JPS6234625A - 板材の曲げ加工装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の技術分野］ 本発明は、板材の周縁部を第１の折曲げ線とこの第１の
折曲げ線より外側の第２の折曲げ線とに沿って二段に折
曲する板材の曲げ加工装置に関する。

［発明の技術的背景］ 例えば冷蔵庫の扉外板においては、第４図及び第５図に
示すように板材たる扉外板１の周縁部を第１の折曲げ線
２とこの第１の折曲げ８２より外側の第２の折曲げ線３
とに沿って二段に折曲形成した構成のものがある。斯か
る扉外板１の曲げ加工装置の従来−を第６図に基いて説
明する。即ち、４は扉外板１を受ける受゛台、５は上下
動可能に設けたクランプ型で、このクランプ形５と受台
４とにより扉外板１を挟持する。斯かるクランプ型５の
側部には、扉外板１の周縁部を所定の曲げ角で折曲する
ための型部５ａが形成されている。６は受台５の側部に
軸７を介して回動可能に設【プた曲げ型である。この場
合の加工手順としては、予め前工程で扉外板１の周縁部
に７ランジ部１ａを折凸形成した上で、まず扉外板１の
周縁部のうち第２の折曲げ線３となる部分から外側の部
分を型部５ａから側方に突出させるようにして該扉外板
１を受台４とクランプ型５との間に挾持させた状態で、
曲げ型６を回動することによって扉外板１の周縁部を第
２の折曲げｌｌ１１３に沿って折曲し、その後、扉外板
１を側方に折曲げ線２．３の間隔だけずらした状態で再
瓜上述した動作を繰返すことによって扉外板１の周縁部
を第１の折曲げ線２に沿って折曲するようにしている。

［背景技術の問題点］ しかしながら上記従来構成では、扉外板１の周縁部を、
曲げ型６によって２回に分けて折曲する構成であるため
、工数が増加して生産性に劣る欠点があった。

［発明の目的］ 本発明は上記事情を考慮してなされたもので、従ってそ
の目的は、工数を削減できて、生産性を向上し得る板材
の曲げ加工装置を提供するにある。

［発明の概要］ 本発明の曲げ加工装置は、上下動可能に設けられた曲げ
ポンチと、この曲げポンチの下方に位置して上下動可能
に設けられ下降する前記曲げポンチとの間で前記板材を
挟持しつつ下降される受台と、この受台の側部に隣接し
て設けられ前記受台から側方に突出する板材の周縁部を
前記曲げポンチの下降によりこの曲げポンチと協働して
前記第１の折曲げ線に沿って折曲する曲げダイスと、前
記受台の側方に位置して回動可能に設けられ前記曲げポ
ンチ側への回動によりこの曲げポンチと協働して前記板
材を前記第２の折曲げ線に沿って折曲する曲げ型とから
構成したものであり、これにより第１の折曲げ線に沿う
曲げ加工と第２の折曲げ線に沿う曲げ加工との双方を１
工程で行ない得るようにしたものである。

［発明の実施例］ 以下、本発明の一実施例を第１図乃至第３図を参照して
説明する。１１は上下動可能に設けた曲げポンチで、こ
れの図示右側部には、板材たる扉外板１の周縁部を所定
の曲げ角で折曲するための断面く字状の型部１２が形成
されている。１３は曲げポンチ１１の下方に位置して上
下動可能に設けた受台で、これは圧縮スプリング１４に
より上方に付勢されている。１５は受台１３の図示右側
部に隣接して設けた曲げダイスで、これの上部には受台
１３側（図示左側）に向って下降傾斜する斜面！ｆｌ１
１６が形成されている。１７は曲げダイス１５に関し受
台１３とは反対側（図示右側）に位置して軸１８の周り
を回動可能に設けた曲げ型である。そして、曲げポンチ
１１を上昇させ且つ曲げ型１７を開いた第１図の状態に
おいて、受台１３の上面及び曲げダイス１５の上端並び
に曲げ型１７の上面の各高さ位置を互いに一致させるよ
うにしている。

以上のように構成した曲げ加工装置により扉外板１を曲
げ加工する手順を以下に述べる。予め前工程で図示しな
い他の曲げ加工装置により扉外板１の周縁部に７ランジ
部１ａを折曲形成しておく。

そして、第１図に示すように扉外板１をその周縁部を受
台１３から図示右側方の曲げダイス１５及び曲げ型１７
上に突出させるようにして受台１３上に載置した後、曲
げポンチ１１を下降し、これによって扉外板１を受台１
３との間で挾持しつつ該扉外板１の中央側部分を受台１
３と共に押し下げる。これにより、第２図に示すように
扉外板１の周縁部が曲げダイス１５によって突き上げら
れ、この曲げダイス１５と曲げポンチ１１との協働によ
って該扉外板１の周縁部が第１の折曲げ線２に沿って折
曲される。そして、曲げポンチ１１が最下位置まで下降
したところで、曲げ型１７を曲げポンチ１１側（図示反
時計回り方向）に回動し、この曲げ型１７と曲げポンチ
１１との協働によって扉外板１の周縁部が第３図に示す
ように第２の折曲げｌ１ｌ１３に沿って折曲される。

上述した本実施例によれば、下降する曲げポンチ１１と
曲げダイス１５との協働及び該曲げポンチ１１と曲げ型
１７との協働によって、第１の折曲げ線２に沿う曲げ加
工と第２の折曲げ線３に沿う曲げ加工との双方を１工程
で行うことができて、工数の削減による生産性の向上を
図り得る。しかも、曲げポンチ１１の型部１２の形状を
適宜変更することにより第１及び第２の両折曲げ線２．
３部分の曲げ角を互いに任意に設定することができて、
設計上の自由度が増す利点がある。これに対して、従来
では両折曲げｌ１１２．３部分に同一の型部５ａを宛が
って折曲していたため、両折曲げ線２゛、３部分の曲げ
角が全く同一となり、設計上の自由度が低い。

また、上記実施例において、曲げポンチ１１と曲げダイ
ス１３とに夫々穿孔用又はプレス成形用の型部を別途設
ける構成とすれば、１工程で前述した曲げ加工の他に穿
孔加工やプレス加工を同時に行うことができて、工数の
削減に一層好都合である。

尚、本発明の曲げ加工装置により曲げ加工する板材は、
上記実施例のような冷蔵庫の扉外板１に限られず、例え
ば電子レンジの扉外板等の他の板材であっても良い。

［発明の効果］ 本発明は以上の説明から明らかなように、下降する曲げ
ポンチと曲げダイスとの協働及び該曲げポンチと曲げ型
との協働によって、１工程で板材を第１及び第２の両折
曲げ線に沿って二段に折曲することができるから、工数
を削減できて生産性を向上できるという優れた効果を奏
する。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第３図は夫々本発明の一実施例を異なる状態
で示す縦断面図、第４図は冷！ａ庫の扉外板の斜視図、
第５図は同断面図、第６図は従来例を示す縦断面図であ
る。 図面中、１は扉外板（板材）、２は第１の折曲げ線、３
は第２の折曲げ線、１１は曲げポンチ、１３は受台、１
５は曲げダイス、１７は曲げ型である。 出願人　　株式会社　　東　　芝 肩　１　図 ｊＦ！２　　図 １λ 第　３　■ 治　４　口 見　５　図 第　６Ｇ２１

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、板材の周縁部を第１の折曲げ線とこの第１の折曲げ
   線より外側の第２の折曲げ線とに沿って二段に折曲する
   ものにおいて、上下動可能に設けられた曲げポンチと、
   この曲げポンチの下方に位置して上下動可能に設けられ
   下降する前記曲げポンチとの間で前記板材を挟持しつつ
   下降される受台と、この受台の側部に隣接して設けられ
   前記受台から側方に突出する板材の周縁部を前記曲げポ
   ンチの下降によりこの曲げポンチと協働して前記第１の
   折曲げ線に沿って折曲する曲げダイスと、前記受台の側
   方に位置して回動可能に設けられ前記曲げポンチ側への
   回動によりこの曲げポンチと協働して前記板材を前記第
   ２の折曲げ線に沿って折曲する曲げ型とを具備して成る
   板材の曲げ加工装置。