JP2693208B2 - 軒樋の取付け方法 - Google Patents
軒樋の取付け方法Info
- Publication number
- JP2693208B2 JP2693208B2 JP6872289A JP6872289A JP2693208B2 JP 2693208 B2 JP2693208 B2 JP 2693208B2 JP 6872289 A JP6872289 A JP 6872289A JP 6872289 A JP6872289 A JP 6872289A JP 2693208 B2 JP2693208 B2 JP 2693208B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- eaves gutter
- eaves
- roof
- front side
- radius
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、軒樋の取付け方法に係り、詳しくは特に降
雪地帯における屋根からの雪垂れが、屋根の下端部から
軒樋内へ巻込むことを回避し、軒樋の破損を防止するた
めの軒樋の取付け方法に関するものである。
雪地帯における屋根からの雪垂れが、屋根の下端部から
軒樋内へ巻込むことを回避し、軒樋の破損を防止するた
めの軒樋の取付け方法に関するものである。
（従来技術とその課題） 従来、寒冷降雪地帯では、屋根に降り積った雪が、融
雪と凍結を繰返しつつ屋根の傾斜面を摩落ち軒樋内へ弧
を描いて巻込み、軒樋に過大な負荷が生じるために、軒
樋が変形乃至破損すると云う問題がある。
雪と凍結を繰返しつつ屋根の傾斜面を摩落ち軒樋内へ弧
を描いて巻込み、軒樋に過大な負荷が生じるために、軒
樋が変形乃至破損すると云う問題がある。
（課題を解決するための手段） 本発明は上記課題を解決するものであり、その要旨
は、軒樋の軒先前面側の上部側壁が軒樋の内方へ傾斜す
ると共に、前面側耳部が後面側耳部より高く形成された
軒樋を、吊り金具を介し軒先に取付けるに際し、屋根勾
配に応じて屋根の下端部を接線とする80〜150mm範囲の
半径と略同一半径の円弧内に、上記前面側耳部の耳縁上
端部が位置するように設定することを特徴とする軒樋の
取付け方法である。
は、軒樋の軒先前面側の上部側壁が軒樋の内方へ傾斜す
ると共に、前面側耳部が後面側耳部より高く形成された
軒樋を、吊り金具を介し軒先に取付けるに際し、屋根勾
配に応じて屋根の下端部を接線とする80〜150mm範囲の
半径と略同一半径の円弧内に、上記前面側耳部の耳縁上
端部が位置するように設定することを特徴とする軒樋の
取付け方法である。
以下、本発明の実施例を図面に基づき具体的に説明す
る。
る。
第１図は本発明の軒樋の取付け方法を説明するための
一実施例を側面図で示し、第２図は本発明を説明するた
めの他の実施例を側面図で示す。
一実施例を側面図で示し、第２図は本発明を説明するた
めの他の実施例を側面図で示す。
第１図及び第２図に示す如く、本発明は軒樋３の軒先
前面側の上部側壁31が軒樋３の内方へ傾斜すると共に、
前面側耳部32が後面側耳部34より高く形成した軒樋３を
用いて、吊り金具４を介し軒先５に取付けるに際し、屋
根１の勾配θに応じて屋根１の下端部11を接線とする80
〜150mm範囲の半径d1と略同一半径d2の円弧内に、上記
前面側耳部32の耳縁上端部33が位置するように設定する
ことを特徴とする軒樋の取付け方法である。
前面側の上部側壁31が軒樋３の内方へ傾斜すると共に、
前面側耳部32が後面側耳部34より高く形成した軒樋３を
用いて、吊り金具４を介し軒先５に取付けるに際し、屋
根１の勾配θに応じて屋根１の下端部11を接線とする80
〜150mm範囲の半径d1と略同一半径d2の円弧内に、上記
前面側耳部32の耳縁上端部33が位置するように設定する
ことを特徴とする軒樋の取付け方法である。
本発明で用いる軒樋３は、その軒先前面側の上部側壁
31が軒樋３の内方へ傾斜して窄まっていると共に、前面
側耳部32が後面側耳部34より高く形成してある。この軒
樋３を軒先５に吊り金具４を介して取付けるに当って
は、軒樋３の前面側耳部32の耳縁上端部33が、勾配θの
屋根１から二点鎖線で示す延長線12の下端部11を接線と
する80〜150mm範囲の半径d1と略同一半径d2の円弧２の
内側に位置するように設定する。
31が軒樋３の内方へ傾斜して窄まっていると共に、前面
側耳部32が後面側耳部34より高く形成してある。この軒
樋３を軒先５に吊り金具４を介して取付けるに当って
は、軒樋３の前面側耳部32の耳縁上端部33が、勾配θの
屋根１から二点鎖線で示す延長線12の下端部11を接線と
する80〜150mm範囲の半径d1と略同一半径d2の円弧２の
内側に位置するように設定する。
上記半径d1が80mmを下回ると、屋根１の下端部11と軒
樋３の前面側の耳縁上端部33とが接近しすぎるため、軒
樋３内への雨水の導入が不十分となり、逆に150mmを上
回ると、雪垂れＢが前面側耳部31の内側に巻き込まれる
虞れがある。
樋３の前面側の耳縁上端部33とが接近しすぎるため、軒
樋３内への雨水の導入が不十分となり、逆に150mmを上
回ると、雪垂れＢが前面側耳部31の内側に巻き込まれる
虞れがある。
軒樋３の上端部33は、上記半径d1と略同一半径d2の円
弧２の直近の内側に位置するよう設定することが好まし
い。
弧２の直近の内側に位置するよう設定することが好まし
い。
なお雨水の荷重等により、軒樋３の前面側耳部32が下
がらないように軒先５の鼻隠し材６により支持すること
が好ましい。
がらないように軒先５の鼻隠し材６により支持すること
が好ましい。
第２図に示すものは、第１図に示す屋根勾配θよりも
より一層小さい屋根勾配θであって、かつ屋根１の下端
部11を接線とする半径d1も、第１図の場合よりも小さい
場合の実施例である。
より一層小さい屋根勾配θであって、かつ屋根１の下端
部11を接線とする半径d1も、第１図の場合よりも小さい
場合の実施例である。
上記方法により第２図に示す如く、屋根１上に積った
雪Ａの雪垂れＢは、軒樋３の前面側耳部32上を摩落ちる
ので、軒樋３内へ巻き込まれることはなく、一方雨水は
雪垂れＢよりも鋭角に軒樋３内へ流下するので問題はな
い。
雪Ａの雪垂れＢは、軒樋３の前面側耳部32上を摩落ちる
ので、軒樋３内へ巻き込まれることはなく、一方雨水は
雪垂れＢよりも鋭角に軒樋３内へ流下するので問題はな
い。
（発明の効果） 本発明は、上記構成よりなるので下記効果を奏する。
即ち本発明方法により、上部側壁が内方に傾斜し、か
つ前面側耳部が後面側耳部より高くした軒樋を用い、屋
根の下端部を接線とする80〜150mm範囲の半径と略同一
半径の円弧内に軒樋前面側耳部の耳縁上端部が位置する
ように設定したので、屋根上に積った雪の雪垂れは、軒
樋内に巻き込まれることはなく、従って従来の如く、雪
垂れ荷重による軒樋の変形や破損を回避することができ
ると共に、雨水はほぼ完全に軒樋内に導入することがで
きる等の効果を奏する。
つ前面側耳部が後面側耳部より高くした軒樋を用い、屋
根の下端部を接線とする80〜150mm範囲の半径と略同一
半径の円弧内に軒樋前面側耳部の耳縁上端部が位置する
ように設定したので、屋根上に積った雪の雪垂れは、軒
樋内に巻き込まれることはなく、従って従来の如く、雪
垂れ荷重による軒樋の変形や破損を回避することができ
ると共に、雨水はほぼ完全に軒樋内に導入することがで
きる等の効果を奏する。
第１図は本発明の軒樋の取付け方法を説明するための一
実施例を側面図で示し、第２図は本発明を説明するため
の他の実施例を側面図で示す。 １……屋根、11……屋根の下端部、 ２……円弧、３……軒樋、 31……上部側壁、32……軒樋の前面側耳部、33……耳縁
上端部、 34……軒樋の後面側耳部、 ４……吊り金具、５……軒先
実施例を側面図で示し、第２図は本発明を説明するため
の他の実施例を側面図で示す。 １……屋根、11……屋根の下端部、 ２……円弧、３……軒樋、 31……上部側壁、32……軒樋の前面側耳部、33……耳縁
上端部、 34……軒樋の後面側耳部、 ４……吊り金具、５……軒先
Claims (1)
- 【請求項１】軒樋の軒先前面側の上部側壁が軒樋の内方
へ傾斜すると共に、前面側耳部が後面側耳部より高く形
成された軒樋を、吊り金具を介し軒先に取付けるに際
し、屋根勾配に応じて屋根の下端部を接線とする80〜15
0mm範囲の半径と略同一半径の円弧内に、上記前面側耳
部の耳縁上端部が位置するように設定することを特徴と
する軒樋の取付け方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6872289A JP2693208B2 (ja) | 1989-03-20 | 1989-03-20 | 軒樋の取付け方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6872289A JP2693208B2 (ja) | 1989-03-20 | 1989-03-20 | 軒樋の取付け方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02248566A JPH02248566A (ja) | 1990-10-04 |
| JP2693208B2 true JP2693208B2 (ja) | 1997-12-24 |
Family
ID=13381973
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6872289A Expired - Lifetime JP2693208B2 (ja) | 1989-03-20 | 1989-03-20 | 軒樋の取付け方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2693208B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5315090A (en) * | 1993-04-19 | 1994-05-24 | Lowenthal John D | Awning gutter |
-
1989
- 1989-03-20 JP JP6872289A patent/JP2693208B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02248566A (ja) | 1990-10-04 |
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Legal Events
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