JPS62265265A - N−シアノアルキルイソニコチン酸アミド誘導体およびそれを有効成分とする農園芸用殺菌剤 - Google Patents

N−シアノアルキルイソニコチン酸アミド誘導体およびそれを有効成分とする農園芸用殺菌剤

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JPS62265265A
JPS62265265A JP10759286A JP10759286A JPS62265265A JP S62265265 A JPS62265265 A JP S62265265A JP 10759286 A JP10759286 A JP 10759286A JP 10759286 A JP10759286 A JP 10759286A JP S62265265 A JPS62265265 A JP S62265265A
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JP
Japan
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formula
agricultural
compound
derivative
acid amide
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Pending
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JP10759286A
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Inventor
Hiroshi Yoshida
博 吉田
Shizuo Shimano
静雄 島野
Seiji Mochizuki
望月 清司
Kenji Konishi
小西 憲二
Kengo Koike
謙吾 小池
Taizo Nakagawa
中川 泰三
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Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規なN−7アノアルキルインニコチン酸アミ
ド誘導体に関し、該誘導体は、水田、畑地又は果樹園な
どにおける農園芸用殺菌剤として用いることができる。
〔従来の技術〕
従来の農業用殺菌剤としては、抗生物質、有機リン剤、
有機合成殺菌剤等がある。また米国特許ランキライザー
として有用であると述べられているのみで、イモチ病防
除剤などの農園芸用殺菌剤として有用であるとの記載は
ない。さらに1個のハロゲンにより置換されたピリジン
環を有する化合物については何ら述べていない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来の農園芸用殺菌剤はイネいもち病やイネ白葉枯病、
キュウリ斑点細菌病などの細菌病に対し効力が不十分だ
ったり、薬剤耐性菌が問題となったり1作物に薬害を生
じたり、また経済性に問題があるなどの欠点を有する。
本発明はこれらの欠点をおぎなう有用な農園芸用殺菌剤
を提供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者は、下記式(1)で示されるN−シアノアルキ
ルイソニコチン酸アミド誘導体を利用することにより、
従来の農園芸用殺菌剤の欠点をおぎない、高い防除効果
が得られ、植物体に薬害などの悪影響を及ぼさないこと
を見い出し1本発明を完成するに至った。
(式中、R,R’は同−又は異なってもよい水素原子又
はC1〜C7−アルキル基および03〜C6−7クロア
ルキル基を示し、nは1〜5の整数を示す。) 本発明の式(1)の化合物は、以下の方法によって製造
できる。
式        R R+ (式中、R,R’、nは前記と同じ意味を有する。)で
表わされるシアノアルキルアミン化合物ヲで表わされる
2−クロロイソニコチン酸クロライドと、場合により脱
酸剤の存在下、溶媒の存在下に反応させることにより得
られる。
ここにいう脱酸剤としては、アルカリ金属の水酸化物(
NaOH,KOHなど)、アルカリ土類金属の水酸化物
(Ca(OH)2. Mg(OH)2など)、アルカリ
金属アルコラード(ナトリウムアルコラードなど)、ア
ルカリ金属水素化物(水素化ナトリウムなど)。
アルカリ金属炭酸塩(ソーダ灰など)および、トリアル
キルアミン(トリエチルアミンなど)ジアルキルアニリ
ン(ジメチルアニリン、ジエチルアニリンなど)、ピリ
ジンなどの脂肪族芳香族アミンなどの塩基があげられる
また溶媒としては、水あるいは有機溶媒たとえばベンゼ
ン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素、ヘキサ
ン、ヘプタンなどの脂肪族炭化水素クロロホルム、ジク
ロロメタンなどのハロケン化炭化水素、ジメチルホルム
アミド、ジメチルアニリンドなどの非プロトン供与性極
性溶媒、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオ
キサンなどのエーテル類、アセトニトリル、プロピオニ
トリルなどのニトリル類、アセトン、ジイソプロピルケ
トンなどのケトン類、酢酸エチルft、トのエステル類
などを用いることができる。
反応温度は一10℃〜100℃、好ましくは0℃〜50
℃で行ない、出発物質は、好ましくは、当モル比で使用
し、まれには1反応成分の一方、又は他方を過剰に使用
するのが、有利なこともある。
反応混合物は常法で、たとえば水を加え、かつ相を分離
させることにより得られる。粗生成物は収率、純度もと
もに高くそのまま使用することもでき、−またけ、再結
晶あるいはンリカゲル力ラムクロマトグラフイーによっ
て精製することもできる。
式(2)のシアノアルキルアミンは、相当するアの存在
下、ストレッカー反応条件下で得ることができる。(y
、 Chem、 Soc、 1947.1371 )本
発明化合物を農園芸用殺菌剤の有効成分として使用する
場合1本発明化合物を1種又は2種以上使用してもよい
本発明化合物を農園芸用殺菌剤として使用する場合、使
用目的に応じてそのままか、または効果を助長あるいは
安定にするために農薬補助剤を混用して、農薬製造分野
において一般に行われている方法により、粉剤、細粒剤
、粒剤、水利剤、フロアブル剤および乳剤等の製造形態
にして使用することができる。
これらの種々の製剤は実際の使用に際しては直接そのま
ま使用するか、または水で所望の濃度に希釈して使用す
ることができる。
ここに言う農薬補助剤としては担体(希釈剤)およびそ
の他の補助剤たとえば展着剤、乳化剤。
湿展剤1分散剤、固着剤、崩壊剤等をあげることができ
る。
液体担体としてはトルエン、キシレン等の芳香族炭化水
素、メタノール、ブタノール、グリコール等のアルコー
ル類、アセトン等のケトン類、ジメチルホルムアミド等
のアミド類、ジメテルスルホキンド等のスルホキシド等
のスルホキシド類。
メチルナフタレンシクロヘキサン、動植物油、脂肪酸、
脂肪酸エステル等があげられる。
固体担体としてはクレー、カオリン、タルク。
珪藻土、シリカ、炭酸カルシ9ム、モンモリロナイト、
ベントナイト、長石1石英、アルミナ、鋸屑等があげら
れる。
また乳化剤または分散剤としては通常界面活性剤が使用
され、たとえば高級アルコール硫酸すζリウム、ステア
リルトリメチルアンモニウムクロライド、ポリオキシエ
チレンアルキルフェニルエーテル、ラウリルベタイン等
の陰イオン系界面活性剤、陽イオン系界面活性剤、非イ
オン系界面活性剤1両性イ゛オン系界面活性剤があげら
れる。
展着剤としてはポリオキンエチレンノニルフェニルエー
テル、ポリオキシエチレンジ9リルエーテル等が、湿展
剤としてはポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル
、ジアルキルスルホサクシネート等が、固着剤としては
カルボキンメチにセルローズ、ポリビニルアルコール等
が、崩壊剤としてはリグニンスルホン酸ナトリクム、ラ
ウリル硫酸ナトリウム等があげられる。
いずれの製剤もそのまま単独で使用できるのみならず、
他の農園芸用殺菌剤、殺虫剤、植物生長調節剤、殺ダニ
剤と混合して使用することもできる。
本発明農園芸用殺菌剤における有効成分化合物含量は、
製剤形態、施用する方法、その他の条件によって種々異
なり場合によっては有効成分化合物のみでもよいが1通
常は0.5〜95%(電量)好ましくは2〜70%(重
量)の範囲である。
〔発明の効果〕
本発明の化合物は土壌施用、茎葉散布又は種子処理のい
ずれの処理方法においても、イネいもち病、イネ白葉枯
病、イネもみ枯細菌病などの水稲病害、キュウリ斑点細
菌病などの細菌病に高い防除効果を示し、薬剤耐性菌に
も有効で、植物体に薬害などの悪影響を及ぼさない農園
芸用殺菌剤である。
〔実施例〕
以下に実施例をあげて本発明を説明する。
合成例1 N−(シアノメチル)−2−クロルインニコチンアミド
(厘1)の合成: 水酸化ナトリウム2.47(0,(156モル)ヲ水2
4m1に溶解し77ノメチルアミン硫酸IN S−61
(0,017モル)を加え室温で1時間撹拌する。
その後5℃以下に冷却し2−クロルインニコチン酸クロ
ライド5.0 (0,017モル)とエーテル3゜dの
混合液を発熱に注意しながら5℃以下で滴下する。その
後室温にて2時間攪拌反応する。水と酢酸エチルエステ
ルを加え抽出し飽和食塩水で洗浄後無水硫酸ナトリウム
で乾燥し濃縮して得られる結晶をn−ヘキサンと酢酸エ
チルエステルの混合液から再結晶すると白色結晶2.7
9(収率81.2チ)の目的物を得た。融点は151〜
152℃を示した。
合成例2 N−(1,1−ジメチルシアノメチル)−2−クロルイ
ソニコチンアミド(A 3 )の合成:1.1−ジメチ
ルシアノメチルアミン1.7?(0,02モル)をアセ
トニトリルs o mlKm% L10℃以下に冷却後
2−クロルインニコチン酸クロライドLOp(0,01
7モル)とトリエチルアミン2.8m/(0,02モル
)を発熱に注意しながら15℃以下で滴下する。その後
室温にて1時間攪拌反応する。水と酢酸エチルエステル
を加え抽出し飽和食塩水で洗浄後無水硫酸す) IJウ
ムで乾燥し濃縮して得られる結晶をn−ヘキサンと酢酸
ニチルエステルの混合液から再結晶すると白色結晶5.
67(収率94.7%)の目的物を得た。
融点は124〜126℃を示した。
合成例5 N−(1−ジアノ−2−メチルグロビル)−2−クロル
インニコチンアミド(46)の合成:1−/アノー2−
メチルグロビルアミン2.o2(0,02モ#)とトリ
エf k 7ミン2.8 at(0,02モル)を塩化
メチレン30at/に溶解し10℃以下に冷却後2−ク
ロルイソニコチン酸クロライド3.07(0,0+7モ
ル)t−発熱に注意しながら10℃以下で滴下する。そ
の後室温にて1.5時間攪拌反応する。水を加え抽出し
水洗後無水硫酸ナトリクムで乾燥し濃縮して得られる油
状物をノリ力ゲル力ラムクロマトで精製すると無色油5
.42(収率84・1%)の目的物を得た。
屈折率は7LD 15276t−示した。
合成例1〜3の方法により、さらに本発明化合物が合成
されたそれらの代表的なものを第1表に示した。
第1表 以下に製剤例を示すが、農薬補助剤の種類および混合比
率はこれらのみに限定されることなく。
広い範囲で使用可能である。なお「部」とあるのは重量
部を意味する。
製剤例1  粉 剤 化合物j¥L9,2部およびクレー98部を混合粉砕し
、粉剤とする。
製剤例2  水和剤 化合物ノPFL13.20部とカオリン75部と高級ア
ルコール硫?Ilナトリウム3部およびリグニンスルホ
ン酸ナトl)ラム2部とを混合粉砕し水利剤とする。
製剤例3 粒 剤 微粉砕した化合物扁1,8部、珪藻±36部ベントナイ
ト24部、タルク30部および崩壊剤2部を混合した後
、水18部を加え、均等に湿潤させ次に射出成形+!k
を通して押し出し、造粒し、整粒機で整粒した後、乾燥
し粒径0.61〜1門の粒剤とする。
製剤例4  微粒剤 化合物&12.5部をポリビニルアルコール1部および
クレー14部を均一に混合粉砕し、濃厚粉状物となす。
別に74〜105μの油井吸収性の鉱物質粗粉80部を
適当な混合機に入れ回転しながら水15部を加え湿らせ
、上記濃厚粉状物を添加し被覆せしめ乾燥し微粒剤とす
る。
製剤例5  乳 剤 化合物番号6.30部をキンレフ52部に溶解し、これ
にアルキルフェノールエチレンオキシド縮合物とアルキ
ルベンゼンスルホン酸カルンウムの混合物(8:2)+
8部を混合溶解して乳剤とする。
本則は水で薄めて、乳濁液として使用する。
次に本発明の化合物が各種の農園芸用作物病害に対し、
すぐれた防除効果を有していることを実験例により説明
する。
実験例1 イネいもち病防除試験(土壌施用)たてil
clm、 よこ5 CTn、高さ10−のプラスチック
製のポットに2週間イネ(品種:埼玉もち10号)を生
育させ、このイネに製剤例3の方法で作成した本発明化
合物を有効成分とする粒剤を所定量土壌施用し、7日後
にイネいもち病菌23℃の温室に2日間保った後、温室
内で発病させ、接種10日後に発病程度を調食し防除価
を算出した。結果は第2表の通りである。
なお対照薬剤としてよりP粒剤(有効成分:S−ヘンシ
ルジインプロピルホスホロチオレート)を用いた。
発病程度 0:病斑が全く認められない。
1:病斑がわずかに認められる。
2コ病斑が多数認められる。
3:病斑きわめて多く枯死葉がわずかに認められる。
4:枯死葉が多く認められる。
5:枯死葉がきわめて多く認められる。
第2表 イネいもち病防除試験(土壌施用)実験例2 
イネいもち病防除試験(茎葉散布)たて11需、よこ+
 o cm、高さ10需のプラスチック製のポットに2
週間、イネ(品種:埼玉もち10号)を生育させ、この
イネに製剤例2の方法で作成した本発明化合物を有効成
分とする水利剤を希釈して得た所定濃度の薬液を茎葉散
布した。
風乾後、イネいもち病菌(Pyricularia o
ryzae)の胞子懸濁液を噴霧接種し、23℃の温室
に2日間保った後、温室内で発病させ、接種10日後に
発病程度を調資し、防除価を算出した。結果は第3表の
通りである。なお対照薬剤としてよりP乳剤(有効成分
: S−ヘンシルジインプロピルホスホロチオレート)
を用いた。
発病程度 0:病斑が全く認められない。
1;病斑がわずかに認められる。
2:病斑が多数認められる。
3:病斑きわめて多く枯死葉がわずかに認められる。
4:枯死葉が多く認められる。
5:枯死葉がきわめて多く認められる。
第3表 イネいもち病防除試験(茎葉散布)実験例3 
イネ白葉枯病防除試験(土壌施用)たて+semt よ
こ5(1)、高さiolmのプラスチックポットに1ケ
月半、イネ(品種;ムサ7コガネ)を生育させた。この
イネに製剤例4の方法で製剤した本発明化合物の微粒剤
を所定量土壌施用し、2目抜イネの葉にイネ白葉枯病菌
(Xant、homn。
naEl campeaeris p、v、 0r7z
ae)  を 象接種し、50℃の温室に24時間保っ
て感染させ、引き続き温室内で発病させた。接種21日
後に病斑長を調査した。
結果は第4表の通りである。なお対照薬剤としてプロベ
ナゾール粒剤(有効成分:1,2−ベンズイソチアゾー
ル−3−オン−1,1−ジオキシド)を用いた。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R、R′は同一又は異なつてもよい水素原子又
    はC_1〜C_7−アルキル基およびC_3_〜_6−
    シクロアルキル基を示し、nは1〜5の整数を示す。)
    で表わされるN−シアノアルキルイソニコチン酸アミド
    誘導体。
  2. (2)式 ▲数式、化学式、表等があります▼(1) (式中、R、R′は同一又は異なつてもよい水素原子又
    はC_1〜C_7−アルキル基およびC_3〜C_6−
    シクロアルキル基を示し、nは1〜5の整数を示す。)
    で表わされるN−シアノアルキルイソニコチン酸アミド
    誘導体を有効成分とする農園芸用殺菌組成物。
JP10759286A 1986-05-13 1986-05-13 N−シアノアルキルイソニコチン酸アミド誘導体およびそれを有効成分とする農園芸用殺菌剤 Pending JPS62265265A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009011305A1 (ja) * 2007-07-13 2009-01-22 Sumitomo Chemical Company, Limited アミド化合物とその植物病害防除方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2009011305A1 (ja) * 2007-07-13 2009-01-22 Sumitomo Chemical Company, Limited アミド化合物とその植物病害防除方法
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