JPS62294519A - ポリイミド成形体の製造法 - Google Patents

ポリイミド成形体の製造法

Info

Publication number
JPS62294519A
JPS62294519A JP13838886A JP13838886A JPS62294519A JP S62294519 A JPS62294519 A JP S62294519A JP 13838886 A JP13838886 A JP 13838886A JP 13838886 A JP13838886 A JP 13838886A JP S62294519 A JPS62294519 A JP S62294519A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bath
anhydride
solidification
acid
acetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP13838886A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0455613B2 (ja
Inventor
Junichi Tamura
順一 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teijin Ltd filed Critical Teijin Ltd
Priority to JP13838886A priority Critical patent/JPS62294519A/ja
Publication of JPS62294519A publication Critical patent/JPS62294519A/ja
Publication of JPH0455613B2 publication Critical patent/JPH0455613B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)
  • Artificial Filaments (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 産業上の利用分野 本発明は、耐熱性2機械的性質の優れたポリイミド成形
体とくに繊維又はフィルムを製造する方法に関する。ざ
らに詳しくは、ポリアミド酸の湿式成形により耐熱性防
護衣料、樹脂又は金属補強等の用途に好適なポリイミド
繊維、フィルム等をT業的に製造する方法に関する。
従来技術 従来、ポリイミドは耐熱性1機械的14性、電気的特性
、耐候性等の優れた繊維、フィルム、その他の成形品の
原料とじて有用であることが〕、11られでいる。例え
ば、4,4′−ジアミノジフェニルエーテルとピロメリ
ット酸ジ酸無水物から製造されるポリイミドは優れた耐
熱性を右するフィルムか得られ、電気絶縁用途等に広く
使用されている。
耐熱性繊維の分野でも、近/LL、比較的剛直な骨格を
右づるポリイミド繊維の報告かなされている。
例えば特公昭57−37687号公報には、ポリアミド
酸溶液を1 flIIi 、 2 fitl+もしくは
3価アルコール又はそれらの混合物あるいは極性溶媒の
水溶液中に紡出し、19られたゲル繊維を延伸・乾燥・
熱処理することにより耐炎性で高強力・高モジュラスの
繊維を製造する発明が記載されている。また、繊維学会
誌、 40.T−480(1984)には、ポリアミド
酸の一部をポリイミドにr!jl環することにより湿式
凝固性を改良した紡糸原液を用いて、上記発明と同様の
湿式紡糸を行って得た糸状体を無水酢酸/ピリジン系に
浸漬してイミド化を促進し、乾燥後に熱処理することに
よって、更に力学特性の優れたポリイミド繊維を1qる
ことが記載されている。
後者の説明にも述べられている如く、高強度・高−[−
ジュラス繊維を(7るためには、最終的に得られる繊維
の段階で、可及的に高重合度のポリマーとなっているこ
とが望ましい。
ポリアミド酸は一般に耐加水分解性に劣る。その中で、
主鎖にエーテル結合を導入したポリアミド酸の中には、
加水分解性が比較的良好なものもあるか、棒状骨格を有
するポリイミドの前駆体となり得るポリアミド酸は耐加
水分解性が特に劣る。
従って、良好な〕J常時性を有する繊維等を製造するた
めには、重合工程で出来るだ(プ高重合度のポリマーを
調製ゴることが必要であり、また成形加工ゴー程中でも
ポリマーのgP合反低下を可及的に抑制覆ることが要求
される。
上記の先行技術では、ともに水性の凝固浴を、使用して
おり、紡糸温度等のコントロールで加水分解迭磨を遅く
づることは可能でおるとして−し、不可避的に紡出糸中
のポリマーの重合度(t(’Fを来している。
非水性の凝固浴として、実験室的には、1〜ル上ン等の
芳香族炭化水素に無水酢酸を混合した系がfljJ環浴
として使用されている例が報告されている。
この系では水等による加水分解は回避されろ。しかしな
がら、車台溶媒、無水酢酸及び酢酸を除yくするために
は、最終的には水性の凝固浴を用いた湿式成形が適用さ
れることになり、繊維中に残留している水と非相溶・P
tの′yj香り久炭化水累が湿ヱ(成形4)に障害要因
となることか多い。また、乾式成形を適用する場合には
溶媒の漏洩が510’;:に少ない防爆型の紡糸装置を
装備することが要求される。
発明の目的 本発明は、前述の如き従来技術の欠点を解決しようとす
るもので、本発明の主たる目的は、耐熱性・力学特性の
大ぎな高性能のポリイミド繊維。
フィルム等の成形体を成形するにあたり、成形工程にお
いてポリマーの加水分解が(Φカ抑制でき、しかも成形
t/lが良好なポリイミド成形体の製造方法を提供する
ことにある。
発明の構成 上述の目的は、ポリアミド酸の溶液を湿式成形して、繊
維、フィルム等の成形体を製)聞するに当り、凝固浴と
して、酢酸及び/又は無水酢酸から実質的になる液浴を
用いることを特徴とする本発明のJ’+リイミド成形1
本の製)貨V、によってj構成される。
以下、本発明の製j告法について各工程ごとに詳ξ11
1に説明する。
(A)ポリアミ1へ1俊’(’Eg液の調i要成形用(
j7<液となるポリアミド酸溶液を調製するジノ法とし
ては、芳香族ジアミンと芳香族デトラカルボン耐ジ酸無
水物から主としてなるモノマーを組合ぜて溶液重合する
ことによって、直接ポリアミド酸溶液を得る溶液重合法
と、一旦、調製・単離したポリマーを適当な溶媒に再溶
解する方法とが市る。
本発明方法ではいずれの方法も採用し得るが、工業的に
は前者の方法が好ましい。
溶液重合によってポリアミド酸を調製覆る方法は既に公
知である。米国特許第3,179,614 Q公報には
各種の芳香族ジアミンとテ]・ラカルボン酸無水物jl
Qびに手合溶媒の例示かなされ−Cいる。又、本発明7
’J法かとくに好ましく適用出来る比較的、)仝状骨格
を11するポリアミド酸を(76組み合わμについては
、!1)■開明55−16925号、同!+8−185
624号。
同59−157319号公報に記載されている。
本発明方法で使用するポリアミド酸溶液調製のために原
料として用いるフェニレンシアミン類。
テトラカル小ン閑ジ酸無水物煩及び′その籍゛能・1(
1誘導体としては、例えば次のようならのかあげられる
(a)フェニレンジアミン類 (a−1)パラ型(共軸型、平行軸型)ジアミン:パラ
フェニレンジアミン(及びその芳香6% Imに1個以
上の低級アルキル基、低級アルコオキシ基、ハロゲノ基
、低級カルボアルコオキシ基。
ニトロ基等の非反応性の官能基を含むもの;以下のジア
ミンについても同様)、ベンジジン。
4、4”−ジアミン−パラターフェニル、 2.7−ジ
アミンフルオレノン、2,8−ジアミンフェノキサチン
、 1.4−、1,5−又は2,6−ナフチレンジアミ
ン。
(a−2)非パラ型ジアミン: メタノエニレンジアミン(及びその芳香族環に1個以上
の低級アルキル基、低級アルコオキシ基、ハロゲノ基、
低級カルボアルコオキシ基。
ニド[1基等の非反応性の官能基を含む−bの:以下同
様)。
(a−3) 2個以上のフェニレン基が1個以上の原子
で結合されたジアミン: tJ2N−へr−(−X−八r−)nNHz十式におい
てArはフェニレン基、Xは2価の基であって下記■〜
■の原子結合から選ばれる基である。
■原子結合: −0−、−3−、−302−。
C(13 ■ C、Cl−1z、 −CO−。
「 −C3−、−N  ト+−,−NR−。
(Rは炭素数5以下のアルキル基) ■原子結合ニーN=N−、−N=CH−。
−N=CR−、−C=C−。
−C=C−,−N  ト1−Co−。
−0−GO−、−NH−3o−。
■原子結合: −N H−CO−N H−。
−Co−N  ト1− N  )−1−。
このようなジアミンの代表例としては、3,3−23,
4′−又は4,4′−ジアミノジフェニルエーテル、3
.3−、3.4−又は4,4′−ジアミノフェニルヂオ
エーテル、3.3−、3.4’−又は4.4’−ジアミ
ノシフ1ニルメタン、3+3 1314’−又は4,4
′−ジアミノジフェニルスルホン、3.3−13.4′
−又は4.4′−ベンゾフェノンジアミンがあげられる
また、3個以−りのフェニレン基が一原子結合された芳
香族ジアミン類の例として、特開昭59−170122
号公報等に記・伐され−Cいる従来公知の各種ジアミン
類も使用できる。
(b)ジ酸無水物 ピロメリット酸ジ酸無水物、 3.3’、 d、4’−
シフ1−ニルテトラカルボン酸ジ酸無水物、 2,3 
、3’4’−ジフェニルテトラカルボン酸ジ酸無水物1
3+3’14.4′−ジフェニルオキシブトラカルボン
酸ジ酸見も水物、 3.3’、 4.4’−ベンゾフェ
ノンテトラカルボン酸ジ酸・無水物、 3.3’、 4
.4’−ジフニ[ニルスルホンデトラカルボン酸ジ酸無
水物、3,3′、4./1′−シフ1ニルアルキレンチ
l〜ラカルボン酸ジM無水物。
3.3’、 4.4’−ジフェニルスルホンテ1〜ラカ
ル小ン酸ジ酸無水物、ビス(3,4−シカルボオキシフ
ェニルエーテル)ハイドロキノンジ酸無水物、ビス(3
,4−シカルボオキシフェニル十−jル)レソルシノー
ルジ酸無水物、バラフェニルーヒスートリメリートジ酸
無水物。
(c)官能性誘導体 テトラカルボン酸類のジアルキルエステルブール,エチ
ル、オクチル等)、テトラカルボン酸類の塩。
上記の各反応成分のうちでも、パラ配向のフェニレンジ
アミン類とピロメリット酸ジ酸無水物の組合わlか好ま
しい。
また、ポリアミド酸Φ合反応において重合溶媒として使
用する溶媒おるいは手合したポリアミド酸をTり溶解す
る際に使用づる溶媒としては、次のよ゛うなアミド系溶
媒かj色素である。
\, N, N’, N’−テトラメチル泳索(−rM
U)、N.N−−ジメチルアt I〜ルアミド[)MΔ
C> 、N。
\ージ上ブルアレトアミl−” (DfEAC) 、N
.N−ジメブルブL1ピン1ンフ′ミド(DMPR)、
N。
N−シメブル/チルアミド(N〜IB△)、N,N−ジ
メブルイソブブルアミ1−(N\=lIB)、N−メブ
ルど°ロワトン−2(1\N4P)、i\−エチルピロ
リトン−2(NEP) 、N−メチール力プロラクタム
(NMC) 、N、N−ジメチルメ1〜キシアセlヘア
ミド、N−アセチルピロリジン(NAPR)、N−アセ
チルピペリジン、N−メチルピペリドン−2(NMPf
)) 、N、N’−ジメチルエチレン尿素、N、N’−
ジメチルプロピレン尿素、N、N。
N’、N’−−テトラメチルマロンアミド、N−アレチ
ルピロリドン。
本発明方法では、上記ポリアミド酸溶液をそのまま成形
用原液として紡糸、製膜等の成形に供してもよいが、ポ
リアミド酸溶液を予めあるいは成形と同時に反応処理し
てポリアミドの一部を閉環りしめてポリイミドに変えた
しのを用い−IJ、い。
このように、ポリアミドの一部又は全部をポリイミドに
変えた溶液が水刊凝固浴に対して良好な凝固・i(1を
示1ことも公知(前記の繊組学会誌、40、’r−48
0)である。この(部分)化学閉環法による凝固゛[(
1の改良は本発明方法でも好ましく適用出来る。この反
応には人別して、熱閉環法と化学閉環法とが必るが、熱
■]環法では反応によって生成した水が残ったポリアミ
ド酸を加水分解しポリマーの実質的な重合度が低下する
ので化学閉環法が好ましく用いられる。
化学閉環に用いることの出来るイミド化剤として、一般
に酸無水物と反応触媒としての第3扱アミンからなる組
合わUが好ましく使用出来る。
一般に原液の安定性と凝固性に対する原液条イ′1は一
般に相反することが多く、例えば、ポリマー骨格の剛直
性のアップ、ポリマー濶度アップ、閉環率アップにより
、凝固性は向トするが原液の安定性は1員なわれる方向
にある。従って、閉園率は原液の安定性と凝固性とのバ
ランスを考慮して選択しなりればならない。なお、コポ
リマーは対応するホモポリマーよりは溶液安定性が良い
ので、より良い凝固性を示すに必要な閉環率を確保する
ことし出来、例えば化学閉環率を15〜30モル%程度
とすることも出来る。
化学閉環に用いられる酸無水物としては、無水耐酸、無
水プロピオン酸の如き脂肪hχ酸無水物。
無水安lコ香酸くベンピン環上に置換基を有りるものを
含む)の如き芳香族酸無水物、無水ニコチン酸、無水イ
ソニコヂン酸、無水ピコリン酸、無水キノリン酸、無水
シンコメロン酸、ピラジン−2゜3.5,6.テ1〜ラ
カル小ン酸無水物の如き分子中に第3級窒素を有する酸
無水物があげられる。また、反1芯¥!J! ’J31
.とじての第3.扱アミンとじ−Cはピリジン。
キノリン、イソキノリン、2−メチルビリジン。
ジメブルアニリン、ジエヂルアニリン、i〜リアル4ル
アミン類がめげられる。
これらの11!12j!(η水物と第3.扱アミンの組
合ねμのうらでも、1!Iに、無水酢酸とピリジンとの
相合わUが好ましい。
このように一部閉環反応を行わしめたポリアミドN</
ポリイミド溶液し本発明で成形用原液と7するポリアミ
ド酸溶液の概念に含まれる。
1戊形川原液には、さらに必要に1応じ、石(!!、ハ
11゜艶消6す、充填/111等の添1111β11を
含んてもよい。
(B))審7(成形 本発明プリ法では、上記の原液を7’;t!八へ形して
繊Ift、j−ブ、リボン、フィルム等の成形体とりる
にあたり、凝固浴として酢酸、無水酢酸又はこれらの混
合物から実質的になる液浴を使用する。
上記の原液をこの凝固浴と組合せて湿式成形すると、き
わめて良好な凝固性を示し、すぐれた物性の成形体とす
ることが出来る。
本発明方法においては、必要に応じ凝固浴として酢酸、
無水酢酸にアミド溶9M、等の如き酢酸及び/叉は無水
酢酸と非反応性の溶媒を含んだ混合系を用い、凝固性の
改善あるいは凝固速度のコントL1−ルを行うことも出
来る。このような添加溶媒の種類としては上述のアミド
溶媒の他に、エーテル、ハロゲン化炭化水素、水、アル
コール等が選択出来るが、その添加量は50車量%以下
、好ましくは3()小品%以下である。また、凝固浴中
に十jホの第3 NJA /’ミンを含んてしよい。
本発明1ノ法て(,1、十記相成の;疑固浴を用いるこ
とが中度て必るか、具体的に好適な:疑固浴絹成を選択
りろ際の指1:1をニア! j−E !vlJ糸により
、域雑を製)Lづろ、間合(ごつい−〇慨説すると次の
通りてルうる。
(イ)  l’浸L f’lt M LL 7j’、!
、水f’i’t M ニ比’〈−(良好’ci: iE
E 固’Miを示す、従って、すでに凝固性の良好な原
液を使用する場合は、無水酢酸単独からなる凝固浴又は
無水酢酸の組成比の多い酢酸・無水酢酸の混合系からな
る凝固浴を使用することか好ましい。
(01重合溶媒としても使用できるアミド系溶媒を上記
凝固浴中に一定割合で混合しておくことにより、凝固速
度が低下する。それゆえ、凝固迄の間に充分な紡糸ドラ
フトを付与して糸の細化あるいは予備配向させることも
出来る。また、アミド溶媒の共存は凝固性の改善に寄り
することも多い。
Q\)上記凝固浴はポリアミド酸をポリイミドに疫VA
する化学閉環剤を含むので、凝固浴−Cあると1ii1
 (F、’lに反応浴でもある。従っ−C1可及的に良
好な凝固性を確保するために、先ず凝固性のt*ttr
な酢酸を第1浴として用いて紡糸し、引き続き無水酢酸
くあるいは無水酢酸・酢酸混合系)を第2浴以降に用い
、化学閉環反応を進行させながら凝固を完結さUるとと
もに、グル状態にある紡出糸を延伸し配向性を向上さI
ることが出来る。
(ニ)閉IM速度は反応浴中での対流時間・浴温・反応
触媒の有無等によりコント・ロールすることが可能であ
る。又閉環率も目的に応じて比較的自由に制御出来る。
従って、10()モル%閉環した未然処理系よりも、幾
らか未閉環部分を残した方が、後の延伸工程で高配向し
、高力学特性を示すような系では上記反応浴条(’tを
適宜選択し所望の閉環率の紡出糸を(qることが出来る
凝固浴中には、上述の如くアミド系溶媒や第3級アミン
等を含むことは訂容されるが、水分が存在でると加水分
解が生ずるので実質的に無水であることが必要である。
本発明方法により湿式成形を行う場合、装置としては従
来公知の湿式成形装置が使用できる。
また、湿式紡糸の場合紡糸方式も横型、縦型の通常の湿
式紡糸、ドライシェド湿式紡糸、流下緊張紡糸等の各種
湿式紡糸を適用プることか出来る。また必要に応じて流
管その仙の技tiFi ’5i:適用することも出来る
(C)後処理(溶媒除去、熱処理等〉 湿ヱ(成形直後の成形体に含有されている重合溶媒、化
学閉環剤又はぞの副生物、触媒着は熱処理前に除去覆る
ことが望ましい。溶媒の除去には乾式法及び/又は湿式
法がある。乾式法では常圧。
減斤下あるいは通Jl1等による乾燥の他に、加熱によ
り溶媒を除去することも出来る。
本発明り法においては、溶媒の除去を湿式法によって行
うことか出来る。本発明者らの観察によれば、ポリアミ
ド酸か閉環しポリイミドに変わると、殆どの場合ポリマ
ーとアミド溶媒とか相分メ11し大部分がポリマーから
なる組成物になる。従つ−(−1充分に閉環ざUた成形
体ではJで(こ自発的に溶媒の分禽11・除去か進行し
ていることが多いので、付ン1溶媒及び少量の含浸溶媒
を水洗なとの操作(こより容易に除去でることか可能で
ある。勿論、水洗を行う場合は水との接触による加水分
解が問題にならない程度に閉環処理か完結していること
か必要である。
このため、本発明方法では、上述の閉環反応に伴なう相
分離現象を効果的に起こして、成形体(例えば紡出糸)
の配向性を向上させ、ひいては最終的に1qられる熱処
理物の力学特性を向上さけることも可能である。即ら、
相分離現象が始まる時点で凝固浴1反応浴中あるい【:
1空気中等で成形体を延伸し、相分Ntど同時の延伸配
向か可能になるので、配向固定がより右利になる。
この成形体は必要に応じて熱処理を施すことにより、さ
らに負好な耐熱性とノJ学特性を発現Vしめることが出
来る。熱処理は通lδ200〜600°Cの温度範囲で
緊張又はノ[緊張下に行うことか出来る。
好ましい熱処理操作の態様は繊組のポリマー骨(名・組
成等によって異るが、空気中では350〜550°Cで
緊張下に処理することによって良好な結果が得られるこ
とか多い。なお、窒素、アルゴン等の不活↑([雰囲気
下の熱処理の場合には450〜600°C等のより高)
人、1側てりfましい結果か111″られることか多い
発明の効果 上述の如き本発明の方法によれば、ポリマー骨格・組成
、凝固浴組成・条件等の諸因子を好適に組合わせ、選択
することにより、湿式成形に一〇有用なポリイミド成形
体を装造することが出来る。
とくに、hl水分解による重合度低下に起因づる1(Y
能の低下は本発明の方法により巧妙に回避されるので得
られた成形体の性能は非常に高いものとなる。
本発明の方法で得られた繊維は耐熱性繊維として、又高
強力・高′Eジ」ラス繊維として、絶縁布。
濾布、タイレ等のゴム補強あるいは樹脂補強用の分野に
有用である。
また、フィルムは電気絶縁材、プリン1〜配線基扱等の
分野に44用で市る。
実施例 以下、実施例を挙げて本発明を説明゛づ−る。なd3、
実施例中、固有粘度(η1nh)はポリマー)開度o、
 bg/dlで、30’Cにおいて測定した値である。
実施例1 (紡糸原液の調製) パラフェニレンジアミン2.69gをモレキュラーシブ
スで脱水したN−メチルピロリドン(NMP)150d
に乾燥窒素気流中で溶解した。このアミン溶液を氷水で
外部冷却した俊、ピロメリット酸無水物5.47gを加
え重合反応uしめると、混合溶液の粘瓜は徐々に上がし
たajqられたin合液の一部を取り出して、0.5g
/d lの濃度に希釈して測定したηinr+は3,2
であった。
17られた重合溶液中のポリマーの17,5モル%を化
学閉1′A”lるのに相当する無水酢酸とピリジンとを
加え、粘稠なポリアミド酸/ポリイミド溶液を得た。
(湿式紡糸) 上jボの方法で得られた溶液を減し′L脱泡し、孔径0
.3n1m 、孔数3のノズルを通して酢酸9.無水酢
酸1.ピリジン0.5の重量比からなる凝固浴に、吐出
速m5mz’分、エアギレップ20mmの条イ1でドラ
イジェノ1〜湿式紡糸した。凝固浴中を約1m通過さI
たのら2()〜70’Cの反応浴(無水酢酸7.ピリジ
ン3)を通して巻き取り、充分にイミド化ざぜたのら、
水洗・乾燥した。
乾燥糸を緊張下に480°Cで熱処理した後の単糸直径
D(μm)/強IUT (kg/mm2 ) 7伸+哀
E(%)/七ジュラスY (k(J/ll1m2 )は
次の如くであった。
D / T / F /M = 36/42/2.1 
/8500実施例2 パラフェニレンジアミン(PPDA)と3.4’−ジア
ミノジフェニルエーテル(3,4’−0DA>からなる
混合ジアミンとピロメリット酸無水物〈PMD△)とか
ら実施例1と同様に重合し−C調製された紡糸原液を用
い、実施例1と同性にトライシ■ツl−湿式紡糸してコ
ポリイミド繊維をF?だ。
この実験において、)) P D Aと3.4’−0D
AとのjL重合比を変えて実施した結果をド表に示す。
実施例3 パラフェニレンジアミン(PPDA)と3.3’−ジメ
チールベンジジン(OTLD>からなる)捏合ジアミン
とピロメリット酸無水物(P M D△)とから実施例
1と同様にして紡糸原液を調製し、ドライジェット湿式
紡糸して1qられたコポリイミド繊実施例4 実施例1で得られた溶液を減圧脱泡・濾過し、ガラス板
上で、厚み500μのドクターナイフで流延し、酢酸9
.無水酢酸1.ピリジン0.5のΦ量比からなる凝固浴
に浸漬・凝固せしめた。ついで、反応浴(無水酢酸7.
ピリジン3)に浸漬して充分にイミド化させたのら水洗
し、金枠固定後に乾燥した。
乾燥フィルム480 ’Cで熱処理した後の厚み゛しく
μll1)/強度−r (kMmm2) /伸f3JE
(%)/モジュラスY (kg/mm2 )は次の如く
であった:t / T / E /’M=23/ 19
/3.6 /8500実施例5 実施例1と同様にして、パラフェニレンジアミン50−
シル%、2−クロルパラフェニレンジアミン25−Eル
%、及び3,3′−ジクロロベンジジン25モル%から
なるジアミン成分とピロメリット酸無水物とを反応lし
めて、ポリマー&!度5,5゛重量%のポリアミド酸溶
液を調製した。この溶液に無水酢酸とピリジンとを化学
開環率25モル%になるように加えた。
この紡糸原液を、無水酢酸9.5.ピリジン0.5から
なる凝固浴を用いる以外は実施例1と同様にして紡糸し
た。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリアミド酸の溶液を湿式成形して繊維、フィル
    ム等の成形体を製造するにあたり、凝固浴として、酢酸
    及び/又は無水酢酸から実質的になる液浴を用いること
    を特徴とするポリイミド成形体の製造法。
  2. (2)ポリアミド酸の溶液が、芳香族ジアミンと芳香族
    テトラカルボン酸無水物を溶液重合せしめて調製したも
    のである特許請求の範囲第(1)項記載の製造法。
  3. (3)ポリアミド酸の溶液に、酸無水物及び第3級アミ
    ンを含む特許請求の範囲第(1)項記載の製造法。
  4. (4)凝固浴に、アミド系溶媒及び/又は第3級アミン
    を含む特許請求の範囲第(1)項記載の製造法。
JP13838886A 1986-06-16 1986-06-16 ポリイミド成形体の製造法 Granted JPS62294519A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13838886A JPS62294519A (ja) 1986-06-16 1986-06-16 ポリイミド成形体の製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13838886A JPS62294519A (ja) 1986-06-16 1986-06-16 ポリイミド成形体の製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62294519A true JPS62294519A (ja) 1987-12-22
JPH0455613B2 JPH0455613B2 (ja) 1992-09-03

Family

ID=15220776

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13838886A Granted JPS62294519A (ja) 1986-06-16 1986-06-16 ポリイミド成形体の製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62294519A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02277814A (ja) * 1989-04-17 1990-11-14 Teijin Ltd コポリイミド繊維の製造法
WO2001081456A1 (en) * 2000-04-20 2001-11-01 Teijin Limited Polyimide film and process for producing the same
JP2002138152A (ja) * 2000-08-24 2002-05-14 Du Pont Toray Co Ltd ポリイミドフィルム、その製造方法およびこれを基材とした金属配線板
CN105419327A (zh) * 2015-12-29 2016-03-23 上海大学 聚酰亚胺纤维自增强材料的制备方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02277814A (ja) * 1989-04-17 1990-11-14 Teijin Ltd コポリイミド繊維の製造法
WO2001081456A1 (en) * 2000-04-20 2001-11-01 Teijin Limited Polyimide film and process for producing the same
US6797801B2 (en) 2000-04-20 2004-09-28 Teijin Limited Polyimide film and process for producing the same
KR100767982B1 (ko) 2000-04-20 2007-10-18 데이진 가부시키가이샤 폴리이미드 필름 및 이의 제조방법
JP2002138152A (ja) * 2000-08-24 2002-05-14 Du Pont Toray Co Ltd ポリイミドフィルム、その製造方法およびこれを基材とした金属配線板
CN105419327A (zh) * 2015-12-29 2016-03-23 上海大学 聚酰亚胺纤维自增强材料的制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0455613B2 (ja) 1992-09-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0040042B1 (en) Process for producing aromatic polyimide filaments
JPS58145419A (ja) 芳香族ポリイミドフイルムの製造方法
JPS6119813A (ja) ポリイミド中空糸の製造法
JPS62294519A (ja) ポリイミド成形体の製造法
JPS6261327B2 (ja)
JP2973516B2 (ja) 芳香族ポリイミドフィルムの製造法
JP2903704B2 (ja) 芳香族ポリイミドフィルムの製造法
JPS636028A (ja) ポリイミド成形体の製造方法
JPH0140125B2 (ja)
US4886873A (en) Aromatic hetero ring-containing polyimide and its composite
JPH0447048B2 (ja)
JPH01113434A (ja) ポリイミド前駆体成形物の製造方法
JPH0418115A (ja) ポリイミド繊維の製造法
JPH01260015A (ja) 高弾性率繊維の製造法
JP2004307625A (ja) 芳香族ポリアミド多孔膜およびその製造方法
CN115109254B (zh) 高牵伸比聚酰亚胺凝胶体及其制备方法与应用
JPH01118613A (ja) 高弾性率繊維の製造法
JPS6279227A (ja) 全芳香族コポリピロメリトイミド
JPS62297330A (ja) ポリイミドパルプ状粒子の製造法
JPH01292120A (ja) 化学環化ポリイミド繊維の製造方法
JPH03287815A (ja) ポリイミド繊維の製造法
JPS6110431A (ja) 芳香族ポリアミドの成形方法
JPH0228258A (ja) 新規成形用ドープ及びポリイミド前駆体繊維の製造方法
JPH04264136A (ja) ポリイミド成形品
JPH0429771B2 (ja)