JP3911891B2 - ヒータ式加湿器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、水を加熱して蒸発させ、この蒸気を外部に発散させることによりまわりの空間に加湿を行うヒータ式加湿器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
かかるヒータ式加湿器は加湿槽内に貯留された水を所定温度に加熱して霧化させ、室内に発散させることにより室内の湿度を一定に維持して、雑菌の繁殖を抑えるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このヒータ式加湿器は加湿槽内の水が蒸発して無くなると、ヒータの熱が火災の原因となり危険である。そのため、水位検出用のフロートの移動により通電を検出するスイッチ等を加湿槽内に設けたものがあるが、機器構成が複雑となり、コストアップを招いていた。
【0004】
本発明の目的は前記従来例の不都合を解消し、加湿槽内の水が所定水位に達したら報知し、水が無くなってヒータが所定温度に達したら電源を切る2重の安全手段を設けたヒータ式加湿器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明は、水を貯留する加湿槽、該加湿槽内の水を加熱するヒータを有する本体と、加熱された水を発散させる開口を有した蓋を設けるとともに、加湿槽内に水位の低下を検出するフロートを設け、また、フロートに蒸気を流出する孔と子孔と子孔に通じる笛を設け、
所定水位以下に低下したときにフロートを係止し、かつ前記蒸気を流出する孔を閉塞する係止部を加湿槽に設け、蒸気がフロートに形成された子孔を流れるようにして笛から作動音を発生させる安全手段と、ヒータが所定温度に達すると電力供給を停止する安全手段の2重の安全手段を備えたことを要旨とするものである。
【0006】
本発明のよれば、水を貯留する加湿槽、該加湿槽内の水を加熱するヒータを有する本体と、加熱された水を発散させる開口を有した蓋を設けるとともに、2重の安全手段を備え、この安全手段は加湿槽内に水位の低下を検出するフロートを設け、このフロートに形成された子孔に通じる笛であるので、笛が鳴ることで加湿槽への補給のタイミングを知ることができる。また、構造が簡単なので、コストの抑制を図ることができる。
【0007】
さらに、安全手段はヒータが所定温度に達すると電力供給を停止するので、加湿槽内が空炊きになり、火災等の危険を防止することが出来る。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明のヒータ式加湿器の実施例を示す縦断面図である。
【0009】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1に示すようにヒータ式加湿器1は開口2aを有する蓋2と本体3より構成され、この本体3内には水を貯留する円筒状の加湿槽4が着脱自在に配設されている。加湿槽4内には水位の低下を検出するフロート5が設けられ、このフロート5は加湿槽4の内壁4aに案内されるガイド部5aと、加湿槽4内の下方に形成され、中心部を切り欠いた係止穴6aを有した係止部6に係合する凸部5bより構成されている。この凸部5bが係止部6に形成された係止孔6aに係合し、フロート5の自重により形成されるフロート5の下方の密閉室Aとフロート5の上方の室Bは、フロート5に設けられた子孔5cより第一の安全手段である笛5dを介して連通している。また、図中符号5eは蒸気を発散させる孔であり、符号5fは加湿槽4内に水を給水する際にフロート5を取り出す取手である。
【0010】
加湿槽4の底部には加湿槽4内の水を加熱するヒータ7が配設され、このヒータ7には、例えばバイメタルにより形成された第二の安全手段であるサーモスタット8が設けられており、ヒータ7が過熱状態になって表面温度が上昇しすぎた場合に、ヒータ7への電力供給を強制的にオフするようにしている。また、図中符号9はサーモスタット作動後に加湿を再開するための手動復帰スイッチであり、符号10はヒータ7に電力を供給する電源コードである。
【0011】
次に使用法及び動作について説明する。加湿槽4内に水を給水して、フロート5が点線で示す位置でヒータ7を通電すると、加湿槽4内の水が沸騰してフロート5に形成された孔5eより蒸気となって流出し、蓋2に設けた開口2aより蒸気が発生する。この蒸気の発生にともなって加湿槽4内の水位が低下すると、フロート5に形成された凸部5bが係止孔6aに係合し、フロート5の自重に密閉室Aが形成される。
【0012】
この状態で加湿が続くが、フロート5に形成された孔5eは係止部6により塞がれているため、蒸気はフロート5に設けた子孔5cから流出し、この流出により笛5dが作動音を発生して加湿槽4内の水位が低いことを報知する。
【0013】
さらに、この笛5dの作動音を聞き逃して加湿が続くと、加湿槽4内の水が蒸発して無くなる。これによりヒータ7の表面温度が所定温度に達すると、サーモスタット8が作動してヒータ7への電力供給を停止する。その後、水を補給した後に手動復帰スイッチ9を押圧することで改めて加湿を再開できる。
【0014】
なお、上記実施例ではバイメタル構造のサーモスタット8に代えて、温度に応じて形状を変化させて電力供給を停止する形状記憶合金を使用しても良い。
【0015】
【発明の効果】
本発明に係るヒータ式加湿器は以上詳細に述べた如くであって、水を貯留する加湿槽、該加湿槽内の水を加熱するヒータを有する本体と、加熱された水を発散させる開口を有した蓋を設けるとともに、安全手段を備え、この安全手段は加湿槽内に水位の低下を検出するフロートを設け、このフロートに形成された子孔に通じる笛であるので、笛が鳴ることで加湿槽への補給のタイミングを知ることができる。また、構造が簡単なので、コストの抑制を図ることができる。さらに、安全手段はヒータが所定温度に達すると電力供給を停止するので、加湿槽内が空炊きになり、火災等の危険を防止することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のヒータ式加湿器の実施例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 ヒータ式加湿器
2 蓋
2a スリット
3 本体
4 加湿槽
5 フロート
5a ガイド部
5b 凸部
5c 子孔
5d 笛
5e 孔
5f 取手
6 係止部
6a 係止穴
7 ヒータ
8 サーモスタット
9 手動復帰スイッチ
10 電源コード
Claims (1)
- 水を貯留する加湿槽、該加湿槽内の水を加熱するヒータを有する本体と、加熱された水を発散させる開口を有した蓋を設けるとともに、加湿槽内に水位の低下を検出するフロートを設け、
また、フロートに蒸気を流出する孔と子孔と子孔に通じる笛を設け、
所定水位以下に低下したときにフロートを係止し、かつ前記蒸気を流出する孔を閉塞する係止部を加湿槽に設け、
蒸気がフロートに形成された子孔を流れるようにして笛から作動音を発生させる安全手段と、ヒータが所定温度に達すると電力供給を停止する安全手段の2重の安全手段を備えたことを特徴とするヒータ式加湿器。
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Family Applications (1)
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JP02999799A Expired - Fee Related JP3911891B2 (ja) | 1999-02-08 | 1999-02-08 | ヒータ式加湿器 |
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