JP2989678B2 - 階段状床可動装置 - Google Patents

階段状床可動装置

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JP2989678B2
JP2989678B2 JP3036025A JP3602591A JP2989678B2 JP 2989678 B2 JP2989678 B2 JP 2989678B2 JP 3036025 A JP3036025 A JP 3036025A JP 3602591 A JP3602591 A JP 3602591A JP 2989678 B2 JP2989678 B2 JP 2989678B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば椅子席を設けた
床ユニットを複数個有して階段状に配置された可動段床
を可動式に構成した階段状床可動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、屋内競技場,コンサート会場,展
示会場では、例えば実公平1−26843号公報に示す
ように、観客の視界を確保するため、それらの舞台の前
方から後方に行くにしたがって階段状に床が高くなって
おり、床に設置された椅子席も階段状になっている。
【0003】このような椅子席を有する階段状の床は、
そのままでは、スペースはあるものの、上記以外の目的
に供しようとする場合(例えば体育館として利用しよう
とする場合)、この階段状の床を平坦に配置変化させて
活用することが要求されている。かかる要求に基づき、
図6,図7に示す階段状床可動装置が知られている。
【0004】図において、101は床面で、この床面1
01上に、多数の可動床ユニット102,103,10
4・・・,10Nが順番に壁面110に平行に並べて設
置されている。最後列の可動床ユニット102は、椅子
席102Aが設けられた床ブロック102Bと、これを
油圧シリンダ等によって昇降させる昇降機構102Cと
を有している。
【0005】最後列の可動床ユニット102の前列の可
動床ユニット103は、椅子席103Aが設けられた床
ブロック103Bと、これを油圧シリンダ等によって昇
降させる昇降機構103Cとを有している。以下、同様
にして、可動床ユニット103から前方の可動床ユニッ
ト10Nに至る各可動床ユニットは、可動床ユニット1
02と同様に構成されている。従って、床ブロック10
2A,103B・・・,10NAは、全体として階段状
の可動段床111を構成している。
【0006】そして、図6に示す状態から各可動床ユニ
ット102B,103B・・・を、それらの昇降機構1
02C,103C・・・によりそれぞれ降下させ、さら
に、各可動床ユニット102B,103B・・・をそれ
ぞれ反転させると、例えば図7に示すように平坦床11
2が形成される。また、従来、上述の階段状床可動装置
の他、図8,図9に示す階段状床可動装置が知られてい
る。図において、壁面121には、固定床ユニット12
2が片持梁状に固定して支持され、固定床ユニット12
2と床面123との間には第1収納スペース124が形
成されている。固定床ユニット122には階段状に段床
122Aが形成され、段床122Aに複数の椅子席12
2Bが設けられている。
【0007】固定床ユニット122の前方には、第1可
動床ユニット125が配置され、この第1可動床ユニッ
ト125は、床面123上を移動可能の支柱125A
と、この支柱125Aの上部に片持梁状に固定して支持
された第1可動段床125Bとから構成されており、第
1可動段床125Bには複数の椅子席125Cが階段状
に設けられている。第1可動段床125Bと床面123
との間には第2収納スペース126が形成されている。
【0008】127は第2可動床ユニット、128は第
3可動床ユニット、129は第4可動床ユニットを示
し、第1可動床ユニット125と同様に構成されてい
る。そして、固定床ユニット122,第1可動床ユニッ
ト125,第2可動床ユニット127,第3可動床ユニ
ット128,第4可動床ユニット129が、全体として
壁面121から前方にかけて階段状の可動段床130を
構成している。
【0009】しかして、図8に示す第1可動床ユニット
125,第2可動床ユニット127,第3可動床ユニッ
ト128,第4可動床ユニット129を、それらの各椅
子席を折り畳んだ状態でそれぞれ矢印方向に移動させる
と、第1可動床ユニット125が第1収納スペース12
4内に収納され、第2可動床ユニット127が第2収納
スペース126内に収納され、第3可動床ユニット12
8が第3収納スペース131内に収納され、第4可動床
ユニット129が第4収納スペース132内に収納さ
れ、図9に示すように、上記可動床ユニット125,1
27,128,129がすべて第1収納スペース124
内にブロック状に折り重なった状態で収納され、床面1
23の右側部分に平坦部分123Aが形成される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の前者
の階段状床可動装置にあっては、階段状の可動段床11
1と平坦床112との間で配置変化させるためには、多
数の可動床ユニット102,103,104・・・をそ
れぞれ独立に昇降させるための昇降機構102C,10
3C・・・を必要とし、装置が複雑且つ大掛かりになる
という問題があった。
【0011】また、従来の後者の階段状床可動装置にあ
っては、図8に示す階段状の可動段床130を配置変化
させて、図9に示す床面123の右側部分に平坦部分1
23Aを形成するためには、第1可動床ユニット12
5,第2可動床ユニット127,第3可動床ユニット1
28,第4可動床ユニット129と分割し、さらにそれ
ぞれを移動できるようにしなければならず、そのため、
各可動床ユニット125,127,128,129を移
動させるための移動用機構,アクチュエータを必要と
し、装置が複雑且つ大掛かりになるという問題があっ
た。
【0012】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたもので、その目的は、可動段床を階段状態または
平坦状態のどちらかに配置変化させるのに、簡単な機構
で構成することができる階段状床可動装置を提供するこ
とである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、外側面に支持
ピンまたは長孔を有する床部支持体,この床部支持体に
支持軸を介して反転自在に設けられて端面に凹部が形成
された床部を有する複数の床ユニットをそれぞれが壁面
に上下方向平行に移動できるように並べてなる可動段床
、下床面の上に別体に配置され、下端部が前記下床面
に当接して滑動自在で且つ上端部が前記壁面に当接しな
がら上下方向に可動自在の床支持フレームが、前記下床
面から前記壁面にかけて斜めに掛け渡され前記床支持
フレームに、各床ユニットに対応してその支持ピンまた
は長孔が移動自在に係合する長孔または支持ピンが設け
られ、各床ユニットの支持ピンまたは長孔を床支持フレ
ームの長孔または支持ピンにそれぞれ係合して可動段床
床支持フレームに支持され前記床支持フレームに、
前記下床面に対する傾斜角度を変化させるように該床支
持フレームを回動・滑動させるアクチュエータが設けら
れていることを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明においては、アクチュエータを作動させ
ると、下床面から壁面にかけて斜めに掛け渡された床支
持フレームの下端部は下床面に当接して滑動し、且つ、
その上端部が壁面に当接しながら上下方向に可動する。
このアクチュエータによる床支持フレームの回動・滑動
に伴って、床支持フレームの長孔(または支持ピン)に
より各床ユニットの支持ピン(または長孔)が上下方向
に力を受け、これにより、各床ユニットは、壁面に上下
方向平行に可動される。
【0015】アクチュエータにより、床支持フレームが
所定の傾斜位置に保持されている時、可動段床が階段状
になって所定の傾斜にされる。また、アクチュエータに
より、床支持フレームが水平に保持されている時、可動
段床は平坦にされる。そして、支持軸を軸として床部を
反転させると、床部の裏面が上側になり、床部の表面は
下側となる。
【0016】
【実施例】以下、図面により本発明の実施例について説
明する。図1ないし図5は本発明の実施例に係る階段状
床可動装置を示す。図1,図2にはその全体構成図が示
され、図1は図2のA−A断面図として示されている。
図において、1は下床面2の上に階段状態または平坦状
態を選択可能に配置された可動段床で、最上段の床部3
A,床部3Aより1段低い床部3B,床部3Bより1段
低い床部3C・・・,最下段の床部3N(総称する場合
には符号「3」を用いる)を並べて有している。最下段
の床部3Nの右方には、これに並べて複数の反転床部3
Wが同じ高さで配置されている。
【0017】床部3A,3B,3C・・・,3Nに、支
持軸4A,4B,4C・・・,4Nが一体に取り付けら
れ、支持軸4A,4B,4C・・・,4Nの左端は、左
側の床部支持体5A,5B,5C・・・,5Nに軸支さ
れている。支持軸4A,4B,4C・・・,4N(総称
する場合には符号「4」を用いる)の右端は、右側の床
部支持体6A,6B,6C・・・,6Nにそれぞれ設け
た減速機付モータ7A,7B,7C・・・,7N(総称
する場合には符号「7」を用いる)に一体に取り付けら
れている。また、複数の反転床部3Wには、それぞれ支
持軸4Wが一体に取り付けられ、支持軸4Wの左端は、
左側の床部支持体5Wに、右端は右側の床部支持体6W
に設けた減速機付モータ7Wに一体に取り付けられてい
る。
【0018】壁面8に、左右の床部支持体5A(6A)
の後面9R(10R)がそれぞれ面接触し、その前面9
F(10F)は、床部支持体5B(6B)の後面9R
(10R)に面接触している。床部支持体5B(6B)
の前面9F(10F)は、床部支持体5C(6C)の後
面9R(10R)に面接触している。このように、床部
支持体5A(6A),5B(6B),5C(6C)・・
・,5N(6N)の各前後面は隣接する床部支持体5A
(6A),5B(6B),5C(6C)・・・,5N
(6N)の各前後面に面接触している。従って、床部支
持体5A(6A),5B(6B),5C(6C)・・
・,5N(6N)は、壁面8に上下方向平行に移動でき
るように並べられている。
【0019】そして、床ユニット13Aは、左右の床部
支持体5A(6A)と、左右の床部支持体5A(6A)
の間に支持された床部3Aとを有し、床部3Aは、床部
支持体5A(6A)に支持軸4Aを介して反転自在に設
けられて、端面31,32に凹部を形成してなる。 床ユ
ニット13Bは、左右の床部支持体5B(6B)と、左
右の床部支持体5B(6B)の間に支持された床部3B
とを有し、床部3Bは、床部支持体5B(6B)に支持
軸4Bを介して反転自在に設けられて、端面31,32
に凹部を形成してなる。 床ユニット13Cは、左右の床
部支持体5C(6C)と、左右の床部支持体5C(6
C)の間に支持された床部3Cとを有し、床部3Cは、
床部支持体5C(6C)に支持軸4Cを介して反転自在
に設けられて、端面31,32に凹部を形成してなる。
以下、床部支持体5C(6C)より前方に配置れてい
る床部支持体についても同様であり、総称する場合には
符号13が用いられ、また、最前列のものは符号13N
が用いられ、同様の構成とされている。
【0020】左右の床部支持体5A(6A),5B(6
B),5C(6C)・・・,5N(6N)の両外側面に
は、それぞれ支持ピン14A(15A),14B(15
B),14C(15C)・・・,14N(15N)(総
称する場合には符号14(15)を用いる)が固定して
取り付けられている。16は左側の床支持フレーム、1
7は右側の床支持フレームで、各床支持フレーム16
(17)は、下床面2から壁面8にかけて斜めに掛け渡
され、それらの下端部に取り付けられている左右の支持
ローラ18(19)が下床面2に形成した左右のガイド
溝11(12)上に当接して滑動自在となっており、且
つ、上端部に取り付けられている左右のガイドローラ2
0(21)が壁面8に当接しながら上下方向に可動自在
となっており、従って、左右の床支持フレーム16(1
7)は支持ローラ18(19)を中心として回動しなが
ら左右のガイド溝11(12)上を滑動自在となってい
る。この場合、左右の支持ローラ18(19)の側面は
左右のガイド溝11(12)に案内されて横に移動する
ことが防止されている。
【0021】左右の床支持フレーム16(17)には、
左右の床ユニット13A,13B,13C・・・,13
Nにそれぞれ対応して左右の支持ピン14A(15
A),14B(15B),14C(15C)・・・,1
4N(15N)が移動自在に係合する長孔22A(23
A),22B(23B),22C(23C)・・・,2
2N(23N)(総称する場合には符号22(23)を
用いる)が左右に設けられている。
【0022】そして、左右の床ユニット13A,13
B,13C・・・,13Nの左右の支持ピン14A(1
5A),14B(15B),14C(15C)・・・,
14N(15N)が、左右の床支持フレーム16(1
7)の長孔22A(23A),22B(23B),22
C(23C)・・・,22N(23N)にそれぞれ係合
して左右の床ユニット13A,13B,13C・・・,
13Nを床支持フレーム16(17)に支持している。
【0023】24(25)は左右の床支持フレーム1
6,17の両側にそれぞれ配置された左右の油圧シリン
ダ(アクチュエータ)で、その基端が下床面2に形成し
た取付凹部2Aからなるピットに回動自在に設けられ、
それらのロッド先端が左右の床支持フレーム16(1
7)にそれぞれ取り付けられている。左右の油圧シリン
ダ24(25)の伸縮により、床支持フレーム16(1
7)を下床面2に対して回動・滑動させ、傾斜角度を変
化させるようになっている。
【0024】図3においては、上述の床部3にそれぞれ
起倒自在に取り付けられている椅子席26を示し、椅子
席26は、床部3の表面に回動自在に取り付けられらた
支柱26Aと、支柱26Aの途中部分に回動自在に取り
付けられた座部26Bと、ロッド先端が支柱26Aの途
中後端に取り付けられ、基端が床部3の表面上に支柱2
6Aの直ぐ後に位置して取り付けられたシリンダ26C
とから構成されている。シリンダ26Cを伸ばすと、椅
子席26は二点鎖線で示すように、床部3の表面に倒れ
た状態となり、シリンダ26Cを縮めると、椅子席26
は実線で示すように起きた状態となる。なお、各床部3
の前後端面31,32は、図5に示すように該床部3
回動した時、隣接する床部3の前後端面31,32との
干渉を防ぐため、凹部に形成されている。
【0025】次に、本発明の作用を説明する。図1は当
該階段状床可動装置の階段状態を選択して利用する場合
を、図4は可動段床1を水平にし、且つ、床部3を反転
させてその裏面を連続させた平坦状態として利用する場
合を示す。当該階段状床可動装置においては、左右の油
圧シリンダ24(25)を作動させることにより、図1
の階段状態から図4の平坦状態の間で相互に配置変化さ
せることができ、図1から図4に配置変化させる場合を
例にとって説明する。
【0026】先ず、最初に、図3に示すように、実線で
示す起きた状態の椅子席26の座部26Bを回動させて
支柱26Aの上部に重ならせ、シリンダ26Cを伸ばす
ことにより、座部26Bが重なった状態の支柱26Aを
倒して椅子席26を二点鎖線の状態にする。さらに、図
5に示すように、倒れた状態の椅子席26をそのまま保
持し、減速機付モータ7を駆動させ、支持軸4を軸とし
て床部3を反転させると、床部3の裏面が上側に、倒れ
た状態の椅子席26のある表面が下側となって椅子席2
6が下側空間に収納される。このようにして、すべての
床部3を反転させると、椅子席26が下側空間内に収納
される。この状態は図5の最も左側寄りの床部3として
示される。
【0027】なお、同様にして、図2に示す反転床部3
Wは反転され、その状態は図5の最も左側寄りの床部3
と同じ状態に示され、反転した状態の反転床部3Wの裏
面が連続して平坦床部30(図4に示す)が形成され
る。そして、左右の油圧シリンダ24(25)を作動さ
せると、下床面2から壁面8にかけて斜めに掛け渡され
た左右の床支持フレーム16(17)の下端部の支持ロ
ーラ18(19)は下床面2のガイド溝11(12)に
当接して滑動し、且つ、上端部のガイドローラ20(2
1)が壁面8に当接しながら上下方向に可動する。
【0028】左右の油圧シリンダ24(25)により、
床支持フレーム16(17)が所定の傾斜位置に保持さ
れている時、可動段床1が階段状になって例えば図1に
示すように所定の傾斜角にされる。左右の油圧シリンダ
24(25)を図1の状態から縮めると、左右の床支持
フレーム16(17)が支持ローラ18(19)を中心
として回動しながら左右のガイド溝11(12)上を滑
動自在し、左右のガイドローラ20(21)が下降す
る。これにより、左右の床支持フレーム16(17)の
下床面2に対する傾斜角が小さくなる。従って、左右の
床支持フレーム16(17)の長孔22A(23A),
22B(23B),22C(23C)・・・,22N
(23N)により各床ユニット13A,13B,13C
・・・,13Nの支持ピン14A(15A),14B
(15B),14C(15C)・・・,14N(15
N)が下方向に力を受け、これにより、各床ユニット1
3A,13B,13C・・・,13Nは、壁面8に下方
向に平行に可動される。
【0029】さらに、左右の油圧シリンダ24(25)
を縮めると、上述の床支持フレーム16(17)の回動
・滑動に伴って、各床ユニット13A,13B,13C
・・・,13Nは、全体として水平になり、しかも、上
述のように各床部3が反転しているので、図4,図5
示すように、可動段床1は、床部3を反転させた状態
で床部3の裏面を連続させた平坦な床面31になる
【0030】以上の如き構成によれば、左右の床支持フ
レーム16(17)だけを左右の油圧シリンダ24(2
5)で作動させれば、床支持フレーム16(17)の回
動・滑動動作を介して、各床ユニット13A,13B,
13C・・・,13Nを上下方向にそれぞれ動かし、可
動段床1を所定の傾斜の階段状態にすることができる
従って、各床ユニット13A,13B,13C・・・,
13Nの上下位置を変化させるのに床支持フレーム16
(17)の作動だけで足り、従来例に比して可動段床1
を配置変化させるための多くの作動機構を必要とせず、
左右の油圧シリンダ24(25)だけ有れば良く、作動
機構を簡単に構成することができる効果を奏する。
た、可動段床1を水平にし且つ各床部3を反転させた状
態で床部3の裏面を連続させて平坦な床面31にするこ
とができる。
【0031】なお、本実施例においては、左右の床ユニ
ット13A,13B,13C・・・,13Nの左右の支
持ピン14A(15A),14B(15B),14C
(15C)・・・,14N(15N)が、左右の床支持
フレーム16(17)の長孔22A(23A),22B
(23B),22C(23C)・・・,22N(23
N)にそれぞれ係合して左右の床ユニット13A,13
B,13C・・・,13Nを床支持フレーム16(1
7)に支持しているが、各床ユニット13A,13B,
13C・・・,13Nに、支持ピン14A(15A),
14B(15B),14C(15C)・・・,14N
(15N)に代えてそれぞれ長孔を形成するとともに、
床支持フレーム16,17の長孔22A(23A),2
2B(23B),22C(23C)・・・,22N(2
3N)に代えてそれぞれ支持ピンを設け、各床ユニット
13A,13B,13C・・・,13Nの長孔に床支持
フレーム16,17の支持ピンをそれぞれ係合して左右
の床ユニット13A,13B,13C・・・,13Bを
左右の床支持フレーム16(17)に支持することもで
きる。
【0032】また、本実施例においては、油圧シリンダ
24(25)の基端が下床面2に回動自在に設けられて
いるが、壁面8に設けることもできる。さらに、本実施
例においては、アクチュエータの例として油圧シリンダ
24(25)を挙げているが、これに限定されることな
く、例えば、ワイヤで左右の床支持フレーム16,17
をそれぞれ吊持し、巻上げ機械でワイヤを引っ張ること
により、床支持フレーム16,17の下床面2に対する
傾斜角度を変化させるように回動・滑動させることがで
きる。
【0033】そして、本実施例においては、床部3は左
右の床支持フレーム16(17)により一対の支持ピ
ン,長孔による支持機構を介して相対移動可能に支持さ
れているが、床部3の支持ピン,長孔による支持機構を
多重にすることにより床部3と床支持フレーム16(1
7)との相対移動距離を大きくすることができる。そし
て、また、本実施例においては、床部3には椅子席26
が設けられ、且つ、床部3が反転できるようになってい
るが、床部3に椅子席26を設けず、且つ、床部3を反
転しない場合についても本発明を適用することができ
る。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
床支持フレームだけをアクチュエータで作動させれば、
床支持フレームの回動・滑動動作を介して、可動段床の
各床ユニットを上下方向にそれぞれ動かし、可動段床を
所定の傾斜の階段状態または水平状態に位置変化させる
ことができる。即ち、可動段床の各床ユニットの上下位
置を変化させるのに床支持フレームの作動だけで足り、
従来例に比して可動段床を配置変化させるための多くの
作動機構を必要とせず、床支持フレームを作動させるア
クチュエータだけ有れば良く、作動機構を簡単に構成す
ることができる効果を奏する。また、可動段床を、各床
部を反転させた状態で各床部の裏面を連続させた平坦な
床面にすることができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係わる階段状床可動装置の一
部断面側面図である。
【図2】同階段状床可動装置の平面図である。
【図3】同階段状床可動装置における椅子席の側面図で
ある。
【図4】同階段状床可動装置における可動段床を水平に
し、且つ、その床ユニットを反転した状態を示す一部断
面側面図である。
【図5】同階段状床可動装置における床部の反転過程の
順序を示す説明図である。
【図6】従来における階段状床可動装置の側面図であ
る。
【図7】同階段状床可動装置の使用状態説明図である。
【図8】従来における他の階段状床可動装置の側面図で
ある。
【図9】同階段状床可動装置の使用状態説明図である。
【符号の説明】
1 可動段床 2 床面 8 壁面 13A,13B,13C・・・,13N 床ユニット 14A,14B,14C・・・,14N 支持ピン 15A,15B,15C・・・,15N 支持ピン 16(17) 床支持フレーム 22A,22B,22C・・・,22N 長孔 23A,23B,23C・・・,23N 長孔 16,17 床支持フレーム 24,25 油圧シリンダ(アクチュエータ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04H 3/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外側面に支持ピンまたは長孔を有する床
    部支持体,この床部支持体に支持軸を介して反転自在に
    設けられて端面に凹部が形成された床部を有する複数の
    床ユニットをそれぞれが壁面に上下方向平行に移動でき
    るように並べてなる可動段床、下床面の上に別体に配
    され、 下端部が前記下床面に当接して滑動自在で且つ上端部が
    前記壁面に当接しながら上下方向に可動自在の床支持フ
    レームが、前記下床面から前記壁面にかけて斜めに掛け
    され前記 床支持フレームに、各床ユニットに対応してその支
    持ピンまたは長孔が移動自在に係合する長孔または支持
    ピンが設けられ、 各床ユニットの支持ピンまたは長孔を床支持フレームの
    長孔または支持ピンにそれぞれ係合して可動段床床支
    持フレームに支持され前記 床支持フレームに、前記下床面に対する傾斜角度を
    変化させるように該床支持フレームを回動・滑動させる
    アクチュエータが設けられていることを特徴とする階段
    状床可動装置。
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