JPS62220665A - 可動観覧席 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、野球場、陸上、サッカー等の競技場、あるい
は見本市や集会、演劇等を行う会場等に使用される多目
的ホールに用いる可動観覧席に関するものである。

［従来の技術］ 多目的ホールでは、そのホールでの催し物に応じてホー
ルを広くしたり狭くしたりする。そのため、多目的ホー
ルの観覧席は、ホールでの催し物に合った会場作りのた
めに他の場所に移設したり、格納したりすることが必要
になることから、可動式とすること、すなわち、可動式
観覧席とすることが要求される。

かかる要求に応えんとしてなされている従来の多目的ボ
ールの可動観覧席としては、特公昭６１−３９５２号公
報に開示されたものがある。

この可動観覧席は、移動式であることは勿論で市るが、
演劇等の観覧用に用いる場合には床を階段状に形成する
と共に椅子を起立セットし、一方見本市等のステージ用
に用いる場合には、椅子を床の下部に格納して床を平面
状に形成すると共に脚を折畳むことができるＪ：うにし
たものである。

［発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、斯かる従来の可動観覧席においては、椅
子の起倒作業を個々に行う必要があり、又床台の傾動装
置が別個に必要であって操作が面倒であった。

本発明はこのような実情に鑑み、すべての椅子の起倒ｄ
３よび床台の傾動、１台の駆動装置によって同時に行え
るようにしたものである。

［問題点を解決するための手段１ 本発明は、昇降及び傾動並びに移動可能に構成したベー
スフレーム上に、床板を開閉可能に備えた床台と、該床
台内に格納し得る椅子を備えた椅子台を前記ベースフレ
ームの長手方向に沿い交互に複数配列すると共に、これ
ら床台及び椅子台の下部に、床板操作用ビームと椅子起
倒用ビームとを、駆動装置によって前記ベースフレーム
の長手方向に沿い夫々移動可能に配設し、又前記床台の
下部に、上端が床板の下面に接し下端が前記床板操作ビ
ーム部に至るようにした床板開閉用レバーの中間部を枢
着して、該床板開閉用レバーの下端と係合し得る係合部
を前記床板操作ビームの艮手方向所定間隔位首に設【づ
、且つ前記ベースフレーム上の各椅子台と対応した位置
に支柱を立設し、該支柱に、一端を床台に固設したアー
ムの他端を枢着すると共に椅子台を回動可能に連結し、
更に前記椅子台の回動を介し椅子を起倒させ得るよう、
下端を前記椅子起倒用ビームに枢着し且つ該枢着部に日
−ラを有する椅子起倒用レバーの上端を椅子台に接続し
、該椅子起倒用レバーが９０°回動した際に前記ローラ
が床台の下面部に入り込めるよう配置構成して成る構成
を有する。

［作　　用］ 従って、床板操作ビームを移動させると、床板開閉用レ
バーの回動により床板が開き、椅子起倒用ビームを移動
させると椅子起倒用レバーの回動を介し椅子台が回動し
て椅子が起立し、更に椅子起倒用レバーを移動させると
、椅子起伏用レバーの下端が床台を押上げて床台が傾動
する。

［実　施　例］ 以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。

第１図乃至第３図は本発明の可動観覧席の全体を概略的
に示すもので、第１図は平面的なステージを形成した状
態を示す切断側面図、第２図は階段状の観覧席を形成し
た状態を示す切断側面図、第３図は第２図と同様な状態
の正面図である。

これら第１図乃至第３図、並びに第４図に示す如く、所
要間隔で平行配置したベースフレーム１，１を連結ビー
ム２．２によって連結すると共に、前記ベースフレーム
１，１の前後位置に、夫々下端を車輪３の軸に接続した
操作ジヤツキ４及び脚部材５の上端を適宜ずらして枢着
し、前記各操作ジヤツキ４の伸縮動によってベースフレ
ーム１，１の昇降及び傾動を行い得るよう構成する。

又、第５図にも示すように、床面を形成する床台６と椅
子台７とを、ベースフレーム１，１上に、ベースフレー
ム１．１の長手方向に沿ってベースフレーム１，１と直
交する向きで交互に複数列（図では８列ずつ）配列する
。

前記床台６は、前端部に設けたヒンジ８　（第７図参照
）を支点として開閉し得るようにした床板９と、該床板
９との間で複数（図では７台）の椅子１０を並べて格納
するための空間を形成するようにした格納用フレーム１
１と、該格納用フレーム１１を下部から支持するにう段
差連設した台座フレーム１２とから成っている。尚、ヒ
ンジ８は床台６の長手方向適宜間隔位置に複数個設しり
である。一方椅子台７は、側面から見て、１−字状プレ
ー１〜材から成り、口つベースフレーム１．１上に立設
した支柱１３に対してブラケツ１〜１４を介しビン１５
枢着され、ピン１５を支点として回動することにより、
各椅子１０を同時に起倒し１ｑるにうになっている。

又、第５図に示すように、前記ピン１５に１字状のアー
ム１６の一端を枢着し、１つ該アーム１６の細端を前側
に位置する床台６の台座フレーム１２後面に固着し、床
台６をピン１５を支点として一１ｘ方へ傾動し得るよう
構成する。

第４図及び第６図に示す如く、ベースフレーム１．１間
の床台６及び椅子台７の下部位置に、椅子操作用ビーム
１７．１７をベースフレーム１，１と平行に所要間隔で
配設すると共に、該椅子操作用ビーム１７．１７の中間
部を補助ビーム２１にて接続し、又各椅子台７の椅子操
作用ビーム１７．１７と対応した個所に固定ブ目ツク１
８を夫々設け、該各固定ブロック１８に、］・ｊ了１０
を格納した位置で斜め後方に伸びる椅子起倒用レバー１
９を夫々固定し、且つ該起倒用レバー１９の下端を前記
椅子操作用ビーム１７にピン２２連結すると共に、該ピ
ン２２の椅子操作用ビーム１７より突出する端部位置に
床台押上用ローラ２０を夫々取イ」け、椅子操作用ビー
ム１７を前方（Ｘ方向）へ移動させた時に、起倒用レバ
ー１９を介し椅子台７が回動し得るよう構成すると共に
、起倒用レバー１９が９０’（θで示す）回動した時に
、ローラ２０が前側床台６の台座フレーム１２の下面部
に配置されるよう構成する。尚、２３は椅子操作用ビー
ム１７を移動させるための電動ジヤツキであり、本体部
を連結ビーム２に設置し先端を補助ビーム２１に接続し
である。

更に、第７図にも示すように床台６及び椅子台７の中央
部下部位置に、連結ビーム２に支持させた１晋動ガイド
３０に沿ってベースフレーム１゜１長手方向に移動し得
るよう床板操作用ビーム２４を配設する。又各床台６の
格納用フレーム１１の下部に、上端に押上ローラ２６を
有し下端に係合ローラ２７を有する床板開閉用レバー２
５の中間部をピン２８によって枢着し、口つ前記押上ロ
ーラ２６を床板９の下面に当接させると共に、係合ロー
ラ２７を前記床板操作用ビーム２４の一側に突設した係
合片２９に係合せしめ、連結ビーム２上に設置した電動
ジヤツキ３１の作動により操作用ビーム２４を後方（Ｙ
方向）に移動して開閉用レバー２５をピン２８を支点と
して回動させ、床板９を開閉し得るよう構成する。尚、
開閉用レバー２５の上部は、格納用フレーム１１の下部
に設けたスリン１〜３２を貫通して格納用フレーム１１
内に位置し、更に椅子１０と１０との間の隙間に入り込
んでいる。

斯かる構成とした本発明の可動観覧席を演劇等の観覧用
として用いる場合には、先ず、第２図に示すように前後
の操作ジヤツキ４を夫々所定量伸縮してベースフレーム
１，１を所定の傾斜状態とする。次に第７図に示すよう
に、電動ジャッキ３１の操作により床板操作用ビーム２
４を後方（Ｙ方向）に移動させる。床板操作用ビーム２
４が移動すると、該ビーム２４の側面部に突設しである
各係合片２９と開閉用レバー２５下端の係合ローラ２７
とが係合し、開閉用レバー２５がピン２８を支点として
実線の位置から一点鎖線の位置へと回動する。これによ
って、開閉用レバー２５上端の押上ローラ２６が各床台
６の床板９をヒンジ８を支点として夫々開動させ、床板
９が聞いた状態となる。

続いて、第６図に示すように、電動ジヤツキ２３を操作
して椅子操作用ビーム１７を前方（Ｘ方向）へ移動させ
る。椅子操作用ビーム１７が移動すると、該ビーム１７
に枢着しである起倒用レバー１９も前方へ移動し、固定
ブロック１８を取付けである椅子台７がピン１５を支点
として回動し、更に各椅子１０も回動する。この際、起
倒用レバー１９が実線の位置から二点鎖線の位置へと９
０゜回動した時に、各列の椅子１０が同時に床台６内か
ら床台６外へと９０°回動する。しかる後、第７図で示
した床板操作用ビーム２４を元の位置へもどすと、開い
ていた床板９は自重によって閉じる。而して、椅子１０
は床面９に対して９０°起立した状態となる。

しかし、この状態では、床台６はベースフレーム１，１
に対して平行な床面を形成しているが、地面に対しては
平行でないので、更にこの状態から、電動ジヤツキ２３
の操作により椅子操作用ビーム１７を前方へ所要量移動
させるようにする。

即ち、起倒用レバー１９は、第６図に示すように、実線
の位置から二点鎖線の位置へ９０°回動した時には、下
端のローラ２０が床台６の台座フレーム１２下面部に入
り込んで接しているので、第５図の一点鎖線で示すよう
に、起倒用レバー１９が更に回動すると、ローラ２０が
床台６を押上げるＪ：う作用する。床台６はアーム１６
によってベースフレーム１，１に立設された支柱１３に
ピン１５連結されているため、ピン１５を支点として傾
動する。又この際、椅子１０も椅子台７の回動を介し同
角度傾動する。こうすることにより、第２図に示すよう
に、床台６の床板９は地面に対し平行になると共に、椅
子１０は床板９に対し９０’起立した状態となり、前記
電動ジャツギ２３の位置を固定することによって、これ
らの位置が保持される。

一方、見本市等の平面ステージ用として用いる場合には
、前述の作動を逆に行うことにより、第１図に示すよう
な状態が得られる。

第８図及び第９図は本発明の他の実施例を示すもので、
最後部の起倒用レバー１９を固定ブロック１８に対して
揺動自在に収付けておくと共に、例えば図示しないキー
、ピン等を差込むことによりその揺動位置を固定し得る
ようにし、且つ該最後部の起倒用レバー１９の下端とそ
の前部の起倒用レバー１９の下端との間に屈折リンク３
３を連結しておいたものである。

前記実施例の場合、第１図に示すように平面的なステー
ジを形成すると、最後部の起倒用レバー１９が後方へ突
出するが、本方式を採用した場合には、キー、ピン等の
着脱を行うことによって、平面的なステージを形成した
時にも最後部の起倒用レバー１９が後方へ突出しないよ
うになる。

尚、本発明は前記実施例にのみ限定されるものではなく
、本発明の要旨を逸脱しない限り種々変更を加え得るこ
とは勿論である。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明の可動観覧席によれば、平
面的なステージでも階段状の観覧席でも容易に形成でき
ると共に、特に各列の椅子の起倒並びに床台の傾動を１
台の駆動装置によって同時に且つ簡単に行うことができ
ると言う優れた効果を奏し得る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の可動観覧席によって平面的なステージ
を形成した状態を示す概略切断側面図、第２図は階段状
の観覧席を形成した状態を示す概略切断側面図、第３図
は第２図の正面図、第４図は第１図のＩＶ　−ＩＶ拡大
矢視図、第５図は第４図のｖ−■矢視図、第６図は第４
図のＶｌ−ＶＩ矢視図、第７図は第１図のＶＩＩ−Ｖｌ
矢視図、第８図及び第９図は他の実施例の部分図で、第
８図は平面的なステージを又第９図は階段上の観覧席を
形成した状態を夫々示す説明図である。 １はベースフレーム、２は連結ビーム、３は車輪、４は
操作ジヤツキ、５は脚部材、６は床台、７は椅子台、８
はヒンジ、９は床板、１０は椅子、１３は支柱、１５は
ピン、１６はアーム、１７は椅子操作用ビーム、１９は
起倒用レバー、２０はローラ、２３は電動ジヤツキ、２
４は床板操作用ビーム、２５は開閉用レバー、２８はピ
ン、２９は係合片、３１は電動ジヤツキである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）昇降及び傾動並びに移動可能に構成したベースフレ
   ーム上に、床板を開閉可能に備えた床台と、該床台内に
   格納し得る椅子を備えた椅子台を前記ベースフレームの
   長手方向に沿い交互に複数配列すると共に、これら床台
   及び椅子台の下部に、床板操作用ビームと椅子起倒用ビ
   ームとを、駆動装置によって前記ベースフレームの長手
   方向に沿い夫々移動可能に配設し、又前記床台の下部に
   、上端が床板の下面に接し下端が前記床板操作ビーム部
   に至るようにした床板開閉用レバーの中間部を枢着して
   、該床板開閉用レバーの下端と係合し得る係合部を前記
   床板操作ビームの長手方向所定間隔位置に設け、且つ前
   記ベースフレーム上の各椅子台と対応した位置に支柱を
   立設し、該支柱に、一端を床台に固設したアームの他端
   を枢着すると共に椅子台を回動可能に連結し、更に前記
   椅子台の回動を介し椅子を起倒させ得るよう、下端を前
   記椅子起倒用ビームに枢着し椅子起倒用レバーの上端を
   椅子台に接続し、該椅子起倒用レバーが９０°回動した
   際に前記椅子起倒用レバーの下端が床台の下面部に入り
   込めるよう配置構成して成ることを特徴とする可動観覧
   席。