JPS63181Y2 - - Google Patents

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JPS63181Y2
JPS63181Y2 JP16569081U JP16569081U JPS63181Y2 JP S63181 Y2 JPS63181 Y2 JP S63181Y2 JP 16569081 U JP16569081 U JP 16569081U JP 16569081 U JP16569081 U JP 16569081U JP S63181 Y2 JPS63181 Y2 JP S63181Y2
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lid
pot
rice
inner lid
cooking
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JP16569081U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は炊飯時内鍋内の圧力を上昇させ高温高
圧下で炊飯することにより、炊きムラのない充分
α化されたご飯を炊き上げると共に、炊飯終了後
に自動的に保温を行なう保温式炊飯器に関し、炊
飯中に発生する余剰水分を内鍋を施蓋する内蓋の
上面に溜め保温中にその余剰水分を徐々に御飯に
還元し適度の湿度を付与せしめると共に内蓋の下
面への結露を最少限にしたものである。
此種炊飯保温器において、炊飯時内圧を上昇さ
せる方式のものは内蓋にリング状パツキンを巻装
し、ここで密閉する一重構造となつていた。この
結果万一この部分で蒸気モレが発生した場合は所
定の圧力を発生し得ず又、外蓋とフレーム上部の
スキマから蒸気がモレ出す等の欠点があると共
に、炊飯終了後に自動的に保温状態となる保温式
炊飯器は一般に炊飯ヒーターによる炊飯の進行に
伴ない発生する水分を外気に放出せしめ保温時は
保温ヒーターによつて御飯を保温すべくなされて
いる。
一般に御飯が最も美味しく食べれる時期は炊飯
終了後約15〜20分経過した所謂むらし終了後が良
いとされているが、実際には使用者の都合により
食事に供する時期は大幅に変化する。このため前
述の様に保温ヒーターによる保温機能を組込んで
保温を行なう様にしているものの炊飯終了後約10
時間経過した時点では御飯内の水分の蒸発に伴な
い乾燥気味となりパサツキ及び黄変を生ずる欠点
があつた。これを改良する目的から蓋側に保温時
において適度に御飯に湿気を付与すべく所謂加湿
皿を設けたが、専用の加湿皿が必要となり高価と
なるばかりか蓋部の構造が複雑となつたり蓋の開
放時に水が溢れて御飯表面がベトついたり床面を
濡らす欠点があつた。更に前記加湿皿は予め適量
の水を貯溜する必要があるためにその取扱いが煩
わしいと共に清掃において非常に面倒となつた。
又、炊飯時における余剰水分を内蓋の適数個所
に多数個設けた小孔を介して内蓋の上面に貯溜し
保温時に加熱して蒸発せしめ前記小孔より御飯に
付与するものが提唱されたが、前述の炊飯時にお
いて蒸気は小径の小孔内を流出するために内鍋内
の蒸気は御飯の上面と内蓋間の空間内を不規則に
揺れ動き小孔に達することになる。このため内蓋
の下面との接触時間が長くなり保温時には多量の
露結状態を呈し効率よく内蓋の上面に貯溜できな
いばかりか蓋体の開放時に御飯の一部に多量に落
下しベトツキを生ずる欠点があつた。
本考案は上記の欠点に鑑みなされたもので以下
図面に基づいて説明する。
1は円筒状のフレーム、2は該フレーム内に設
けられ開口部周縁にフランジ部3を設けた有底筒
状の外鍋、4は該外鍋の内底部に露呈して設けら
れ後述の内鍋を加熱するリング状の炊飯ヒータ
ー、5は前記外鍋2に挿脱自在に設けられ開口部
周縁にフランジ部6と該フランジ部に連設して上
方に突出し外方に向つて巻回したカーリング部7
を有する内鍋、8は前記フレーム1と外鍋2のフ
ランジ部3を嵌合固定する環状枠体、9は一側を
前記フレーム1に回動自在に枢支した蓋体で、内
側上面に貯溜部10及び該貯溜部の底部に少数
(1個)の小孔11を設け外周縁を内側に折曲し
たカーリング部12を設けた内蓋13と、該内蓋
の上方に設けられ上板14と熱伝導の良好な下板
15とからなる外蓋16によつて構成されてい
る。17は前記下板15の外周縁に固定した環状
の弾性体で、前記内蓋13の外周縁のカーリング
部12に弾接する係当片18及び先端を内方に向
つて巻回して前記内鍋5のカーリング部7に弾接
するコ字状の押当片19を一体的に形成してい
る。20は前記上板14と下板15間に設けられ
炊飯時に内部の蒸気通路21を開放し保温時に閉
塞するボール22を設けた蒸気通路弁、23は前
記下板の上面に密着して設けた保温ヒーター、2
4は上端を下板15の略中央部に固着し下端を遊
端とした取付軸、25,26は該軸に挿通したス
プリングと押圧金具、27は前記内蓋13の中央
部に設けたリング状パツキンである。28は前記
外鍋2の底面中央部に装着し常時内鍋5の底面に
密着すべく構成した感熱体、29は前記フレーム
1の下方に設けた裏板、30は前記外鍋2の外側
壁上部に密着して取付けた保温用補助ヒーターで
ある。
次に動作について述べると、初めに内蓋13の
リング状パツキン27を取付軸24に係合し内蓋
と外蓋16を一体的に組立てる。この状態では弾
性体17の係当片18が内蓋13のカーリング部
12に弾接して密着状態となるため内蓋13と外
蓋16との間に密閉空間Sが形成されると共に内
蓋13はスプリング25と押圧金具26によつて
常時下方に押圧する如く附勢される。
この様な状態で内鍋5を外鍋2内に収納し、蓋
体9を施蓋状態にすると、弾性体17の押圧片1
9は内鍋5のカーリング部7に弾接し、押圧片1
9と係当片18との間の全周にリング状の密閉室
eを形成すると共に押圧片19は内鍋5のフラン
ジ部6を外鍋2のフランジ部3に密着せしめ係当
片18は内蓋13の外周縁を内鍋5のフランジ部
6に密着する。又、この時、前述の様に内蓋13
の外周縁と内鍋5のフランジ部6との密着に伴な
い内蓋13はスプリング25及び係当片18の押
圧力に抗して若干上方に押上げられるが、この内
蓋13の上昇分は係当片18の弾性変形にて吸収
され密閉空間Sは密閉状態を保持する。
而して炊飯ヒーター4に通電し内鍋5を加熱す
ると、炊飯の進行に伴ない内鍋5内の圧力は徐々
に上昇し第2図実線矢印の様にスプリング25及
び係当片18の押圧力に抗して内蓋13を押上げ
内鍋5内の蒸気は任意の位置によつて形成される
内蓋13と内鍋5のフランジ部6の間隙より密閉
室e内に流入し、さらにその圧力にて係当片18
を押上げカーリング部12との間隙より密閉空間
S内に流入する。ここで、重いオネバは貯溜部1
0に貯溜され軽い蒸気はボール22を押上げて蒸
気通路21より外気に流出する。この時、内鍋内
の蒸気の若干量は直接小孔11を介して密閉空間
S内に流入するが、内鍋5内の圧力を極端に低く
する程には至らない。又、密閉室eに流入した蒸
気はその圧力によつて押当片19のコ字状部分を
押圧し内鍋5のカーリング部7との密着度を高め
る。この結果、炊飯時押圧片19、係当片18、
ボール22の3重圧力構造によつて所定の圧力ま
で上昇させ、高温高圧下で炊きムラのない充分α
化されたご飯ご炊くことが出来る。
炊飯の終了に伴ない内鍋5の急激な温度上昇を
感知した感熱体28は炊飯ヒーター4の回路を断
ち保温ヒーター23及び保温補助ヒーター30に
通電し保温状態に移行する。このため内鍋5内の
蒸気の発生はなくなり圧力が徐々に低下するに伴
ないボール22は蒸気通路21を閉塞し密閉空間
Sと外気との連通を遮断すると共に保温ヒーター
23によつて加熱された貯溜部10の水分は第1
図実線矢印の様に小孔11,11を介し御飯に還
元して御飯が乾燥気味となるのを防止する。この
時密閉空間Sより内鍋5内に流入した水分は一番
乾燥気味な御飯の上面から徐々に加湿せしめ乾燥
状態とならない御飯中部に達するまでは蒸気は上
層の御飯に吸収されることになる。
ここで、蓋体9を開放して御飯を装う場合は、
蓋体9の開放に伴ない内蓋13も一体となつて傾
斜しスプリング25によつて下方に押下げられる
が、係当片18は常時内蓋13のカーリング部1
2に弾接した状態に保持されているため密閉空間
S内の水分は溢れることがない。
以上の様に本考案は有底筒状の外鍋と、該外鍋
に挿脱自在に設けられ開口部周縁にフランジ部と
その上方に外方に向つて巻回したカーリング部を
有する内鍋と、外周縁を前記外鍋に載置し中央に
向つて下方に傾斜しその上面に貯溜部を設けると
共に該貯溜部の底部に少数の小孔を設けた内蓋
と、該内蓋の上方に設けられた外蓋と、該外蓋の
下面に設けられ前記内蓋の外周縁に弾接する係当
片及び先端を内方に向つて巻回し前記内鍋のカー
リング部に弾接する押当片を一体的に形成し内蓋
との間に密閉空間を形成する弾性体と、前記外蓋
に設けられ炊飯時に前記密閉空間と外気を連通し
保温時に閉塞する蒸気通路弁と、前記内蓋をその
中央部より常時下方に押圧するものであるから、
炊飯中は内鍋内を一定圧力に上昇させ、高温高圧
下で炊きムラのない充分α化されたご飯を炊くと
共に、炊飯時に発生する水分を有効に利用できる
と共に長時間に亘つて御飯に適度な湿度を付与せ
しめて美味しい状態を保つことができる。
又、前述の水分は内蓋を利用して貯溜するため
に別個に水貯溜用の専用皿を必要とせず安価にな
り且取扱いが簡単となる。そして、弾性体は常時
内蓋に弾接するために蓋体の開放時等において内
蓋の上面の水分が溢れる必配がない。加えて、蒸
気通路弁は炊飯時は開放して過剰分の水分を外気
中に放出せしめ保温時は閉塞して密閉空間内の蒸
気が外気に放出することなくその全部を内鍋内に
流入することができ効率のよい加湿保温が可能と
なる。
特に押圧片は先端をコ字状にして内鍋のカーリ
ング部に密着せしめるために炊飯の進行中におい
て蒸気圧はコ字状部分を外側に押圧してカーリン
グ部との密着度を高め外蓋内及び本体内部への蒸
気の溢出を防止すると共にコ字状部分は蓋体の開
放時において、内鍋のカーリング部との密着状態
を維持し保温効果を上げ且密閉室内の水分の流出
を防止する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の保温式炊飯器の部分断面図、
第2図は本考案の蒸気流出方向及び蒸気通路弁の
動作を示す説明図である。 2……外鍋、4……炊飯ヒーター、5……内
鍋、9……蓋体、10……皿状部、11,11…
…小孔、13……内蓋、16……外蓋、17……
弾性体、18……係当片、20……蒸気通路弁、
23……保温ヒーター。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 有底筒状の外鍋と、該外鍋に挿脱自在に設けら
    れ開口部周縁にフランジ部とその上方に外方に向
    つて巻回したカーリング部を有する内鍋と、外周
    縁を前記内鍋に載置しその上面に貯溜部を設ける
    と共に小孔を設けた内蓋と、該内蓋の上方に設け
    られた外蓋と、該外蓋の下面に設けられ前記内蓋
    の外周縁に弾接する係当片及び先端を内方に向つ
    て巻回し前記内鍋のカーリング部に弾接する押当
    片を一体的に形成し内蓋との間に密閉空間を形成
    する弾性体と、前記外蓋に設けられ炊飯時に前記
    密閉空間と外気を連通し保温時に閉塞する蒸気通
    路弁と、前記内蓋をその中央部より常時下方に押
    圧するスプリングとからなる保温式炊飯器。
JP16569081U 1981-11-05 1981-11-05 保温式炊飯器 Granted JPS5871326U (ja)

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JP16569081U JPS5871326U (ja) 1981-11-05 1981-11-05 保温式炊飯器

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JPS5871326U JPS5871326U (ja) 1983-05-14
JPS63181Y2 true JPS63181Y2 (ja) 1988-01-06

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