JPS6391287A - 熱転写シ−ト - Google Patents

熱転写シ−ト

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JPS6391287A
JPS6391287A JP61237122A JP23712286A JPS6391287A JP S6391287 A JPS6391287 A JP S6391287A JP 61237122 A JP61237122 A JP 61237122A JP 23712286 A JP23712286 A JP 23712286A JP S6391287 A JPS6391287 A JP S6391287A
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JP
Japan
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indigo
dye
thermal transfer
group
transfer sheet
Prior art date
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Application number
JP61237122A
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English (en)
Inventor
Junpei Sugafuji
菅藤 純平
Hitoshi Saito
仁 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Priority to US07/206,860 priority patent/US4912084A/en
Priority to EP87906597A priority patent/EP0285665B1/en
Priority to PCT/JP1987/000754 priority patent/WO1988002699A1/ja
Priority to CA000551303A priority patent/CA1338922C/en
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Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/382Contact thermal transfer or sublimation processes
    • B41M5/385Contact thermal transfer or sublimation processes characterised by the transferable dyes or pigments
    • B41M5/39Dyes containing one or more carbon-to-nitrogen double bonds, e.g. azomethine

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、熱転写シートに関し、更に詳しくは諸堅牢性
に優れた記録画像を被転写材に容易に与えることができ
る熱転写シートを提供することを目的とする。
(従来の技術) 従来、種々の熱転写方法が公知であるが、それらの中で
昇華性染料を記録剤とし、これを紙等の基材シートに担
持させて熱転写シートとし、昇華性染料で染着可能な被
転写材、例えば、ポリエステル製織布等に重ね、熱転写
シートの裏面からパターン状に熱エネルギーを与えて、
昇華性染料を被転写材に移行させる昇華転写方法が行わ
れている。
(発明が解決しようとしている問題点)上記昇華転写方
法において、被転写材が例えばポリエステル製織布等で
ある昇華捺染方法では、熱エネルギーの付与が比較的長
時間であるため、被転写材自体も付与された熱エネルギ
ーで加熱される結果、比較的良好な染料の移行が達成さ
れている。
しかしながら、記録方法の進歩により、サーマルヘッド
等を用いて、高速度で、例えば、ポリエステルシートや
、紙に染料受容層を設けた被転写材を使用し、これらの
被転写材に繊細な文字や図形あるいは写真像を形成する
場合には、熱エネルギーの付与は秒単位以下の極めて短
時間であることが要求され、従って、このような短時間
では昇華性染料および被転写材が十分には加熱されない
ために、十分な濃度の画像を形成することができない。
従って、このような高速記録に対応するために、昇華性
に優れた昇華性染料が開発されたが、昇華性に優れる染
料は、一般にその分子量が小であるため、転写後の被転
写材中において染料が経時的に移行したり、表面にブリ
ードしたりして、折角形成した画像が乱れたり、不鮮明
となったりあるいは周囲の物品を汚染するという問題が
生じている。
このような問題を回避するために、比較的分子量の大な
る昇華性染料を使用すると、上記の如き高速記録方法で
は昇華速度が劣るため、上記の如く満足できる濃度の画
像が形成し得ないものであった。
従って、昇華性染料を使用する熱転写方法においては、
上記の如き極めて短時間の熱エネルギーの付与によって
、十分に濃度のある鮮明な画像を与え、しかも形成され
た画像が優れた諸堅牢性を示す熱転写シートの開発が強
く要望されているのが現状である。
本発明者は、上述の如き業界の強い要望に応えるべく鋭
意研究の結果、従来のポリエステル製織布等の昇華捺染
方法では、織布の表面が平滑ではないため、熱転写シー
トと被転写材である織布とは十分に密着することがなく
、そのために使用する染料は昇華性あるいは気化性(す
なわち、熱転写シートと織布との間に存在する空間を移
行できる性質)であることが必須条件であったが、表面
が平滑なポリエステルシートや表面加工紙等を被転写材
とする場合には、熱転写時に熱転写シートと被転写材と
が十分に密着するため、染料の昇華性や気化性のみが絶
対的必要条件ではなく、密着した両者の界面を染料が熱
によって移行し得る性質も極めて重要であり、このよう
な界面の熱移行性は、使用する染料の化学構造や置換基
あるいはその位置によって大いに影響されることを知見
し、適当な分子構造を有する染料を選択することによっ
て、従来の常識では使用不能であると考えられている程
度の高い分子量の染料であっても、良好な熱移行性を有
することを知見したものである。そしてこのような染料
を担持する熱転写シートを用いることによって、極めて
短時間の熱エネルギーの付与であっても、使用した染料
が容易に被転写材に移行し、高い濃度と優れた諸堅牢性
を有する記録画像が形成されることを知見して本発明を
完成した。
(問題点を解決するための手段) すなわち、本発明は、基材シートおよび該基材シートの
一方の面に形成された染料担持層からなり、該染料担持
層に包含される染料が、下記一般式(I)で表される染
料であることを特徴とする熱転写シートである。
アルコキシ基、ハロゲン原子、水酸基、アミノ基、アル
キルアミノ基、アシルアミノ基、スルホニルアミノ基、
アミノカルボニル基またはニトロ基等の水素原子以外の
置換基を表し、R1−R3は水素原子、1個以上のアル
キル基、アルコキシ基、ハロゲン原子、アシルアミノ基
またはアミノカルボニル基を表し、R4およびR5はア
ルキル基または置換アルキル基を表す。
次に本発明を更に詳細に説明すると、本発明を主として
特徴づける一般式(I)で表される染料は、p−フェニ
レンジアミン系化合物と5−16−17−および/また
は8−置換ナフトール類との従来公知のカップリング方
法によって得られるものである。
本発明者は、このような染料について、本発明の如き熱
転写シート用の染料としての適応性について詳細な研究
を続けた結果、前記一般式(I)で表される染料に限っ
て、その分子量が比較的大であっても優れた加熱移行性
を有し、更に被転写材に対する優れた染着性、発色性を
示し、そのうえ転写した被転写材中での染料の移行性(
ブリード性)が見られず、熱転写シート用の染料として
極めて理想的な性質を有することを見出したものである
本発明において特に好ましい前記一般式(I)の染料は
、置換基Xがアルキル基、アルコキシ基、水酸基、アミ
ノ基、置換アミノ基等の電子供与性基であり、R,がア
ルキルアミノカルボニル基の如き電子吸引性基であるも
のであり、このような基の存在によって、高い耐光性、
耐移行性等とともにより深い色相の青色の染料が得られ
る。
また、R2またはR3に関しては、これらの基がいずれ
も水素原子でない場合にはそれらの基は互いにメタ位置
に存在するのが好ましく、一方が水素原子である場合は
他方はジアルキルアミノ基[(−N (R4) (R5
)]に対しメタ位置に存在するのが好ましい。
また、R4およびR5に関しては、いずれもがC3〜C
1゜のアルキル基であり、且つR4およびR5の少なく
とも一方が、水酸基または置換水酸基、アミノ基または
置換アミノ基、シアノ基等の如き極性基を有するものが
、最良の結果、すなわち、優れた熱移行性、被転写材に
対する染着性、転写時の耐熱性、発色性と同時に優れた
転写後の耐移行性等を有するものであった。
以下に本発明において好適な染料の具体例を下記に挙げ
る。下記第1表は、一般式(I)における置換基R1〜
Rsを示す。
Rユーーー」ニーーー且a No、R 1、HHCH3C2H5C2H40H 2HHHC2H5C2H40)1 3  8     CH30(:R3C2H5C2H4
0H4HHC1c2n5C2H40H 5HOCH3HC2H5に2H40H 6HHHC2HsC2H4NH5O2CH37GO聞C
4H,HBr    (:R3CN38  C0NH(
:4H9HCH3C3HI7   C8H179Hに2
H6C2H6C2H4CN  C2H4にN10CON
HCH3HHCH3CH3 11HCH3CHa    CaL7  C8H171
2C1(s    CH3CI    C2H6C2H
40H130(J13CI    ClC2■s   
 C2H514にl   )I   0G2H6G21
−15  C2H卸■15 CONH20(EJs  
 0G2H5CH3C2H4OH特に一般式(I)にお
いてR,が2の位置のアルキルアミノカルボニル基また
はアシルアミノ基である場合に良好なシアン染料となる
(A)一般式(I)の染料において、R,−R5が上記
(1)〜(15)テあり、且つX=5−16−17−ま
たは8− OCH3であるもの。
(B)一般式(I)の染料において、R1−R5が上記
(1) 〜(15)テあり、且”)X=5−16−17
−または8−OHであるもの。
(C)一般式(I)の染料において、R3−R5が上記
(1)〜(15)であり、且つx=5−16−17−ま
たは8−NH2であるもの。
(D)一般式(I)の染料において、R1−R5が上記
(1)〜(15)テあり、且つX=5−16−17−ま
たは8  NHC2H6であるもの。
(E)一般式(I)の染料において、R1−R5が上記
(1)〜(15)テあり、且つX=5−16−17−ま
たは8  NH[;Oに31(7であるもの。
(F)一般式(I)の染料において、R,−R5が上記
(1)〜(15)であり、且つx=5−16−17−ま
たは8  NH302−ph−CH3であるもの。
(G)一般式(I)の染料において、R1−R5が上記
(1)〜(15)テあり、且つX=5−16−17−ま
たは8−NO2であるもの。
(H)一般式(I)の染料において、R,〜R5が上記
(l)〜(15)テあり、且つX=5−16−17−ま
たは8−CIであるもの。
(1)一般式(I)の染料において、R,〜R5が上記
(1) 〜(15)テあり、且つX=5−16−17−
また紘8− C)1.または−〇2H8であるもの。
(J)一般式(I)の染料において、R,−R。
が上記(1)〜(15)テあり、且ツX=6.7−di
 −0CH3であるもの。
(K)一般式(I)の染料において、R1−R5が上記
(1)〜(15)テあり、且ツX=5.8−di −0
C2H5であるもの。
(L)一般式(1)の染料において、R1−R5が上記
(1)〜(15)テあり、且ツX=5.8−di −o
cuaおよび7−(:H,であるもの。
(M)一般式(I)の染料において、RI−R5が上記
(1)〜(15)テあり、且ツX=5.8−di−C1
であるもの。
(N)一般式(I)の染料において、R1−R5が上記
(1)〜(15)テあり、且つX=5−16−17−ま
たは8−Brであるもの。
(0)一般式(I)の染料において、R□〜R,が上記
(1)〜(15)であり、且つx=5−16−17−ま
たは8− (:0NHC4H9であるもの。
本発明の熱転写シートは以上の如き前記の特定の染料を
使用することを特徴とし、それ以外の構成は従来公知の
熱転写シートの構成と同様でよい。
前記の染料を含む本発明の熱転写シートの構成に使用す
る基材シートとしては、従来公知のある程度の耐熱性と
強度を有するものであればいずれのものでもよく、例え
ば、0.5〜50μm、好ましくは3〜10μm程度の
厚さの紙、各種加工紙、ポリエステルフィルム、ポリス
チレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリスルホ
ンフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリビニルア
ルコールフィルム、セロファン等であり、特に好ましい
ものはポリエステルフィルムである。
上記の如き基材シートの表面に設ける染料担持層は、前
記一般式(I)の染料を任意のバインダー樹脂で担持さ
せた層である。
前記の染料を担持するためのバインダー樹脂としては、
従来公知のものがいずれも使用でき、好ましいものを例
示すれば、エチルセルロース、とドロキシエチルセルロ
ース、エチルヒドロキシセルロース、ヒドロキシプロプ
ルセルロース、メチルセルロース、酢酸セルロース、酢
酪酸セルロース等のセルロース系樹脂、ポリビニルアル
コール、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルブチラール、ポリ
ビニルピロリドン、ポリアクリルアミド等のビニル系樹
脂等が挙げられ、これらの中では特にポリエステルが、
耐熱性、染料の移行性等の点から好ましいものである。
本発明の熱転写シートの染料担持層は、基本的には上記
の材料から形成されるが、その他必要に応じて従来公知
と同様な各種の添加剤をも包含し得るものである。
このような染料担持層は、好ましくは適当な溶剤中に前
記の染料、バインダー樹脂その他の任意成分を加えて各
成分を溶解または分散させて担持層形成用塗液またはイ
ンキを調製し、これを上記の基材シート上に塗布および
乾燥させて形成する。
このようにして形成する担持層は、0.2〜5.0μm
、好ましくは0.4〜2.0μm程度の厚さであり、ま
た担持層中の前記の染料は、担持層の重量の5〜70重
量%、好ましくは10〜60重量%の量で存在するのが
好適である。
上記の如き本発明の熱転写シートは、そのままで熱転写
用として十分に有用であるが、更にその染料担持層表面
に粘着防止層、すなわち離型層を設けてもよく、このよ
うな層を設けることにより、熱転写時における熱転写シ
ートと被転写材の粘着を防止し、更に高い熱転写温度を
使用し、−層優れた濃度の画像を形成することができる
この離型層としては、単に粘着防止性の無機粉末を付着
させたのみでも相当の効果を示し、更に、例えば、シリ
コーンポリマー、アクリルポリマー、フッ素化ポリマー
の如き離型性に優れた樹脂から0.01〜5μm、好ま
しくは0.05〜2μmの離型層を設けることによって
形成することができる。
尚、上記の如き無機粉体あるいは離型性ポリマーは染料
担持層中に包含させても十分な効果を奏するものである
更に、このような熱転写シートの裏面に、サーマルヘッ
ドの熱による悪影響を防止するために耐熱層を設けても
よい。
以上の如き熱転写シートを用いて、画像を形成するため
に使用する被転写材は、その記録面が前記の染料に対し
て染料受容性を有するものであればいかなるものでもよ
く、また染料受容性を有しない紙、金属、ガラス、合成
樹脂等である場合には、その少なくとも一方の表面に染
料受容層を形成すればよい。
染料受容層を形成しなくてもよい被転写材としては、例
えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィ
ン系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等のハ
ロゲン化ポリマー、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビ
ニル、ポリアクリルエステル等のビニルポリマー、ポリ
エチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート
等のポリエステル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリア
ミド系樹脂、エチレンやプロピレン等のオレフィンと他
のビニル千ツマ−との共重合体系樹脂、アイオノマー、
セルロースジアセテート、セルローストリアセテート等
のセルロース系樹脂、ポリカーボネートポリスルホン、
ポリイミド等からなる繊維、織布、フィルム、シート、
成形物等が挙げられる。
特に好ましいものはポリエステルからなるシートまたは
フィルムあるいはポリエステル層を設けた加工紙である
。また、紙、金属、ガラスその他の非染着性の被転写材
であっても、その記録面に上記の如き染着性の樹脂の溶
液または分散液を塗布および乾燥させるか、あるいはそ
れらの樹脂フィルムをラミネートすることにより、被転
写材とすることができる。
更に、上記の染着性のある被転写材であっても、その表
面に更に染着性の良い樹脂から、上記の紙の場合の如く
して染料受容層を形成してもよい。
このようにして形成する染料受容層は、単独の材料から
でも、また複数の材料から形成してもよく、更に所期の
目的を妨げない範囲で各種の添加剤を包含してもよいの
は当然である。
このような染料受容層は任意の厚さでよいが、一般的に
は5〜50μmの厚さである。また、このような染料受
容層は連続被覆であるのが好ましいが、樹脂エマルジョ
ンや樹脂分散液を使用して、不連続の被覆として形成し
てもよい。
このような被転写材は基本的には上記の如くで、そのま
までも十分に使用できるものであるが、上記被転写材ま
たはその染料受容層中に、粘着防止用の無機粉末を包含
させることができ、このようにすれば熱転写時の温度を
より高めても熱転写シートと被転写材との粘着を防止し
て、更に優れた熱転写を行うことができる。特に好まし
いのは、微粉末のシリカである。
また、上記のシリカの如き無機粉末に代えて、または併
用して、離型性の良好な前述の如き樹脂を添加してもよ
い。特に好ましい離型性ポリマーは、シリコーン化合物
の硬化物、例えば、エポキシ変性シリコーンオイルとア
ミノ変性シリコーンオイルからなる硬化物が挙げられる
。このような離型剤は、染料受容層の重量の約0.5〜
30重量%を占める割合が良い。
また使用する被転写材は、その染料受容層の表面に、上
記の如き無機粉体を付着させて粘着防止効果を高めても
よいし、また、前述の如き離型性に優れた離型剤からな
る層を設けてもよい。
このような離型層は約0.01〜5μmの厚さで十分な
効果を発揮して、熱転写シートの染料受容層との粘着を
防止しつつ、−層染料受容性を向上させることができる
上記の如き本発明の熱転写シートおよび上記の如き被記
録材を使用して熱転写を行う際に使用する熱エネルギー
の付与手段は、従来公知の付与手段がいずれも使用でき
、例えば、サーマルプリンター(例えば、東芝■製、サ
ーマルプリンターTN−5400)等の記録装置によっ
て、記録時間をコントロールすることにより、5〜10
0mJ/mm”程度の熱エネルギーを付与することによ
って、所期の目的を十分に達成することができる。
(作用・効果) 以上の如き本発明によれば、既に部分的に説明した通り
、本発明の熱転写シートの構成に使用する前記一般式(
I)の染料は、従来技術の熱転写シートに使用されてい
た昇華性染料(分子量約150〜250程度)に比して
、著しく高い分子量を有するにもかかわらず、特定の構
造を有し、且つ特定の位置に置換基を有するため、優れ
た加熱移行性、被転写材に対する染着性や発色性を示す
ものであり、且つ転写後は被転写材中において移行した
り、表面にブリードアウトしたりしないものである。
従って、本発明の熱転写シートを用いて形成された画像
は優れた堅牢性、特に耐移行性および耐汚染性を有する
ため、長期間保存しても形成された画像のシャープさが
損なわれたり、あるいは他の物品を汚染したりすること
が全くなく、従来技術の種々の問題が解決された。
特に前記一般式(I)の染料としてX、 R,〜R5の
内少なくとも一個が極性基である染料の場合には、上記
の如き堅牢性が一層顕著になるものであった。このよう
な従来技術では考えられない優れた効果が、特に被転写
材の染料受容部分がポリエステルの如き材料である時に
顕著に表われるのは、染料が極性基を有するため、ポリ
エステル中の極性基であるエステル結合との相関関係に
より、ポリエステル中に何らかの作用により固定される
ものであるとも考えられる。
次に実施例および比較例を挙げて本発明を更に具体的に
説明する。尚、文中、部または%とあるのは特に断りの
無い限り重量基準である。
実施例1 下記構造式 で表される化合物1.75部を95%エタノール200
部に溶解し、得られた溶液に無水炭酸ナトリウム5部を
水50部に溶解した水溶液を加えて混合液とした。
次に下記構造式 で表される化合物2.1部を水50部に溶解し、得られ
た溶液を前記の混合液に加1え、充分に撹拌した後、次
亜塩素酸ナトリウム溶液12.5部を徐々に加え、この
状態で15分間撹拌し、濾過し、純水で洗浄する。濾液
が中性になったら乾燥を行い、生成物を酢酸エチルに溶
解し、酢酸エチル/ヘプタンを用いてカラへ鯖製を行い
、下記構造式の染料[前記第1表の染料の(八) −(
1) ]を得た。
実施例2 実施例1と同様な方法により、それぞれ原料を代えて前
記第1表に例示の染料を得た。
実施例3 下記組成の染料担持層形成用インキ組成物を調製し、背
面に耐熱処理を施した9μm厚のポリエチレンテレフタ
レートフィルムに、乾燥塗布量が1.0g/rn”にな
るように塗布および乾燥して本発明の熱転写シート□を
得た。
前記第1表の染料           3部ポリブチ
ラール樹脂        4.5部メチルエチルケト
ン      46.25部トルエン        
    46.25部次に、基材シートとして合成紙(
玉子油化製、ユポFPG#150)を用い、この一方の
面に下記の組成の塗工液を乾燥時10−0g/rn’に
なる割合で塗布し、100℃で30分間乾燥して被転写
材を得た。
ポリエステル樹脂 (Vylon200、東洋紡製)      11.5
部塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 (VYHH,Ill:C製)           5
.0部アミノ変性シリコーン (にF−393,信越化学工業製)   1.2部エポ
キシ変性シリ−コーン (X−22−343、信越化学工業製)   1.2部
メチルエチルケトン/トルエン/シクロヘキサノン(重
量比4:4:2 )      102.0部前記の本
発明の熱転写シートと上記の被転写材とを、それぞれの
染料担持層と染料受容面とを対向させて重ね合せ、熱転
写シートの裏面からヘッド印加電圧10V、印字時間4
 、0 m5ec、の条件でサーマルヘッドで記録を行
い、下記第2表の結果を得た。
比較例 実施例3における染料として後記第3表の染料を使用し
、他は実施例4と同様にして後記第3表の結果を得た。
但し、染料担持層形成用インキ組成物の組成は下記の通
りとした。
後記第3表の染料           3部ポリブチ
ラール樹脂        4.5部メチルエチルケト
ン      46.25部トルエン        
   46.25部二為■−セし一鷹〈− 色    堅〜  色    −量 (A)−(1)     1.64   0    藍
  380(A)−(2)    1.71   0 
   藍  360(A)−(3)        1
.47        ◎       藍   41
0(A)−(4)    1.49    ◎   藍
  400.5(A)−(5)     1.50  
 0     藍  396(A)−(6)     
1.42    ◎    藍  443(A)−(7
)    1.47    ◎   藍  398.9
(A)−(8)    0.57    ◎   藍 
 631(A)−(9)    1.36    ◎ 
  藍  456(A)−(12)    1.43 
   ◎   藍  428.5(A)−(13)  
  1.37    ◎   藍  449(八)−(
14)       1.39       ◎   
   藍   444.5(B)−(1)      
 1.72     0      藍   366(
B)−(2)    1.74    Q    藍 
 352(B)−(4)     1.57   0 
   藍  386.5(B)−(5)     1.
64   0    藍  382(B)−(7)  
   1.64   0    藍  384.9(B
)−(8)       0.63       ◎ 
     藍   61フ(B)−(9)     1
.42    ◎   藍  442(B)−(10)
    1.70   0    藍  371(B)
−(13)    1.45    ◎   藍  4
35(B)−(15)    1.34    ◎  
  藍  469(G)−(1)  1.71 0  
藍365([:)−(2)    1.74   0 
   藍  351(C)−(4)     1.53
   0     藍  385.5’  (C)−(
5)     1.64   0    i   38
1(C)−(7)     1.63   0    
藍  383.9(C)−(8)  ’  0.63 
   ◎    藍  6161;)−(9)    
 1.42    ◎   藍  441(C)−(l
o)    1.71   0    藍  370(
11:)−(13)    1.45    ◎   
藍  434(D)−(1)     1.54   
0     藍  393(D)−(5)     1
.47    ◎   藍  409(D)−(10)
    1.49    ◎    藍  398(D
)−(14)    1.27    ◎   藍  
457.5(E)−(2)     1.42    
◎   藍  421(E)−(3)     1.2
3    ◎    藍  465(E)−(4)  
  1.29    ◎   藍  455.5(E)
−(6)  1.13  ◎ 藍498(E)−(7)
     1.32    ◎    藍  453.
9(E)−(8)     0.51    ◎   
 藍  686(E)−(9)     1.07  
  ◎    藍  511(E)−(12)    
1.14   0   藍  483.5(E)−(1
3)    1.11    ◎   藍  504(
F)−(1)     1.03    ◎    藍
  519(F)−(2)     1.to    
◎    藍  505(F)−(3)     0.
98    ◎    藍  535(F)−(4) 
    0.93     ◎    藍  539.
5(F)−(5)     0.97    ◎   
 藍  535(F)−(6)     0.72  
   ◎    藍  582(F)−(7)  0.
98  ◎ 藍537.9(F)−(8)    0.
40    ◎   藍  770(F)−(9)  
   0.72    ◎    藍  595(F)
−(12)    0.83    ◎   藍  5
67.5(F)−(13)    0.82    ◎
   藍  588(F)−(15)  0.62  
◎ 藍622(G)−(1)     1.53   
0     藍  395(G)−(2)     1
.64   0    藍  381(G) −(3)
     1.43    ◎    藍  425(
G)−(4)     1.44    ◎    藍
  415.5(G)−(5)     1.47  
  ◎   藍  411(G)−(6)     1
.29    ◎    藍  458(G)−(7)
     1.46    ◎    藍  413.
9(G)−(8)    0.51    ◎   藍
  646(G)−(9)     1.23    
◎   藍  471(G)−(12)    1.4
2    ◎   藍  443.5(G)−(13)
    1.26    ◎    藍  464(H
)−(1)     1.64   0   藍  3
84.5(H)−(2)     1.71   0 
   藍  370.5(H)−(4)     1.
48    ◎   藍  405()l)−(5) 
    1.49    ◎   藍  400.50
1)−(7)     1.49    ◎   藍 
 403.4(H)−(8)     0.57   
 ◎    藍  635.5(H)−(9)    
 1.27    ◎    藍  460.5(11
)−(12)    1.45    ◎    藍 
 43301)−(13)    1.32    ◎
   藍  453.5(1)41)     1.6
4   0     藍  364(I)−(5)  
   1.64   0     藍  380(1)
−(to)    1.71   0    藍  3
69(I)−(14)    1.43    ◎  
  藍  428(J)−(1)     1.47 
   ◎   藍  411(J)−(5)     
1.53    ◎    藍  427(J)−(1
0)    1.42    ◎    藍  416
(J)−(14)    1.20    ◎   藍
  475.5(K)−(1)     1.41  
  ◎    藍  447(に)−(5)     
1.29     ◎    藍  463(K)−(
10)    1.32    ◎   藍  452
(K)−(14)    1.13    ◎   藍
  511.5(L)−(1)     1.42  
  ◎   藍  426(L)−(5)     1
.41    ◎    藍  442(L)−(10
)  1.45  ◎ 藍431(L)−(14)  
  1.13    ◎   藍  490.5(M)
−(1)     1.38    ◎   藍  4
20(M)−(5)     1.41    ◎  
 藍  436(M)−(lo)    1.43  
  ◎    藍  425(M)−(14)    
1.15    ◎   藍  484.5(N)−(
t)     1.45    ◎    藍  42
8.9(N)−(5)     1.32    ◎ 
  藍  444.9(N)−(10)    1.4
5    ◎   藍  433.9(N)−(14)
  1.22  ◎ 藍493.4(0)−(1)  
   1.35    ◎   藍  449(0)−
([i)     1.05    ◎    藍  
512(0)−(9)     1.lo    ◎ 
  藍  525尚、上記表における染料は前記第1表
の番号で示した。
〜  3 色゛   堅    色・ 1 0.99 X藍 2 1.16△藍 3 2.07 X藍 4 1.12△藍 5 1.02 X紫 尚、上記表の染料は下記の通りである。
1:C,1,ディスパーズブルー14 2:C−1,ディスパーズブルー1343:C,1,ソ
ルベントブルー63 4 : C,1,ディスパーズブルー265 : C,
1,ディスバーズバイオレット4尚、上記第2〜3表に
おける発色濃度は米国マクベス社製のテンシートメータ
ーRD−918で測定した値である。
堅牢度は、記録画像を50℃の雰囲気中に長時間放置し
た後、画像のシャープさが変化せず、また表面を白紙で
摩擦しても白紙が着色しないものを◎とし、僅かシャー
プさが失なわれ且つ僅かに白紙が着色したものをOとし
、シャープさが失なわれ、白紙が着色したものを△とし
、画像が不鮮明となり、白紙が著しく着色したものを×
で表示した。
特許出願人  大日本印刷株式会社 手続ネm正書(自発) 昭和62年 6月 ノ 日

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基材シートおよび該基材シートの一方の面に形成
    された染料担持層からなり、該染料担持層に包含される
    染料が、下記一般式( I )で表される染料であること
    を特徴とする熱転写シート。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (但し、上記式中のXは1個以上のアルキル基、アルコ
    キシ基、ハロゲン原子、水酸基、アミノ基、アルキルア
    ミノ基、アシルアミノ基、スルホニルアミノ基、アミノ
    カルボニル基またはニトロ基等の水素原子以外の置換基
    を表し、R_1〜R_3は水素原子、1個以上のアルキ
    ル基、アルコキシ基、ハロゲン原子、アシルアミノ基ま
    たはアミノカルボニル基を表し、R_4およびR_5は
    アルキル基または置換アルキル基を表す。)
JP61237122A 1986-10-07 1986-10-07 熱転写シ−ト Pending JPS6391287A (ja)

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US07/206,860 US4912084A (en) 1986-10-07 1987-10-07 Heat transfer sheet
EP87906597A EP0285665B1 (en) 1986-10-07 1987-10-07 Thermal transfer sheet
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CA000551303A CA1338922C (en) 1986-10-07 1987-11-06 Heat transfer sheet

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01110985A (ja) * 1987-09-14 1989-04-27 Eastman Kodak Co 染料の熱転写に用いるシアン染料供与素子
US5250133A (en) * 1991-11-01 1993-10-05 Konica Corporation Method for recording images and apparatus for recording images

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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