JP2681777B2 - 熱転写シート - Google Patents

熱転写シート

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    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、熱転写シートに関し、更に詳しくは諸堅牢
性に優れた記録画像を被転写材に容易に与えることがで
きる熱転写シートを提供することを目的とする。 (従来の技術) 従来、種々の熱転写方法が公知であるが、それらの中
で昇華性染料を記録剤とし、これを紙等の基材シートに
担持させて熱転写シートとし、昇華性染料で染着可能な
被転写材、例えば、ポリエステル製織布等に重ね、熱転
写シートの裏面からパターン状に熱エネルギーを与え
て、昇華性染料を被転写材に移行させる昇華転写方法が
行われている。 (発明が解決しようとしている問題点) 上記昇華転写方法において、被転写材が例えばポリエ
ステル製織布等である昇華捺染方法では、熱エネルギー
の付与が比較的長時間であるため、被転写材自体も付与
された熱エネルギーで加熱される結果、比較的良好な染
料の移行が達成されている。 しかしながら、記録方法の進歩により、サーマルヘッ
ド等を用いて、高速度で、例えば、ポリエステルシート
や、紙に染料受容層を設けた被転写材を使用し、これら
の被転写材に繊細な文字や図形或いは写真像を形成する
場合には、熱エネルギーの付与は秒単位以下の極めて単
時間であることが要求され、従って、このような短時間
では昇華性染料及び被転写材が十分には加熱されないた
めに、十分な濃度の画像を形成することができない。 従って、このような高速記録に対応するために、昇華
性に優れた昇華性染料が開発されたが、昇華性に優れる
染料は、一般にその分子量が小であるため、転写後の被
転写材中において染料が経時的に移行したり、表面にブ
リードしたりして、折角形成した画像が乱れたり、不鮮
明となったり或いは周囲の物品を汚染するという問題が
生じている。 このような問題を回避するために、比較的分子量の大
なる昇華性染料を使用すると、上記の如き高速記録方法
では昇華速度が劣るため、上記の如く満足できる濃度の
画像が形成し得ないものであった。 従って、昇華性染料を使用する熱転写方法において
は、上記の如き極めて短時間の熱エネルギーの付与によ
って、十分に濃度のある鮮明な画像を与え、しかも形成
された画像が優れた諸堅牢性を示す熱転写シートの開発
が強く要望されているのが現状である。 本発明者は、上述の如き業界の強い要望に応えるべく
鋭意研究の結果、従来のポリエステル製織布等の昇華捺
染方法では、織布の表面が平滑ではないため、熱転写シ
ートと被転写材である織布とは十分に密着することがな
く、そのために使用する染料は昇華性或いは気化性(す
なわち、熱転写シートと織布との間に存在する空間を移
行できる性質)であることが必須条件であったが、表面
が平滑なポリエステルシートや表面加工紙等を被転写材
とする場合には、熱転写時に熱転写シートと被転写材と
が十分に密着するため、染料の昇華性や気化性のみが絶
対的必要条件ではなく、密着した両者の界面を染料が熱
によって移行し得る性質も極めて重要であり、このよう
な界面の熱移行性は、使用する染料の化学構造や置換基
或いはその位置によって大いに影響されることを知見
し、適当な分子構造を有する染料を選択することによっ
て、従来の常識では使用不能であると考えられている程
度の高い分子量の染料であっても、良好な熱移行性を有
することを知見したものである。そしてこのような染料
を担持する熱転写シートを用いることによって、極めて
短時間の熱エネルギーの付与であっても、使用した染料
が容易に被転写材に移行し、高い濃度と優れた諸堅牢性
を有する記録画像が形成されることを知見して本発明を
完成した。 (問題点を解決するための手段) すなわち、本発明は、基材シート及び該基材シートの
一方の面に形成された染料担持層からなり、該染料担持
層に包含される染料が、下記一般式(I)で表される染
料であることを特徴とする熱転写シートである。[但し、上記式中のR1はCONHR、NHCOR、SO2NHR、NHSO2R
(Rは水素原子が弗素原子で置換されていてもよいアル
キル基、シクロアルキル基又は置換基を有していてもよ
いアリール基を表す)を表し、R2又はR3は水素原子、ハ
ロゲン原子、アルキル基、シクロアルキル基、アルコキ
シ基、アシルアミノ基、アミノカルボニル基、アルキル
アリール基又はアリール基を表し、R2又はR3の少なくと
も1個は炭素数2以上のアルコキシ基を表し、R4及びR5
は置換基を有してもよいアルキル基又は水素原子を表
し、Aは上記の様な置換基を有してもよい全体としてナ
フタレン環を構成する原子団を表す。] 次に本発明を更に詳細に説明すると、本発明を主とし
て特徴づける一般式(I)で表される染料は、p−フェ
ニレンジアミン系化合物とナフトール類との従来公知の
カップリング方法によって得られるものである。 本発明者は、このような染料について、本発明の如き
熱転写シート用の染料としての適応性について詳細な研
究を続けた結果、前記一般式(I)で表される染料に限
って、その分子量が比較的大であっても優れた加熱移行
性を有し、更に被転写材に対する優れた染着性、発色性
を示し、そのうえ転写した被転写材中での染料の移行性
(ブリード性)が見られず、熱転写シート用の染料とし
て極めて理想的な性質を有することを見出したものであ
る。 (好ましい実施態様) 本発明において好ましい前記一般式(I)の染料は、
Aがナフタレン環を構成する原子団であり、R1が環の1
の位置に存在するCONHR(RはC1乃至C10の水素原子が弗
素原子で置換されていてもよいアルキル基又は置換基を
有していてもよいフェニル基である)基であり、R2が5
の位置にある炭素数2個以上のアルコキシ基である染料
であり、特に好ましいのは、上記好ましい染料において
R4及び/又はR5がC2乃至C10のアルキル基であり、且つR
4及びR5の少なくとも一方が、水酸基又は置換水酸基、
アミノ基又は置換アミノ基、シアノ基等の如き極性基を
有するものが、最良の結果、すなわち、優れた熱移行
性、被転写材に対する染着性、転写時の耐熱性、発色性
と同時に優れた転写後の耐移行性等を有するものであっ
た。 以下に本発明において好適な染料の具体例を下記に挙
げる。下記第1表は、一般式(I)における置換基R1
至R5を示す(R3の位置は基の( )内に示す。)。 本発明の熱転写シートは以上の如き前記の特定の染料
を使用することを特徴とし、それ以外の構成は従来公知
の熱転写シートの構成と同様でよい。 前記の染料を含む本発明の熱転写シートの構成に使用
する基材シートとしては、従来公知のある程度の耐熱性
と強度を有するものであればいずれのものでもよく、例
えば、0.5乃至50μm、好ましくは3乃至10μm程度の
厚さの紙、各種加工紙、ポリエステルフイルム、ポリス
チレンフイルム、ポリプロピレンフイルム、ポリスルホ
ンフイルム、ポリカーボネートフイルム、アラミドフイ
ルム、ポリビニルアルコールフイルム、セロファン等で
あり、特に好ましいものはポリエステルフイルムであ
る。 上記の如き基材シートの表面に設ける染料担持層は、
前記一般式(I)の染料を任意のバインダー樹脂で担持
させた層である。 前記の染料を担持するためのバインダー樹脂として
は、従来公知のものがいずれも使用でき、好ましいもの
を例示すれば、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセ
ルロース、エチルヒドロキシセルロース、ヒドロキシプ
ロピルセルロース、メチルセルロース、酢酸セルロー
ス、酢酪酸セルロース等のセルロース系樹脂、ポリビニ
ルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルブチラー
ル、ポリビニルアセタール、ポリビニルピロリドン、ポ
リアクリルアミド等のビニル系樹脂等が挙げられ、これ
らの中では特にポリビニルブチラール及びポリビニルア
セタールが、耐熱性、染料の移行性等の点から好ましい
ものである。 本発明の熱転写シートの染料担持層は、基本的には上
記の材料から形成されるが、その他必要に応じて従来公
知と同様な各種の添加剤をも包含し得るものである。 このような染料担持層は、好ましくは適当な溶剤中に
前記の染料、バインダー樹脂その他の任意成分を加えて
各成分を溶解又は分散させて担持層形成用塗液又はイン
キを調製し、これを上記の基材シート上に塗布及び乾燥
させて形成する。 このようにして形成する担持層は、0.2乃至5.0μm好
ましくは0.4乃至2.0μm程度の厚さであり、又担持層中
の前記の染料は、担持層の重量の5乃至70重量%、好ま
しくは10乃至60重量%の量で存在するのが好適である。 上記の如き本発明の熱転写シートは、そのままで熱転
写用として十分に有用であるが、更にその染料担持層表
面に粘着防止層、すなわち離型層を設けてもよく、この
ような層を設けることにより、熱転写時における熱転写
シートと被転写材の粘着を防止し、更に高い熱転写温度
を使用し、一層優れた濃度の画像を形成することができ
る。 この離型層としては、単に粘着防止性の無機粉末を付
着させたのみでも相当の効果を示し、更に、例えば、シ
リコーンポリマー、アクリルポリマー、フッ素化ポリマ
ーの如き離型性に優れた樹脂から0.01乃至5μm、好ま
しくは0.05乃至2μmの離型層を設けることによって形
成することができる。 尚、上記の如き無機粉体或いは離型性ポリマーは染料
担持層中に包含させても十分な効果を奏するものであ
る。 更に、このような熱転写シートの裏面に、サーマルヘ
ッドの熱による悪影響を防止するために耐熱層を設けて
もよい。 以上の如き熱転写シートを用いて、画像を形成するた
めに使用する被転写材は、その記録面が前記の染料に対
して染料受容性を有するものであればいかなるものでも
よく、又染料受容性を有しない紙、金属、ガラス、合成
樹脂等である場合には、その少なくとも一方の表面に染
料受容層を形成すればよい。 染料受容層を形成しなくてもよい被転写材としては、
例えば、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、ポ
リ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等のハロゲン化ポリ
マー、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリルエステル等のビニ
ルポリマー、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレ
ンテレフタレート等のポリエステル系樹脂、ポリスチレ
ン系樹脂、ポリアミド系樹脂、エチレンやプロピレン等
のオレフィンと他のビニルモノマーとの共重合体系樹
脂、アイオノマー、セルロースジアセテート等のセルロ
ース系樹脂、ポリカーボネート等からなる繊維、織布、
フイルム、シート、成形物等が挙げられる。 特に好ましいものはポリエステルからなるシート又は
フイルム或いはポリエステル層を設けた加工紙である。
又、紙、金属、ガラスその他の非染着性の被転写材であ
っても、その記録面に上記の如き染着性の樹脂の溶液又
は分散液を塗布及び乾燥させるか、或いはそれらの樹脂
フイルムをラミネートすることにより、被転写材とする
ことができる。 更に、上記の染着性のある被転写材であっても、その
表面に更に染着性の良い樹脂から、上記の紙の場合の如
くして染料受容層を形成してもよい。 このようにして形成する染料受容層は、単独の材料か
らでも、又複数の材料から形成してもよく、更に所期の
目的を妨げない範囲で各種の添加剤を包含してもよいの
は当然である。 このような染料受容層は任意の厚さでよいが、一般的
には5乃至50μmの厚さである。又、このような染料受
容層は連続被覆であるのが好ましいが、樹脂エマルジョ
ンや樹脂分散液を使用して、不連続の被覆として形成し
てもよい。 このような被転写材は基本的には上記の如くで、その
ままでも十分に使用できるものであるが、上記被転写材
又はその染料受容層中に、粘着防止用の無機粉末を包含
させることができ、このようにすれば熱転写時の温度を
より高めても熱転写シートと被転写材との粘着を防止し
て、更に優れた熱転写を行うことができる。特に好まし
いのは、微粉末のシリカである。 又、上記のシリカの如き無機粉末に代えて、又は併用
して、離型性の良好な前述の如き樹脂を添加してもよ
い。特に好ましい離型性ポリマーは、シリコーン化合物
の硬化物、例えば、エポキシ変性シリコーンオイルとア
ミノ変性シリコーンオイルからなる硬化物が挙げられ
る。このような離型剤は、染料受容層の重量の約0.5乃
至30重量%を占める割合が良い。 又使用する被転写材は、その染料受容層の表面に、上
記の如き無機粉体を付着させて粘着防止効果を高めても
よいし、又、前述の如き離型性に優れた離型剤からなる
層を設けてもよい。 このような離型層は約0.01乃至5μmの厚さで十分な
効果を発揮して、熱転写シートの染料受容層との粘着を
防止しつつ、一層染料受容性を向上させることができ
る。 上記の如き本発明の熱転写シート及び上記の如き被記
録材を使用して熱転写を行う際に使用する熱エネルギー
の付与手段は、従来公知の付与手段がいずれも使用で
き、例えば、サーマルプリンター(例えば、(株)日立
製、ビデオプリンターVY-100)等の記録装置によって、
記録時間をコントロールすることにより、5乃至100mJ/
mm2程度の熱エネルギーを付与することによって、所期
の目的を十分に達成することができる。 (作用・効果) 以上の如き本発明によれば、既に部分的に説明した通
り、本発明の熱転写シートの構成に使用する前記一般式
(I)の染料は、従来技術の熱転写シートに使用されて
いた昇華性染料(分子量約150乃至250程度)に比して、
著しく高い分子量を有するにもかかわらず、特定の構造
を有し、且つ特定の位置に置換基を有するため、優れた
加熱移行性、被転写材に対する染着性や発色性を示すも
のであり、且つ転写後は被転写材中において移行した
り、表面にブリードアウトしたりしないものである。 従って、本発明の熱転写シートを用いて形成された画
像は優れた堅牢性、特に耐移行性及び耐汚染性を有する
ため、長期間保存しても形成された画像のシャープさが
損なわれたり、或いは他の物品を汚染したりすることが
全くなく、従来技術の種々の問題が解決された。 次に実施例及び比較例を挙げて本発明を更に具体的に
説明する。尚、文中、部又は%とあるのは特に断りの無
い限り重量基準である。 実施例1 下記構造式 で表される化合物2.29部を95%エタノール200部に溶解
し、得られた溶液に無水炭酸ナトリウム5部を水50部に
溶解した水溶液を加えて混合液とした。 次に下記構造式 で表される化合物3.57部を水50部に溶解し、得られた溶
液を前記の混合液に加え、充分に攪拌した後、11.6%の
フェロシアン化カリウム水溶液100部を徐々に加え、こ
の状態で15分間攪拌し、濾過し、純水で洗浄する。濾液
が中性になったら乾燥を行い、生成物を酢酸エチルに溶
解し、酢酸エチル/ヘプタンを用いてカラム精製を行
い、下記構造式の染料[前記第1表の染料のNo.1]を得
た。 実施例2 実施例1と同様な方法により、それぞれ原料を代えて
前記第1表に例示の染料を得た。 実施例3 下記組成の染料担持層形成用インキ組成物を調製し、
背面に耐熱処理を施した4.5μm厚のポリエチレンテレ
フタレートフイルムに、乾燥塗布量が1.0g/m2になるよ
うに塗布及び乾燥して本発明の熱転写シートを得た。 前記第1表の染料 3部 ポリビニルブチラール樹脂 4.5部 メチルエチルケトン 46.25部 トルエン 46.25部 次に、基材シートとして合成紙(王子油化製、ユポFP
G#150)を用い、この一方の面に下記の組成の塗工液を
乾燥時10.0g/m2になる割合で塗布し、100℃で30分間乾
燥して被転写材を得た。 ポリエステル樹脂(Vylon200、東洋紡製) 11.5部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体(VYHH、UCC製)5.0部 アミノ変性シリコーン(KF−393、信越化学工業製) 1.2部 エポキシ変性シリコーン(X−22−343、信越化学工業
製) 1.2部 メチルエチルケトン/トルエン/シクロヘキサノン(重
量比4:4:2) 102.0部 前記の本発明の熱転写シートと上記の被転写材とを、
それぞれの染料担持層と染料受容面とを対向させて重ね
合せ、熱転写シートの裏面からヘッド印加電圧10V、印
字時間4.0msec.の条件でサーマルヘッドで記録を行い、
下記第2表の結果を得た。 比較例 実施例3における染料として後記第3表の染料を使用
し、他は実施例4と同様にして後記第3表の結果を得
た。但し、染料担持層形成用インキ組成物の組成は下記
の通りとした。 後記第3表の染料 3部 ポリビニルブチラール樹脂 4.5部 メチルエチルケトン 46.25部 トルエン 46.25部 尚、上記表における染料は前記第1表の番号で示し
た。 第3表染料 発色濃度 堅牢性 色調 1 0.99 × 藍 2 1.16 △ 藍 3 2.07 × 藍 4 1.12 △ 藍 5 1.02 × 紫 尚、上記表の染料は下記の通りである。 1:C.I.ディスパーズブルー14 2:C.I.ディスパーズブルー134 3:C.I.ソルベントブルー63 4:C.I.ディスパーズブルー26 5:C.I.ディスパーズバイオレット4 尚、上記第2乃至3表における発色濃度は米国マクベ
ス社製のデンシトメーターRD−918で測定した値であ
る。 堅牢度は、記録画像を50℃の雰囲気中に長時間放置し
た後、画像のシャープさが変化せず、又表面を白紙で摩
擦しても白紙が着色しないものを◎とし、僅かにシャー
プさが失なわれ且つ僅かに白紙が着色したものを○と
し、シャープさが失なわれ、白紙が着色したものを△と
し、画像が不鮮明となり、白紙が著しく着色したものを
×で表示した。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.基材シート及び該基材シートの一方の面に形成され
    た染料担持層からなり、該染料担持層に包含される染料
    が、下記一般式(I)で表される染料であることを特徴
    とする熱転写シート。 [但し、上記式中のR1はCONHR、NHCOR、SO2NHR、NHSO2R
    (Rは水素原子が弗素原子で置換されていてもよいアル
    キル基、シクロアルキル基又は置換基を有していてもよ
    いアリール基を表す)を表し、R2又はR3は水素原子、ハ
    ロゲン原子、アルキル基、シクロアルキル基、アルコキ
    シ基、アシルアミノ基、アミノカルボニル基、アルキル
    アリール基又はアリール基を表し、R2又はR3の少なくと
    も1個は炭素数2以上のアルコキシ基を表し、R4及びR5
    は置換基を有してもよいアルキル基又は水素原子を表
    し、Aは上記の様な置換基を有してもよい全体としてナ
    フタレン環を構成する原子団を表す。] 2.R1が1の位置に存在するCONHR(RはC1乃至C10の水
    素原子が弗素原子で置換されていてもよいアルキル基又
    は置換基を有していてもよいフェニル基である)基であ
    る特許請求の範囲第(1)項に記載の熱転写シート。 3.R2が5の位置にある炭素数2個以上のアルコキシ基
    である特許請求の範囲第(1)項に記載の熱転写シー
    ト。 4.R4及び/又はR5が極性基を有するアルキル基である
    特許請求の範囲第(1)項に記載の熱転写シート。
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