JPS62144822A - 縁曲げ用金型装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ａ０発明の目的 （１）産業上の利用分野 本発明は、縁曲げ加工をすべく仮曲げ状態にした外縁部
を有するワークが載置される下型と、該下型の上方で昇
降可能な上型と、上型の降下動作に応動して前記外縁部
を内方に曲げる縁曲げパンチとを備える縁曲げ用金型装
置に関する。

（２）従来の技術 従来、かかる金型装置では、下型を分割移動可能に構成
し、縁曲げ加工時にはワークのほぼ全面を受けるように
拡大させていた下型を、加工終了後にワークを取出す際
には、縁曲げ部が下型に引っかかることを避けるために
下型を収縮させるようにしている。

（３）発明が解決しようとする問題点 ところが上記従来のものでは、下型の構造力＜？Ｍ雑と
なり、加工工数およびコストも増大するなどの欠点があ
る。

本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、下
型の構造を単純化するとともにワーク取出し時の引っか
かのを避ける得るようにした縁曲げ用金型装置を提供す
ることを目的とする。

Ｂ９発明の構成 （１１問題点を解決するための手段 本発明によれば、下型は、ワークを載置した際に外縁部
をオーバーハング状態にして該外縁部の下方に作動空間
を得べく形成され、縁曲げパンチは該作動空間に配設さ
れ、上型には、その降下時にワークを下型上に弾発的に
押圧するためのバッドが設けられ、該パッドには前記外
縁部を上方から受ける受け部が一体的に設けられる。

（２）作　用 縁曲げ加工終了時に縁曲げされた外縁部の下方には下型
がないので、ワークをそのまま取出しても下型に引っか
かるおそれはない。

（３）実施例 以下、図面により本発明の一実施例について説明すると
、先ず第１図および第２図において、縁曲げ加工を施す
べきワークＷは、薄鋼板を絞り成形するとともにトリミ
ング加工して得られたものであり、しかも一部の外縁部
１は、本発明に従う構成により予め仮曲げされている。

また、残余の外縁部２，３にも縁曲げ加工が施されるが
、一方の外縁部２は下型４および上型５により直角に折
り曲げられるのであり、他方の外縁部３には下型４と曲
げパンチ６とにより部分的に曲げ加工が施される。

下型プレート７上には下型４が固設される。この下型４
は絞り加工を施されているワークＷを載置し得るように
、ワークＷに対応した形状の上面４ａを有し、しかもそ
の上面４ａにワークＷを載置した際に、仮曲げ状態にあ
る外縁部１がオーバーハングして外側方に突出するよう
にワークＷよりも小さく形成される。これにより、オー
バーハングした外縁部ｌの下方には作動空間８が形成さ
れる。

前記外縁部１に対応する位置で下型４の側方には、ブラ
ケット９が固設されており、このブラケット９には水平
な支軸１０により回動アーム１１が回動自在に支承され
る。この回動アーム１１の一端は作動空間８内に突入す
るものであり、ａｉ−・瑞に縁曲げパンチ１２が一体的
に設けられる。

縁曲げパンチ１２は、仮曲げ状態にある外縁部１をさら
に曲げて横断面円弧状とするものであり、そのために縁
曲げパンチ１２には、仮曲げされている外縁部１を案内
して丸めるための円弧状凹部１３力煽夛を士られる。

縁曲げパンチ１２の下方で下型プレート７上にはストッ
パ１４が固設される。また回動アーム１１の他端に対応
する位置で下型プレート７には穴１５が穿設されており
、この穴１５には回動アーム１１の他端に当接する押上
げビン１６が摺合される。しかも押上げビン１６と穴１
５の底部との間にばばね１７が縮設される。このばね１
７のばね力により押上げビン１６は上方に付勢されてお
り、したがって回動アーム１１はその一端がストッパ１
４に当接する方向に回動付勢されている。

ワークＷの外縁部３に対応する位置で、下型プレート７
上には、該外縁部３への近接、離反移動を可能として移
動体１８が配設されており、この移動体１８に、外縁部
３の一部を曲げ加工するための曲げパンチ６と、該外縁
部３に穿孔加工を施すだめのピアスパンチ１９とが設け
られる。また移動体１８の上面にはカム而２０が設けら
れておリ、上型５の降下に応じてカム面２０が押される
けとにより、移動体１８すなわち曲げパンチ６およびピ
アスパンチ１９がワークＷに近接移動する。

上型５は、図示しない昇降駆動手段により、下型４の上
方で昇降駆動されるものであり、この上型５には、ワー
クＷを下型４上に押圧するためのパ・７ド２１が、制限
された範囲内で上下に相対移動自在にして保持される。

しかも上型５およびバッド２１間には、ばね２２が介装
されており、このばね２２のばね力によりバッド２１は
下方に向けて付勢されており、上型５が上界していると
きには、バッド２１は上型５よりも下方に突出している
。

またバッド２１には、下型４に載置されているワークＷ
の外縁部Ｉを受けるべく、該外縁部】の上面に対応した
形状を有する受け部２３が一体的に設けられる。

さらに、上型５には、回動アーム１１の他端に当接し得
る押圧ピン２４が突設されており、この押圧ピン２４に
より回動アーム１１が回動駆動される。

次にこの実施例の作用について説明すると、ワークＷの
縁曲げ加工にあたっては、上型５を上昇させた状態で下
型４上にワークＷを載置する。この際、仮曲げ状態にあ
る外縁部１は下型４から側方に突出してオーバーハング
状態となり、その下方に作動空間８が形成される。

次に上型５を降下せしめると、先ずバッド２１がワーク
Ｗの上面に当接し、受け部２３も外縁部１の上面に当接
する。上型５がさらに降下すると、ばね２２が圧縮され
てより大きなばね力を発揮し、ワークＷは下型４上に弾
発的に押し付けられる。

上型５のさらなる降下により、押圧ピン２４で回動アー
ム１１が回動し始め、第３図で示すように仮曲げされて
いる外縁部ｌは縁曲げパンチ１２と受け部２３とで内方
に彎曲して曲げられる。また外縁部２は下型４と上型５
とでほぼ直角に折り曲げられ、外縁部３はその一部が曲
げパンチ６で曲げられるとともにピアスパンチ１９で穿
孔される。

このようにして上型５が下限位置まで降下したときに、
各外縁部１，２．３に最終的な形状にまでの曲げ加工が
施され、その後上型５が上昇せしめられる。これにより
バッド２１はワークＷから＾Ｕれて上界し、回動アーム
１１はストッパ１４に当接するまで回動し、移動体１８
は下型４から離反する。

そこでワークＷ４下型４上から取出すが、内方に曲げら
れている外縁部１は下型４からオーバーハングした状態
にあり、下型４に引っかかるおそれはないので、ワーク
Ｗを極めて容易に取出すことができる。

この実施例では、外縁部１の反対側の外縁部２を直角に
折り曲げるものを示したが、内方側にさらに折り曲げる
ようにしてもよく、この場合にワークＷを取出す際には
、ワークＷを第２図で左側に一旦ずらせて取出すことが
できる。また、以上の実施例では、外縁部１を彎曲して
内方に曲げる場合について説明したが、折り畳むように
曲げる一ＩＧ的な曲げ成形を行う場合についても本発明
を適用することができる。

Ｃ０発明の効果 以上のように本発明によれば、下型は、ワークを載置し
た際に、外縁部をオーバーハング状態にして該外縁部の
下方に作動空間を得へ（形成され、縁曲げパンチは該作
動空間に配設され、上型には、その降下時にワークを下
型上に弾発的に押圧するためのバッドが設けられ、該バ
ンドには前記外縁部を上方から受ける受け部が一体的に
設けられるので、下型構造は極めて単純であり、曲げ加
工後のワークを極めて容易に下型上から取出すことがで
き、工数低減およびコスト低減を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すものであり、第１図は上
型を省略した平面図、第２図は曲げ加工途中での第１図
ｎ−ｎ線に沿う断面図、第３図は曲げ加工終了時の第２
図に対応した断面図である。 ■・・・外縁部、４下型、５・・・上型、８・・・作動
空間、１２・・・縁曲げパンチ、２１・・・パッド、２
３・・・受け部、Ｗ・・・ワーク

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 縁曲げ加工をすべく仮曲げ状態にした外縁部を有するワ
   ークが載置される下型と、該下型の上方で昇降可能な上
   型と、上型の降下動作に応動して前記外縁部を内方に曲
   げる縁曲げパンチとを備える縁曲げ用金型装置において
   、前記下型は、ワークを載置した際に前記外縁部をオー
   バーハング状態にして該外縁部の下方に作動空間を得べ
   く形成され、縁曲げパンチは該作動空間に配設され、上
   型には、その下降時にワークを下型上に弾発的に押圧す
   るためのパッドが設けられ、該パッドには前記外縁部を
   上方から受ける受け部が一体的に設けられることを特徴
   とする縁曲げ用金型装置。