JPS6240172Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6240172Y2 JPS6240172Y2 JP1981149064U JP14906481U JPS6240172Y2 JP S6240172 Y2 JPS6240172 Y2 JP S6240172Y2 JP 1981149064 U JP1981149064 U JP 1981149064U JP 14906481 U JP14906481 U JP 14906481U JP S6240172 Y2 JPS6240172 Y2 JP S6240172Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- friction
- disk
- flange
- clutch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000002783 friction material Substances 0.000 claims description 3
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 7
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 7
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 5
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 3
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 3
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 241001232202 Chrysothamnus stylosus Species 0.000 description 1
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- BFKJFAAPBSQJPD-UHFFFAOYSA-N tetrafluoroethene Chemical group FC(F)=C(F)F BFKJFAAPBSQJPD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F15/00—Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
- F16F15/10—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system
- F16F15/12—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon
- F16F15/129—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon characterised by friction-damping means
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、自動車用摩擦クラツチのクラツチ
デイスクに関するものである。
デイスクに関するものである。
一般に自動車の駆動系には、その捩れ共振ある
いはトランスミツシヨンやデイフアレンシヤル装
置内のギヤのバツクラツシによるガタ打ちなどが
原因となつて各種の振動または異音が発生する。
この対応策の一つとしてクラツチデイスクのヒス
テリシス特性を調整することが知られており、か
つ振動や異音の種類により、それを低減させるの
に最も適したヒステリシス特性があることも周知
のとおりである。
いはトランスミツシヨンやデイフアレンシヤル装
置内のギヤのバツクラツシによるガタ打ちなどが
原因となつて各種の振動または異音が発生する。
この対応策の一つとしてクラツチデイスクのヒス
テリシス特性を調整することが知られており、か
つ振動や異音の種類により、それを低減させるの
に最も適したヒステリシス特性があることも周知
のとおりである。
このため従来より、クラツチデイスクのトーシ
ヨンダンパにゴムを用い、その内部ヒステリシス
による非線形特性を利用すること、あるいはクラ
ツチデイスクの捩れ角の変化に応じてヒステリシ
ス特性を変化させること(例えば特開昭48−
69936号公報参照)等が実施または提案されてい
る。しかしながら前者の手段では上記の振動、異
音の充分な低減が期待できず、また後者の場合は
構造が複雑で、かつ耐久性にも問題があつて実用
化に至ていないのが実情である。
ヨンダンパにゴムを用い、その内部ヒステリシス
による非線形特性を利用すること、あるいはクラ
ツチデイスクの捩れ角の変化に応じてヒステリシ
ス特性を変化させること(例えば特開昭48−
69936号公報参照)等が実施または提案されてい
る。しかしながら前者の手段では上記の振動、異
音の充分な低減が期待できず、また後者の場合は
構造が複雑で、かつ耐久性にも問題があつて実用
化に至ていないのが実情である。
この考案は、捩れ角の変化に依存しない簡単な
構造で駆動系の各種振動、異音(こもり音やギヤ
ノイズ等)をともに抑制することができ、かつ安
定したヒステリシスを発揮して耐久性にも優れた
クラツチデイスクの提供を、その目的とするもの
である。
構造で駆動系の各種振動、異音(こもり音やギヤ
ノイズ等)をともに抑制することができ、かつ安
定したヒステリシスを発揮して耐久性にも優れた
クラツチデイスクの提供を、その目的とするもの
である。
この考案の上記目的は、クラツチデイスクハブ
のフランジと両デイスクプレートとの間の全ての
摩擦摺動面(滑り面)に摩擦材を介在させるとと
もに、クラツチデイスクの捩れ振幅に応じてヒス
テリシス特性を変化させるように構成することで
達成される。
のフランジと両デイスクプレートとの間の全ての
摩擦摺動面(滑り面)に摩擦材を介在させるとと
もに、クラツチデイスクの捩れ振幅に応じてヒス
テリシス特性を変化させるように構成することで
達成される。
以下、この考案の構成を図面で示す実施例によ
つて説明する。
つて説明する。
クラツチデイスクの一部を表した第1図および
第2図において、クラツチデイスクハブ1の外周
にはフランジ2が一体に形成されていて、このフ
ランジ2の両側にはデイスクプレート3およびサ
ブデイスクプレート4がそれぞれ配設されてい
る。これら両プレート3,4は上記フランジ2の
外周に沿つて一定の間隔で形成されている切欠部
2aを通じてストツパピン5により相互に結合さ
れている。また、デイスクプレート3の外周に
は、その円周方向に沿つて複数のデイスクスプリ
ング6が固定されていて、これら各デイスクスプ
リング6の両側面にはフエーシング7が固定され
ている。なお、両デイスクプレート3,4とフラ
ンジ2との間には、これらの円周方向に沿つて複
数のトーシヨンスプリング8が、クラツチデイス
クハブ1とフエーシング7との間のトルク伝達時
に周知のダンパ機能を果すように組みつけられて
いる。
第2図において、クラツチデイスクハブ1の外周
にはフランジ2が一体に形成されていて、このフ
ランジ2の両側にはデイスクプレート3およびサ
ブデイスクプレート4がそれぞれ配設されてい
る。これら両プレート3,4は上記フランジ2の
外周に沿つて一定の間隔で形成されている切欠部
2aを通じてストツパピン5により相互に結合さ
れている。また、デイスクプレート3の外周に
は、その円周方向に沿つて複数のデイスクスプリ
ング6が固定されていて、これら各デイスクスプ
リング6の両側面にはフエーシング7が固定され
ている。なお、両デイスクプレート3,4とフラ
ンジ2との間には、これらの円周方向に沿つて複
数のトーシヨンスプリング8が、クラツチデイス
クハブ1とフエーシング7との間のトルク伝達時
に周知のダンパ機能を果すように組みつけられて
いる。
上記のデイスクプレート3は第3図からも明ら
かなようにクラツチデイスクハブ1に対し、相互
間のすべり抵抗を小さくするために断面がL字状
をした環状の樹脂ブツシユ9を介在させて回転可
能に支持されている。この樹脂ブツシユ9のフラ
ンジ対向面とフランジ2との間には、摩擦係数の
安定した樹脂摩擦板11(例えば四フツ化エチレ
ン樹脂板)が介在され、この樹脂摩擦板11と樹
脂ブツシユ9との間には相互の直接接触を避ける
ために金属プレート10が介在されている。
かなようにクラツチデイスクハブ1に対し、相互
間のすべり抵抗を小さくするために断面がL字状
をした環状の樹脂ブツシユ9を介在させて回転可
能に支持されている。この樹脂ブツシユ9のフラ
ンジ対向面とフランジ2との間には、摩擦係数の
安定した樹脂摩擦板11(例えば四フツ化エチレ
ン樹脂板)が介在され、この樹脂摩擦板11と樹
脂ブツシユ9との間には相互の直接接触を避ける
ために金属プレート10が介在されている。
一方、上記サブデイスクプレート4とフランジ
2との間には、このプレート4と対向する側に金
属製の裏板13を一体的に固着した環状の摩擦板
12が組み込まれていて、この摩擦板12はプレ
ート4と一体的に回転するようにその裏板13に
形成した爪13aをこのプレート4の切欠部4a
に係合させている。また、裏板13とプレート4
との間には摩擦板12をフランジ2側へ押圧する
ように作用する皿ばね14が組みつけられてお
り、しかもこの摩擦板12のすべり面12aとフ
ランジ2との間には、フランジ2と対向する側に
別の摩擦板16が接着などで固定された金属製の
スラストプレート15を介在させている。このス
ラストプレート15は、フランジ2における前記
トーシヨンスプリング8用の窓20の一部に形成
した切欠部20aに対して係合する爪15aを有
している。そして、この爪15aの両サイドと切
欠部20aとの間には第1図から明らかなように
スラストプレート15の回転方向に関して僅かな
遊びδが設けられている。従つて、このスラスト
プレート15はその摩擦板16と共に、フランジ
2に対して上記遊びδの範囲で相対的に回転し得
るのである。なお、この摩擦板16は、前記の摩
擦板12および樹脂摩擦板11よりも摩擦係数の
小さい素材が用いられている。ただし、樹脂摩擦
板11と摩擦板16との摩擦係数は同じであつて
もよい。
2との間には、このプレート4と対向する側に金
属製の裏板13を一体的に固着した環状の摩擦板
12が組み込まれていて、この摩擦板12はプレ
ート4と一体的に回転するようにその裏板13に
形成した爪13aをこのプレート4の切欠部4a
に係合させている。また、裏板13とプレート4
との間には摩擦板12をフランジ2側へ押圧する
ように作用する皿ばね14が組みつけられてお
り、しかもこの摩擦板12のすべり面12aとフ
ランジ2との間には、フランジ2と対向する側に
別の摩擦板16が接着などで固定された金属製の
スラストプレート15を介在させている。このス
ラストプレート15は、フランジ2における前記
トーシヨンスプリング8用の窓20の一部に形成
した切欠部20aに対して係合する爪15aを有
している。そして、この爪15aの両サイドと切
欠部20aとの間には第1図から明らかなように
スラストプレート15の回転方向に関して僅かな
遊びδが設けられている。従つて、このスラスト
プレート15はその摩擦板16と共に、フランジ
2に対して上記遊びδの範囲で相対的に回転し得
るのである。なお、この摩擦板16は、前記の摩
擦板12および樹脂摩擦板11よりも摩擦係数の
小さい素材が用いられている。ただし、樹脂摩擦
板11と摩擦板16との摩擦係数は同じであつて
もよい。
以上のように構成したクラツチデイスクにおい
て、クラツチデイスクハブ1とフエーシング7と
は、これら相互のトルク伝達時にフランジ2の切
欠部2aとストツパピン5との遊び角の範囲で、
前記トーシヨンスプリング8のダンパ機能を果し
つつ相対的な角変位を起こす。この角変位によ
り、デイスクプレート3側では樹脂摩擦板11の
両側面ですべりが生じる。また、サブデイスクプ
レート4側では一方の摩擦板12とスラストプレ
ート15との間、および他方の摩擦板16とフラ
ンジ2との間においてすべりが生じる。これらの
すべりによる摩擦ならびに上記デイスクプレート
側のすべりによる摩擦は、各摩擦板の素材と前記
皿ばね14の押圧力とによつて決定され、かつこ
れらの摩擦がクラツチデイスクのヒステリシス特
性を決定することとなる。なお、上記樹脂摩擦板
11の摩擦係数は前に述べたように安定してお
り、上記皿ばね14の押圧力も安定しているた
め、クラツチデイスクのヒステリシスは常に安定
した状態に維持される。しかも、上記フランジ2
と両デイスクプレート3,4との間におけるすべ
りは、全て摩擦板を通じてのみ行われるため、よ
り安定したヒステリシス特性が得られるととも
に、クラツチデイスクの耐久性も向上する。
て、クラツチデイスクハブ1とフエーシング7と
は、これら相互のトルク伝達時にフランジ2の切
欠部2aとストツパピン5との遊び角の範囲で、
前記トーシヨンスプリング8のダンパ機能を果し
つつ相対的な角変位を起こす。この角変位によ
り、デイスクプレート3側では樹脂摩擦板11の
両側面ですべりが生じる。また、サブデイスクプ
レート4側では一方の摩擦板12とスラストプレ
ート15との間、および他方の摩擦板16とフラ
ンジ2との間においてすべりが生じる。これらの
すべりによる摩擦ならびに上記デイスクプレート
側のすべりによる摩擦は、各摩擦板の素材と前記
皿ばね14の押圧力とによつて決定され、かつこ
れらの摩擦がクラツチデイスクのヒステリシス特
性を決定することとなる。なお、上記樹脂摩擦板
11の摩擦係数は前に述べたように安定してお
り、上記皿ばね14の押圧力も安定しているた
め、クラツチデイスクのヒステリシスは常に安定
した状態に維持される。しかも、上記フランジ2
と両デイスクプレート3,4との間におけるすべ
りは、全て摩擦板を通じてのみ行われるため、よ
り安定したヒステリシス特性が得られるととも
に、クラツチデイスクの耐久性も向上する。
さて、上記のヒステリシスは前にも説明したよ
うに、自動車の走行中に発生する各種の振動や異
音に応じて、これらを効果的に抵減または抑制す
るために要求される特性が異なる。例えば駆動系
におけるギヤのバツクラツシによるギヤノイズ等
を抑制するには、大きなヒステリシスを発揮させ
ることが必要であり、自動車の減速時などに生じ
る車内異音を抑制するには比較的小さなヒステリ
シスが要求される。そして、上記のギヤバツクラ
ツシによるギヤノイズなどを生じさせる状況下の
駆動系においてはクラツチデイスクハブ1とフエ
ーシング7との相対的な変位角(以下「捩れ角」
という)が大きく、減速時における捩れ角は比較
的小さいことが知られている。このことから、各
種の現象に基づく駆動系の特性に応じて上記ハブ
1とフエーシング7との捩れ振幅が変化すること
は自明である。
うに、自動車の走行中に発生する各種の振動や異
音に応じて、これらを効果的に抵減または抑制す
るために要求される特性が異なる。例えば駆動系
におけるギヤのバツクラツシによるギヤノイズ等
を抑制するには、大きなヒステリシスを発揮させ
ることが必要であり、自動車の減速時などに生じ
る車内異音を抑制するには比較的小さなヒステリ
シスが要求される。そして、上記のギヤバツクラ
ツシによるギヤノイズなどを生じさせる状況下の
駆動系においてはクラツチデイスクハブ1とフエ
ーシング7との相対的な変位角(以下「捩れ角」
という)が大きく、減速時における捩れ角は比較
的小さいことが知られている。このことから、各
種の現象に基づく駆動系の特性に応じて上記ハブ
1とフエーシング7との捩れ振幅が変化すること
は自明である。
そこで、この実施例では前記フランジ2とスラ
ストプレート15との相対的な回転量である前記
の遊びδを、上述した減速時に車内異音が発生す
るときの捩れ振幅と対応させている。従つてクラ
ツチデイスクの捩れ振幅が極めて小さく、上記の
遊びδの範囲と対応しているときには摩擦係数の
小さい前記摩擦板16とフランジ2との間におい
てのみ摩擦が生じ、これによつてクラツチデイス
クのヒステリシス特性が小さな範囲に抑えられ
る。そして、捩れ振幅が上記遊びδの範囲を越え
て大きくなると、上述したようにデイスクプレー
ト3側およびサブデイスクプレート4側のそれぞ
れの摩擦板とこれらに接触する部材との間の摩擦
に基づいて大きなヒステリシスが得られる。すな
わち、第4図で示すように大きい捩れ振幅Aが生
じたときには大きい(これまでのものと同程度
の)ヒステリシス特性を発揮して、駆動系のギヤ
バツクラツシによるギヤノイズを低減もしくは抑
制する。また、第5図で示すように小さい捩れ振
幅Bのときには小さいヒステリシス特性を発揮し
て、自動車減速時の車内異音などを低減もしくは
抑制する。なお、上記のヒステリシス特性はクラ
ツチデイスクの捩れ振幅に応じて変化するのであ
るから、第5図で示す小さなヒステリシス特性
は、第4図で示されている大きな捩れ振幅Aの範
囲のいかなる捩れ角の位置においても発揮され
る。
ストプレート15との相対的な回転量である前記
の遊びδを、上述した減速時に車内異音が発生す
るときの捩れ振幅と対応させている。従つてクラ
ツチデイスクの捩れ振幅が極めて小さく、上記の
遊びδの範囲と対応しているときには摩擦係数の
小さい前記摩擦板16とフランジ2との間におい
てのみ摩擦が生じ、これによつてクラツチデイス
クのヒステリシス特性が小さな範囲に抑えられ
る。そして、捩れ振幅が上記遊びδの範囲を越え
て大きくなると、上述したようにデイスクプレー
ト3側およびサブデイスクプレート4側のそれぞ
れの摩擦板とこれらに接触する部材との間の摩擦
に基づいて大きなヒステリシスが得られる。すな
わち、第4図で示すように大きい捩れ振幅Aが生
じたときには大きい(これまでのものと同程度
の)ヒステリシス特性を発揮して、駆動系のギヤ
バツクラツシによるギヤノイズを低減もしくは抑
制する。また、第5図で示すように小さい捩れ振
幅Bのときには小さいヒステリシス特性を発揮し
て、自動車減速時の車内異音などを低減もしくは
抑制する。なお、上記のヒステリシス特性はクラ
ツチデイスクの捩れ振幅に応じて変化するのであ
るから、第5図で示す小さなヒステリシス特性
は、第4図で示されている大きな捩れ振幅Aの範
囲のいかなる捩れ角の位置においても発揮され
る。
以上のように本考案は、両デイスクプレートの
うちの一方のプレートに対して一体的に回転する
ように配設された摩擦板と前記ハブフランジとの
間にスラストプレートを組みつけ、このスラスト
プレートの外周に形成した爪をハブフランジのト
ーシヨンスプリング用窓の切欠部に対し、スラス
トプレートがクラツチデイスハブの軸芯回りに一
定の範囲で回転するように係合させ、しかもこの
スラストプレートのハブフランジ側に前記の摩擦
板よりも摩擦係数の小さい別の摩擦板を固定した
ことにより、捩れ角の変化に依存しない簡単な構
造で駆動系の各種振動や異音を抑制するのに適し
たヒステリシス特性を発揮させることができる。
しかも、この考案はクラツチデイスクハブのフラ
ンジと両デイスクプレートとの間におけるすべり
を、全て摩擦材を通じてのみ行うように構成して
いるため、すべり面の摩擦によるヒステリシスが
安定するとともに耐久性の向上を図ることができ
る。
うちの一方のプレートに対して一体的に回転する
ように配設された摩擦板と前記ハブフランジとの
間にスラストプレートを組みつけ、このスラスト
プレートの外周に形成した爪をハブフランジのト
ーシヨンスプリング用窓の切欠部に対し、スラス
トプレートがクラツチデイスハブの軸芯回りに一
定の範囲で回転するように係合させ、しかもこの
スラストプレートのハブフランジ側に前記の摩擦
板よりも摩擦係数の小さい別の摩擦板を固定した
ことにより、捩れ角の変化に依存しない簡単な構
造で駆動系の各種振動や異音を抑制するのに適し
たヒステリシス特性を発揮させることができる。
しかも、この考案はクラツチデイスクハブのフラ
ンジと両デイスクプレートとの間におけるすべり
を、全て摩擦材を通じてのみ行うように構成して
いるため、すべり面の摩擦によるヒステリシスが
安定するとともに耐久性の向上を図ることができ
る。
図面はこの考案の実施例を示し、第1図はクラ
ツチデイスクの一部を部分破断によつて表した平
面図、第2図はクラツチデイスクの縦断面図、第
3図は第2図の一部を拡大して表した断面図、第
4図および第5図はクラツチデイスクの捩れ振幅
が大きいときと小さいときのヒステリシス特性を
それぞれ表した特性図である。 1……クラツチデイスクハブ、2……フラン
ジ、3……デイスクプレート、4……サブデイス
クプレート、11,12,16……摩擦板、15
……スラストプレート。
ツチデイスクの一部を部分破断によつて表した平
面図、第2図はクラツチデイスクの縦断面図、第
3図は第2図の一部を拡大して表した断面図、第
4図および第5図はクラツチデイスクの捩れ振幅
が大きいときと小さいときのヒステリシス特性を
それぞれ表した特性図である。 1……クラツチデイスクハブ、2……フラン
ジ、3……デイスクプレート、4……サブデイス
クプレート、11,12,16……摩擦板、15
……スラストプレート。
Claims (1)
- クラツチデイスクハブのフランジと、デイスク
プレートおよびサブデイスクプレートとの間の全
ての摩擦摺動面に摩擦材を介在させたものにおい
て、前記両デイスクプレートのうちの一方のプレ
ートに対して一体的に回転するように配設された
摩擦板と前記ハブフランジとの間にスラストプレ
ートを組みつけ、このスラストプレートの外周に
形成した爪をハブフランジのトーシヨンスプリン
グ用窓の切欠部に対し、スラストプレートがクラ
ツチデイスハブの軸芯回りに一定の範囲で回転で
きるように係合させ、しかもこのスラストプレー
トのハブフランジ側に前記の摩擦板よりも摩擦係
数の小さい別の摩擦板を固定したことを特徴とす
るクラツチデイスク。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981149064U JPS5852335U (ja) | 1981-10-06 | 1981-10-06 | クラツチデイスク |
US06/406,012 US4549641A (en) | 1981-10-06 | 1982-08-06 | Clutch disc |
AU87269/82A AU547011B2 (en) | 1981-10-06 | 1982-08-18 | Clutch disc |
GB08224064A GB2107430B (en) | 1981-10-06 | 1982-08-20 | Clutch disc |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981149064U JPS5852335U (ja) | 1981-10-06 | 1981-10-06 | クラツチデイスク |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5852335U JPS5852335U (ja) | 1983-04-09 |
JPS6240172Y2 true JPS6240172Y2 (ja) | 1987-10-14 |
Family
ID=15466879
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1981149064U Granted JPS5852335U (ja) | 1981-10-06 | 1981-10-06 | クラツチデイスク |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4549641A (ja) |
JP (1) | JPS5852335U (ja) |
AU (1) | AU547011B2 (ja) |
GB (1) | GB2107430B (ja) |
Families Citing this family (20)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3340896A1 (de) * | 1983-11-11 | 1985-05-23 | Fichtel & Sachs Ag, 8720 Schweinfurt | Torsionsschwingungsdaempfer mit spielfreier lagerung und definierter reibung |
DE3403023A1 (de) * | 1984-01-28 | 1985-08-01 | Fichtel & Sachs Ag, 8720 Schweinfurt | Torsionsschwingungsdaempfer mit anordnung der federn fuer das leerlaufsystem in der nabenscheibe |
DE3415926A1 (de) * | 1984-04-28 | 1985-10-31 | Fichtel & Sachs Ag, 8720 Schweinfurt | Torsionsschwingungsdaempfer mit zweistufiger reibeinrichtung fuer den lastbereich |
US5269725A (en) * | 1984-06-12 | 1993-12-14 | Luk Lamellen Und Kupplingbau Gmbh | Torsion damping apparatus for use with friction clutches in the power trains of motor vehicles |
BR8502761A (pt) * | 1984-06-12 | 1986-02-18 | Luk Lamellen & Kupplungsbau | Conjunto para a compensacao de choque de rotacao |
JPS616028U (ja) * | 1984-06-19 | 1986-01-14 | 株式会社 大金製作所 | クラツチデイスク |
EP0173838B1 (en) * | 1984-07-19 | 1989-10-04 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Torque variation absorbing device |
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