JPH0349213Y2 - - Google Patents

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JPH0349213Y2
JPH0349213Y2 JP18768285U JP18768285U JPH0349213Y2 JP H0349213 Y2 JPH0349213 Y2 JP H0349213Y2 JP 18768285 U JP18768285 U JP 18768285U JP 18768285 U JP18768285 U JP 18768285U JP H0349213 Y2 JPH0349213 Y2 JP H0349213Y2
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eaves
rod member
gutter
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snow
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、軒樋取付金具に関し、更に詳しくは
雪が軒樋内に堆積しないように図つた新規な雪国
地方用軒樋取付金具に関する。
(従来の技術) 雪国地方においては、冬季大量の雪が降り積も
り、軒先に軒樋が配設されていると、積雪の重み
で軒樋が折れ曲つたりする。従つて、冬季には軒
樋を取り外したり、或は取付金具に前後伸縮若し
くは上下に傾倒可能な機能を付加し、軒樋を金具
と一体化させた状態で軒先下面に格納するように
して軒樋の積雪による破損を防止する等の工夫が
講じられている。
(考案が解決しようとする問題点) 然し乍ら、上記の如く冬季に軒樋を取外し或は
軒先下面に格納したりまた春先に之を修復したり
する作業は極めて煩雑である。しかもその取外し
或は修復の時期(タイミング)が難しく、修復し
た後大量の雪が降つたり、取外した後に雪ではな
く雨(或はみぞれ)が降つたりすることもままあ
る為、破損防止の目的や雨樋本来の機能が果せな
かつたりすることもある。亦、厳寒期であつても
屋根上の雪は、外気温度の多少の変化により、或
は建屋内温度が伝熱されることにより解け出し、
雪解け水が屋根の傾斜に沿つて流れるが、軒先に
は軒樋がないので軒下に落下してしまうことにな
り、斯かる現象は冬から春にかけての時期に顕著
となる。而して、軒樋を取外すことによる弊害が
少なからずあり、その対策が望まれるところであ
つた。
本考案は上記実情に鑑みなされたもので、常時
軒先に軒樋を配設し、積雪によつても軒樋の破損
がなく、不意の降雨や雪解け水も受容して雨樋本
来の機能を奏し得るようにした新規な雪国地方用
軒樋取付金具を提供せんとするものである。
(問題点を解決する為の手段及び実施例) 上記目的を達成する為の本考案の構成を添付の
実施例図に基づき説明する。第1図は本考案金具
を用いた軒樋の配設状態を示す部分切欠縦断面
図、第2図は第1図の−線矢示図、第3図は
第1図の線部拡大縦断面図、第4図及び第5図
は他の態様を示す第3図と同様図である。即ち、
本考案の雪国地方用軒樋取付金具は、軒樋Tを軒
先Rに配設する為の軒樋取付金具Aであつて、軒
樋Tを直接保持する主杆1の前端部分が上方に延
長2され、該延長部分2に軒先R方向に指向され
た雪除カバー固定用杆部材3が着脱自在に止着さ
れて成り、軒先Rに取着された上記金具Aの固定
用杆部材3上に雪除カバー4を横架止着して、雪
除カバー4の先端部分と軒先R上面との間に雨水
を排出できる程度の間隙dを設けるように軒先R
の上面と軒樋Tの開口部T1とを覆い得るように
したことを要旨とするものである。
図に於いて、軒樋取付金具Aは軒樋Tを下から
受止するもので、主杆1は軒先Rの鼻隠し等に止
着固定される取付杆10より延設され、軒樋Tの
外形状に符合して屈曲形成され、その基部及び前
端部には軒樋Tの両側耳部T2,T3を抑止するス
ナツプ抑止片11,12が固着されている。該主
杆1の前端部分には上向きの延長部分2が連成さ
れ、該延長部分2にはその上端より長孔状の切込
み溝21が形成され、上記雪除カバー固定用杆部
材3を止着固定する為のボルト31を挿通し得る
ようになされている。この切込み溝21は、その
切込み方向に沿つて幅広部211と幅狭部212
とが交互に形成され、一方ボルト31のネジ部周
体の一部は切除加工されて、断面形状が略〓形と
され、その短辺が上記幅狭部212より稍小とさ
れ、上記切込み溝21にボルト31を上から挿通
させる時にはこの〓形を縦にして上記幅狭部21
2を通過させ、所望位置に来た時にはこれを90°
回転させてその長辺を前記幅広部211内に収
め、この位置でナツト32にて締付け固定すれば
杆部材3は上下不動に止着固定される。上記切込
み溝21は、後記する如く杆部材3の上下位置を
調整するべく機能するが、斯かる機能は杆部材3
の取付基部にその長手方向に沿つて同様の切込み
溝若しくは長孔を設ける(上記延長部分2にはボ
ルト挿通孔を設ける)ことによつても達成され
る。この場合、軒樋配設構造の前方からは上記切
込み溝等が視覚されないと云う外観的な利点が付
加される。雪除カバー固定用杆部材3は、その基
部において上記ボルト31及び蝶ナツト32によ
り上記延長部分2に着脱自在且つ上下調整可能に
止着され、その先端部分は軒先R方向に指向さ
れ、図例では屋根の傾斜に符合して延び先端部が
軒先Rの上面に載つている。斯かる構造の軒樋取
付金具Aは、軒先Rの軒樋取付部の長手方向に沿
つて適宜間隔をおいて止着固定され、各金具Aの
雪除カバー固定用杆部材3上に雪除カバー4が横
架止着されて軒先R上面と軒樋Tの開口部T1
が該カバー4により覆われる。この雪除カバー4
は止具(ボルト、ナツト等)41にて上記杆部材
3の上に止着固定されるが、第3図の如くボルト
の先端が突出していると、雪降ろし作業の際にス
コツプが引掛つて作業の円滑性を欠くことになる
ため、第4図の如く球面状のキヤツプ42を帽冠
させたり、或は第5図の如く杆部材3に螺孔33
を穿設し、該螺孔33に皿ビス41′をカバー4
の上から螺着させることなどが望ましい。亦、杆
部材3の下面にボルト41の頭を溶接したり、或
は第4図の如く杆部材3の下面にボルト41の頭
を受容し該ボルト41を回動不能に静止し得る座
ぐり34を凹設しておけば、ナツトを締着させる
場合の作業性が向上する。更に図例の如く雪除カ
バー4の先端部を折り曲げておけば、雪降し作業
の際のスコツプの引掛りが少なく好適であるが、
板葺き屋根の場合には軒先R上面が平坦であるの
で、雪解け水等が流落し得る間〓dを軒先R上面
との間に確保することが必要である。因みに、瓦
葺屋根の場合瓦の山部に接していても谷部では間
〓が確保されるので問題はない。雪除カバー4は
上下位置調整される杆部材3に横架止着されて軒
先Rの上面を覆うものであるから、上記間隙dが
確保される。しかしこの間〓dが大き過ぎると雪
塊が軒樋T内に入り込むので、これを考慮して設
置されるべきことは当然で、斯かる観点から前記
切込み溝21により杆部材3が上下位置調整可能
に止着され得るのである。
(作用) 上記構成の軒樋取付金具Aを用いて軒樋Tを軒
先Rに取付配設するには、該金具Aの前記取付杆
10を軒先Rの鼻隠し等に止着固定し、軒樋Tを
主杆1に保持させた上で軒樋Tの耳部T2,T3
スナツプ抑止片11,12にて抑止する。次い
で、雪除カバー固定用杆部材3を、主杆1の延長
部分2に切り込み溝21により上下位置の調整を
行いボルト31及び蝶ナツト32にて止着固定す
る。爾後雪除カバー4を上記杆部材3上に止具4
1にて止着固定させれば、一連の配樋構造が完成
する。この手順の場合、杆部材3を延長部分2に
止着固定させた後雪除カバー4を止着させること
になる為、その作業効率上ボルト41を予め杆部
材3に溶接固着させておくことが望ましい。逆に
雪除カバー4を杆部材3に止着させた後にも杆部
材3を延長部分2に固定させることも勿論可能で
あるが、この場合は蝶ナツト32を杆部材3の基
部に予め溶接固定させておくことが望ましい。斯
かる配樋構造においては、軒樋Tの開口部T1
び軒先R上面が雪除カバー4により覆われている
から、軒樋T内に雪が堆積されず、従つて積雪に
より軒樋Tが折れ曲がつたりすることがない。し
かも雪除カバー4は上下位置調整された杆部材3
に横架止着されて軒先Rの上面を覆うものである
から、軒先R上面との間に間〓dが確保され、雪
解け水や雨水がこの間〓dより軒樋Tに流入す
る。
尚、上記実施例では軒樋取付金具Aとして軒樋
Tを下から受止する所謂受金具での適用例を示し
たが、軒樋Tの両側耳部T2,T3を外側から掴持
して吊下げ状に支持する所謂吊金具の場合にも適
用可能であることは云うまでもない。この場合、
主杆1の前端部は下向きに屈曲されているので、
延長部分2は該主杆1の前端部に別体として溶接
固着させて実質的に上方に延長するよう設けるべ
きである。亦、例図の如く雪除カバー固定用杆部
材3の先端部分を軒先R上面に載せるようにすれ
ば強度的に有利であるが、該杆部材3が片持状態
でも充分強度を有する時、或は雪除カバー4が堅
牢である場合は敢えて載せる必要はない。その
他、本考案を逸脱しない限り、変更が可能である
ことは云うまでもない。
(考案の効果) 叙上のごとく、本考案の雪国地方用軒樋取付金
具は、軒樋を直接保持する主杆の前端部が上方に
延長され、該延長部分に雪除カバー固定用杆部材
が着脱自在に止着されているから、該杆部材上に
雪除カバーを止着させれば、軒樋の開口部が覆わ
れ、積雪期に軒樋が軒先に配設されていても軒樋
内に雪が堆積されることがなく、雪の重みによつ
て軒樋が折れ曲がつたりする懸念がない。しかも
軒先上面との間に雨水を排出できる程度の間隙を
設けるように覆われており、該軒先上面との間に
間〓が確保され、雪解け水や雨水はこの間〓より
軒樋内に流落し、軒樋本来の機能が維持される。
従つて、従来の如く、冬季には軒樋を取外し或は
軒下に格納したり、春先に之を修復したりする煩
わしさから開放される。このように本考案の軒樋
取付金具は極めて優れた機能を有するものであ
り、実用性頗る大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案金具を用いた軒樋の配設状態を
示す部分切欠縦断面図、第2図は第1図の−
線矢示図、第3図は第1図の線部拡大縦断面
図、第4図及び第5図は他の態様を示す第3図と
同様図である。 符号の説明、1……主杆、2……延長部分、3
……雪除カバー固定用杆部材、4……雪除カバ
ー、A……軒樋取付金具、T……軒樋、R……軒
先。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軒樋を軒先に配設する為の軒樋取付金具であつ
    て、軒樋を直接保持する主杆の前端部分が上方に
    延長され、該延長部分に軒先方向に指向された雪
    除カバー固定用杆部材が着脱自在に止着されて成
    り、軒先に止着された上記金具の固定用杆部材上
    に雪除カバーを横架止着して、雪除カバー先端部
    分と軒先上面との間に雨水を排出できる程度の間
    隙を設けるように軒先上面と軒樋開口部とを覆い
    得るようにした雪国地方用軒樋取付金具。
JP18768285U 1985-12-05 1985-12-05 Expired JPH0349213Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18768285U JPH0349213Y2 (ja) 1985-12-05 1985-12-05

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JP18768285U JPH0349213Y2 (ja) 1985-12-05 1985-12-05

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Publication Number Publication Date
JPS6294223U JPS6294223U (ja) 1987-06-16
JPH0349213Y2 true JPH0349213Y2 (ja) 1991-10-21

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