JP2020181821A - 通信用電線 - Google Patents
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Abstract
Description
図1に、本発明の一実施形態にかかる通信用電線1の断面図を示す。
(1−1)導体について
・Fe:0.05質量%以上、2.0質量%以下
・Ti:0.02質量%以上、1.0質量%以下
・Mg:0質量%以上、0.6質量%以下(Mgが含有されない形態も含む)
・残部がCuおよび不可避的不純物よりなる。
・Fe:0.1質量%以上、0.8質量%以下
・P:0.03質量%以上、0.3質量%以下
・Sn:0.1質量%以上、0.4質量%以下
・残部がCuおよび不可避的不純物よりなる。
絶縁電線11の絶縁被覆13は、どのような絶縁性のポリマー材料よりなってもよい。特性インピーダンスとして所定の高い値を確保する観点から、絶縁被覆13は、4.0以下の比誘電率を有することが好ましい。そのようなポリマー材料として、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフェニレンサルファイド等を挙げることができる。また、絶縁被覆13は、ポリマー材料に加え、適宜、難燃剤等の添加剤を含有してもよい。
(2−1)静電容量
本実施形態において、対撚線10を構成する各絶縁電線11の静電容量(キャパシタンス)の差は、25pF/m以下となっている。静電容量の差は、15pF/m以下であれば、さらに好ましい。ここで、各絶縁電線11の静電容量は、対撚線10の使用環境に応じたグラウンド電位を基準に計測されるものである。
対撚線10は、2本の絶縁電線11を撚り合わせることで形成することができ、撚りピッチは、絶縁電線11の外径等に応じて設定することができる。しかし、撚りピッチを、絶縁電線11の外径の60倍以下、好ましくは45倍以下、さらに好ましくは30倍以下としておくことで、撚り構造の緩みを効果的に抑制することができる。撚り構造の緩みは、通信用電線1の特性インピーダンス等、各種伝送特性のばらつきや経時変化につながりうる。特に、後述するように、シース30をルーズジャケット型とする場合に、シース30と対撚線10との間に空隙Gが存在することにより、充実ジャケット型とする場合と比較して、対撚線10において撚り構造を緩ませるような力が働いた際に、シース30によってそれを抑制することが難しい場合があるが、上記のような撚りピッチを選択することで、ルーズジャケット型のシース30を用いる場合にも、撚り構造の緩みを効果的に抑制することができる。撚り構造の緩みを抑制することで、対撚線10を構成する2本の絶縁電線11の間の距離(線間距離)を、ピッチ内の各部位において、小さな値、例えば実質的に0mmに維持し、安定な伝送特性を得ることが可能となる。線間距離は、絶縁電線11の外径の20%以下であることが好ましい。
本実施形態において、シース30は、必須に設けられるものではないが、設けられる場合には、シース30は、対撚線10の保護や撚り構造の保持等の目的に利用される。特に通信用電線1が自動車において用いられる場合に、通信用電線1を水の影響から保護することが求められるが、シース30は、水との接触が特性インピーダンス等、通信用電線1の各種特性に影響を与えるのを防止する役割も果たす。
以上のように、本通信用電線1においては、対撚線10を構成する絶縁電線11の導体12が、小さな導体断面積を有している。導体12を細径化することで、対撚線10を構成する2本の導体12,12の間の距離が近くなる。2本の導体12,12の間の距離が近くなると、通信用電線1の特性インピーダンスが高くなる。対撚線10を構成する絶縁電線11の絶縁被覆13の層が薄くなると、特性インピーダンスが小さくなるが、本通信用電線1においては、導体12,12の細径化に伴う接近の効果により、絶縁被覆13の厚さを小さくしても、通信用電線1に対して要求される大きさの特性インピーダンスを確保しやすくなっている。例えば、導体12の導体断面積を0.22mm2未満のように小さくすることで、絶縁被覆13の厚さを0.30mm以下のように小さくしても、通信用電線1において、100±10Ωという特性インピーダンスを確保しやすい。導体12における導体断面積の低減は、例えば、電線導体として高い引張強さを有するものを用いることで、達成しやすい。
(1)シースの構成材料
シース30は、ポリマー材料を主成分としてなっている。シース30を構成するポリマー材料は、どのようなものであってもよい。具体的なポリマー材料として、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフェニレンサルファイド等を挙げることができる。また、シース30は、ポリマー材料に加え、適宜、難燃剤等の添加剤を含有してもよい。
上記のように、本実施形態においては、シース30は、ルーズジャケットとして設けられており、シース30と対撚線10を構成する絶縁電線11との間に、空隙Gが存在している。しかし、シース30の形状は特に指定されるものではなく、シース30をルーズジャケット型とし、空隙Gを設けることは必須ではない。つまり、図2に示すように、シース30’を充実ジャケットとして設ける形態の通信用電線1’も考えうる。この場合には、シース30’が、対撚線10を構成する絶縁電線11に接触するか、そのすぐ近傍の位置まで充実状に形成されており、シース30’と絶縁電線11の間に、製造上、不可避的に形成される空隙を除いて、空隙が実質的に存在していない。
導体断面積の選択による通信用電線の細径化の効果について検証した。また、導体の引張強さによる導体断面積への影響を検証した。
(1)導体の作製
絶縁電線を構成する導体を作製した。つまり、純度99.99%以上の電気銅と、FeおよびTiの各元素を含有する母合金を、高純度カーボン製坩堝に投入して、真空溶解させ、混合溶湯を作成した。ここで、混合溶湯において、Feが1.0質量%、Tiが0.4質量%含まれるようにした。得られた混合溶湯に対して、連続鋳造を行い、φ12.5mmの鋳造材を製造した。得られた鋳造材に対して、φ8mmまで、押出し加工、圧延を行い、その後、φ0.165mmまで伸線を行った。得られた素線を7本用い、撚りピッチ14mmにて、撚線加工を行うとともに、圧縮成形を行った。その後、熱処理を行った。熱処理条件は、熱処理温度500℃、保持時間8時間とした。得られた導体は、導体断面積が0.13mm2、外径が0.45mmとなった。
上記で作製した銅合金導体および純銅線の外周に、ポリエチレン樹脂の押出しにより、絶縁被覆を形成し、絶縁電線を作製した。各試料における絶縁被覆の厚さは、表1に示したとおりとした。絶縁電線の偏芯率は80%であった。用いたポリエチレン樹脂の誘電正接は、0.0002であった。
上記で作製した絶縁電線2本を、撚りピッチ25mmにて撚り合わせて、対撚線とした。対撚線の撚り構造は、第一の撚り構造(捻りなし)とした。そして、その対撚線の外周を囲むように、ポリエチレン樹脂の押出しにより、シースを形成した。用いたポリエチレン樹脂の誘電正接は、0.0002であった。シースはルーズジャケット型とし、シースの厚さは、0.4mmとした。シースと絶縁電線の間の空隙の大きさは、外周面積率で23%とし、絶縁電線に対するシースの密着力は、15Nであった。このようにして、試料A1〜A8にかかる通信用電線を得た。
(仕上がり外径)
通信用電線の細径化が達成できているかどうかを評価するため、得られた通信用電線の外径を計測した。
得られた通信用電線に対して、特性インピーダンスを計測した。計測は、LCRメータを用い、オープン/ショート法によって行った。
試料A1〜A8について、通信用電線の構成および評価結果を表1に示す。
次に、対撚線を構成する各絶縁電線の静電容量の差がモード変換特性に与える影響について検証した。
上記の[1]の試験における試料A1〜A4と同様にして、試料A9〜A13にかかる通信用電線を作製した。各絶縁電線の導体断面積は0.13mm2であり、絶縁被覆の厚さは、0.20mmとした。また、絶縁電線の偏芯率は80%とし、対撚線の撚り構造は第一の撚り構造(捻りなし)とした。試料A9〜A13においては、絶縁押出時の製造条件を変更することにより、各絶縁電線の静電容量の差(静電容量差)を、図2に示すように、5〜35pF/mの間で変化させた。
上記で作製した試料A9〜A13の通信用電線に対して、静電容量差の大きさを確認した。確認は、23℃の環境で、測定周波数10MHzにおいて、LCRメータを用いて、各絶縁電線のグラウンド電位を基準とした静電容量を計測し、それらの差分を算出することによって行った。さらに、各通信用電線に対して、透過モード変換特性(LCTL)、反射モード変換特性(LCL)の各伝送特性の評価を、ネットワークアナライザを用いて、測定周波数10MHzにおいて行った。
次に、シースの形態による通信用電線の細径化の可能性について検証した。
上記の[1]の試験における試料A1〜A4と同様にして、通信用電線を作製した。絶縁電線の偏芯率は80%とし、対撚線の撚り構造は第一の撚り構造(捻りなし)とした。この際、シースが図1のようなルーズジャケット型のものと、図2のような充実ジャケット型のものの2通りを準備した。いずれの場合も、シースは、ポリプロピレン樹脂(誘電正接:0.0001)より形成した。シースの厚さは、使用するダイス・ポイント形状によって決定し、ルーズジャケット型の場合は0.4mm、充実型の場合は、最も薄いところで0.5mmとした。ルーズジャケット型のシースと絶縁電線の間の空隙の大きさは、外周面積率で23%とし、絶縁電線に対するシースの密着力は、15Nとした。また、それぞれの場合について、絶縁電線の絶縁被覆の厚さを変更した複数の試料を作製した。
上記で作製した各試料に対して、上記[1]の試験と同様に、特性インピーダンスを計測した。また、一部の試料に対して、通信用電線の外径(仕上がり外径)と単位長さ当たりの質量を計測した。
図4に、シースがルーズジャケット型である場合と充実ジャケット型である場合のそれぞれについて、絶縁電線の絶縁被覆の厚さ(絶縁厚)と計測された特性インピーダンスの関係を、プロット点として示す。図4には、併せて、シースが設けられない場合について、対撚線を有する通信用電線の特性インピーダンスの理論式として知られている式(1)によって得られる、絶縁厚と特性インピーダンスの関係のシミュレーション結果も示している(εeff=2.6)。各シースを有する場合の計測結果に対しても、式(1)に基づく近似曲線を示している。また、図中の破線は、特性インピーダンスが100±10Ωとなる範囲を示している。
次に、シースと絶縁電線の間の空隙の大きさと特性インピーダンスとの関係について検証した。
上記の[1]の試験における試料A1〜A4と同様にして、試料C1〜C6の通信用電線を作製した。この際、シースはポリプロピレン樹脂(誘電正接:0.0001)よりなるルーズジャケット型とし、ダイスとポイントの形状を調整することで、シースと絶縁電線の間の空隙の大きさを変化させた。絶縁電線の導体断面積は0.13mm2、絶縁被覆の厚さは0.20mm、シースの厚さは0.40mm、偏芯率は80%とした。また、絶縁電線に対するシースの密着力は15N、対撚線の撚り構造は第一の撚り構造(捻りなし)とした。
上記で作製した各試料に対して、空隙の大きさを計測した。この際、各試料の通信用電線をアクリル樹脂に包埋して固定したうえで、切断することで、断面を得た。そして、断面において、空隙の大きさを、断面積に対する割合として計測した。得られた空隙の大きさは、上記で定義した外周面積率および内周面積率として、表4中に示している。また、各試料に対し、上記[1]の試験と同様に、特性インピーダンスを計測した。表4中で、特性インピーダンスの値を範囲付きで示しているのは、計測中の値のばらつきによるものである。
空隙の大きさと特性インピーダンスの関係を表4にまとめる。
次に、絶縁電線に対するシースの密着力と特性インピーダンスの経時変化との関係について検証した。
上記の[1]の試験における試料A1〜A4と同様にして、試料D1〜D4の通信用電線を作製した。シースはポリプロピレン樹脂(誘電正接:0.0001)よりなるルーズジャケット型とし、絶縁電線に対するシースの密着力を、表5のように変化させた。この際、密着力は、樹脂材料の押出温度を調整することで変化させた。ここで、シースと絶縁電線の間の空隙の大きさは、外周面積率で23%とした。絶縁電線において、導体断面積は0.13mm2、絶縁被覆の厚さは0.20mm、シースの厚さは0.40mmとした。また、絶縁電線の偏芯率は80%とした。対撚線の撚り構造は第一の撚り構造(捻りなし)とし、撚りピッチは、絶縁電線の外径の8倍とした。
上記で作製した各試料に対して、シースの密着力を計測した。シースの密着力は、全長150mmの試料において、シースを片端から30mm除去した状態で、絶縁電線を引っ張り、絶縁電線が抜け落ちるまでの強度として評価した。また、経時使用を模擬した条件で、特性インピーダンスの変化の測定を行った。具体的には、各試料の通信用電線を、外径φ25mmのマンドレルに沿って、角度90°で200回屈曲させた後、屈曲箇所の特性インピーダンスを測定し、屈曲前からの変化量を記録した。
シースの密着力と特性インピーダンス変化量の関係を表5にまとめる。
次に、シースの厚さと、伝送特性に対する外部からの影響との関係についての検証を行った。
上記の[1]の試験における試料A1〜A4と同様にして、試料E1〜E6の通信用電線を作製した。シースはポリプロピレン樹脂(誘電正接:0.0001)よりなるルーズジャケット型とし、試料E2〜E6については、シースの厚さを、表6のように変化させた。試料E1については、シースを設けなかった。シースと絶縁電線の間の空隙の大きさは、外周面積率で23%とした。シースの密着力は、15Nとした。絶縁電線において、導体断面積は0.13mm2、絶縁被覆の厚さは0.20mmとした。また、絶縁電線の偏芯率は80%とした。対撚線の撚り構造は第一の撚り構造(捻りなし)とし、撚りピッチは、絶縁電線の外径の24倍とした。
上記で作製した各試料の通信用電線について、他電線の影響による特性インピーダンスの変化を評価した。具体的には、まず、各試料の通信用電線について、独立した単線の状態での特性インピーダンスを測定した。また、他電線を抱き込んだ状態でも、特性インピーダンスを測定した。ここで、他電線を抱き込んだ状態としては、試料電線を中心として略中心対象に、6本の他電線(外径2.6mmのPVC電線)を試料電線の外周に接触させて配置し、PVCテープを巻いて固定したものを準備した。そして、単線の状態での特性インピーダンスの値を基準として、他電線を抱き込んだ状態における特性インピーダンスの変化量を記録した。
シースの厚さと特性インピーダンス変化量の関係を表6にまとめる。
次に、絶縁電線の偏芯率と伝送特性との関係についての検証を行った。
上記の[1]の試験における試料A1〜A4と同様にして、試料F1〜F6の通信用電線を作製した。この際、絶縁被覆形成時の条件を調整することで、絶縁電線の偏芯率を、表7のように変化させた。絶縁電線において、導体断面積は0.13mm2、絶縁被覆の厚さ(平均値)は、0.20mmとした。シースはポリプロピレン樹脂(誘電正接:0.0001)よりなるルーズジャケット型とし、シースの厚さは、0.40mm、シースと絶縁電線の間の空隙の大きさは、外周面積率で23%、シースの密着力は、15Nとした。対撚線の撚り構造は第一の撚り構造(捻りなし)とし、撚りピッチは、絶縁電線の外径の24倍とした。
上記で作製した各試料の通信用電線について、透過モード変換特性(LCTL)および反射モード変換特性(LCL)を、上記[2]および[3]の試験と同様に計測した。測定は、1〜50MHzの周波数で行った。
表7に、偏芯率と、各モード変換特性の測定結果を示す。各モード変換の値としては、絶対値で、1〜50MHzの範囲で最小となった値を示している。
次に、対撚線の撚りピッチと特性インピーダンスの経時変化の関係について検証した。
上記の[5]の試験における試料D1〜D4と同様にして、試料G1〜G4の通信用電線を作製した。この際、対撚線の撚りピッチを、表8のように変化させた。シースの絶縁電線に対する密着力は、70Nとした。
上記で作製した各試料に対して、上記の[5]の試験と同様にして、マンドレルを用いた屈曲による特性インピーダンスの変化量を評価した。
対撚線の撚りピッチと特性インピーダンス変化量の関係を表8にまとめる。表8において、対撚線の撚りピッチは、絶縁電線の外径(0.85mm)を基準とした値、つまり、絶縁電線の外径の何倍となっているかで示している。
次に、対撚線の撚り構造の種類と特性インピーダンスのばらつきの関係について検証した。
上記の[5]の試験における試料D1〜D4と同様にして、試料H1およびH2の通信用電線を作製した。この際、対撚線の撚り構造として、試料H1については、上記で説明した第一の撚り構造(捻りなし)を採用し、試料H2については、第二の撚り構造(捻りあり)を採用した。対撚線の撚りピッチは、いずれも、絶縁電線の外径の20倍とした。シースの絶縁電線に対する密着力は、30Nとした。
上記で作製した各試料に対して、特性インピーダンスの測定を行った。測定は3回行い、3回の測定における特性インピーダンスの変動幅を記録した。
表9に、撚り構造の種類と特性インピーダンスの変動幅の関係を示す。
次に、シースの誘電正接と、モード変換特性との関係についての検証を行った。
(1)絶縁材の調製
通信用電線のシースおよび絶縁電線の絶縁被覆を構成する材料として、下の表10に示す成分を混練し、絶縁材A〜Dを調製した。ここで、用いた難燃剤は、水酸化マグネシウムであり、酸化防止剤は、ヒンダードフェノール系酸化防止剤である。
上記[1]の試験と同様に作製した銅合金導体(導体断面積0.13mm2)の外周に、押出しにより、絶縁被覆を形成し、試料I1〜I10のそれぞれに用いる絶縁電線を作製した。絶縁被覆を構成する絶縁材としては、試料I1〜I4においては、絶縁材Bを用いた。一方、試料I5〜I10においては、表12に示す各絶縁材を用いた。絶縁被覆の厚さは、0.20mmとした。絶縁電線の偏芯率は80%であった。
まず、絶縁材A〜Dのそれぞれの誘電正接を計測した。計測は、インピーダンスアナライザによって行った。
表10に、絶縁材A〜Dに対する誘電正接の測定結果を、材料の配合とともに示す。
次に、絶縁電線を構成する導体の引張強さが、通信用電線の特性インピーダンスやモード変換特性に、どのように影響するかを検証した。
上記試験[10]と同様に、試料J1〜J3にかかる通信用電線を作製した。ただし、導体の成分組成におけるFeおよびTiの含有量は、下記表13のように、試料ごとに変化させた。また、導体の絶縁被覆としては、上記試験[10]絶縁材Bを用い、シースとしては上記絶縁材Dを用いた。試料J1は、上記試験[10]の試料I6と同じものとなっている。
試料J1〜J3の通信用電線に対して、透過モード変換特性(LCTL)の評価を行った。測定は、ネットワークアナライザを用いて、周波数50MHzで行った。
表13に、試料J1〜J3に対して透過モード変換を測定した結果を、各電線導体の成分組成および特性とともに示す。
次に、導体の破断伸びと対撚線の撚りピッチの関係性について検証した。
(1)絶縁材の調製
通信用電線のシースを構成する材料として、ポリプロピレン樹脂100質量部に、水酸化マグネシウムよりなる難燃剤60質量部を添加し、混練した。この材料の誘電正接は、0.0002であった。また、絶縁電線の絶縁被覆を構成する材料として、ポリプロピレン樹脂100質量部に、水酸化マグネシウムよりなる難燃剤120質量部を添加し、混練した。この材料の誘電正接は、0.0006であった。
この試験においては、2種の導体を準備した。つまり、K1〜K3群の試料については、軟銅線として、Cu−Fe−P−Sn合金線よりなる導体を準備した。具体的には、純度99.99%以上の電気銅と、Fe,P,Snの各元素を含有する母合金を、高純度カーボン製坩堝に投入して、真空溶解させ、混合溶湯を作成した。ここで、混合溶湯において、Feが0.61質量%、Pが0.12質量%、Snが0.26質量%含まれるようにした。得られた混合溶湯に対して、連続鋳造を行い、φ12.5mmの鋳造材を製造した。得られた鋳造材に対して、φ8mmまで、押出し加工、圧延を行い、その後、φ0.165mmまで伸線を行った。得られた素線を7本用い、撚りピッチ14mmにて、撚線加工を行うとともに、圧縮成形を行った。その後、熱処理を行った。熱処理条件は、熱処理温度480℃、保持時間4時間とした。得られた導体は、導体断面積が0.13mm2、外径が0.45mmとなった。この導体の破断伸びは7%であった。
試験[10]と同様に、2種の銅合金導体の外周に、上記で調製した絶縁材を押出すことで、厚さ0.20mmの絶縁被覆を形成し、K1〜K3群およびL1〜L3群のそれぞれの試料に用いる絶縁電線を作製した。絶縁電線の外径は、いずれの場合も、0.85mmであった。
上記で作製した絶縁電線2本を撚り合わせて、対撚線とした。この際の撚りピッチは、表14に示した3とおりとした。また、撚り合わせの際、各絶縁電線に、撚り合わせ軸を中心とした捻り構造を加えないようにした。
得られた通信用電線に対して、特性インピーダンスを計測した。計測は、LCRメータを用い、オープン/ショート法によって行った。ここでは、K1〜K3およびL1〜L3の各群について、5個体の通信用電線を作製し(試料番号♯1〜♯5)、それぞれに対して、特性インピーダンスを測定し、そのばらつきを評価した。
表14に、K1〜K3およびL1〜L3の各群の通信用電線について特性インピーダンスの測定結果を示す。併せて、5個体の特性インピーダンスの平均値、および、最大値と最小値の差として算出される分布幅も示す。表中、対撚線の撚りピッチは、絶縁電線の外径の倍数として表示している。
10 対撚線(通信線)
11 絶縁電線
12 導体
13 絶縁被覆
30,30’ シース
Claims (17)
- 導体断面積が0.22mm2未満である導体と、該導体の外周を被覆する厚さ0.30mm以下の絶縁被覆と、からなる1対の絶縁電線よりなる通信線を有し、
前記通信線を構成する各絶縁電線の静電容量の差が、25pF/m以下であり、
前記通信線は、前記絶縁電線のそれぞれに、撚り合わせ軸を中心とした捻り構造が加えられずに、前記1対の絶縁電線が撚り合わせられた対撚線であり、
前記通信線を包囲する導電性材料よりなるシールドを有さないことを特徴とする通信用電線。 - 前記通信用電線は、前記通信線の外周を被覆する絶縁材料よりなるシースを有し、前記シースと前記通信線を構成する前記絶縁電線との間に、空隙が存在することを特徴とする請求項1に記載の通信用電線。
- 前記通信用電線の軸に交差する断面において、前記シースの外周縁に囲まれた領域の面積のうち、前記空隙が占める面積の割合は、8%以上であることを特徴とする請求項2に記載の通信用電線。
- 前記通信用電線の軸に交差する断面において、前記シースの外周縁に囲まれた領域の面積のうち、前記空隙が占める面積の割合は、30%以下であることを特徴とする請求項2または3に記載の通信用電線。
- 前記絶縁電線に対する前記シースの密着力は、4N以上であることを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の通信用電線。
- 前記シースの誘電正接は、0.0001以上であることを特徴とする請求項2から5のいずれか1項に記載の通信用電線。
- 前記シースの誘電正接は、前記絶縁被覆の誘電正接よりも大きいことを特徴とする請求項2から6のいずれか1項に記載の通信用電線。
- 前記絶縁被覆は、誘電正接が、0.001以下であり、かつ前記シースの誘電正接よりも小さい、1層よりなることを特徴とする請求項7に記載の通信用電線。
- 前記絶縁被覆の誘電正接は、0.001以下であることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の通信用電線。
- 前記絶縁電線の導体の引張強さは、380MPa以上であることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の通信用電線。
- 前記絶縁電線の静電容量は、前記通信用電線の軸線方向各部において、変動範囲が12%以内であることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の通信用電線。
- 前記絶縁電線の外径は、1.05mm以下であることを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の通信用電線。
- 前記対撚線における撚りピッチは、前記絶縁電線の外径の45倍以下であることを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の通信用電線。
- 前記絶縁電線の導体の破断伸びは、7%以上であることを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載の通信用電線。
- 前記対撚線における撚りピッチは、前記絶縁電線の外径の15倍以上であることを特徴とする請求項14に記載の通信用電線。
- 前記絶縁電線の導体の破断伸びは、7%未満であり、
前記対撚線における撚りピッチは、前記絶縁電線の外径の25倍以下であることを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載の通信用電線。 - 前記絶縁電線の導体は、
0.05質量%以上、2.0質量%以下のFeと、0.02質量%以上、1.0質量%以下のTiと、0質量%以上、0.6質量%以下のMgと、を含有し、残部がCuおよび不可避的不純物よりなる第一の銅合金よりなる素線、または
0.1質量%以上、0.8質量%以下のFeと、0.03質量%以上、0.3質量%以下のPと、0.1質量%以上、0.4質量%以下のSnと、を含有し、残部がCuおよび不可避的不純物よりなる第二の銅合金よりなる素線を含む撚線であることを特徴とする請求項1から16のいずれか1項に記載の通信用電線。
ただし、前記第一の銅合金は、Mgを含有しない形態も含む。
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