JP3368102B2 - 穴抜きカーリング加工装置 - Google Patents

穴抜きカーリング加工装置

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JP3368102B2 JP15279995A JP15279995A JP3368102B2 JP 3368102 B2 JP3368102 B2 JP 3368102B2 JP 15279995 A JP15279995 A JP 15279995A JP 15279995 A JP15279995 A JP 15279995A JP 3368102 B2 JP3368102 B2 JP 3368102B2
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Kanto Auto Works Ltd
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  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、1工程のプレスによっ
てパネルワークに穴と、穴内周をカール可能とした穴抜
きカーリング加工装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】例えば、自動車のドアインナパネルに
は、スピーカーを配置する穴やドア内部構造を操作する
作業用の穴が開設され、これらの穴の内周はカーリング
されている。このような穴の開設とカーリングはプレス
によって加工されており、従来では図3で示すように、
下型20と上型21とによりパネルワークWを穴抜きす
ると共に、穴周囲を略直角に曲折(バーリング)してフ
ランジFを立てる第1工程と、図4で示すように、下型
22と上型23とによって前記第1工程で得たフランジ
Fを穴の外径方向に折り曲げ(カーリング)てカール部
Cを形成する第2工程とによって製造していた。尚、図
3のSは、穴抜きしたスクラップを示す。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記の用に従来では2
工程を必要とし、従って第1工程のバーリング用プレス
型と、第2工程のカーリング用プレス型が必要であり、
多大な型費を要し、また、パネルワークを第1工程と第
2工程にそれぞれ搬入,搬出する作業があって加工能率
の面でも問題があった。 【0004】本発明の目的は、上記従来の問題点に鑑
み、1つの上,下型で1工程のプレス動作によってパネ
ルワークに穴抜きと、穴内周 カーリング加工を可能
とした穴抜きカーリング加工装置を提供することであ
る。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の構成要旨は、固定の下型と、この下型に対
して上下動する上型とからなり、前記下型に、スプリン
グによって上昇方向に付勢して上下動可能な下切刃を有
する下パッドと、この下パッドに隣接してシリンダによ
り上下動可能に配設された傾斜面を上端に有するカーリ
ング曲刃と、このカーリング曲刃の上方で水平軸線方向
に進退可能に設けられたカムパッドとを備え、前記上型
に、前記下切刃とによってワークに対し穴抜きする上切
刃と、この上切刃に隣接して配置され前記穴抜きしたワ
ークの穴周囲を略直角に曲折してフランジを立てるバー
リング用曲刃と、このバーリング用曲刃穴抜に装備され
た前記フランジを外径方向に押圧する押圧手段と、前記
カムパッドを進退作動させる固定カムとを備え、下型上
に搬入したワークを上型の下降によって前記上切刃と下
切刃とによって穴抜きした穴周囲をバーリング用曲刃と
前記下パッドで挟んで固定カムより前進した前記カムパ
ッドの先端に沿って略直角に曲折してフランジを立て、
このフランジを前記押圧手段により外径方向に押圧した
状態で前記カーリング曲刃を上昇して、その傾斜面でカ
ーリングするようにしたことを特徴とするものである。 【0006】 【作用】上記の構成により、上型の下降によってカムパ
ッドを所定の位置に前進させ、バーリング用曲刃の下端
面と下パッドの上端面とでパネルワークの穴明部を押さ
え、上切刃と下パッドの下切刃によって穴抜きを行い。
さらに、バーリング用曲刃によって穴抜きしたワークの
穴周囲をカムパッドの先端に沿って略直角に曲折してフ
ランジを立てると共に、ボール付スプリングにより前記
フランジを外径方向に押圧し、シリンダによりカーリン
グ用曲刃を上昇動して前記フランジを傾斜面に沿ってカ
ールする、穴抜きとカーリングを同一のプレス型により
1工程で加工可能とする。 【0007】 【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1において、10は上下動する上型である、この
上型10には、下型1上に搬入されたパネルワークW
(以下単にワークという)を下型1に押圧する上パッド
11がスプリング12を介して装着されており、さら
に、ワークWに対し穴抜きするための上切刃14と、穴
抜きしたワークWの穴周囲を略直角に曲折してフランジ
を立てるためのバーリング用曲刃13と、このバーリン
グ用曲刃13に装着され前記ワークWの穴周囲のフラン
ジを外径方向に押圧するボール付スプリング16(押圧
手段)と、後述するカムパッド4を進退作動するための
固定カム15とを備えている。 【0008】1は前記上型10に対する固定の下型であ
り、この下型1には、前記バーリング用曲刃13と対接
し上切刃14と対応する下切刃を有した下パッド2と、
前記バーリング用曲刃13によって略直角に曲折され、
かつボール付スプリング16により外径方向に押圧した
フランジを保持する進退可能なカムパッド4と、前記フ
ランジを折り曲げる傾斜面8aを有し、シリンダ9によ
って上下動するカーリング用曲刃8とを備えている。 【0009】前記バーリング用曲刃13と対接し上切刃
14と対応する下切刃を有した下パッド2は、下型1に
スプリング3によって上昇方向に付勢して上下動可能に
設けられ、バーリング用曲刃13と対接した後は上型1
0の下降動と共にスプリングを圧縮して下降動するよう
になっている。 【0010】前記カムパッド4は下型1に水平軸線方向
で固設したガイド軸6に摺動可能に案内されている可動
カム5に固定され、下型1上を水平方向にスライド可能
に配置されている。そして、上型10が上昇していると
きは、可動カム5と下型1との間に介装されたリターン
スプリング7によってカムパッド4は後退端に位置し、
上型10の下降により固定カム15が可動カム5に当接
してカムパッド4を前進端にスライド位置するようにな
っている。 【0011】上記の構成による本発明の動作を図2を加
えて説明する。図2(A)は穴抜き及び曲げ加工状態で
あり、図2(B)はバーリング加工状態であり、図2
(C)はカーリング加工状態である。 【0012】下型1上にワークWを搬入した後に上型1
0が下降動し、上パッド11によってワークWを下型1
に押さえ込み、固定カム15が可動カム5に当接してカ
ムパッド4を所定の位置に前進させる。また、上型10
の下降動によってバーリング用曲刃13の下端面と下パ
ッド2の上端面とでワークWの穴抜き部を押さえ、図2
(A)で示すように、上切刃14と下パッド2の下切刃
によって穴抜きを行い、バーリング用曲刃13とカムパ
ッド4とによってワークWの穴周縁をクランク状に曲げ
加工する。 【0013】さらに、上型10の下降動によってバーリ
ング用曲刃13により前記曲げ加工したワークWの穴周
縁をカムパッド4の先端に沿って略直角に曲折してフラ
ンジFを立てると共に、ボール付スプリング16により
前記フランジFを外径方向に押圧する。すなわち、図2
(B)で示すバーリング加工を行うのである。 【0014】前記バーリング加工の後は上型10は下死
点となり、その状態でシリンダ9によってカーリング用
曲刃8が上昇し、フランジFを傾斜面8aに沿ってカー
ルCする。すなわち、図2(C)で示すようにカーリン
グ加工を行うのである。 【0015】前記カーリング加工において、カーリング
用曲刃8が上昇するときに、略直角に曲折したフランジ
Fは図2(B)の点線で示すようにボール付スプリング
16により外径方向に押圧されているため、カーリング
用曲刃8の上昇で傾斜面8aが外径方向に押圧されたフ
ランジFを掬うようにして傾斜面8a上に確実に誘導
し、カーリングする。 【0016】前記カーリング加工の後は上型10が上昇
動し、カムパッド4はリターンスプリング7によって後
退端にスライドし、カーリング用曲刃8は下降動し、下
パッド2はスプリング3によって上昇付勢され、全てが
原位置状態に戻され、穴抜き及びカーリング加工を終了
してワークWは下型1上から搬出される。 【0017】 【発明の効果】以上のように本発明によると、1つの
上,下型で1工程のプレス動作によってパネルワークに
穴抜きと、穴内周をカーリング加工を可能としたもので
あるから、加工の工程数を削減し、型費の低減及び作業
能率の向上が得られる利点を有している。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明装置の断面図 【図2】本発明装置による加工状態の説明図 【図3】従来の穴抜き加工工程の断面図 【図4】従来のカーリング加工工程の断面図 【符号の説明】 1 下型 2 下パッド 4 カムパッド 5 可動カム 8 カーリング用曲刃 9 シリンダ 10 上型 11 上パッド 13 バーリング用曲刃 14 上切刃 15 固定カム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21D 19/08 B21D 19/12 B21D 28/02 B21D 28/10 B21D 28/24 B26F 1/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】固定の下型と、この下型に対して上下動す
    る上型とからなり、前記下型に、スプリングによって上
    昇方向に付勢して上下動可能な下切刃を有する下パッド
    と、この下パッドに隣接してシリンダにより上下動可能
    に配設された傾斜面を上端に有するカーリング曲刃と、
    このカーリング曲刃の上方で水平軸線方向に進退可能に
    設けられたカムパッドとを備え、前記上型に、前記下切
    刃とによってワークに対し穴抜きする上切刃と、この上
    切刃に隣接して配置され前記穴抜きしたワークの穴周囲
    を略直角に曲折してフランジを立てるバーリング用曲刃
    と、このバーリング用曲刃穴抜に装備された前記フラン
    ジを外径方向に押圧する押圧手段と、前記カムパッドを
    進退作動させる固定カムとを備え、下型上に搬入したワ
    ークを上型の下降によって前記上切刃と下切刃とによっ
    て穴抜きした穴周囲をバーリング用曲刃と前記下パッド
    で挟んで固定カムより前進した前記カムパッドの先端に
    沿って略直角に曲折してフランジを立て、このフランジ
    を前記押圧手段により外径方向に押圧した状態で前記カ
    ーリング曲刃を上昇して、その傾斜面でカーリングする
    ようにしたことを特徴とする穴抜きカーリング加工装
    置。
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