JPH0318006Y2 - - Google Patents

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JPH0318006Y2
JPH0318006Y2 JP1987146410U JP14641087U JPH0318006Y2 JP H0318006 Y2 JPH0318006 Y2 JP H0318006Y2 JP 1987146410 U JP1987146410 U JP 1987146410U JP 14641087 U JP14641087 U JP 14641087U JP H0318006 Y2 JPH0318006 Y2 JP H0318006Y2
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lower frame
frame
spring
winding core
wire
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JP1987146410U
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、束取機の束枠構造に関するものであ
る。
(ロ) 従来の技術 束取機は被覆された電線を所定のコイル状に巻
取る装置である。電線を巻取るために束枠を有し
ている。束枠は円盤状の下枠及び上枠と、上枠と
一体に設けられる巻心と、を有しており、これら
は電動機によつて一体に回転駆動可能である。ま
た、上枠及びこれと一体の巻心は上下動可能であ
り、所定の長さの電線を巻取つた後は巻心及び上
枠が上昇し、巻取られたコイルは次工程の結束機
に送られ、結束される。束枠に最初に電線を入れ
る際には巻心を上昇させておき、下枠に沿つて入
つてくる電線の先端部が巻心の下方まできたとき
巻心を下降させ、巻心の下端面と下枠との間に電
線をはさみ付ける。電線は、巻心を下方に押圧す
るスプリングの力によつてはさみ付けられる。こ
の状態で束枠を回転させることにより巻取りが開
始される。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかしながら、上記のような従来の束枠には、
電線を下枠と巻心との間にはさみ付けて回転を開
始したとき電線先端の拘束部が抜ける場合があつ
たり、あるいは逆に電線が強くはさみ付けられて
切断する場合があつたりするという問題点があ
る。すなわち、巻心はスプリングの一定の力によ
つて下枠に向けて押し付けられており、これによ
つて生ずる摩擦力により電線の先端を拘束してい
る。しかし、太くて固い電線の場合には巻心下端
部の食い込みが不足して十分な摩擦力が得られ
ず、上述のように電線が外れる場合がある。また
逆に細くて軟らかい電線の場合には電線がつぶれ
てしまい、張力により切断される場合がある。本
考案は、このような問題点を解決することを目的
としている。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は、巻心を押し付けるスプリングの力を
調節可能とすることにより、上記問題点を解決す
る。すなわち、本考案による束取機の束枠構造
は、互いに対面するように間隔を空けて配置され
た円板状の下枠12及び上枠14と、一方の枠1
2に固定されこれを回転させることが可能な回転
軸10と、上枠14に軸方向に相対移動可能に連
結され複数の円弧状部材16aによつて縮径可能
な円筒状に形成される巻心16と、これを下枠1
2に向かつて押付けるスプリング42と、を有し
ており、 巻心16は、スプリング42によつて下枠12
に押付けられて上枠12及び下枠14と一体的に
回転する巻取位置と、下枠12から離れて上枠1
4とともに回転しない待機位置との間を移動可能
であり、巻取位置において巻心16の一端部が、
巻取るべき電線60の一端を上記下枠12との間
にはさみ込み可能に構成されたものを対象として
おり、 巻心16の電線はさみ込み端部とは反対側の端
部に、これを軸方向に移動させることが可能なレ
バー38が設けられており、 上記スプリング42の一端側が上枠14の下枠
12と対面する側とは反対側の面に固定されてお
り、上記スプリング42の他端側が上記レバー3
8の一端部に調整ねじ52を介して取り付けられ
ている。なお、かつこ内は実施例の対応する部材
を示す。
(ホ) 作用 巻取る電線が太くて固い場合には調整ねじを調
節してスプリングの力を強く設定する。これによ
り巻心の下端部は電線の被覆にしつかりとくい込
む状態となる。これにより十分大きい摩擦力を得
ることができるので、巻取り開始時には電線が外
れるといつた問題の発生が防止される。また、電
線が細くて軟らかい場合には調整ねじを調節して
スプリンの力を弱く設定する。これにより、電線
が必要以上につぶされることが防止され、巻取り
時の張力によつて電線が切断されることはない。
(ヘ) 実施例 第1〜4図に本考案の実施例を示す。図示して
ない電動機によつて回転駆動される回転軸10の
上部に、これと一体に回転するように下枠12が
配置されている。下枠12は円盤状であり、上面
は平坦になつている。下枠12の上方に上枠14
及びこれと一体に連結された巻心16が設けられ
ている。上枠14及び巻心16はロツド18を介
して図示してないエアシリンダと連結されてお
り、これにより第1図に示す巻取位置と、これよ
りも上方の待機位置との間を上下動可能としてあ
る。すなわち、上枠14はロツド18のフランジ
部及び軸20のフランジ部と共にボルト22によ
つて連結されている。軸20はこれの外周に設け
られる中空軸24と下端部側でキー26によつて
一体に回転するように連結されている。また、中
空軸24と軸20とはボルト28及び座金30に
よつて軸方向にも互いに拘束されている。また、
中空軸24は下端部にかみ合い歯32を有してお
り、このかみ合い歯32は回転軸10の上面に設
けられたかみ合い歯34とかみ合い可能としてあ
る。巻心16は6分割された円弧状部材16aか
ら構成されており、6つの円弧状部材16aを組
合せた状態では円筒状となるようにしてある。巻
心16を構成する各円弧状部材16aの上端部は
上枠14に設けられた穴を貫通して上部に伸びて
おり、これらの上端部はピン36によつてレバー
38と連結されている。レバー38は一端をピン
40によつて上枠14に揺動可能に支持されてお
り、他端側は第4図に詳細に示すようにスプリン
グ42によつて上枠14と連結されている。すな
わち、第4図に示すように、レバー38に設けた
めねじに調整ねじ52(スプリング調整機構)が
ねじ込まれると共にナツト54によつてロツクさ
れている。調整ねじ52の下端部に設けた穴にス
プリング42の上端が連結されている。また上枠
14に固定した止め具56の穴にスプリング42
の下端が連結されている。これにより巻心16を
構成する各円弧状部材16aはスプリング42に
よつて常に下向きの力を受けることになる。中空
軸24の外周部と巻心16の円弧状部材16aの
内径部との間には、円弧状部材16aを内方に揺
動させようとする力を作用するスプリング44が
設けられている。また、円弧状部材16aの内径
側下端には凸部46が設けられており、この凸部
46は中空軸24に回転可能に設けられたローラ
48と対応する位置に設けられており、円弧状部
材16aが下降した状態では凸部46がローラ4
8の下方に移動し、部材16aが上方に移動した
場合には凸部46がローラ48に乗り上げるよう
に配置されている。円弧状部材16aの下端部
は、第3図に示すように、断面くさび状として鋭
角的エツジを形成するようにしてある。第3図の
A寸法は例えば4mmであり、B寸法は0.5mmとし
てある。傾斜面の角度は15〜30度に設定すると電
線60へのかみ込みがよい。
次にこの実施例の作用について説明する。第1
図中で右側から電線60が下枠12の上面に沿つ
て左方向へ前進してくる。この時点では上枠14
及び巻心16は上方に移動しており、下枠12と
巻心16の下端面との間にはすきまが形成されて
いる。電線60の先端が巻心16の外径部よりも
内側に入つた時点で上枠14及び巻心16が下降
する。これにより巻心16の所定の円弧状部材1
6aの下端部と下枠12の上面との間に電線60
がはさみ込まれる。すなわち、部材16aは後述
にように調節されたスプリング42の力によつて
下方に押されており、この力により部材16aの
下端部の断面くさび状部分が電線60の被覆にか
み込む。この状態で回転軸10が回転駆動される
と、下枠12、上枠14及び巻心16が一体とな
つて回転する。これにより電線60が巻心16の
外周に巻取られていく。この巻取り開始の際、電
線60が巻心16と下枠12との間から外れるこ
とはない。これは円弧状部材16aの下端部のく
さび状部が、電線60に強固にかみ込んでいるか
らである。こうすることにより巻心16の外周に
順次電線60が巻取られていく。所定量の巻取り
が完了すると、上枠14及び巻心16が上昇す
る。なお、巻心16の上昇の際にはスプリング4
2の力によつて部材16aが下に押し下げられ、
凸部46のローラ48との接触状態が外れるの
で、部材16aはスプリング44の力によつて巻
心16全体の径を小さくする方向に揺動し、巻心
16がテーパ状に縮径された状態となる。このた
め容易に巻心16を上方に移動させることができ
る。こうしてコイル状とされた電線は次の工程に
送られ、結束機によつて結束される。
スプリング42の力は次のようにして調節され
る。すなわち、電線60が太く固いものの場合に
は、調節ねじ52を上方にに移動させて固定し、
スプリング42の設定長さを長くする。これによ
りスプリング42の力が増大する。円弧状部材1
6aがより大きい力で電線60に押し付けられる
ので、電線60の固い被覆にも円弧状部材16a
の下端部がかみ込む。これにより、電線60が外
れることが防止される。一方、電線60が細くて
軟らかいものの場合には、調整ねじ52を下方に
移動させて固定し、スプリング42の設定長さを
短くする。これにより、スプリング42の力が減
少し、円弧状部材16aが適度な力によつて電線
60を拘束する。従つて、巻き取り開始時の急激
な張力の作用の際にも電線60が切断されること
はない。
(ト) 考案の効果 以上説明してきたように、本考案によると、巻
心を電線に押圧するスプリングの力を調節可能な
調整ねじを設けたので、電線に応じてスプリング
の力を設定することが可能となり、巻き取り開始
時に電線が外れたり、電線が切断されたりする事
故の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す図、第2図は第
1図の−線に沿つて見た図、第3図は第2図
の−線に沿う断面図、第4図はスプリング調
節機構を示す図である。 12……下枠、14……上枠、16……巻心、
38……レバー、42……スプリング、52……
調整ねじ、60……電線。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 互いに対面するように間隔を空けて配置された
    円板状の下枠12及び上枠14と、下枠12に固
    定されこれを回転させることが可能な回転軸10
    と、上枠14に軸方向に相対移動可能に連結され
    複数の円弧状部材16aによつて縮径可能な円筒
    状に形成される巻心16と、これを下枠12に向
    かつて押付けるスプリング42と、を有してお
    り、 巻心16は、スプリング42によつて下枠12
    に押付けられて下枠12及び上枠14と一体的に
    回転する巻取位置と、下枠12から離れて回転し
    ない待機位置との間を移動可能であり、巻取位置
    において巻心16の一端部が、巻取るべき電線6
    0の一端を上記下枠12との間にはさみ込み可能
    に構成された束取機の束枠構造において、 巻心16の電線はさみ込み端部とは反対側の端
    部に、これを軸方向に移動させることが可能なレ
    バー38が設けられており、 上記スプリング42の一端側が上枠14の下枠
    12と対面する側とは反対側の面に固定されてお
    り、上記スプリング42の他端側が上記レバー3
    8の一端部に調整ねじ52を介して取り付けられ
    ていることを特徴とする束取機の束枠構造。
JP1987146410U 1987-09-28 1987-09-28 Expired JPH0318006Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987146410U JPH0318006Y2 (ja) 1987-09-28 1987-09-28

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JP1987146410U JPH0318006Y2 (ja) 1987-09-28 1987-09-28

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JPS6454912U JPS6454912U (ja) 1989-04-05
JPH0318006Y2 true JPH0318006Y2 (ja) 1991-04-16

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JP1987146410U Expired JPH0318006Y2 (ja) 1987-09-28 1987-09-28

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4926448U (ja) * 1972-06-08 1974-03-06
JPS6238270B2 (ja) * 1980-06-04 1987-08-17 Hitachi Ltd

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0318450Y2 (ja) * 1985-08-27 1991-04-18

Patent Citations (2)

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JPS4926448U (ja) * 1972-06-08 1974-03-06
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JPS6454912U (ja) 1989-04-05

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