JPH11157624A - 圧電駆動型搬送装置 - Google Patents

圧電駆動型搬送装置

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JPH11157624A
JPH11157624A JP36334597A JP36334597A JPH11157624A JP H11157624 A JPH11157624 A JP H11157624A JP 36334597 A JP36334597 A JP 36334597A JP 36334597 A JP36334597 A JP 36334597A JP H11157624 A JPH11157624 A JP H11157624A
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JP
Japan
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fixed
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JP36334597A
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English (en)
Inventor
Akira Kurosawa
明 黒澤
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SERATEC KK
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SERATEC KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】圧電駆動型搬送装置の低背化とこれに基づく小
型化を図ること,前記低背化に基づき圧電駆動型搬送装
置に接続される前後工程の機器との高さ調整を容易なら
しめること及び一の圧電駆動型搬送装置で異なる種類の
部品を同時に並列して搬送させることのできる圧電駆動
型搬送装置を提供すること。 【解決手段】圧電駆動型搬送装置を上部基台に設けられ
た貫通孔17内に横方向に傾斜させて加振体91を配設
する構成と前記加振体91の一端を加振体支持片18
に,他端を連結部材19の一端にそれぞれ固定する構成
と前記加振体91の他端から傾斜立設させた連結部材1
9の他端を搬送体支持台20に固定させて上部基台31
上に搬送体支持台20を配設する構成と前記搬送体支持
台20上に搬送体51を並列に二以上配設する構成と上
部基台31と下部基台32とを防振体21を介在させて
固定する構成から成らしめるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子部品或いは機械部品
等の各種部品を振動により搬送せしめる振動体の振動源
として圧電素子を用いた圧電駆動型搬送装置に係るもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の技術の一例として図4に示す構成
のもの,即ち弾性板2の両面に圧電素子1を貼着し前記
弾性板2の一端に質量体7を固定してなる加振体9を搬
送体支持台10の下面に固定する構成と搬送体支持台1
0と基台3との間に傾斜立設させて連結部材4を配設す
る構成とその一端を搬送体支持台10に接触させ搬送体
支持台10の上面に傾斜させて搬送体5を配設する構成
からなる圧電駆動型搬送装置がある。
【0003】
【従来技術の問題点】ところで前記従来の圧電駆動型搬
送装置には以下に示す問題点がある。即ち第一の問題点
は基台3から搬送体支持台10までの高さが高いがため
に搬送体5の低背化及び圧電駆動型搬送装置の小型化を
阻んでいることである。特に圧電駆動型搬送装置が電子
部品実装機に組み込まれて用いられる場合にあってはそ
の設置スペースに制限があることから搬送体5の低背化
による圧電駆動型搬送装置の小型化は強く要請されてい
るところである。
【0004】第二の問題点は圧電駆動型搬送装置に接続
される前後工程の機器の中には高さの異なるものがあ
り,かかる機器との接続を図る場合その高さの調整が容
易でないことである。即ち圧電駆動型搬送装置が低背化
されていないことによる前後工程の機器との接続容易性
に難があることである。
【0005】第三の問題点は一の圧電駆動型搬送装置で
は異なる種類の部品を並列させて同時に搬送させること
が容易でないことである。そのため異なる種類の部品を
同時に搬送させたい場合にあっては圧電駆動型搬送装置
を多数並列して設置せざるを得ず,特に設置占有スペー
スに制限がある場合にあっては並列して搬送させる部品
の種類が制約されることであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】 本発明は従来の圧電
駆動型搬送装置がかかえていた前記問題点の解決を図る
こと,即ち圧電駆動型搬送装置の低背化とこれに基づき
小型化を図ること,前記低背化に基づき圧電駆動型搬送
装置に接続される前後工程の機器との高さ調整を容易な
らしめること及び一の圧電駆動型搬送装置で異なる種類
の部品を同時に並列して搬送させることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】以下,図1乃至図3を用
いてその手段等を説明する。上部基台31に設けられた
貫通孔17内に上部基台31の長手方向に直交し且つ横
方向に傾斜させて加振体91を配設する構成と前記加振
体91の一端を前記貫通孔17内に設けられた加振体支
持片18に,他端を連結部材19の一端にそれぞれ固定
する構成と前記連結部材19を前記加振体91の他端か
ら傾斜立設させ,上部基台31の上面からその一部を上
方に突出させて搬送体支持台20の側面又は下面に連結
部材19の他端を固定させて上部基台31上に空隙をも
たせて搬送体支持台20を配設する構成と搬送体支持台
20の端部に搬送体51の一端を接触させ且つ傾斜度を
可変ならしめて搬送体51を搬送体支持台20上に並列
に二以上配設する構成と防振体21の一部を上部基台3
1と下部基台32のそれぞれにくい込ませ且つ上部基台
31と下部基台32との間に空隙をもたせて上部基台3
1と下部基台32とを防振体固定部材22の締め付けに
よって固定する構成からなる圧電駆動型搬送装置であ
る。
【0008】
【発明の実施の態様】本発明の圧電駆動型搬送装置に用
いられる加振体91は不銹鋼,ばね鋼,工具鋼等でなる
弾性板の片面又は両面にチタン酸ジルコン酸鉛,ニオブ
酸リチウム単結品等でなる圧電素子を貼着した,いわゆ
るユニモルフ構造又はバイモルフ構造を採るものであ
る。しかるに前記加振体91は上部基台31に設けられ
た二以上の慣通孔17内に一の慣通孔に付き二の加振体
91を上部基台31の長手方向に直交し且つ横方向に傾
斜させて配設される。ここで前記傾斜に係る傾斜角は上
部基台31の主平面に対し75゜〜85゜が好適であ
る。
【0009】次に加振体91の配設態様は加振体91の
一端を前記貫通孔17内に設けられた加振体支持片18
にねじ止め,スポット溶接,接着剤による接着等の適宜
の手段によって固定し,加振体91の他端は連結部材1
9の一端に固定される。その固定は前記と同様,ねじ止
め等の適宜の手段による。ここで連結部材19は不銹
鋼,ばね鋼,工具鋼の弾性板でなり,その機能は加振体
91で生じた振動振幅を増大させることにある。しかる
にこの機能を発現させるため連結部材19の曲げ剛性は
加振体91の構成部品である弾性板の曲げ剛性より小と
なるものが選定される。
【0010】その一端を加振体91の他端に固定された
連結部材19は加振体91の他端から傾斜立設させ,上
部基台31の上面からその一部を上方に突出させて搬送
体支持台20の側面又は下面に連結部材19の他端をね
じ止め,スポット溶接,接着剤による接着等の適宜の手
段によって固定させることによって上部基台31上に5
mm以下の空隙をもたせて搬送体支持体20を配設す
る。ここで連結部材19の傾斜立設に係る傾斜角は加振
体91の傾斜角と同一範囲に限るものではない。
【0011】搬送体支持台20の端部には搬送体51の
一端を接触させ且つ傾斜角を可変ならしめて搬送体51
を搬送体支持台20上に並列に二以上配設する。ここで
搬送体51の傾斜角を可変ならしめたのは並列して二以
上配設される搬送体51に載置される搬送部品25の搬
送速度の調整をするためである。前記搬送体51の傾斜
角の可変は各搬送体個別に又は搬送体全部を一体的にな
さしめるのいずれであってもよい。しかるに搬送体51
の傾斜角の可変は搬送体支持台20の端部に設けられた
傾斜角調整部材23の回動と搬送体支持台20の長手方
向中間部から上方に向けて突出する開放部を下方にする
コ字形状の搬送体保持部材24に加振体51を挿通し前
記搬送体保持部材24に加振体51を押圧接触させるこ
とによってなさしめるものである。
【0012】搬送体51にはその長手方向に沿ってコ字
形,V字形等,搬送部品25の形状及び大きさに適合せ
しめた溝26が設けられており,搬送部品25は前記溝
26内に載置される。しかるに前記搬送体51は着脱可
能ならしめており前記溝26内に搬送部品25がなくな
ったときは搬送部品25を充満させた搬送体51と交換
することによって搬送部品25の次工程への供給を可能
ならしめるのである。
【0013】上部基台31と下部基台32との間にはゴ
ム,吸振合金,高分子材等でなる防振材21を介して上
部基台31と下部基台32とが固定される。しかるにそ
の固定態様は防振体21の一部を上部基台31と下部基
台32のそれぞれにくい込ませ且つ上部基台31と下部
基台32との間に5mm以下の空隙をもたせて上部基台
31と下部基台32とをねじ等でなる防振体固定部材2
2の締付けによって固定するものである。ここで防振体
21の一部を上部基台31と下部基台32のそれぞれに
くい込ませたのは防振体の長さを確保して防振効果を高
めるためである。
【0014】
【作用】加振体91を構成する圧電素子(バイモルフ構
造とする)に交番電圧が印加されると一方の圧電素子は
伸長,他方の圧電素子は収縮をして伸縮運動を惹起,当
該伸縮運動を受けて加振体91からは屈曲振動がもたら
される。しかるに前記屈曲振動は連結部材19に伝達さ
れ,ここで振動振幅の増大が図られ搬送体支持台20,
搬送体51を通して搬送体51の溝26内に載置されて
いる搬送部品25に伝達される。ここで搬送体51を通
して振動エネルギーを受けた搬送部品25は進行方向に
向って斜め上方に瞬間的に空中に浮上し,その瞬間内に
微小変位した搬送体51の当初の位置への復帰によって
搬送体51の変位分のみ前方に搬送されることにより,
加えて搬送体51の傾斜配設により搬送部品25への振
動エネルギーの付加による自重落下の強制とも相まって
搬送部品25は空隙なく円滑に搬送されるのである。
【0015】
【発明の効果】本発明の第一の効果は圧電駆動型搬送装
置の低背化とこれに基づきもたらされる小型化が実現さ
れたことである。具体的には従前の圧電駆動型搬送装置
の高さが少なくとも50mmであったのに対し本発明で
は35mmにまで低背化を実現させ,つれて圧電駆動型
搬送装置の占有空間も従前の70%もあれば設置可能に
なったことである。
【0016】本発明の第二の効果は圧電駆動型搬送装置
の低背化により圧電駆動型搬送装置に接続される前後工
程の機器との高さ調整が容易になったことである。即ち
前記前後工程の機器の高さに比し圧電駆動型搬送装置の
高さが高い場合には前記前後工程の双方の機器の高さを
持ち上げなければならない。これに対し圧電駆動型搬送
装置の高さが低い場合には圧電駆動型搬送装置の高さを
持ち上げるのみで足ることから前記前後工程の機器との
高さ調整作業は従前に比し容易になるのである。
【0017】本発明の第三の効果は一の搬送体支持台2
0上に二以上の搬送体51を並列して配設しているため
形状及び大きさの異なる二種以上の部品をも同時に単一
の振動系下で並走して搬送させることができることであ
る。従来,搬送部品ごとに搬送装置を設置していた場合
に比し省スペース及び設備費の点でそのもたらす効果は
大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】は本発明に係る圧電駆動型搬送装置の平面図で
ある。
【図2】は本発明に係る圧電駆動型搬送装置の正面の縦
断面図である。
【図3】は本発明に係る圧電駆動型搬送装置の下部基台
32をとりはずした状態下での底面図である。
【図4】は従来の圧電駆動型搬送装置の正面図である。
【符号の説明】
1.圧電素子 2.弾性板 3.基台 4.連結部材 5.搬送体 7.質量体 9.加振体 10.搬送体支持台 17.貫通孔 18.加振体支持片 19.連結部材 20.搬送体支持台 21.防振体 22.防振体固定部
材 23.傾斜角調整部材 24.搬送体保持部
材 25.搬送部品 26.溝 31.上部基台 32.下部基台 51.搬送体 91.加振体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部基台に設けられた貫通孔内に上部基台
    の長手方向に直交し且つ横方向に傾斜させて加振体を配
    設する構成と前記加振体の一端を前記貫通孔内に設けら
    れた加振体支持片に,他端を連結部材の一端にそれぞれ
    固定する構成と前記連結部材を前記加振体の他端から傾
    斜立設させ,上部基台の上面からその一部を上方に突出
    させて搬送体支持台の側面又は下面に連結部材の他端を
    固定させて上部基台上に空隙をもたせて搬送体支持台を
    配設する構成と搬送体支持台の端部に搬送体の一端を接
    触させ且つ傾斜度を可変ならしめて搬送体を搬送体支持
    台上に並列に二以上配設する構成と防振体の一部を上部
    基台と下部基台のそれぞれにくい込ませ且つ上部基台と
    下部基台との間に空隙をもたせて上部基台と下部基台と
    を防振体固定部材の締め付けによって固定する構成から
    なる圧電駆動型搬送装置。
  2. 【請求項2】上部基台に設けられる慣通孔を二以上とし
    且つ一の慣通孔に付き二の加振体を配設する請求項1の
    圧電駆動型搬送装置。
  3. 【請求項3】搬送体の傾斜角を傾斜角調整部材の回動と
    搬送体保持部材に挿通される搬送体の搬送体保持部材へ
    の押圧接触とによって可変させる請求項1の圧電駆動型
    搬送装置。
  4. 【請求項4】搬送体を着脱可能とした請求項1の圧電駆
    動型搬送装置。
JP36334597A 1997-11-27 1997-11-27 圧電駆動型搬送装置 Pending JPH11157624A (ja)

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JP (1) JPH11157624A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009137670A (ja) * 2007-12-04 2009-06-25 Sinfonia Technology Co Ltd リニアフィーダ
JP2009298497A (ja) * 2008-06-10 2009-12-24 Sinfonia Technology Co Ltd リニアフィーダ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009137670A (ja) * 2007-12-04 2009-06-25 Sinfonia Technology Co Ltd リニアフィーダ
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