JP5070651B2 - リニアフィーダ - Google Patents

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Description

本発明は、振動を利用して部品等を搬送するリニアフィーダに関する。
従来から、例えば電気部品、樹脂部品、食品、調味料、薬など種々の物品を搬送する機構として、振動を利用して搬送するリニアフィーダが知られている(例えば、特許文献1、2参照)。このようなリニアフィーダは、より具体的には、搬送方向に延びて被搬送体が載置されるトラフと、トラフの下方において、該トラフと連結した可動フレーム及び可動フレームと上下方向に配設された固定フレームと、トラフに対して傾斜して配設され、可動フレームと固定フレームとを連結する駆動バネと、可動フレームと固定フレームとの間に設けられた圧電素子や電磁石を利用した振動体とを備えている。そして、振動体を起振すると、可動フレームと固定フレームとは相対的に振動し、この振動はトラフに伝達されることとなり、これによりトラフ上に載置された被搬送体が搬送されることとなる。
ここで、伝達されるトラフの振動の方向は、可動フレームと固定フレームとを連結する駆動バネのトラフに対する傾斜角、すなわち振動角によって決定され、振動角が大きいと、トラフ上における搬送方向成分に対して垂直方向成分が大きい振動となる。このため、トラフ上の被搬送体の搬送速度は、被搬送体の形状、重量に依存するとともに、駆動バネの振動角にも依存する。すなわち、被搬送体を効率的に搬送するためには、被搬送体の形状、重量に応じて、駆動バネの振動角を最適な角度にする必要がある。このため、従来のリニアフィーダでは、駆動バネと、可動フレームまたは固定フレームとの間にクサビ状のスペーサを介挿させて互いを固定することで、被搬送体の種類に応じて好適な振動角となるように調整していた。
特開2006−273529号公報 特開2006−248727号公報
しかしながら、特許文献1、2のリニアフィーダによれば、振動角を調整するには、駆動バネと、可動フレームまたは固定フレームとを固定するボルト等の固定手段を取り外した後に、上記スペーサを介挿させる必要があり、調整に工数が掛かってしまう問題があった。また、様々な被搬送体を効率的に搬送するためには、対応した振動角に調整可能に、様々な角度を有するスペーサを用意する必要があり、コスト上の問題があった。さらに、多数のスペーサを用意したとしても、スペーサの種類に応じた離散的な調整しかできず、連続的に細かく振動角を調整して、各被搬送体と対応する最適搬送条件を決定するまでには至らなかった。
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、振動角を容易かつ連続的に調整することが可能なリニアフィーダを提供するものである。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明は、トラフに振動を与えて、該トラフ上に載置された被搬送体を該トラフに沿って搬送するリニアフィーダであって、床面上に固定されるベースと、該ベースの上方に配設された可動フレームと、該可動フレームの上方に配設された固定フレームと、前記可動フレームと前記固定フレームとを連結する駆動バネと、前記可動フレームと前記固定フレームとの間で振動を発生させる振動体と、前記トラフと前記可動フレームとを連結し、前記トラフを前記固定フレームの上方に配設させる連結部材と、前記トラフ、前記可動フレームまたは前記固定フレームを前記ベースに対して支持する防振バネと、前記連結部材を、被連結部である前記可動フレームまたは前記トラフに対して、前記被搬送体の搬送方向と略平行な面内で回動可能とし、任意の位置で固定することが可能な角度調整手段とを備えることを特徴としている。
この発明に係るリニアフィーダによれば、角度調整手段によって被連結部であるトラフまたは可動フレームに対して連結部材を回動させることで、トラフに対して可動フレームを相対的に回動させることができる。このため、トラフに対して可動フレームを回転させて、任意の位置で固定することによって、可動フレームと連結した駆動バネのトラフに対する傾斜角度、すなわち振動角を容易にかつ連続的に調整することができる。そして、振動体を起振させれば、可動フレームと固定フレームとは、調整した振動角で互いに振動することとなり、可動フレームと連結部材を介して接続されたトラフを振動させて、調整した振動角に応じた搬送速度で被搬送体を搬送することができる。
また、上記のリニアフィーダにおいて、前記角度調整手段は、前記被連結部に対して前記連結部材を回動可能に支持する第一の軸体と、前記連結部材または前記被連結部に設けられ、前記第一の軸体を中心とする円弧状に形成された少なくとも一つの第一の長孔と、 該第一の長孔に挿通されて、前記連結部材と前記被連結部とを固定、解除自在な第一の固定部材とを有することがより好ましい。
この発明に係るリニアフィーダによれば、連結部材は、第一の長孔に挿通された第一の固定部材による固定を解除することで、被連結部に対して第一の軸体回りに回動することができ、これにより、振動角を調整することができる。この際、第一の長孔が第一の軸体を中心とする円弧状に形成されていることで、連結部材の回動に伴って、第一の固定部材は、第一の長孔の内部を相対移動することとなる。このため、連結部材を回動させることができるとともに、第一の固定部材によって、任意の位置で連結部材と被連結部とを再び固定した状態にすることができる。
また、上記のリニアフィーダにおいて、前記防振バネは、前記ベースに対して前記固定フレームまたは前記可動フレームを支持しており、前記角度調整手段は、前記可動フレームに対して前記連結部材を回動させることが可能であるとともに、前記ベースは、床面上に固定されるベース本体と、前記防振バネが固定された支持部と、前記ベース本体に対して前記支持部を、前記角度調整手段の回動中心と略平行な軸回りに回動させて任意の位置で固定することが可能なベース調整手段とを有することがより好ましい。
この発明に係るリニアフィーダによれば、ベース調整手段によって、ベース本体に対して支持部を回動させることで、ベースに防振バネを介して支持された可動フレーム、固定フレーム、駆動バネ及びトラフを一体として回動させることができ、これらの傾斜角度を容易にかつ連続的に調整することができる。このため、ベース調整手段及び角度調整手段によって、トラフに対する駆動バネの傾斜角度を調整するとともに、トラフを水平となるように容易かつ正確に調整することができる。
さらに、上記のリニアフィーダにおいて、前記ベースの前記ベース調整手段は、前記ベース本体に対して前記支持部を回動可能に支持する第二の軸体と、前記ベース本体または前記支持部に設けられ、前記第二の軸体を中心とする円弧状に形成された少なくとも一つの第二の長孔と、該第二の長孔に挿通されて、前記前記ベース本体と前記支持部とを固定、解除自在な第二の固定部材とを有することができる。
この発明に係るリニアフィーダによれば、支持部は、第二の長孔に挿通された第二の固定部材による固定を解除することで、ベース本体に対して第二の軸体回りに回動することができ、これにより、可動フレーム、固定フレーム、駆動バネ及びトラフの全体の傾斜角度を調整することができる。この際、第二の長孔が第二の軸体を中心とする円弧状に形成されていることで、連結部材の回動に伴って、第二の固定部材は、第二の長孔の内部を相対移動することとなる。このため、支持部を回動させることができるとともに、第二の固定部材によって、任意の位置で支持部とベース本体とを再び固定した状態にすることができる。
また、上記のリニアフィーダにおいて、前記防振バネは、前記ベースに対して前記トラフを支持しており、前記角度調整手段は、前記トラフに対して前記連結部材を回動させることが可能であることがより好ましい。
この発明に係るリニアフィーダによれば、トラフに対して連結部材を回動させることで、トラフを水平な状態に保ちつつ、振動角を調整することができる。
本発明のリニアフィーダによれば、角度調整手段を備えることで、駆動バネによる振動角を容易かつ連続的に調整することができ、トラフ上の被搬送体を最適な搬送条件で搬送することができる。
(第1の実施形態)
図1から図4は、この発明に係る実施形態を示している。
図1に示すように、リニアフィーダ1は、床面F上に固定されるベース2と、ベース2の上方に配設された可動フレーム3と、可動フレーム3の上方に配設された固定フレーム4と、固定フレーム4の上方で被搬送体Wを搬送する搬送方向W1に沿うように配設されたトラフ5とを備える。固定フレーム4は、板バネである一対の防振バネ6、6によってベース2に対して支持されている。防振バネ6は、下端において締結ボルト2aによってベース2に固定されているとともに、上端において締結ボルト4aによって固定フレーム4の各側面4bに固定されている。ここで、一対の防振バネ6、6は、搬送方向W1に傾斜して互いに略平行となるように、ベース2及び固定フレーム4に固定されている。
また、可動フレーム3と固定フレーム4とは、板バネである一対の駆動バネ7、7によって連結されている。一対の駆動バネ7、7は、下端において締結ボルト3aによって可動フレーム3の各側面3bに固定されているとともに、上端において締結ボルト4aによって防振バネ6、6とともに固定フレーム4の各側面4bに固定されている。ここで、一対の駆動バネ7、7は、防振バネ6、6と略平行となるように搬送方向W1に傾斜して、可動フレーム3及び固定フレーム4に固定されている。なお、図示しないが防振バネ6、6は中間部分が切欠かれていて、これにより駆動バネ7、7は、防振バネ6、6と干渉せずに、可動フレーム3に固定されている。
また、駆動バネ7、7によって連結された可動フレーム3と固定フレーム4との間には、互いを振動させる振動体8が設けられている。振動体8は、略L字状の部材で一辺が可動フレーム3に固定されているとともに、他辺が固定フレーム4に固定された弾性変形可能な一対の弾性部材8aと、弾性部材8aの他辺両側に配設された圧電素子8b、8cとを有する。圧電素子8b、8cは、より具体的には、圧電セラミックスを分極処理し、弾性部材8aの一方側にプラス極性の分極電位を持たせた一方の圧電素子8bが貼り付けられているとともに、他方側にマイナス極性の分極電位を持たせた他方の圧電素子8cが貼り付けられているものである。これにより弾性部材8aの両側に圧電素子8b、8cによるバイモルフ構造が形成され、圧電素子8b、8cに電荷を付与することにより振動が生じ、可動フレーム3と固定フレーム4とを相対的に振動させることが可能となっている。
また、トラフ5は、連結板(連結部材)10によって、固定フレーム4の上方において可動フレーム3と連結されている。このため、トラフ5は、振動体8による振動により可動フレーム3と同期して振動することが可能である。ここで、連結板10は、締結ボルト10aによってトラフ5と固定されているとともに、第一の軸体11によって可動フレーム3に対して搬送方向W1と略平行な面内で回動可能に支持されている。連結板10の搬送方向W1両側には一対の第一の長孔12、12が形成されている。第一の長孔12、12は、第一の軸体11を中心とする円弧状に形成されている。そして、連結板10は、一対の第一の長孔12、12に挿通されて、可動フレーム3に形成されたネジ孔に螺合された第一の固定ボルト(第一の固定部材)13、13によって締め付けられることで、可動フレーム3に固定されている。一方、第一の固定ボルト13、13を緩めることで、可動フレーム3に対して連結板10が回動可能となる。このため、連結板10とともにトラフ5を回動させた後に第一の固定ボルト13を再度締め付けることで、トラフ5の上面5aの垂直線に対する駆動バネの傾斜角である振動角θを調整することが可能であり、すなわち、第一の軸体11と、第一の長孔12と、第一の固定ボルト13とによって角度調整手段14が構成されている。
また、ベース2は、床面Fに固定されるベース本体15と、ベース本体15に回動可能に支持された支持部16とを有し、防振バネ6、6は、支持部16に固定されている。図2に示すように、ベース本体15は、搬送方向W1に沿って延設されていて、底部15a及び両側部15b、15bとを有する断面コの字状に形成されている。ベース本体15の底部15aの両端には切欠き15cが設けられていて、切欠き15cに挿通された取付ボルト15dを、床面Fに予め形成されたネジ孔F1に螺合し締め付けることで、ベース本体15は床面Fに固定されている。また、支持部16は、ベース本体15の両側部15b、15b間に介挿されていて、第一の軸体11と略平行に配設された第二の軸体17によって両側部15bに対して回動可能に支持されている。ここで、ベース本体15の一方の側部15bには、搬送方向W1両側に一対の第二の長孔18、18が設けられている。一対の第二の長孔18、18は、第二の軸体17を中心とする円弧状に形成されている。そして、支持部16は、一対の第二の長孔18、18にそれぞれ挿通されて、支持部16に形成されたネジ孔に螺合された第二の固定ボルト(第二の固定部材)19、19によって締め付けられることで、ベース本体15に対して固定されている。一方、第二の固定ボルト19、19を緩めることで、ベース本体15に対して支持部16が回動可能となる。このため、ベース本体15に対して支持部16を回動させた後に第一の固定ボルト13を再度締め付けることで、任意の位置で固定し、所望の角度とすることが可能であり、すなわち、第二の軸体17と、第二の長孔18、18と、第二の固定ボルト19、19とでベース調整手段20が構成されている。
次に、この実施形態のリニアフィーダ1の作用について説明する。図1に示すように、リニアフィーダ1を床面Fに固定した状態で、略水平に設定されたトラフ5の上面5aに被搬送体Wを載置する。この状態で、振動体8を起振させることで、可動フレーム3と固定フレーム4とは振動することとなる。ここで、可動フレーム3と固定フレーム4とは、互いを連結する駆動バネ7、7が搬送方向W1に傾斜しているため、振動角θに応じて、搬送方向成分とともに搬送方向W1と垂直な垂直方向成分を有して振動することとなる。そして、この振動が連結板10を介してトラフ5へ、トラフ5から被搬送体Wに伝達されることで、被搬送体Wは、トラフ5の上面5a上を搬送されることとなる。この際、固定フレーム4の重心位置は、固定フレーム4の略中央付近に存在する。また、可動フレーム3の重心と、可動フレーム3と一体となって振動する連結板10の重心及びトラフ5の重心とを合成した重心位置は、可動フレーム3とトラフ5とが固定フレーム4を跨るようにして一体となっていることで、固定フレーム4の重心位置近傍となる。このため、両者の振動は打ち消されることとなり、防振バネ6による作用と相まってベース2及び床面Fに伝達される振動を効果的に減衰させることができる。
また、駆動バネ7の振動角θを調整する場合には、以下の手順で行う。まず、振動角θを小さくする場合について説明する。すなわち、図3に示すように、ベース調整手段20の第二の固定ボルト19を緩めて固定を解除し、ベース本体15に対して支持部16を第二の軸体17回りで左回りに回動させる。この際、第二の長孔18が第二の軸体17を中心とする円弧状に形成されていることで、支持部16が回動するのに伴って、第二の固定ボルト19も第二の長孔18に沿って移動することとなる。また、ベース2の支持部16に防振バネ6を介して支持された固定フレーム4、駆動バネ7、可動フレーム3、連結板10、及び、トラフ5は、一体となって全体として回動することとなる。そして、駆動バネ7が、鉛直線に対して所望の振動角θと略等しい角度だけ傾斜したところで第二の固定ボルト19を締め付ける。これにより、ベース本体15に対して支持部16が固定された状態となり、また、駆動バネ6は、鉛直線に対して振動角θと略等しい角度だけ傾斜した状態となる。
次に、角度調整手段14の第一の固定ボルト13を緩めて固定を解除し、可動フレーム3に対して連結板10を第一の軸体11回りで右回りに回動させる。この際、第一の長孔12が第一の軸体11を中心とする円弧状に形成されていることで、連結板10が回動するのに伴って第一の固定ボルト13も第二の長孔12に沿って移動することとなる。また、連結板10に固定されたトラフ5も回動することとなる。そして、トラフ5の上面5aが略水平となるところで第一の固定ボルト13を締め付けることで、連結板10は、可動フレーム3に対して固定される。これにより、連結板10に固定されたトラフ5は上面5aが略水平な状態に設定されるとともに、駆動バネ6は、トラフ5の上面5aに対して所望の振動角θとなるように設定することができる。
一方、図5に示すように、振動角θを大きくする場合には、ベース調整手段20によってベース本体15に対して支持部16を右回りに回動させて調整し、さらに、角度調整手段14によって可動フレーム3に対して連結板10を左回りに回動させて調整することで、トラフ5の上面5aを略水平な状態に設定しつつ、駆動バネ7を所望の振動角θに調整することができる。なお、上記においては、いずれもベース調整手段20によってベース本体15に対して支持部16の第二の軸体17回りの回転角度を調整した後に、角度調整手段14によって可動フレーム3に対して連結板10の第一の軸体11回りの回転角度を調整したが、これに限るものでは無い。すなわち、角度調整手段14によって可動フレーム3に対して連結板10の回転角度を調整して、トラフ5に対する駆動バネ7の振動角θを所望の角度となるように設定する。次に、ベース調整手段20によってベース本体15に対して支持部16の回転角度を調整することで、設定した振動角θを保持しつつトラフ5の上面5aが水平となるように調整するものとしても良い。
以上のように、本実施形態のリニアフィーダ1によれば、角度調整手段14によって可動フレーム3に対して連結板10を回動させ、また、任意の位置で固定して所望の角度とすることができるので、駆動バネ7の振動角θを、容易に、かつ、連続的に調整することができる。そして、振動角θを調整することで、トラフ5上の被搬送体Wを最適な搬送条件で搬送することができる。また、さらにベース調整手段20を備えることで、トラフ5に対する駆動バネ7の振動角θを調整しつつ、トラフ5の上面5aの水平調整を、容易かつ正確に行うことができる。
なお、本実施形態では、駆動バネ7は、一方側(紙面右側)に傾斜し、被搬送体Wの搬送方向W1は他方(紙面左方)として説明したが、これに限るものでは無く、角度調整手段14によって振動角θを正負両方に設定可能とすることで、搬送方向W1も正反切り替えることが可能である。また、連結板10に対して被連結部であるトラフ5及び可動フレーム3のそれぞれは、トラフ5が固定された状態であるとともに、可動フレーム3が角度調整手段14によって回動可能な状態であるものとしたが、これに限るものでは無い。すなわち、可動フレーム3が固定された状態であるとともに、トラフ5が角度調整手段14によって回動可能な状態であるものとしても良い。また、角度調整手段14において、第一の長孔12が連結板10に設けられ、第一の固定ボルト13によって連結板10と被連結部である可動フレーム3とを固定することが可能であるものとしたが、これに限るものでは無く、被連結部側に第一の長孔を設けて第一の固定ボルトによって固定するものとしても良い。また、第一の長孔12と第一の固定ボルト13とは、二組設けられているものとしたが、これに限るものでは無く、少なくとも一組設けられていれば良く、また、三組以上としても良い。なお、これらは、ベース調整手段20においても同様であり、ベース2において支持部16に第二の長孔が設けられていても良く、また、第二の長孔と第二の固定ボルトとの組み合わせは、少なくとも一組設けられていれば良い。
また、防振バネ6は、ベース2に対して固定フレーム4を支持しているものとしたが、これに限るものでは無く、可動フレーム3を支持するものとしても良い。また、本実施形態では、振動体8は、圧電素子8b、8cによって振動可能な構成としたが、これに限るものでは無く、様々な起振手段が適用可能であり、例えば電磁石を利用した構成としても良い。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図5は、本発明の第2の実施形態を示したものである。この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と共通の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図5に示すように、この実施形態のリニアフィーダ30は、ベース31の上方において、駆動バネ7によって可動フレーム3と固定フレーム4とが連結されているとともに、可動フレーム3と固定フレーム4の上方に配設されたトラフ5とは、連結板(連結部材)32によって連結されている。なお、図示しないが、可動フレーム3と固定フレーム4との間には、第1の実施形態同様に振動体が設けられている。そして、トラフ5の両端部とベース31との間には、例えばコイルバネや空気バネなどである防振バネ33が介挿されていて、これによりトラフ5、連結板32、可動フレーム3、駆動バネ7、及び、固定フレーム4はベース31に対して支持されている。
連結板32は、締結ボルト34によって可動フレーム3と固定されているとともに、第一の軸体35によってトラフ5に対して搬送方向W1と略平行な面内で回動可能に支持されている。また、連結板32の搬送方向W1両側には一対の第一の長孔36、36が形成されている。第一の長孔36、36は、第一の軸体35を中心とする円弧状に形成されている。そして、連結板10は、一対の第一の長孔36、36に挿通されて、トラフ5に形成されたネジ孔に螺合された第一の固定ボルト(第一の固定部材)37、37によって締め付けられることで、トラフ5に固定されている。一方、第一の固定ボルト37、37を緩めることで、トラフ5に対して連結板32が回動可能となり、連結板32とともに可動フレーム3、駆動バネ7、及び、固定フレーム4を一体的に回動させることが可能となる。そして、第一の固定ボルト37を再度締め付けることで、トラフ5に対する駆動バネ7の振動角θを調整することが可能であり、すなわち、第一の軸体35と、第一の長孔36と、第一の固定ボルト37とによって角度調整手段38を構成している。
この実施形態のリニアフィーダ30によれば、第1の実施形態同様に、角度調整手段38によって連結板32を回動させることで、駆動バネ7の振動角θを調整することができる。ここで、本実施形態では、トラフ5が防振バネ33によってベース31に直接支持され、また、連結板32がトラフ5に対して回動可能であるので、トラフ5の上面5aを水平な状態に保ちつつ、駆動バネ7の振動角θを調整することができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
この発明の第1の実施形態のリニアフィーダの正面図である。 この発明の第1の実施形態のリニアフィーダにおいて、ベースの詳細を示した側面図である。 この発明の第1の実施形態のリニアフィーダにおいて、振動角を調整する説明図である。 この発明の第1の実施形態のリニアフィーダにおいて、振動角を調整する説明図である。 この発明の第2の実施形態のリニアフィーダの正面図である。
符号の説明
1、30 リニアフィーダ
2、31 ベース
3 可動フレーム
4 固定フレーム
5 トラフ
5a 上面
6、33 防振バネ
7 駆動バネ
8 振動体
10、32 連結板(連結部材)
11、35 第一の軸体
12、36 第一の長孔
13、37 第一の固定ボルト(第一の固定部材)
14、38 角度調整手段
15 ベース本体
16 支持部
17 第二の軸体
18 第二の長孔
19 第二の固定ボルト(第二の固定部材)
20 ベース調整手段
F 床面
W 被搬送体
W1 搬送方向

Claims (5)

  1. トラフに振動を与えて、該トラフ上に載置された被搬送体を該トラフに沿って搬送するリニアフィーダであって、
    床面上に固定されるベースと、
    該ベースの上方に配設された可動フレームと、
    該可動フレームの上方に配設された固定フレームと、
    前記可動フレームと前記固定フレームとを連結する駆動バネと、
    前記可動フレームと前記固定フレームとの間で振動を発生させる振動体と、
    前記トラフと前記可動フレームとを連結し、前記トラフを前記固定フレームの上方に配設させる連結部材と、
    前記トラフ、前記可動フレームまたは前記固定フレームを前記ベースに対して支持する防振バネと、
    前記連結部材を、被連結部である前記可動フレームまたは前記トラフに対し、前記被搬送体の搬送方向と略平行な面内で回動可能とし、任意の位置で固定することが可能な角度調整手段とを備えることを特徴としたリニアフィーダ。
  2. 請求項1に記載のリニアフィーダにおいて、
    前記角度調整手段は、前記被連結部に対して前記連結部材を回動可能に支持する第一の軸体と、
    前記連結部材または前記被連結部に設けられ、前記第一の軸体を中心とする円弧状に形成された少なくとも一つの第一の長孔と、
    該第一の長孔に挿通されて、前記連結部材と前記被連結部とを固定、解除自在な第一の固定部材とを有することを特徴とするリニアフィーダ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のリニアフィーダにおいて、
    前記防振バネは、前記ベースに対して前記固定フレームまたは前記可動フレームを支持しており、
    前記角度調整手段は、前記可動フレームに対して前記連結部材を回動させることが可能であるとともに、
    前記ベースは、床面上に固定されるベース本体と、前記防振バネが固定された支持部と、前記ベース本体に対して前記支持部を、前記角度調整手段の回動中心と略平行な軸回りに回動させて任意の位置で固定することが可能なベース調整手段とを有することを特徴とするリニアフィーダ。
  4. 請求項3に記載のリニアフィーダにおいて、
    前記ベースの前記ベース調整手段は、前記ベース本体に対して前記支持部を回動可能に支持する第二の軸体と、
    前記ベース本体または前記支持部に設けられ、前記第二の軸体を中心とする円弧状に形成された少なくとも一つの第二の長孔と、
    該第二の長孔に挿通されて、前記前記ベース本体と前記支持部とを固定、解除自在な第二の固定部材とを有することを特徴とするリニアフィーダ。
  5. 請求項1または請求項2に記載のリニアフィーダにおいて、
    前記防振バネは、前記ベースに対して前記トラフを支持しており、
    前記角度調整手段は、前記トラフに対して前記連結部材を回動させることが可能であることを特徴とするリニアフィーダ。
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