JPS6234866Y2 - - Google Patents

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JPS6234866Y2
JPS6234866Y2 JP10371582U JP10371582U JPS6234866Y2 JP S6234866 Y2 JPS6234866 Y2 JP S6234866Y2 JP 10371582 U JP10371582 U JP 10371582U JP 10371582 U JP10371582 U JP 10371582U JP S6234866 Y2 JPS6234866 Y2 JP S6234866Y2
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tooth
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JP10371582U
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JPS596583U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、コンバインやバインダ等の作業車に
装着されるクローラ用弾性履帯に関する。
この種の弾性履帯は、弾性材料で無端帯状に形
成された本体に、スプロケツトが咬合する開口部
を帯長手方向に列状に設け、この帯長手方向に隣
合う開孔部間の孔間部に、本体内周側面に帯幅方
向に1対の脱輪防止用ガイド突起と、本体外周面
側に接地ラグとを備えて構成している。
このような構成の弾性履帯は十分な剛性が得ら
れないため、孔間部に芯金を埋設している。第5
図に示す従来例において、この芯金1は5〜10枚
の歯2を形成した駆動又は従動スプロケツト3と
咬合した際、歯元2a及び歯底面Aと当接する
が、芯金1は略矩形断面で当接面Bは平面形状で
あるのに対し、歯底面Aは円弧であるため、周方
向の1点(幅方向には線状)でしか接触しなく、
咬合が非常に不安定となつている。
そのため、走行中の車体の振動及び負荷の変動
によつて弾性履帯が上下振動すると、歯底面Aに
対して芯金1がころがり接触をしようとするが、
芯金1と歯元2aとが当接しているためスベリ接
触となり、歯底面A及び歯元2aと芯金1とが激
しく摩耗し、歯形形状が著しく変化して咬合不良
となつて、車体及び弾性履帯に大きな負荷が働
き、破損を招くことがあり、また、芯金1の摩耗
によつて弾性履帯の寿命は著しく低下される。
このような摩耗による寿命低下を防ぐ為、芯金
及びスプロケツトに熱処理をして硬度を高めた
り、又は硬い材料を使用したりすることが考えら
れているが、今だ不十分であり、コストも高くな
る。
本考案は、以上のような従来の問題点に鑑み、
芯金の当接面を歯底面側に凹状に形成して、歯底
面と少なくとも周方向2点で接触させるように
し、これによつてスベリの極めて少ない安定咬合
ができるようにしたクローラ用弾性履帯を提供す
ることを目的とする。
この目的を達成するための本考案の特徴とする
ところは、弾性材料で無端帯状に形成された本体
に、スプロケツトが咬合する開孔部を帯長手方向
に列状に設け、この帯長手方向に隣合う開孔部間
の孔間部に、本体内周面側に帯幅方向に1対のガ
イド突起と、本体外周面側に接地ラグとを備え、
前記孔間部に芯金を埋設したクローラ用弾性履帯
において、前記スプロケツトの歯底面と当接する
各芯金の当接面は、歯底面と少なくとも周方向の
2点で接触すべく歯底面側に凹状に形成されてい
る点にある。
以下、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
第1図に示す第1実施例において、弾性履帯5
は、弾性材料で無端帯状に形成された本体6にス
プロケツト3が咬合する開孔部7を帯長手方向に
列状に設け、この帯長手方向に隣合う開孔部間の
孔間部8に、本体6内周面側に帯幅方向に1対の
脱輪防止用ガイド突起9と、本体6外周面側に接
地ラグ10と、各孔間部8のガイド突起9を形成
する突起部11を有する芯金1を埋設している。
また、本体6には図示していないが、スチールコ
ード、繊維材等の周方向補強材が埋設されてい
る。12は転輪を示す。
駆動スプロケツト3の歯底面Aと当接する芯金
1の当接面B1は歯底面A側に対して円弧凹状に
形成されていて、その曲率は歯底面Aと同一にな
つている。
従つて、芯金1が駆動スプロケツト3に咬合す
ると、当接面B1は歯底面Aと周方向全長に亘つ
て接触し、帯幅方向は全長接触しているので面接
触することになり、弾性履帯5が多少振動して
も、離脱したり、スベリを生じたりすることがな
く、安定した当接ができ、芯金1、歯底面A及び
歯元2aの摩耗は激減し、弾性履帯5及びスプロ
ケツト3の破損は防止される。
第2図に示す第2実施例において、この芯金1
の当接面B2は、歯底面A側に円弧凹状であつ
て、その曲率Rは歯底面Aより小さくなつてお
り、従つて、周方向の2点で歯底面Aと接触して
いる。
この実施例においても、当接面B2は歯底面A
ところがり接触をするようなことがないのでスベ
リも生じることがなく、摩耗を生じない安定咬合
ができる。
第3図は第3実施例に示しており、芯金1の当
接面B3には歯底面A側に凹状の角形凹部13が
形成されており、歯底面Aには角形凹部13の奥
面とその周方向前後の当接面B3との3点で接触
している。
この第3実施例でも前記各実施例と同様にスベ
リの生じない安定咬合ができる他、当接面B3の
凹部13は角形であるので、極めて容易に形成で
きるという作用効果を有する。
第4図は芯金の他の例を示しており、芯金1の
当接面Bは第1又は第2実施例と同様に歯底面A
と略同一曲率の円弧凹状となつており、その周方
向前後面2b,2cが本体6を形成する弾性材料
から露出している。
前記前後面1a,1bは駆動スプロケツト3の
歯1の歯面2bと略同一形状、例えば歯1がイン
ボリユート歯である場合は、インボリユート曲線
で画かれた形状となつており、前後面1a,1b
と当接面Bとのコーナ部Cは大きな曲率の円弧と
なつている。
通常、芯金1とスプロケツト3との咬合は2〜
4枚の歯であり、1個の芯金1が咬合開始から当
接面Bが歯底面Aと完全に当接するまで、また完
全当接から咬合終了までの間は、完全咬合時と咬
合状況が異なり、第5図仮想線Dで示すように、
歯底面Aに対して芯金1が傾斜する。
咬合初期段階では、歯面2bと芯金1とはスベ
リを生じようとするが、前後面1a,1bとコー
ナ部Cとは大きい曲率の円弧であるので、スベリ
接触というよりむしろころがり接触をするように
なり、摩耗が少なく、また咬合終期段階でも略同
様に作用すると共に、スプロケツト3からの芯金
1の離脱が極めてスムーズになり、芯金1がスプ
ロケツト3に巻込まれたり、引きちぎられるとい
う事故が皆無となる。
以上詳述した本考案によれば、弾性履帯5の孔
間部8に埋設された芯金1は、スプロケツト3の
歯底面Aに当接する当接面Bが歯底面A側に凹状
となつていて、少なくとも周方向の2点(面接触
を含む)で歯底面Aと接触可能であるので、芯金
1の当接面Bは歯底面Aに安定した状態に当接
し、車体の振動、負荷の変更等によつて弾性履帯
5が振動しても、芯金1と歯底面Aとにスベリを
生じたりすることがなく、芯金1及び歯底面Aの
摩耗は極めて少なくなり、且つこのことをコスト
高にすることなく実施できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の実施例を示してお
り、第1図は第1実施例の一部断面側面図、第2
図は第2実施例の要部を示す断面図、第3図は第
3実施例の要部を示す断面図、第4図は芯金の他
例を示す断面図、第5図は従来の弾性履帯を示す
断面説明図である。 1……芯金、3……スプロケツト、5……弾性
履帯、6……本体、7……開孔部、8……孔間
部、9……ガイド突起、10……接地ラグ、A…
…歯底面、B……当接面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弾性材料で無端帯状に形成された本体に、スプ
    ロケツトが咬合する開口部を帯長手方向に列状に
    設け、この帯長手方向に隣合う開孔部間の孔間部
    に、本体内周面側に帯幅方向に1対のガイド突起
    と、本体外周面側に接地ラグとを備え、前記孔間
    部に芯金を埋設したクローラ用弾性履帯におい
    て、前記スプロケツトの歯底面と当接する各芯金
    の当接面は、歯底面を少なくとも周方向の2点で
    接触すべく歯底面側に凹状に形成されていること
    を特徴とするクローラ用弾性履帯。
JP10371582U 1982-07-06 1982-07-06 クロ−ラ用弾性履帯 Granted JPS596583U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10371582U JPS596583U (ja) 1982-07-06 1982-07-06 クロ−ラ用弾性履帯

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10371582U JPS596583U (ja) 1982-07-06 1982-07-06 クロ−ラ用弾性履帯

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS596583U JPS596583U (ja) 1984-01-17
JPS6234866Y2 true JPS6234866Y2 (ja) 1987-09-04

Family

ID=30243845

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10371582U Granted JPS596583U (ja) 1982-07-06 1982-07-06 クロ−ラ用弾性履帯

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JPS596583U (ja) 1984-01-17

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