JPH0685409U - 交通標識 - Google Patents

交通標識

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Publication number
JPH0685409U
JPH0685409U JP027668U JP2766893U JPH0685409U JP H0685409 U JPH0685409 U JP H0685409U JP 027668 U JP027668 U JP 027668U JP 2766893 U JP2766893 U JP 2766893U JP H0685409 U JPH0685409 U JP H0685409U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat storage
sign
mirror
heat
plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP027668U
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English (en)
Inventor
昭徳 渡邉
善久 染谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okamoto Industries Inc
Original Assignee
Okamoto Industries Inc
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0685409U publication Critical patent/JPH0685409U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】標識面の結露防止機能を備え、外気の冷え込み
に伴って生じる標識面の曇りを防止することが可能な交
通標識を提供することである。 【構成】支柱7に連結支持されたバックプレート2を鏡
板(標識面)1の裏面1bに取付けて、該鏡板裏面1b
とバックプレート表面2aとの間に所望な加温空間3を
形成し、そしてバックプレート裏面2b側にゲル状蓄熱
剤5を密接させて備えると共に、その蓄熱剤5の裏面5
bを断熱材6でカバーすることによってカーブミラーA
を構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、交通標識に関する。 尚、本明細書において交通標識とは、速度標識,注意標識あるいはカーブミラ ーならびに反射鏡等を含む鉄道や道路等の交通標識全般をいう。
【0002】
【従来の技術】
従来の交通標識、例えば道路の曲り角などに設置するカーブミラーにあっては 、ステンレス,アクリル板あるいはガラス鏡板等を湾曲形成すると共に、表面を 鏡面仕上げして構成した鏡板(標識面)の裏面に、支柱等に連結支持されたバッ クプレート(裏板あるいは裏蓋とも言う)を取り付けて構成されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、従来のカーブミラーにおいては、夜間から早朝、特に明け方の冷え込 みに伴って鏡板(標識面)の表面温度が低温となり、この鏡板(標識面)に触れ る空気中の水分が結露して付着し、鏡面(標識面)が曇ってしまうことが多かっ た。 上記したように鏡面(標識面)が曇ってしまうと、その鏡面に写る視界も悪く なりカーブミラー本来の機能が果たせず、当然のことながら安全な交通の妨げと なる。
【0004】 本考案は、従来技術の有するこのような問題点に鑑みなされたものであり、そ の目的とするところは、標識面の結露防止機能を備え、外気の冷え込みに伴って 生じる標識面の曇りを防止することが可能な交通標識を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案がなした技術的手段は、支柱に連結支持され た熱伝導性バックプレートを標識裏面側に取付けて、該標識裏面とバックプレー ト表面との間に所望な加温空間を形成し、該バックプレートの裏面側にはゲル状 蓄熱剤を密接すると共に、該蓄熱剤裏面を断熱材でカバーして構成したことであ る。
【0006】
【作用】
上記技術的手段により、標識裏面とバックプレート表面との間に形成される加 温空間が、昼間の温度上昇により加熱されて空間内温度が上昇し、該加熱された 加温空間はバックプレートを介してその熱エネルギーを、該プレート裏面に密接 するゲル状蓄熱剤に伝導して吸収蓄熱する。 そして、この蓄熱された熱エネルギーは夜間から朝方の気温低下に伴い、バッ クプレートを介して徐々に加温空間内に放熱して加温空間を加熱し、そして標識 を外気以上の温度に温める。
【0007】 また、ゲル状蓄熱剤にて蓄熱された熱エネルギーが標識に対して直接的に放出 されるのを加温空間が防止して安定した放熱を長時間維持する。 また、強い冷え込みでゲル状蓄熱剤の蓄熱量が少なくなり、万が一標識面に結 露が生じるようなことがあったとしても、日の出後の温度上昇に伴って標識が加 熱され始めた際には、上記加温空間が標識面からゲル状蓄熱剤に向かう熱の流れ を遮断して標識面の温度上昇を早める。
【0008】
【実施例】
以下、本考案交通標識の一実施を、図面に示すカーブミラーAをもって説明す る。尚、カーブミラーAは一実施例を示したにすぎず、鉄道や道路等の交通標識 全般、例えば速度標識,注意標識あるいは反射鏡等のいずれにも変更可能である ことはいうまでもない。
【0009】 図面にて示すカーブミラーAは、鏡板(標識面)1の裏面1b側にバックプレ ート2を取付けて、該鏡板裏面1bとバックプレート表面2aとの間に所望な加 温空間3を形成し、そしてバックプレート裏面2b側にゲル状蓄熱剤5を密接さ せて備えると共に、その蓄熱剤5の裏面5bを断熱材6でカバーすることによっ て構成されている。
【0010】 鏡板1は、例えば円形のステンレス板を凸面状に湾曲形成してなる所望厚さの もので、その他アクリル板製,メタクリル樹脂製,ポリカーボネイト樹脂製ある いはガラス鏡板製等により構成してもよく(一般にいう表面反射タイプ,裏面反 射タイプのいずれを採用してもよい)、またその形状は角形等であってもよくこ の種の技術分野において周知の形態よりなるものであれば任意であり何等限定は されない。
【0011】 バックプレート2は、熱伝導性に優れた鉄板,銅板等で、上記鏡板1を支える に充分な強度を有するよう構成されており、そしてその裏面1bの略中心位置に は、支柱7に連結する取付け金具4を一体あるいは別体に設けて支柱7に連結支 持される構造とする。 そして、鏡板1の裏面1b側に、該鏡板裏面1bとバックプレート表面2aと の間で所望空間からなる加温空間3を形成するように、開閉自在または着脱自在 に取付けられる。
【0012】 また任意ではあるが、バックプレート2の外周縁部又は所定の個所に断熱パッ キングを介在させて設けると局部的な熱のもれを防止できる。
【0013】 上記ゲル状蓄熱剤5は、蓄熱容器5a内に収容して構成されており、ゲル状蓄 熱剤5としては、例えば水枕として使用する冷却袋やクーラーボックスの冷却具 等に充填して使用されるポバール系ゲル又は吸水性ポリマーを使用する。これら のゲル状蓄熱剤5は蓄熱量が大きく、また放熱も緩やかに安定して行われる特性 を備えているので、本考案の様にして用いる蓄熱剤としても適しており、これを 収容する蓄熱容器5aはアルミ箔やプラスチックフイルムもしくはこれらを貼合 わせたものなど熱伝導性を有するものを用いる。
【0014】 断熱材6は、発泡ウレタン,発泡スチロールなどからなり、この断熱材6によ り蓄熱容器5aから無駄な放熱が行なわれるのを防止して、保温効率を向上させ ることができる。
【0015】 また、本実施例では上記断熱材6の裏面を保護カバー8にてカバーする。 上記保護カバー8としては、例えば耐候性のよい塗料若しくは薄膜フィルム, PEF等任意であり、本考案の範囲内において適宜変更可能である。 尚、図示せしめないが鏡板1の上部に従来周知のフードを取付けるのも可能で ある。
【0016】 従って、上記した如く構成されたカーブミラーAにあっては、昼間の温度上昇 により加温空間3内が加熱され、バックプレート2を介して蓄熱容器5a内のゲ ル状蓄熱剤5に熱エネルギーが吸収蓄熱される。
【0017】 そして、ゲル状蓄熱剤5に吸収蓄熱されたこの熱エネルギーが、夜間から朝方 の気温低下に伴ってバックプレート2を介して加温空間3内に徐々に放熱され、 加温空間3を加熱して鏡面1aを外気温度近くまたはそれ以上の温度に温め、鏡 面1aに結露が生じるのを防止する。
【0018】 また、加温空間3の存在により、ゲル状蓄熱剤5に蓄熱された熱エネルギーが 鏡板1に対して直接的に放出されるのが防止されて、安定した放熱を維持するこ とができる。
【0019】 然るに、上記したカーブミラーAは、蓄熱量が大きく、且つ放熱特性の良好な ゲル状蓄熱剤5により、昼の間に効率よく多くの熱エネルギーを蓄熱することが でき、また蓄熱された熱エネルギーを、夜間から朝方にかけて気温が低下する時 間帯において、加温空間3を介して緩やかに安定して放出することができ、これ により、結露の生じ易い時間帯に鏡板1の保温を効率良く継続して、結露による 鏡面1aの曇を効果的に防止するとができる。
【0020】 また、強い冷え込みの日にはゲル状蓄熱剤5の蓄熱量が少なくなり、鏡面1a に万が一結露が生じるようなことがあったとしても、日の出後の温度上昇に伴っ て鏡面1aが加熱され始めた際には、上記加温空間3が鏡面1aからゲル状蓄熱 剤5に向かう熱の流れを遮断して鏡面1aの温度上昇を早めるので、鏡面1aに 生じた結露を速やかに消滅させることができる。
【0021】
【考案の効果】
本考案は上記構成としたことにより、標識裏面とバックプレート表面との間に 形成される加温空間が、昼間の温度上昇により加熱されて空間内温度が上昇し、 該加熱された加温空間はバックプレートを介してその熱エネルギーを、該プレー ト裏面に密接するゲル状蓄熱剤に伝導して吸収蓄熱し、この蓄熱された熱エネル ギーが夜間から朝方の気温低下に伴い、バックプレートを介して徐々に加温空間 内に放熱して加温空間を加熱し、そして標識面を外気以上の温度に温めることが できるため、これにより冷え込みによる標識面の曇りを効果的に防止するとがで きる。
【0022】 また、強い冷え込みの日にはゲル状蓄熱剤の蓄熱量が少なくなり、標識面に万 が一結露が生じるようなことがあったとしても、日の出後の温度上昇に伴って標 識面が加熱され始めた際には、上記加温空間が標識面からゲル状蓄熱剤に向かう 熱の流れを遮断して標識面の温度上昇を早めるので、標識面に生じた結露を速や かに消滅させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案交通標識の一実施例を示すカーブミラー
の縦断側面図。
【図2】同カーブミラーを示す一部切欠正面図。
【符号の説明】
1:鏡板 1a:鏡面 2:バックプレート, 3:加温空間 5:ゲル状蓄熱剤 5a:容器 6:断熱材 7:支柱

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】支柱に連結支持された熱伝導性バックプレ
    ートを標識裏面側に取付けて、該標識裏面とバックプレ
    ート表面との間に所望な加温空間を形成し、該バックプ
    レートの裏面側にはゲル状蓄熱剤を密接させて設けると
    共に、該蓄熱剤裏面を断熱材でカバーして構成したこと
    を特徴とする交通標識。
JP027668U 1993-05-26 1993-05-26 交通標識 Pending JPH0685409U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP027668U JPH0685409U (ja) 1993-05-26 1993-05-26 交通標識

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP027668U JPH0685409U (ja) 1993-05-26 1993-05-26 交通標識

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0685409U true JPH0685409U (ja) 1994-12-06

Family

ID=12227335

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP027668U Pending JPH0685409U (ja) 1993-05-26 1993-05-26 交通標識

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JP (1) JPH0685409U (ja)

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