JP2516652Y2 - 揺動選別装置 - Google Patents
揺動選別装置Info
- Publication number
- JP2516652Y2 JP2516652Y2 JP1990122344U JP12234490U JP2516652Y2 JP 2516652 Y2 JP2516652 Y2 JP 2516652Y2 JP 1990122344 U JP1990122344 U JP 1990122344U JP 12234490 U JP12234490 U JP 12234490U JP 2516652 Y2 JP2516652 Y2 JP 2516652Y2
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- inclination angle
- horizontal
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、脱穀装置の揺動選別装置に関する。
従来、脱穀装置の揺動選別ケースは、特開平2-174608
号公報に示される如く、その前端側がガイドレールによ
って直線的にスライド自在に支持され、後端側が駆動機
構によって支持されて、前後に往復駆動可能に構成され
ていた。
号公報に示される如く、その前端側がガイドレールによ
って直線的にスライド自在に支持され、後端側が駆動機
構によって支持されて、前後に往復駆動可能に構成され
ていた。
前記揺動選別ケースの前端側を支持するガイドレール
の水平に対する立上り傾斜角を大きく設定すると、揺動
選別ケースの上下方向の移動成分が大となり、処理物の
漏下選別機能は向上するが、処理物の移送能力が低下す
る問題があり、これとは反対に、ガイドレールの水平に
対する立上り傾斜角を小さく設定すると、揺動選別ケー
スの前後方向の移動成分が大きくなり、処理物の移送能
力は向上するが、処理物の漏下選別性能が低下する不都
合があった。
の水平に対する立上り傾斜角を大きく設定すると、揺動
選別ケースの上下方向の移動成分が大となり、処理物の
漏下選別機能は向上するが、処理物の移送能力が低下す
る問題があり、これとは反対に、ガイドレールの水平に
対する立上り傾斜角を小さく設定すると、揺動選別ケー
スの前後方向の移動成分が大きくなり、処理物の移送能
力は向上するが、処理物の漏下選別性能が低下する不都
合があった。
他方、扱室から漏下して来た処理物は、揺動選別ケー
スの前端部に多く落下する為、揺動選別ケースの前端部
では穀粒の漏下性能を向上させたく、後端部ではワラ屑
の送り性能を向上させたいという要望がある。
スの前端部に多く落下する為、揺動選別ケースの前端部
では穀粒の漏下性能を向上させたく、後端部ではワラ屑
の送り性能を向上させたいという要望がある。
ところが、前記従来構造のものは、漏下選別性能を向
上させると移送能力が低下し、移送能力を向上させると
漏下選別性能が低下する不都合があり改善の余地があっ
た。
上させると移送能力が低下し、移送能力を向上させると
漏下選別性能が低下する不都合があり改善の余地があっ
た。
本考案は、揺動選別ケースの支持構造を工夫すること
によって上記欠点を解消することを目的とする。
によって上記欠点を解消することを目的とする。
上記目的を達成する為の本考案の特徴構成は、揺動選
別ケースの前端側を前後方向に移動可能な支持機構によ
って支持し、後端側を駆動機構によって前後に往復駆動
可能に支持し、前記支持機構の前後移動軌跡を、処理物
移送方向の前半における水平に対する立ち上り傾斜角を
大に、後半における水平に対する立ち上り傾斜角を小に
した上方に凸曲する弯曲軌跡に設定した点にあり、その
作用、効果は次の通りである。
別ケースの前端側を前後方向に移動可能な支持機構によ
って支持し、後端側を駆動機構によって前後に往復駆動
可能に支持し、前記支持機構の前後移動軌跡を、処理物
移送方向の前半における水平に対する立ち上り傾斜角を
大に、後半における水平に対する立ち上り傾斜角を小に
した上方に凸曲する弯曲軌跡に設定した点にあり、その
作用、効果は次の通りである。
揺動選別ケースの前端側を支持する支持機構の上方に
凸曲する弯曲軌跡は、その前半部が後半部に対して、水
平に対する立上り傾斜角が大であるから、駆動機構によ
って揺動選別ケースが前後方向に駆動されると、弯曲軌
跡の前半部では揺動選別ケースの上下方向の移動成分が
大で、後半部では揺動選別ケースの前後方向の移動成分
が大となり、従って、漏下選別作用の高い状態と送り性
能の高い状態が交互に繰り返されている。
凸曲する弯曲軌跡は、その前半部が後半部に対して、水
平に対する立上り傾斜角が大であるから、駆動機構によ
って揺動選別ケースが前後方向に駆動されると、弯曲軌
跡の前半部では揺動選別ケースの上下方向の移動成分が
大で、後半部では揺動選別ケースの前後方向の移動成分
が大となり、従って、漏下選別作用の高い状態と送り性
能の高い状態が交互に繰り返されている。
上記構成の結果、揺動選別ケースの前端部での穀粒の
漏下選別性能が向上し、後端部でのワラ屑の送り性能が
向上し、全体として選別効率の向上がはかれる。
漏下選別性能が向上し、後端部でのワラ屑の送り性能が
向上し、全体として選別効率の向上がはかれる。
以下、本考案の実施例を図面に基いて説明する。
第２図に示す如く、扱胴（１）により脱穀処理され、
受網（２）から漏下した処理物は、揺動選別ケース
（Ａ）の前端部のグレンパン（３）で比重選別を受け、
チャフシーブ（４）でワラ屑と穀粒に分離され、下方に
漏下した穀粒や枝付き穀粒は、さらに、下方のグレンパ
ン（５）で比重選別を受け、グレンシーブ（６）から漏
下した穀粒は１番物回収装置（７）に回収され、枝付き
穀粒はグレンシーブ（６）の終端から２番物回収装置
（８）に回収される。そして、受網（２）終端の送塵口
（９）から排出された処理物は、前記チャフシーブ
（４）で穀粒とワラ屑に分離され、下方に落下した穀粒
や枝付き穀粒は、前記グレンシーブ（６）で選別処理さ
れる。そして、前記チャフシーブ（４）の終端に至った
処理物は、ストローラック（10）で選別処理され、穀粒
や枝付き穀粒は２番物回収装置（８）に回収され、ワラ
屑は機外に放出されることとなる。そして、グレンシー
ブ（６）の終端、チャフシーブ（４）の終端から落下す
る小さなワラ屑は、唐箕（12）による送風と排塵ファン
（13）の吸引作用によって機外に排出される。
受網（２）から漏下した処理物は、揺動選別ケース
（Ａ）の前端部のグレンパン（３）で比重選別を受け、
チャフシーブ（４）でワラ屑と穀粒に分離され、下方に
漏下した穀粒や枝付き穀粒は、さらに、下方のグレンパ
ン（５）で比重選別を受け、グレンシーブ（６）から漏
下した穀粒は１番物回収装置（７）に回収され、枝付き
穀粒はグレンシーブ（６）の終端から２番物回収装置
（８）に回収される。そして、受網（２）終端の送塵口
（９）から排出された処理物は、前記チャフシーブ
（４）で穀粒とワラ屑に分離され、下方に落下した穀粒
や枝付き穀粒は、前記グレンシーブ（６）で選別処理さ
れる。そして、前記チャフシーブ（４）の終端に至った
処理物は、ストローラック（10）で選別処理され、穀粒
や枝付き穀粒は２番物回収装置（８）に回収され、ワラ
屑は機外に放出されることとなる。そして、グレンシー
ブ（６）の終端、チャフシーブ（４）の終端から落下す
る小さなワラ屑は、唐箕（12）による送風と排塵ファン
（13）の吸引作用によって機外に排出される。
前記揺動選別ケース（Ａ）は、その前端側が、脱穀装
置の側壁に取付けられたガイドレール（14）と揺動選別
ケース（Ａ）の側壁に取付けられたローラ（15）とから
なる支持機構（Ｂ）によって前後方向にスライド可能に
支持され、後端側が、軸芯（Ｘ）周りで回転する偏芯カ
ム（16）を内嵌したアーム（17）と、そのアーム（17）
の先端に連結された揺動リンク（18）とからなる駆動機
構（Ｃ）によって支持され、前後方向に往復駆動可能に
構成されている。
置の側壁に取付けられたガイドレール（14）と揺動選別
ケース（Ａ）の側壁に取付けられたローラ（15）とから
なる支持機構（Ｂ）によって前後方向にスライド可能に
支持され、後端側が、軸芯（Ｘ）周りで回転する偏芯カ
ム（16）を内嵌したアーム（17）と、そのアーム（17）
の先端に連結された揺動リンク（18）とからなる駆動機
構（Ｃ）によって支持され、前後方向に往復駆動可能に
構成されている。
前記支持機構（Ｂ）のガイドレール（14）は同じ曲率
で円弧状に折り曲げられ、その中心の弯曲軌跡（Ｐ）
が、処理物移送方向の前半部では、揺動選別装置の上下
方向の移動成分が大となるように、後半部では、揺動選
別装置の前後方向の移動成分が大となるように、つま
り、処理物移送方向の前半部では、水平に対する立ち上
がり傾斜角が大となるように、後半部では、水平に対す
る立ち上がり傾斜角が小となるように上方に凸曲する状
態に設定して脱穀装置の側壁に取付けてある。
で円弧状に折り曲げられ、その中心の弯曲軌跡（Ｐ）
が、処理物移送方向の前半部では、揺動選別装置の上下
方向の移動成分が大となるように、後半部では、揺動選
別装置の前後方向の移動成分が大となるように、つま
り、処理物移送方向の前半部では、水平に対する立ち上
がり傾斜角が大となるように、後半部では、水平に対す
る立ち上がり傾斜角が小となるように上方に凸曲する状
態に設定して脱穀装置の側壁に取付けてある。
前記揺動選別ケース（Ａ）の前端側を弯曲軌跡に沿っ
て支持するに当って、第３図に示す如く、揺動リンク
（19）からなる支持機構（Ｂ）で支持し、そのリンク
（19）の弯曲軌跡（Ｐ）が、処理物移送方向の前半部で
は、水平に対する立ち上がり傾斜角が大となるように、
後半部では、水平に対する立ち上がり傾斜角が小となる
ように設定して取付けてもよい。
て支持するに当って、第３図に示す如く、揺動リンク
（19）からなる支持機構（Ｂ）で支持し、そのリンク
（19）の弯曲軌跡（Ｐ）が、処理物移送方向の前半部で
は、水平に対する立ち上がり傾斜角が大となるように、
後半部では、水平に対する立ち上がり傾斜角が小となる
ように設定して取付けてもよい。
又、前記ガイドレールで支持する形式のものにおい
て、前記ガイドレールの曲率を変えて、弯曲軌跡の前半
部では、水平に対する立ち上がり傾斜角が大となるよう
に、後半部では、水平に対する立ち上がり傾斜角が小と
なるように構成してもよい。
て、前記ガイドレールの曲率を変えて、弯曲軌跡の前半
部では、水平に対する立ち上がり傾斜角が大となるよう
に、後半部では、水平に対する立ち上がり傾斜角が小と
なるように構成してもよい。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便
利にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付
図面の構成に限定されるものではない。
利にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付
図面の構成に限定されるものではない。
図面は本考案に係る揺動選別装置の実施例を示し、第１
図は揺動選別ケースの支持構造を示す側面図、第２図は
脱穀装置の概略側面図、第３図は揺動選別ケースの別の
支持構造を示す側面図である。 （Ａ）……揺動選別ケース、（Ｂ）……支持機構、
（Ｃ）……駆動機構。
図は揺動選別ケースの支持構造を示す側面図、第２図は
脱穀装置の概略側面図、第３図は揺動選別ケースの別の
支持構造を示す側面図である。 （Ａ）……揺動選別ケース、（Ｂ）……支持機構、
（Ｃ）……駆動機構。
Claims (1)
- 【請求項１】揺動選別ケース（Ａ）の前端側を前後方向
に移動可能な支持機構（Ｂ）によって支持し、後端側を
駆動機構（Ｃ）によって前後に往復駆動可能に支持し、
前記支持機構（Ｂ）の前後移動軌跡を、処理物移送方向
の前半における水平に対する立ち上り傾斜角を大に、後
半における水平に対する立ち上り傾斜角を小にした上方
に凸曲する弯曲軌跡に設定してある揺動選別装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990122344U JP2516652Y2 (ja) | 1990-11-20 | 1990-11-20 | 揺動選別装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990122344U JP2516652Y2 (ja) | 1990-11-20 | 1990-11-20 | 揺動選別装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0477740U JPH0477740U (ja) | 1992-07-07 |
| JP2516652Y2 true JP2516652Y2 (ja) | 1996-11-06 |
Family
ID=31870129
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990122344U Expired - Fee Related JP2516652Y2 (ja) | 1990-11-20 | 1990-11-20 | 揺動選別装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2516652Y2 (ja) |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5318369B2 (ja) * | 1973-11-30 | 1978-06-14 | ||
| JPS5632030U (ja) * | 1979-08-16 | 1981-03-28 | ||
| JPS6033804U (ja) * | 1983-08-11 | 1985-03-08 | 株式会社クボタ | 正逆転両用形耕耘爪 |
| JPH02174608A (ja) * | 1988-12-27 | 1990-07-06 | Kubota Ltd | 脱穀機 |
Family Cites Families (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5334297Y2 (ja) * | 1976-07-26 | 1978-08-23 | ||
| JPS5575242U (ja) * | 1978-11-20 | 1980-05-23 | ||
| JPS57127646U (ja) * | 1981-02-02 | 1982-08-09 | ||
| JPS59193239U (ja) * | 1983-06-08 | 1984-12-21 | 三菱農機株式会社 | 脱穀機における振動防止装置 |
| JPH0618440Y2 (ja) * | 1988-02-22 | 1994-05-18 | 三菱農機株式会社 | 脱穀機における揺動選別装置 |
| JPH01167843U (ja) * | 1988-05-07 | 1989-11-27 | ||
| JPH0718267Y2 (ja) * | 1989-03-24 | 1995-05-01 | 株式会社クボタ | 脱穀装置の揺動選別機構 |
-
1990
- 1990-11-20 JP JP1990122344U patent/JP2516652Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5318369B2 (ja) * | 1973-11-30 | 1978-06-14 | ||
| JPS5632030U (ja) * | 1979-08-16 | 1981-03-28 | ||
| JPS6033804U (ja) * | 1983-08-11 | 1985-03-08 | 株式会社クボタ | 正逆転両用形耕耘爪 |
| JPH02174608A (ja) * | 1988-12-27 | 1990-07-06 | Kubota Ltd | 脱穀機 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0477740U (ja) | 1992-07-07 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |