JPH0723843Y2 - 着雪防止用テールランプカバー - Google Patents

着雪防止用テールランプカバー

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JPH0723843Y2
JPH0723843Y2 JP1990072388U JP7238890U JPH0723843Y2 JP H0723843 Y2 JPH0723843 Y2 JP H0723843Y2 JP 1990072388 U JP1990072388 U JP 1990072388U JP 7238890 U JP7238890 U JP 7238890U JP H0723843 Y2 JPH0723843 Y2 JP H0723843Y2
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glass
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frame
snow
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JP1990072388U
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Inventor
忠男 土井
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協栄特殊ガラス興業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば除雪車等の降雪地用作業車のテールラ
ンプに雪が付着するのを防止するために用いて好適な着
雪防止用テールランプカバーに関する。
(従来技術) 一般に、降雪地用作業車の後面には、他の一般車両と同
様に赤色の制動灯及び橙色の方向指示灯を含んで構成さ
れるテールランプが設けられている。しかし、この種の
作業車は走行中や除雪作業中車体後方に雪煙を巻き上げ
易く、巻き上げられた雪がテールランプに付着して、後
方からの視認性を防げる場合があり、後続車両の追突事
故を招く危険性がある。このため、作業車の後部にはテ
ールランプを覆うように着雪防止用のテールランプカバ
ーを設けるようにしている。
そこで、第4図ないし第6図にこの種の着雪防止用テー
ルランプカバーを示す。
図において、1はカバー枠体、2は該カバー枠体1を構
成する横長矩形の取付枠部で、該取付枠部2の裏面は作
業車の車体後面Aへの取付面2Aになっている。
3は前記取付枠部2の前面2B側に突出形成された横長矩
形状の支持枠部で、該支持枠部3は取付枠部2の上部側
から直角方向に距離l1だけ張出し、上側面が斜め下向き
の傾斜面4Aになった屋根部4と、該屋根部4と対向する
ように取付枠部2の下部側から水平方向に直角に折曲げ
られ、屋根部4の張出し距離l1の略2分の1の距離l2
け張り出した下枠部5と、該下枠部5と屋根部4とにか
けて取付枠部2から縦方向に直角に折曲げられた左、右
の側枠部6、6と、該各側枠部6、6と屋根部4の先端
側に沿って若干内向きに折曲形成された形のガラス受
部7とから構成されており、該カバー枠体1内側は横長
矩形のガラス嵌合部8になっている。
一方、9は前記ガラス嵌合部8を閉塞するように支持枠
部3内に嵌合された熱線入りガラスで、該熱線入りガラ
ス9は2枚の透明ガラス板間に蛇行状に配置したタング
ステン線を挟持した構成からなっている。そして、該熱
線入りガラス9は外面9Aの外周縁をガラス受部7の内面
にシリコン接着剤を介して固着すると共に、下側端面を
下枠部5上面にシリコン接着剤を介して固着するいわゆ
る内付け式により、カバー本体1に取り付けられてい
る。
なお、図中10はガラス9の内面9Bに貼着されたサーモス
タット、11は屋根部4の内側に充填された発泡スチロー
ル製の補強材で、12は取付枠部2の取付面2Aに塗着され
たシール材である。
従来技術の着雪防止用テールランプカバーは大略上述の
如く構成されており、テールランプBの外側を覆うよう
に車体の後面Aに取着されている。そして、作業中は熱
線入りガラス9のタングステン線に通電すると共に、サ
ーモスタット10によって熱線入りガラス9の外面9Aが30
〜40℃の温度を保持するように温度制御を行なってい
る。
(考案が解決しようとする課題) ところで、前記の従来技術にあっては次のような欠点が
ある。第1に、屋根部4は張出し距離l1が長く、傾斜面
4Aの面積が広いために雪が付着し易いことである。そし
て、一旦付着した雪は雪塊になって次第に大きく成長
し、熱線入りガラス9を上方から次第に覆ってテールラ
ンプBの視認性を妨げてしまう事態を招いている。
第2に、熱線入りガラス9は斜め下向きの状態でカバー
本体1に設けられているため、雪塊が屋根部4先端から
垂下するに従って該ガラス9の外面9Aから離間すること
になる。このため、雪塊はガラス9の外面9Aに接触して
いる部分のみが溶けて両者間に空洞Cが形成されてしま
い(第5図参照)、雪塊の大部分は屋根部4先端から垂
下した状態で固着し、テールランプBの前方を覆ってし
まうことになる。
第3に、カバー枠体1のガラス受部7には熱線入りガラ
ス9側の熱が十分に伝導せず、該ガラス受部7の外面が
融雪温度にまで上昇しないため、逆に雪が付着し易く、
また凍結し易いことである。
第4に、熱線入りガラス9はカバー枠体1に内付け式に
装着されているため、ガラス面の手入れの際に押圧力を
受けるとガラス受部7から剥離してカバー枠体1内側に
外れてしまう場合が生じる。
本考案は上述した従来技術の諸欠点に鑑みなされたもの
で、熱線入りガラスの外面に着雪するのを確実に防止
し、テールランプの視認性を常時確保できるようにした
着雪防止用テールランプカバーを提供するものである。
(課題を解決するための手段) 上述した課題を解決するために本考案は、カバー枠体を
裏面が車体への取付面になった取付枠部と、該取付枠部
から外側に枠体状に突出し、上面側が斜め下向きの傾斜
面になると共に、先端縁が前記取付枠部の表面と平行に
形成されており、該先端縁に囲繞された内側がガラス嵌
合部になった支持枠部と、前記ガラス嵌合部内に位置し
て該支持枠部に突設されたガラス受部とから構成し、前
記ガラス嵌合部内に熱線入りガラスを外面が前記支持枠
部の先端縁と同一面を形成するように前記カバー枠体の
外側から嵌合すると共に、該熱線入りガラスの内面外周
縁を前記ガラス受部に取着し、前記カバー枠体を隆雪地
用作業車の車体に取着したとき前記熱線入りガラスが鉛
直状態をなすように構成したものからなる。
(作用) このように構成することにより、屋根部に付着する雪の
量を少なくでき、付着した雪も速やかに滑落させること
ができる。また、熱線入りガラスは鉛直状態になってお
り、外面外周縁には枠部がなく全面が露出した状態で加
熱されているから、ガラス面に接触する雪を速やかに溶
かすことができる。
更に、熱線入りガラスは外面側から押圧力を受けてもガ
ラス受部が当該押圧力を受承する結果、ガラス受部から
剥離することがない。
(実施例) 以下、本考案の実施例を第1図ないし第3図を参照しつ
つ詳述する。
図において、21はステンレススチール製のカバー枠体、
22は該カバー枠体21を構成する取付枠部を示し、該取付
枠部22は上取付枠22A、下取付枠22B、左右の側取付枠22
C、22Cによって横長矩形状に形成されており、平坦な裏
面は鉛直面に形成されている車体後面Aへの取付面22D
になっている。
23は前記取付枠部22の表面22E側に突出形成された横長
矩形状の支持枠部で、該支持枠部23は前記取付枠部22の
表面22Eから直角方向に距離l3だけ突出し、上側面が斜
め下向きの傾斜面23A1になった屋根部23Aと、該屋根部2
3Aと対向して下取付枠22Bから直角方向に屋根部23Aと同
じ距離l3だけ突出した下枠部23Bと、該下枠部23Bと屋根
部23Aの両端側に連設され、前記各側取付枠22Cから直角
方向に突出した左、右の側枠部23C、23Cとから形成され
ている。
そして、上記支持枠部23は屋根部23A、支枠部23B及び側
枠部23C、23Cによって形成される横長矩形状の先端縁23
Dが取付枠部22と平行な鉛直線面になっており、諸先端
縁23D内には横長矩形状のガラス嵌合部24が開口形成さ
れている。
更に、25は断面略クランク形状の棒材からなる上側ガラ
ス受部で、該上側ガラス受部25は上端縁25Aが支持枠部2
3の屋根部23A先端に溶接手段によって固着され、下端縁
25B側が前記ガラス嵌合部24内に嵌入した状態になって
いる。また、26は断面L字状をなし、全体が形に折曲
形成された棒材からなる下側ガラス受部で、該下側ガラ
ス受部26はガラス嵌合部24内に位置して支枠部23B及び
側枠部23C、23Cの内面に溶着手段によって固着されてい
る。
一方、27は従来技術のものと同様に2枚のガラス板間に
タングステン線を蛇行状に挾持した熱線入りガラスで、
該熱線入りガラス27は外面27Aが支持枠部23の先端縁23D
と同一平面となるようにガラス嵌合部24内に外側から嵌
合され、その内面27B外周縁を上側ガラス受部25と下側
ガラス受部26にシリコン接着剤を介して固着することに
より、カバー枠体21にいわゆる外付け式に装着するよう
になっている。
なお、図中28は従来技術のものと同様に作動するサーモ
スタット、29は発泡スチロール製補強材で、30はガラス
嵌合部24と熱線入りガラス27との間に充填されたシール
材である。
本実施例の着雪防止用テールランプカバーは叙上の如く
構成されており、車体後面Aの鉛直面にねじ止め等の手
段を介して固着することにより、該テールランプカバー
は熱線入りガラス27を鉛直状態にして取着される。
そして、本実施例によれば、従来技術のものに比較して
屋根部23Aの面積を小さくしたから雪が付着しにくくな
ると共に速やかに滑落する結果、雪の堆積を殆ど解消す
ることができる。
また、熱線入りガラス27は車体後面Aに沿って鉛直状態
に支持されると共に、30〜40℃に加熱されているから、
屋根部23Aから滑落する雪や作業中に巻き上げられた雪
はガラス27の外面9Aに接触しても直ちに溶けて水滴とな
って落下することになり、該外面27Aに雪が氷着する現
象を完全に防止することができ、テールランプBの視認
性を常に保持することができる。
また、前述の如く屋根部23Aの面積を小さくしたから、
従来技術のものと同じサイズの熱線入りガラス27を用い
てもカバー枠体21の外側寸法及び張出し距離l3を短くす
ることが可能になり、テールランプカバー全体を小型化
できると共に、車体後面Aからの突出量を最小にできる
(第3図及び第6図参照)。
更に、熱線入りガラス27はカバー枠体21に対して外付け
式に装着するように構成したから、該ガラス27の外面27
Aを清掃する際に強く押圧されるようなことがあって
も、当該押圧力はガラス受部25、26で受承することによ
り、ガラス27が脱落する事故を完全に解消できる。
なお、本実施例では支持枠部23と上側ガラス受部25及び
下側ガラス受部26とを別部材で形成するものとして述べ
たが、該ガラス受部25、26は支持枠部23と一体に形成し
てもよい。
また、本実施例は横長角形のテールランプBを覆うた
め、横長矩形のテールランプカバーを例に挙げたが、例
えば丸形、縦長楕円形等のテールランプに対応した形状
のテールランプカバーにも本考案は適用できるものであ
る。
(考案の効果) 本考案は以上詳述した如くであって、カバー本体の屋根
部の面積を小さくすることにより雪の付着を少なくする
と共に速やかに滑落させることができるし、また熱線入
りガラスは外面外周側に縁枠を無くすと共に鉛直状態を
保つように構成することにより、屋根部から垂下してく
る雪を速やかに溶かしてしまうことができる。従って、
屋根部から雪塊が張出して熱線入りガラスの外面側を覆
う現象を完全に無くすことができる結果、テールランプ
の視認性を常に確保することができ、交通安全に大きく
貢献することができる。
しかも、熱線入りガラスはカバー枠体に対して外付け式
に装着するように構成したから、外側からの何等かの押
圧力によって該ガラスがカバー枠体から外れてしまうと
いう事故を完全に無くすことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の実施例に係り、第1図は
着雪防止用テールランプカバーの正面図、第2図は第1
図の拡大右側面図、第3図は第1図中のIII−III矢示方
向拡大断面図、第4図は従来技術に係る着雪防止用テー
ルランプカバーの正面図、第5図は第4図の拡大右側面
図、第6図は第4図中のVI−VI矢示方向拡大断面図であ
る。 21……カバー枠体、22……取付枠部、23……支持枠部、
23A1……傾斜面、23D……先端縁、24……ガラス嵌合
部、25、26……ガラス受部、27……熱線入りガラス、27
A……外面、27B……内面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カバー枠体を裏面が車体への取付面になっ
    た取付枠部と、該取付枠部から外側に枠体状に突出し、
    上側面が斜め下向きの傾斜面になると共に、先端縁が前
    記取付枠部の表面と平行に形成され、該先端縁に囲繞さ
    れた内側がガラス嵌合部になった支持枠部と、前記ガラ
    ス嵌合部内に位置して該支持枠部に突設したガラス受部
    とから構成し、前記ガラス嵌合部内には熱線入りガラス
    を外面が前記支持枠部の先端縁と同一面を形成するよう
    に前記カバー枠体の外側から嵌合すると共に、該熱線入
    りガラスの内面外周縁を前記ガラス受部に取着し、前記
    カバー枠体を隆雪地用作業車の車体に取着したとき前記
    熱線入りガラスが鉛直状態をなすように構成したことを
    特徴とする着雪防止用テールランプカバー。
JP1990072388U 1990-07-07 1990-07-07 着雪防止用テールランプカバー Expired - Lifetime JPH0723843Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS55152293U (ja) * 1979-04-19 1980-11-01
JPS5996702U (ja) * 1982-12-21 1984-06-30 スタンレー電気株式会社 表示用灯具
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