JPS623043Y2 - - Google Patents

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JPS623043Y2
JPS623043Y2 JP10114881U JP10114881U JPS623043Y2 JP S623043 Y2 JPS623043 Y2 JP S623043Y2 JP 10114881 U JP10114881 U JP 10114881U JP 10114881 U JP10114881 U JP 10114881U JP S623043 Y2 JPS623043 Y2 JP S623043Y2
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heater
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、保温機能を有する電気ジヤー、す
なわち、保温だけかあるいは炊飯および保温の両
方を行う電気ジヤー(いわゆる電気ジヤーや電子
ジヤーの双方を含む)に関する。
一般にジヤーにおける電気的保温上、従来は御
飯の温度についてだけ制御し、湿度に関しては制
御していない。しかし、御飯の温度が適切に維持
されても、御飯を収容している飯器内湿度は、保
温中に飯器内で蒸発する蒸気が徐々に飯器外へ流
出し、その一部が飯器外で温度差のために結露し
再び蒸発されることなく流下してしまうことや、
一部がジヤー外へ抜け出てしまうこと等によつ
て、次第に失われて行く。このため御飯は、湿気
を発散し易い上層部が特に乾燥し、乾燥の進行と
共に褐色化現象をも来す。
この考案は、御飯を収容する飯器内かそれに通
じるジヤー内空間がなす保湿領域において、飯器
内御飯の特に上層部へ湿度低下に対応して確実に
加湿して、前記のような欠点を解消し得る電気的
保温機能を持つたジヤーを提供することを目的と
するものである。
第1図から第3図に示される実施例について説
明すれば、1はジヤー器体、2は器体1に収容さ
れる飯器である。器体1はその一側へ後部を枢着
3して開閉自在とした器体蓋4が設けられてい
る。器体蓋4はその前部に、器体1前部の係止部
5と弾性係合して器体蓋4を閉じ状態に係止する
ロツクレバー6が設けられている。7は内蓋であ
つて、器体1の口縁段部9へ着座し、飯器2の口
縁10とは若干の隙間11を持つべくされてい
る。内蓋7は、その中央のパツキングブツシユ1
2を装着して形成してある取付孔13と、器体蓋
4の裏板14中央にナツト15により取付けられ
て下方へ突出し、かつ下端に膨出頭部16aを有
する吊持ピン16とを、弾性的に嵌め合せること
によつて、器体蓋4に対し着脱自在に吊持され、
器体蓋4の閉じ状態では、吊持ピン16の基部へ
嵌め付けてある補助パツキング17の弾性によつ
て、器体口縁段部9へ圧着されるようにしてあ
る。
器体1は、金属製内容器18の口部と金属製外
装ケース19の上端とを合成樹脂製肩体20によ
り連結し、外装ケース19下端に合成樹脂製底体
21を取付けてある。金属製内容器18が形成し
ている前記器体口縁段部9の裏面に、保温ヒータ
22が当てがわれ金具23およびビス24により
保持していると共に、内容器18の底部裏面に
は、保温ヒータ22をオン、オフ制御する感温リ
ードスイツチ25が設けられ、器体1内空間には
断熱材26が装填されている。27は底体21の
中央に取付けられた電源コード巻取収納装置であ
る。一方器体蓋4は、合成樹脂製裏板14と金属
製表板28とを無理嵌めしてなり、内部空間には
断熱材26が装填されると共に、上面に直径線上
の把手29が取付けられ、把手29の一端で器体
1へ枢着3され、把手29の他端に前記ロツクレ
バー6を枢支30している。
器体1の内容器18の胴部一箇所に、裏側へ窪
むポケツト部31が形成されている。ポケツト部
31には、上部に蒸気発散口32aを持つた水溜
め容器32が着脱自在に載置されると共に、水溜
め容器受載底部31aの裏面に加湿用ヒータ33
を設け、ヒータ33によつてポケツト部31内に
収置された水溜め容器32内の水を加熱して蒸発
させるようにしてある。一方、吊持ピン16の頭
部16aを適数の通気孔17を有する別体のキヤ
ツプとして、ピン16下端外周へ螺着34し、ピ
ン16は中空のパイプとして頭部16a内に位置
する湿度センサー35を下端内周へ螺着36し、
湿度センサー35は頭部16a内にあつて、器体
蓋4閉鎖時には吊持ピン頭部16aと共に飯器2
内上部に臨み、通気孔16bを通じて飯器2内上
部の湿度を感知すべくしてある。
湿度センサー35は負特性のもので既に知られ
ており、第3図に示されるように位相制御回路3
7に接続し、該回路37によつて湿度センサー3
5の湿度に対応した電気抵抗(湿度が高いと小さ
く、湿度が低いと大きい)応じて、トライアツク
38の点弧位相角を変え、湿度が低いほど加湿用
ヒータ33の発熱量を大きくするようにしてあ
る。39はパイロツトランプ、40は温度ヒユー
ズ、41は湿度センサー35のリード線である。
電源コードを巻取装置27から引き出して電源
に接続し、あるいはさらに図示しないメインスイ
ツチを入れることによつて、第3図の電気回路が
オンする。このとき、感温リードスイツチ25は
低温のためにオン状態にあつて、保温ヒータ22
に通電させるから、ヒータ22は発熱してその熱
を器体内容器18、および内容器18から飯器2
および内蓋7へ熱伝導させ、飯器2内の御飯42
に対して、その周りから伝導および輻射と、さら
には器体1および飯器2内の空気や蒸気による対
流との伝熱作用を及ぼし、御飯42を保温する。
そして、感温リードスイツチ25の保温温度を感
知しての保温ヒータ22に対する通電制御によ
り、前記御飯42の保温が所定の温度範囲内でな
される。
御飯42の保温中、御飯42から出る蒸気は、
飯器2の上部空間に主としてこもるが、飯器2と
内蓋7との間の隙間11を通じて、飯器2と器体
内容器18との間の空間へも流れ込む。要するに
内容器18の内蓋7により閉じられてる空間内に
こもる。勿論、御飯42内には充満している。こ
の容器内18内空間にこもる蒸気の一部は、各部
に生じる温度差によつて結露し、結露水は下方へ
移行しながら一部は再び蒸発させられるにして
も、他はそのままとなり勝ちで、特に飯器2底部
と内容器18底部との間に入り込んだ結露水は、
ほとんど溜つたままとなる。また内容器18内空
間にこもる蒸気の一部は、内容器18と内蓋7と
の間の僅かな隙間等から外部へ漏れ出ることがあ
る。
このため、内容器18内空間における蒸気総量
が経時的に減少し、御飯42の特に上層部が次第
に乾燥して褐色化現象を来そうとする。しかし、
湿度センサー35は、内容器18内空間における
湿度を、飯器2内の御飯42の上方空間部で保温
開始時から感知しており、保温開始時点では、内
容器18内空間の湿度が充分高いために小さな電
気抵抗しか示さず、制御回路37は加湿用ヒータ
33へ電流がほとんど流れないようにトライアツ
ク38の点弧位相角を制御するため、加湿用ヒー
タ33はほとんどか全く発熱されず、水溜め容器
32内に貯溜した加湿用補助水43は、ほとんど
蒸発されない。
これに対し、保温時間の経過と共に内容器18
内空間の湿度が低下してくると、湿度センサー3
5はそれに応じて電気抵抗が大きくなる。これに
よつて制御回路37は、加湿用ヒータ33に多く
の電流が流れるようトライアツク38の点弧位相
角を制御するから、ヒータ33は通電電流の増大
に応じて発熱量を増し、加湿用補助水43をより
積極的により早期に蒸発させる。この加湿用補助
水43から生じる蒸気は、水溜め容器32の蒸気
発散口32aから、内容器18内空間の飯器2と
内容器18との間の環状空間へ発散されるが、同
空間へ拡がつた後隙間11を通じて飯器2内の御
飯42の上方空間へも及ぶ。すなわち、内容器1
8内空間の湿度が高まつて、御飯42に対しその
乾燥し勝ちな上層部から影響し、御飯42が上層
部から次第に乾燥して褐色化現象を起そうとする
のを防止する。
内容器18内空間の湿度が充分に高まると、湿
度センサー35の電気抵抗が小さくなり、その分
加湿用ヒータ33の発熱が抑えられる。このた
め、湿度が過剰になつて御飯42がかえつてベタ
つくというようなこともない。
御飯42がその上層部で乾燥し始める湿度不足
は、飯器2内の御飯42の上方空間における湿度
により感知できるのは勿論であるが、前記上方空
間に連通する飯器2と内容器18との間の環状空
間における湿度によつても感知できる。従つて、
湿度センサー35は、前記どちらの空間へ臨ませ
てもよいうえ、それらの空間へ別段突出した状態
になくても、それらの空間と同じか比例した湿度
を持つべく連通している凹部や別室内に配置して
もよい。また、飯器2内の上方空間へ臨ませるに
も、湿度センサー35は吊持ピン16に限らず、
例えば内蓋7の一部に設けてもよい。但しこの場
合は、湿度センサー35を器体1側の制御回路3
7に接続するのがやや面倒である。これに対し、
湿度センサー35を、飯器2と内容器18との間
の環状空間での湿度を感知するよう器体1側に設
ければ、制御回路37との接続が最も簡単に行え
る。
一方、加湿用補助水43を容れる水溜め容器3
2は、蒸気発散口32aを給水口に兼用すべくし
ているが、給水口を別に設けてもよい。また、ポ
ケツト部31に対する着脱に便利なよう取手44
を有しているが、別段なくてもよいし、水溜め容
器42に代つて加湿用補助水43を溜めておく凹
部や室を内容器18等へ一体成形するか固着して
おいてもよく、取扱い中脱落したりする心配がな
い反面、洗浄に不便である。そして、加湿用補助
水43も、それが蒸発させられた蒸気によつて、
飯器2内の御飯42の上層部における乾燥を防止
すればよいのであるから、蒸発蒸気を内容器18
内空間へ発散させられ得る限り、どの位置へどの
ように溜められてもよい。
加湿用ヒータ33の湿度センサー35による通
電制御は、御飯42の湿度を適正に保つために、
強制加湿を適時的に行わせるものであるが、御飯
42の上層部における乾燥は、保温中時間の経過
に対してほぼ決まつた割合で進行することを考え
れば、タイマー等によつて、予め決めた適当な時
間間隔で、適当な時間宛加湿用ヒータ33を自動
的に通電するようにしても同様な結果が得られ
る。この場合も、湿度センサー35は万一の湿度
低下に対する安全手段として併用される。
前記のように御飯42の上層部へ強制加湿する
際、望ましいと思われる加湿の程度が、好みや御
飯の量等によつて異なる場合は、加湿用補助水4
3の量を調整しても対処できるが、補助水43に
対する加湿用ヒータ33による加熱を強弱調整で
きるようにするか、ヒータ33の通電時期や各回
の通電時間を調整できるようにするかしてもよ
い。
第4図は、飯器2の底部2aと器体1の内容器
18の底部18aとの間の空間部を、加湿用補助
水を溜める水溜め部51として、飯器2および内
容器18間の環状空間と連通する放射状溝通路5
2を内容器18の底部18a側にプレス成形して
あり、内容器18の底部18a下面に加湿用ヒー
タ33を取付けてある。
水溜め部51には、飯器2および内容器18間
の環状空間へ入つた蒸気の、周壁の蒸気よりも低
温の部分に接して結露した結露水が溜るから、そ
の結露水を加湿用ヒータ33により必要に応じて
蒸発させるだけでも、御飯42の上層部の乾燥を
抑制し褐色化現象を防止できるが、水溜め部51
へ外部から水を補給しておき、万一の湿度低下の
とき湿度センサーによつてヒータ33を働かせ、
強制加湿するようにすることは勿論である。
第5図は、内容器18の底部外周部に、内容器
18および飯器2間の環状空間の延長としての水
溜め部61を形成し、中央側立ち上り壁61aに
よつて、加湿用補助水が中央側へ浸入するのを防
止している。第6図は、内容器18の胴部に水溜
め部71を環状に形成しており、仮想線で示され
るように水溜め部71へ結露水を案内する鍔72
を形成すれば、第5図の場合同様、飯器2の外面
を伝い落ちる結露水をも溜め得る。第5図、第6
図のものは、水溜め部61,71の裏面に加湿用
ヒータ33を設けてある。
前記各実施例は、それぞれ保温ジヤーの場合の
一例を示しているのに対し、第7図から第9図
は、炊飯と保温の両方を行う炊飯・保温ジヤーの
場合の一例を示すものである。内容器18の底部
18aには、炊飯ヒータ81を埋設した熱盤82
が設けられ、飯器2はその熱盤82へ受載され
て、ヒータ81による加熱で炊飯を行うべくされ
ている。内蓋7は、飯器2の口縁段部83へ圧着
して飯器2を閉じ、飯器2による炊飯を可能にし
ている。内蓋7には、炊飯中に生じる大量の蒸気
をある制限下で外部へ放出させる調圧蒸気放出パ
イプ84を有し、飯器2内を炊飯に適した設定圧
に保つ調圧がなされるようにしている。調圧蒸気
放出パイプ84には、蒸気が外部へ通り抜けるた
めの蒸気通孔85,86が、飯器2内に臨む部分
と、器体蓋4の透孔87により外部へ通じる部分
とに設けられ、パイプ84内の途中には、炊飯時
の蒸気放出時以外はパイプ84の蒸気放出通路を
閉じる弁体88が設けられ、保温中飯器2内の湿
気や熱が外部へ逃げるのを防止するようにしてい
る。88aは弁体88が開閉する弁口である。
また、器体蓋4の裏板14の中央には金属製放
熱板89を取付けてその裏面に小容量の蓋ヒータ
90を設け、保温中、その放熱板89を介し内蓋
7を上方から加熱し、内蓋7が飯器2内蒸気より
も低温となつて結露を起すようなことがないよう
にしている。飯器2は、その底部2aが上に凸の
湾曲形状をしており、その底部2aの最低位部で
ある外周部と対向する熱盤82の部分に、加湿用
ヒータ33を設けてある。熱盤82の中央透孔9
1部には、炊飯と保温を切換えるサーモスタツト
92を設けて、内容器18の底部18a中央に装
着したケース93へばね94により上動付勢を与
えて保持し、熱盤82へ載置された飯器2の底部
に圧着するようにしている。
器体1の一側には、炊飯を開始しまた必要に応
じて停止させる炊飯スイツチ95が設けられてい
る。炊飯スイツチ95は、第8図の中立位置から
〓入″側と、〓切″側とへ択一的に押動操作でき、
手を離すと図の中立位置へ自己復帰するようにさ
れている。
そして、炊飯時に働く炊飯ヒータ81と、保温
時に働く保温ヒータ22および蓋ヒータ90、加
湿用ヒータ33とは、第9図に示される如くリレ
ー接点96aによつて切換え接続されるべくし、
リレー接点96aを切換動作させるリレー96
は、コンパレータ97の出力がハイレベルのとき
オンされ、ローレベルのときオフされるスイツチ
ングトランジスタ98により制御し、コンパレー
タ97は、炊飯スイツチ95およびサーモスタツ
ト92によるコンデンサー99の充電ないし放電
にて正端子側電位を制御されて、出力レベルをハ
イないしローに切換えるようにしてある。また、
加湿用ヒータ33は、前記第1の実施例同様、吊
持ピン16の頭部16a内に配した湿度センサー
35の湿度感知により制御するようにしてある。
今炊飯を開始するために、炊飯スイツチ95を
“入”側へ押動操作すると、同スイツチ95は第
9図において端子a1に接続される。これによつ
て、コンデンサー99が充電され、コンパレータ
97の正端子が負端子よりもハイレベルとなるか
ら、コンパレータ97の出力はハイレベルとな
り、トランジスタ98をオンさせる。トランジス
タ98がオンすることによりリレー96は通電さ
れ、リレー接点96aを仮想線の炊飯ヒータ81
側へ切換える。従つて、炊飯ヒータ81が通電さ
れて炊飯を開始する。炊飯スイツチ95を操作し
た後手を放すと最初の中立位置に戻るが、コンデ
ンサー99は放電されずに充電状態を保ち続ける
から、リレー96もオン状態のままであり、炊飯
を継続させる。
炊飯が終了に近づくと、飯器2内の水分減少に
より急激に温度が上がり始めて、サーモスタツト
92も共に昇温し、炊飯終了の温度に達したとき
サーモスタツト92がオンする。これにより、コ
ンデンサー99は放電されて、コンパレータ97
の正端子側を負端子側よりもローレベルとするか
ら、コンパレータ97の出力はローレベルとなつ
て、トランジスタ98をオフさせる。トランジス
タ98がオフするとリレー96もオフとなり、リ
レー接点96aを初期の保温ヒータ22側へ切換
える。
従つて、保温ヒータ22および蓋ヒータ90が
通電されて、炊き上つた御飯を従来通り所定温度
での保温を開始する。加湿用ヒータ33は、湿度
センサー35が保温初期のために充分な湿度を感
知していることによつて、ほとんどか全く通電さ
れない状態にある。
保温中、飯器2内は、内蓋7と調圧蒸気放出パ
イプ84中の弁体88とによつて一応閉じられて
いるものの、蒸気の一部が各部の隙間から外部へ
漏れ出るが、飯器2内の特に御飯42内では若干
の温度差があつてやはり結露し、結露水は飯器2
内下部へ徐々に移行しながら、一部は再び蒸発さ
せられるにしても、御飯42の下層部をベタつか
せると共に飯器2の最低位部へ集まろうとし、特
に最低位部における御飯42中の含水率を徐々に
上げるため、むしろこれが大きな原因となつて、
御飯42上層部が乾燥し褐色化現象を来そうとす
る。
御飯42上層部が乾燥しかかる時点では、飯器
2内の御飯42の上方空間における湿度が低下し
ており、湿度センサー35はそれに応じて電気抵
抗を大きくするから、位相制御回路37は加湿用
ヒータ33に多くの電流が流れるようにトライア
ツク38を制御する。このため、飯器2内底部、
特に最低位部に集まつている結露水を、より積極
的に蒸発させて、御飯42の上層部へ上昇させ、
乾燥しようとする御飯42の上層部に対し強制加
湿する。従つて、御飯42の上層部は乾燥を抑制
され、褐色化することがない。そして、御飯42
の下層部は通常ベタつき勝ちで、ときとして乳白
色化することもあるが、そのような不都合も解消
する。
この実施例の場合も、加湿用ヒータ33の制御
は、前記実施例で述べた如く種々に行える。そし
て、飯器2の底部2a、特にその最低位部は、前
記御飯42上層部に対する強制加湿のための実質
的な水溜め部100をなしている。
なお、炊飯中、炊飯スイツチ95を、“切”側
へ押動操作すると、スイツチ95は端子a2へ接続
され、コンデンサー99は炊飯終了によるサーモ
スタツト92のオン動作を待つことなく放電さ
れ、炊飯を中止させる。
要するにこの考案は、飯器内上部に連通する水
溜め部内の水を加湿センサーによつて通電制御さ
れるヒータにより加熱して蒸気を発生させ、乾燥
し褐色化しようとする御飯上層部に強制的に加湿
することを特徴とし、保温だけを行う保温ジヤー
のほか、炊飯と保温を行う炊飯・保温ジヤーにも
適用できるのは勿論、水溜め部は、加湿用補助水
を入れるもののほか、御飯から発生する蒸気の結
露水を溜めるだけのものでもよいし、その位置
も、飯器内か飯器内に連通する空間内のほか、そ
れらの空間領域内に発生蒸気を供給し得べく連通
してさえいればよい。
この考案によれば、飯器内上部に連通する水溜
め部と、該水溜め部内の水を加熱して蒸発させる
ヒータと、飯器内の御飯上部空間における湿度を
感知する湿度センサーとを備え、湿度センサーに
よつて、御飯上部空間の湿度に応じて前記ヒータ
を通電制御するようにしたから、御飯上部空間が
一定の湿度以下になれば確実に強制加湿すること
ができ、乾燥し易い御飯上層部を過不足のない適
度な湿度に保ち得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は一実施例の縦断面図、第2図は一部の
拡大断面図、第3図は電気回路図、第4図から第
6図はそれぞれ別の変形例を示す一部ないし要部
の断面図、第7図は他の実施例の縦断面図、第8
図は一部の正面図、第9図は電気回路図である。 1……器体(18……内容器、19……外装ケ
ース、20……肩体)、2……飯器、4……器体
蓋、7……内蓋、22……保温ヒータ、{32…
…水溜め容器、51,61,71,100……水
溜め部、}水溜め部、33……加湿用ヒータ、3
5……湿度センサー、42……御飯、43……加
湿用補助水。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 飯器内上部に連通する水溜め部と、該水溜め
    部内の水を加熱して蒸発させるヒータと、飯器
    内の御飯上部空間における湿度を感知する湿度
    センサーとを備え、湿度センサーによつて、御
    飯上部空間の湿度に応じて前記ヒータを通電制
    御するようにしたことを特徴とする保温機能を
    有する電気ジヤー。 (2) 水溜め部は、加湿用補助水か結露水のみある
    いはその両方を溜めるものである実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の保温機能を有する電子
    ジヤー。 (3) ヒータは、加湿専用である実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の保温機能を有する電気ジヤ
    ー。 (4) ヒータは、タイマーによつて一定時間毎に通
    電されるものである実用新案登録請求の範囲第
    3項記載の保温機能を有する電気ジヤー。
JP10114881U 1981-07-06 1981-07-06 保温機能を有する電気ジヤ− Granted JPS585633U (ja)

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