JP2001299589A - 電気湯沸し器 - Google Patents
電気湯沸し器Info
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Abstract
し、かつ沸騰状態を速やかに検知して、器体外に排出さ
れる蒸気の量を極力低減できる電気湯沸し器を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 蒸気通路14の内部を略迷路状にして、
蒸気を蛇行させながら蒸気排出口へ導く電気湯沸し器と
しているので、その分蒸気が受感部18に至るのを遅ら
せることができ、蒸気が少ないときの誤動作の防止と、
沸騰検知までの蒸気の器体外への放出量を低減できるよ
うになる
Description
温し、器体外へ導出する電気湯沸し器に関するものであ
る。
沸騰を検知する電器湯沸し器において湯沸かしの途中に
発生する蒸気による誤検知を防止する工夫をしたものと
しては、特開昭62−161326号公報に開示されて
いるようなものがあり、即ち、図13〜図14のよう
に、内容器101の開口部102と連結パイプ103を
介して連通し、この連結パイプ103で分岐する、第1
蒸気排出通路104と蒸気溜室105を配し、この蒸気
溜室105に内方へ突出して中空突出部106を形成
し、この突出部106内に沸騰検知器107を配設して
いる。
の水を加熱し、水の温度が徐々に上昇してわずかに蒸気
が発生するが、このときには開口部102から出る蒸気
は量が少ないため、蒸気溜室105に溜まることなく外
部へ流出されるので、沸騰検知器107は動作しない。
の蒸気が発生すると、その全てが第1蒸気排出通路10
4内へ流入し切れず、蒸気溜室105内へ侵入し、沸騰
検知器107がその蒸気温度を検知してヒータ7への通
電を遮断する。
な従来の構成では、沸騰する前に沸騰検知器が沸騰と判
断して、ヒーターへの通電を遮断してしまう(以下「早
切れ」と称する。)誤検知はある程度防止できるもの
の、沸騰の初期においては、蒸気溜り室には蒸気が侵入
しにくいので、沸騰してからそれを検知するまでにある
程度の時間を要する。
が器体外に放出され、周囲に結露するといった課題があ
った。
もので、沸騰を検知する温度検知手段の早切れの誤動作
を防止し、かつ沸騰状態を速やかに検知して、液体を確
実に沸騰させつつ、その時に器体外に排出される蒸気の
量を極力低減できる電気湯沸し器を提供することを目的
としている。
めに、本発明は蒸気通路の途中に中間開口部を形成し
て、前記中間開口部近傍に、前記本体に取り付けた温度
検知手段の受感部を配し、蒸気通路の内部を略迷路状に
して、前記蒸気を蛇行させながら前記蒸気排出口へ導く
ようにした。
せることができ、蒸気が少ないときの誤動作の防止と、
沸騰検知までの蒸気の器体外への放出量を低減できるも
のである。
囲に結露するといったことを大幅に低減できるのであ
る。
本体内に配した液体を収容する上面開口の容器と、前記
容器の開口部を覆う蓋体と、前記容器内の液体を加熱す
る熱源と、前記蓋体の外殻部に形成した蒸気排出口と前
記容器の開口部とを連通する蒸気通路を備え、前記蒸気
通路の途中に中間開口部を形成して、前記中間開口部近
傍に前記本体に取り付けた温度検知手段の受感部を配
し、前記蒸気通路の内部を略迷路状にして、前記蒸気を
蛇行させながら前記蒸気排出口へ導く電気湯沸し器とし
ているので、その分蒸気が受感部に至るのを遅らせるこ
とができ、蒸気が少ないときの誤動作の防止と、沸騰検
知までの蒸気の器体外への放出量を低減できるのであ
る。
配した液体を収容する上面開口の容器と、前記容器の開
口部を覆う蓋体と、前記容器内の液体を加熱する熱源
と、前記蓋体の外殻部に形成した蒸気排出口と前記容器
の開口部とを連通する蒸気通路を備え、前記蒸気通路の
途中に中間開口部を形成して、前記中間開口部近傍に前
記本体に取り付けた温度検知手段の受感部を配し、前記
容器の開口部から前記中間開口部に至る経路の途中に、
前記中間開口部近傍での通路よりも高い天井部を有する
箇所を少なくとも1箇所以上設けた電気湯沸し器として
いるので、蒸気はの中間開口部近傍での通路よりも高い
天井部全てにに満たされたのち、受感部に達するので、
その分蒸気が受感部に至るのを遅らせることができ、蒸
気が少ないときの誤動作の防止と、沸騰検知までの蒸気
の器体外への放出量を低減できるのである。
て、図面を参照しながら説明する。まず、本発明の第1
の実施例について説明する。図1は、本発明の一実施例
の概略構成図であり、1は本体、2は本体1内に配され
た上面開口の容器、3は容器2の開口部を覆う蓋体、4
は容器内の液体を加熱する熱源であるところの電気式の
ヒーターである。
段であるところの電動式のポンプで、吸込口6より液体
を吸い込み、ポンプ5の吐出口7と、器体外への導出口
8とを連通する水管9を介して液体を器体外へ導出する
ものである。
ための回動を行う際の回転中心となるヒンジ部10、閉
時に本体1の爪受け部11に係合するロック部材12、
蒸気排出口13、容器2の開口部と蒸気排出口13とを
連通する蒸気通路14、本体1を転倒させたときに容器
2内の液体が流出するのを防止するための転倒流水防止
弁15などから構成される。
16が形成されており、その近傍には温度検知手段17
(以下「センサーユニット」と称す)の受感部18が、
本体1に取り付けられて配されている。
沸かしを行ない沸騰させると、それによって発生する蒸
気が、蒸気通路14内へ流入し、蒸気排出口13へ至る
途中で、中間開口部16より、センサーユニット17の
受感部18へ当たり、その温度を上昇させる。この温度
の上昇速度あるいは絶対温度により、沸騰を検知して、
ヒーター4への通電を遮断する。
る経路を通常経路と称し、図1および図3に実線の矢印
で示す。
部、センサーユニット17周辺の構成を示したもので、
蒸気通路14の途中には、天面と左右側面とからなる断
面が略コの字型、あるいは略への字型、もしくは略円弧
状の案内部19が形成されており、その端部は、センサ
ーユニット17の受感部18の方へ伸びている。
の下方には穴部20が形成されており、蒸気が、蒸気通
路14内を通過する際に、中間開口部16に至る前に、
蒸気排出口13に抜けるバイパス経路51、換言すれば
蒸気の短絡経路を形成している。
少なく、その流速が遅い場合には、蒸気はバイパス経路
51を経て蓋体3に形成した蒸気排出口13より器体外
に排出されて、センサーユニット17の受感部18には
ほとんど到達しないので、沸騰したと誤検知することは
ない。なお、バイパス経路51を流れる蒸気の流れを破
線の矢印で示している。
の流速が速くなると、蒸気は案内部19によってセンサ
ーユニット17の受感部18へ導かれて、受感部18の
温度を急激に上昇せしめて、速やかに沸騰を検知し、ヒ
ーター4への通電を遮断する。なお、蒸気の流れを実線
の矢印で示している。
でもよく、その蒸気通路全体における蒸気の流れのバラ
ンスによって適切なものを選択すればよい。案内部19
の断面形状が図4に示すように略コの字形状の場合は、
案内された蒸気が、左右の側壁21、22によって整流
され、途中で案内部19を外れることが少なく、受感部
18へ導かれるのである。
すように略ヘの字型、もしくは略円弧状の場合は、案内
部の壁面に平面がほとんどないので、蒸気によって壁面
に結露しても流れ落ちるので、蒸気通路14内へ溜まる
結露水の量を減らすことができる。
内で発生した蒸気通路の入口24に流入した後、これを
一度、蒸気排出口13に対して略反対方向に案内するた
めの迂回用リブで、蒸気通路14の内壁と迂回用リブ2
3とで略迷路状態になっている。
がら蒸気排出口13へ導くため、その分蒸気が受感部1
8に至るのを遅らせることができ、蒸気が少ないときの
早切れの誤動作の防止と、沸騰検知までの蒸気の器体外
への放出量を低減できるのである。
14の中間開口部16に至る経路の途中にある、中間開
口部16近傍での通路よりも高い天井部であり、蒸気は
この部分にに満たされたのち、受感部18に達するの
で、その分、蒸気が受感部18に至るのを遅らせること
ができ、蒸気が少ないときの早切れの誤動作の防止と、
沸騰検知までの、蒸気の器体外への放出量を低減できる
のである。また、26は本体1に形成された凸部で、受
感部18の根元を囲んでいる。
溜まる水滴を少なくすることができるので、溜まった水
滴によって、蒸気による受感部18の温度上昇が妨害さ
れて、沸騰検知が遅くなる(遅切れ)のを防止できるの
である。
矢印)とバイパス経路(破線矢印)とは器体外へ排出さ
れる排出口が一つになっているが、器体への排出口を別
々に設けても構わない。
品は、受感部18の外殻としての金属カバー27と、金
属カバー27の内面形状と略相似形状の突起部28を有
する取り付け部材29、温度検知素子30からなり立っ
ており、取り付け部材29には溝部31が形成してあ
り、溝部31に温度検知素子30が配され、金属カバー
27に略密着状態となっている。金属カバー27と、取
り付け部材29との隙間には、非硬化材質からなる充填
剤32が充填してある。
7に略密着状態にすることと、溝部31に温度検知素子
30を配することにより、その位置を安定させることが
でき、かつ、温度検知素子30の周囲の空間を充填剤で
満たすことにより、その部分の空気を排除でき、蒸気に
よって金属カバー27が受けた熱を速やかに温度検知素
子30に伝えることができる。
とにより、センサーユニット17を本体1に取り付けた
ときなどに外部応力が加わって、金属カバー27と、取
り付け部材29の相対位置が初期のそれより変化した場
合、即ちその隙間が変化しても、充填剤32が変化する
隙間に追従して移動し、その隙間への、空気の侵入を防
止でき、熱の伝達性能を維持できる。
材質で形成したもので、本体1と金属カバー27との隙
間を覆うシール部34が形成されている。これによっ
て、上記隙間から本体1内部への水の浸入を防止するた
めのシール部材が不要となる。
るリード線35、36の両方を、少なくとも金属カバー
27の露呈の範囲において、蒸気の流れに相対する側に
配したもので、リード線35、36から温度検知素子3
0に伝わる熱をより多くすることができ、速やかな沸騰
検知を行うことができるのである。
について説明する。図9において、37は蒸気通路38
中の、容器2の開口部39から、センサーユニット17
の受感部18近傍に形成された中間開口部40に至る経
路の途中に、蒸気通路38と一体に形成されたした熱交
換部で、通路内壁には、蒸気の熱を奪うための吸熱部4
1が、通路外壁にはその熱を放出するための放熱部42
が形成されている。
結露させることで、その分、沸騰を検知するまでに器体
外に放出される蒸気の量を低減することができる。
ら、中間開口部40に至る経路の途中に配することによ
り、湯沸かしの途中での蒸気量が少ない場合には、受感
部18に至るまでにその大部分が結露し、受感部18の
温度をほとんど上昇させないので誤検知しない。
形成する部材と一体とすることにより、目的とする性能
を発揮しつつ、構成部品を削減できるのである。
について説明する。図10において、43は、蒸気通路
44中の、センサーユニット17の受感部18近傍に形
成された中間開口部45から、蒸気排出口13に至る経
路の途中に配された熱交換部で、蒸気通路44を形成す
る部材と別体で、かつ熱伝導の良好な材質で形成したも
のである。
り、沸騰時において受感部18に検知に十分な蒸気を送
りつつ、そこから蒸気排出口13に至るまでに蒸気を結
露させて、器体外に排出される蒸気の量を低減できるも
のである。
な材質で形成することにより、熱交換部43をより小型
化でき、その結果、蒸気通路44を含む蓋体3を小型化
することができる。
について説明する。図11及び図12において、センサ
ーユニット17は、蒸気通路46の中間開口部47近傍
で、かつ、蓋体3の、容器2の開口部に対する開閉時
の、回動軸48の中心49から左右方向にずれた位置に
配されている。
器2の開口部に対峙した面50に付着する水滴が落下し
て、受感部18に付着する可能性を大幅に減らして、誤
動作を招くのを防止できる。
感部に至るのを遅らせることができ、蒸気が少ないとき
の誤動作の防止と、沸騰検知までの蒸気の器体外への放
出量を低減できるのである。
開口部近傍での通路よりも高い天井部全てに満たされた
のち、受感部に達するので、その分蒸気が受感部に至る
のを遅らせることができ、蒸気が少ないときの誤動作の
防止と、沸騰検知までの蒸気の器体外への放出量を低減
できるのである。
略構成を示す縦断面図
状の一実施例を示す斜視図
状の他の実施例を示す斜視図
状の他の実施例を示す斜視図
施例を示す要部拡大縦断面図
実施例を示す要部拡大縦断面図
辺を示す要部拡大縦断面図
周辺を示す要部拡大縦断面図
周辺を示す要部拡大横断面図
断面図
面図
Claims (2)
- 【請求項1】 本体内に配した液体を収容する上面開口
の容器と、前記容器の開口部を覆う蓋体と、前記容器内
の液体を加熱する熱源と、前記蓋体の外殻部に形成した
蒸気排出口と前記容器の開口部とを連通する蒸気通路を
備え、前記蒸気通路の途中に中間開口部を形成して、前
記中間開口部近傍に前記本体に取り付けた温度検知手段
の受感部を配し、前記蒸気通路の内部を略迷路状にし
て、前記蒸気を蛇行させながら前記蒸気排出口へ導く電
気湯沸し器。 - 【請求項2】 本体内に配した液体を収容する上面開口
の容器と、前記容器の開口部を覆う蓋体と、前記容器内
の液体を加熱する熱源と、前記蓋体の外殻部に形成した
蒸気排出口と前記容器の開口部とを連通する蒸気通路を
備え、前記蒸気通路の途中に中間開口部を形成して、前
記中間開口部近傍に前記本体に取り付けた温度検知手段
の受感部を配し、前記容器の開口部から前記中間開口部
に至る経路の途中に、前記中間開口部近傍での通路より
も高い天井部を有する箇所を少なくとも1箇所以上設け
た電気湯沸し器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001095773A JP3539397B2 (ja) | 2001-03-29 | 2001-03-29 | 電気湯沸し器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001095773A JP3539397B2 (ja) | 2001-03-29 | 2001-03-29 | 電気湯沸し器 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14404396A Division JP3191679B2 (ja) | 1996-06-06 | 1996-06-06 | 電気湯沸し器 |
Publications (2)
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JP2001299589A true JP2001299589A (ja) | 2001-10-30 |
JP3539397B2 JP3539397B2 (ja) | 2004-07-07 |
Family
ID=18949781
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001095773A Expired - Lifetime JP3539397B2 (ja) | 2001-03-29 | 2001-03-29 | 電気湯沸し器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3539397B2 (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009172172A (ja) * | 2008-01-24 | 2009-08-06 | Tiger Vacuum Bottle Co Ltd | 電気ケトル |
WO2010071270A1 (ko) * | 2008-12-21 | 2010-06-24 | 주식회사 한올주방 | 전열로 취반시스템의 전기 히터 전원 제어 방법 및 그 방법을 사용하는 전열로 취반시스템 |
JP2013236967A (ja) * | 2013-09-02 | 2013-11-28 | Tiger Vacuum Bottle Co Ltd | 電気ケトル |
JP2013236968A (ja) * | 2013-09-02 | 2013-11-28 | Tiger Vacuum Bottle Co Ltd | 電気ケトル |
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JP2013255684A (ja) * | 2012-06-13 | 2013-12-26 | Tiger Vacuum Bottle Co Ltd | 液体加熱容器 |
JP2016152988A (ja) * | 2016-04-22 | 2016-08-25 | タイガー魔法瓶株式会社 | 液体加熱容器 |
JP2016152986A (ja) * | 2016-04-22 | 2016-08-25 | タイガー魔法瓶株式会社 | 液体加熱容器 |
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2001
- 2001-03-29 JP JP2001095773A patent/JP3539397B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JP2016152986A (ja) * | 2016-04-22 | 2016-08-25 | タイガー魔法瓶株式会社 | 液体加熱容器 |
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JP3539397B2 (ja) | 2004-07-07 |
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