JPS62290581A - 熱転写記録材料 - Google Patents

熱転写記録材料

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JPS62290581A
JPS62290581A JP61134478A JP13447886A JPS62290581A JP S62290581 A JPS62290581 A JP S62290581A JP 61134478 A JP61134478 A JP 61134478A JP 13447886 A JP13447886 A JP 13447886A JP S62290581 A JPS62290581 A JP S62290581A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 ^ 産業上の利用分野 不発明は熱転写記録材料に関する。拝しくは、熱転写記
録材料に使用する基材に板状又は薄メ片状構造を持つ無
機微粒子を含有させ、サーマルヘッドの摩耗を少なくし
た熱転写記録材料に関する。
B 従来の技術 近年、サーマルプリンター、サーマルファクシミリ等を
用いて普通紙に転写画像を形成させる熱転写記録材料は
盛んに開発されてきている。この熱転写記録法は装置の
機構が簡単なため保守が容易で、かつ価格及び維持費が
低いこと、また倣エネルギー、で鮮明で堅牢な記録が出
来ること、および多色のインクシートを用いることによ
り比較的容易番こカラー記録が可能であること等から最
近注目さnている。
熱転写記録法については、基材上に熱浴融性又は熱昇華
性着色インク層を塗工した熱転再記la、材料の塗工面
を受像紙と重ねて、熱転写記録材料の非塗工面より、サ
ーマルヘッドで該熱溶融性又は熱昇華性着色インクを電
気信号に従って選択的に加熱し、受像紙上に転写する。
記録は熱転4記録材料と受像紙が引きはがされて光子す
る。
現在では、すでに単色(黒)はフードプロセッサー、フ
ァクシミリ、プリンター等で実用化され、多色モカラー
コピー、OAD用プリプリンター実用期に入っている。
こn等に使用されている熱転写記録材料の基材はlO〜
13amのコンデンサ紙や3〜15μm厚さの合成樹脂
フィルムが使用さnている。中でも、強度、耐熱性、コ
スト等の面よりポリエステルフィルムが好んで用いられ
、サーマルヘッドと接する面は、サーマルヘッド熱に耐
える為に、必要に応じて、各種の耐熱処理剤の塗工が提
案さf”L/←特開昭56−155794、同57−7
4195、同55−7467、同57−129789、
IW158−171992、同59−148697、同
59−225994)、0,1〜数Jmの厚さで耐熱層
を構成している。この場合、使用するポリエステルフィ
ルムに代表される合成樹脂フィルムには、フィルム成膜
後の巻取製造時の巻取形成性を良くする目的で、一般に
は酸化ケイ素、炭酸カルシウム、酸化アルミニウム等の
無機粒子が滑り剤として添加され、フィルム表面には最
高高さ0.5am位の突起として存在する。
このフィルムの上に耐熱層を塗工した場合でも、耐熱層
が薄い為に、耐熱層材は突起の間を、うめるだけで、フ
ィルム表面には尚、最高高さ0゜5μm位の突起が残さ
れている。
又j業界では、サーマルヘッドの熱伝導を良くして着色
インクの転写感度を上げる目的で、熱伝導性の良い物質
を合成樹脂フィルム中に含有させることも試みらn、数
多くの提案が有る(特開昭58−55293、同59−
162090、同59−174392)。
この場合にも、サーマルヘッドと接する合成樹脂フィル
ム面には突起が生じるものであった。
0 発明が解決しようとする問題点 この様な突起は、熱転写記録を行う場合、サーマルヘッ
ドの表面と圧力下に接する為、サーマルヘッド表面を傷
つけ、物理的摩耗を生する原因とナリ、ヒいてはサーマ
ルヘッドの破壊にも、つながる重大な欠点となっている
本発明者等は、合成樹脂フィルムの巻取形成性も良くし
、且つ、熱転写記録材料の基杓として利用した場合でも
、サーマルヘッドの摩耗性を無くした基材の開発を目的
に検討を行った。
D 問題点を解決する為の手段 本発明者等は、これ等の欠点を解決する為に鋭意検討を
した結果、熱転写記録材料の基材中に板丸 状看は薄片状構造を持つ無機微粒子を含有させることに
より目的を達成することが出来た。
とりわけ、板状又は薄片状構造の無機微粒子の中でもカ
オリナイト、水酸化アルミニウム、タルク、セリサイト
の内1m又は2種以上を併用しての 良好な結果を得た。従来技術4無機微粒子としては、前
記酸化ケイ素、炭酸カルシウム、酸化アルミニウムが一
般に使用され、更に合成樹脂フィルムの熱伝導性を良く
する為の添加剤として、アルミニウム、銅ノ等の金輌粉
末、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、窒化チタン
、炭酸カルシウム、石英ガラス、珪酸場ガラス、町人レ
ンガ、ポリエチレ・ン、セルロース等か公知である。
これ等、無機(一部有機)微粒子は、フィルム成膜時の
前工程である混線時にフィルムを構成する樹脂に添加さ
れ、10〜90体積%の添加がよいとの提案も有るl(
特開昭58−55293)。
この様な、無機粒子は、前述の通りフィルムの巻取形成
性を良くしたり、熱の伝導を良くする目的で使用されて
おり、結果として公知のものは無定ヘッドの損傷、摩耗
と関係することを見出し、従来から使用されていなかっ
たカオリナイト、水酸化アルミニウム、タルク、セリサ
イト等の板状又は薄片状構造の2#機微粒子のフィルム
中への導入により、フィルムの表裏の11!擦係数の低
下による巻取形成性も保ち、且つ、サーマルヘッドの摩
耗性の改良をも達成することか出来た。
本発明における板状又は薄片状構造無機微粒子の粒径は
可能な限り値小であるのが好ましく、一般的1こは2μ
m以下か90真瞼%以上を占めるものでよい。合成m(
l1lilフイルム中への添加型は1〜50λ11%、
好ましくは10〜3ON折9bか良好であるo1mt%
より少ない時は巻取形成性に効果が無く、逆に50重背
髄より多い場合には、サーマルヘッドとインクフィルム
背面との密着度が低下する為か、印字時のインクの転写
性が悪くなる0 が有る。
カオリナイトは六角板状、不整六角板状、一方に長い板
状、倣細な板状等いずれも板状の形態を持った鉱物で天
然には不純物を含んだ形でカオリン又はカオリンクレー
として産出されているものである。
ボ酸化アルミニウムは、工業的に生産される種々の大き
さ及び形の板状結晶である。
タルクは天然の滑石を粉砕したもので、組成は含水、ケ
イ酸マグネシウムであり、薄片状の粉末である。
セリサイトは敵細な白裏母族の鉱物であり、板状の形状
を持つ。
当然のことであるが、本発明では無定形乃至塊状、針状
の無機微粒子との併用も考えられ、サーマルヘッドの摩
耗性を阻害しない限り有効であるが、本発明での無機微
粒子の1種又は21rM以上との併用が必須である。
本発明に於ける、合成樹脂フィルムの素材としてはポリ
エステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビ
ニル、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリイミド等
があり、特に制限されるものではないが、加熱収縮率、
引張伸度、耐熱性、価格等より、バランスのとnだポリ
エステルを使用するのが一般的である。
本発明に於ける熱転写性着色インク層は従来から公知の
ものが、そのま−用いらn、%に制限されるものではな
い。即ち、着色剤としては、イエロー、マゼンタ、シア
ン、ブラック、その他の色相の染顎料が用いらn1ワツ
クス類としては、例エババラフィンワックス、カルナバ
ワックス、マイクロクリスタリンワックス、モンタンワ
ックス、低分子量ポリエチレンワックス等が用いられる
更に、樹脂類としては、エチレン−酢ビa4脂、石油樹
脂、スチレン系樹脂、ロジン誘導体などが用いられ、油
類として鉱物油、植物油なども必要に応じて用いられ、
これ等より構成さnた着色インクが2〜5JImの厚さ
にて合成樹脂フィルム(3〜15μm)に塗工される。
E実施例 以下、実施例にて更に詳細に説明する。
粒子の大きさが2Am以下が90tft%以上存在する
無機微粒子として、カオリン(本発明)、水酸化アルミ
ニウム(本発明)、タルク(本発明)、セリサイト(本
発明)、酸化ケイ素(比較例)、炭酸カルシウム(比較
例)を選び、夫々ポリエステルFA脂に15M1m%混
合して、厚さ6.0amの6種類のポリエステルフィル
ムを得、1本6000mの巻取とした。巻取形成性はす
べて良好であった。
これ等、ポリエステルフィルムの背面に耐熱層としてシ
リコーンa1脂を乾燥厚さが0.2Arnになる様にグ
ラビア塗工をし、着色インク塗工前のベースフィルムを
得た。
次に、このベースフィルムの表面耐熱層の反対面に着色
インク層として次の配合のインクをホットメルトコーテ
ィングし、厚さ3.0μmの着色インク溌を得、フィル
ム巾148%にスリット仕上げをし熱転写インクフィル
ムを得た。
試験1゜ ベースフィルムの耐熱層表面を表面粗さ計(東京精密裏
、サークコム304ム型)にて測定°し、粗さの平均値
(Ra)を求め表1の結果を傅た。
試験2゜ 、148%中とN叫の巾を持つ、受像紙巻取(三菱表紙
央TTR−T■)を別に製造し、松下電子部品■製、ヘ
ッド摩耗試験機にて、熱転与インクフィルムのインク面
と受像紙が対向する様に重ねながら、黒度50%の市松
模様を、次の印字条件下で連続印字をした。
印字長さ1o00rn毎にサーマルヘッドを外し、サー
マルヘッドの発熱体部の表層を前記表面粗さ計にてフィ
ルムの走行方向に測定し、物理的摩耗量(βm)を測定
した。測定部位は、発熱体上層部であり最高摩耗部の所
を選定した。
結果は表−1に示す通りである。
(以下余白) 耐熱層表面の粗さ平均(Ra)は、本発明、比較例共に
、大きな差は見られないにもか−わらず、サーマルヘッ
ドの摩耗量に於ては、本発明の無機粒子の場合には、殆
んど摩耗が見られず、サーマルヘッドの寿命の長いもの
が得られた。
又、比較例に於ては、顕微鏡下、サーマルヘッド表面に
数多くのスクラッチが観測されたが、本発明の例では、
スクラッチは殆んど見られず、1万m走行後でも全体に
均一に摩耗している様子が伺えた。
F 発明の効果 本発明の熱転写記録材料は基材である合成樹脂フィルム
の巻取形成性を保ち、且つ製品のサーマルヘッド摩耗性
を大巾に改良出来る為、サーマルヘッドの寿命か延び、
工業的意義は極めて大きい。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 基材の表面に熱転写性着色インク層を設け裏面に無
    塗工、又は耐熱層を設けて成る熱転写記録材料に於て、
    基材中に、板状又は薄片状構造を持つ無機微粒子を含有
    させた熱転写記録材料。 2 該無機微粒子としてカオリナイト、水耐化アルミニ
    ウム、タルク、セリサイトの円、1種又は2種以上を用
    いて成る特許請求の範囲第1項記載の熱転写記録材料。 3 該基材がポリエステルフィルムである特許請求の範
    囲第1項又は第2項記載の熱転写記録材料。
JP61134478A 1986-06-09 1986-06-09 熱転写記録材料 Granted JPS62290581A (ja)

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