JPS62225564A - 染料および該染料を用いた熱転写シ−ト - Google Patents

染料および該染料を用いた熱転写シ−ト

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JPS62225564A
JPS62225564A JP61068443A JP6844386A JPS62225564A JP S62225564 A JPS62225564 A JP S62225564A JP 61068443 A JP61068443 A JP 61068443A JP 6844386 A JP6844386 A JP 6844386A JP S62225564 A JPS62225564 A JP S62225564A
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正典 赤田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、新規な染料およびそれを用いた熱転写シート
に関し、更に詳しくは諸堅牢性に優れた記録画像を被転
写材に容易に与えることができる新規な染料および熱転
写シートを提供することを目的とする。
(従来の技術) 従来1種々の熱転写方法が公知であるが、それらの中で
昇華性染料を記録剤とし、これを紙等のノ、(材シート
に担持させて熱転写シートとし、昇華性染料で染着回部
な被転写材、例えば、ポリエステル製織布等に重ね、熱
転写シートの裏面からパターン状に熱エネルギーを与え
て、昇華性染料を被転写材に移行させる昇華転写方法が
行われている。
(発明が解決しようとしている問題点)上記昇華転写方
法において、被転写材が例えばポリエステル製織布等で
ある昇華捺染方法では、熱エネルギーの付与が比較的長
時間であるため、被転写材自体も付与された熱エネルギ
ーで加熱される結果、比較的良好な染料の移行が達成さ
れている。
しかしながら、記録方法の進歩により、サーマルヘッド
等を用いて、高速度で、例えば、ポリエステルシートや
、紙に染料受容層を設けた被転写材を使用し、これらの
被転写材に繊細な文字や図形あるいは写真像を形成する
場合には、熱エネルギーの付与は秒単位以下の極めて短
時間であることが要求され、従って、このような短時間
では昇華性染料および被転写材が十分には加熱されない
ために、十分な濃度の画像を形成することができない。
従って、このような高速記録に対応するために、昇華性
に優れた昇華性染料が開発されたが、昇華性に優れる染
料は、一般にその分子量が小であるため、転写後の被転
写材中において染料が経時的に移行したり、表面にブリ
ードしたりして、折角形成した画像が乱れたり、不鮮明
となったりあるいは周囲の物品を汚染するという問題が
生じている。
このような問題を回避するために、比較的分子量の大な
る昇華性染料を使用すると、上記の如き高速記録方法で
は昇華速度が劣るため、上記の如く満足できる濃度の画
像が形成し得ないものであった。
従って、昇華性染料を使用する熱転写方法においては、
上記の如き極めて短時間の熱エネルギーの付与によって
、十分に濃度のある鮮明な画像を与え、しかも形成され
た画像が優れた諸堅牢性を示す熱転写シートの開発が強
く要望されているのが現状である。
本発明者は、上述の如き業界の強い要望に応えるべく鋭
意研究の結果、従来のポリエステル製織布等の昇華捺染
方法では、織布の表面が平滑ではないため、熱転写シー
トと被転写材である織布とは十分に密着することがなく
、そのために使用する染料は昇華性あるいは気化性(す
なわち、熱転写シートと織布との間に存在する空間を移
行できる性質)であることが必須条件であったが、表面
が平滑なポリエステルシートや表面加工紙等を被転写材
とする場合には、熱転写時に熱転写シートと被転写材と
が十分に密着するため、染料の昇華性や気化性のみが絶
対的必要条件ではなく、密着した両者の界面を染料が熱
によって移行し得る性質も極めて重要であり、このよう
な界面の熱移行性は、使用する染料の化学構造によって
大いに影響されることを知見し、適当な分子構造を有す
る染料を開発することによって、従来の常識では使用不
能であると考えられている程度の高い分子量の染料であ
っても、良好な熱移行性を有することを知見したもので
ある。そしてこのような染料を担持する熱転写シートを
用いることによって、極めて短時間の熱エネルギーの付
与であっても、使用した染料が容易に被転写材に移行し
、高い濃度と優れた諸堅牢性を有する記録画像が形成さ
れることを知見して本発明を完成した。
(問題点を解決するための手段) すなわち、本発明は、下記一般式CI)および/または
一般式(II )で表される染料および該染料を用いた
ことを特徴とする熱転写シートである。
但し、上記式中のAおよびBは、−CON)IR5また
は−NHCOR5であり、Cは水素原子、−CONHR
5または−NHCOR5であり、xlおよびx2は水素
原子またはハロゲン原子であり、R1およびR2は水素
原子、ハロゲン原子またはアルキル基であり。
R3−R5はアルキル基または置換アルキル基である。
次に本発明を更に詳細に説明すると2本発明を主として
特徴づける一般式(I)または一般式(II )で表さ
れる染料は、p−フェニレンジアミン系化合物とナフト
ール類またはフェノール類とのカップリング方法によっ
て得られるものであり、製造方法自体は公知であるが、
その出発原料および原料の組合せが新規であり、従って
従来は知られていない新規な染料である。
本発明者は、このような染料について、本発明の如き熱
転写シート用の染料としての適応性について詳細な研究
を続けた結果、前記一般式(I)または一般式(II)
で表される染料に限って、その分子量が280を越える
ものであっても優れた加熱移行性を有し、更に被転写材
に対する優れた染着性、発色性を示し、そのうえ転写し
た被転写材中での染料の移行性(ブリード性)が見られ
ず、熱転写シート用の染料として極めて理想的な性質を
有することを見出したものである。
本発明において特に好ましい前記一般式(1)または一
般式(II )の染料は、置換基A、BおよびCが−N
HCOR5または−CoN)IR5であって、R5がC
I NCl0のアルキル基であり、R1およびR2が水
素原子またはメチル基であるものであることがわかった
また、R3およびR4に関しては、いずれもがCl−C
4のアルキル基であり、且つR3およびR4の少なくと
も一方が、水酸基または置換水酸基[例えば、−OR(
Rは低級アルキル基、アルキルカルボニル基等)]、ア
ミン基または置換アミノ基[例えば、NHR(Rばアル
キル基、アルキルカルボニル基、アルキルスルホニル基
等)]、シアノ基、ニトリル基等の如き水不溶性の極性
基を有するものが、最良の結果、すなわち、優れた熱移
行性、被転写材に対する染着性、転写時の耐熱性、発色
性と同時に優れた転写後の耐移行性等を有するものであ
った。
また本発明の前記一般式(I)または一般式(II )
で表される染料は、その分子量が280以上、好ましく
は350〜700であり、特に形成される画像の保存性
が要求されるときは、400〜700であるときに一層
優れた耐移行性を有する画像を与えることが判明した0
分子量が350未満であるときは、熱移行性等は満足で
きるものであるが、転写後の耐移行性が若干低下する。
以下に本発明において好適な染料の具体例を下記に挙げ
る。下記第1表は、一般式CI)および一般式(II 
)における置換基R1〜R5を示す。
J−、/    1    ?コ No、  RI  R2R3R4R5 1HCH3C2H5C2H40)I   C)132 
  HC)13   C2H5C2H40)!   0
4893   CH3CH3C2H5C2H40)I 
  C4H!94    )(CI     C2)1
5    C2H4OHC4Hθ5    CH3HC
2H5G2)140HCH36HHC2H3C2H4N
H5O2CH3(:4)+97   HHCH3CH3
C8H17 8HCH3C8H17C8H17CH39G)13  
 CH3C2H5C2H5C4H910HHCH3CH
3CH3 11CH3CH3C8H17C8H17C3)1171
2   CI(3CI    C2H5C2H4OHC
4H9r3c+   cl    C2H5C2H5C
H3(A)一般式(I)の染料において、R1−R5が
上記(D 〜(13)−rあり、且ッA=−CONHR
5、XIおよびX2=Hであるもの。
(B)一般式(I)の染料において、R1−R5が上記
(1)〜(13)テあり、且ッA=−CONHR5、X
l=C1,X2 =Hであるもの。
CG)一般式(I)の染料において、R1−R5が上記
(1) 〜(13)テあり、且ッA=−cONHR5、
X1=H,X2 =CIであるもの。
(D)一般式(I)の染料において、R1−R5が上記
(1) 〜(13)テあり、且ツA=−COW)lI’
+5、x1=CI、X2 =(:lであるもの。
(E)一般式(II )の染料において、R1−R5が
上記(1)〜(13)であり、且つB=−NHCOR5
、C=H,Xi =Hであるもの。
(F)一般式(II )の染料において、R1−R5が
上記(1)〜(13)であり、且つB=−NHCOR5
、C=H,XI =Clであるもの。
CG)一般式(II )の染料上おいて、R1−R5が
上記(1)〜(13)であり、且つ、BおよびC=−N
HCOR5、X1=Hであるもの。
(H)一般式(II )の染料において、R1−R5が
上記(1)〜(13)であり、且つ、BおよびC=−N
HCOR5、Xi =Ill:lテあるもの。
本発明の熱転写シートは以上の如き前記の特定の染料を
使用することを特徴とし、それ以外の構成は従来公知の
熱転写シートの構成と同様でよい。
前記の染料を含む本発明の熱転写シートの構成に使用す
る基材シートとしては、従来公知のある程度の耐熱性と
強度を有するものであればいずれのものでもよく1例え
ば、0.5〜50pm、好ましくは3〜lOpm程度の
厚さの紙、各種加工紙、ポリエステルフィルム、ポリス
チレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリスルホ
ンフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリビニルア
ルコールフィルム、セロファン等でアリ、特に好ましい
ものはポリエステルフィルム”である。
上記の如き基材シートの表面に設ける染料担持層は、前
記一般式の染料を任意のバインダー樹脂で担持させた層
である。
前記の染料を担持するためのバインダー樹脂としては、
従来公知のものがいずれも使用でき、好ましいものを例
示すれば、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロ
ース、エチルヒドロキシセルロース、ヒドロキシプロプ
ルセルロース、メチルセルロース、酢酸セルロース、酢
酪酸セルロース等のセルロース系樹脂、ポリビニルアル
コール、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルブチラール、ポリ
ビニルピロリドン、ポリアクリルアミド等のビニル系樹
脂、ポリエステル等が、耐熱性、染料の移行性等の点か
ら好ましいものである。
本発明の熱転写シートの染料担持層は、基本的には上記
の材料から形成されるが、その他必要に応じて従来公知
と同様な各種の添加剤をも包含し得るものである。
このような染料担持層は、好ましくは適当な溶剤中に前
記の染料、バインダー樹脂その他の任意成分を加えて各
成分を溶解または分散させて担持層形成用塗液またはイ
ンキを調製し、これを上記の基材シート上に塗布および
乾燥させて形成する。
このようにして形成する担持層は、0.2〜5 、0 
#Lm、好ましくは0.4〜2.0gm程度の厚さであ
り、また担持層中の前記の染料は、担持層の重量の5〜
70重量%、好ましくは10〜60重量%の丑で存在す
るのが好適である。
上記の如き本発明の熱転写シートは、そのままで熱転写
用として十分に有用であるが、更にその染料担持層表面
に粘着防止層、すなわち離型層を設けてもよく、このよ
うな層を設けることにより、熱転写時における熱転写シ
ートと被転写材の粘着を防止し、更に高い熱転写温度を
使用し、一層優れた濃度の画像を形成することができる
この離型層としては、単に粘着防止性の無機粉末を付着
させたのみでも相当の効果を示し、更に、例えばシリコ
ーンポリマー、アクリルポリマー、フッ素化ポリマーの
如き離型性に優れた樹脂から0.01〜5g、m、好ま
しくは0.05〜2pmの離型層を設けることによって
形成することができる。
尚、上記の如き無機粉体あるいは離型性ポリマーは染料
担持層中に包含させても十分な効果を奏するものである
更に、このような熱転写シートの裏面に、サーマルヘッ
ドの熱による悪影響を防止するために耐熱層を設けても
よい。
以上の如き熱転写シートを用いて、画像を形成するため
に使用する被転写材は、その記録面が前記の染料に対し
て染料受容性を有するものであればいかなるものでもよ
く、また染料受容性を有しない紙、金属、ガラス、合成
樹脂等である場合には、その少なくとも一方の表面に染
料受容層を形成すればよい。
染料受容層を形成しなくてもよい被転写材としては、例
えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィ
ン系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等のハ
ロゲン化ポリマー、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビ
ニル、ポリアクリルエステル等のビニルポリマー、ポリ
エチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート
等のポリエステル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリア
ミド系樹脂、エチレンやプロピレン等のすレフインと他
のビニルモノマーとの共重合体系樹脂、アイオノマー、
セルロースジアセテート、セルローストリアセテート等
のセルロース系樹脂、ポリカーボネート、ポリスルホン
、ポリイミド等からなる繊維、織布、フィルム、シート
、成形物等が挙げられる。
特に好ましいものはポリエステルからなるシートまたは
フィルムあるいはポリエステル層を設けた加工紙である
。また、紙、金属、ガラスその他の非染着性の被転写材
であっても、その記録面に上記の如き染着性の樹脂の溶
液または分散液を塗布および乾燥させるか、あるいはそ
れらの4al11¥!フイルムをラミネートすることに
より、被転写材とすることができる。
更に、上記の染着性のある被転写材であっても、その表
面に更に染着性の良い樹脂から、上記の紙の場合の如く
して染料受容層を形成してもよい。
このようにして形成する染料受容層は、単独の材料から
でも、また複数の材料から形成してもよく、更に所期の
目的を妨げない範囲で各種の添加剤を包含してもよいの
は当然である。
このような染料受容層は任意の厚さでよいが、一般的に
は5〜501Lmの厚さである。また、このような染料
受容層は連続被覆であるのが好ましいが、樹脂エマルジ
ョンや樹脂分散液を使用して、不連続の被覆として形成
してもよい。
このような被転写材は基本的には上記の如くで、そのま
までも十分に使用できるものであるが、上記被転写材ま
たはその染料受容層中に、粘着防止用の無機粉末を包含
させることができ、このようにすれば熱転写時の温度を
より高めても熱転写シートと被転写材との粘着を防止し
て、更にすぐれた熱転写を行うことができる。特に好ま
しいのは、微粉末のシリカである。
また、上記のシリカの如き無機粉末に代えて、または併
用して、離型性の良好な前述の如き樹脂を添加してもよ
い。特に好ましい離型性ポリマーは、シリコーン化合物
の硬化物、例えばエポキシ変性シリコーンオイルと7ミ
ノ変性シリコーンオイルからなる硬化物が挙げられる。
このような離型剤は、染料受容層の重量の約0.5〜3
0重量%を占める割合が良い。
また使用する被転写材は、その染料受容層の表面に、上
記の如き無機粉体を付着させて粘着防止効果を高めても
よいし、また、前述の如き#!型性に優れた離型剤から
なる層を設けてもよい。
このような離型層は約0.01〜5ILmの厚さで十分
な効果を発揮して、熱転写シートの染料受容層との粘着
を防止しつつ、一層染料受容性を向上させることができ
る。
上記の如き本発明の熱転写シートおよび上記の如き被記
録材を使用して熱転写を行う際に使用する熱エネルギー
の付与手段は、従来公知の付与手段がいずれも使用でき
、例えばサーマルプリンター(例えば、東芝■製、サー
マルプリンターTN−5400)等の記録装置によって
、記録時間をコントロールすることにより、5〜100
mJ/mrn”程度の熱エネルギーを付与することによ
って、所期の目的を十分に達成することができる。
(作用・効果) 以上の如き本発明によれば、既に部分的に説明した通り
、本発明の熱転写シートの構成に使用する前記一般式(
I)および/または一般式(II )の染料は、従来技
術熱転写シートに使用されていた昇華性染料(分子量約
150〜250程度)に比して、280以上という著し
く高い分子量を有するにもかかわらず、優れた加熱移行
性、被転写材に対する染着性や発色性を示すものであり
、且つ転写後は被転写材中において移行したり、表面に
ブリードアウトしたりしないものである。
従って、本発明の熱転写シートを用いて形成された画像
は優れた堅牢性、特に耐移行性および耐汚染性を有する
ため、長期間保存しても形成された画像のシャープさが
損なわれたり、あるいは他の物品を汚染したりすること
が全くなく、従来技術の種々の問題が解決された。
特に前記一般式(1)および/または一般式(H)の染
料としてR3とR4の内掛なくとも一方が極性基を有し
ている染料の場合には、上記の如き堅牢性が一層顕著に
なるものであった。このような従来技術では考えられな
い優れた効果が。
特に被転写材の染料受容部分がポリエステルの如き材料
である時に顕著に表われるのは、本発明で使用する染料
が極性基を有するため、ポリエステル中の極性基である
エステル結合との相関関係により、ポリエステル中に何
らかの作用により固定されるものであるとも考えられる
以上、本発明の染料については、主として感熱転写シー
トの用途について詳しく説明したが、本発明の染料はこ
れらの用途に限定されず、従来一般に使用されている合
成繊維の分散染料、合成樹脂の着色剤等としても有用で
あり、優れた着色効果を示すものである。
次に実施例および比較例を挙げて本発明を更に具体的に
説明する。尚、文中、部または%とあるのは特に断りの
無い限り重量基準である。
実施例1 下記構造式 で表される化合物2.0部を95%エタノール200部
に溶解し、得られた溶液に無水炭酸ナトリウム5部を水
50部に溶解した水溶液を加えて混合液とした。
次に下記構造式 で表される化合物2.1部を水50部に溶解し。
得られた溶液を前記の混合液に加え、充分に撹拌した後
、次亜塩素酸ナトリウム液液12.5部を徐々に加え、
この状態で15分間撹拌し、濾過し、純水で洗浄する。
濾液が中性になったら乾燥を行い、生成物を酢酸エチル
に溶解し、酢酸エチル/ヘプタンを用いてカラム精製を
行い、下記構造式の染料〔前記第1表の染料の(A) 
−(1) ]を得た。
実施例2 実施例1におけるナフトール化合物に代えて、3−アセ
チルアミノフェノール1.5?Bを使用し、他は実施例
1と同様において下記構造式の染料[前記第1表の染料
の(E) −(1) ]を得た。
実施例3 実施例1および実施例2と同様な方法により、それぞれ
原料を代えて前記第1表に例示の染料を得た。
実施例4 下記組成の染料担持層形成用インキ組成物を調製し、背
面に耐熱処理を施した9ILm厚のポリエチレンテレフ
タレートフィルムに、乾燥塗布量が1.0g/m″にな
るように塗布および乾燥して本発明の熱転写シートを得
た。
前記第1表の染料           3部ポリブチ
ラール樹脂        4.5部メチルエチルケト
ン      46.25部トルエン        
   46.25部次に、基材シートとして合成紙(玉
子油化製、ユボFPG#150)を用い、この一方の面
に下記の組成の塗工液を乾燥時4.5g/m′になる割
合で塗布し、100℃で分間乾燥して被転写材を得た。
ポリエステル樹脂 (Vylon103、東洋動部、Tg=47℃) 0.
8部EVA系高分子可塑剤 (エルバロイ741P、三井ポリケミカル製、Tg=−
37℃)          0.2部アミノ変性シリ
コーン (KF−857,信越化学工業部)  0.04部エポ
キシ変性シリ−コーン (KF−103,信越化学工業部)  0.04部メチ
ルエチルケトン/トルエン/シクロヘキサノン(重量比
4:4:2 )        9 、0部前記の本発
明の熱転写シートと上記の被転写材とを、それぞれの染
料担持層と染料受容面とを対向させて重ね合せ、熱転写
シートの裏面からヘッド印加電圧10V、印字時間4.
0w5ec、の条件でサーマルへラドで記録を行い、下
記第2表の結果を得た。
比較例 実施例4における染料として後記第3表の染料を使用し
、他は実施例4と同様にして後記第3表の結果を得た。
但し、染料担持層形成用インキ組成物の組成は下記の通
りとした。
後記第3表の染料           3部ポリブチ
ラール樹脂        4.5部メチルエチルケト
ン      46.25部トルエン        
   46.25部’=−J 2  ” −4°喚   9     + (A)−(1)    1.55     Q    
 藍(A)−(2) 1.419藍 (A)−(3)    1.35     @    
 藍(A)−(4)    1.31     ■  
  ((A)−(5)    1.61    0  
   藍(A)−(8)    1.35     @
     1(A)−(7)     1.37   
   ■     藍(A)−(8) 1.359藍 (A)−(1)     1.41      @  
    y4(A)−(12) 1.350藍 (A)−(13)    1.41      @  
    5(B)−(1)     1.41    
 0      e(B)−(2)    、1.28
      @      藍(B)−(4) 1.0
1 @藍 (B)−(5)     1.31     0   
   冶(B)−(7)     1.33     
 O藍(B)−(8)     1.28     0
      藍(B ) −(13)     1 、
33     6     6(B)−(10)   
 1.85     0      仁(B)−(13
) 1.35 @藍 (C)−(1)     t、at      @  
    藍(C)−(2) 1.286藍 (C)−(4)     1.01      @  
    藍(C)−(5) 1.310藍 (Ll:)−(7) 1.33■藍 (C)−(8)     1.28      @  
    芸(C)−(9)     1.33    
  @      藍(C)−(10) 1.85 @
藍 (C:)−(13) 1.35 @藍 (o)−(t) 1.35 @藍 (D)−(5)     1.30      @  
    藍(D)−(10)    1 、48   
   @      5(E)−(2) 1.680藍 (E)−(3)     !、82    、  @ 
     藍(E)−(4)     1.52   
   @      藍(E)−(6)     1.
42      @      a(E)−(7)  
   1.83     0      藍(E)−(
s)     1.55     0      藍(
E)−(9) 1.830藍 (E)−(12)    1.45      ■  
   藍(E)−(13)    1.f33    
  Q      rg(F)−(1)     1.
ea      □      藍(F)−(2)  
   1.45     0     藍(F)−(3
)     1.35      ■     藍(F
)−(4)     1.35      @    
  藍(F)−(5)     IJ3      Q
      6(F)−(8)     1.11  
    ■     蕾(F)−(7)     1.
41     0      藍(F)−(e)   
  1.40      @      藍(F)−(
9) 1.41 @藍 (F)−(12) 1.32 @藍 (F)−(13)    1.40     0   
  藍(G)−(1)     1.68    0 
    藍(G)−(2) 1.43 @藍 (G)−(3) 1.35 @藍 (G)−(4)     1.35     0   
  藍(G)−(5) 1.83 Q藍 (G)−(8) 1.11 @藍 (G)−(7)     1.41      ■  
   藍(G)−(8)     1.40     
 ■     藍(G ) −(9)     1 、
41      @      藍(G)−(12) 
   1.32      @      藍(G)−
(13)    1.40      ■     藍
(H)−(1)     1.45     6   
   y−(H)−(2) 1.21■藍 (H)−(4)     1.11      @  
    藍(H)−(5)    1.45     
@      藍(H)−(7)    1.20  
   @     藍(H)−(8)    1.15
    6     y4(H)−(9) 1.21 
@藍 ()l)−(12)    1.11     @  
   藍(H)−(13)    1.21    0
    藍尚、上記表における染料は前記第1表の番号
で示した。
一道l−≦L−j!− ? 、    、  6′今    21      
0、99     X      藍2      1
.16     Δ    藍3      2.07
     X      藍4 1.12Δ藍 5 1.02 X紫 尚、上記表の染料は下記の通りである。
1:C,1,ディスバーズブルー14 2:C,1,ディスバーズブルー1343:C,1,ソ
ルベントブルー63 4 : C,1,ディスバーズブルー265:C,1,
ディスバーズバイオレット4尚、上記第2〜3表におけ
る発色濃度は米国マクベス社製のテンシートメーターR
D−918で測定した値である。
堅牢度は、記録画像を50℃の雰囲気中に長時間放置し
た後、画像のシャープさが変化せず、また表面を白紙で
摩擦しても白紙が着色しないものを@とし、僅かシャー
プさが失なわれ且つ僅かに白紙が着色したものをOとし
、シャープさが失なわれ、白紙が着色したものをΔとし
、画像が不鮮明となり、白紙が著しく着色したものを×
で表示した。
手続ネ甫正益F(自発) 昭和62年 5月2?日

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記一般式( I )および/または一般式(II)
    で表される染料。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) [但し、上記式中のAおよびBは、−CONHR5また
    は−NHCOR5であり、Cは水素原子、−CONHR
    5または−NHCOR5であり、X1およびX2は水素
    原子またはハロゲン原子であり、R1およびR2は水素
    原子、ハロゲン原子またはアルキル基であり、R3〜R
    5はアルキル基または置換アルキル基である。]
  2. (2)分子量が、280以上である特許請求の範囲第(
    1)項に記載の染料。
  3. (3)一般式( I )または一般式(II)のR3および
    R4の少なくとも一方が、極性基を有する低級アルキル
    基である特許請求の範囲第(1)項に記載の染料。
  4. (4)基材シートおよび該基材シートの一方の面に形成
    された染料担持層からなり、該染料担持層に包含される
    染料が、下記一般式( I )および/または一般式(II
    )で表される染料であることを特徴とする熱転写シート
    。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) [但し、上記式中のAおよびBは、−CONHR5また
    は−NHCOR5であり、Cは水素原子、−CONHR
    5または−NHCOR5であり、X1およびX2は水素
    原子またはハロゲン原子であり、R1およびR2は水素
    原子、ハロゲン原子またはアルキル基であり、R3〜R
    5はアルキル基または置換アルキル基である。]
  5. (5)一般式( I )または一般式(II)で表される染
    料の分子量が、280以上である特許請求の範囲第(4
    )項に記載の熱転写シート。
  6. (6)一般式( I )または一般式(II)で表される染
    料のR3およびR4の少なくとも一方が、極性基を有す
    る低級アルキル基である特許請求の範囲第(4)項に記
    載の熱転写シート。
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