JP3309032B2 - 観覧席用シートおよび折り畳み式のシートを有する観覧席 - Google Patents

観覧席用シートおよび折り畳み式のシートを有する観覧席

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JP3309032B2
JP3309032B2 JP04016095A JP4016095A JP3309032B2 JP 3309032 B2 JP3309032 B2 JP 3309032B2 JP 04016095 A JP04016095 A JP 04016095A JP 4016095 A JP4016095 A JP 4016095A JP 3309032 B2 JP3309032 B2 JP 3309032B2
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Kotobuki and Co Ltd
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    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C1/00Chairs adapted for special purposes
    • A47C1/12Theatre, auditorium, or similar chairs
    • A47C1/126Theatre, auditorium, or similar chairs stowable in floor or wall

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  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主にホールおよびスタ
ジアム等の観覧席に用いられる折り畳み式のシートおよ
びこのシートを有する観覧席に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ホールやスタジアムのような多目
的施設において、催し物に応じて客席の配置や数を変え
られるようにした、いわゆる移動式の観覧席が種々提供
されている。
【0003】この種の観覧席は、例えば「実開平5−3
9355号」に示されるように、階段状に段差を有して
配置された複数のデッキを有している。これらデッキ
は、未使用時には棚状に積み上げられた状態で上記多目
的施設の壁面に格納されており、使用時には、最下段の
ものから順次壁面から引き出すことで、階段状に展開さ
れるようになっている。
【0004】これら各デッキの上面には、複数の折り畳
み式のシートが一列に並んで配置されている。これらシ
ートは、デッキの上面に支持された左右一対の支柱を有
している。これら支柱は、デッキの上面から略垂直に起
立される第1の位置と、デッキの上面に沿うように略水
平に倒れ込む第2の位置とに亘って回動可能となってお
り、これら支柱の間に、シートクッションが支持されて
いる。シートクッションは、支柱が第1の位置に回動さ
れている状態において、略水平となる使用位置と、上記
支柱に沿うように起立される格納位置と、これら使用位
置と格納位置との間の中間位置とに夫々保持されるよう
になっている。
【0005】また、上記シートは、シートクッションの
後端に連なるバックレストを有している。バックレスト
は、一対の脚を介して各デッキの上面に支持されてい
る。このバックレストは、デッキの上面に対しやや後傾
された姿勢で起立される第1の位置と、デッキの上面に
沿うように略水平に倒れ込む第2の位置とに亘って回動
可能となっている。
【0006】上記支柱の先端部には、左右のアームレス
トがピボット軸を介して上下方向に回動可能に枢支され
ている。これらアームレストの後端部は、他のピボット
軸を介して上記バックレストの左右側面に上下方向に回
動可能に枢支されている。このため、アームレストは、
支柱とバックレストとを互いに連動して回動させる連接
棒としての機能を兼ねている。
【0007】このような構成のシートにあっては、支柱
を第1の位置から第2の位置に向けて回動させると、こ
の回動に追従してバックレストも前方に向けて略水平に
倒れ込むような姿勢に回動される。そのため、バックレ
ストとシートクッションとが、デッキの上面と略平行な
姿勢で互いに重なり合い、シート全体がデッキの上面に
折り畳まれるようになっている。
【0008】したがって、上記のようにデッキを棚状に
積み上げて格納した状態においては、上記折り畳まれた
シートがデッキの間の格納スペースに格納され、シート
がデッキを壁面に格納する際の妨げとならないようにな
っている。
【0009】ところが、上記従来のシートは、支柱とバ
ックレストとがアームレストを介して連動されているた
め、バックレストの起立角度がア−ムレストと支柱との
枢支点からバックレストと支柱との枢支点までの距離に
よって決定されてしまう。そのため、支柱を第1の位置
に回動させた状態において、バックレストのみを後方に
傾斜させることができず、バックレストが略直立に近い
角度に固定されてしまうといった問題がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このようなことから、
最近、支柱を第1の位置に回動させた時に、この回動に
追従して上記バックレストを着席に最適な角度に傾斜さ
せるようにした折り畳み式のシートが実用化されてい
る。
【0011】このシートは、上記支柱の後方にシートブ
ラケットを備えている。シートブラケットは、上記デッ
キの上面から略垂直に起立される第1の位置と、デッキ
の上面に沿うように略水平に倒れ込む第2の位置とに亘
って回動可能に上記デッキの上面に支持されている。そ
して、このシートブラケットの左右両側部に上記アーム
レストの後部が回動可能に枢支されており、このシート
ブラケットにピボット軸を介して上記バックレストが前
後方向に回動可能に枢支されている。
【0012】また、バックレストの下端部と支柱とは、
左右のリンク部材を介して互いに連動されている。リン
ク部材は、上記支柱およびシートブラケットを第2の位
置から第1の位置に向けて回動させた時に、上記バック
レストの下端部を前方に向けて強制的に引き出すもの
で、このことにより、バックレストの傾斜角度が従来よ
りも大きくなり、このバックレストが着席に最適な傾斜
角度に保持されるようになっている。
【0013】ところが、このシートは、バックレストの
回動支点となる専用のピボット軸を必要とするので、こ
のピボット軸の分だけ部品点数が多くなる。しかも、ブ
ラケットにしても、アームレストの枢支部の他に、上記
ピボット軸を受ける専用の軸受部を必要とするので、ブ
ラケット自体の構成が複雑化する。そのため、シートの
コストや重量面で不利な構成となり、この点においてい
ま一歩改善の余地が残されている。
【0014】一方、上記のようなシートにおいて、上記
バックレストは、シートクッションの後端付近から後方
斜め上向きに延びている。この場合、シートが設置され
る観覧席のデッキは、階段状に段差を有して配置されて
おり、これら隣り合うデッキの間の段差は、観覧席の仕
様に応じて適宜決定される。そのため、段差が低い観覧
席では、次の段のデッキの前端がバックレストの下端部
付近に位置され、デッキの前端とバックレストの背面と
の間隔が広くなる。そのため、観客がシートに着席した
際に、デッキから足を踏み外したり、デッキの前端から
ごみが落ちるといった不具合がある。
【0015】逆に、デッキ間の段差が大きな観覧席で
は、次の段のデッキの前端がバックレストの高さ方向の
中間部付近に位置され、デッキの前端とバックレストの
背面との間隔が狭くなる。そのため、シートに観客が着
席した際に、バックレストが撓んでデッキの前端と干渉
し合うことがあり、このバックレストの背面が傷付いた
り、汚れるといった問題が生じてくる。
【0016】そのため、従来では、バックレストの背面
と次の段のデッキとの間隔を一定に保つために、段差の
高さに応じてシートの取り付け位置を前後および上下に
調節する作業を必要とし、このシートの設置作業に多大
な手間と労力を要するといった不具合がある。
【0017】本発明は、このような事情にもとづいてな
されたもので、バックレストを回動可能に枢支する専用
の軸が不要となり、構造を複雑化することなくバックレ
ストを着席に最適な角度に傾斜させることができる観覧
席用シートの提供を目的とする。
【0018】本発明の他の目的は、バックレストを着席
に最適な角度に傾斜させるようにしたにも拘らず、バッ
クレストおよびシートクッションを折り畳んだ時の厚み
寸法を薄くできる観覧席用シートを得ることにある。
【0019】本発明のさらに他の目的は、デッキ間の段
差の高さに関係なく、デッキの前端と前列のシートとの
間隔を一定に保つことができ、シートの設置作業を容易
に行えるとともに、シートをデッキ上に折り畳んだ時
に、このシートの厚みを薄くできる観覧席を得ることに
ある。
【0020】
【問題点を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載された観覧席用シートは、床面に支
持され、この床面から略垂直に起立される第1の位置
と、上記床面に沿うように略水平に倒される第2の位置
とに亘って回動可能な左右の支柱と、これら支柱の間に
枢支され、上記支柱が第1の位置に回動されている時に
略水平に保持される使用位置と、上記支柱に沿って起立
される格納位置とに亘って上下方向に回動可能なシート
クッションと、上記支柱の後方において上記床面に支持
され、この床面から略垂直に起立される第1の位置と、
上記床面に沿うように略水平に倒される第2の位置とに
亘って回動可能な左右のブラケットと、上記支柱の先端
部に第1のピボット軸を介して上下方向に回動可能に枢
支されるとともに、上記ブラケットに第2のピボット軸
を介して上下方向に回動可能に枢支され、上記支柱とブ
ラケットとを互いに連動させる左右のアームレストと、
上記ブラケットの間に前後方向に回動可能に枢支された
バックレストと、このバックレストの下端部と上記支柱
との間に跨がって配置されるとともに、これら支柱およ
びバックレストの下端部に夫々上下方向に回動可能に連
結され、上記支柱およびブラケットを第2の位置から第
1の位置に向けて回動させた時に、上記バックレストの
下端部を前方に引き出す方向に回動させるリンク部材と
を備えている。
【0021】そして、上記バックレストは、上記第2の
ピボット軸を介して上記ブラケットに回動可能に枢支さ
れていることを特徴としている。請求項2によれば、上
記請求項1に記載のリンク部材は、上記支柱およびブラ
ケットを第1の位置から第2の位置に向けて回動させた
時に、上記バックレストを支柱に沿って平行に延びる方
向に回動させることを特徴としている。
【0022】請求項3によれば、上記請求項2に記載の
床面は、階段状に段差を有して配置された複数のデッキ
を有し、これら各デッキの上面に上記支柱およびブラケ
ットが支持されているとともに、上記複数のデッキは、
互いに棚状に積み上げられる格納位置と、上記階段状に
展開される使用位置との間に亘って移動可能であり、こ
れらデッキを上記格納位置に移動させた時に、互いに積
み上げられたデッキの間に格納スペースが形成されるこ
とを特徴としている。
【0023】上記目的を達成するため、請求項4に記載
された観覧席は、階段状に段差を有して配置された複数
のデッキと、これら各デッキの上面に配置されたシート
とを備えている。
【0024】そして、上記シートは、上記デッキの上面
に支持され、各デッキの上面から略垂直に起立される第
1の位置と、上記デッキの上面に沿うように略水平に倒
される第2の位置とに亘って回動可能な左右の支柱と、
これら支柱の間に回動可能に枢支され、上記支柱が第1
の位置に回動されている時に略水平に保持される使用位
置と、上記支柱に沿って起立される格納位置とに亘って
回動可能なシートクッションと、上記支柱の後方におい
て上記各デッキの上面に支持され、上記デッキの上面か
ら垂直に起立される第1の位置と、上記デッキの上面に
沿うように略水平に倒される第2の位置とに亘って回動
可能な左右のブラケットと、これらブラケットの間に跨
がり、上記ブラケットを第1の位置に回動させた時に、
次の高い段のデッキの前端に隣接した位置において垂直
に起立されるリヤパネルとを有するフレームと、上記支
柱の先端部に第1のピボット軸を介して上下方向に回動
可能に枢支されるとともに、上記ブラケットに第2のピ
ボット軸を介して上下方向に回動可能に枢支され、上記
支柱とブラケットとを連動させる左右のアームレスト
と、上記ブラケットの間に上記第2のヒンジ軸を介して
前後方向に回動可能に枢支され、上記支柱が第1の位置
に回動されている時に、上記リヤパネルの上方に突出さ
れるとともに、上方に進むに従い上記リヤパネルの後方
に向けて突出する姿勢に傾斜されたバックレストと、上
記支柱と上記バックレストの下端部との間に跨がるとと
もに、これら支柱およびバックレストの下端部に夫々上
下方向に回動可能に連結され、上記支柱およびブラケッ
トを第1の位置から第2の位置に向けて回動させた時
に、上記バックレストを上記リヤパネルに沿って延びる
方向に回動させるリンク部材と、を備えていることを特
徴としている。
【0025】請求項5によれば、上記請求項4に記載の
複数のデッキは、互いに棚状に積み上げられる格納位置
と、上記階段状に展開される使用位置との間に亘って移
動可能であり、これらデッキが格納位置に移動された時
に、互いに積み上げられた上記デッキの間に上記シート
の格納スペースが形成されることを特徴としている。
【0026】
【作用】請求項1によれば、支柱を第2の位置から第1
の位置に向けて回動させると、これら支柱の先端は、ア
ームレストを介してブラケットに連結されているので、
このアームレストが支柱の動きをブラケットに伝える連
接棒として機能する。そのため、ブラケットは、支柱に
追従して第2の位置から第1の位置に向けて回動され
る。
【0027】すると、ブラケットに回動可能に枢支され
たバックレストは、リンク部材を介して支柱に回動可能
に連結されているので、このリンク部材は、支柱および
ブラケットが第1の位置に回動された時点でバックレス
トの下端部を前方に向けて強制的に引き出す。このこと
により、バックレストが第2のピボット軸を支点に上方
に進む従い後方に傾くような姿勢に傾斜され、バックレ
ストの傾斜角度がブラケットよりも大きくなる。
【0028】この場合、バックレストは、アームレスト
の回動支点となる第2のヒンジ軸を介してブラケットに
枢支されているので、アームレストの回動支点とバック
レストの回動支点とを共通化することができる。そのた
め、バックレストを枢支するための専用の軸が不要とな
るとともに、この軸を受ける軸受部をブラケットから省
略することができ、その分、部品点数の削減や構造の簡
略化が可能となる。
【0029】請求項2によれば、支柱およびブラケット
を第1の位置から第2の位置に回動させると、バックレ
ストがリンク部材を介してブラケットに沿って平行に延
びる位置まで回動される。そのため、支柱を第1の位置
に回動させた時に、バックレストの傾斜角度を大きくし
た構成でありながら、支柱を第2の位置に回動させた状
態では、バックレストを床面に沿って平行となるような
姿勢に格納することができ、シートを折り畳んだ時のシ
ートの厚み寸法を小さくできる。
【0030】請求項3によれば、複数のデッキを格納位
置に移動させると、互いに積み上げられたデッキの間に
格納スペースが形成される。この場合、支柱およびブラ
ケットを第2の位置に回動させて、シートクッションお
よびバックレストをデッキ上に折り畳んだ状態では、バ
ックレストがデッキの上面と平行となって、シートの厚
み寸法が小さくなる。このため、デッキ間の段差が小さ
くても、折り畳んだシートを格納スペースに無理なく格
納することができる。
【0031】請求項4によれば、支柱を第2の位置から
第1の位置に向けて回動させると、これら支柱の動きが
アームレストを介してフレームのブラケットに伝えら
れ、このフレームが支柱に追従して第2の位置から第1
の位置に向けて回動される。
【0032】フレームを第1の位置に回動させると、そ
のリヤパネルが次の高い段のデッキの直前において直立
する。このため、デッキ間の段差が変化した場合でも、
デッキとその前側に位置するシートとの間隔が広がった
り、逆に狭まることもなく、この間隔をデッキ間の段差
に関係なく常に一定に保つことができる。したがって、
デッキ間の段差に応じてシートの取り付け位置を変更し
たり、ブラケットの取り受け高さを変更する必要はな
く、デッキに対するシートの取り付けを容易に行うこと
ができる。
【0033】そして、支柱およびブラケットを第2の位
置から第1の位置に回動させると、バックレストは、ブ
ラケットに対し後方斜め上向きに傾斜され、このバック
レストを着席に最適な角度に保持することができる。
【0034】また、上記構成によれば、支柱およびブラ
ケットを第2の位置から第1の位置に回動させると、バ
ックレストがリンク部材を介して上記リヤパネルに沿っ
て延びる方向に構成的に回動され、このバックレストの
背面がリヤパネルに略面一に連続する。そのため、シー
トの使用時には、バックレストがリヤパネルの後方に向
けて突出されるにも拘らず、シートをデッキ上に折り畳
んだ状態では、バックレストをリヤパネルと共にデッキ
の上面に沿って平行となるような姿勢に保持することが
でき、シートを折り畳んだ時のシートの厚み寸法を薄く
できる。
【0035】請求項5によれば、複数のデッキを格納位
置に移動させると、互いに積み上げられたデッキの間に
シートの格納スペースが形成される。この場合、支柱お
よびブラケットを第2の位置に回動させてシートをデッ
キ上に折り畳んだ状態では、バックレストが上記リヤパ
ネルに略面一に連続し、デッキの上面に沿うように平行
となる。そのため、シートの厚み寸法が小さくなり、デ
ッキ間の段差が低い観覧席であっても、折り畳んだシー
トを格納スペースに無理なく格納することができる。
【0036】
【実施例】以下本発明の第1実施例を、図1ないし図8
にもとづいて説明する。図1は、例えばホールやスタジ
アムのような多目的施設に用いられる移動式の観覧席1
を示している。この観覧席1は、階段状の床面2を有
し、この床面2は、互いに段差Sを有して配置された複
数のデッキ3にて構成されている。そのため、多目的施
設のフロア4から各デッキ3の上面までの高さは、観覧
席1の前端から後端に進むに従い次第に高くなってい
る。
【0037】デッキ3は、車輪5を介してフロア4上に
移動可能に設置されている。すなわち、複数のデッキ3
は、上記フロア4上において、高い側のデッキ3の下方
に低い側のデッキ3が入り込んで棚状に積み上げられる
格納位置と、階段状に展開される使用位置とに亘って移
動可能となっており、これらデッキ3を格納位置に移動
させた状態では、観覧席1全体が多目的施設の壁面に格
納されるようになっている。そして、デッキ3を格納位
置に移動させた状態では、互いに上下に積み上げられた
デッキ3の間に、偏平な格納スペース6が形成されるよ
うになっている。
【0038】図1や図2に示すように、各デッキ3の上
面には、複数の折り畳み式のシート10が一列に並べて
配置されている。これらシート10は、シートクッショ
ン11と、このシートクッション11の後端に連なるバ
ックレスト12と、上記シートクッション11の左右両
側の上方に位置する左右のアームレスト13と、これら
シートクッション11、バックレスト12およびアーム
レスト13をデッキ3の上面に支持するシート支持フレ
ーム14とを備えている。
【0039】シート支持フレーム14は、複数のシート
クッション11やバックレスト12をデッキ3の上面に
一列に並べた状態で一体的に支持している。このシート
支持フレーム14は、複数のベース15と、これらベー
ス15に支持された第1のフレーム16および第2のフ
レーム17とを有している。ベース15は、図2に示す
ように、デッキ3の上面後部において、左右方向に間隔
を存して固定されており、これらベース15の高さは、
上記格納スペース6の上下寸法よりも小さく定められて
いる。
【0040】第1のフレーム16は、複数の支持脚18
を有している。支持脚18の一端は、枢軸19を介して
各ベース15の前部に回動可能に連結されている。これ
ら支持脚18は、デッキ3の上面から略垂直に起立され
る起立位置と、デッキ3の上面に沿うように前方に向け
て水平に倒される水平位置とに亘って回動可能となって
おり、これら支持脚18の先端部は、第1のビーム20
を介して互いに連結されている。この第1のビーム20
は、デッキ3の上面に沿って左右方向に水平に延びてい
る。
【0041】図4に示すように、支持脚18は、駆動装
置21に連動されている。この駆動装置21は、複数の
リンク22と図示しないモータとを有し、上記支持脚1
8を上記水平位置と起立位置とに亘って強制的に回動さ
せるようになっている。
【0042】第1のビーム20には、複数の支柱24が
長手方向に間隔を存して取り付けられている。これら支
柱24は、上記支持脚18とは反対側に向けて延びてい
る。支柱24は、その一端角部に凹部24aを有し、こ
の凹部24aに上記第1のビーム20が嵌まり込んでい
る。そして、支柱24の一端角部には、L形のブラケッ
ト25がねじ26を介して固定されており、これらブラ
ケット25によって第1のビーム20と支柱24とが一
体に結合されている。
【0043】このため、支柱24は、上記支持脚18の
回動に連動して、上記デッキ3の上面から略垂直に起立
される第1の位置と、デッキ3の上面に沿うように前方
に向けて水平に倒される第2の位置とに亘って回動可能
となっている。
【0044】各支柱24の中間部には、左右方向に貫通
する開口部28が形成されている。各支柱24は、開口
部28内に向って突出するボス部29を有し、このボス
部29には、軸受孔30が形成されている。各支柱24
は、開口部28内に突出するストッパ壁31を有してい
る。このストッパ壁31は、支柱24が第1の位置に回
動された状態において、ボス部29の後方に位置されて
おり、上記開口部28の開口上縁から下向きに延びてい
る。また、各支柱24の先端には、アームレスト支持部
33が一体に形成されている。このアームレスト支持部
33は、支柱24の長手方向に沿って延びている。
【0045】図2や図3に示すように、上記シートクッ
ション11は、左右の支柱24の間に配置されている。
シートクッション11は、四角いクッション本体35
と、このクッション本体35の左右両側部に位置された
支持金具36a,36bとを備えている。支持金具36
a,36bは、クッション本体35の下面にねじ37を
介して固定されている。支持金具36a,36bは、夫
々回動軸39と係合ピン40とを有している。回動軸3
9および係合ピン40は、互いに平行をなすとともに、
シートクッション11の左右側方に向けて突出されてい
る。そして、係合ピン40は、回動軸39の後方に位置
されている。
【0046】回動軸39は、上記支柱24の軸受孔30
に回動可能に嵌合されている。そのため、シートクッシ
ョン11は、図4や図5に示すように、上記支柱24が
第1の位置に回動されている状態において、デッキ3の
上面と略平行をなして前後方向に水平に延びる使用位置
と、上記支柱24に沿って起立される格納位置とに亘っ
て回動可能となっている。
【0047】この場合、上記シートクッション11の係
合ピン40は、上記支柱24の開口部28の内側に位置
されている。そして、この係合ピン40は、図4に示す
ように、シートクッション11が使用位置に回動された
時に、上記ストッパ壁31に下方から当接し、シートク
ッション11のそれ以上の回動を阻止して、シートクッ
ション11を使用位置に保持するようになっている。
【0048】同様に、この係合ピン40は、図5に示す
ように、シートクッション11が格納位置に回動された
時に、開口部28の前端内周面に当接し、シートクッシ
ョン11のそれ以上の回動を阻止して、シートクッショ
ン11を格納位置に保持するようになっている。
【0049】上記アームレスト13は、前後方向に細長
い形状をなしている。アームレスト13は、その下面か
ら後面に亘って連続して開口された凹部43を有し、こ
の凹部43に下方から上記支柱24のアームレスト支持
部33が挿入されている。そして、アームレスト13
は、その前後方向に沿う中間部が第1のピボット軸44
を介してアームレスト支持部33の先端部に上下方向に
回動可能に枢支されている。
【0050】図3に示すように、上記シート支持フレー
ム14の第2のフレーム17は、一対の回動脚47a,
47bを有している。これら回動脚47a,47bの一
端は、夫々枢軸48を介して上記ベース15の後端両側
部に前後方向に回動可能に連結されている。そのため、
図8に示すように、デッキ3の上面には、上記支持脚1
8の枢支部P1 と回動脚47a,47bの枢支部P2 と
が前後に並んで配置されており、回動脚47a,47b
の枢支部P2 は、支持脚18の枢支部P1 よりも上方に
位置されている。
【0051】回動脚47a,47bの先端には、ビーム
受け49a,49bが取り付けられている。ビーム受け
49a,49bには、第2のビーム50が嵌合されてい
る。第2のビーム50は、上記デッキ3の上面に沿って
左右方向に水平に配置されており、この第2のビーム5
0の左右両端部は、回動脚47a,47bの左右側方に
突出されている。そして、ビーム受け49a,49bに
は、ビームブラケット51a,51bが夫々ねじ52を
介して固定されており、これらビームブラケット51
a,51bによって第2のビーム50と回動脚47a,
47bとが一体に結合されている。
【0052】第2のビーム50の左右両端部には、一対
のブラケット55a,55bが取り付けられている。ブ
ラケット55a,55bは、上記回動脚47a,47b
とは反対側に向けて延びる細長い形状をなしている。こ
れらブラケット55a,55bの配置間隔は、上記支柱
24の配置間隔よりも小さく定められている。
【0053】ブラケット55a,55bは、夫々サイド
パネル56と、このサイドパネル56に連なるリヤフラ
ンジ57とを備えている。サイドパネル56は、その一
端部に凹部58を有するとともに、他端部に軸受孔59
を有している。サイドパネル56の凹部58には、上記
第2のビーム50の左右両端部が嵌まり込んでいる。第
2のビーム50の左右両端部は、リヤフランジ57の一
端前面を横切っており、このリヤフランジ57の一端前
面には、ビームクランパ60a,60bがねじ61を介
して固定されている。ビームクランパ60a,60b
は、第2のビーム50を上記凹部58に抜け止め保持し
ており、このことにより、第2のビーム50とブラケッ
ト55a,55bとが一体に結合されている。
【0054】このため、ブラケット55a,55bは、
回動脚47a,47bと共に前後方向に回動されるよう
になっている。また、ブラケット55a,55bのリヤ
フランジ57の間には、化粧パネルとしてのリヤパネル
63が取り付けられている。リヤパネル63は、第2の
ビーム50やこのビーム50と回動脚47a,47bと
の連結部を後方から覆い隠している。
【0055】図3に示すように、上記バックレスト12
は、上記左右のブラケット55a,55bの間に配置さ
れている。バックレスト12は、四角いバックレスト本
体65と、このバックレスト本体65の左右両側部に配
置された支持金具66a,66bとを備えている。支持
金具66a,66bは、バックレスト本体65の背面に
ねじ67を介して固定されている。
【0056】支持金具66a,66bは、第2のピボッ
ト軸68a,68bを有している。第2のピボット軸6
8a,68bは、支持金具66a,66bの一端部にお
いて、バックレスト本体65の左右側方に向けて突出さ
れており、これら第2のピボット軸68a,68bは、
バックレスト本体65の高さ方向に沿う中間部に位置さ
れている。
【0057】第2のピボット軸68a,68bは、上記
サイドパネル56,56の軸受孔59に回動可能に嵌合
されている。そのため、バックレスト12は、ブラケッ
ト55a,55bに対し前後方向に回動可能に枢支され
ており、これらブラケット55a,55bの上方に向っ
て突出されている。
【0058】第2のピボット軸68a,68bは、ブラ
ケット55a,55bの左右側方に突出されている。こ
れら第2のピボット軸68a,68bの先端部は、上記
左右のアームレスト13の後端部に回動可能に連結され
ており、上記アームレスト13とバックレスト12と
は、共通の第2のピボット軸68a,68bを介してブ
ラケット55a,55bに枢支されている。そのため、
アームレスト13は、上記左右の支柱24と左右のブラ
ケット55a,55bとに夫々回動可能に連結されてお
り、これら支柱24とブラケット55a,55bとを互
いに連動させる連接棒としての機能を兼ねている。
【0059】そして、図8に示すように、支持脚18の
枢支部P1 から回動脚47a,47bの枢支部P2 まで
の距離をL1 、支柱24とアームレスト13との枢支部
P3からブラケット55a,55bとアームレスト13
との枢支部P4 までの距離をL2 とした時、L2 はL1
よりも大きく設定されている。同様に枢支部P1 から枢
支部P3 までの距離をL3 、枢支部P2 から枢支部P4
までの距離をL4 とした時、L3 はL4 よりも大きく設
定されている。
【0060】したがって、上記L1 〜L4 を夫々一つの
リンクとして考えると、上記ベース15、第1のフレー
ム16、第2のフレーム17およびアームレスト13は
四節回転連鎖を構成している。このことから、上記支柱
24が第1の位置に回動されると、この支柱24の動き
がアームレスト13を介してブラケット55a,55b
に伝えられ、ブラケット55a,55bおよび回動脚4
7a,47bがデッキ3の上面から略直立した第1の位
置に回動される。
【0061】同様に、支柱24が第2の位置に回動され
ると、この支柱24の動きがアームレスト13を介して
ブラケット55a,55bに伝えられ、ブラケット55
a,55bおよび回動脚47a,47bがデッキ3の上
面に沿うように前方に向けて略水平に倒された第2の位
置に回動される。
【0062】そして、支柱24およびブラケット55
a,55bが第1の位置に回動された状態では、上記リ
ヤパネル63が次の高い段のデッキ3の直前において、
やや後傾された姿勢で起立されるようになっている。ま
た、支柱24およびブラケット55a,55bが第2の
位置に回動された状態では、ブラケット55a,55b
と支柱24とが略平行となるとともに、ブラケット55
a,55bの先端部が支柱24の間に入り込むようにな
っている。
【0063】図3や図4に示すように、支柱24とバッ
クレスト12とは、左右のリンク部材71a,71bを
介して互いに連動されている。リンク部材71a,71
bは、シート10の前後方向に延びており、その前端と
後端には、夫々軸受孔72,73が開口されている。リ
ンク部材71a,71bの前端部は、上記シートクッシ
ョン11と支柱24との間に介在されており、これらリ
ンク部材71a,71bの前端の軸受孔72に上記シー
トクッション11の回動軸39が回動可能に嵌合されて
いる。このため、リンク部材71a,71bの前端は、
シートクッション11の回動軸39を利用して支柱24
に支持されている。
【0064】リンク部材71a,71bの後端部は、上
記バックレスト本体65と支持金具66a,66bとの
間に介在されており、これらリンク部材71a,71b
の後端の軸受孔73が、枢軸74を介して支持金具66
a,66bに回動可能に枢支されている。この枢軸74
は、バックレスト12の下端部付近に位置されており、
上記バックレスト12の枢支点P4 から偏心している。
【0065】そして、図8に示すように、支柱24とリ
ンク部材71a,71bの前端との枢支部をP5 、バッ
クレスト12とリンク部材71a,71bの後端との枢
支部をP6 とした時、これら枢支部P5 と枢支部P6 と
の間の距離L5 は、上記距離L2 よりも小さく定められ
ている。
【0066】そのため、支柱24およびブラケット55
a,55bを第1の位置に回動させた状態では、上記距
離L2 とL5 との相違にもとづいてバックレスト12の
下端部が上記リンク部材71a,71bを介して前方に
強制的に引き出され、バックレスト12がブラケット5
5a,55bに対し後方に向けて傾斜されるようになっ
ている。この傾斜により、デッキ3の上面に対するバッ
クレスト12の傾斜角度αが大きくなる。
【0067】図6に示すように、支柱24およびブラケ
ット55a,55bを第1の位置から第2の位置に向け
て回動させると、リンク部材71a,71bがシートク
ッション11の係合ピン40に上方から当接し、シート
クッション11が支柱24と平行となる姿勢に保持され
る。それと同時に、ブラケット55a,55bが支柱2
4の間に入り込むので、バックレスト12がシートクッ
ション11と平行となるように重ね合わされる。
【0068】また、上記のようにL4 はL3 よりも短い
ので、支柱24およびブラケット55a,55bが第2
の位置に回動されると、アームレスト13の枢支点P4
が、これらアームレスト13の枢支点P3 の後方に位置
され、アームレスト13が支柱24に沿って平行に延び
る姿勢に回動される。そのため、シート10がデッキ3
の上面に沿うような偏平な形状に折り畳まれる。
【0069】この場合、図6に示すように、上記リンク
部材71a,71bは、前後方向に延びる姿勢を保って
おり、これらリンク部材71a,71b上の枢支点P5
とP6 との上下方向の間隔H1 は、上記アームレスト1
3上の枢支点P3 とP4 との上下方向の間隔H2 よりも
大きくなる。そのため、支柱24およびブラケット55
a,55bを第2の位置に回動させると、バックレスト
12の下端部が上向きに押し出され、バックレスト12
の背面がリヤパネル63に略面一に連続されるようにな
っている。
【0070】したがって、シート10を折り畳んだ状態
では、シート10の厚み寸法が上記ベース15と略同等
となり、このシート10を上記格納スペース6に格納し
得るようになっている。
【0071】このような構成の観覧席1によると、バッ
クレスト12は、第2のフレーム17のブラケット55
a,55bに第2のピボット軸68a,68bを介して
前後方向に回動可能に枢支されているので、支柱24お
よびブラケット55a,55bを第2の位置から第1の
位置に回動させると、リンク部材71a,71bによっ
てバックレスト12の下端部が前方に向けて強制的に引
き出される。このため、バックレスト12の傾斜角度α
が大きくなり、観客がシート10に着席するに際して、
このバックレスト12を最適な角度に固定できる。
【0072】そして、このバックレスト12の回動支点
となる第2のピボット軸68a,68bは、ブラケット
55a,55bとアームレスト13との回動支点を兼ね
ているので、アームレスト13とバックレスト12の回
動支点を互いに共通化することができる。
【0073】このため、バックレスト12をブラケット
55a,55bに回動可能に枢支したにも拘らず、この
バックレスト12を枢支する専用の軸が不要となるとと
もに、この軸を受ける軸受部分をブラケット55a,5
5bから省略することができる。したがって、部品点数
の削減や構造の簡略化が可能となり、シート10のコス
トを低減できる。
【0074】一方、支柱24およびブラケット55a,
55bを第1の位置から第2の位置に向けて回動させる
と、水平に近い角度まで倒されたバックレスト12の下
端部が押し上げられる。そのため、バックレスト12
は、ブラケット55a,55bに沿うように平行に延び
て、リヤパネル63に略面一に連続することになり、シ
ート10を折り畳んだ時のシート10の厚み寸法が小さ
くなる。
【0075】このことから、高い側のデッキ3の下方に
低い側のデッキ3が入り込むように複数のデッキ3を棚
状に積み上げ、観覧席1を多目的施設の壁面に格納した
状態において、折り畳んだシート10をデッキ3の間に
生じる格納スペース6に無理なく格納することができ
る。
【0076】さらに、折り畳んだシート10の厚み寸法
が小さくなれば、デッキ3の間の段差Sが低い観覧席1
であっても、シート10を格納スペース6に格納するこ
とが可能となり、汎用性が向上するといった利点があ
る。
【0077】なお、本発明は上記第1実施例に特定され
るものではなく、図9ないし図12に本発明の第2実施
例を示す。この第2実施例は、主にバックレスト12を
回動可能に枢支する第2のフレーム100の構成が上記
第1実施例と相違しており、それ以外の構成は上記第1
実施例と同様である。そのため、この第2実施例におい
て、上記第1実施例と同一の構成部分には同一の参照符
号を付して、その説明を省略する。
【0078】図10に示すように、第2のフレーム10
0は、その回動脚47a,47bのベース15への枢支
点P2 が上記第1実施例よりも後方にずれている。そし
て、これら回動脚47a,47bは、そのベース15へ
の枢支部P2 と第2のビーム50との間に屈曲部100
aを有している。
【0079】そのため、第2のフレーム100のブラケ
ット55a,55bは、第1の位置に回動された時に、
デッキ3の上面から垂直に起立されるようになってお
り、これらブラケット55a,55bの間に跨がるリヤ
パネル63が、次の高い段のデッキ3の直前において垂
直に起立されている。このリヤパネル63の上端部は、
ブラケット55a,55bが第1の位置に回動されてい
る状態において、バックレスト12の高さ方向に沿う中
間部付近に達しており、リヤパネル63が次の高い段の
デッキ3の上面よりも上方に突出されている。
【0080】そして、図12に示すように、支柱24お
よびブラケット55a,55bを第1の位置に回動させ
た状態では、上記バックレスト12の下端部が上記リン
ク部材71a,71bを介して前方に強制的に引き出さ
れ、バックレスト12がブラケット55a,55bに対
し後方に向けて傾斜されるようになっている。この傾斜
により、デッキ3の上面に対するバックレスト12の傾
斜角度αが大きくなる。
【0081】図11に示すように、支柱24およびブラ
ケット55a,55bを第1の位置から第2の位置に向
けて回動させると、リンク部材71a,71bがシート
クッション11の係合ピン40に上方から当接し、シー
トクッション11が支柱24と平行となる姿勢に保持さ
れる。それと同時に、ブラケット55a,55bが支柱
24の間に入り込み、バックレスト12がシートクッシ
ョン11と平行となるように重ね合わされる。また、支
柱24およびブラケット55a,55bが第2の位置に
回動されると、アームレスト13の枢支点P4 が、これ
らアームレスト13の枢支点P3 の後方に位置され、ア
ームレスト13が支柱24に沿って平行に延びる姿勢に
回動される。そのため、シート10がデッキ3の上面に
沿うような偏平な形状に折り畳まれる。
【0082】この場合、図11に示すように、リンク部
材71a,71bは、前後方向に延びる姿勢を保ってお
り、これらリンク部材71a,71b上の枢支点P5 と
P6との上下方向の間隔H1 は、上記アームレスト13
の枢支点P3 とP4 との上下方向の間隔H2 よりも大き
くなる。そのため、支柱24およびブラケット55a,
55bを第2の位置に回動させると、バックレスト12
の下端部が上向きに押し出され、バックレスト12の背
面がリヤパネル63に略面一に連続されるようになって
いる。
【0083】したがって、シート10を折り畳んだ状態
では、シート10の厚み寸法が上記ベース15と略同等
となり、このシート10を上記格納スペース16に格納
し得るようになっている。
【0084】このような構成の第2実施例によると、バ
ックレスト12は、第2のフレーム100のブラケット
55a,55bに第2のピボット軸68a,68bを介
して回動可能に枢支されているので、支柱24およびブ
ラケット55a,55bを第2の位置から第1の位置に
回動させると、リンク部材71a,71bによってバッ
クレスト12の下端部が前方に向けて強制的に引き出さ
れる。このため、バックレスト12の傾斜角度αが大き
くなり、観客がシート10に着席するに際して、このバ
ックレスト12を最適な角度に固定できる。
【0085】しかも、支柱24およびブラケット55
a,55bを第1の位置に回動させ、シート10を使用
可能な状態に展開させると、バックレスト12に連なる
リヤパネル63が次の高い段のデッキ3の直前に直立し
て配置される。そのため、図10に示すように、観覧席
1の仕様に応じて隣接するデッキ3間の段差Sが変化し
た場合でも、デッキ3の前端は、リヤパネル63に沿っ
て上下することになり、これらデッキ3の前端と化粧パ
ネル63との間隔Tを一定に保つことができる。
【0086】したがって、デッキ3間の段差Sに応じて
シート10の取り付け位置を前後にずらしたり、取り付
け高さを上下に調節する必要はなく、デッキ3へのシー
ト10の取り付け作業を容易に行うことができる。
【0087】また、支柱24およびブラケット55a,
55bを第1の位置から第2の位置に向けて回動させる
と、水平に近い角度まで倒されたバックレスト12の下
端部がリンク部材71a,71bによって押し上げられ
る。そのため、バックレスト12は、ブラケット55
a,55bに沿うように平行に延びて、リヤパネル63
に略面一に連続することになり、シート10を折り畳ん
だ時の厚み寸法が小さくなる。
【0088】このことから、シート10を使用状態に展
開した時に、バックレスト12がリヤパネル63よりも
後方に突出する姿勢に傾斜されるにも拘らず、折り畳ん
だシート10をデッキ3の間に生じる格納スペース6に
無理なく格納することができ、特にデッキ3の間の段差
Sが低く設定された観覧席1のように、この観覧席1を
折り畳んだ時に形成される格納スペース6が狭い場合に
好都合となるといった利点がある。
【0089】なお、本発明は、上記実施例に特定される
ものではなく、例えばシートクッションの枢支部にスプ
リングを装着し、このシートクッションから観客が離席
した時に、シートクッションを格納位置またはこの格納
位置と使用位置との間の中間位置に自動的に跳ね上げる
構成としても良い。
【0090】
【発明の効果】請求項1に記載した構成によれば、支柱
およびブラケットが第1の位置に回動されると、リンク
部材を介してバックレストの下端部が強制的に前方に引
き出されるので、このバックレストの傾斜角度が大きく
なり、観客がシートに着席するに際して、バックレスト
を最適な角度に傾斜させることができる。
【0091】しかも、バックレストの回動支点とアーム
レストの回動支点とを共通化することができるので、バ
ックレストを枢支するための専用の軸が不要となるとと
もに、この軸を受ける軸受部をブラケットから省略する
ことができ、その分、部品点数の削減や構造の簡略化が
可能となる。
【0092】請求項2によれば、支柱を第1の位置に回
動させた時に、バックレストの傾斜角度を大きくした構
成でありながら、支柱を第2の位置に回動させた状態で
は、バックレストをフロアの上面に沿って平行となるよ
うな姿勢に格納することができる。このため、シートを
折り畳んだ時のシートの厚み寸法を小さくすることがで
き、シートを格納する際に広いスペースを要しない。
【0093】請求項3によれば、支柱およびブラケット
を第2の位置に回動させてシートをデッキ上に折り畳ん
だ状態では、バックレストがデッキの上面と平行となっ
て、シートの厚み寸法が小さくなるので、隣り合うデッ
キ間の段差が低くて、これらデッキを格納位置に移動さ
せた時に生じる格納スペースが狭い場合でも、この格納
スペースに折り畳んだシートを無理なく格納することが
できる。
【0094】請求項4によれば、支柱およびブラケット
が第1の位置に回動されると、リンク部材を介してバッ
クレストの下端部が強制的に前方に引き出されるので、
このバックレストの傾斜角度が大きくなり、観客がシー
トに着席するに際して、バックレストを最適な角度に傾
斜させることができる。
【0095】しかも、シートを使用可能な状態に展開さ
せると、バックレストに連なるリヤパネルが次の高い段
のデッキの直前に直立して配置されるので、観覧席の仕
様に応じてデッキ間の段差が変化した場合でも、デッキ
の前端は、リヤパネルに沿って上下することになり、こ
れらデッキの前端とリヤパネルとの間隔を一定に保つこ
とができる。したがって、デッキ間の段差に応じてシー
トの取り付け位置を前後にずらしたり、取り付け高さを
上下に調節する必要はなく、デッキへのシートの取り付
け作業を容易に行うことができる。
【0096】また、支柱およびブラケットを第2の位置
に回動させてシートをデッキ上に折り畳んだ状態では、
バックレストが上記リヤパネルに略面一に連続し、デッ
キの上面に沿うように平行となる。そのため、シートの
厚み寸法が小さくなり、シートを格納する際に広いスペ
ースを要しない。
【0097】請求項5によれば、デッキ間の段差が低く
て、これらデッキを格納位置に移動させた時に生じる格
納スペースが狭い場合でも、折り畳んだシートを格納ス
ペースに無理なく格納することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における観覧席の側面図。
【図2】デッキの上面に配置されたシートの正面図。
【図3】シートを分解して示す斜視図。
【図4】支柱およびブラケットを第1の位置に回動さ
せ、シートを使用状態に展開した状態を示す側面図。
【図5】シートクッションを格納位置に回動させた状態
を示す側面図。
【図6】支柱およびブラケットを第2の位置に回動さ
せ、シートをデッキ上に折り畳んだ状態を示す側面図。
【図7】支柱およびブラケットを第1の位置と第2の位
置との間に回動させた状態を示すシートの側面図。
【図8】シート上の四つの枢支部の位置関係と、枢支部
の回動軌跡を示す図。
【図9】本発明の第2実施例における観覧席の側面図。
【図10】支柱およびブラケットを第1の位置に回動さ
せ、シートを使用状態に展開した状態を示す側面図。
【図11】支柱およびブラケットを第2の位置に回動さ
せ、シートをデッキ上に折り畳んだ状態を示す側面図。
【図12】シート上の四つの枢支部の位置関係と、枢支
部の回動軌跡を示す図。
【符号の説明】
1…観覧席 2…床面 3…デッキ 10…シート 11…シートクッション 12…バックレスト 13…アームレスト 17…フレーム(第2のフレーム) 24…支柱 44…第1のピボット軸 55a,55b…ブラケット 63…リヤパネル 68a,68b…第2のピボット軸 71a,71b…リンク部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47C 1/121 A47C 1/126

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床面に支持され、この床面から略垂直に
    起立される第1の位置と、上記床面に沿うように略水平
    に倒される第2の位置とに亘って回動可能な左右の支柱
    と、 これら支柱の間に枢支され、上記支柱が第1の位置に回
    動されている時に略水平に保持される使用位置と、上記
    支柱に沿って起立される格納位置とに亘って上下方向に
    回動可能なシートクッションと、 上記支柱の後方において上記床面に支持され、この床面
    から略垂直に起立される第1の位置と、上記床面に沿う
    ように略水平に倒される第2の位置とに亘って回動可能
    な左右のブラケットと、 上記支柱の先端部に第1のピボット軸を介して上下方向
    に回動可能に枢支されるとともに、上記ブラケットに第
    2のピボット軸を介して上下方向に回動可能に枢支さ
    れ、上記支柱とブラケットとを互いに連動させる左右の
    アームレストと、 上記ブラケットの間に前後方向に回動可能に枢支された
    バックレストと、 このバックレストの下端部と上記支柱との間に跨がって
    配置されるとともに、これら支柱およびバックレストの
    下端部に夫々上下方向に回動可能に連結され、上記支柱
    およびブラケットを第2の位置から第1の位置に向けて
    回動させた時に、上記バックレストの下端部を前方に引
    き出す方向に回動させるリンク部材と、を備えており、 上記バックレストは、上記第2のピボット軸を介して上
    記ブラケットに回動可能に枢支されていることを特徴と
    する観覧席用シート。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、上記リンク部
    材は、上記支柱およびブラケットを第1の位置から第2
    の位置に向けて回動させた時に、上記バックレストを支
    柱に沿って平行に延びる方向に回動させることを特徴と
    する観覧席用シート。
  3. 【請求項3】 請求項2の記載において、上記床面は、
    階段状に段差を有して配置された複数のデッキを有し、
    これら各デッキの上面に上記支柱およびブラケットが支
    持されているとともに、 上記複数のデッキは、互いに棚状に積み上げられる格納
    位置と、上記階段状に展開される使用位置との間に亘っ
    て移動可能であり、これらデッキを上記格納位置に移動
    させた時に、互いに積み上げられたデッキの間に格納ス
    ペースが形成されることを特徴とする観覧席用シート。
  4. 【請求項4】 階段状に段差を有して配置された複数の
    デッキと、 これら各デッキの上面に配置されたシートと、を備えて
    いる観覧席において、 上記シートは、 上記デッキの上面に支持され、各デッキの上面から略垂
    直に起立される第1の位置と、上記デッキの上面に沿う
    ように略水平に倒される第2の位置とに亘って回動可能
    な左右の支柱と、 これら支柱の間に回動可能に枢支され、上記支柱が第1
    の位置に回動されている時に略水平に保持される使用位
    置と、上記支柱に沿って起立される格納位置とに亘って
    回動可能なシートクッションと、 上記支柱の後方において上記各デッキの上面に支持さ
    れ、上記デッキの上面から垂直に起立される第1の位置
    と、上記デッキの上面に沿うように略水平に倒される第
    2の位置とに亘って回動可能な左右のブラケットと、こ
    れらブラケットの間に跨がり、上記ブラケットを第1の
    位置に回動させた時に、次の高い段のデッキの前端に隣
    接した位置において垂直に起立されるリヤパネルとを有
    するフレームと、 上記支柱の先端部に第1のピボット軸を介して上下方向
    に回動可能に枢支されるとともに、上記ブラケットに第
    2のピボット軸を介して上下方向に回動可能に枢支さ
    れ、上記支柱とブラケットとを互いに連動させる左右の
    アームレストと、 上記ブラケットの間に上記第2のヒンジ軸を介して前後
    方向に回動可能に枢支され、上記支柱およびブラケット
    が第1の位置に回動されている時に、上記リヤパネルの
    上方に突出されるとともに、上方に進むに従い上記リヤ
    パネルの後方に向けて突出する姿勢に傾斜されたバック
    レストと、 上記支柱と上記バックレストの下端部との間に跨がると
    ともに、これら支柱およびバックレストの下端部に夫々
    上下方向に回動可能に連結され、上記支柱およびブラケ
    ットを第1の位置から第2の位置に向けて回動させた時
    に、上記バックレストを上記リヤパネルに沿って延びる
    方向に強制的に回動させるリンク部材と、を備えている
    ことを特徴とする観覧席。
  5. 【請求項5】 請求項4の記載において、上記互いに隣
    接し合う高さの異なる複数のデッキは、互いに棚状に積
    み上げられる格納位置と、上記階段状に展開される使用
    位置との間に亘って移動可能であり、これらデッキが格
    納位置に移動された時に、互いに積み上げられた上記デ
    ッキの間に上記シートの格納スペースが形成されること
    を特徴とする観覧席。
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