JP2536469Y2 - 水面加熱式加湿器 - Google Patents

水面加熱式加湿器

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JP2536469Y2
JP2536469Y2 JP1991092810U JP9281091U JP2536469Y2 JP 2536469 Y2 JP2536469 Y2 JP 2536469Y2 JP 1991092810 U JP1991092810 U JP 1991092810U JP 9281091 U JP9281091 U JP 9281091U JP 2536469 Y2 JP2536469 Y2 JP 2536469Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、室内の湿度を適度に上
昇させるための加湿器に関し、詳しくは水槽に貯溜した
水の表面を加熱して水を蒸発させる水面加熱式加湿器に
関する。
【0002】
【従来の技術】図2は従来例の水面加熱式加湿器本体2
0の正面断面図である。水槽4は前記本体20の台座部
11上に載置され、水を水槽4へ供給するための給水タ
ンク3から流入される水を貯溜する。給水タンク3から
供給される水が、定水位を保って給水されるように給水
タンク3下部に設けられている吐出口12内にフロート
弁が内蔵されている。水槽4の上方に反射板2で上方を
カバーした熱源ヒータ1が配置され、水槽4に貯溜され
る水の水面5を加熱して発生した蒸気6が給水タンク3
の側方に設置されている通気筒7内を上昇し、該通気筒
7の上面に設けた蒸気吹出口8から室内に蒸気6を放出
して加湿する。
【0003】又、蒸気吹出口8が何らかの障害物(タオ
ルや毛織物等)で閉塞され通気筒7内の温度が過剰に上
昇すると熱源ヒータ1の通電を遮断する温度過昇検知
器9を前記通気筒7の側壁の外側に設置する。
【0004】上記の構成において、熱源ヒータ1への通
電が開始され、熱源ヒータ1により水槽4内の水の表面
5が加熱され蒸気6が発生し、該蒸気6は蒸気吹出口8
より放出し室内を加湿する。
【0005】しかしながら、熱源ヒータ1が作動中に蒸
気吹出口8が何らかの障害物で覆われてしまうと、熱源
ヒータ1により水槽4内の水を加熱して発生した蒸気6
は、蒸気吹出口8より室内へ放出できなくなり、前記蒸
気6は通気筒7内に滞留し熱源ヒータ1によって更に加
熱され高温の蒸気6となる。
【0006】通気筒7内で更に加熱されて高温となった
蒸気6は、その高温の蒸気6が通気筒7内で充満し通気
筒7の側壁に熱伝導し、通気筒7の側壁の外側に設置さ
れた温度過昇検知器9が検知して熱源ヒータ1の通電を
遮断する。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】この構成で、通気筒の
側壁の外側に設置された温度過昇検知器が通気筒内の高
温を検知し熱源ヒータへの通電を遮断するまでに要する
時間を考慮すると、通気筒自体の材質や厚さが問題にな
る。
【0008】通気筒の耐熱性を重視すると熱に強い材料
を使用する必要があり、又、厚さも必要となるので検知
時間を要してしまう。
【0009】それとは反対に検知時間を短くすることに
重視すると熱伝導性のよい材質で厚さも薄くする必要が
ある。しかし、熱伝導をよくし且つ材質も薄くすると、
前記通気筒の耐熱性に不安が生じ、又、本体カバーまで
高温になってしまうという危険性もある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案の水面加熱式加湿
器は、水を貯溜する水槽と、前記水槽に水を給水する給
水手段と、前記水槽の上方に配設され前記水槽の水面の
水を加熱して蒸発させる加熱手段と、蒸発した蒸気を外
部に放出する蒸気吹出口と、前記加熱手段が内部に配設
され蒸発した蒸気を前記蒸気吹出口に導く通気筒と、前
記通気筒の外側に並設された空間と、該空間内に配設さ
れた温度過昇検知器とを備えた水面加熱式加湿器におい
て、前記通気筒の側壁に前記通気筒内の一部を蒸気を前
記空間に導く孔を設け、前記温度過昇検知器にて前記空
間に導かれた前記通気筒内の蒸気の温度を検知し前記通
気筒内の蒸気の温度が異常な高温であると検知したとき
前記加熱手段への通電を遮断してなることを特徴とする
ものである。
【0011】
【作用】上記構成によれば、本考案の水面加熱式加熱式
は、通気筒の側壁に前記通気筒内の蒸気の一部を空間に
導く孔を設け、温度過昇検知器にて前記空間に導かれた
前記通気筒内の蒸気の温度を検知し前記通気筒内の蒸気
の温度が異常な高温であると検知したとき前記加熱手段
への通電を遮断してなる構成なので、蒸気吹出口がタオ
ルや毛布等の障害物によって閉塞された場合に、前記通
気筒内の蒸気は前記蒸気吹出口から放出されず滞留し、
前記通気筒内の蒸気は加熱手段によって一層加熱され短
時間で高温の蒸気となるが、前記通気筒の側壁に前記通
気筒内の蒸気の一部を空間に導く孔を設けているため前
記高温の蒸気は前記孔を介してへ前記空間に侵入する。
また、前記空間内には温度過昇検知器が配設されてお
り、前記空間に導かれた高温の蒸気は前記温度過昇検知
器へ吹き付けられる。該温度過昇検知器は、蒸気温度を
異常な高温であると検知すると即座に加熱手段への通電
を遮断するよう作動するため検知時間を短時間とするこ
とができる。
【0012】
【実施例】本考案の実施例を図1に沿って説明する。図
1は正面から見た断面図である。又、先に説明した従来
例構成と同一の構成部分には、同一の符号を記してい
図1において、本体30は台座部11と内部構成物
を覆う本体カバー10とを具備して構成されている。本
体カバー10内の前記台座部11の上面には水槽4が載
置され、前記水槽4へ水を供給するための給水タンク
(給水手段)3が水槽4底面に吐出口12を向けて倒立
した状態で本体の側方に設置されている。又、前記給水
タンク3とは反対側の本体側面から僅かの空間13を空
けて設けられている通気筒7内には、前記水槽4の上方
に熱源ヒータ(加熱手段)1を配設し、該熱源ヒータ1
の上方には反射板2を配している。該反射板2は熱源ヒ
ータ1からの熱を水面5に向けて反射し、効率よく水面
5を加熱して水を蒸発させている。前記通気筒7上面に
は、水面5を熱源ヒータ1によって加熱して発生した蒸
気6が放出するための蒸気吹出口8が設けられ、前記通
気筒7の側壁の外側下方に過剰な温度を検知するための
バイメタル式サーモスタット又はサーミスタによる電子
スイッチ等の温度過昇検知器9が設けられている。又、
前記温度過昇検知器9の設けられている通気筒7の側壁
の該検知器の上方に孔14を設ける。
【0013】上記の構成により本考案の動作を説明す
る。
【0014】而して、熱源ヒータ1に通電することによ
り、該ヒータ1より出る熱線は反射板2で集められ水槽
4の水面5を加熱し蒸気6を発生し、通気筒7内を上昇
し蒸気吹出口8から室内へ放出する。
【0015】この通常の加湿動作において、水面5を加
熱して発生した蒸気6の大部分は上昇し蒸気吹出口8か
ら放出されるが、蒸気6の内わずかな量が通気筒7の側
壁に設けられた孔14を介して空間13に流れ込んでし
まう。しかしながら、空間13内に流れ込んだ蒸気6に
より温度過昇検知器9の温度を当該検知器9が検知する
過剰な温度に上昇させることがないので、本体30は熱
源ヒータ1への通電を遮断することなく通常の加湿動作
を継続する。
【0016】又、蒸気6が室内へ放出されていくのに合
わせて、水タンク3からは、所定水位レベルを保って給
水を行い加湿運転を続ける。
【0017】しかしながら、このような一連の動作の中
で蒸気吹出口8がタオルやその他の障害物等で閉塞され
ると、蒸気6は蒸気吹出口8から室内へ放出できなくな
り、通気筒7内に滞留する。通気筒7内に滞留した蒸気
6は熱源ヒータ1にて一層加熱され短時間で高温の蒸気
6となる。すると、一層加熱された高温の蒸気6により
通気筒7内の圧力が上昇し、この圧力上昇によって、通
気筒7の側壁に設けられている孔14を介して空間13
へ向かって流れていく。これにより前記高温の蒸気6は
空間13内下方に設けられた温度過昇検知器9に吹き付
られることとなり、該検知器9は吹き付けられた蒸気
が異常な高温と検知することにより通気筒7内が異常な
高温であると検知し、即座に熱源ヒータ1への通電を遮
断する。
【0018】
【考案の効果】本考案によれば、蒸気吹出口が障害物に
よって閉塞された場合に、蒸気が通気筒内に滞留し、該
滞留した通気筒内の蒸気は加熱手段にて一層加熱され短
時間で高温の蒸気となり、高温となった蒸気は通気筒の
側壁に設けられた孔を介して空間へ侵入し該空間に設け
られた温度過昇検知器へ吹き付けられる。該温度過昇検
知器は吹き付けられた蒸気が異常な高温と検知すること
により前記通気筒内の蒸気温度が異常な高温であると検
知し、即座に加熱手段への通電を遮断することができ
る。したがって、異常温度を検知させるまでの検知時間
を短時間とすることができる。 しかも、前記温度過昇検
知器を空間内に配設し、通気筒の側壁に前記通風筒内の
蒸気の一部を前記空間に導く孔を設けた構成なので、通
常の加湿動作時、即ち蒸気吹出口が塞がれていない時に
はわずかな量の蒸気しか前記孔を介して空間に導かれ
ず、通常の加湿動作時に前記温度過昇検知器が蒸気にて
吹き付けられることを低減することができる。これによ
り、前記温度過昇検知器が前記通気筒内に配設された場
合、及び前記孔が通気筒の上壁に設けられた場合のよう
に、通常の 加湿動作時に多くの蒸気が前記温度過昇検知
器に吹き付けられることを確実に防止できる。したがっ
て、蒸気によって前記温度過昇検知器が劣化することを
確実に防止できる。
【0019】又、通気筒の耐熱性を考慮した材質を使用
する必要もなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る水面加熱式加湿器の正面断面図で
ある。
【図2】従来に係る水面加熱式加湿器の正面断面図であ
る。
【符号の説明】
1 熱源ヒータ 2 反射板 3 給水タンク 4 水槽 5 水面 6 蒸気 7 通気筒 8 蒸気吹出口 9 温度過昇検知器 10 本体カバー 11 台座部 12 吐出口 13 空間 14 孔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水を貯溜する水槽と、前記水槽に水を給
    水する給水手段と、前記水槽の上方に配設され前記水槽
    の水面の水を加熱して蒸発させる加熱手段と、蒸発した
    蒸気を外部に放出する蒸気吹出口と、前記加熱手段が内
    部に配設され蒸発した蒸気を前記蒸気吹出口に導く通気
    筒と、前記通気筒の外側に並設された空間と、該空間内
    に配設された温度過昇検知器とを備えた水面加熱式加湿
    器において、 前記通気筒の側壁に前記通気筒内の蒸気の一部を前記空
    間に導く孔を設け、前記温度過昇検知器にて前記空間に
    導かれた前記通気筒内の蒸気の温度を検知し前記通気筒
    内の蒸気の温度が異常な高温であると検知したとき前記
    加熱手段への通電を遮断してなる ことを特徴とする水面
    加熱式加湿器。
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JPH0728502Y2 (ja) * 1988-12-14 1995-06-28 ユーキヤン株式会社 空調機用等蒸気加湿器
JP3010126U (ja) * 1994-10-13 1995-04-25 株式会社テクノニジュウイチ 防曇機能付き道路反射鏡の熱緩衝材

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