JPH09155467A - カーリング装置 - Google Patents
カーリング装置Info
- Publication number
- JPH09155467A JPH09155467A JP33432095A JP33432095A JPH09155467A JP H09155467 A JPH09155467 A JP H09155467A JP 33432095 A JP33432095 A JP 33432095A JP 33432095 A JP33432095 A JP 33432095A JP H09155467 A JPH09155467 A JP H09155467A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutting tool
- curling
- die
- punching
- punch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Punching Or Piercing (AREA)
- Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】１つの型で１工程によりパネルワークに対し穴
抜とカーリング加工を可能にした。 【解決手段】下型１には昇降動可能な穴抜刃３を備え、
上型２には穴抜刃３に嵌入しパネルワークＷを穴抜する
ポンチ４ａと、このポンチ４ａと一体でありテーパ面４
ｂを有する刃具４と、この刃具４のテーパ面４ｂに対し
接近して穴抜したパネルワークＷの穴を周囲をカーリン
グＣするスライド可能な曲刃５と、この曲刃５を進退移
動させるクサビ部材９と、このクサビ部材９を作動させ
るシリンダ１０とを備えた。
抜とカーリング加工を可能にした。 【解決手段】下型１には昇降動可能な穴抜刃３を備え、
上型２には穴抜刃３に嵌入しパネルワークＷを穴抜する
ポンチ４ａと、このポンチ４ａと一体でありテーパ面４
ｂを有する刃具４と、この刃具４のテーパ面４ｂに対し
接近して穴抜したパネルワークＷの穴を周囲をカーリン
グＣするスライド可能な曲刃５と、この曲刃５を進退移
動させるクサビ部材９と、このクサビ部材９を作動させ
るシリンダ１０とを備えた。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、穴抜加工と穴の周
囲を折り曲げ加工するカーリング装置に関するものであ
る。
囲を折り曲げ加工するカーリング装置に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】自動車のボディー等を構成するパネルに
はワイヤーやハーネス等を貫通させる穴が開けられてい
る。この穴は、その周囲をカーリングして、貫通するワ
イヤーハーネス等が損傷しないよう配慮し、穴に嵌着す
る樹脂部品を廃止している。
はワイヤーやハーネス等を貫通させる穴が開けられてい
る。この穴は、その周囲をカーリングして、貫通するワ
イヤーハーネス等が損傷しないよう配慮し、穴に嵌着す
る樹脂部品を廃止している。
【０００３】従来のカーリングは図２に示すように、下
型１に穴抜刃２０が設けられ、上型２には上型２の下死
点前から前記穴抜刃２０に嵌入するポンチ２１が設けら
れたプレス型でパネルワークＷの所定位置に穴抜すると
共に、穴の周囲を立ち上げてフランジＦを形成する第１
工程と、図３で示すように、下型１ａに逃がし穴２３が
設けられ、上型２ａに前記パネルワークＷに開けた穴の
周囲に立ち上げたフランジＦをカーリングＣするための
テーパ面２２ａを備えたカーリング部材２２が前記下型
１ａの逃がし穴２３に対応する位置に設けられたプレス
型によりカーリングする第２工程とによってカーリング
加工をしている。
型１に穴抜刃２０が設けられ、上型２には上型２の下死
点前から前記穴抜刃２０に嵌入するポンチ２１が設けら
れたプレス型でパネルワークＷの所定位置に穴抜すると
共に、穴の周囲を立ち上げてフランジＦを形成する第１
工程と、図３で示すように、下型１ａに逃がし穴２３が
設けられ、上型２ａに前記パネルワークＷに開けた穴の
周囲に立ち上げたフランジＦをカーリングＣするための
テーパ面２２ａを備えたカーリング部材２２が前記下型
１ａの逃がし穴２３に対応する位置に設けられたプレス
型によりカーリングする第２工程とによってカーリング
加工をしている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記従来では、２種類
の型と２工程を必要としており、多大な型費用と多工程
により生産性に問題があり、これの改善が課題となって
いた。
の型と２工程を必要としており、多大な型費用と多工程
により生産性に問題があり、これの改善が課題となって
いた。
【０００５】本発明の目的は、１つの型で１工程により
穴抜とカーリング加工を可能にしたカーリング装置を提
供することである。
穴抜とカーリング加工を可能にしたカーリング装置を提
供することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの構成は、下型に昇降動可能な穴抜刃を備え、上型に
前記穴抜刃に嵌入しパネルワークを穴抜するポンチと、
このポンチと一体でありテーパ面を有する刃具と、この
刃具の前記テーパ面に対し接近して前記穴抜したパネル
ワークの穴の周囲をカーリングするスライド可能な曲刃
と、この曲刃を前記刃具の前記テーパ面に対し接近及び
離間させるクサビ部材と、このクサビ部材を作動させる
シリンダとを備えたことを特徴とするものである。
めの構成は、下型に昇降動可能な穴抜刃を備え、上型に
前記穴抜刃に嵌入しパネルワークを穴抜するポンチと、
このポンチと一体でありテーパ面を有する刃具と、この
刃具の前記テーパ面に対し接近して前記穴抜したパネル
ワークの穴の周囲をカーリングするスライド可能な曲刃
と、この曲刃を前記刃具の前記テーパ面に対し接近及び
離間させるクサビ部材と、このクサビ部材を作動させる
シリンダとを備えたことを特徴とするものである。
【０００７】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図１において、１は下型であり、２は上
型である。前記下型１には穴抜刃３が図略のスプリング
により上昇方向に付勢されて昇降動可能に設けられてい
る。
いて説明する。図１において、１は下型であり、２は上
型である。前記下型１には穴抜刃３が図略のスプリング
により上昇方向に付勢されて昇降動可能に設けられてい
る。
【０００８】一方、上型２には、前記穴抜刃３に嵌挿し
パネルワークＷを穴抜するポンチ４ａと、このポンチ４
ａと一体でありテーパ面４ｂを有する刃具４と、この刃
具４の前記テーパ面４ｂに対し接近して前記穴抜したパ
ネルワークＷの穴の周囲をカーリングＣするスライド可
能な曲刃５と、この曲刃５を前記刃具４の前記テーパ面
４ｂに対し接近及び離間させるクサビ部材９と、このク
サビ部材９を作動させるシリンダ１０とを備えている。
パネルワークＷを穴抜するポンチ４ａと、このポンチ４
ａと一体でありテーパ面４ｂを有する刃具４と、この刃
具４の前記テーパ面４ｂに対し接近して前記穴抜したパ
ネルワークＷの穴の周囲をカーリングＣするスライド可
能な曲刃５と、この曲刃５を前記刃具４の前記テーパ面
４ｂに対し接近及び離間させるクサビ部材９と、このク
サビ部材９を作動させるシリンダ１０とを備えている。
【０００９】前記曲刃５は刃具４のテーパ面４ｂと対向
するテーパ面５ａを有しており、上型２にスプリング１
２によって下方に付勢され上型２に上下方向にスライド
可能に設けられているパネルワークの押さえブロック８
に支持軸６を介して水平方向に進退移動可能に、かつス
プリングに７より常に後退方向に付勢されて設けられて
いる。
するテーパ面５ａを有しており、上型２にスプリング１
２によって下方に付勢され上型２に上下方向にスライド
可能に設けられているパネルワークの押さえブロック８
に支持軸６を介して水平方向に進退移動可能に、かつス
プリングに７より常に後退方向に付勢されて設けられて
いる。
【００１０】また、前記クサビ部材９は前記曲刃５と押
さえブロック８との間に差し込まれるよう、シリンダ１
０と連結部材１１を介して結合され、前記シリンダ１０
によって昇降動するよう配置されている。
さえブロック８との間に差し込まれるよう、シリンダ１
０と連結部材１１を介して結合され、前記シリンダ１０
によって昇降動するよう配置されている。
【００１１】上記の構成よりなる本発明の動作について
説明する。上型２の上死点では穴抜刃３の上端は図１の
仮想線Ｌで示す位置に図略のスプリング力によって上昇
待機している。また、この上型２の上死点時クサビ部材
９はシリンダ１０により引き上げられ、曲刃５と押さえ
ブロック８との間に差し込まれている。この状態でワー
クパネルＷを下型１上にセットして上型２を下降させ
る。
説明する。上型２の上死点では穴抜刃３の上端は図１の
仮想線Ｌで示す位置に図略のスプリング力によって上昇
待機している。また、この上型２の上死点時クサビ部材
９はシリンダ１０により引き上げられ、曲刃５と押さえ
ブロック８との間に差し込まれている。この状態でワー
クパネルＷを下型１上にセットして上型２を下降させ
る。
【００１２】上型２の下降により、先ず、刃具４のポン
チ４ａによってパネルワークＷの所定位置に穴抜すると
共に、曲刃５によりフランジを形成する。
チ４ａによってパネルワークＷの所定位置に穴抜すると
共に、曲刃５によりフランジを形成する。
【００１３】続いて、刃具４は穴抜刃３を仮想線Ｌで示
す上昇待機位置より押し下げて、穴の周囲に立ち上げら
れているフランジに刃具４のテーパ面４ｂを対応させ、
カーリングＣする。
す上昇待機位置より押し下げて、穴の周囲に立ち上げら
れているフランジに刃具４のテーパ面４ｂを対応させ、
カーリングＣする。
【００１４】前記カーリング加工後の上型２の下死点
で、シリンダ１０によってクサビ部材９を上昇させて曲
刃５と押さえブロック８との間から抜き取り、曲刃５を
スプリング７の付勢によって後退移動し、刃具４のテー
パ面４ｂと対向する曲刃５のテーパ面５ａとの干渉（負
角）を解消して上型２を上死点まで上昇させる。
で、シリンダ１０によってクサビ部材９を上昇させて曲
刃５と押さえブロック８との間から抜き取り、曲刃５を
スプリング７の付勢によって後退移動し、刃具４のテー
パ面４ｂと対向する曲刃５のテーパ面５ａとの干渉（負
角）を解消して上型２を上死点まで上昇させる。
【００１５】このように、本発明では、１つの型で１工
程により穴抜とカーリング加工を可能とするものであ
る。
程により穴抜とカーリング加工を可能とするものであ
る。
【００１６】
【発明の効果】以上のように本発明によると、１つの型
で１工程により穴抜とカーリング加工を可能とするもの
であるから、型費用が低減されると共に、生産性を向上
する利点を有している。
で１工程により穴抜とカーリング加工を可能とするもの
であるから、型費用が低減されると共に、生産性を向上
する利点を有している。
【図１】本発明装置の要部断面図
【図２】従来の第１工程を示す断面図
【図３】従来の第２工程を示す断面図
１ 下型 ２ 上型 ３ 穴抜刃 ４ 刃具 ４ａ ポンチ ４ｂ テーパ面 ５ 曲刃 ５ａ テーパ面 ６ 支持軸 ７ スプリング ８ 押さえブロック ９ クサビ部材 １０ シリンダ １１ 連結部材 １２ スプリング
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ２１Ｄ 37/08 Ｂ２１Ｄ 37/08
Claims (1)
- 【請求項１】 下型に昇降動可能な穴抜刃を備え、上型
に前記穴抜刃に嵌入しパネルワークを穴抜するポンチ
と、このポンチと一体でありテーパ面を有する刃具と、
この刃具の前記テーパ面に対し接近して前記穴抜したパ
ネルワークの穴の周囲をカーリングするスライド可能な
曲刃と、この曲刃を前記刃具の前記テーパ面に対し接近
及び離間させるクサビ部材と、このクサビ部材を作動さ
せるシリンダとを備えたことを特徴とするカーリング装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33432095A JPH09155467A (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | カーリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33432095A JPH09155467A (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | カーリング装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09155467A true JPH09155467A (ja) | 1997-06-17 |
Family
ID=18276045
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33432095A Pending JPH09155467A (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | カーリング装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09155467A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103495646A (zh) * | 2013-09-30 | 2014-01-08 | 大连益联金属成型有限公司 | 一种风扇罩侧表面冲孔模具 |
| CN104001819A (zh) * | 2013-12-20 | 2014-08-27 | 柳州广菱汽车技术有限公司 | 钣金件卷边模具 |
| CN104289577A (zh) * | 2014-09-24 | 2015-01-21 | 滁州亚利模具设备有限公司 | 一种具有节省空间布置的冲压方法 |
| CN105964803A (zh) * | 2016-06-22 | 2016-09-28 | 苏州金鸿顺汽车部件股份有限公司 | 一种在钣金件斜面上冲压翻边孔的冲压模具 |
-
1995
- 1995-11-30 JP JP33432095A patent/JPH09155467A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103495646A (zh) * | 2013-09-30 | 2014-01-08 | 大连益联金属成型有限公司 | 一种风扇罩侧表面冲孔模具 |
| CN104001819A (zh) * | 2013-12-20 | 2014-08-27 | 柳州广菱汽车技术有限公司 | 钣金件卷边模具 |
| CN104001819B (zh) * | 2013-12-20 | 2016-01-27 | 柳州广菱汽车技术有限公司 | 钣金件卷边模具 |
| CN104289577A (zh) * | 2014-09-24 | 2015-01-21 | 滁州亚利模具设备有限公司 | 一种具有节省空间布置的冲压方法 |
| CN105964803A (zh) * | 2016-06-22 | 2016-09-28 | 苏州金鸿顺汽车部件股份有限公司 | 一种在钣金件斜面上冲压翻边孔的冲压模具 |
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