JPS62262315A - 可動ケ−ブル用撚線導体の製造方法 - Google Patents
可動ケ−ブル用撚線導体の製造方法Info
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- JPS62262315A JPS62262315A JP10449286A JP10449286A JPS62262315A JP S62262315 A JPS62262315 A JP S62262315A JP 10449286 A JP10449286 A JP 10449286A JP 10449286 A JP10449286 A JP 10449286A JP S62262315 A JPS62262315 A JP S62262315A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は導体において強度と耐屈曲性を必要とする自動
車用、電子機器用等の可動ケーブル用撚線導体の製造方
法に関するものである。
車用、電子機器用等の可動ケーブル用撚線導体の製造方
法に関するものである。
(従来の技術)
近年医療器用、フロッピーディスク用、ロボット用等の
電子機器用可動ケーブル導体として、TPC軟銅線より
も高い強度と耐屈曲性を有する導体の要求が増大してい
る。
電子機器用可動ケーブル導体として、TPC軟銅線より
も高い強度と耐屈曲性を有する導体の要求が増大してい
る。
この医療器用ケーブルは複雑な動きをするために曲げね
じり、引張り等が組み合わされた繰返し応力をうけるも
のである。又フロッピーディスク用ケーブルもヘッドが
直進、横移動等の動きをするためにU字曲げを主体とし
た複雑な繰返し応力をうける。
じり、引張り等が組み合わされた繰返し応力をうけるも
のである。又フロッピーディスク用ケーブルもヘッドが
直進、横移動等の動きをするためにU字曲げを主体とし
た複雑な繰返し応力をうける。
又ケーブルの軽量化に伴って導体の細線化傾向並に電子
機器装置組立ラインの自動化等により以前にましてケー
ブル導体への引張り、曲げ、れじり等の負荷が大きくな
っている。
機器装置組立ラインの自動化等により以前にましてケー
ブル導体への引張り、曲げ、れじり等の負荷が大きくな
っている。
又自動車用可動ケーブルとしては、ブレーキ用センサー
ケーブルの如く運転中に振動及び繰り返し曲げ等をうけ
るものであった。
ケーブルの如く運転中に振動及び繰り返し曲げ等をうけ
るものであった。
このようにケーブル導体の細線並に軽量化の動向に対し
導体の強度が低下するため組立作業中に断線するとか或
は軟銅線ケーブルを可動用ケーブルとして使用した場合
耐屈曲性に劣るため使用中にr−プル導体が疲労による
断線を生ずるおそれがあった。
導体の強度が低下するため組立作業中に断線するとか或
は軟銅線ケーブルを可動用ケーブルとして使用した場合
耐屈曲性に劣るため使用中にr−プル導体が疲労による
断線を生ずるおそれがあった。
従って従来使用されているタフピッチ銅以上の強度と耐
屈曲性を存する導体の出現が要望されているものであっ
た。
屈曲性を存する導体の出現が要望されているものであっ
た。
(発明が解決しようとする問題点)
本発明はかかる現状に鑑み鋭意研究を行った結果、タフ
ピッチ銅と同様に鋳造、圧延、伸線などの加工が容易に
して、半田付性等の接続特性も遜色なく、しかも導体強
度、耐疲労強度がタフピッチ鋼より優れ、且つコストが
安い撚線導体を開発したものである。
ピッチ銅と同様に鋳造、圧延、伸線などの加工が容易に
して、半田付性等の接続特性も遜色なく、しかも導体強
度、耐疲労強度がタフピッチ鋼より優れ、且つコストが
安い撚線導体を開発したものである。
(問題点を解決するための手段)
本発明方法は0.1〜0.8%Sn入硬銅細線を、0%
耐力と強度の比(δ1.0/TS)が0.9以上になる
ように冷間で強加工を施した後、そのまま撚線加工を行
うものである。
耐力と強度の比(δ1.0/TS)が0.9以上になる
ように冷間で強加工を施した後、そのまま撚線加工を行
うものである。
又本発明方法は撚線加工において、撚りピッチと撚線導
体外径の比(P/D)を20以下の密に行うものである
。
体外径の比(P/D)を20以下の密に行うものである
。
(作用)
本発明においてSn人硬銅線にしたのは、連続鋳造圧延
が可能にして、Snの微量添加により強度が著しく上昇
するためSn入り希薄合金が可動ケーブル用導体として
好適なものである。
が可能にして、Snの微量添加により強度が著しく上昇
するためSn入り希薄合金が可動ケーブル用導体として
好適なものである。
而してSn量を0.1〜0 、8wt%に限定した理由
は、通常大気中で溶解鋳造を行うと鋼中に300〜40
0vtpp1前後の酸素を含有するためSnが0.1%
未満の場合には鋼中の酸素と結合して5n02となり、
この!3n02は強度アップにはほとんど影響しないも
のである。即ち0.lvt%Sn未満の添加ではSnの
殆んどが酸素と結合して強度アップに有効な固溶Sn量
が少なく強度の上昇が期待できないためである。又0.
8wt%を超えた場合には導体の導電率が60%以下と
なり実用上に問題を生ずるためである。
は、通常大気中で溶解鋳造を行うと鋼中に300〜40
0vtpp1前後の酸素を含有するためSnが0.1%
未満の場合には鋼中の酸素と結合して5n02となり、
この!3n02は強度アップにはほとんど影響しないも
のである。即ち0.lvt%Sn未満の添加ではSnの
殆んどが酸素と結合して強度アップに有効な固溶Sn量
が少なく強度の上昇が期待できないためである。又0.
8wt%を超えた場合には導体の導電率が60%以下と
なり実用上に問題を生ずるためである。
又本発明において、0%耐力と引張強度との比を0,9
以上に限定した理由は、ここで 1,0%耐力としたの
は1%耐力と破断までの90%繰返し曲げ回数(4R,
50gr)の対数が第1図に示す如く直線関係にあり、
導体の疲労特性が導体の1%耐力を知ることにより明瞭
に推定できるためである。
以上に限定した理由は、ここで 1,0%耐力としたの
は1%耐力と破断までの90%繰返し曲げ回数(4R,
50gr)の対数が第1図に示す如く直線関係にあり、
導体の疲労特性が導体の1%耐力を知ることにより明瞭
に推定できるためである。
第1図より明らかな如く導体の疲労特性は1%耐力が大
きい程向上する。然しなから実際には強加工を行えば耐
力は無限に大きくなるものではなく、第2図に示す如く
ある程度以上の強加工を行うと、それ以上加工を行って
も1%耐力及び引張強さくT!If)もほとんど増大せ
ず一定値を保持する即ちδ、0/TSも無限に1に近接
するのではなく、ある一定の値を越えると増大の傾向は
殆んどなくなる。このδl 、 0/TSの増大が殆ん
どなくなる値が0.1〜0.8%Sn入り銅線ではδt
、o7Ts=o、9である。
きい程向上する。然しなから実際には強加工を行えば耐
力は無限に大きくなるものではなく、第2図に示す如く
ある程度以上の強加工を行うと、それ以上加工を行って
も1%耐力及び引張強さくT!If)もほとんど増大せ
ず一定値を保持する即ちδ、0/TSも無限に1に近接
するのではなく、ある一定の値を越えると増大の傾向は
殆んどなくなる。このδl 、 0/TSの増大が殆ん
どなくなる値が0.1〜0.8%Sn入り銅線ではδt
、o7Ts=o、9である。
従ってδ、0/TS二0.9に達したならば、これ以上
強加工を行うも1%耐力(δl、0)、引張強度(TS
)もその」1昇はほとんどなく、製造上及び特性上から
無意味である。
強加工を行うも1%耐力(δl、0)、引張強度(TS
)もその」1昇はほとんどなく、製造上及び特性上から
無意味である。
なお、δ、0/TSを0.9以−ヒにするための冷間加
]二の条件については、その線径、引抜力により著しく
影響するためこれを規定することが出来ないものである
。
]二の条件については、その線径、引抜力により著しく
影響するためこれを規定することが出来ないものである
。
又本発明において撚りのピッチを撚線導体の外径の20
倍以下になるように細かく撚ることに限定しているがそ
の理由は、Sn入り硬銅線を撚線加工した場合、ピッチ
が粗いと撚線の端末が端末処理の際にバラけるため、人
手による端末処理を行わなければならず自動化による操
業を行うことが出来ないためである。
倍以下になるように細かく撚ることに限定しているがそ
の理由は、Sn入り硬銅線を撚線加工した場合、ピッチ
が粗いと撚線の端末が端末処理の際にバラけるため、人
手による端末処理を行わなければならず自動化による操
業を行うことが出来ないためである。
又特性の点からもP(ピッチ)/1)(ffA心径)を
小さくすることにより耐屈曲性を向上するものであり、
P/D−2Q以下の場合には破断までの曲げ回数が確実
に向上し■つ撚線としての柔軟性を改善するものであっ
た。
小さくすることにより耐屈曲性を向上するものであり、
P/D−2Q以下の場合には破断までの曲げ回数が確実
に向上し■つ撚線としての柔軟性を改善するものであっ
た。
なお、本発明方法における硬銅細線の径は0.2φ〜0
.05朋である。
.05朋である。
又7/Q、05撚線加工のピッチと撚線の巻1N速度と
の関係を示すと第1表の如くである。
の関係を示すと第1表の如くである。
第1表
P/D〜10で撚線速度は標準ピッチの場合に比して約
1/3となる。
1/3となる。
(実施例)
(1)0.15vt%5n−Cu合金線を冷間にて強加
工を行って耐力、0/TSを0.90及び0.95の0
.05φSn入り銅線(本発明品)及び0.05φTP
CA材(従来品)、0.05φの0.15wt5n−C
u焼鈍材とH材(比較例品)について、これら単線をP
/D−20にて7本撚りを行い、その強度及び耐屈曲性
を測定した。その結果は第2表に示す通りである。
工を行って耐力、0/TSを0.90及び0.95の0
.05φSn入り銅線(本発明品)及び0.05φTP
CA材(従来品)、0.05φの0.15wt5n−C
u焼鈍材とH材(比較例品)について、これら単線をP
/D−20にて7本撚りを行い、その強度及び耐屈曲性
を測定した。その結果は第2表に示す通りである。
なおδ、0/TS−0,9のものは0.2φA材を0.
05φまて冷間加工率93.8%をかけることにより得
たものである。
05φまて冷間加工率93.8%をかけることにより得
たものである。
Ao −A
O
ただしAoは伸線加工前の線の断面積
Aは伸線加工後の線の断面積
又δ、0バS−0,95はより冷間加工率をふやした即
ちより太いサイズの焼鈍材より0.05φまで伸線する
ことにより得た。ここでは0.8φA材を0,05φま
で冷間加工率99.6%の強加工を行うことによりえた
。またこの際δ1 、0/TSの値は上記の冷間加工率
93.8%(A)と99.6%([3)の0.05zm
φSn入り硬銅線を引張り試験を行い第4図の5tre
ss−stratnCurveを求めこれにより読みと
った。
ちより太いサイズの焼鈍材より0.05φまで伸線する
ことにより得た。ここでは0.8φA材を0,05φま
で冷間加工率99.6%の強加工を行うことによりえた
。またこの際δ1 、0/TSの値は上記の冷間加工率
93.8%(A)と99.6%([3)の0.05zm
φSn入り硬銅線を引張り試験を行い第4図の5tre
ss−stratnCurveを求めこれにより読みと
った。
又比較材の0.05φ0.15Sn人鋼(δ、0/TS
−0,75)とは冷間加工率0 、15Sn人H材を耐
力が焼鈍前の172になるように0.05φで焼鈍を行
った半硬材である。
−0,75)とは冷間加工率0 、15Sn人H材を耐
力が焼鈍前の172になるように0.05φで焼鈍を行
った半硬材である。
第2表
上表より明らかな如く本発明品によれば耐屈曲性が苦し
く優れていることを確認した。
く優れていることを確認した。
(2)実施例(1)における7本/ 0.05φ、O,
15vt%Sn入り硬銅撚線について第2表に示す如く
ピ・ソチを変えて撚合せた本発明品について、上記同様
耐屈曲性及び柔軟性を1lll+定した。その結果は第
3表に併記した通りである。
15vt%Sn入り硬銅撚線について第2表に示す如く
ピ・ソチを変えて撚合せた本発明品について、上記同様
耐屈曲性及び柔軟性を1lll+定した。その結果は第
3表に併記した通りである。
第3表
−L表より明らかな如< P/Dを20以下にして撚合
せた場合には撚線導体の端末はバラケることなく耐屈曲
性及び柔軟性が優れて良好となることが確認された。
せた場合には撚線導体の端末はバラケることなく耐屈曲
性及び柔軟性が優れて良好となることが確認された。
(効果)
以上詳述した如く本発明方法によれば強度並に耐屈曲性
に優れているため医療器用、電子機器用、自動車用の如
く折曲げ使用するも破断するようなことなく長期に亘り
使用しうる等顕著な効果を釘する。
に優れているため医療器用、電子機器用、自動車用の如
く折曲げ使用するも破断するようなことなく長期に亘り
使用しうる等顕著な効果を釘する。
第1図は1%耐力と耐屈曲性との関係曲線図、第2図は
P/Dと耐屈曲性との関係曲線図、第3図はδ、0/T
Sと断面減少率との関係曲線図、TS4図は0.05φ
Sn人硬銅線のストレス−ストレイン曲線図である。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第2図 第1図 第3図
P/Dと耐屈曲性との関係曲線図、第3図はδ、0/T
Sと断面減少率との関係曲線図、TS4図は0.05φ
Sn人硬銅線のストレス−ストレイン曲線図である。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第2図 第1図 第3図
Claims (2)
- (1)0.1〜0.8%Sn入硬銅細線を1.0%耐力
と強度の比(δ1.0/TS)が0.9以上になるよう
に冷間で強加工を施した後、そのまま撚線加工を行うこ
とを特徴とする可動ケーブル用撚線導体の製造方法。 - (2)撚線加工において、撚りピッチと撚線導体外径と
の比を20以下の密に行うことを特徴とする特許請求の
範囲第1項記載の可動ケーブル用撚線導体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61104492A JP2520878B2 (ja) | 1986-05-07 | 1986-05-07 | 可動ケ−ブル用撚線導体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61104492A JP2520878B2 (ja) | 1986-05-07 | 1986-05-07 | 可動ケ−ブル用撚線導体の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62262315A true JPS62262315A (ja) | 1987-11-14 |
JP2520878B2 JP2520878B2 (ja) | 1996-07-31 |
Family
ID=14382032
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61104492A Expired - Lifetime JP2520878B2 (ja) | 1986-05-07 | 1986-05-07 | 可動ケ−ブル用撚線導体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2520878B2 (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06187821A (ja) * | 1991-02-22 | 1994-07-08 | Hitachi Cable Ltd | 銅合金線 |
JP2001307556A (ja) * | 2000-04-17 | 2001-11-02 | Hitachi Cable Ltd | 電線加工品とその製造方法 |
JP2006253076A (ja) * | 2005-03-14 | 2006-09-21 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | 自動車用電線 |
JP2006253093A (ja) * | 2005-03-14 | 2006-09-21 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | 自動車用電線 |
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WO2012117707A1 (en) * | 2011-03-01 | 2012-09-07 | Yazaki Corporation | Electric wire |
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US10453581B2 (en) | 2010-10-25 | 2019-10-22 | Yazaki Corporation | Method for manufacturing electric wire |
JP2020181821A (ja) * | 2017-02-01 | 2020-11-05 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 通信用電線 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57140844A (en) * | 1981-02-23 | 1982-08-31 | Furukawa Electric Co Ltd:The | Highly flexible thin copper alloy wire |
-
1986
- 1986-05-07 JP JP61104492A patent/JP2520878B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS57140844A (en) * | 1981-02-23 | 1982-08-31 | Furukawa Electric Co Ltd:The | Highly flexible thin copper alloy wire |
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US9443642B2 (en) | 2010-10-01 | 2016-09-13 | Yazaki Corporation | Electrical wire |
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CN103403812A (zh) * | 2011-03-01 | 2013-11-20 | 矢崎总业株式会社 | 电线 |
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JP2020181821A (ja) * | 2017-02-01 | 2020-11-05 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 通信用電線 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2520878B2 (ja) | 1996-07-31 |
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