JPH0431953Y2 - - Google Patents

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JPH0431953Y2
JPH0431953Y2 JP1987029653U JP2965387U JPH0431953Y2 JP H0431953 Y2 JPH0431953 Y2 JP H0431953Y2 JP 1987029653 U JP1987029653 U JP 1987029653U JP 2965387 U JP2965387 U JP 2965387U JP H0431953 Y2 JPH0431953 Y2 JP H0431953Y2
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floor plate
elevating floor
elevating
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lever
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は多目的ホールなどの床に用いる昇降
段床に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の昇降段床は長方形の複数の昇降段床を平
行に配置し、ダンスパーテイなどのホールの床の
全体を平面にする場合は各昇降床板を下げて同一
平面上に揃え、舞台上において、演劇などを演じ
たり、映画を上映したりする場合は各昇降床板を
上昇させて階段状として後方の観客席を高くする
ことができるものである。
上記のような昇降段床の一例として特開昭58−
216282号公報に記載されたものは、上下に配置し
た水平の軸を支点として上下方向に回動する上下
のレバーを、一定間隔で前後に配置した複数の垂
直支え材により平行四辺形が構成されるように結
合して、上下のレバーが回動しても支え材が常に
垂直を保つているようにし、この支え材に床板や
椅子を固定したもので、上下のレバーはシリンダ
式の持上げ装置で上下に駆動するようになつてい
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記の従来技術の場合、持ち上げ装置としてシ
リンダ式のものが用いられているが、シリンダ式
のものは垂直に昇降させる必要があるため、その
上端とレバーとの連結部が問題となり、液圧駆動
の場合は液圧源を設ける必要が生じ、大きな客席
を昇降させるものでは座屈のおそれのない大型の
シリンダを多数設備して同期運転をさせる必要が
あるため設備が大がかりになるなどの問題があつ
た。
この考案はこのような問題を解決するために、
モータ駆動による迫り上げ機構を利用して昇降段
床を上下させるようにしたものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の問題点を解決するために、この考案は段
床を構成する各昇降床板の下部に基板上に前端を
支点として上下に回動し得る前後方向の複数の主
レバーを配置し、この各主レバーの下部に同じく
前端を支点として上下に回動する補助レバーを設
け、最後部の昇降床板を除く他の各昇降床板の下
部の複数のブラケツトと、主レバーと補助レバー
とを軸により連結して各昇降床板が水平状態で昇
降するようにし、最後部の昇降床板の下側に、左
右方向の一対のガイドレールを前後に固定し、こ
の両ガイドレールの下方の基板上に、前後方向の
軸を支点として上下方向に回動する前後一対の起
伏アームの複数組を設けて、この各起伏アームの
外端に回動自在に連結した各スライドベアリング
を上記各ガイドレールに摺動自在に係合させて迫
り上げ機構を構成し、上記最後部の昇降床板の下
側に固定した複数のブラケツトの下端側部に横軸
により取付けたローラ上に、上記各主レバーの後
端を載せ、さらに、上記各迫り上げ機構の起伏ア
ームを一せいに起伏させるモータと伝動機構から
なる駆動手段を設けたものである。
〔作用〕
この考案は上記の構成であり、最後部の昇降床
板が最下位にあるときは、主レバーおよび補助レ
バーはほぼ水平であり、各昇降床板は水平状態に
揃つて、水平の床面を構成している。
上記の水平床面の状態では迫り上げ機構の各起
伏アームは倒れている。
つぎに駆動手段により各起伏アームを一せいに
起き上らせると、各起伏アームのスライドベアリ
ングが各ガイドレールに沿つて移動しながら最後
部の昇降床板を迫り上らせる。
こうして最後部の昇降床板が迫り上るにつれて
この昇降床板の各ブラケツトに設けたローラが各
メインレバーの後端を持上げる。
このため、主レバーと補助レバーが前端の支点
を中心に上方へ回動して前下がり状に傾斜し、最
後部の昇降床板が最上部となるとともに、その前
部の各昇降床板が階段状に上昇して段床が形成さ
れる。
〔実施例〕
第1図は多目的ホール1の一例を示すもので、
図の右方が舞台で図の右半分すなわち前部は、一
定位置に保持されている床板2、後部は昇降段床
Aとなつている。
昇降段床Aは左右方向に長い長方形の複数の昇
降床板3を平行に配置したものである。
5は各床板3の下部に配置した前後方向の複数
の主レバーで、第4図、第5図のように一定間隔
で平行に配置し、この各レバー5の前端は、第1
図乃至第3図のようにホール基板6上に設けたブ
ラケツト7の上端に支点としての横軸8により揺
動自在に取付けてある。
上記各レバー5の後端は、最後部の昇降床板3
の下側に固定したブラケツト10の下端に横軸に
よつて回動自在に取付けたローラ11上に載せ、
後端の昇降床板3以外の他の各昇降床板3の下部
のブラケツト12は、各レバー5の中間部に横軸
13によりそれぞれ回動自在に連結する。
15は各レバー5の下方に配置した補助レバー
で、その前端に支点としての横軸16により前記
ブラケツト7の下部に揺動自在に連結し、同レバ
ー15の後端および中間部は前記各ブラケツト1
2の下端にそれぞれ横軸17により回動自在に連
結し、上下横軸8,16および上下の横軸13,
17をつなぐ直線により平行四辺形が構成される
ようにして、レバー5,15の上下揺動に伴い、
各昇降床板3が水平のまま昇降するように構成す
る。
Bは最後部の昇降床板を昇降させる迫り上げ機
構で、実施例ではつぎのような構成である。すな
わち、基板6の後部上に設けた複数の機箱18を
貫通する横方向の連動軸19を設け、各機箱18
内において、ベベルギヤなどで連動軸19に連動
する出力軸20を第4図のように設ける。
上記出力軸20に対して、減速ギヤ機構21と
扇形ギヤ22を介して連動する前後一対の起伏ア
ーム23を設け、このアーム23の外端に取付け
たスライドベアリング24を最後部の昇降床板3
の下面前後に平行に設けたガイドレール25に摺
動自在に係合させる。
また、基板6上にはモータ27と減速機28を
設け、モータ27の軸と減速機28の入力軸とを
伝動チエンなどにより連動させ、減速機28の出
力軸と前記連動軸19とをギヤにより連動させ
る。
上記の実施例において、各起伏アーム23が第
5図のように横に倒れている状態では最後端の昇
降床板3が最下位となつており、それに伴い各主
レバー5および補助レバー15も第2図のように
水平となつているから各昇降床板3は下降位置に
あつて、同一平面状に揃つている。
つぎに、モータ27により、連動軸19を正転
方向に回転させると、これに連動する各出力軸2
0が正転して各減速ギヤ機能21、扇形ギヤ22
を介して各起伏アーム23が起き上がり、スライ
ドベアリング24とガイドレール25の摺動を介
して最後部の昇降床板3を第5図の鎖線のように
迫り上げる。
こうして最後部の床板3が上昇すると、その各
ブラケツト10に取付けたローラ11がレバー5
の後端を押し上げて第3図のように傾斜させる。
このため、各ブラケツト12により連結されて
いる補助レバー15も同時に上方へ回転して各昇
降床板3を第3図のように階段上に上昇させて段
床とする。
また、上記の段床状態から、連動軸19を逆転
させると各起伏レバー23は第5図の実線の位置
に戻り、各昇降床板3は第2図の平面状となる。
なお、実施例では最後端の昇降床板3を主レバ
ー5の後端とともに昇降手段Bにより昇降させる
ようにしてあるが、主レバーの他の部分を昇降手
段Bにより昇降させてもよく、また、昇降手段B
の具体的構成は図示例以外の任意の構成とするこ
とができる。
〔効果〕
この考案は上記のように、段床を構成する各昇
降床板の下部に前端を支点として昇降し得る前後
方向の複数の主レバーを配置し、この各主レバー
の下部に同じく前端を支点として昇降する補助レ
バーを設け、各昇降床板の下部の複数のブラケツ
トと、主レバーと補助レバーとを軸により連結し
て各昇降床板が水平状態で昇降するようにし、最
後部の昇降床板は迫り上げ機構により水平状態で
昇降させるようにし、この最後部の昇降床板の下
側のブラケツトに設けたローラに主レバーの後端
を載せるだけで、迫り上げ機構と主レバーが連動
するようになり、これにより迫り上げ機構を利用
して他の昇降床板を昇降させるようにしたもので
あるから、シリンダ式のものに比較して頑丈で工
作も容易であり、モータにより迫り上げ機構を駆
動するだけで全部の昇降床板が一斉に上昇または
下降し、平面状から段床状への変換やその逆の変
換がきわめて簡単かつ迅速に行える。
また、最後部の昇降床板は迫り上げ機構により
安定した状態で支持され、他の各昇降床板はその
下部のブラケツトが主レバーと補助レバーにより
連結されているから、上下何れの状態においても
常に安定しているなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を実施したホールの縦断側面
図、第2図、第3図は同上要部の各状態の拡大縦
断側面図、第4図は同じく要部の一部切欠拡大平
面図、第5図は同じく一部切欠拡大正面図であ
る。 1……多目的ホール、3……昇降床板、5……
主レバー、8,13,16,17……横軸、15
……補助レバー、A……昇降段床、B……迫り上
げ機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 左右方向に長い長方形の複数の昇降床板を前後
    に平行に配置し、この各昇降床板を昇降自在とし
    て、必要に応じて各昇降床板を同一平面に揃える
    場合と、各昇降床板を上昇させて階段状にする場
    合とに切換えられるようにした段床において、各
    昇降床板の下部の基板上に前端を支点として上下
    に回動し得る前後方向の複数の主レバーを配置
    し、この各主レバーの下部に同じく前端を支点と
    して上下に回動する補助レバーを設け、最後部の
    昇降床板を除く他の各昇降床板の下部の複数のブ
    ラケツトと、主レバーと補助レバーとを軸により
    連結して各昇降床板が水平状態で昇降するように
    し、最後部の昇降床板の下側に、左右方向の一対
    のガイドレールを前後に固定し、この両ガイドレ
    ールの下方の基板上に、前後方向の軸を支点とし
    て上下方向に回動する前後一対の起伏アームの複
    数組を設けて、この各起伏アームの外端に回動自
    在に連結した各スライドベアリングを上記各ガイ
    ドレールに摺動自在に係合させて迫り上げ機構を
    構成し、上記最後部の昇降床板の下側に固定した
    複数のブラケツトの下端側部に横軸により取付け
    たローラ上に、上記各主レバーの後端を載せ、さ
    らに、上記各迫り上げ機構の起伏アームを一せい
    に起伏させるモータと伝動機構からなる駆動手段
    を設けた昇降段床。
JP1987029653U 1987-02-28 1987-02-28 Expired JPH0431953Y2 (ja)

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JP1987029653U JPH0431953Y2 (ja) 1987-02-28 1987-02-28

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JP1987029653U JPH0431953Y2 (ja) 1987-02-28 1987-02-28

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Publication Number Publication Date
JPS63136160U JPS63136160U (ja) 1988-09-07
JPH0431953Y2 true JPH0431953Y2 (ja) 1992-07-31

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58216282A (ja) * 1982-06-05 1983-12-15 カ−ル・ツアイス−スチフツング プラネタリウム用の床

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