JPH0525808A - 道路標識 - Google Patents

道路標識

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Publication number
JPH0525808A
JPH0525808A JP3205667A JP20566791A JPH0525808A JP H0525808 A JPH0525808 A JP H0525808A JP 3205667 A JP3205667 A JP 3205667A JP 20566791 A JP20566791 A JP 20566791A JP H0525808 A JPH0525808 A JP H0525808A
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JP
Japan
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container
sign
heat insulating
heat storage
storage material
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Pending
Application number
JP3205667A
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English (en)
Inventor
Katsumasa Fujii
勝正 藤井
Yukio Morishita
行雄 森下
Yukio Konoue
幸生 鴻上
Nobuyuki Nagasaki
信行 長崎
Yasuo Nanjo
保雄 南條
Katsumi Tamura
勝己 田村
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Individual
Original Assignee
Individual
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Publication date
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Publication of JPH0525808A publication Critical patent/JPH0525808A/ja
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  • Road Signs Or Road Markings (AREA)
  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 道路の案内のために設置されている道路標識
であって、特に夜間から早朝の寒冷時や、霧が発生した
ときに生じる標識の曇りを防止する曇り防止装置の付い
た道路標識。 【構成】 道路標識の標識板の裏に設置した断熱材と、
その裏に設置した蓄熱材を入れた容器と、その裏に設置
した厚い断熱材と、その裏に設置した裏板とよりなるこ
とを特徴とする道路標識。蓄熱材はポリエチレングリコ
ール等の液体と水との配合液に高吸水樹脂を1〜5%添
加して膨潤ゲル化させ、粘度をあげて、スポンジに含浸
して容器に収容する道路標識。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、道路の案内のために設
置されている道路標識の改良に関する。本発明は、特に
夜間から早朝の寒冷時や、霧が発生したときに生じる標
識の曇りを防止する曇り防止装置の付いた道路標識に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】道路標識は、道路の案内のための安全装
置であるが、寒冷時や霧が発生した時に標識板が曇って
機能を失うことが多い。これまでは標識板の裏に電気ヒ
ーターを使用されることがあるが、工事場所の制約、工
事費が高くつくなどで普及していない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】道路標識の曇る主な原
因は、標識面の温度が周辺の温度より下がって、露点温
度以下になり、標識面に水滴もしくは、氷粒が付着する
ことによる。曇りを防止するには、標識板を電熱等によ
って加熱する方式が一部使用されているが、工事費や維
持費が高くつくため余り使われていない。
【0004】本発明者等は、従来の道路標識の曇り防止
装置が高いコスト、設置場所の制約、工事費が高いこと
など不十分な点を解決することを目的として、種々の実
験を行い、道路標識を蓄熱材を使用して、相対的に温め
ることが必要との知目を得て、その効率的な方法に到着
し本発明に至った。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、道路標識の標
識板の裏に断熱材を設置し、その裏に蓄熱材を入れた容
器を設置し、その裏に厚い断熱材を設置し、その裏に裏
板を設置したことを特徴とする道路標識に係る。
【0006】本発明の他の目的は粘度の高いゼリー状の
蓄熱材をスポンジに含浸して容器内に収納し、標識板の
全体の面に均一に蓄熱材を配置することにより標識板の
歪を防止した道路標識を提供することにある。
【0007】
【実施例】本発明の実施例について更に詳細に説明す
る。図1は、本発明の道路標識の断面図である。図1に
おいて1は適当な平面の鏡面状標識面をもった適当な厚
さの金属板、5は適当な内容物の収容空間をもって一体
に接合した裏板である。
【0008】本発明においては、標識板1の内側に密接
して断熱材4Aを設け、この裏に蓄熱材を入れる容器3
を収納し、この容器3内に蓄熱材2を充填、この蓄熱材
入り容器3の背面と裏板5の間に断熱材4を設け、標識
板1の標識面1Aに結露や結氷(霜)による曇りを防止
するように構成したものである。6は本発明の標識板を
連結金具7に結合し支持する支持金具である。この支持
金具は横方向の位置合わせ結合を位置決め用止金8によ
り行う。
【0009】標識板1を道路上部に設置するために、柱
10から横に突き出した腕金具9に、締め金具11にて連結
金具7と結合する。蓄熱材は、−40℃程度から45℃まで
の広い温度範囲において、比熱、蓄熱量が大きく、凍結
せず、無毒なもので長期に変質の少ないものがよい。
又、蓄熱材と容器の適合性も充分考慮する必要がある。
【0010】本発明では、前記の条件を考えて、例え
ば、縦1.5 m×横2.0 mの標識を使用する場合、ポリエ
チレングリコール等の液体と水の配合液に高吸水樹脂を
1%〜5%添加する。この樹脂を添加すると、粉末がポ
リエチレングリコールと水の配合液を吸収、膨潤して全
体がゲル状となる。
【0011】この蓄熱材2を容器3の中に10mm厚ポリエ
ステル系ポリウレタンフォーム12に含浸して収納する。
蓄熱材を入れた容器3が標識板1の裏の断熱材4Aに密
着することが望ましい。又、標識板1の全面にわたり単
位面積当りの蓄熱材体積がほぼ同じであることが望まし
い。さらに前記に説明したように使用温度が−40℃から
+45℃での間となるので、蓄熱材2が外部に気化透化な
どにより散逸しないことが必要である。これらの条件を
考えて本発明では、アルミ箔をポリエチレンフィルムで
表裏の両面を貼り合わせた3層フィルムを使用して、30
cm ×990 cmの角型容器として使用しているが、これに
限定しない。
【0012】蓄熱材を入れる容器3には、注入口13を設
ける。標識板と蓄熱材を入れる容器3の間には断熱材4
Aを入れる。断熱材4Aは、例えば、1.0 t発泡ポリエ
チレンを設置する。蓄熱材を入れる容器3と裏板5の間
に入れる断熱材4は40tのポリエステル系ポリウレタン
フォームを防水するために、ポリエチレンフィルムの袋
に入れて収容する。昼間外気温の高い時間帯に、標識板
1より、より多く集熱して蓄熱材2へ伝熱蓄熱する。夜
間から早朝にかけて外気温が低下したとき、蓄熱材から
標識板1側よりのみ放熱することにより、標識板を加温
し、その温度を外気周辺温度より高く保持するものであ
る。
【0013】断熱材4Aは朝から外気温の上昇時に、標
識板1が集熱して蓄熱材2へ伝熱蓄熱する際、蓄熱材は
熱容量が大きいためにすぐには温度が上がらなず、外気
温の温度上昇より数時間遅れて温度が段々と上昇する。
このため、朝外気温の上昇時標識面が曇ることがあっ
た。断熱材4Aはこれを解消するためのもので外気温の
上昇時、標識板1の温度上昇が遅れないようにし又、外
気温の低下時外気温の低下時には、急激な放熱を緩衝す
る。
【0014】又、蓄熱材を入れる容器3と裏板5の間に
入れている断熱材4は裏板5側より放熱することを防止
する。この他に、蓄熱材を入れる容器3を、断熱材4A
や標識板1に弾力を用いて密接させる役目を持ってい
る。
【0015】次に、本発明の道路標識(A)と曇り防止
機能のついていないアルミ板のみの道路標識(以下入来
品(B)という)と周囲温度について比較試験状況を図
2に示す。
【0016】図2は、上記の両者を24時間標識面及びそ
の周辺の温度を記録し、グラフ化したものであり本発明
の標識面の温度は従来品(B)に比べて夜間から早朝に
高い温度を示している。これは、夕方から周辺の温度が
低下し始めてから蓄熱材から放出される蓄熱エネルギー
により標識面を加温するためである。以上の比較試験結
果により、本発明の標識は極めて有効な曇り防止効果を
示している。
【0017】
【発明の効果】本発明は、道路標識の改良に関するもの
で、寒冷時や湿度の高い日の夜間から朝に生じる標識面
の曇りを防止して、常に道路標識の役目を果たさしめ、
道路交通の安全を高めることができる顕著な効果がある
ものである。
【0018】従来の電気ヒーター式曇り防止において
は、工事の制約、ヒーターの寿命、電気代などの問題が
あった。本発明では、標識の裏側に断熱材、蓄熱材を入
れた容器その裏面に断熱材を入れるという簡単な機構で
この問題を解決した工業上有用な発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施態様の一例を示す要部を断面とし
た一部切欠断面図である。
【図2】本発明の道路標識(A)と従来品(B)との性
能を比較して測定した温度変化の挙動を示すグラフであ
る。
【図3】蓄熱材を入れる容器の一例を示し、一部切欠断
面図である。
【符号の説明】
1 標識板 1A 標識面 2 蓄熱材 3 蓄熱材を入れる容器 4 断熱材 4A 断熱材 5 裏板 6 支持金具 7 連結金具 8 位置決用止金 9 腕金具 10 柱 11 締め金具 12 蓄熱材を含浸したポリウレタンフォーム 13 注入口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 南條 保雄 岡山県倉敷市福井400−8 (72)発明者 田村 勝己 岡山県津山市高尾590−1

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 道路標識の標識板の裏に断熱材を設置
    し、その裏に蓄熱材を入れた容器を設置し、その裏に厚
    い断熱材を設置し、その裏に裏板を設置したことを特徴
    とする道路標識。
  2. 【請求項2】 蓄熱材を粘度をあげて、スポンジに含浸
    して容器に収容することを特徴とする請求項1に記載の
    道路標識。
  3. 【請求項3】 蓄熱材はポリエチレングリコール等の液
    体と水との配合液に高吸水樹脂を1〜5%添加し膨潤ゲ
    ル化させて、粘度をあげて、スポンジに含浸して容器に
    収容することを特徴とする請求項2に記載の道路標識。
JP3205667A 1991-07-23 1991-07-23 道路標識 Pending JPH0525808A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3205667A JPH0525808A (ja) 1991-07-23 1991-07-23 道路標識

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3205667A JPH0525808A (ja) 1991-07-23 1991-07-23 道路標識

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0525808A true JPH0525808A (ja) 1993-02-02

Family

ID=16510699

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3205667A Pending JPH0525808A (ja) 1991-07-23 1991-07-23 道路標識

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JP (1) JPH0525808A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0820920A (ja) * 1994-07-11 1996-01-23 Techno 21:Kk 風力発電式道路標識
KR100747112B1 (ko) * 2005-01-05 2007-08-10 우신건업 주식회사 도로 안내 표지판배면의 조립구조

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02204508A (ja) * 1989-02-01 1990-08-14 Nakajima Hiroshi 道路反射鏡

Patent Citations (1)

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JPH02204508A (ja) * 1989-02-01 1990-08-14 Nakajima Hiroshi 道路反射鏡

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JPH0820920A (ja) * 1994-07-11 1996-01-23 Techno 21:Kk 風力発電式道路標識
KR100747112B1 (ko) * 2005-01-05 2007-08-10 우신건업 주식회사 도로 안내 표지판배면의 조립구조

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