JPH0649511U - 凍結防止路上カーブミラー - Google Patents

凍結防止路上カーブミラー

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JPH0649511U
JPH0649511U JP090565U JP9056592U JPH0649511U JP H0649511 U JPH0649511 U JP H0649511U JP 090565 U JP090565 U JP 090565U JP 9056592 U JP9056592 U JP 9056592U JP H0649511 U JPH0649511 U JP H0649511U
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mirror
curve mirror
curve
insulating material
heat insulating
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Application number
JP090565U
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English (en)
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信男 市川
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信男 市川
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 路上に設置されるカーブミラーは、その設置
場所により、冬季に凍結し、表面が氷結してミラーの機
能がなくなることがある。寒冷地でも凍結が少ないカー
ブミラーの提供を目的とする。 【構成】 カーブミラー1の支持盤2裏面に発泡スチロ
ール製の断熱材を装填しさらにそのうえを板体で被覆す
るとともに、前記支持盤の前方でカーブミラ−1の周囲
と前記支持盤の後方全周囲に風防覆いカバー7、8を設
ける。また、その支柱9の略中間に遮蔽板を付設するか
支柱の直下に断熱材11を敷設して蒸発上昇水分を遮断
している。さらに風防覆いカバーとミラーとの周囲に隙
間を形成してミラー表面の空気に流れを形成して凍結を
防止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、道路際に立設された路上カーブミラーの表面に、冬季において霜や 霧氷などが凍結結氷しないで視界不良になることを防止した凍結防止路上カーブ ミラーに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、道路のカーブや交差点などの道路ぎわに立っている路上カーブミラーは 、ミラー(凸面鏡)本体の背後の支持盤に溶接された突起に接続アームをボルト 締めし、この接続アームの後端をリング状にして支柱(ポール)にボルト締めし て、左右方向及び上下傾斜角度を調整自在にした構成である。 破損防止上、ミラーも金属製が多くなり、耐久性は優れたものとなっている。
【考案が解決しようとする課題】
【0003】 道路のカーブミラーは、金属製凸面鏡であり、その表面形状から比較的雨水を はじき、またほこり等も付着しにくい形状である。 ところが全体が比熱の小さい金属製であり、日光を反射し、日陰や冷風の通り 道に設置される等の条件のためか、要因は複雑ではあるが、冬季にはよくミラー の表面が凍結して霜等(霜・霧氷・薄氷)が付着し、発生して視界を悪くする。 霜などが付着するとミラーは真っ白で、ミラー機能は果たさなくなり、また上 半分や右半分だけに霜が付着すると、かえって危険な場合も予想され、無用の長 物となる。 氷結したカーブミラーは、危険であるので、結局人力で霜取り具を使用して掻 き落とす作業が必要になる。
【0004】 もちろん道路際に立設された路上カーブミラーの表面に、種々の加熱手段、例 えば凍結温度センサーを備えた電熱線を装填するとか、温水散布をするとか、霜 防止の扇風機を置く等の手段で凍結防止はできるが、実際上電気配線や経費負担 の問題があり、膨大な数の路上カーブミラーの凍結防止には経済性の面でもう一 歩である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前記問題を解決するものであり、カーブミラーの支持盤裏面に発泡 スチロール製の断熱材を装填しさらにそのうえを耐水性の合成樹脂製等の板体で 被覆して、前記支持盤裏側の周囲の環状縁に取り付けたネジで前記板体を固定す るとともに、前記支持盤の前方でカーブミラ−の周囲と前記支持盤の後方全周囲 に風防覆いカバーを設けることによりカーブミラーの表面の凍結を防止した路上 カーブミラーを提供する。 断熱材は、カーブミラーの形状に応じて切断され、円形カーブミラーには半円 状やリング形で、支持盤裏側に容易に装填できる形状である。 支持盤の前方でカーブミラ−の周囲に設ける風防覆いカバーは、庇状で雨水の付 着や遮光機能も兼用する。 但し、視覚範囲を狭めることはできないので、カバーの大きさには制限がある。 さらに、前記構成の凍結防止路上カーブミラーの支柱に水蒸気上昇防止の遮蔽 板を付設するか支柱の直下にカーブミラーの大きさ程度の水分蒸発防止断熱材を 敷設してなる凍結防止路上カーブミラーを提供する。 遮蔽板は、支柱のほぼ中間に傾斜して付設される。 水分蒸発防止断熱材は、発泡スチロール製やナイロン製でカーブミラーの直径 より大きな径で、地表に広げるか地中に浅く埋設して敷設する。
【0006】 本考案が提案する前記構成の凍結防止カーブミラーは、山間部に設置された凍 結する数箇所で実験の結果、通常の寒気の場合は凍結が完全になくなり正常に機 能した。 また、T字路にハの字状に2基設置された例年凍結が発生するカーブミラーの うち、一方を本考案の構成にして実験のところ、従来のものは凍結したが、本考 案の凍結防止カーブミラーの方は凍結が起きなかった。 カーブミラーの凍結の主な原因は、表面に継続的に水蒸気が付着し氷結するの であるが、支柱回りに水分蒸発防止断熱材を敷設して水蒸気の上昇を遮断しかつ 風防覆いカバーを設けることにより、水蒸気はミラーから離散して氷結しない。 特に本考案のカーブミラーの支持盤の裏面には、断熱材が装填されているので 、ミラー部分は裏側からの冷却が遮断されるので、従来のように裸の支持盤に比 して冷却度は随分軽減される。 カーブミラーは、ミラーが北側に向いていても裏面が南向きで日射があると氷 結はすぐ融解するし、通気があると氷結しなかったり、ミラーが南側を向いてい ても、後ろに枝があるなどの種々の設置条件で微妙に凍結態様が異なる。 しかし本考案に係る構成の凍結防止カーブミラーでは、たいていの設置条件に 対応できるのである。
【0007】 なお、寒気の通路或は霧の発生など条件が過酷な箇所の場合は、支持盤の後方 に設けられた風防覆いカバーの後端を閉塞した室を形成することも効果がある。
【0008】
【実施例】
図面は、本考に係る凍結防止路上カーブミラーの実施例を示すものである。
【0009】 図1は、全体の側面図、図2は、要部断面図である。 金属製のカーブミラー1(凸面鏡)の支持盤2裏面に発泡スチロール製の断熱 材3を装填しさらにそのうえを耐水性の合成樹脂製等の板体4で被覆して、前記 支持盤2裏側の周囲の環状縁5に取り付けたネジ6で前記板体4を固定するとと もに、前記支持盤2の前方でカーブミラ−1の周囲に比較的低い風防覆いカバー 7と前記支持盤2の後方全周囲に風防覆いカバー8を設けている。 断熱材3は、カーブミラー1の形状に応じて切断され、円形カーブミラーには半 円状やリング形で、支持盤2裏側に容易に装填できる形状である。 支持盤2の前方でカーブミラ−1の周囲に設ける風防覆いカバー7は、庇状で 雨水の付着防止や遮光機能もある。 風防覆いカバー7は、上部を幅広く両側を幅狭に形成している。 反射範囲や視覚範囲を狭めることはできないので、カーブミラー1の周囲に付け るカバー7の幅には当然に制限がある。 支持盤2の後方全周囲に設けられる風防覆いカバー8は、その環状縁5に取り 付けた前記ネジ6で固定される筒状体である。
【0010】 図2のものは支持盤の後方に設けられた風防覆いカバー8の後端に、さらに端 板を設けて閉塞し空室を形成したものを示している。 空室は後方から冷気が吹く立地条件では、防御機能が高い。
【0011】 図1の実施例では、前記構成の凍結防止路上カーブミラー1の支柱9に水蒸気 上昇防止の遮蔽板10を付設し、また支柱9の直下にカーブミラー1の大きさ程 度の水分蒸発防止断熱材11を敷設している。 遮蔽板10は、合成樹脂製円盤で、下方からの水分上昇の遮蔽のためであり、 支柱9のほぼ中間に傾斜して付設している。 支柱9の直下に敷設される水分蒸発防止断熱材11は、発泡スチロール製であ りカーブミラー1の直径より大きな径で、地表に広げるか地中に浅く埋設して敷 設する。 遮蔽板10と水分蒸発防止断熱材11は、選択的に取り付けることができる。
【0012】 図3は、本考案の風防覆いカバー7・8の日射がある部分にソーラー(太陽電 池)21を付設して内蔵したバッテリー22に連結し、零下温度のセンサー23 で時限的に小型モーター24を駆動してファン25を回転させる構成である。 ファン25で、矢印のように冷気を跳ばして、氷結を防止する。
【0013】 図4は、風防覆いカバー7と風防覆いカバー8とを連通する風の通路13をカ ーブミラー1の周囲に点在させた構成である。 図4実施例では、上下左右に4か所の通路13を形成して、表面から後方へある いは後方からカーブミラー1の表面へ通気して、矢印のように冷気を跳ばす作用 をする。 この構成は、大きな口径の風防覆いカバー8の空気の流速と、通路13の表面側 の口径が異なるので、空気の流れが多く生じることになる。
【0014】 このように本考案に係る凍結防止カーブミラー1は、カーブミラー1の背部の 支持盤2に断熱材3を装填して板体4で固定し、かつカーブミラー1の前後方に 風防覆いカバー7・8を形成したので、冷気は遮断されてカーブミラー1は凍結 しにくいものとなっている。 さらに、支柱9の略中間に遮蔽板10を設けるか、支柱9の直下に水分蒸発防止 断熱材11を敷設しているので、下方からの水蒸気の上昇がなく、カーブミラー 1の氷結はさらに少なくなる。 さらに加えて、カーブミラー1の表面に空気の流れを形成する図3・図4の構成 では、カーブミラー1の表面に空気の流れが生じるので、ますます氷結が少ない ものとなる。
【0015】 以上はあくまで実施例であって、本考案はこれに限定されるものではなく、風 防覆いカバーのデザインや長さなどは種々設計変更できる。 さらに、断熱材の厚さや素材、その固定の構成も種々変更できる。
【0016】
【考案の効果】
以上のように、本考案は、前記の構成・作用であるので、次のような特有な効 果がある。 従来のカーブミラーに、断熱材を装填し、風防覆いカバーを取り付けるだけで あるので、従来通りの使用に差し支えない。 断熱材は、支持盤の環状縁に嵌込み、板体で支持されるので、余分な加工がな く、セットが容易にできる。 支柱の直下に敷設される遮蔽板や水分蒸発防止断熱材は、カーブミラーの設置 範囲内の工事であり、敷設工事に問題がない。 凍結防止路上カーブミラーは、断熱材で冷気を遮断し、下方からの水分蒸気を 防止しているので、凍結しにくくなっている。 凍結防止路上カーブミラーは、前後方の風防覆いカバーを連通する通路を形成 し、またソーラーファンを設置して、カーブミラーの表面に空気の流れを形成 するので、極めて凍結しにくくなる。 このように、本考案に係る凍結防止路上カーブミラーは、簡単な構成で、凍結 による曇りを防止するものであり、交通の安全上、大変有意義である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本考案に係る凍結防止路上カーブミラ
ーの一実施例を示す側面図。
【図2】図2は、本考案に係る凍結防止路上カーブミラ
ーの要部断面図。
【図3】図3は、本考案に係る凍結防止路上カーブミラ
ーの異なる実施例の要部を示す部分断面図。
【図4】図4は、本考案に係る凍結防止路上カーブミラ
ーに空気の通路を形成した実施例の切開側面図
【符号の説明】
1 カーブミラー 2 支持盤 3 断熱材 4 板体 5 支持盤の環状縁 6 ネジ 7 風防覆いカバー(前方) 8 風防覆いカバー(後方) 9 支柱 10 遮蔽板 11 水分蒸発防止断熱材 13 空気の通路 21 ソーラー 22 バッテリー 23 センサー 24 小型モーター 25 ファン

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カーブミラーの支持盤裏面に発泡スチロ
    ール製の断熱材を装填しさらにそのうえを板体で被覆す
    るとともに、前記支持盤の前方でカーブミラ−の周囲と
    前記支持盤の後方全周囲に風防覆いカバーを設けた凍結
    防止路上カーブミラー。
  2. 【請求項2】 実用新案登録請求の範囲の請求項1の凍
    結防止路上カーブミラーの支柱に遮蔽板を付設するか支
    柱の直下に断熱材を敷設してなる凍結防止路上カーブミ
    ラー。
JP090565U 1992-12-10 1992-12-10 凍結防止路上カーブミラー Pending JPH0649511U (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58141201A (ja) * 1982-02-16 1983-08-22 Sumitomo Chem Co Ltd オレフイン重合用固体触媒成分
JPS62253808A (ja) * 1986-01-23 1987-11-05 信正工業株式会社 道路用反射鏡

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58141201A (ja) * 1982-02-16 1983-08-22 Sumitomo Chem Co Ltd オレフイン重合用固体触媒成分
JPS62253808A (ja) * 1986-01-23 1987-11-05 信正工業株式会社 道路用反射鏡

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