JPS6121000Y2 - - Google Patents

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JPS6121000Y2
JPS6121000Y2 JP1978127485U JP12748578U JPS6121000Y2 JP S6121000 Y2 JPS6121000 Y2 JP S6121000Y2 JP 1978127485 U JP1978127485 U JP 1978127485U JP 12748578 U JP12748578 U JP 12748578U JP S6121000 Y2 JPS6121000 Y2 JP S6121000Y2
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JP
Japan
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steam
lid
hollow chamber
steam vent
dew
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JP1978127485U
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JPS5543850U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は蒸気口を改良した炊飯器に関する。
従来、例えば保温炊飯器においては、蒸気口を
径大に設定すると炊飯時には良好に蒸気が排出さ
れるが、保温時の熱損失が多くなり、蒸気口から
塵が入り易いといつた事情に対処するため蒸気口
の径が比較的小さく設定されている。しかしなが
ら、蒸気口の径が小さい場合には蒸気口の周囲に
結露が生じ易く、その露によつて蒸気口が閉塞さ
れたり、或いは蒸気の通る面積が著しく減少する
こととなるが、この場合、内蓋から出た蒸気が外
蓋と外枠との間から外部に噴出するようになつ
て、外蓋の外周部において結露するようになり、
結露した露が落下して外枠と内枠との間の断熱層
にしみ込み易い欠点がある。また、内蓋から出た
蒸気が内蓋の上面で結露して多く溜り、内蓋を開
く時に鍋内に落ちて米をまずくする欠点もある。
更に、蒸気口の周囲に結露した高温の露が蒸気圧
によつて蒸気口から外部に噴出されて周囲に飛散
する欠点もある。
本考案は上記事情に鑑みてなされたものであ
り、鍋内と連通する蒸気通路を有する蒸気抜筒に
結露を生じさせる中空室を外蓋の断熱材層内に位
置させて設けて、この中空室で結露した露を露抜
孔から内蓋及び外蓋間の空間部に排出するととも
に中空室から蒸気抜孔を介して外部に蒸気を排出
する構成とすることにより、蒸気抜孔の周囲に結
露を生ずることを防止して蒸気を外部に良好に放
出させることができ、蒸気が外蓋と外枠との間か
ら外部に噴出するようなことがなく、内蓋の上面
に露が多く溜るようなこともなく、更に蒸気抜孔
から高温の露が外部に噴出することも起らず、更
に、露抜孔からの露を内蓋上面で加熱して蒸気化
して該露抜孔から中空室ゆ戻して蒸気抜孔から外
部に放出し得るようにした炊飯器を提供すること
を目的とする。
以下本考案を保温炊飯器に適用した一実施例に
ついて図面を参照して説明する。1は略円筒状の
外枠で、これの下部に脚2を有する底枠3が固着
されている。4は外枠1の上端内周部に嵌着され
た環状の化粧枠で、これに有底円筒状の内枠5の
上端部が係合固着されており、外枠1と内枠5と
の間に例えばグラスウール等からなる断熱材6が
配設されている。7は外枠1に回動可能に支持さ
れた外蓋で、これの下面内周部に蓋カバー8が嵌
着されていて、外蓋7と蓋カバー8との間に例え
ばグラスウール等からなる断熱材9が配設されて
いる。10は外蓋7の上面に固着されたハンドル
で、これには外蓋7を閉塞状態に保持するための
図示しないロツクレバーが設けられている。11
は内枠5内に着脱可能に配設された鍋、12は鍋
11の上面開口部を直接閉鎖する内蓋で、この内
蓋12は蓋カバー8に設けられた図示しないばね
手段によつて常に下方に付勢されて外蓋7の閉塞
時に外周部が鍋11の外周部に形成されたフラン
ジ部11aに圧接されるようになつており、ま
た、外蓋7の開放時には内蓋12が外蓋7と一緒
に回動して鍋11から離間するようになつてい
る。13は外蓋7及び蓋カバー8間を貫通するよ
うに形成された2個の貫通孔(一方のみ図示)
で、これらを貫通するように挿入された蒸気抜筒
14は主体部15を蓋カバー8側から挿入すると
ともに外蓋7側から挿入した蓋部16を主体部1
5にねじ込み結合することにより貫通孔13に
夫々固着されている。そして、主体部15の下部
に延設された径小部15′aは内蓋12に嵌め込
まれたパツキング17を気密に貫通している。1
8は主体部15の径大部15bと蓋部16との間
にわたつてそれらの内部に形成された円形な中空
室で、これは外蓋7に設けられた断熱材層として
の断熱材9内に位置されている。19は径小部1
5aを貫通して中空室18と鍋11内とを連通さ
せる蒸気通路、20は蓋部16を貫通して中空室
18と外蓋7の外部とを連通する蒸気抜孔、21
は中空室18の底部に位置して主体部15を貫通
するように形成された複数個の露抜孔で、これら
は内蓋12及び外蓋7の下面に蓋カバー8間に形
成された空間部の上部に連通されている。而し
て、蒸気通路19の内径は5.0mmに設定され、蒸
気抜孔20の内径は5.5mmに設定され、中空室1
8の内径は蒸気通路19の内径よりも径大に設定
されている。
次に以上のように構成した本実施例の作用につ
いて説明する。鍋11内に米と所定量の水を入れ
て図示しないヒータによつて鍋11を加熱すると
水が沸騰して炊飯が行われる。炊飯中に発生する
蒸気は、蒸気通路19を貫通して中空室18内入
り、更に蒸気抜孔20から外部に放出されるが、
蒸気が蒸気通路19を貫通して中空室18に入る
と膨張して蒸気圧が減少されることにより該蒸気
の一部が中空室18内で結露して中空室18の内
面に付着する。そして、中空室18の内面に付着
した露は自然落下によつて露抜孔21から下方に
排出される。而して、中空室18から蒸気抜孔2
0を貫通して外部に排出される蒸気は中空室18
内で一旦減圧されているから蒸気抜孔20を通過
するときにはほとんど蒸気圧が変化せず、従つて
蒸気抜孔20の周囲に結露を生ずることなく順調
に外部に排出される。一方、露抜孔21から排出
された露は内蓋12の上面全体に広く薄膜状に拡
散して該内蓋12を介して鍋11内の熱により加
熱されて一部が再び蒸気化されて露抜孔21を介
して中空室18に入り、蒸気通路19から流入す
る蒸気と一緒になつて蒸気抜孔20から外部に放
出される。なお、炊飯初期には蒸気抜筒14の温
度が低いために蒸気通路19の内面に結露を生ず
ることがあるが鍋11内の蒸気圧が上昇してくれ
ば中空室18に押上げられるし、これが原因で蒸
気抜孔20に結露を生ずることもないから、蒸気
抜孔20からの蒸気排出量が減少して内蓋12と
蓋カバー8との空間部内に蒸気が充満するような
こともない。
尚、上記実施例では蒸気通路19の内径を5mm
に設定し、蒸気抜孔20の内径を5.5mmに設定し
たが、考案者の実験によれば蒸気通路19の内径
を5mm以上に設定し、蒸気抜孔20の内径を5.5
mm以上に設定すると良好な作動が得られることが
判明した。従つて、これら蒸気通路19及び蒸気
抜孔20の寸法関係の他に蒸気抜筒14を設ける
個数を適宜設定することによつて、炊飯時の蒸気
を良好に排出し、しかも保温時の熱損失を極力減
少させることが可能となる。
本考案は以上説明したように、蒸気抜筒に中空
室を設けて鍋から放出される蒸気の一部をこの中
空室内で結露させ、結露した露を露抜孔を介して
内蓋の上面に排出し該内蓋の上面で加熱して再び
蒸気化し、その露抜孔及び中空室を介して蒸気抜
孔から外部に放出させるようにしたから、蒸気抜
孔に結露を生ずることが確実に防止され、鍋内の
蒸気を蒸気抜筒を介して外部に良好に排出できる
ために、従来構造のように蒸気が外蓋と外枠との
間から噴出したり、蒸気抜孔から高温の露が外部
に噴出するようなこともなくなり、更に、内蓋の
上面に多くの露が溜るようなこともなく、内蓋を
開いた時に露が炊飯された米にたれ落ちて米をま
ずくすることもない炊飯器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案を保温炊飯器に適用した一実施例
を示すものであり、第1図は側面図、第2図は要
部の拡大縦断面図である。 図面中、1は外枠、7は外蓋、9は断熱材(断
熱材層)、11は鍋、12は内蓋、14は蒸気抜
筒、18は中空室、19は蒸気通路、20は蒸気
抜孔、21は露抜孔である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外枠の内部に鍋を配設するとともにこの鍋を直
    接閉塞する内蓋及びこの内蓋の上方に所定の間隔
    を存して断熱材層を有する外蓋を配設するように
    した炊飯器において、前記外蓋と内蓋とを貫通す
    るように設けられた蒸気抜筒と、この蒸気抜筒に
    設けられ前記外蓋の断熱材層内に位置された中空
    室と、前記蒸気抜筒の下部に前記中空室と前記鍋
    内とを連通するように設けられ該中空室よりも細
    径な蒸気通路と、前記蒸気抜筒の上部に前記中空
    室と前記外蓋の外部とを連通するように設けられ
    該中空室よりも細径な蒸気抜孔と、前記中空室の
    下部と前記内蓋及び外蓋間の空間部の上部とを連
    通するように、前記蒸気抜筒に形成された露抜孔
    とを具備してなる炊飯器。
JP1978127485U 1978-09-14 1978-09-14 Expired JPS6121000Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1978127485U JPS6121000Y2 (ja) 1978-09-14 1978-09-14

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JP1978127485U JPS6121000Y2 (ja) 1978-09-14 1978-09-14

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Publication Number Publication Date
JPS5543850U JPS5543850U (ja) 1980-03-22
JPS6121000Y2 true JPS6121000Y2 (ja) 1986-06-24

Family

ID=29090295

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Families Citing this family (4)

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JPS6063118U (ja) * 1983-09-29 1985-05-02 タイガー魔法瓶株式会社 炊飯器の蒸気抜き装置
JPH0747060Y2 (ja) * 1991-02-14 1995-11-01 日本酸素株式会社 断熱調理器具
JP5103258B2 (ja) * 2008-04-21 2012-12-19 日立アプライアンス株式会社 炊飯器
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JPS539683A (en) * 1976-07-13 1978-01-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd Steam discharging device for cooking equipment

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JPS5433579Y2 (ja) * 1976-08-04 1979-10-16

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JPS539683A (en) * 1976-07-13 1978-01-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd Steam discharging device for cooking equipment

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JPS5543850U (ja) 1980-03-22

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