JPS6238270B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6238270B2
JPS6238270B2 JP55074320A JP7432080A JPS6238270B2 JP S6238270 B2 JPS6238270 B2 JP S6238270B2 JP 55074320 A JP55074320 A JP 55074320A JP 7432080 A JP7432080 A JP 7432080A JP S6238270 B2 JPS6238270 B2 JP S6238270B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
elevator
machine
control device
elevators
car
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP55074320A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS571174A (en
Inventor
Soshiro Kuzunuki
Kotaro Hirasawa
Kenji Yoneda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP7432080A priority Critical patent/JPS571174A/ja
Priority to KR1019810001929A priority patent/KR870001013B1/ko
Priority to GB8116664A priority patent/GB2077954B/en
Publication of JPS571174A publication Critical patent/JPS571174A/ja
Priority to SG418/85A priority patent/SG41885G/en
Priority to HK629/85A priority patent/HK62985A/xx
Publication of JPS6238270B2 publication Critical patent/JPS6238270B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B1/00Control systems of elevators in general
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B1/00Control systems of elevators in general
    • B66B1/02Control systems without regulation, i.e. without retroactive action
    • B66B1/06Control systems without regulation, i.e. without retroactive action electric
    • B66B1/14Control systems without regulation, i.e. without retroactive action electric with devices, e.g. push-buttons, for indirect control of movements
    • B66B1/18Control systems without regulation, i.e. without retroactive action electric with devices, e.g. push-buttons, for indirect control of movements with means for storing pulses controlling the movements of several cars or cages
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B1/00Control systems of elevators in general
    • B66B1/34Details, e.g. call counting devices, data transmission from car to control system, devices giving information to the control system
    • B66B1/3415Control system configuration and the data transmission or communication within the control system
    • B66B1/3446Data transmission or communication within the control system
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B5/00Applications of checking, fault-correcting, or safety devices in elevators
    • B66B5/02Applications of checking, fault-correcting, or safety devices in elevators responsive to abnormal operating conditions

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Elevator Control (AREA)
  • Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
  • Indicating And Signalling Devices For Elevators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明はエレベーター制御装置に係り、特にコ
ンピユータを用いて並設エレベーターを管理制御
するに好適な制御装置に関する。 従来コンピユータを応用して複数台のエレベー
ターを管理制御する並設エレベーターシステムの
大半は、第1図のようになつている。 すなわち、管理制御部M1はホール呼びHを並
列入出力回路PIAにより取り込み、また、各エレ
ベーター毎に制御する号機制御部L1〜L3(ここ
では3台のエレベーターが管理制御されるものと
する)からは、管理制御に必要な管理データ、た
とえば、エレベーター方向、位置、運転モード等
を直列通信回路ACIAを介して伝送されてくる。
以上のデータにより管理制御部M1に内蔵された
MPUにより、呼びの最適割当て処理機能等の管
理制御機能Mが実行される。前記管理制御機能M
の処理結果は、直列通信回路ACIAを介して、各
号機制御部L1〜L3に伝送され、この号機制御部
は各々、管理制御部から送られてきたデータ、た
とえば呼び割当てデータやかご呼び等で各々のエ
レベーターを運転制御する。これはコンピユータ
により構成された号機制御機能Lにより行われ
る。上記Lの結果は並列入出回路を介して、モー
タへの速度指令等を出力する。 以上述べた第1図のシステムは、次のような欠
点がある。まず第1に、管理制御部M1がダウン
すると号機制御部L1〜L3に呼び割当て信号が行
行かないので、号機制御は新しいホール呼びに応
じることができなく、したがつて、エレベーター
システム全体のダウンと同じになる。これを防止
するため、管理制御部M1を2重系、3重系にす
るなどの方法もあるが、これはハード構成、ソフ
ト構成とも複雑になり、またコスト的にも不利で
ある。 第2に、第1図のシステムは、ビル階床が多い
場合や、管理台数エレベーターが多い場合の大規
模システムには、管理制御機能も複雑で高度な演
算処理も行われるため、管理制御部M1として、
号機制御とは独立した機能として分離した方が効
率的である。しかし、ビル階床が10階床以下のよ
うに少ない場合や、管理台数エレベーターが3台
以下というような小規模システムあるいは簡単な
管理制御方式では、独立した管理制御部を設ける
までもない。すなわち、小規模システムではコス
ト高になる。 以上の第1図のシステムの問題点を解消するた
め、最近第2図のような構成が提案されている。
このシステムの特徴は、ホール呼びHを各号機制
御部L1〜L3に入力し、管理制御機能Mを1号機
の号機制御部L1の中に組み込み、号機制御機能
LとMを同一コンピユータにより実行せしめてい
ることである。このことにより、管理制御機能M
がダウン(これは1号機の制御機能がダウンと同
じ)すると、2号機、3号機は、ホール呼びHの
信号でエレベーターを管理機能なしで動作させる
ことができる。また、管理制御機能Mを号機制御
部の中に組み込んでいるため、第1図のように管
理制御部が不要でコスト的に有利になる。 しかし第2図のシステムも次のような問題点が
ある。第1に、管理制御機能Mは任意の1台の号
機制御部に組み込まれ、他号機制御部は組み込ま
れないため、ハード構成、ソフト構成とも異つて
くる。これは標準化、生産性、互換性、保守性の
点で好ましくない。 第2に、管理制御機能Mを有する号機制御装置
の故障や、電源ダウン等が発生すると、残りの2
台のエレベーターは管理制御機能がなくなり、1
つの呼びに対しても2台のエレベーターが応じる
など運転効率が著しく低下し、管理部の信頼性が
低い。 このような欠点を解消するため、第2図の管理
制御機能を各号機に持たせることにより、管理制
御部Mを三重系にすることも考えられるが、複
雑・高価となり、号機制御機能あるいは管理制御
機能が高度の処理能力を要求する場合、処理速度
の遅いコンピユータでは実用化できない。 本発明の目的は、各エレベーター毎に号機制御
用デジタル制御装置を備え、これらの複数エレベ
ーターを管理制御するものにおいて、信頼性が高
く標準化の容易な並設エレベーターの制御装置を
提供するにある。 本発明は、従来の管理制御機能が1ケ所に集中
していたのに対して各号機制御部に分散させるよ
うにしたもので、その特徴とするところは、各号
機制御用デジタル制御装置間で少なくともエレベ
ーター位置と運転方向とを互に伝送すると共に、
各デジタル制御装置は他号機の位置と運転方向と
に応じて自号機を管理制御するように構成したと
ころにある。ここで、管理制御とは、周知のよう
に、ホール呼び割当て制御、分散待機制御、管理
運転制御、パターン運転制御等、複数エレベータ
ーを関連付けて制御する機能を有するものであ
る。 以下、本発明第3図〜第15図に示す具体的一
実施例により詳細に説明する。なお、実施例にお
いては、コンピユータとして8ビツト汎用マイク
ロコンピユータ(たとえば、日立製作所製HMCS
−6800)を用い、管理制御機能として、特にホー
ル呼びのサービスを主体に説明する。また、管理
エレベーターは、以下の説明を容易にするため2
台の関係を中心に説明し、ビル階床は8階とした
場合を例に挙げて説明する。 第3図は、本発明の一実施例のシステム構成図
である。 ホール呼び信号部Hは呼びの発生登録を行うも
ので、その信号は並列入出回路PIAを介して、号
機制御部L1〜L2内のマイクロコンピユータ(以
下マイクロコンと称す)のメモリに記憶される。
一方、号機制御部のデータ交換は直列通信回路
ACIAを介して行われる。データの種類は自己管
理に必要なデータで少なくとも、エレベーター方
向、位置(先行位置が望ましい)は不可欠であ
り、その他必要に応じて運転モード(たとえば専
用運転)等である。これらのデータ交換は、
ACIAにより一定周期毎に行われ、マイクロコン
のメモリに記憶される。 また、号機運転制御に必要な、かご呼び、ドア
開閉、安全リミツトスイツチ等のデータもPIAを
介してメモリに記憶される。データの出力も同様
にPIAを介して、リレーや、応答ランプ等を駆動
している。 さて、本発明の特徴は、第3図に示すように、
号機制御機能Lを行うマイクロコンに、さらに管
理制御機能である自エレベーターを自己管理する
機能SMを持たせてあることである。したがつ
て、各号機制御部の構成はハード、ソフトとも全
く同一となる。 第4図は、号機制御部L1のハード構成で、マ
イクロコンで構成されている。L2も同様なハー
ド構成となつていることは言うまでもない。 本制御部で最も中心となるのは、演算処理を行
うMPUである。このMPUに対して、コントロー
ルバスC、アドレスバスA、データバスDを介し
て、データを一時格納するRAM、後述する制御
プログラムを格納するROM、さらに、マイクロ
コン外部とデータのやりとりを行う並列入出力回
路PIA、直列通信回路ACIAが接続されている。
これらの各回路はいずれもMPUからの指令に基
づいて動作を行うが、これのシーケンシヤルな処
理手順、すなわち、制御プログラムは特に重要で
ある。 以下に管理制御の中で特に重要なホール呼びの
サービス手順、すなわち、サービスホール呼び演
算処理プログラムを説明する。 このサービスホール呼び演算処理プログラム
は、後述する号機運転制御プログラムより優先処
理レベルを低くしておく。これは、ドアの開閉制
御や加減速指令等を行う号機運転制御プログラム
は、安全性や着床レベル、乗心地に関係するため
高応答性が要求されるためである。これに対し、
サービスホール呼び演算処理は、前記性能に余り
関係しないため上記機能ほど高応答性は要求され
ない。 さて、サービスホール呼び演算処理プログラム
の説明に入る前に、上記演算のアルゴリズムを説
明する。 まず、マイクロコンにおけるサービス階床の処
理方法を第5図a,bに示す。エレベーターは
UP、DNの方向を持つため、エレベーターのサー
ビス階床は第5図aのようにリング状になる。こ
れをマイクロコンの処理上ではb図のように、
UPのサービス階床の上にDNのサービス階床を積
立てる構成にする。これは、具体的にはメモリ上
にサービス階床テーブルを2バイト(ビル階床を
8階とした場合)用意し、最初のバイトはUPの
ービス階床を、第2バイト目にDNのサービス階
床を対応させる。ここでDNの場合、ビル階床番
号と上下逆になることに注意する必要がある。 第6図はサービスホール呼び演算アルゴリズム
の説明図である。 今、A号機のエレベーター位置(先行位置)P
AはUP方向で4階、B号機の位置PBはDN方向で
6階にいるものとする。すなわち、第6図aのよ
うにPA=4U、PB=6Dとなる。 次に第6図bに示すようなゾーンベクトルZ
A,ZBを作成する。ゾーンベクトルとはUP、DN
の2バイトのテーブルのうち、ハツチングを施し
た部分を全て“1”、それ以外は“0”となるテ
ーブルで、エレベーターの方向、位置により上下
運動する棒グラフの様なものである。ただし、こ
のゾーンベクトルは、エレベーターの現在位置は
含まないものとする。 次に第6図cに示すような自エレベーターがサ
ービスすべきサービス階床(サービスゾーン)を
作成する。このサービスゾーンは次の論理式より
求まる。今、A号機のサービスゾーンSZAを求め
ようとすると、 (1) PA<PBのときSZA=ZAB (2) PABのときSZAA B となる。ここでは排他的ORの論理記号であ
る。第6図cの例では、A号のサービスゾーン
SZAは4階UP〜7階DNまで、B号機のサービス
ゾーンSZBは6階DN〜1階DN(1階UPと同じ)
〜3階UPとなる。 したがつて、サービスホール呼びは、前記サー
ビスゾーン内に発生したホール呼びとすればよ
い。これを論理式で表わすと、次のようになる。 AHA=HA・SZA AHB=HB・SZB ここで、AHはサービスホール呼び、Hはホー
ル呼び、・は論理積を示す。 以上サービスホール呼び演算アルゴリズムを説
明したが、このアルゴリズムの具体的な処理プロ
グラムを次に説明する。 第7図はサービスホール呼び演算処理プログラ
ムで使用するテーブル構成図である。 第8図はサービスホール呼び演算処理プログラ
ムの処理フローである。このプログラムは後述す
る号機運転制御プログラムより優先順位が低いた
め、上位のプログラムの割込みがなければバツク
グランドによるループ処理を行つている。このプ
ログラムは電源投入(Reset)と同時に起動さ
れ、まず、初期値設定を行うため割込みをマスク
しておき(ステツプ10)、終了すれば割込みマス
クを解除する(ステツプ30)。初期設定として
は、RAMテーブルのクリア、PIA、ACIA等のレ
ジスタセツト、スタツクポインタ等のセツトがあ
る(ステツプ20)。 次に他号機からの管理データの受信、あるいは
自号機の管理データの他号機への送信処理を行う
(ステツプ40)。管理データとして、第7図に示す
ようにエレベーター位置に、エレベーター方向、
運転モードがある。以上の管理データの送受信
は、第4図のACIAを介してお互いにシリアルに
データ伝送される。 管理データの送受信処理が終了すると、通信異
常か、あるいは運転モードが専用運転であるかチ
エツク(ステツプ50)し、そうであれば自エレベ
ーターのサービスゾーンを全てサービス可能にセ
ツトする。この処理は、他号機が故障した場合や
専用運転になつた場合、自エレベーターを単独運
転可能とするためである。ステツプ50において、
条件が不成立の場合、ダミー方向のセツトルーチ
ンPGM1が処理される(ステツプ60)。 このダミー方向のセツト処理は、エレベーター
がサービス呼びがなくて無方向の状態でも、エレ
ベーターに適当なサービスゾーンを割当てるため
に必要で、具体的な処理フローを第9図に示す。 図に示すように、ダミー方向は次の様な条件で
セツトされる。 (i) 両号機とも無方向……〔A号機のエレベータ
ー位置PA〕〔B号機のエレベーター位置P
B〕のとき、A号機のダミー方向をUP、B号機
のダミー方向をDNにセツトし、PA<PBのと
き上記セツトの逆方向とする。 (ii) 一方の号機のみ無方向……方向性をもつエレ
ベーターのダミー方向はその方向(実方向)を
セツト、方向性のないエレベーターのダミー方
向は、上記方向の逆方向をセツトする。 (iii) 両号機とも有方向……ダミー方向は各エレベ
ーターの実方向をセツトする。 第8図に戻つてダミー方向がセツトされたら、
次にエレベーターのダミー位置(第6図aのよう
にUP、DNいずれかの位置にセツトすることを言
う)をセツトし、それぞれの大小比較を行う(ス
テツプ70)。 ダミー位置のセツト及び大小比較処理の具体的
処理フローPGM2を第10図に示す。 最初にA号機のダミー位置テーブルから求め
る。まずダミー位置テーブルをクリア(ステツプ
70−1)し、ダミー方向がUPであればエレベー
ター位置テーブル(第7図参照)1バイトの内容
をダミー位置テーブルの1バイト目にセツトす
る。なお、ダミー位置テーブルはUP、DN、各1
バイトで2バイトあり、第1バイト目をUP、第
2バイト目をDNとしてある(第5図b参照)。ダ
ミー方向がDNのとき、第5図bでも前述したよ
うにUP〜DNとリング上に連続的に階床をとるた
め、エレベーター位置テーブルの内容を左右入れ
かえて、ダミー位置テーブルの2バイト目にセツ
トする。たとえば、エレベーター位置テーブルの
内容が“00100000”のとき、ダミー位置テーブル
の内容は“00000100”となる。 上記の処理をB号機についても同様に行う(ス
テツプ70−5〜70〜8)。 ダミー位置テーブルのセツトが終了したところ
で、上記位置テーブルの内容の大小比較を行う
(ステツプ70−9)。大小比較は、A号機のダミー
位置テーブルの内容(2バイト)からB号機のダ
ミー位置テーブルの内容(2バイト)を減算し、
その結果はキヤリーフラグに反映されるので、キ
ヤリーフラグをダミー位置大小フラグにセツトす
る。この大小フラグは後述のサービスゾーン作成
ルーチンで使用する。 第8図に戻つて、次にゾーンベクトルの作成ル
ーチンPGM3の処理を行う(ステツプ80)。この
処理は第6図で前述のようにZA,ZBを求めるこ
とであり、このフローを第11図に示す。ZA
Bは次のように簡単に求まる。すなわち、ダミ
ー位置テーブルの内容(2バイト)から1を減算
すれば良い。たとえば、
【表】 の内容
となる。 以上の処理はA,B両号機について行なう。 次にサービスゾーンの作成ルーチン(第8図の
ステツプ90)の処理を行う。処理フローを第12
図に示す。 サービスゾーンの作成は第6図cに前述のよう
に、ゾーンベクトルZA,ZBの排他的ORより求
められる。ただし、ダミー位置大小フラグの結果
により、上記論理演算結果のコンプリメントをと
る場合がある。たとえば、今求めようとしている
エレベーターのサービスゾーンをA号機とし、A
号機は4階UP、B号機は6階DNにいるものとす
ると(図6a)、A号機サービスゾーンSZAは ZA=“0000000000001111” ZB=“0000001111111111” ZAB=“0000001111110000” PA<PBより SZA=ZAB となる。ここで、A、B号機の位置が入れ替つた
とすると、 PABより SZAA B =“1111110000001111” となる。 自エレベーターのサービスゾーンが求まれば、
次に自エレベーターのサービスホール呼びを求め
る。この処理フローを第13図に示す。すなわ
ち、今A号機を自エレベーターとすると、第6図
の例のような場合で、かつホール呼びが6階
UP、4階DNに発生しているものとすると、自エ
レベーターのサービスホール呼びAHAは SZA=“0000001111110000” HA=“0001000000100000” AHA=SZA・HA=“0000000000100000” となり、6階UPのホール呼びのみサービスする
ことになる。4階DNはB号機がサービスする。 以上、サービスホール呼び演算処理方法を詳細
に説明したが、管理制御には上記サービスホール
呼び演算処理の他に、分散待機制御等(第8図ス
テツプ120)がある。これは、サービスホール呼
びがなくなつた場合、あらかじめ決められた分散
階にエレベーターを待機させるための制御で、こ
れは、ダミー呼びを発生させることで簡単に処理
できる。ここではフローによる詳細説明を省略す
る。 さらに、管理運転処理ステツプ130、およびパ
ターン運転処理ステツプ140を処理する。この管
制運転は、周知のように、火災、地震、停電時等
に各エレベーターの運転を規制して安全サイドに
運転するためのものである。例えば、停電時であ
れば、自家発電容量内で複数エレベーターを順次
に最寄階へ運転する方法が知られているが、この
ステツプ130では、例えば他号機の位置が最寄階
にあることを条件に自号機を運転させる処理を行
なう。なお、この処理ステツプ130は、管制運
転時のみフラグを立てて、実行するようにすれば
良い。次のパターン運転とは、出勤、退勤、昼食
運転パターンが指令されたときの運転で、ロビー
階からの上昇方向集中運転、下降方向集中運転、
食堂階への集中運転等である。このパターン運転
処理ステツプ140では、例えば出勤時であれば、
他号機がロビー階にいないことから、ロビー階急
行運転等を行なう。 次に、各号機運転制御のプログラムについて説
明する。第14図aは、A号機エレベーターの速
度指令演算フローチヤートである。エレベーター
が加速あるいは減速の所定の時間あるいは位置に
到達すると、号機運転制御部のMPUに割込み
IRQ1がかかり、今までMPUにて処理していたプ
ログラムを一時中断して、ステツプ201において
加速・減速指令演算処理を行なう。その処理が終
るとステツプ202にて割込みマスクを解除し、先
に中断したプログラムに戻る。第14図bはA号
機の号機信号制御処理のフローチヤートである。
この号機信号制御処理プログラムは、一定周期の
クロツクで起動がかけられ、MPUで実行してい
た管理制御処理を一時中断して、ステツプ301を
処理するように仕組まれている。このステツプ
301の処理プログラムPGM6については、第15
図で詳細に述べる。ステツプ301が終了すると、
今まで中断していた管理制御処理プログラム(第
8図)に戻る。 第15図は、号機信号制御プログラムのフロー
チヤートである。ステツプ3001において、号機信
号制御プログラムの起動タイマーの処理や、ウオ
ツチドツクタイマーWDT(シーケンス処理が所
定の時間内に終了するかどうかを監視するタイ
マ)のセツトを行なう。ステツプ3002では、号機
制御関係の入力信号(エレベーター位置、かご呼
び、各種安全装置の状況など)を取り込む。ステ
ツプ3003では上記入力信号によつて運転モード
(自動運転か専用運転かなど)を選択し、ステツ
プ3004ではドアの開閉制御(必要あれば)を行な
い、ステツプ3005ではかごの位置を設定し、ステ
ツプ3006ではかご呼び登録を行ない、ステツプ
3007ではホール呼び登録を行ない、ステツプ3009
ではエレベーターの運転方向を選択し、ステツプ
3010ではエレベーターを運転するに必要なリレ
ー、コンタクタの起動処理を行ない、ステツプ
3011では次の停止階床を選択し、ステツプ3012で
は今迄のシーケンスの合理性をチエツクし、ステ
ツプ3013ではその結果をメモリテーブルへ格納
し、ステツプ3014ではカーポジシヨンインジケー
タ(CPI)、フリツカー装置などの表示信号の点
灯制御を行ない、ステツプ3015では今迄の処理結
果をインターフエースを介して出力し、ステツプ
3016ではステツプ3001でセツトしたウオツチドツ
クタイマーWDTをリセツトして本プログラムを
終了する。 以上、A号機のプログラムを第14図から第1
5図で説明したが、B号機のプログラムの処理も
同様である。 以上、本発明の一実施例を詳細に説明したが、
この実施例によれば次の効果を得ることができ
る。 まず第1の効果として、複数台のエレベーター
を管理する制御プログラムを号機制御装置のコン
ピユータ内に組み込むシステム構成とするため管
理制御装置が不要であり、ハード的にコストを安
くすることができる。これはまた、制御装置が1
ケ減るため保守費も有利である。 第2の効果として、複数台のエレベータを管理
制御する方式は、他号機の管理データを受けと
り、そのデータと自己データにより、自分自身を
管理する方式、すなわち、自エレベーターがサー
ビスすべきサービスホール呼びを演算し制御する
方式としているため、各号機とも同一処理プログ
ラムでよく、これはハード構成も同一となること
もつけ加えて、標準化、生産性、互換性、保守性
に良い結果をもたらす。 第3の効果として、信号機が何らかの異常でダ
ウンしても各号機は自エレベーターを管理して運
転しているので、残された号機間で運転可能であ
り、信頼性が向上する。 第4の効果として、管理制御処理プログラムの
優先度は、号機運転制御処理プログラムより低く
しているが、高応答性を要求する号機運転制御の
性能に悪影響を及ぼすことがない。 第5の効果として、本発明はマイクロコンによ
り構成されているため、信号機間の通信はシリア
ル通信が容易に行いうることから、各号機間の配
線本数を大幅に増加する必要はなく、容易に構成
できる。 次に他の実施例を第16図により説明する。前
述の実施例では説明を容易にするため、管理台数
を2台としたが、これは3台以上についても同様
に実現できることができ同様の効果が得られる。
第16図は3台の場合のサービスホール呼び演算
処理アルゴリズムである。ダミー方向を前記主旨
に基づいて決定し、ダミー位置テーブル、ゾーン
ベクトルの作成等も前記と同様である。ただ、エ
レベーター台数が3台以上となると、ダミー位置
大小フラグは使用できない。しかしその代り、ダ
ミー位置の低いエレベーターから、PL(最低
位)、PM(中位)、PH(最高位)として区別する
等の方法で同様に行なうことができる。同一階の
場合、エレベーター番号の若い方を下位側にする
などすれば良い。以上から、ゾーンベクトルはZ
L,ZM,ZHのように、サービスゾーンはSZL
SZM,SZHのようにする。したがつて、エレベー
ター号機番号A,B,Cと階順位L,M,Hの対
応を表あらかじめ作つておけばよい。 以上のことから、サービスゾーンSZL,SZM
SZHの論理式は次のようになる。 SZL=ZLM SZM=ZMH SZHH L たとえば、第16図aのようなダミー位置であ
れば、 PL=PBM=PAH=PC であるから、各号機のサービスゾーンは SZA=SZM SZB=SZL SZC=SZH となる。 エレベーター台数が4台以上であつても同様に
求めることができる。 具体的な処理プログラムは2台口の処理プログ
ラムから容易に推察できるため、その説明は省略
する。このように、3台以上の並設エレベーター
の場合、1台が故障あるいは専用運転モードとな
つても、残りのエレベーターにより管理運転が可
能で、管理運転機能の信頼性が良くなる。 以上、本発明のよれば、複数のエレベーターを
管理制御する機能を個々のエレベーターの号機制
御用デジタル制御装置内に分散し、しかも各デジ
タル制御装置では他号機の信号を入力して自号機
を管理制御するように構成したもので、簡単な構
成で標準化を図ることができ、信頼性も向上でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は従来の並設エレベーター制御
装置のシステム構成図、第3図は本発明の並設エ
レベーター制御装置のシステム構成図、第4図は
本発明の一実施例のハードウエア構成図、第5
図、第6図は本発明の一実施例の処理アルゴリズ
ムの説明図、第7図は一実施例のテーブル構成
図、第8図〜第15図は一実施例の制御プログラ
ムのフローチヤート、第16図は本発明の他の実
施例の説明図である。 H……ホール呼び信号部、PIA……並列入出力
回路、ACIA……直列通信回路、L1,L2……号機
制御部、L……号機運転制御部、M……管理制御
部、SM……自己管理制御部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 多階床間を走行する複数のエレベーターと、
    このエレベーターを個々に制御するために各エレ
    ベーター毎に設けられた号機制御用デジタル制御
    装置とを備え、上記複数のエレベーターを管理運
    転するものにおいて、上記号機制御用デジタル制
    御装置は、少なくとも自号機の位置と運転方向と
    を他号機のデジタル制御装置に信号伝送する手
    段、少なくとも他号機の位置と運転方向とを入力
    して自号機を管理制御する手段とを備えたことを
    特徴とする並設エレベーターの制御装置。 2 特許請求の範囲第1項において、上記号機制
    御用デジタル制御装置は、上記号機制御用のプロ
    グラムと上記自号機を管理制御するプログラムと
    を記憶する記憶部と、この両プログラムに沿つた
    演算を実行する演算処理部とを備え、上記管理制
    御プログラムに比べて上記号機制御用プログラム
    の処理優先度を高くしたことを特徴とする並設エ
    レベーターの制御装置。 3 特許請求の範囲第1項において、任意のエレ
    ベーターが管理運転不能のとき、上記管理制御手
    段は当該運転不能号機以外の号機の位置及び運転
    方向を用いて自号機を管理制御するように構成し
    たことを特徴とする並設エレベーターの制御装
    置。 4 特許請求の範囲第1項において、上記信号伝
    送手段は自号機の故障信号又は運転パターン信号
    を伝送し、上記管理制御手段は上記信号機の故障
    信号又は運転パターン信号に応じて自号機を管理
    制御するように構成したことを特徴とする並設エ
    レベーターの制御装置。 5 特許請求の範囲第1項において、上記管理制
    御手段は、上記他号機の位置及び運転方向と自号
    機の位置及び運転方向から、自号機がサービスす
    るホール呼びを算出するように構成したことを特
    徴とする並設エレベーターの制御装置。 6 特許請求の範囲第1項において、上記管理制
    御手段は、上記他号機の位置から自号機の分散待
    機階を算出するように構成したことを特徴とする
    並設エレベーターの制御装置。
JP7432080A 1980-06-04 1980-06-04 Controller for juxtaposed elevator Granted JPS571174A (en)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7432080A JPS571174A (en) 1980-06-04 1980-06-04 Controller for juxtaposed elevator
KR1019810001929A KR870001013B1 (ko) 1980-06-04 1981-05-30 병설(竝設)엘리베이터의 운전 제어장치
GB8116664A GB2077954B (en) 1980-06-04 1981-06-01 Lift control system
SG418/85A SG41885G (en) 1980-06-04 1985-05-30 Control system for plural elevator cars
HK629/85A HK62985A (en) 1980-06-04 1985-08-22 Control system for plural elevator cars

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7432080A JPS571174A (en) 1980-06-04 1980-06-04 Controller for juxtaposed elevator

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS571174A JPS571174A (en) 1982-01-06
JPS6238270B2 true JPS6238270B2 (ja) 1987-08-17

Family

ID=13543703

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7432080A Granted JPS571174A (en) 1980-06-04 1980-06-04 Controller for juxtaposed elevator

Country Status (5)

Country Link
JP (1) JPS571174A (ja)
KR (1) KR870001013B1 (ja)
GB (1) GB2077954B (ja)
HK (1) HK62985A (ja)
SG (1) SG41885G (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0318005Y2 (ja) * 1987-09-28 1991-04-16
JPH0318006Y2 (ja) * 1987-09-28 1991-04-16

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5817076A (ja) * 1981-07-17 1983-02-01 株式会社東芝 エレベ−タの群管理制御装置
US4567560A (en) * 1983-09-09 1986-01-28 Westinghouse Electric Corp. Multiprocessor supervisory control for an elevator system
FI68797C (fi) * 1984-03-14 1985-11-11 Kone Oy Foerfarande foer modernisering av styrsystemet vid en hissgrupp
JPS624179A (ja) * 1985-06-28 1987-01-10 株式会社東芝 エレベ−タの群管理制御装置
EP0239662B1 (en) * 1986-04-03 1993-03-17 Otis Elevator Company Two-way ring communication system for elevator group control
US4875554A (en) * 1988-08-31 1989-10-24 Inventio Ag Dynamic selection of elevator call assignment scan direction
FI98362C (fi) * 1991-07-16 1997-06-10 Kone Oy Menetelmä hissiryhmän modernisoimiseksi
WO2011138984A1 (ko) * 2010-05-06 2011-11-10 Cho Hang Min 초고층 건물용 승강장치

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0318005Y2 (ja) * 1987-09-28 1991-04-16
JPH0318006Y2 (ja) * 1987-09-28 1991-04-16

Also Published As

Publication number Publication date
GB2077954A (en) 1981-12-23
GB2077954B (en) 1984-06-06
HK62985A (en) 1985-08-30
KR870001013B1 (ko) 1987-05-23
SG41885G (en) 1985-12-13
JPS571174A (en) 1982-01-06
KR830006100A (ko) 1983-09-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101093664B1 (ko) 그룹 간 상대 시스템 응답 (irsr) 디스패칭을 이용하는 엘리베이터 크로스-디스패칭 시스템
JPH0561190B2 (ja)
JPS6238270B2 (ja)
JPH09110315A (ja) ビルディングの複数のフロアに運行するための多数かごエレベータシステムおよびエレベータグループへのフロア割当方法
JPH07215606A (ja) エレベータ用のインテリジェント分散制御装置
CN113860097B (zh) 一种电梯调度方法、装置、终端设备及存储介质
JP2001206657A (ja) エレベータ群管理システム
JPS59124666A (ja) エレベ−タの群管理制御方法
CN110248887B (zh) 并联电梯控制方法、系统及装置
JPH06227769A (ja) エレベータの自家発電管制運転制御装置
CN113860096B (zh) 一种电梯群控控制方法
JPH03177276A (ja) エレベータの群管理制御装置
JPH0662263B2 (ja) 群管理エレベ−タの信号伝送制御方法
JP7116707B2 (ja) エレベーターの制御装置及び方法
JPH0318565A (ja) エレベータのかご呼装置
JPH08662B2 (ja) エレベ−タの群管理制御装置
JPS58162475A (ja) エレベ−タの制御方法
JP2000335844A (ja) エレベータ制御システム
CN1123526C (zh) 一种梯群管理系统
JPS6341407Y2 (ja)
JPS63165281A (ja) エレベ−タの群管理制御装置
JPH0472278A (ja) 群管理エレベーター制御システム
JPS63295384A (ja) エレベ−タ乗り場の報知装置
JPH0597333A (ja) エレベーターの群管理制御装置
JPH0735231B2 (ja) 群管理エレベータ―の信号伝送装置