JPH01176591A - 熱転写シート - Google Patents

熱転写シート

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JPH01176591A
JPH01176591A JP62335295A JP33529587A JPH01176591A JP H01176591 A JPH01176591 A JP H01176591A JP 62335295 A JP62335295 A JP 62335295A JP 33529587 A JP33529587 A JP 33529587A JP H01176591 A JPH01176591 A JP H01176591A
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JP
Japan
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group
dye
thermal transfer
transfer sheet
yellow
Prior art date
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Pending
Application number
JP62335295A
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English (en)
Inventor
Junpei Sugafuji
菅藤 純平
Hitoshi Saito
仁 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP62335295A priority Critical patent/JPH01176591A/ja
Publication of JPH01176591A publication Critical patent/JPH01176591A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/382Contact thermal transfer or sublimation processes
    • B41M5/385Contact thermal transfer or sublimation processes characterised by the transferable dyes or pigments
    • B41M5/39Dyes containing one or more carbon-to-nitrogen double bonds, e.g. azomethine

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、熱転写シートに関し、更に詳しくは諸堅牢性
に優れた記録画像を被転写材に容易に与えることかてき
る熱転写シートを提供することを目的とする。
(従来の技術) 従来、種々の熱転写方法が公知であるが、それらの中で
昇華性染料を記録剤とし、これを紙等の基材シートに担
持させて熱転写シートとし、昇華性染料で染着可能な被
転写材、例えば、ポリエステル製織布等に重ね、熱転写
シートの裏面からパターン状に熱エネルギーを与えて、
昇華性染料を被転写材に移行させる昇華転写方法が行わ
れている。
(発明が解決しようとしている問題点)上記昇華転写方
法において、被転写材が例えばポリエステル製織布等で
ある昇華捺染方法ては、熱エネルギーの付写が比較的長
時間であるため、被転写材自体も付与された熱エネルギ
ーで加熱される結果、比較的良好な染料の移行が達成さ
れている。
しかしながら、記録方法の進歩により、サーマルヘッド
等を用いて、高速度で、例えば、ポリエステルシートや
、紙に染料受容層を設けた被転写材を使用し、これらの
被転写材に繊細な文字や図形成いは写真像を形成する場
合には、熱エネルキーの付与は秒単位以下の極めて短時
間であることが要求され、従って、このような短時間で
は昇華性染料及び被転写材が十分には加熱されないため
に、十分な濃度の画像を形成することかてきない。
従フて、このような高速記録に対応するために、昇華性
に優れた昇華性染料か開発されたが、昇華性に優れる染
料は、一般にその分子量が小であるため、転写後の被転
写材中において染料が経時的に移行したり、表面にブリ
ードしたりして、折角形成した画像が乱れたり、不鮮明
となったり或いは周囲の物品を汚染するという問題か生
じている。
このような問題を回避するために、比較的分子量の犬な
る昇華性染料を使用すると、上記の如き高速記録方法で
は昇華速度が劣るため、上記の如く満足できる濃度の画
像か形成し得ないものてあった。
従って、昇華性染料を使用する熱転写方法においては、
上記の如き極めて短時間の熱エネルギーの付与によって
、十分に濃度のある鮮明な画像を与え、しかも形成され
た画像が優れた諸堅牢性を示す熱転写シートの開発が強
く要望されているのが現状である。
本発明者は、上述の如き業界の強い要望に応えるべく鋭
意研究の結果、従来のポリエステル製織布等の昇華捺染
方法では、織布の表面が平滑ではないため、熱転写シー
トと被転写材である織布とは十分に密着することがなく
、そのために使用する染料は昇華性或いは気化性(すな
わち、熱転写シートと織布との間に存在する空間を移行
できる性質)であることか必須条件でありだが、表面が
平滑なポリエステルシートや表面加工紙等を被転写材と
する場合には、熱転写時に熱転写シートと被転写材とが
十分に密着するため、染料の昇華性や気化性のみが絶対
的必要条件ではなく、密着した両者の界面を染料か熱に
よって移行し得る性質も極めて重要であり、このような
界面の熱移行性は、使用する染料の化学構造や置換基或
いはその位置によって大いに影響されることを知見し、
適当な分子構造を有する染料を選択することによって、
従来の常識では使用不能であると考えられている程度の
高い分子量の染料であっても、良好な熱移行性を有する
ことを知見したものである。そしてこのような染料を担
持する熱転写シートを用いることによって、極めて短時
間の熱エネルギーの付与であっても、使用した染料が容
易に被転写材に移行し、高い濃度と優れた諸堅牢性を有
する記録画像が形成されることを知見して本発明を完成
した。
(問題点を解決するための手段) すなわち、本発明は、基材シート及び該基材シートの一
方の面に形成された染料担持層からなり、該染料担持層
に包含される染料が、下記一般式(I)で表される染料
であることを特徴とする熱転写シートである。
但し、−上記式中のXは置換基を有してもよいフェニル
基又はR7−C(CH3) 2−基(R7はアルキル基
、アルコキシ基、アリールオキシ基又はチオアルキル基
を表す)であり、Yは R1乃至R4は水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、
シクロアルキル基、アルコキシ基、アシルアミノ基、ア
ミノカルボニル基、アルキルアリール基、シアノ基又は
アリール基を表し、R5及びR6は水素原子、置換基を
有してもよいアルキル基、アラルキル基又アリール基を
表わす。
(作  用) 本発明者は、種々の染料について熱転写シート用の染料
としての適応性について詳細な研究を続けた結果、前記
一般式(I)で表される染料に限って、その分子量が比
較的太であっても優れた加熱移行性を有し、更に被転写
材に対する優れた染着性、発色性を示し、そのうえ転写
した被転写材中での染料の移行性(ブリード性)が見ら
れず、熱転写シート用の染料として極めて理想的な性質
を有することを見出したものである。
(好ましい実施態様) 次に好ましい実施態様を挙げて本発明を更に詳細に説明
すると、本発明を主として特徴づける一般式(I)で表
される染料は、p−フェニレンジアミン系化合物とアシ
ルアセドアニライト類との従来公知のカップリング方法
によって得られるものである。
本発明において好ましい前記一般式(I)の染料は、Y
が置換フェニル基であり、R1又はR2の少なくとも一
方が3又は5の位置に存在する不対電子含有基である染
料及びR3又はR4の少なくとも一方が1又は3の位置
に存在する不対電子含有基である染料であり、特に好ま
しいのは、上記好ましい染料においてR5及び/又はR
6がC2乃至CIOのアルキル基であり、且つR5及び
R6の少なくとも一方が、水酸基又は置換水酸基、アミ
ノ基又は置換アミノ基、シアノ基等の如き極性基を有す
るものが、最良の結果、すなわち、優れた熱移行性、被
転写材に対する染着性、転写時の耐熱性、発色性と同時
に優れた転写後の耐移行性等を有するものであった。
以下に本発明において好適な染料の具体例を下記に挙げ
る。下記第1表は、一般式(I)における置換基R1乃
至R7を示す(R1乃至及びR4の位置は基の後の数字
で示す)。
(以下余白) 二芽G13自L (1)Yがフェニル基又は置換(R,、R2)フェニル
基て、Xかフェニル基又は置換(R8)フェニル基の場
合。
No、RR,RRR,R,。
I   CI−3N)lcOcH,−4CH,−I  
  HC,Hs   C2H4OHp−CC)I。
2   C1−3Cl−4島11s−I    HC2
H!l    CJs   P−OCH:13   C
I−I    Cl−3C)l、−I    HC,R
,011C2H,OHH4Cl−3C00CtHs−4
C1h−1)I     CJs   Czl’L−O
HH5CH,−3HHHC,H,C,)LOHH60C
H,−38C1−I    CH3−4CH,CH,H
70CH3−I    HCHi−I    HCaH
+t   CaH+t  p−c)138   H0C
Js−3GHz−I   CHa−4C2)1!J  
  Ctl’LCN  p−Cl9   CHff−3
11C*)Is−2HC28S    Ca11408
   Hlo   HH0CJt−2HCJs    
ClH40)+  rOCJslloC,ll、−I 
  HHHC2)LOHC,H,H12Br−28r−
5CI−I   Cl−4CJl、OHC,IIs  
o−CH。
13   HHCH+−I   Cl13−2    
C4Is    CJ911−c)l。
Is   F”3    HCHi−I   HCJs
    CJLOH)l(2)Yかフェニル基又(旧迂
換(R□、R2)フェニル基で、X力”’R,−C(C
I−13)2−基である場合。
No、  RRRRRR 16Cl−3NHCOCH:l−4CH3−1)I  
   C2115c2H4oHCH317C1−3Cl
−40C2H5−I    HC2H5CJLOHC,
H618Cl−3Cl−4C113−111C,LOH
C,H401−I   CH,019+1     )
I     H)I    Cll2ph   CH2
ph   C3H。
20  CH3−3HHHC21ムOHC2)1.開 
ph021 0CHi−38C1−I    CH3−
4C113CH+   p−CIph022 0CH3
−I    HC)Isl    l+     C3
Hrt   C8H17C4H9023H0C2H5−
3CH:+−I   CH:+−4C2bs    C
2LCN  phclI□024   C1,−3HC
211,−2II     C2H,C21140)1
   ph25    HH0C31−1,−2HC2
H5C2LOl−IC8I+、。
260C3H7−4HHII     CJLOHC,
)Is   c2u、。
27   Br−2HC1−I     HC2ILO
HC2H3C4)+9028   H)l     C
H3−I    Hc2H5C,H,OH1:R329
Cl−3HCH,−]    H02115C2115
0J5−3−30   Cl−3If     CH3
−I    HC2H5C2115ph−3−(3)Y
かチアゾリル基て、X力■=−C(CH3)2−基であ
る場合。
31  8     HCH3−I   Cl−1,−
2C21(s    C2H,CI(3本発明の熱転写
シートは以上の如き前記の特定の染料を使用することを
特徴とし、それ以外の構成は従来公知の熱転写シートの
構成と同様てよい。
前記の染料を含む本発明の熱転写シートの構成に使用す
る基材シートとしては、従来公知のある程度の耐熱性と
強度を有するものであればいずれのものてもよく、例え
ば、05乃至50μm、好ましくは3乃至10μm程度
の厚さの紙、各種加工紙、ポリエステルフィルム、ポリ
スチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリスル
ホンフィルム、ポリカーボネートフィルム、アラミドフ
ィルム、ポリビニルアルコールフィルム、セロファン等
であり、特に好ましいものはポリエステルフィルムであ
る。
上記の如き基材シートの表面に設ける染料担持層は、前
記一般式(I)の染料を任意のバインター樹脂で担持さ
せた層である。
前記の染料を担持するためのバインダー樹脂としては、
従来公知のものがいずれも使用でき、好ましいものを例
示すれば、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロ
ース、エチルヒドロキシセルロース、ヒドロキシプロピ
ルセルロース、メチルセルロース、酢酸セルロース、酢
酪酸セルロース等のセルロース系樹脂、ポリビニルアル
コール、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルブチラール、ポリ
ビニルアセタール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリ
ルアミド等のビニル系樹脂等が挙げられ、これらの中で
は特にポリビニルブチラール及びポリビニルアセタール
が、耐熱性、染料の移行性等の点から好ましいものであ
る。
本発明の熱転写シートの染料担持層は、基本的には上記
の材料から形成されるが、その他必要に応じて従来公知
と同様な各種の添加剤をも包含し得るものである。
このような染料担持層は、好ましくは適当な溶剤中に前
記の染料、バインダー樹脂その他の任意成分を加えて各
成分を溶解又は分散させて担持層形成用塗液又はインキ
を調製し、これを上記の基材シート上に塗布及び乾燥さ
せて形成する。
このようにして形成する担持層は、02乃至50μm好
ましくは0.4乃至2.0μm程度の厚さであり、又担
持層中の前記の染料は、担持層の重量の5乃至70重量
%、好ましくは10乃至60重量%の量で存在するのが
好適である。
上記の如き本発明の熱転写シートは、そのままで熱転写
用として十分に有用であるが、更にその染料担持層表面
に粘着防止層、すなわち離型層を設けてもよく、このよ
うな層を設けることにより、熱転写時における熱転写シ
ートと被転写材の粘着を防止し、更に高い熱転写温度を
使用し、−層優れた濃度の画像を形成することができる
この離型層としては、単に粘着防止性の無機粉末を付着
させたのみでも相当の効果を示し、更に、例えば、シリ
コーンポリマー、アクリルポリマー、フッ素化ポリマー
の如き離型性に優れた樹脂から0.01乃至5μm、好
ましくは0.05乃至2μmの離型層を設けることによ
って形成することができる。
尚、上記の如き無機粉体或いは離型性ポリマーは染料担
持層中に包含させても十分な効果を奏するものである。
更に、このような熱転写シートの裏面に、サーマルヘッ
ドの熱による悪影響を防止するために耐熱層を設けても
よい。
以上の如き熱転写シートを用いて、画像を形成するため
に使用する被転写材は、その記録面が前記の染料に対し
て染料受容性を有するものであればいかなるものてもよ
く、又染料受容性を有しない紙、金属、ガラス、合成樹
脂等である場合には、その少なくとも一方の表面に染料
受容層を形成すればよい。
染料受容層を形成しなくてもよい被転写材としては、例
えば、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリ
塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等のハロゲン化ポリマ
ー、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリルエステル等のビニル
ポリマー、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレン
テレフタレート等のポリエステル系樹脂、ポリスチレン
系樹脂、ポリアミド系樹脂、エチレンやプロピレン等の
オレフィンと他のビニルモノマーとの共重合体系樹脂、
アイオノマー、セルロースジアセテート等のセルロース
系樹脂、ポリカーボネート等からなる繊維、織布、フィ
ルム、シート、成形物等が挙げられる。
特に好ましいものはポリエステルからなるシート又はフ
ィルム或いはポリエステル層を設けた加工紙である。又
、紙、金属、ガラスその他の非染着性の被転写材であっ
ても、その記録面に上記の如き染着性の樹脂の溶液又は
分散液を塗布及び乾燥させるか、或いはそわらの樹脂フ
ィルムをラミネートすることにより、被転写材とするこ
とができる。
更に、上記の染着性のある被転写材であっても、その表
面に更に染着性の良い樹脂から、上記の紙の場合の如く
して染料受容層を形成してもよい。
このようにして形成する染料受容層は、単独の材料から
でも、又複数の材料から形成してもよく、更に所期の目
的を妨げない範囲で各種の添加剤を包含してもよいのは
当然である。
このような染料受容層は任意の厚さでよいが、−数的に
は5乃至50μmの厚さである。又、このような染料受
容層は連続被覆であるのが好ましいが、樹脂エマルジョ
ンや樹脂分散液を使用して、不連続の被覆として形成し
てもよい。
このような被転写材は基本的には上記の如くで、そのま
までも十分に使用できるものであるが、上記被転写材又
はその染料受容層中に、粘着防止用の無機粉末を包含さ
せることができ、このようにすれば熱転写時の温度をよ
り高めても熱転写シートと被転写材との粘着を防止して
、更に優れた熱転写を行うことができる。特に好ましい
のは、微粉末のシリカである。
又、上記のシソ力の如き無機粉末に代えて、又は併用し
て、離型性の良好な前述の如き樹脂を添加してもよい。
特に好ましい離型性ポリマーは、シリコーン化合物の硬
化物、例えば、エポキシ変性シリコーンオイルとアミノ
変性シリコーンオイルからなる硬化物が挙げられる。こ
のような離型剤は、染料受容層の重量の約0゜5乃至3
0重量%を占める割合が良い。
又使用する被転写材は、その染料受容層の表面に、上記
の如き無機粉体を付着させて粘着防止効果を高めてもよ
いし、又、前述の如き離型性に優れた離型剤からなる層
を設けてもよい。
このような離型層は約0.01乃至5μmの厚さで十分
な効果を発揮して、熱転写シートの染料受容層との粘着
を防止しつつ、−層染料受容性を向上させることができ
る。
上記の如き本発明の熱転写シート及び上記の如き被記録
材を使用して熱転写を行う際に使用する熱エネルギーの
付与手段は、従来公知の付与手段かいずれも使用でき、
例えば、サーマルプリンター(例えば、■日立製、ビデ
オプリンターVY−100)等の記録装置によって、記
録時間をコントロールすることにより、5乃至100m
J/mm2程度の熱エネルギーを付与することによって
、所期の目的を十分に達成することができる。
上記本発明の熱転写シートは黄色の熱転写シートとして
有用であるとともに、多色カラー形成用熱転写シートの
黄色成分としても有用である。例えば、第1図乃至第3
図に示すように、連続した基材シート1上にイエロー、
マゼンタ、シアン及びブラックの染料担持層2を連続的
に形成する場合の黄色成分(Y)として有用であり、優
れた品質の多色画像が形成できる。尚、図中の検知マー
ク3はプリンターによって検知され、夫々の領域の色相
をプリンターに知らせる作用をする。
(効 果) 以上の如き本発明によれば、既に部分的に説明した通り
、本発明の熱転写シートの構成に使用する前記一般式(
I)の染料は、従来技術の熱転写シートに使用されてい
た昇華性染料(分子量約150乃至250程度)に比し
て、著しく高い分子量を有するにもかかわらず、特定の
構造を有し、且つ特定の位置に置換基を有するため、優
れた加熱移行性、被転写材に対する染着性や発色性を示
すものであり、且つ転写後は被転写材中において移行し
たり、表面にブリードアウトしたりしないものである。
従って、本発明の熱転写シートを用いて形成された画像
は優れた堅牢性、特に耐移行性及び耐汚染性を有するた
め、長期間保存しても形成された画像のシャープさが損
なわれたり、或いは他の物品を汚染したりすることが全
くなく、従来技術の種々の問題が解決された。
次に実施例及び比較例を挙げて本発明を更に具体的に説
明する。尚、文中、部又は%とあるのは特に断りの無い
限り重量基準である。
実施例1 下記構造式 で表される化合物3.50部を95%エタノール200
部に溶解し、得られた溶液に無水炭酸ナトリウム5部を
水50部に溶解した水溶液を加えて混合液とした。
次に下記構造式 で表される化合物2.50部を水50部に溶解し、得ら
れた溶液を前記の混合液に加え、充分に撹拌した後、1
1.6%のフェロシアン化カリウム水溶液100部を徐
々に加え、この状態で15分間撹拌し、濾過し、純水で
洗浄する。濾液が中性になったら乾燥を行い、生成物を
酢酸エチルに溶解し、酢酸エチル/ヘプタンを用いてカ
ラム特製を行い、下記構造式の染料[前記第1表の染料
のNo、1]を得た。
実施例2 実施例1と同様な方法により、それぞれ原料を代えて前
記第1表に例示の染料を得た。
実施例3 下記組成の染料担持層形成用インキ組成物を調製し、背
面に耐熱処理を施した4、5μm厚のポリエチレンテレ
フタレートフィルムに、乾燥塗布量が1.0g/m”に
なるように塗布及び乾燥して本発明の熱転写シートを得
た。
前記第1表の染料           3部ポリビニ
ルアセトアセタール樹脂  4.5部メチルエチルケト
ン      46.25部トルエン        
    46.25部次に、基材シートとして合成紙(
玉子油化製、ユボFPG#150)を用い、この一方の
面に下記の組成の塗工液を乾燥時10.0g/rn”に
なる割合で塗布し、100℃で30分間乾燥して被転写
材を得た。
ポリエステル樹脂(Vylon200、東洋紡製)11
.5部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体(VYHH,UCC製
)               5.0部アミノ変性
シリコーン(KF−393、信越化学工業製)    
          1.2部エポキシ変性シリコーン
(X−22−343、信越化学工業製)       
      1.2部メチルエチルケトン/トルエン/
シクロヘキサノン(重量比4:4:2 )      
102.0部前記の本発明の熱転写シートと上記の被転
写材とを、それぞれの染料担持層と染料受容面とを対向
させて重ね合せ、熱転写シートの裏面からヘッド印加電
圧10V、印字時間4 、0 m5ec、の条件でサー
マルヘッドで記録を行い、下記第2表の結果を得た。
比較例 実施例3における染料として後記第3表の染料を使用し
、他は実施例4と同様にして後記第3表の結果を得た。
但し、染料担持層形成用インキ組成物の組成は下記の通
りとした。
後記第3表の染料           3部ポリビニ
ルアセトアセタール樹脂  4.5部メチルエチルケト
ン      4625部トルエン         
   46.25部N    2  − − ゛       庁 −″′     ;1  0
.75  ◎ 黄色550,52  0.73  ◎ 
黄色542 3  0.82  ◎ 黄色泪 4  0.79  ◎ 黄色5355 5  0.93  ◎ 黄色429 6  0.90  ◎ 黄色449,57  0.67
  ◎ 黄色625 8  0.80  ◎ 黄色530.59090  ◎
 黄色457 10  0.82  ◎ 黄色517 11  0.87  ◎ 黄色473 12  0.64  ◎ 黄色655.813  0.
84  ◎ 黄色497 14  0.88  ◎ 黄色471 15  1.10 0  黄色467 160゜84  ◎ 黄色5005 17  0゜81  ◎ 黄色522 +8  0.83  ◎ 黄色510 19  0.80  ◎ 黄色531 20  0.86  ◎ 黄色487 21  0.79  ◎ 黄色542 22  0.65  ◎ 黄色649 23  0.75  ◎ 黄色568 24  0.82  ◎ 黄色515 25  0.83  ◎ 黄色509 26  0.86  ◎ 黄色483 27  0.75  ◎ 黄色566.4281、旧 
◎ 黄色367 29  0.93  ◎ 黄色431630  0.8
7  ◎ 黄色479.631  0.95  ◎ 黄
色414.1尚、上記表における染料は前記第1表の番
号で示した。
(以下余白) 第3− 拠1      色庁  −〜性   ;C41,ソル
ベントイエロー14      1.25      
  xx          黄C,I−ソルベントイ
エロー33     0.63        xx 
         黄C■、ティスバーズイエロー54
    1.31       xx        
  黄C1,ディスバーズイエロー60    0.7
0         △        黄C,1,デ
ィスバーズイエト218   1.15       
  △        黄尚、上記第2乃至3表におけ
る発色濃度は米国マクヘス社製のデンシトメーターRD
−918て測定した値である。
堅牢度は、記録画像を50℃の雰囲気中に長時間放置し
た後、画像のシャープさが変化せず、又表面を白紙で摩
擦しても白紙が着色しないものを◎とし、僅かにシャー
プさが失なわれ且つ僅かに白紙が着色したものを○とし
、シャープさが失なわれ、白紙が着色したものを△とし
、画像か不鮮明となり、白紙が著しく着色したものを×
て表示した。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明を応用したフルカラー用熱転
写シートの平面を図解的に示し、第3図は第2図の断面
を図解的に示す図である。 特許出願人  犬ヒ1本印刷株式会社 第1図 第2図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基材シート及び該基材シートの一方の面に形成さ
    れた染料担持層からなり、該染料担持層に包含される染
    料が、下記一般式( I )で表される染料であることを
    特徴とする熱転写シート。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) [但し、上記式中のXは置換基を有してもよいフェニル
    基又はR_7−C(CH_3)_2−基(R_7はアル
    キル基、アルコキシ基、アリールオキシ基又はチオアル
    キル基を表す)であり、Yは ▲数式、化学式、表等があります▼又は▲数式、化学式
    、表等があります▼であり、 R_1乃至R_4は水素原子、ハロゲン原子、アルキル
    基、シクロアルキル基、アルコキシ基、アシルアミノ基
    、アミノカルボニル基、アルキルアリール基、シアノ基
    又はアリール基を表し、R_5及びR_6は水素原子、
    置換基を有してもよいアルキル基、アラルキル基又アリ
    ール基を表わす。]
  2. (2)Yが置換フェニル基である場合において、R_1
    又はR_2の少なくとも一方が3又は5の位置に存在す
    る不対電子含有基である特許請求の範囲第(1)項に記
    載の熱転写シート。
  3. (3)R_3又はR_4の少なくとも一方が1又は3の
    位置に存在する不対電子含有基である特許請求の範囲第
    (1)項に記載の熱転写シート。
  4. (4)R_5及び/又はR_6が極性基を有するアルキ
    ル基である特許請求の範囲第(1)項に記載の熱転写シ
    ート。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0771672A2 (en) 1995-10-31 1997-05-07 Eastman Kodak Company Laser recording element

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