23よりも極端に幅狭に形成した構成の
ものである。第12図に第7実施例として示した連結板
48は第11図と同一の展開形状のものをフ字状に折曲
した構造のもので、第7図に示すものと同様の態様でボ
ウル形パーツフイーダに組込まれる。
さらに上記実施例において、連結部材の剛性の設定を前
記(5)式中の板幅bの設定により行っているが同式中の
板厚hの設定により行っても差し支えなく、また加振体
は弾性板の両面にそれぞれ1枚づつの圧電素子を取付け
たバイモルフにより形成したが、圧電素子を片面1枚だ
けにしたり、両面合わせて3枚以上にする等、本発明の
要旨を逸脱しない範囲で種々変更することが可能であ
る。
〔発明の効果〕
本発明は以上述べたように、弾性板に圧電素子を取付け
てなる加振体により搬送体を振動させるようにしたもの
において、前記加振体の弾性板と搬送体とを、前記弾性
板に沿って延びる方向で、板状の弾性材製である連結部
材の下端部と上端部とで、それぞれ連結するか、また
は、前記弾性板に沿って延び、途中で折曲して搬送体下
面と平行となるフ字形板状の弾性材製である連結部材の
下端部と上端部とで、それぞれ連結し、且つ、これらの
連結部材の板幅または板厚を変化させることで、連結部
材の曲げ剛性を前記弾性板のそれよりも低く設定したこ
とを特徴とするもので、これにより加振体に加わる荷重
が減少できて加振体及び搬送体の振動振幅の増大を図り
得、十分実用に供し得る搬送効率が得られる圧電駆動形
搬送装置を提供することができるものである。
また、本発明においては、弾性板と連結部材を別体とし
たので、振動により連結部材が切断した場合でも、連結
部材のみを交換することで、対応可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を示す斜視図、第2図はそ
の側面図、第3図は連結板の斜視図、第4図及び第5図
は本発明の第2及び第3実施例を示す連結板の斜視図、
第6図及び第7図は夫々第4実施例における連結板の斜
視図及び要部の側面図、第8図乃至第10図は第5実施
例を示すもので、その第8図及び第9図はボウル形パー
ツフィーダの斜視図及び側面図、第10図は連結板の斜
視図、第11図及び第12図は夫々第6及び第7実施例
を示す連結板の斜視図である。 また、第13図は従来の圧電駆動パーツフィーダを示す
側面図、第14図はバイモルフの振動態様を示す線図、
第15図はバイモルフの直流電圧駆動時の変位一荷重特
性図、第16図は交流電圧駆動時の第15図相当図、第
17図は搬送速度と剛性との関係を示す特性図、第18
図はバイモルフを含む振動系の変形挙動を示す線図であ
る。 図中、20,42は基台、22はバイモルフ(加振
体)、23は弾性板、24は圧電素子、26はトラフ
(搬送体)、30,35,38,39,43,47及び
48は連結板である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坪井 成吉 三重県三重郡朝日町大字繩生2121番地 株 式会社東芝三重工場内 (56)参考文献 実開 昭55−167913(JP,U) 実開 昭60−96316(JP,U)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】弾性板に圧電素子を取付けてなる加振体に
    より搬送体を振動させるようにしたものにおいて、 前記加振体の弾性板と搬送体とを、前記弾性板に沿って
    延びる方向で、板状の弾性材製である連結部材の下端部
    と上端部とで、それぞれ連結し、且つ、この連結部材の
    板幅または板厚を変化させることで、連結部材の曲げ剛
    性を前記弾性板のそれよりも低く設定したことを特徴と
    する圧電駆動形搬送装置。
  2. 【請求項2】弾性板に圧電素子を取付けてなる加振体に
    より搬送体を振動させるようにしたものにおいて、 前記加振体の弾性板と搬送体とを、前記弾性板に沿って
    延び、途中で屈曲して搬送体下面と平行となるフ字形板
    状の弾性材製である連結部材の下端部と上端部とで、そ
    れぞれ連結し、且つ、この連結部材の板幅または板厚を
    変化させることで、連結部材の曲げ剛性を前記弾性板の
    それよりも低く設定したことを特徴とする圧電駆動形搬
    送装置。
JP60143110A 1985-06-28 1985-06-28 圧電駆動形搬送装置 Expired - Lifetime JPH0613369B2 (ja)

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JPS55167913U (ja) * 1979-05-16 1980-12-03

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JPS624119A (ja) 1987-01-10

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