JPS623012Y2 - - Google Patents

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JPS623012Y2
JPS623012Y2 JP14241981U JP14241981U JPS623012Y2 JP S623012 Y2 JPS623012 Y2 JP S623012Y2 JP 14241981 U JP14241981 U JP 14241981U JP 14241981 U JP14241981 U JP 14241981U JP S623012 Y2 JPS623012 Y2 JP S623012Y2
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JP14241981U
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【考案の詳細な説明】 従来、扱室の供給口側下部に送風フアンを設け
て扱室の下方から排塵室にわたる選別風路を設
け、その上部に揺動選別体を架設した脱穀機は、
送風フアンと揺動選別体の始端側との間の選別風
路の上方に空間を有していたため渦流を生じ、選
別風が弱化する欠点があつた。
また、前記選別風路の上方の渦流を生ずる空間
に揺動選別体の駆動軸を設けた脱穀機は、通常そ
の側壁を薄い鉄板で構成しており、駆動軸には揺
動にともなう不規則方向の負荷がかかるのでその
軸受取付部の側壁にねじれを生じ側壁の取付面が
浮き上ると共に振動がはげしくなる等の欠点があ
つた。
本考案は選別風の渦流発生を防止することと、
揺動選別体の駆動軸支承部の構造上の欠陥を改善
するという異質の課題を同時に解決せんとするも
のであつて、扱室の供給口側下方に送風フアンを
設けて扱室下方から排塵室にわたる選別風路を形
成し、該選別風路上に揺動選別体を架設した脱穀
機において、前記揺動選別体の駆動軸を、揺動選
別体の始端と送風フアンとの間の選別風路の上部
に設け、前記駆動軸の下部の選別風路に沿つて配
設した導風板の上面に、駆動軸を囲む樋状のカバ
ー板を一体に固定して筒状となし、このカバー板
及び前記導風板の両端部を両側壁に接合し、その
端部の折返部と駆動軸の軸承とで側壁を挾んでそ
れら三者をねじで共締にしたことを特徴とするも
のである。
以下図面に示す実施例について説明すると、1
は扱室2内に軸架した扱胴であつて、扱口に沿つ
てフイードチエン3と挾扼レール4とが設けてあ
り、供給口5の下方に設けた送風フアン6は受網
7の下方から一番受樋8の上方を経て排塵室9へ
向う主選別風路10と、一番受樋8の下方から二
番受樋11上及び排塵室9の下部を経て排塵室1
2へ吹き出す副選別風路13を形成している。
14は前記選別風路上に前後揺動可能に支架し
た揺動選別体であつて、受網7の下面に臨む流板
15及びそれに続く選別網16、ストローラツク
18の系列と、送塵口19の下方から排塵室9の
上部へ指向する移送板20及びラツクからなる排
塵移送選別体21の系列とにより構成されてい
る。
そして、前記排塵室9の扱口と反対側の側壁に
は吸引フアン22が設けてあり、該吸引フアン2
2の吸入口23の前部と後部とには、前部誘導板
24と、前向のV溝状(稜線部25a及びそれよ
り上方を円弧状にすると良い。)をなすと共に稜
線部25a及び上縁部25bが吸引フアン22側
より反対側が前位となるように傾斜した後部誘導
板25とを、それぞれ排塵室9を横断させて両側
壁に固定し、それらの上面を天板26で覆い、下
部は開口部27に形成されており、前記前部誘導
板24の中間部には側面視で上記吸入口23の略
中央へ指向しながら下降傾斜した導風板28が突
設してある。
29は両端部を前記前部誘導板24と後部誘導
板25の吸引フアン側の下端部に螺着した円弧状
のガイド板であつて、吸入口23に続く開口部2
7の一部を閉鎖している。
また、前記後部誘導板25の下端部は斜め後下
方に向けて傾斜させてストローラツク21の後端
と対向する受案内板30に形成してあり、その下
端と前記排塵口12の下縁との間には排塵案内板
30aが連設してある。
更に、前記揺動選別体14の後部は揺動アーム
31aにより両側壁に支承し、前部を支持した揺
動アーム31bの基部を、両側壁に回動自在に軸
承した駆動軸32に固定し、揺動アーム31bの
ボスと一体なアーム33の先端は、一番螺施軸8
aの端部に付設したクランクアーム34に連杆3
5を介して連結されている。
而して前記送風フアン6の吐出口の上縁と流板
15の下端との間には導風板36が配設してあ
り、該導風板36の上面には樋状をなすカバー3
7の両側縁を熔接して角筒状体に形成し、この筒
状体に前記駆動軸32を挿入し、導風板36とカ
バー37の両端に設けた折返部38,38を両方
の側壁39,39の内側面に接合させ、外側面に
は軸承40,40を接合して側壁39,39を挾
み、これらの折返部38、側壁39、軸受40は
ボルト41,41により共締として固定されてい
る。
前記角筒体の端部の折返部38,38を第5お
よび第6図に示す如く対向する側に折り曲げて重
合すると共に折返部38の内面にナツト42′を
熔接し、ボルト41,41で共締にすると、それ
自体及び取付構成を一層強固にすることができ
る。
次に前述の脱穀機をコンバインに搭載した例の
伝動装置を第7図について説明すると、42は一
端をエンジン43により直接駆動される横軸であ
つて、他端に取付けた駆動プーリー42aには送
風フアン6、2番螺施軸11a、揺動選別体14
及び一番螺施軸8aを駆動する一本のベルト44
が巻き掛けてあり、上記横軸42の中間部に設け
たギヤボツクス45は扱胴1の回転数を3段階に
変える変速機構46とトルクリミツター47とク
ラツチ47aを内装しており、その一つの出力軸
は扱胴1を駆動し、トルクリミツターからの出力
軸48はフイードチエン3及び排藁搬送チエン4
9、排藁ベルト50を駆動する他の横軸51を駆
動し、前記横軸42はカツター(又はノツター)
52をも駆動する。
53は四番漏斗の斜板、54は二番スロワーで
あつて、その吐出口は前記流板15上に通ずる二
番還元通路に向けて開口している。
次に作用について説明すると、フイードチエン
3と挾扼レール4とによつて挾持搬送される穀稈
は扱胴1により脱穀処理され扱下物中穀粒及び小
さい藁屑は受網7から流板15上に漏下し、それ
らは選別網16にて風選されながら穀粒のみが一
番受樋8に落入する。
選別網16上に残つた二番物及び藁屑は移送板
18aに移行してストローラツク18により篩選
別されると共に風選され、二番物は二番スロワー
54により還元され、藁屑は排塵口12から機外
に排出される。
また、送塵口19から排出される長藁や穂切れ
等は移送板20により後方へ移送され、排塵移送
選別体21により篩選別されて二番物はその下方
の移送板18a及びストローラツク18上に落下
して選別網16からの移行物と合流し、排塵移送
選別体21上の藁屑はその後端から投擲される。
そして、前記排塵移送選別体21からの藁屑及
び主選別風路10から吹き上げられた藁屑等の大
部分は吸引フアン22により機外に排出され一部
はストローラツク18上に落下する。
その際、前部誘導板24と後部誘導板25とに
よつて囲まれた排塵室内には開口部27から吸入
されて吸引フアン22の吸入口23に向う渦巻が
生じ、その風力は吸入口23から離れるにつれて
弱くなる。
しかし、前記吸塵室のフイードチエン3側は後
部誘導板25によつて次第に狭くなるように絞ら
れているので必要な吸入移送が行われ、吸引フア
ン22に近付くにつれて風力が増大し、それに応
じて吸塵室も広くなり、開口部27から吸入され
て順次合流する藁屑は吸引フアン22の吸入口2
3に向けて吸引される。
また、ガイド板29は開口部27の吸引フアン
22寄りを閉鎖しているので吸引風は他側まで強
力に波及し、ガイド板29の下方の藁屑はガイド
板29を迂回して吸入される。
更に前記開口部27から排塵室に吸入された〓
屑は、先づ後部誘導板25及び天板26に沿つて
上昇施回し、前部誘導板24により誘導されて下
降せんとするが、その上部寄りには導風板28が
あるので、藁屑は渦流風と共に後部誘導板25に
沿つて上昇する吸入風及び藁屑に合流し、吸入口
23へと順次移行する。
而して、送風フアン6の吐出口の前方の主選別
風路10の上方には三角形状の広い空間が形成さ
れているがその大部分は導風板36によつて封鎖
されているので選別風は渦流を起すことがなくス
ムーズに流れ、駆動軸32を支承している部位の
側壁39は角筒体の端部及び折返部38と軸承4
0とによつて両側から共締により挾持されている
ので、駆動軸32が不規則な往復駆動作用を受け
ても側壁39が変形することがない。
本考案は前述のように扱室の供給口側下方に送
風フアンを設けて扱室下方から排塵室にわたる選
別風路を形成し、該選別風路上に揺動選別体を架
設した脱穀機において、前記揺動選別体の駆動軸
を、揺動選別体の始端側と送風フアンとの間の選
別風路の上部に設け、前記駆動軸の下部の選別風
路に沿つて配設した導風板の上面に、駆動軸を囲
む樋状のカバー板を一体に固定して筒状となし、
このカバー板及び前記導風板の両端部を両側壁に
接合し、その端部の折返部と駆動軸の軸承とで側
壁を挾んでそれら三者をねじで共締にしたので、
送風フアンと移送板との間の選別風路の上面は導
風板によつて覆われ移送板の下方の空間で渦流が
生ずることがなく、選別風の弱化を防止すること
ができる。
しかも上記導風板はその上面に固定したカバー
と一体となつて筒状体を形成し、これと駆動軸の
軸承とが側壁を挾持し共締となすことにより不規
則な負荷を受ける揺動選別体の前記駆動軸を確か
りと保持するので、側壁がねじれ等の変形を起し
て取付面が浮き上ることがなく、上記変形により
揺動選別体が激しく振動するのを防止し、円滑な
揺動運動をなさしめ、的確な揺動選別を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであつて、
第1図は脱穀機の縦断面図、第2図は同上平断面
図、第3図は要部の横断面図、第4図は筒状体の
端部の斜視図、第5図は他の例の同上分解斜視
図、第6図は第5図のA−A断面図、第7図は本
案に係る脱穀機を搭載したコンバインの伝動系統
図(但し前処理部は除く)、第8図はギヤケース
の断面図である。 2……扱室、6……送風フアン、8a……一番
螺施軸、10……主選別風路、14……揺動選別
体、15……流板、32……駆動軸、36……導
風板、37……カバー、38……折返部、39…
…側壁、40……軸承。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 扱室の供給口側下方に送風フアンを設けて扱室
    下方から排塵室にわたる選別風路を形成し、該選
    別風路上に揺動選別体を架設した脱穀機におい
    て、前記揺動選別体の駆動軸を、揺動選別体の始
    端と送風フアンとの間の選別風路の上部に設け、
    前記駆動軸の下部の選別風路に沿つて配設した導
    風板の上面に、駆動軸を囲む樋状のカバー板を一
    体に固定して筒状となし、このカバー板及び前記
    導風板の両端部を両側壁に接合し、その端部の折
    返部と駆動軸の軸受とで側壁を挾んでそれら三者
    をねじで共締にしたことを特徴とする脱穀機の揺
    動選別装置。
JP14241981U 1981-09-25 1981-09-25 脱穀機の揺動選別装置 Granted JPS5852932U (ja)

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JP14241981U JPS5852932U (ja) 1981-09-25 1981-09-25 脱穀機の揺動選別装置

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JP14241981U JPS5852932U (ja) 1981-09-25 1981-09-25 脱穀機の揺動選別装置

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JPS5852932U JPS5852932U (ja) 1983-04-11
JPS623012Y2 true JPS623012Y2 (ja) 1987-01-23

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JPS5852932U (ja) 1983-04-11

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