JP3056718U - 炊飯米の保温器 - Google Patents

炊飯米の保温器

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JP3056718U
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lid
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rice
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JP1998006170U
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貴実 小川
善宏 小川
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善宏 小川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 保温時における炊飯米の乾燥を防ぐ。 【解決手段】 外側の容器本体1内に、内釜となる内容
器2を備えている。内容器2の開口上面を開閉する木製
の内蓋6を備えている。この内蓋6には通孔7が設けて
ある。保温時には、内容器2の開口上面に内蓋6を被せ
付けたのち、容器本体1の外蓋3を閉じておく。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、保温時における炊飯米の乾燥や変色を防止する保温器に関し、保温 式の炊飯器をも含むものである。
【0002】
【従来の技術】
保温式の炊飯器ないし炊飯米の専用保温器においては、保温直後に水蒸気が炊 飯米に落下してベチャ付きを生じる一方、通常の温度センサーで70℃前後に長 時間保温すると、今後は乾燥し過ぎて硬くなり、色が低下することはよく知られ ている。例えば保温式炊飯器では、外蓋の内側に中蓋を備えていて、この中蓋で 内容器の開口上面を閉じるようにはなっている。しかし、中蓋は元来が炊飯時に 水蒸気を逃がすようになっていて上下方向にかなりのガタつきがあるなど、保温 時にも水蒸気が逃げやすく、これが炊飯米に過乾燥を来す要因になっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
これらの点を防止するために、木炭などの調湿材を内容器に入れることが試用 されているが、調湿材が炊飯米に直接に触れた状態では、炊飯の取り出しに不便 であり、炊飯米に別の味が付くなどの問題がある。また、炊飯米が入る内容器に 専用の内蓋を設け、この内蓋に調湿材の類を付設することも、検討したが、調湿 材の取り替えなどの点で不便がある。
【0004】 これを要するに、保温初期の炊飯米のベチャ付きは立ち昇る水蒸気を吸着保持 し、長時間の保温時には保持した水蒸気を炊飯器に戻せば済むことである。 そこで上記の考え方に基づき、最も簡便にして、しかし最も効率的に調湿機能 を発揮するのは何かを検討した結果、それは木製の蓋であることに思いを到し、 本考案を提案するに至ったものである。すなわち本考案の目的は、炊飯米が入る 内容器の蓋を木製のものにすることにより、とくに保温時の乾燥防止に有利な炊 飯米の保温器を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る炊飯米の保温器は、図1に示すごとく外側の容器本体1と、容器 本体1内にこれの開口上面側から出し入れ可能に収容されて、炊飯米が入る内容 器2と、容器本体1の開口上面を開閉自在に閉じる外蓋3と、内容器2の開口上 面を開閉する内蓋6とからなる。そして、この内蓋6が、木製の蓋本体6aに通 孔7を設けたものとなっいることに特徴を有する。
【0006】
【作用】
内容器2内の炊飯米Pは、焚き上げた直後は熱く、かなりの湯気が出ているが 、内容器2を内蓋6で閉じておくと、その湯気は内蓋6が木製であるからこれに 吸着保持され、過剰の湯気だけが通孔7を経て外に出る。長時間の保温になると 、内蓋6に含まれていた水分が徐々に内容器2の内部に放出されるようになり、 この放出水分が炊飯米Pの過乾燥を防ぐ。つまり、木製の内蓋6が調湿作用を果 たす。
【0007】 市販の保温式炊飯器の場合は、一般に外蓋3の内側に中蓋5が付設されていて 、炊飯時に中蓋5で内容器2の上面を水蒸気の逃げを許しながら閉じるようにな っているので、内容器2の開口上端縁に内蓋6を載置する形式にすると、内蓋6 を比較的薄肉にしておけば、外蓋3を閉じたとき中蓋5で内蓋6を押え込むこと になる。その場合、内蓋6の上面に手づかみ用の突部を設ける余裕隙間がないの で、前記通孔7はこれに指先が通る大きさに設定して複数設けておくことにより 、この通孔7を利用して内蓋6を取り外せるようにすればよい。
【0008】
【考案の効果】
本考案によれば、内蓋6を木製としたので、これ自体が調湿性を発揮し、内容 器2に入っている炊飯米Pがベチャ付いたり、長時間の保温で乾燥するなどの変 質を生じることがない。
【0009】
【実施例】
図1は保温式の炊飯器を本考案に適用した実施例を示す。これは炊飯機能を有 する外側の容器本体1内に、これの開口上面側から内容器2すなわち内釜が出し 入れ可能に収容できる。容器本体1には、外蓋3を枢結してあり、この外蓋3で 容器本体1の開口上面を開閉自在に密閉することができる。外蓋3の内側には、 多数の蒸気孔を有する金属製の中蓋5が上下方向に融通ガタを以て付設されてい る。
【0010】 別に内容器2の開口上面を閉じる取り外し自在な専用の内蓋6を備えている。 この内蓋6は、図2に示すごとく杉やひのきなどからなる木製の蓋本体6aの中 央4箇所に通孔7が上下貫通状に設けられている。各通孔7の大きさ(孔径)は 、人の指先が入る程度に設定してある。
【0011】 炊飯時には内蓋6を取り外した状態で常法通り炊飯する。焚き上がって内容器 2内の炊飯米Pを保温するに際しては、外蓋3を開けて内蓋6を内容器2の開口 上端縁に載せ置き、内蓋6で内容器2の開口上面を閉じる。この状態で外蓋3を 閉じ合わせると、中蓋5で内蓋6を押え付けた状態になる。
【0012】 炊飯直後の保温中の炊飯米Pからは、かなりの湯気が立ち昇るが、この湯気は 一部が木製の内蓋6に滲み込って保持され、内容器2に封じ込められる。内蓋6 に保持し切れない湯気は通孔7を介して外部に出るので、炊飯米Pがベチャ付か ない。とくに、中蓋5のみで内容器2を閉じる形式では、湯気が中蓋5内に保持 されないし、熱伝導性の良い金属製の中蓋5では内外の温度差で結露を生じ、こ れが炊飯米Pに水滴となって落下しベチャ付きの要因となるが、かかる事態をよ く抑止できる。
【0013】 保温時間が長くなり、温度センサーで内容器2が70℃前後に加熱し続けられ ると、次第に炊飯米Pの保有水分を失って行くが、内蓋6に含まれた水分が損失 分を補い、長時間を経ても炊飯米が過乾燥状態になって変色するなどの変質をよ く防止し、米飯の味を良好に維持する。
【0014】 内容器2から保温中の炊飯米Pを取り出すときは、外蓋3を中蓋5と共に開け 、内蓋6を外す。その際に蓋本体6aに設けた通孔7の二つに2本の指先を差し 入れて内蓋6を取り外せばよい。
【0015】 図3および図4は専用の炊飯米Pの保温器に本考案を適用した実施例を示す。 これでは内容器2の内部に内蓋6が入り込み、内蓋6がいわゆる落とし込み蓋に なっている。この場合は図外の布地を介して内蓋6を落とし込むことが望まれる 。そして内蓋6は、蓋本体6aの上面に手づかみ用の突部8を設け、この突部8 を手にして出し入れ可能にすることができる。手づかみ手段として、通孔7・7 間に紐を輪にして通してあってもよい。
【0016】 また、本考案は外蓋3の内面に前述の中蓋5を外して代わりに内蓋6を取り付 けるようにしてもよい。保温式の炊飯器の場合は、外蓋3に中蓋5と内蓋6とを それぞれ着脱自在にして、炊飯時と保温時とで付け替えられるようにすることも できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】保温式炊飯器の全体の概略断面図
【図2】図1の実施例における内蓋の平面図
【図3】炊飯米の保温器の別実施例を示す全体の概略断
面図
【図4】図3の別実施例における内蓋の平面図
【符号の説明】
1 容器本体 2 内容器 3 外蓋 5 中蓋 6 内蓋 7 通孔

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外側の容器本体1と、 容器本体1内にこれの開口上面側から出し入れ可能に収
    容されて、炊飯米が入る内容器2と、 容器本体1の開口上面を開閉自在に閉じる外蓋3と、 内容器2の開口上面を開閉する内蓋6とからなり、 内蓋6が、木製の蓋本体6aに通孔7を設けてなる炊飯
    米の保温器。
  2. 【請求項2】 外蓋3に内蓋6が付設されている請求項
    1記載の炊飯米の保温器。
  3. 【請求項3】 内蓋6が、内容器2の内部に入る落とし
    込み蓋になっていて、内容器2にこれを出し入れするた
    めの手づかみ手段が設けられている請求項1記載の炊飯
    米の保温器。
  4. 【請求項4】 炊飯機能を備えた外側の容器本体1と、 容器本体1内にこれの開口上面側から出し入れ可能に収
    容されて、内鍋となる内容器2と、 容器本体1に枢結された蓋部材であって、容器本体1の
    開口上面を開閉自在に閉じる外蓋3と、 外蓋3の内側に付設されて、外蓋3を閉じた炊飯時に内
    容器2の開口上面を閉じる蓋部材であって、蒸気孔を有
    する金属製の中蓋5と、 内容器2の開口上端縁に載置されて、内容器2の開口上
    面を閉じる取り外し自在な内蓋6とからなり、 内蓋6が、木製の蓋本体6aに指先が通る複数の通孔7
    を設けてなり、 炊飯米の保温時にのみ、外蓋3を閉じた状態で内蓋6が
    内容器2上に中蓋5で押え付けられている炊飯米の保温
    器。
JP1998006170U 1998-08-13 1998-08-13 炊飯米の保温器 Expired - Lifetime JP3056718U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018016052A1 (ja) * 2016-07-21 2018-01-25 三菱電機株式会社 加熱調理器
JP2019154653A (ja) * 2018-03-09 2019-09-19 シャープ株式会社 調理器

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