JPS62253808A - 道路用反射鏡 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ１発明の目的 （産業上の利用分野） 本発明は道路用反射鏡の製造並びに販売業界に利用され
る霜付き防止機能を備えた常時鮮明な映像視認を可能と
する道路用反射鏡に係る。

（従来の技術） 従来使用きれている霜付き防止手段を備えた道路用反射
鏡は、取り付は金具を付設したバックプレートの表面に
発熱体を備えた反射鏡を取り付けて、この反射鏡とバラ
た構成で、前記反射鏡の鏡面の材料はメタクリル樹脂、
ポリカーボネート樹脂、ステンレス鋼板及び化学強化ガ
ラスを使用し、特に樹脂製反射鏡は透明樹脂の裏にアル
ミ等の真空蒸着被膜を反射映像膜としたもので、これの
使用に際しては道路近傍に垂設した支柱に反射鏡を取り
付け、更に前記発熱体に通電してこれの放熱により鏡面
への霜付きを防止したものである。

（発明が解決しようとする問題点） しかし前記従来の霜付き防止手段を備えた道路用反射鏡
は、冬季に於て反射鏡内の発熱体へ通電しこの放熱によ
って、放射冷却による鏡体の温度低下を防止して鏡面へ
の雪の付着を防ぐ構成のものであるから、この電熱式に
よる場合は製作費用がかかると共に、電力供給の可能な
地域のみに設置される為、山間地等の電源の遠い地区で
は送ｔａ引き込み等の設置費が高価となる間ｍ占か力１
．　　Ｖ雷ナノ市田宝１（本畳ム、で妬訊イ不経済なも
のとなるばかりか、鏡面に付着した汚れは付着水分と共
に電熱で強制的に蒸発きせるので、汚れは極めて取れに
くいものであった。

更に前記樹脂製の反射鏡は夏季に於て太陽光線が当って
反射鏡内部の温度が外気温の倍量上の高温に熱せられ、
又冬季に於ては氷点下を下回る条件に晒される為、樹脂
と金属被膜との温度に対する膨張率の相違による温度変
化に伴い、映像被膜に剥離現象が生じて使用不能となり
、短期間で反射鏡の交換を行なわなければならない問題
点もあった。

本発明は前記した従来の問題点を解消するためになされ
たもので、反射鏡近傍に結露等の原因となる放射冷却の
防止を図る空間層等からなる低温化防止手段を備えて、
冬季反射鏡に付着する霜の発生を防ぎ、夏季には反射鏡
内の温度上昇を抑えて、その温度変化に伴う映像被膜の
剥離現象をなくする道路用反射鏡の提供を目的としたも
のである。

口０発明の構成 （問題点を解決するための手段） 前記の問題点を解決するための本発明に係る道路用反射
鏡は、実施例に示すように反射鏡１近傍に、放射冷却に
よる鏡体２の温度低下を陣ぐ空間層イ、口等からなる低
温化防止手段６を備えた構成である。

（作　用） 本発明に係る道路用反射鏡に使用に際しては、前記低温
化防止手段６を備えた反射鏡１を例えば道路の隅角等に
立てた支柱９に取り付けて、車輌の運転手とか通行人等
が鏡面に映った反対側道路より来る車輌等を確認を可能
とするもので、この使用時冬季に於て、反射鏡１の近く
に設けた空間層イ、口等からなる鏡体２の低温化防止手
段６により、反射鏡ｌの裏側に放射冷却を生じないよう
にして、反射鏡１に於ける鏡体２と外気温との温度差に
起因する鏡面への霜の付着を防止し、又夏季に於て反射
鏡１内の温度上昇を抑えて樹脂と金属被膜との熱膨張の
相違による映像被膜の剥離現象をなくすものである。

（実　施　例） 実施例１゜ 本発明に係る道路用反射鏡を図面第１図乃至第４図に基
づいて説明する。

各図面に於て符号１は反射鏡を示し、透明樹脂の裏にア
ルミニュウムによる真空蒸着被膜を反射映像膜とした凸
面鏡の鏡体２と、該鏡体２の裏面に設けた円盤状で湾曲
するバックプレート３と、前記鏡体２及びバックプレー
ト３の周端へ嵌着するリング状の縁枠４と、この縁枠４
の上部に設けた弧状の庇５とより構成する。

更に図中６は前記反射鏡１の裏側に設けた放射冷却によ
る鏡体２の低温化防止手段−り　　　　☆曾ダコ　・ば
　・・　？ｙ−／＋、　　　　　　Ｌ　　　リ　４〜　
市“；に；Δ　ノ４ご　へ　一時隔を隔てて上部から下
部に亘って多数横列に配し、且つ下方に向かって傾斜す
る庇片７からなり、該庇片７により反射鏡１の裏面より
鏡体２に対する放射冷却による低温化現象を防ぎ、鏡体
と大気との間に温度差を生じないようにして、鏡体２へ
の霜の付着をなくすものである。

又夏季は太陽光線を遮り反射鏡１内の温度上昇を肪止し
、樹脂と金属性被膜との熱膨張の相違による該金属性被
膜の剥離を防止する。

８はバックプレート３の裏面に設けた取り付は金具で、
反射鏡取り付は用の支柱９に於ける支持腕杆１０へ挿嵌
する円弧状の嵌合部１１と、該嵌合部１１を螺合貫通し
たボルト１２とから構成する。

以上この実施例による道路用反射鏡を使用する場合は、
屈曲した道路とか１字路の角部に於ける車輌の走行や通
行人の歩行を妨げない位置に設けた反射鏡取り付は用の
支柱９の支持腕杆１０へ、庇片７を取り付けたバックプ
レート３の取り付は金具８を嵌め、これに螺合したポル
ト１２の緊締により取り付は金具８を固定して、バック
プレート３０表面に設けた反射鏡１により確認しにくい
反対側道路からの車輌等の確認を行なうもので、冬季に
於て反射鏡１の表面からの放射冷却による温度変化は前
端上部゛に設けた庇５により抑え、又反射鏡１の裏面か
らの放射冷却による鏡体２の温度低下は低温化防止手段
６をなす前記庇片７により抑えたものあるから、鏡面へ
の大気との温度差に起因する霜の付着をなくし常時鮮明
な映像の映しを可能とするものである。

実施例２゜ 次ぎに本発明の他の実施例を第５図乃至第８図に基づい
て説明すると、この実施例によるものは反射鏡１ａの近
傍に設ける鏡体２ａの低温化防止手段６ａを弧状の庇体
１３と該庇体１３の下方に形成される空間層イとにより
形成したもので、反射鏡１ａの前端に設ける庇５ａと同
構成とし、該庇体１３を反射鏡１ａのバックプレート３
ａに於ける上部周縁に設けて、冬季夜間時などに生ずる
反射鏡１ａの裏面からの放射冷却による鏡体２ａの温度
低下を抑えて鏡面への霜の付着を防止する゛もので、又
夏季に於ては前記庇体１３からなる低温化防止手段６ａ
により太陽光線を遮り反射鏡１ａ内の高温化を防止する
。

元来冬季に於て第７図に示すような例えば片流れ式ガレ
ージ１４等の建物に於て、内側部の斜線部分に位置した
車輌１５等へは霜が付かず、空気も暖かい。この原理を
利用したものがこの実施例によるもので、夜間になると
放射冷却は熱を蓄えている物体からの放熱というかたち
で発生し、又大気自身は冷えにくく暖かい状態の為に、
物体と接している面に於て温度差に起因する結露とか霜
の付着が起こり、更に大気は接している地面から熱を奪
われて気温の低下が起こる。又前記物体は太陽に照らさ
れると温度は上昇し、熱を蓄えて夜間になると放熱する
。

前記状況下に於て発生する放射冷却を防止するものあっ
て、この実施例によるときは、既存の道路用反射鏡へ前
記鏡体２ａの低温化防止手段６ａを設けることが出来て
極めて経済的である。

実施例３゜ 本発明の他の実施例を第９図及び第１０図に基づいて説
明すると、この実施例によるものは反射鏡１ｂの裏側に
空間層イ′、口からなる低温化防止手段６ｂを備えたも
ので、凸状の鏡体２ｂの裏側に断面コの字形゛のバック
プレート３ｂを対設して、該バックプレート３ｂと鏡体
２ｂとの間に空間層イ′を形成し、且つ之等の周端に縁
枠４ｂを上部に、前部底１６と後部底１７とよりなるを
形成すると共に、バックプレート３ｂの上部側と縁枠４
ｂの下部側に、前記空間】イ′に抜ける通気部１８．１
９を開口させ、該通気部１８．１９は図示例では夫々複
数の小孔で示したが、これを長孔状としてもよい。

この通気部１８．１９は放射冷却を受けない部分、即ち
庇５ｂに於ける後部底１７の内側と、反射鏡１ｂの下部
とに設けてあって、本来通気部がなくても庇５ｂにより
放射冷却は大幅に抑えられるが、バックプレート３ｂは
放射冷却により若干冷える。これに伴って通気部がない
と空間層イ′の空気が冷やされて鏡体２ｂが冷えて霜が
付着しやすくなる。

従って放射冷却を受けない部分より冷えていない空気を
、鏡体２ｂの裏面の空気層イ′内へ導入して、鏡面への
霜の付着を防止する。これは鏡体２ｂの背後に放射冷却
の抑止用の遮蔽物を２層設けた構成を示しきを抑えるも
のである。

実施例４゜ 更に本発明に係る道路用反射鏡の他の実施例を第１１図
及び第１２図に基づいて説明すると、この実施例に於て
は形成する反射鏡１ｃの背部に袋状の補助圧２０を設け
たものを示し、鏡体２Ｃの裏面にバックプレート３ｃを
添設し、更に之等の周端に縁枠しＣを嵌め、又上部に、
前部庇１６ａと後部庇１７ａとよりなる庇５Ｃを外装し
、且つバックプレート３ｃと後部庇１７ａとの間に、下
部に開口部を有する袋状の補助圧２０を設けてこの補助
圧２０の内側と外側上部とに空間層イ″と口′　とを形
成した構成で、前記実施例２．と同様に鏡体２Ｃの背部
に開放された空間層イ″、口′を設けることにより、放
射冷却で庇５Ｃ及び補助圧２０は冷えこれに伴って前記
空間層イ″、口′　も冷やされが、この空間層イ″、口
′は大気との対流がある為、冷やされにくく、逆に鏡体
２Ｃを暖める効果を出し、更に前記補助圧２０は下方に
開口させであるから、地表面からの放熱を受は入れるこ
とが出来て、より高い霜付き防止を図ることが可能とな
るものである。

実施例５゜ 更に本発明の他の実施例を第１３図及び第１４図に基づ
いて説明すると、この実施例によるものは庇５ｄを反射
鏡１ｄの側面と背面と、に及ぶように延ばし全体を頭巾
状に形成して、これを支柱９ａへ直接取り付ける構成の
ものを示し、前面開口部２１と下部開口部２２とを形成
して頭巾状として、これを予め支柱９ａに突設した反射
鏡１ｄへ外装し、前面開口部２１より反射鏡１ｄが正面
及び左右の何れの方向からも望めるようにしてから、庇
５ｄの内部に設けた取り付は金具２３により、前記支柱
９ａへ取り付けるもので、この反射鏡１ｄを使用した場
合前記実施例と同様地表からの放熱をそのまま庇５ｄの
下部開口部２２より受は入れることが出来ると共に、更
に反射鏡本体の側面からの放熱の抑えることも出来て、
反射鏡１ｄの背部に於ける保温性がよく、又庇５ｄの位
置を反射鏡１ｄに対し移動調整して取り付けることも出
来るので、庇５ｄが利用者から見て鏡面内に映らないよ
うにすることが出来ると共に、現在使用中の反射鏡へ庇
５ｄのみ取り付けて、肪霜効果を発揮させることも出来
るものである。

実施例６゜ 本発明の他の実施例を第１５図及び第１６図に基づいて
説明すると、この実施例に於ては反射鏡１ｅを保持する
支柱９ｂをバイブ状として、これの外周に保温材２３を
套設すか、或いは内部にヒートバイブ２４を収容した構
成のもので、反射鏡１ｅの構成は鏡体２ｄの背部にバッ
クプレート３ｄを添え更に之等の周端に縁枠４ｄを嵌め
、且つ上部１＝　右廿羽Ｗ　ｒｔｔ　１　ｆ：　ａ　　
シ　ブ名羽πｒπ１７リ　九潤舊）　外　向　士　−を
設けると共に、バックプレート３ｄの背部に袋状の補助
圧２０ａを設けた構成で、前記は支柱９ｂに保温材２３
を套設して、使用時支柱９ｂの上端に嵌合したキャップ
を取り外せば、支柱９ｂ内及び地中内の冷や妨れていな
い空気が補助底２０ａ内に籠もって鏡面への霜付きを防
止するもので、又支柱９ｂ内ヘヒートバイブ２４を収容
したものも同様に、ヒートバイブ２４を介して地熱を鏡
体２ｄの後部に導入することが出来て、効果的な霜付き
防止を図ることができるもので、前記ヒートバイブ２４
は寿命がきても容易に交換することが出来て、又庇によ
り放射冷却も抑えられているので、ヒートバイブ２４を
土中に埋める深さも浅く出来て施工費用も安価となるも
のである。

又第１７図に示すようにヒートバイブ２４の先端を循環
液体層２５を有するバックプレート３ｄへ連結して、循
環液体層２５を暖めて放熱効果を高めより効果的な霜付
き防止を可能とする場合もある。

実施例７゜ 次ぎに本発明の他の実施例を第１８図に基づいて誂明す
ると、この実施例によるものは反射鏡１ｆとバックシー
ト３ｆとの間にグラスウール等の化学素材からなる保温
体２６を介在して、該保温体２６による鏡体２ｆの低温
化防止手段６ｃを備えたものを示゛しこの保温体２６の
低温化防止手段６ｃにより反射鏡１ｒの鏡体２ｒ温度と
大気温との間に温度差を生じないようにして、反射鏡１
ｒへの防霜を可能とし、更に夏季に於ける反射鏡ｌｆ内
の高温化を防ぎ、前記反射映像膜の剥離を防止するもの
である。

ハ３発明の効果 前記のように本発明に係る道路用反射鏡は反射鏡近傍に
放射冷却により鏡体の温度低下を防ぐ空間層等からなる
低温化防止手段を備えた構成であるから、この道路用反
射鏡を使用した場合、従来の電熱式のもの　４と比べ、 ■電源のない山間地に於ても何等支障なく防霜を図るこ
とが出来ると共に、反射鏡の設置費も安価で送電用設備
費とか電力使用料も全くかからず、きわめて経済的であ
ること。

■水分を含む汚れの付着がないので、該汚れの拭き取り
が容易であること。

■前記低温化藺止手段により反射鏡の前後に温度差を生
じないようにしたので、夏季に太陽光線が当っても反射
鏡内の温度は上がらず、又冬季に於て例え氷点下以下の
条件に＠きれても保温性を保つから、熱膨張率の異なる
樹脂と金属被膜からなる反射鏡の使用であっても、映像
被膜の剥離現象は生じない為、長期に亘って使用しても
常時群明な映像の映しを可能とし、反射鏡の早期交換を
必要としなこと。

等の特有の効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

図面第１図は本発明に係る道路用反射鏡の実施例１．を
示す一部を縦断した断面図第２図は仝上背面図、第３図
は仝上側面図第４図は仝上止面図、第５図は実施例２゜
０縦断側面図、第６図は仝上側面図、第７図及び第８図
は仝上説明図、第９図は実施例３．の縦断側面図、第１
０図は仝上斜視図第１１図は実施例４．の縦断粗面図、
第１２図は仝上斜視図、第１３図は実施例５．の縦断側
面図、第１４図は仝上斜視図、第１５図は実施例６．の
保温材を使用した例を示す一部縦断側面図、第１６図は
仝上ヒートバイブを使用した例を示す一部縦断側面図、
第１７図は仝上バックプレートに循環液体層を配した例
を示す縦断側面図、第１８図は実施例７、を示す縦断側
面図である。 尚図中１は反射鏡、２は鏡体、イ、口は空間層、６は低
温化防止手段である。 條　Ｎ　区 馬寸区 第 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 反射鏡近傍に放射冷却による鏡体の温度低下を防ぐ空間
   層等からなる低温化防止手段を備えたことを特徴とする
   道路用反射鏡。