JPS62240958A - 感光材料収納マガジン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ロール状に巻かれた写真植字用フィルム、写
真植字用印画紙、写真プリント用印画紙、マイクロフィ
ルム、ジアゾフィルム等の如き帯状感光材料を引出し自
在に収納する感光材料収納マガジンに関するものである
。

〔従来の技術〕

感光材料収納マガジンにＦｉ種々の形体のものがある。

例えば実開昭５５−８８９８０号公報、冥公昭５６−１
６６０８号公報、実開昭６０−１６７７９６号公報、特
開昭５５−１２４１４０号公報、特開昭５７−１２８３
３３号公報、特開昭６０−１５６０５８号公報、特公昭
５９−３６７３６号公報、米国特許第４．０３４！９２
９号、米国特許第４，１４８，３９５号、米国特許第４
．１７９，０２８号、米国特許第４．２７２．０３５号
等に開示されているものである。

特公昭５９−３６７３６号公報には、略正方形の管状体
の両側の開口部に端キャップを組み合せて箱状にした収
納マガジンが提案されている。そしてこの収納マガジン
の管状体は、ポリスチレン、ＡＢＳ、ポリエチレン等の
プラスチック材料からなり折曲自在に形成された帯材を
組み立てて形成されておシ、一方端キャップは公知のプ
ラスチック材料からなりコアも一体に形成されているも
のである。また管状体の隅角部ＶｃＦｉ遮光テレンプ布
が設けられており、この遮光テレンプ布としては、実公
昭４６−２０５３９号公報に示されたビロード構造、特
開昭５４−３６９２４号公報に示された静電植毛構造が
提案されている。

また、収納マガジンがプラスチックで形成されているこ
とから生じる問題点、例えば製造コストが高いこと、廃
棄性が悪いことを解消するために、紙で形成された収納
マガジンが提案されてｂる（特願昭６０−５８１１４号
）。即ち、この収納マガジンは、紙で形成された遮光箱
と、該遮光箱内に設けられロール状の写真感光材料を回
転自在に支持しかつ紙で形成された円筒体と、該円筒体
を支持しかつ紙で形成された支持部材とからなるロール
状の写真感光材料を引き出し自在に収納する写真感光材
料収納マガジンである。

［発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、前記特公昭５９−３６７３６号公報に記
載されたプラスチックからなる収納ｉがジンは、高価で
おること、太陽光下に長く放置されると熱を吸収して変
形し、遮光性不良や外観不良及び帯状感光材料の引出し
性の不良が発生していた。

また、特願昭６０−５８１１４号の収納マガジンは、安
価に製造できるものではあるが、遮光箱には表面を黒く
着色した紙が使用されるものであるので、吸熱又は吸湿
して反り等の変形が住じ、また、ガスバリヤ−性、防湿
性、熱趣断性、帯電防止性等が充分でない場合があり、
収納した帯状感光材料の品質を保護できない場合があっ
た。

又従来の織物構造のｆｌ！テレンプ布や静電植毛構造の
ｇ！光テレンプ布でけホツレや毛抜け（／４’イル抜け
）等のトラブルが多かった。特に高温、高湿下ではゼラ
チンを用いている感光膜が膨潤し粘着性を増すため立毛
部内の除去しきれない／４’イル糸クズやホツレ糸が感
光膜に付着し問題を発生させていた。

本発明はかかる従来技術の問題点を解消し、遮光テレン
プ布のホツレや毛抜け（パイル抜け）が少ない、防湿性
、断熱性、外観遮光性等がすぐれた安価で改良された感
光材料収納マガジンを提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は上記目的を達成するために、遮光容器を構成す
る壁体を紙と金属箔層等を含む積層体で形成するととも
に、遮光テレンプ布を編物構造で形成したものである。

すなわち、本発明の感光材料収納マガジンは、帯状感光
材料がロール状に巻回されるコアと、該コアを収納し帯
状感光材料が引き出される引出口と紋別出口に設けられ
た遮光テレンプ布を有する遮光容器とから成るマガジン
において、該遮光容器の少なくとも一部の壁体が艇体と
核紙体の外表面に積層された外観銀色で金属箔層又は金
属薄膜加工フレキシブルシート層を含むｆｆｒ層体とで
形成され、核遮元テレンプ布が編物構造で形成されてｂ
ることを特徴として構成されている。

この感光材料収納マガジンは帯状感光材料を暗室内で収
納し、これを明室内でプリンターに装着するためのもの
である。

また、この感光材料収納マガジンの遮光容器は、艇体と
積層体でその壁体が形成されている。この艇体としては
、段ゴール紙、ポール紙、厚さ３００１ｒｒｒＬ以上の
各種の紙等が用いられる。

前記金属箔は、アルミニウム箔、スズ箔、鉛箔、電解鉄
箔等があるが防湿性、ガスバリヤ性、防水性、吸熱性、
遮光性を確保でき且つ安価である点で厚さ６〜２０１ｒ
ＷＬのアルミニウム箔が好ましい。

前記金属薄膜加工フレキシブルシート層は基体となる紙
や熱可塑性樹脂フィルム等に金属薄膜が加工生成されて
一体となったものである。

金属薄膜加工（生成）方法としては真全蒸着法、スパッ
タリング法、イオンデレーティング法、電子ビーム蒸着
法など従来公知の薄膜加工（生成）法等がある。

金Ｍ薄Ｍけ紙や熱可塑性樹脂フィルム等の薄手のフレキ
シブルシート層の片面又は両面に設けることが出来る。

金属薄膜用金属としてはＡｌ、　ａｎ。

Ｚｎ、　Ｃｏ、　Ｃｒ、　Ｎｌ、　Ｆｓ、　Ｃｕ、　Ａ
ｇ、　Ａｕ等の金属単体、合金、その他藩Ｍ住成可能な
金Ｉ！４はすべて使用できるがコスト、加工性、品質等
の点でアルミニウム（Ａｊ　）が本発明では本りとも適
している。金属薄膜加工を施すフレキシブルシート層と
しては、熱可塑性樹脂フィルム、紙等が用いられる。

本発明に好ましい金属薄Ｍ加工フレキシブルシート層と
しては、アルミニウム真壁蒸着熱可塑性樹脂フィルム、
アルはニウム真を蒸着紙、アルミニウム真空蒸着セロハ
ンである。

アルミニウム真全蒸着熱可塑性樹脂フィルムは熱可塑性
樹脂フィルムにアルミニウム真壁蒸着膜を形成したもの
である。この熱可塑性樹脂フィルムとしてはあらゆるも
のが使用可能であるが物理強度が大きく、入手しやすく
、比較的安価である点から各種ポリプロピレンフィルム
、各種のナイロ７フイルー１ｈ、各Ｎノｚ＋）エチレン
フィルム、ポリエステルフィルムが好ましい。

また熱可塑性樹脂フィルムの厚さけ蒸着コストやフィル
ムコスト、製造適性、物理強度確保のバランスの点から
７〜７０μｍ１好ましくけ８〜４０ｐ１もっとも好まし
いのは１０〜３０痺である。

もつとも好ましいのは厚さが１０〜３０μｍの一軸又は
二軸分子配向（延伸を含む）したポリプロピレンフィル
ム、ポリエステルフィルム、ポリエチレンフィルム、ナ
イロンフィルムである。ポリプロピレンフィルムでは無
延伸フィルムも物理強度が大きく安価で好ましい。高密
度ポリエチレン樹脂を用りてプロー比を大きくした極薄
強化フィルムは物理強度が大きく安価で特に好ましい。

アルミニウム真空蒸着膜の厚さは防湿性、防水性、ガス
バリヤ性、遮光性、防熱性、帯電防止性、蒸着膜強度等
の確保及びコスト、美観等の品質の点から５５〜１２０
０１が好ましい。即ち厚さが５５Ｘ未満ではアルミニウ
ム真空蒸着熱可Ｖ性樹脂フィルムだけではアルミニウム
真空蒸着膜の両面の層に発生する帯電を減少させること
が出来ない上に熱可塑性樹脂フィルムかフレキシブルシ
ート層の厚さを増加しないと写真感光材料の品質保１１
ｉＶｃ十分な防湿性、ガスバリヤ性、遮光性を確保する
ことが困難なためである。

又厚さが１２００１を越えると、帯電防止、防湿性、遮
光性は確保できるがコスト及び真空蒸着法等では加熱に
よる熱可塑性樹脂フィルムの劣化、出来あがった積層フ
ィルムの物理強度確保等の点で問題があり実用化困難で
ある。アルミニウム真空蒸着膜の厚さは５５Ｘ以上、通
常の用途には８０〜８００Ｘの厚さが好ましく、さらに
好ましくＦｉｌ　００〜６００Ｘである。

熱可塑性樹脂フィルムとアルミニウム真を蒸着膜との密
着（接着とも言う）強度向上のため熱可塑性樹脂フィル
ムの表面を各種の公知の方法で活性化させたり、下１！
！シＮ（アンカー剤コート層）をもうけたりしてもよい
。

代表的なアルミニウム真を蒸着膜と熱可塑性樹脂フィル
ムとの密着強度向上方法を記載するが本発明はこれらに
限定されず公知のすべての方法を用いることが出来る。

（１）熱可塑性樹脂フィルム層１５の表面を活性化する
方法。

（１）コロナ放電処理により表面を活性化する方法。

（２）紫外線照射処理により表面を活性化する方法。

（３）火炎処理により表面を活性化する方法。

（４）重クロム酸処理によシ表面を活性化する方法。

（５）硫酸混液等の酸化剤処理により表面を活性化する
方法等。

（２）（１）で活性化処理した表面に金属との親和性の
良好な全域受容性の優れた物質をｔ布する方法（アンカ
ー剤塗布方法） （１）ポリエステル樹脂溶液を塗布する方法。

（２）ポリアミド樹脂溶液を塗布する方法。

（３）ポリウレタン樹脂溶液を塗布する方法。

（４）エポキシ樹脂溶液を塗布する方法。

（５）セルローズ銹導体樹脂溶液を塗布する方法。

（６）ポリ酢酸ビニル樹脂溶液を塗布する方法。

（７）ポリビニルブチラール樹脂溶液を塗布する方法。

（８）　ＥＡＡ　、　ＥＥＡ　、　ＥＭＡ樹脂溶液を塗
布する方法。

（９）チタン系、イミン系、インシアネート系などのア
ンカーコート剤を塗布する方法、等。

（３）アルミニウム真を蒸着の前に熱可塑性樹脂フィル
ム層にエポキシ樹脂等（２）の樹脂を下塗りし、アルミ
ニウム真を蒸着後ツチラール樹脂等の保護層の上Ｉ！１
ｖを行う方法。

（４）アルミニウム真を蒸着の前又は後に熱可塑性樹脂
フィルム層の融点前後の温度で短時間熱処理をする方法
。

（５）アルミニウム真空蒸着膜を形成する熱可塑性樹脂
フィルム層中に金属との！！和性の良好な物質を添刀口
する。

アルミニウム真空蒸着Ｍ層の傑物だけでなく。

アルミニウム真空蒸着膜とフレキシブルシート層や接着
層間の強度を向上させたり、眉間強度を調整する為必要
ならアルミニウム真空蒸着膜層の上に保護層をもうけて
もよめ。

アルミニウム真空蒸着膜保護層としては、ブチ。

ラール樹脂、アクリル樹脂、酢酸繊維素等のセルローズ
系樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹
脂、アイオノマー樹脂、ＥＥＡ樹脂、各種ポリエチレン
樹脂、？リプロピレン樹脂等適宜の樹脂が使用できる。

又ワックス、ゼラチン、ポリビニルアルコール特も使用
できる。アルミニウム真空蒸着膜の保護層は極薄の厚さ
で形成するのがよい。押出しラミネート法でもうける場
合でも５０−以下にしないと静電気の除去は不充分とな
る。

公知の溶液塗布方法やスプレー塗布方法等により５μｍ
以下の厚さにするとアルミニウム真叩蒸着膜層の保鰻が
できしかも静電気の防止効果も大きくなるので好ましい
。

本発明の積層体は外観が銀色を呈さなければならないの
で、以上説明した金属薄膜加工フィルムにアンカーコー
ト層又は保護層を金属薄膜より容器の表面側に位置する
ように設ける場合は、これらは透明又は半透明でなけれ
ばならなり０本発明に使用する！Ｒ層体は金Ｘ薄膜加工
フレキシブルシー）／ｉｆ（代表的な例として以抜アル
ミニウム真空蒸着熱可塑性樹脂フィルムと表示する）の
他その両面に物理強度向上、防湿性向上、熱遮断性向上
、カール防止等の目的で各種のフレキシブルシート層を
積層することができる。

この場合でも表面になるフレキシブルシート層は、金属
薄膜層のシルバー色（銀色）を確保して商品価値と熱遮
断性を向上するために透明又は半透明のフレキシブルシ
ート層を用いることが本発明では必須である。

透明又は半透明のフレキシブルシート層として好ましい
のはセロハンと１軸又は２軸分子配向（延伸も含む）熱
可塑性樹脂フィルムである。この場合単１ＮＩフィルム
でも２ｆｆｉ以上の共押し出しフィルムでも良い。分子
配向（延伸も含む）熱可塑性樹脂フィルムの内でも入手
性、コスト、物理強度、耐熱性、透明性等の点から２軸
延伸のポリエステルフィルム、各ａポリプロピレンフィ
ルム、各種ナイロンフィルム、各種ポリエチレンフィル
ムが特に好ましい。

もっとも安価な透明又は半透明層としては各種の熱可塑
性樹脂溶融湯を塗布したシ、各種のポリマー溶液を塗布
したり、前記アルミニウム真空蒸着膜保護層を用いるこ
とが出来る。

本発明に使用する金属箔又は金属薄膜加工フレキシブル
シート層を含む銀色外観の積１体は紙で形成される遮光
容器用展開体の表面に各種の接着剤（含む粘着テープ等
）で積層されて用いられたり、厚紙（板紙やボール紙）
と各種の積層方法（例えばエクストルージ璽ンラミネー
ト法、ホットメルトラミネート法、ドライラミネート法
、ウェットラミネート法等）により積層した後遮光容器
寸法の展開体に打ち抜いたり断裁したり、スリットした
、引出口になる部分に編物構造の遮光テレンプ布を接着
した展開体を製函して遮光容器として用いたシ、段ぎ一
部のライナーに各種の積層方法によル積膚した後公知の
段ボール製造方法でフルートとｆｆｒＪｉして銀色外観
の段？−ルを作成した後、Ｒ充容器用展開体寸法に打ち
抜き又は断裁又はスリットし、引出口になる部分に編物
構造の遮光テレンプ布を接着して作成した展開体を製函
して遮光容器として用いたシする。

この金属箔又は金属薄膜加工フレキシブルシート層を含
む銀色外観の積層体は遮光容器の表面にｙｆＸ層される
ことが本発明では必須であり、必要によっては遮光容器
の内側（感光材側）Ｉ／ｃも積層してもよい。

また、本発明の感光材料収納マガジンの遮光容器の壁体
は、艇体の表面に金属箔又は金属薄膜加工フレキシブル
シート層を営む銀色外観の積層体を積層して形成される
が、Ｍ元容器を構成する総ての壁体がこれにより形成さ
れる必要はなく、少なくとも一部の壁体が艇体と積層体
で形成されていればよい。すなわち、全壁体であっても
よいし、例えば４方向に対向する壁体のみが艇体と積層
体で形成され他の壁体はプラスチック等の他の材料で形
成されていてもよい。

前記引出口の長手方向の上下にＦｉ編物構造の遮光テレ
ンプ布が設けられている。この編物構造の遮光テレンプ
布は引出口の遮光性を確保するため。

のものである。編物構造の遮光テレンプ布は遮光性はも
ちろん帯状感光材の引出しや巻戻しの際に帯状感光材に
傷をつけないように柔軟であることが好ましい。

遮光テレンプ布としては、従来のビロード織物構造や静
電植毛構造のものはホツレや毛抜け（）々イル抜け）等
のトラブルが多く紙製！！！元容器用としては集用化不
可であ！７ｍ物構造のメリヤスを用いる必要がある。

編物構造の迦光テレンプ布の例を以下に述べる。

１つＦｉａ物（メリヤス）の添毛組織である添毛ニット
（起毛ニット）がある。

然しこの場合も組織点がルーズで添毛が抜けやすい欠点
を解決するため、地糸に高収縮糸を使って熱処理で編目
を締める方法や接着剤を使用し、添毛部には毛先がよく
開くように熱処理により嵩高くなる特殊糸を用いる。然
し起毛しシャーリング（開繊）すると添毛（パイル糸）
クズが発生するため室内光装填ロール状印画紙用遮光容
器の引出し部に起毛ニットを使用した賜金でも高温・高
湿下ではゼラチンを用いている感光膜が膨潤し粘着性を
増すため立毛部内に除去しきれない添毛（パイル糸）ク
ズがあり、これが感−ｉＭに付着し問題を発生すること
もある。

このため本発明に好ましいのは、前記添毛ニットのテレ
ンプ布を改良した比較的簡単な工程で低コスト生産可能
な、毛抜け、ホツレ等のトラブルのないループ（輪奈）
状のパイルで編物（メリヤス）の表面をおおった遮光テ
レンプ布である＠最も好ましいものは先端部が１部は開
繊し、１部はループ状のままのパイルで表面を櫟りた編
物（メリヤス）である。５光テレンプ布としては染料、
顔料等で着色したテレンプ布が好ましい。特に黒色が遜
光性確保の点で好ましい。

編物からループ（輪奈）状のパイルを有するテレンプ布
をつくる方法としては円型編みや平型編み等のいわゆる
ヨコ編みメリヤスをループ状のパイルに起毛加工（ｒａ
ｌｓｌｎｇ　）　したテレンプ布や、トリコット編、ラ
ッセル編み、ミラニーズ編等のいわゆるタテ編みメリヤ
スをループ状のパイルに起毛加工してテレンプ布をつく
る方法等がある。

又起毛加工をせずにループ状のｉ４イルを有する編物を
？′［接つくる方法としては丸編）母イル編機を用いる
方法と円型靴下ノ母イル編機を用いる方法等がある。丸
編ノ母イルとしてはシンカパイルがある。

この編物の場合でも１部は切断し、１部はループ状のま
まの／４’イルで表面を覆ったテレンプ布が好ましい。

特に好ましいのは黒色に着色したポリエステル繊維、ア
クリル繊維、ナイロン繊維を５０％以上含む合成繊維を
用い丸編機でループ状の・母イルを有するメリヤス（編
物）としたシンカー／ＩＰイル糸テレンプ布と、トリコ
ットタテ編機を用いてメリヤスを製造した後横に走って
いる糸を針で引掛けてループ状に引き出し起毛して・や
イルとしたフレンチノヤイル糸テレンプ布である。及び
前記の２種のループ状ツヤイル（シンカーノやイル、フ
レンチ／４イル）の１部を切断（開繊）した毛羽状パイ
ルとし、１部はループ状・やイルのままで表面を覆った
テレンプ布である。

遮光テレンプ布に用いられる経糸及びパイル糸等は熱可
塑性樹脂からなる合成線＃（ナイロン、アクリル系繊維
、ポリエステル繊維、ビニロン、塩化ビニル繊維、塩化
ビニル、ビニリデン共１合体繊維、ポリプロピレン線維
、ポリエチレン繊維、ポリカーメネート縁維等）がヒー
トスリット法や超音波スリット法等のように切断面がほ
つれな論ように溶融切断する方法を用いることができる
点と品質が均一で、吸湿性が少なく、起毛後のヒートセ
ット性が良好、物理強度が大きい等積々の点で天然繊維
よりすぐれているので好ましい。

然し必要特性によっては合成線維、レーヨン、アセテー
ト、木綿、絹岬の単独＃維や特殊加工繊維又は２種以上
を混合紡績した繊維等を選択的にｍ−ることができる。

特にループ（輪奈）状のパイルを有する遮光テレンプ布
を用いた場合は、ノ４イル糸も連続に１体化されている
ので、本発明の必須構成体である金属箔又は金属薄膜加
工フレキシブルシ一ト層ｆ含む銀色外観の積層体を遮光
容器の表面に積層しているので遮光容器のまま太陽光下
及びプリンターに長時間放置したままでも遮光容器内の
温度上昇も少なく（外観が銀色のため光を反射）、湿度
上昇も少なく、ゼラチン等の親水性高分子を用いている
帯状感光材の感光膜の膨潤も小さくなる相乗効果も重な
シ感光膜へのノやイル屑等の付着トラブルも少な−。

最も好ましいものは、帯状感光材の蛇行防止とノンイル
の柔軟性向上のためループ状／４’イルの先端部分の一
部分を切断して柔軟性を向上させたセミカットノンイル
タイプのＲ元テレンプ布である。

又遮光性、防湿性をさらに良化させるために、編物構造
の着色した長、短の筋状のノ４イル形状に引出口に略平
行になるように、且つ上舌と下舌の各々の長短パイルが
カミ合うように設けた遮光テレンプ布も好ましｈｏ〔作
用〕 本発明の感光材料収納マガジンは、その３？！光容器の
壁体が献体と金属箔層勢を含む積層体とで形成きれてい
るので、太ｗＩ！１党の下に長時間おかれても太陽光を
金属箔等が反射して温度が上昇するのを防止する。防湿
性、熱遮断性、防水性、防塵性、帯電防止性叫を確保す
るだけでなく紙製遮光容器の吸湿による変形を防止し遮
光性、防湿性を確保し、熱遮断性確保により写真感光材
料の品質保饅性が向上させているだけでなくシルバー色
（銀色）の外観を程しているため美観によシ商品価値を
向上している。

又従来のプラスチック製容器に比較し非常に安価な遮光
容器で、強度や必ＩＩｒ％性も十分確保できるだけでな
く使用後の廃棄も簡単である。

さらに、遮光テレンプ布は編物構造であるので、／ｅイ
ル抜は等を防止し、感光材料の表面に抜けたノンイル、
／やイル屑が付着することがない。

〔実施例〕

以下、本発明のＲト光材料収納マガジンの一実施　。

例を第１図から第３図に基づいて説明する。

第１図は感光材料収納マガジンの斜視図で、第２図はそ
の上部を開口し視角を変えた斜視図である。そして第３
図は同上に使用する遮光容器の展開体の平面図である。

第１図において、符号１は遮光容器で、との遮光容器１
の内部には帯状＃光材料であるロール状の写真感光材料
２を回動自在に支持するコア３が設けられている。また
、遮光容器１の一辺に隣接して写真ｇ光材料２の引出口
４が形成されておシ、この引出口４にＦｉ第２図に示す
ように遮光テレンプ布５が貼付きれている。

そして、この遮光容器１は第３図に示すような各壁体６
を折曲自在に一体とした展開体７を組み立てて形成され
ている。なお、符号８ｆ′ｉ展開体７を組み立てた除の
隅角部の遮光性を確保するための黒紙である。

この展開体７は、第４図から第１１図の断面図に示すよ
うに禍成されている。

給４し；の例は、透明又は半透明な熱可塑性樹脂フィル
ム層１５にアルミニウム真空蒸着膜Ｎ１６を形成した金
属薄膜加工フレキシブルシート層１７のみで構成する積
層体２２を接着層２０を介して艇体２３に積層したもの
である。

第５図の例は、第４図の例において熱可撤性樹脂フィル
ム層１５とアルミニウム真空蒸着膜Ｎ１１６をアンカー
コート層１９を介して積層したものである。

第６図の例は一１第５図の例において金属薄膜加工フレ
キシブルシートｆｆ１１７と接着層２０をアンカーコー
ト層１９を介して＆層したものである。

第７図の例は、透明又は半透明な熱可塑性樹脂フィルム
層１５とアルミニウム真空蒸着層１６からなる金属薄膜
加工フレキシブルシート層１７とフレキシブルシート層
１８を接着層２０を介して積層した積層体２２を更に接
着層２０を介して艇体２３に積層したものである。

第８図の例は、第７図において熱可塑性樹脂フィルム層
１５とアルミニウム真空蒸着膜層１８をアンカーコート
層１９を介して積層したものである。

第９図の例は、第４図の金属薄膜加工フレキシブルシー
ト層１７に接着層２０を介して透明又は半透明のフレキ
シブルシート層２１を積層したものである。

第１０図の例は、第７図の金属薄膜加工フレキシブルシ
ート層１７に接着層２０を介して透明又は半透明のフレ
キシブルシート層２１　’ｌ−＆層したものである。

第１１図の例は、第８図の金属′ｆｓｖ、加工フレキシ
ブルシート層１７にアンカーコート層１９を形成した透
明又は半透明のフレキシブルシート層２１を接着層２０
を介して積層したものである。また、積層体２２の透湿
度はアルミニウム真空蒸着膜層の厚さを４００Ｘにした
時５ｇの塩化カルシウムを本発明の積層フィルムを用い
た１０個×１０個の完全密封度に入れて４０℃９０チＲ
Ｈに１日入れておいた時のｍ２換１０の吸湿量を求める
方法でｄｌｏ、！ｉ’／ｍ”　・２４ｈ以下であった。

アルミニウム真空蒸着膜にキズやヒビワレを発生させな
いように積層すると上記方法で測定した透湿度が３９７
ｍ”・２４ｈ以下となった。

前記遮光テレンプ布５は、第１２図又は第１３図の模式
断面図に示すように構成されている。

第１２図の例は、グラウンド糸１２と共に編み込まれた
ループ状のパイル糸１３又はループ状ツバイル糸の先端
を開繊した羽毛状・やイル糸１４で編物の弐面が板われ
たものである。

第１３図の例はベルペットタイプの遮光テレンプ布でｈ
ｂ、ノ＋イル糸１４を地布のグランド糸１２に固定する
ために目止め接着剤１１が含浸されている。

コ２ト、熱遮断性、銀色の光反射外観、物理強度カール
、防湿性、ガスバリヤ性、防水性、防塵性等の点で特に
好ましい実施例をあけると、遮光テレンプ布として黒色
に勉・色したループ状のノぞイルとループ状ペイルが開
繊てれた羽毛状パイルを有するメリヤス（編物）構造の
シンカー／４’イルである。

銀色外観の積層体としては１２μｍの透明の二軸延伸ポ
リエステルフィルムからなる熱可塑性樹脂フィルム層１
５にアルミニウム真空蒸着膜１６を厚さ３００〜５００
Ｘでもうけた金属薄膜加工フレキシブルシートであるア
ルミニウム真空蒸着二軸延伸ポリエステルフィルムを直
接厚さ６〜３０μｍの低密度ポリエチレン樹脂を主成分
とする接着層２０で艇体２３である紙製Ｒ党容器用段が
−ルのライナー用帯状クラフト紙と積層したものである
。

そして、これを公知の段が−ル製造装置によ＃）Ｅフル
ートの表面側のライナーとして用いＥ段が−ルを作成し
た後遮光容器寸法の展開体に打ち抜いた後、この展開体
の引出口になる部分に編物構造のシンカーパイルタイプ
の遮光テレンプ布を接着した後これを製缶して遮光容器
としたものである。

第１４図から第１６図は本発明の感光材料収納マガジン
の他の例を示す図で、第１４図は感光材料収納マガジン
の遮光容器の管状体の斜視図で、第１６図はコアが一体
に形成されている端キャップの断面図で、そして第１５
図は管状体を形成する展開体の斜視図である。

第１４図において、管状体２５は４個の壁体２６ｍ　、
２６ｂ　、２６ｅ　、２６ｄで略正方形の管状に形成さ
れ、その両端部には引出口２７を形成する舌体２８ａ、
２８ｂが内側へ折曲形成されている。この管状体２５は
、第１５図に示すように、各壁体２６ｍ、２６ｂ、２６
ｅ、２６ｄと舌体２８ｍ、２８ｂが夫々折曲自在に一体
に形成された展開体２９を折曲して管状に形成したもの
である。そして、この展開体２９としては、゛前述した
第４図から第１１図に示す艇体２３と積層体２２の積層
きれたものが使用される。

第１６図に示す端キャップ３０は、プラスチックで側壁
及びコア３が一体に射出成形されているものである。

以上の実施例は本発明の感光材料収納マガジンとして好
ましい実施態様の代表例を示したものであるが本発明は
以上に限定されたものでなく他の公知形状の遮光容器や
公知の糸材、公知のフレキシブルシート層との組合わせ
が可能である。

必要によっては本発明の感光材料収納マガジンを各種の
単一層又は積層フィルムを用いた防湿質又はシュリンク
包装等によって密封包装化してもよい。

次に、本発明品と従来品の特性を比較した結果を第１表
に示す。

従来品遮光各紙としては従来品１は表面が黒色の遮光紙
を貼った飯紙を紙製遮光容器の寸法の展開体に打抜いた
彼、この展開体の引出口になる部分に織物構造の第１３
図に相幽するベルペットタイプの遮光テレンプ布を接着
し、そしてこれを製函して形成したものである。従来品
２はカーボン入のプラスチック製の遮光容器で遮光容器
で遮光テレンプ布としてはベルペット織物構造を使用し
たものである。

評価は下記による ◎：非常に優れている。

○：優れている。

・：実用限度内 ム：改良必要１問題あり。

×：実用不可。

試験方法は下記による Ａ：照度８万ルツクス下で３０分間曝光した時のカラー
印画紙又はＪＩＳ１３５型写真フィルム（ＦＵＪＩ　力
５−　ＨＲ−１００ＡＳＡ感光度１００）（７）党カブ
リを現像処理によシ判定。

Ｂ：温度３０℃、湿度８０％ＲＨ下に１２時間放置後カ
ラー印画紙又はＪＩＳ　１３５型写真フイルム（ＦＵＪ
ＩカラーＨＲ−１００）を引き出した時の切断面のほつ
れ、ノ９イル切断クズ１，４１イル抜けを遮光テレング
布と接触していた審状カラー印画紙又はＪＩＳ　１３５
型写真フイルム（ＦＵＪＩカラーＨＲ−Ｚｏｏ）感光膜
への付着状態よシ判定。

Ｃ：カラー印画紙又はＪＩＳ　１３５型写真フイルム（
ＦＵＪＩカラーＨＲ−１００）をスリット開口部から引
き出したり巻きもどす時の帯状カラー印画紙又はＪＩＳ
　１３５型写真フイルム（ＦＵＪＩカラーＨＲ−１００
）の蛇行状態より判定。

Ｄ二Ｍ状カラー印画紙又はＪＩＳ　１３５型写真フイル
ム（ＦＵＪＩカラーＨＲ−１００）をスリット開口部か
らＩｎ／秒の速度で引き出した時の帯状カラー印画紙又
はＪＩＳ　１３５型写真フイルム（ＦＵＪ　ＩカラーＨ
Ｒ−１００）感光膜面のスリキズの発生状態よシ判定。

Ｅ：従来品を１００とした時のコスト比。

略同様の結果が特公昭５９−３６７３６形式の遮光カセ
ットの遮光テレング布として用い念時も得られた。

〔発明の効果〕

本発明の層状感光材の紙製遮光容器は、紙の表面に金属
箔又は金属薄膜加工フレキシブルシート層を含む銀色外
観の積層しているので、従来の黒に表面を着色した紙製
遮光容器等では不充分でちった防湿性、ガスバリヤ−性
、防塵性、熱遮断性。

防水性、″Ｍ電電防止環を確保するだけでなく紙製遮光
容器の吸熱や吸湿による溝状感光材引出し口等の変形等
を防止し遮光性、防湿性を確保し、又太陽光下に放置さ
れた場合でも熱遮断性が勝れているので写真感光材料の
品質を保護でき、シルバー色（銀色）の外観なので美し
く商品価値も向上している。

又従来品２の黒色のグラスチック製遮光容器に比較して
安価で太陽光下での吸熱による変形も少なく熱遮断性に
勝れているので写真感光材料の品質を保護でき、シルバ
ー色（銀色）の外観なので美しく商品価値も向上してい
る。且つ紙製であるが強度や必要特性も十分確保でき、
使用後の廃棄も簡単である。

さらに、／４′イル抜は等が発生することなく、感光材
料の表面をクリーンに保つことができる。

【図面の簡単な説明】

ｉ＠１図は本発明による感光材料収納マガジンの一実施
例の斜視図で、第２図は同上の上部を開口した斜視図で
、そして第３図は同上に使用する遮光容器の展開体の平
面図である。第４図から第１１図は展開体く使用する艇
体と積層体の例を示す断面図である。第１２図及び第１
３図は遮光テレング布の例を示す模式断面図である。第
１４図は他の実施例に使用する管状体の斜視図で、第１
５図は同上の展開体の斜視図で、そして第１６図はＨ，
Ｒキャップの断面図である。 １・・・遮光容器、２・・・写真感光材料、３・・・コ
ア。 ４．２７・・・引出口、５・・・遮光テレング布、７．
２９・・・展開体、１７・・・金属薄膜加工フレキシブ
ルシート層、２２・・・積層体、２３・・・紙体特許出
願人　富士写真フィルム株式会社代理人弁理士　１）　
中　　政　　浩 ほか１名 第１図 第３図 第４ｒ！Ａ　　　第５因　　第６図 第７図　　ｓ８因　　第９図 第ｉ０図　　　第１ｒ図 第１２図　　　　第１３図

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）帯状感光材料がロール状に巻回されるコアと、該
   コアを収納し帯状感光材料が引き出される引出口と該引
   出口に設けられた遮光テレンプ布を有する遮光容器とか
   ら成るマガジンにおいて、該遮光容器の少なくとも一部
   の壁体が紙体と該紙体の外表面に積層された外観銀色で
   金属箔層又は金属薄膜加工フレキシブルシート層を含む
   積層体とで形成され、該遮光テレンプ布が編物構造で形
   成されていることを特徴とする感光材料収納マガジン
2. （２）金属箔が厚さ６μｍ〜２０μｍのアルミニウム箔
   からなる特許請求の範囲第１項記載の感光材料収納マガ
   ジン
3. （３）金属薄膜加工フレキシブルシート層が厚さ７μｍ
   〜７０μｍの熱可塑性樹脂フィルムに厚さ５０Å〜１２
   ００Åのアルミニウム真空蒸着膜を形成してなるアルミ
   ニウム真空蒸着熱可塑性樹脂フィルムからなる特許請求
   の範囲第１項記載の感光材料収納マガジン
4. （４）金属箔又は金属薄膜加工フレキシブルシート層の
   表面に透明又は半透明の保護層を有する特許請求の範囲
   第１項、第２項又は第３項記載の感光材料収納マガジン