JPS6221777B2 - - Google Patents

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JPS6221777B2
JPS6221777B2 JP52152492A JP15249277A JPS6221777B2 JP S6221777 B2 JPS6221777 B2 JP S6221777B2 JP 52152492 A JP52152492 A JP 52152492A JP 15249277 A JP15249277 A JP 15249277A JP S6221777 B2 JPS6221777 B2 JP S6221777B2
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JP
Japan
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compound
spp
general formula
alcohol
active compound
Prior art date
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JP52152492A
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English (en)
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JPS5379845A (en
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Nauman Kurausu
Beerentsu Uorufugangu
Haman Ingeboruku
Kurauke Eeritsuhi
Maruhoruto Aruburehito
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Bayer AG
Original Assignee
Bayer AG
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Publication date
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Priority claimed from DE19772714042 external-priority patent/DE2714042A1/de
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Publication of JPS6221777B2 publication Critical patent/JPS6221777B2/ja
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N53/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing cyclopropane carboxylic acids or derivatives thereof

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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • Pest Control & Pesticides (AREA)
  • Plant Pathology (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Agronomy & Crop Science (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は新規なハロゲン置換アルコールのシク
ロプロパンカルボン酸エステル、その製法、なら
びにそれを節足動物殺滅剤(特に殺虫剤、殺ダニ
剤)として使用することに関するものである。 2,2―ジメチル―3―(2―メチルブテン―
1―イル)―シクロプロパンカルボン酸と多塩素
化ベンジルアルコールとのエステルが殺虫活性を
有するものであることは既に公知である(仏国特
許第2271196号明細書および日本特許公開公報昭
和50年第3370号)。しかしながら、これらの公知
物質は、速効性、殺虫力および効力持続期間が常
にすぐれているとはいい難いものである。 本発明は、下記一般式を有する新規化合物であ
るハロゲン化ベンジルアルコールのシクロプロパ
ンカルボン酸エステルを提供するものである。 上式において、各Rは独立的にF,C1または
Brを表わす。 mおよびnの各々は0,1,2,3,4または
5を表わすが、その和「m+n」は5より大きく
なく、かつ次の如き制限(i)〜(iii)がある。 (i) 各RがFまたはBrであるときには、mとn
とが両者共0になることはない。 (ii) 各RがC1であるときには、mは0,1,
2,3または4を表わし、nは1,2,3,4
または5を表わす。 意外にも、本発明に係るエステル化合物は、強
力かつ速効性の殺虫、殺ダニ作用を有するもので
あることが見出された。したがつてこれらの化合
物は当業界に大なる貢献をなすものといえよう。 本発明の好ましい具体例では、各Rは互いに同
一または相異なるものであつてよく、そしてその
各々はFまたはC1またはBr(特に塩素または臭
素)を表わし、そしてこの場合にはmが2〜5の
整数を表わし、またはnが3〜5の整数を表わ
す。あるいは、各Rは好ましくはCH3を表わし、
この場合のmは0を表わし、nは5を表わす。 本発明はまた、前記一般式()のエステルの
製法において、 (a) 一般式 (ここにRは既述の意味を有し、 R1はハロゲン、OHまたはC1-4―アルコキシ基
を表わす)の化合物と、一般式 (ここにmおよびnは既述の意味を有する)の
化合物とを、20〜120℃の温度において不活性希
釈剤(この用語は「溶媒」をも包含するものであ
る)の存在下または不存在下において反応させる
か、または (b) 一般式 (ここにRは既述の意味を有し、 M+はアルカリ金属カチオン、当量値のアルカリ
土類金属カチオン、または第1、第2または第3
アンモニウムイオンを表わす)の塩と、一般式 (ここにmおよびnは既述の意味を有する)の
化合物とを、極性溶媒中で20〜100℃の温度にお
いて反応させるか、または (c) 一般式 (ここにRは既述の意味を有する)の化合物
と、一般式 (ここにmおよびnは既述の意味を有する)の
化合物とを、50〜120℃の温度において銅または
銅化合物の存在下に反応させることを特徴とする
方法にも関する。 式()の化合物には若干の立体異性体が存在
する。シクロプロパン環上の複数の置換基は、互
いにシス―またはトランス―位置関係で存在し得
る。各々の場合において炭素原子C1およびC3
R―配置(R―configuration)またはS―配置
の形で存在し、したがつてこれらの異性体は、光
学活性体またはラセミ体の形のシス―および/ト
ランス―異性体であり得る。 本発明に係る活性化合物の例には次のものがあ
げられる:2,2―ジメチル―3―(2―メチル
ブテン―1―イル)―シクロプロパンカルボン酸
ペンタフルオロベンジルエステル、2,2―ジメ
チル―3―ジフルオロビニルシクロプロパンカル
ボン酸ペンタフルオロベンジルエステル、2,2
―ジメチル―3―ジブロモビニルシクロプロパン
カルボン酸ペンタフルオロベンジルエステル、
2,2―ジメチル―2―ジブロモビニルシクロプ
ロパンカルボン酸ペンタクロロベンジルエステ
ル、2,2―ジメチル―3―ジクロロビニル―シ
クロプロパンカルボン酸ペンタフルオロベンジル
エステル、2,2―ジメチル―3―ジクロロビニ
ル―シクロプロパンカルボン酸2,3,5,6―
テトラフルオロベンジルエステル、2,2―ジメ
チル―3―ジクロロビニルシクロプロパンカルボ
ン酸2,4,6―トリフルオロベンジルエステ
ル、2,2―ジメチル―3―ジクロロビニル―シ
クロプロパンカルボン酸2,3,5―トリフルオ
ロベンジルエステル、2,2―ジメチル―3―ジ
クロロビニル―シクロプロパンカルボン酸2,4
―ジフルオロベンジルエステル、2,2―ジメチ
ル―3―ジクロロビニル―シクロプロパンカルボ
ン酸2,6―ジフルオロベンジルエステル、2,
2―ジメチル―3―ジクロロビニル―シクロプロ
パンカルボン酸テトラフルオロ―3―クロロベン
ジルエステル、2,2―ジメチル―3―ジクロロ
ビニル―シクロプロパンカルボン酸2,3,6―
トリフルオロベンジルエステル、2,2―ジメチ
ル―3―ジクロロビニル―シクロプロパンカルボ
ン酸トリフルオロ―3,5―ジクロロ―ベンジル
エステル、2,2―ジメチル―3―ジクロロビニ
ル―シクロプロパンカルボン酸2,6―ジフルオ
ロ―3,5―ジクロロベンジルエステル、2,2
―ジメチル―3―ジクロロビニル―シクロプロパ
ンカルボン酸2,3―ジフルオロ―5―クロロベ
ンジルエステル、2,2―ジメチル―3―ジクロ
ロビニル―シクロプロパンカルボン酸2―フルオ
ロ―3,5―ジクロロベンジルエステル、および
それらに対応する3―ジブロモビニル化合物。 ここに使用された用語「エステル」は、ラセミ
体および光学活性体である異性体、およびシス―
および/またはトランス―異性体を包含するもの
である。 式()の化合物として2,2―ジメチル―3
―ジクロロビニルシクロプロパンカルボン酸クロ
ライドを用い、そして式()のベンジルアルコ
ールとしてペンタフルオロベンジルアルコールを
用いた場合には、製法(a)の反応過程は次式で表わ
すことができる。 一般式()の化合物は公知化合物である(独
国特許公開公報第2439177号)。 式()のアルコールのうちの若干のものは公
知化合物である〔「J.Chem.Soc.C.」、1967年、第
293頁;「J.Chem.Soc.」、1962年、第3227頁;
「J.Chem.Soc.」、1961年、第808頁;「J.Chem.
Soc.」、1959年、第166頁;「J.med.Chem.」、第
11巻、第814頁(1968年)〕。 公知化合物または新規化合物である式()の
アルコールは、公知方法に従つて製造でき、たと
えば、一般式 (ここに、mおよびnは既述の意味を有し、 Yはヒドロキシル基、アルコキシ基、塩素、弗
素、または水素を表わす)のカルボニル化合物
(所望アルコールに対応するカルボニル化合物)
を錯体金属ハイドライドで還元することにより製
造できる。 LiAlH4を過剰量使用した場合には、本方法の
実施時に、還元反応により前記ベンゼン核等の核
から弗素原子を1個または2個取去る操作が同時
に実施できる。 所定の還元反応のために必要な式()のカル
ボニル化合物のうちの若干は公知化合物である。
新規物質である該カルボニル化合物は公知方法に
より製造できる(「シンセシス」、1976年、第652
頁)。 2,4,6―トリフルオロベンズアルデヒドが
使用された場合には、式()のアルデヒドまた
は酸ハライドの環元反応は次式で表わすことがで
きる。 反応式(1)は、NaBH4またはLiAlH4の如き金属
ハイドライドを用いて行われる前記カルボニル官
能基の還元反応を示したものである。この還元反
応は不活性希釈剤の存在下に0〜100℃の温度に
おいて実施できる。 不活性有機希釈剤の他にも、適当な希釈剤は多
数ある。たとえばエーテル(たとえばジエチルエ
ーテル、ジオキサン、THE)、アルコール、また
はそれと水と混合物、水等もまた、NaBH4によ
る前記還元反応を実施するときの適当な溶媒であ
る。 不活性な有機中性(aprotic)希釈剤たとえば
エーテル(たとえばジエチルエーテル、ジオキサ
ン、THF)は、他の錯体金属ハイドライド(た
とえばLiAlH4)を用いる還元反応の実施のために
適した希釈剤である。 還元すべき一般式()の化合物は前記希釈剤
に溶解し、そして前記還元剤を添加するのが一般
に有利である。しかしながら、溶媒中で低温(−
30ないし−50℃)において被還元化合物に還元剤
を添加して還元反応を誘起し(initiate)、そして
温度を徐々に上昇させて(好ましくは温度を50〜
60℃まで上昇させて)該反応を進行させることも
可能である。 該反応は一般に常圧下に実施できる。 反応混合物の仕上げ操作は次の方法に従つて行
うのが有利である。すなわち、使用された還元剤
に対応する量の水を反応混合物に添加し、次いで
有機相を蒸留するのが有利である。 LiAlH4を使用する場合において、カルボニル
官能基のみを還元することが所望されるときに
は、この目的のために必要な化学量論的量だけの
LiAlH4が使用できる。比較的穏和な環元作用を
有する金属ハイドライドを還元剤として使用する
場合には、反応進行のために過剰量の金属ハイド
ライドを使用することは重要な条件ではない。 反応式(2)は、カルボニル官能基の還元と同時
に、ベンゼン核等の核のp―位置にある弗素原子
(置換基)の離脱(還元反応による離脱)も起る
場合の化学変化を例示したものである。この還元
反応の場合には、NaBH4よりも還元力の一層大
きいLiAlH4またはハイドライド―ドネーチング
剤(hydride―donating agent)を還元剤として
使用することが必要である。さらに、カルボニル
官能基の還元のために必要な量の還元剤の他に、
除去すべき各弗素原子(置換基)のために必要な
量の還元剤(たとえば、1還元当量のLiAlH4)を
使用しなければならない。 エーテル(特にTHF)が希釈剤として特に適
当であることが見出された。 LiAlH4による還元反応は20〜100℃、好ましく
は50〜70℃の温度において実施できる。この反応
は既述の方法に従つて実施でき、かつ生成物の仕
上げ操作も既述の方法に従つて実施できる。 式()の化合物の例には次のものがあげられ
る:ペンタフルオロベンジルアルコール、2,
3,5,6―テトラフルオロベンジルアルコー
ル、2,4,6―トリフルオロベンジルアルコー
ル、2,3,5―トリフルオロベンジルアルコー
ル、1,4―ジフルオロベンジルアルコール、
3,5―ジフルオロベンジルアルコール、2,6
―ジフルオロベンジルアルコール、テトラフルオ
ロ―3―クロロベンジルアルコール、2,4,6
―トリフルオロ―3,5―ジクロロベンジルアル
コール、2,6―ジフルオロ―3,5―ジクロロ
ベンジルアルコール、2,3―ジフルオロ―5―
クロロベンジルアルコール、2―フルオロ―3,
5―ジクロロベンジルアルコール。 Rが弗素または臭素である場合には、下記のベ
ンジルアルコールもまた好ましいものである:ペ
ンタクロロベンジルアルコール、2,3,5,6
―テトラクロロベンジルアルコール、2,3,
4,5―テトラクロロベンジルアルコール、2,
3,4,6―テトラクロロベンジルアルコール、
2,3,5―トリクロロベンジルアルコール、
2,4,5―トリクロロベンジルアルコール、
3,5―ジクロロベンジルアルコール、2,4―
ジクロロベンジルアルコール、2,6―ジクロロ
ベンジルアルコール。 既述の如く、一般式()のベンジルアルコー
ルのうちの若干のものは新規化合物である。この
新規化合物は次の一般式で表わすことができる。 上式において、mは0,1または2を表わし、
nは1,2,3または4であり、 ただし、mが0でありそしてnが2である場合に
は、フエニル環の6―位置は非置換状態でなけれ
ばならない。 このグループに属する新規ベンジルアルコール
のうちでは、次のものが特に好ましい:2,3,
5,6―テトラフルオロベンジルアルコール、
2,4,6―トリフルオロベンジルアルコール、
2,3,5―トリフルオロベンジルアルコール、
2,4―ジフルオロベンジルアルコール、3,5
―ジフルオロベンジルアルコール、テトラフルオ
ロ―3―クロロベンジルアルコール、2,4,6
―トリフルオロ―3,5―ジクロロベンジルアル
コール、2,6―ジフルオロ―3,5―ジクロロ
ベンジルアルコール、2,3―ジフルオロ―5―
クロロベンジルアルコール、2―フルオロ―3,
5―ジクロロベンジルアルコール。 一般式()の塩として2,2―ジメチル―3
―ジクロロビニルシクロプロパン―1―カルボン
酸ナトリウムを用い、かつ一般式()のベンジ
ルクロライドとしてペンタフルオロベンジルクロ
ライドを用いた場合には、製法(b)の反応過程は次
式で表わすことができる。 製法(b)の実施時に出発物質として使用できる式
()の塩は公知化合物である〔独国特許公開公
報(DOS)第2436178号〕。反応体の1つとして
必要な式()のベンジルハライドは、そのうち
の若干のものが公知化合物である。 一般式()のベンジルクロライドのうちの新
規化合物は、それ自体の公知の製法に従つて製造
でき、たとえば、対応するトルエン化合物をハロ
ゲン化するか、または、対応する式()のベン
ジルアルコールをSOCl2の如き塩素化剤と反応さ
せることにより製造できる。本発明において使用
できるベンジルハライド()の例には、ペンタ
フルオロベンジルクロライドがあげられる。 製法(b)は極性有機希釈剤中で実施でき、このよ
うな希釈剤の例には次のものがあげられる:ケト
ン(たとえばアセトン)、ニトリル(たとえばア
セトニトリル)、酸アミド(たとえばDMF、ヘキ
サメチル燐酸トリアミド)、およびそれらと水と
の混合物。該製法は20〜100℃の温度において実
施できる。 この製法は、適当な触媒の存在下または不存在
下に実施できる。適当な触媒はパーアルキル化ポ
リアミン(たとえばテトラメチル―エチレン―ジ
アミン)である。 この反応は、たとえば「シンセシス」、1975
年、第805頁に記載の方法に従つて実施できる。 一般式()の化合物として1,1―ジクロロ
―4―メチル―1,3―ペンタジエンを用い、そ
して式()の化合物として、ジアゾ酢酸ペンタ
フルオロベンジルエステルを用いた場合には、製
法(c)は次式で表わすことができる。 製法(c)において出発化合物として使用される一
般式()の化合物は、公知化合物である
〔「Coll.Czech.Chem.Comm.」、第24巻、第2230
頁(1959年)〕。一般式()の化合物は新規であ
る。これは、それ自体公知の製法に従つて製造で
き、たとえば、一般式()のベンジルアルコー
ルを、それに対応するジアゾ酢酸エステルに変換
させることにより製造できる。この変換反応は、
たとえば、それ自体公知の方法に従つて、対応す
るグリシンエステルハイドロクロライドを亜硝酸
ナトリウムでジアゾすることにより実施できる
(独国特許公開公報第2400188号)。 この目的のために使用されるグリシンエステル
は、それ自体公知の方法〔「J.Am.Chem.Soc.」、
第91巻、第1135頁(1969年)〕に従つて製造で
き、たとえば、グリシンと一般式()のベンジ
ルアルコールとを無水酸(たとえば塩化水素)の
存在下に反応させ、そして、エーテルまたは「所
望生成物は溶解しないが出発化合物は溶解する溶
媒」による沈殿形成によりグリシンエステル塩を
単離することにより製造できる。 また、このグリシンエステルは、一般式 (ここにmおよびnは既述の意味を有する)の
アジド酢酸エステルを、触媒活性化水素(触媒に
より活性化された水素)または他の還元剤により
還元することによつても製造できる〔たとえば
「Ann.」、第498巻、第50頁(1932年);ホウベン
―ワイル「メトーデン・デル・オルガニシエン・
ヘミー」、第XI/2巻、第354頁参照〕。 式()のアジド―エステルは、それ自体公知
の方法に従つて製造でき、たとえば、ナトリウム
アジドと一般式 (ここに、nおよびmは既述の意味を有する)
のクロロ酢酸エステルとを極性有機溶媒の存在下
に反応させることにより製造できる〔「Soc.」、第
93巻、第669頁(1908年)〕。 式()のオレフインは一般に少なくとも2倍
過剰量使用され、好ましくは10〜20倍過剰量使用
される。本発明に係る式()の化合物を得るた
めの反応は、この場合にはたとえば次の方法に従
つて実施できる。式()の化合物〔これは式
()のオレフインとの混合物の形で使用するの
が有利である〕を50〜150℃において銅またはそ
の化合物(あるいは他の重金属化合物)と式
()のオレフインとのサスペンジヨンに滴下す
る。反応の開始は窒素の逸失により知ることがで
きる。生成物は、蒸留による分離操作により収得
できる。使用されたオレフインの余剰分、および
蒸留実施中に生じたオレフインは、連続反応操作
実施中に反応帯域にリサイクルでき、すなわち、
このオレフインは新鮮なジアゾ―エステルと一緒
に反応帯域に供給できる。 既述の如く、本発明に係る化合物の特長はすぐ
れた殺虫、殺ダニ活性を有することである。した
がつてこれは植物害虫、健康を害する害虫、およ
び貯蔵生成物(貯蔵物)を害する害虫に対して高
度の殺虫活性を示し、たとえば、吸う昆虫、かむ
昆虫、およびダニに対してすぐれた殺虫活性を示
し、しかも植物毒性は低い。 この理由により、本発明に係る活性化合物は植
物保護分野、衛生分野、および貯蔵生成物保護分
野において農薬(ペスチサイド)として有利に使
用できるのである。 この活性化合物は植物耐容性が大きく(すなわ
ち植物毒性が低い)、温血動物毒性も低く、した
がつてこれは、節足動物(特に昆虫、ダニ、クモ
類)である害虫に対する防除剤として有利に使用
でき、たとえば、次の分野でみられる害虫の駆除
のために有利に使用できる:農業分野、林業分
野、貯蔵生成物および貯蔵材料の保護分野、衛生
分野。この活性化合物は、すべての(あるいは若
干の)生長段階における非耐性種(普通の感受性
を有するもの)および耐性種の害虫に対して殺虫
活性を示す。これらの害虫の例には次のものがあ
げられる。 等脚類たとえばオニスクス・アセルス
(Oniscus asellus)、オカダンゴムシ
(Armadillidium vulgare)、ワラジムシ
(Porcellio scaber); 倍脚類たとえばブラニウルス・グツラツス
(Blaniulus guttulatus); 唇脚類たとえばゲオフイルス・カルポフアグス
(Geophilus carpophagus)、スクチゲラ
(Scutigera spec.); 結合類たとえばスクチゲレラ・イマクラタ
(Scutigerella immaculata); シミ類たとえばシミ(Lepisma
saccharina); トビムシ類たとえばオニキウリス・アルマツス
(Onychiurus armatus); 直翅類たとえばコバネゴキブリ(Blatta
orientalis)、ワモンゴキブリ(Periplaneta
americana)、リウコアエア・マデラエ
(Leucophaea maderae)、チヤバネゴキブリ
(Blattella germanica)、アケタ・ドメスチクス
(Acheta domesticus)、ケラ(Gryllotalpa spp.
)、トノサマバツタ(Locusta migratoria
migratorioides)、メラノプルス・デイフアレン
チアレス(Melanoplus differentialis)、スキス
トセルカ・グレガリア(Schistocerca
gregaria); ハサミムシ類たとえばハサミムシ(Forficula
auricularia); シロアリ類たとえばレチクリテルメス
(Reticulitermes spp.); シラミ類たとえばブドウネアブラムシ
(Phylloxera vastatrix)、ペムフイグス
(Pemphigus spp.)、キモノジラミ(Pediculus
humanus corporis)、スイギユウジラミ
(Haematopinis spp.)、イヌジラミ
(Linognathus spp.); 食毛類たとえばイヌハジラミ(Trichodectes
spp.)、ダマリネア(Damalinea spp.); 総翅類たとえばクリバネアザミウム
(Hercinothrips femoralis)、ハナアザミウマ
(Thrips tabaci); 異翅類たとえばチヤイロカメムシ
(Eurygaster spp.)、ジユウジカメムシ
(Dysdercus intermedius)、ピエスマ・クワドラ
タ(Piesma quadrata)、トコジラミ(Cimex
lectularius)、ロードニウス・プロリクス
(Rhodnius prolixus)、トリアトマ(Triatoma
spp.); 同翅類たとえばアレウロデス・ブラシカエ
(Aleurodes brassicae)、コナジラミ(Bemisia
tabaci)、トリアレウロデス・バポラリオルム
(Trialeurodes vaporariorum)、ワタアブラムシ
(Aphis gossypii)、ダイコンアブラムシ
(Brevicoryne brassicae)、クリプトミズス・リ
ビス(Cryptomyzus ribis)、ドラリス・フアバ
エ(Doralis fabae)、ドラリス・ポミ(Doralis
pomi)、エリオソマ・ラニゲルム(Eriosoma
lanigerum)、モモフキアブラムシ(Hyalopterus
arundinis)、ヒゲナガアブラムシ(Macrosiphum
avenae)、ミズス(Myzus spp.)、フオロドン・
フムリ(Phorodon humuli)、クビレアブラムシ
(Rhopalosiphum padi)、ベニヒメヨコバイ
(Empoasca spp.)、ヨコバイ(Euscelis
bilobatus)、ツマグロヨコバイ(Nephotettix
cincticeps)、タマカタカイガラムシ(Lecanium
corni)、オリーブカタカイガラムシ(Saissetia
oleae)、ラオデルフアクス・ストリアテルス
(Laodelphax striatellus)、トビイロウンカ
(Nilaparvata lugens)、アカマルカイガラムシ
(Aonidiella aurantii)、シロマルカイガラムシ
(Aspidiotus hederae)、コナカイガラムシ
(Pseudococcus spp.)、プシラ(Psylla spp.
); 鱗翅類たとえばワタアカミムシ(Pectinophora
gossypiella)、ブパルス・ピニアリウス
(Bupalus piniarius)、ケイマトビア・ブルマタ
(Cheimatobia brumata)、リトコレチス・ブラン
カルデラ(Lithocolletis blancardella)、スガ
(Hyponomeuta padella)、コナガ(Plutella
maculipennis)、オビカレハ(Malacosoma
neustria)、ドクガ(Euproctis chrysorrhoea)、
マイマイガ(Lymantria spp.)、ウスマダラムグ
リガ(Bucculatrix thurberiella)、ミカンムグリ
ガ(Phyllocnistis citrella)、ヤガ(Agrotis
spp.)、ムギヤガ(Euxoa spp.)、センモンヤガ
(Feltia spp.)、リンガ(Earias insulana)、ヘリ
オチス(Heliothis spp.)、シロイチモジヨトウ
(Laphygma exigua)、マメストラ・ブラシカエ
(Mamestra brassicae)、マツキリガ(Panolis
flammea)、ハスモンヨトウ(Prodenie litura)、
シロナヤガ(Spodoptera spp.)、トリコプルシ
ア・ニ(Trichoplusia ni)、カルポカプサ・ポモ
ネラ(Carpocapsa pomonella)、シロチヨウ
(Pieris spp.)、ニカメイガ(Chilo spp.)、アワ
ノメイガ(Pyrausta nubilalis)、キシタバ
(Ephestia kuehniella)、ハチミツガ(Galleria
mallonella)、ハマキ(Cacoecia podana)、ウス
モンハマキ(Capua reticulana)、コリストネウ
ラ・フミフエラナ(Choristoneura
fumiferana)、ホソハマキ(Clysia
ambiguella)、チヤノハマキ(Homona
magnanima)、ウスアミメキハマキ(Tortrix
viridana); 鞘翅類たとえばアノビウス・プンクタツム
(Anobium punctatum)、コナナガシンクイムシ
(Rhizopertha dominica)、マメゾウムシ
(Bruchidius obtectus)、アカンソスセリデス・
オブテクツス(Acanthoscelides obtectus)、ヒ
ロトルペス・バジユルス(Hylotrupes
bajulus)、ハンノキハムシ(Agelastica alni)、
レプチノタルサ・デセムリネアタ(Leptinotarsa
decemlineata)、ハムシ(Phaedon
cochleariae)、ジアブロチカ(Diabrotica spp.
)、プシリオデス・クリソセフアラ(Psylliodes
chrysocephala)、ニジユウホシテントウ
(Epilachna varivestis)、キイロマルキスイムシ
(Atomaria spp.)、ノコギリヒラタムシ
(Oryzaephilis surinamensis)、ハナゾウムシ
(Anthonomus spp.)コクゾウ(Sitophilus spp.
)、オチオリンクス・スルカツス
(Otiorrhynchus sulcatus)、コスモポリテス・ソ
ルジズス(Cosmopolites sordidus)、セウトリ
ンクス・アシミリス(Ceuthorrhynchus
assimilis)、ヒペラ・ポスチカ(Hypera
postica)、カツオブシムシ(Dermestes spp.)、
マダラカツオブシムシ(Trogoderma spp.)、シ
ロオビマルカツオブシムシ(Anthrenus spp.)、
ヒメカツオブシムシ(Attagenus spp.)、ヒラタ
キクイムシ(Lyctus spp.)、ケシキスイ
(Meligethes aeneus)、ヒヨウホンムシ(Ptinus
spp.)、カバイロヒヨウホンムシ(Niptus
hololeucus)、セマルヒヨウホンムシ(Gibbium
psylloides)、コクヌストモドキ(Tribolium
spp.)、チヤイロコメゴミムシダマシ(Tenebrio
molitor)、コメツキ(Agriotes spp.)、コノデル
ス(Conoderus spp.)、コガネ(Melolontha
melolontha)、アンフイマロン・ソルスチチアリ
ス(Amphimallon solstitialis)、コステリトラ・
ゼアランジカ(Costelytra zealandica); 膜翅類たとえばクロホシハバチ(Diprion spp.
)、ホプロカンパ(Hoplocampa spp.)、ナシミ
バチ(Lasius spp.)、イエヒメアリ
(Monomorium pharaonis)、ベスパ(Vespa
spp.); 双翅類たとえばシマカ(Ae¨des spp.)、ハマ
ダラカ(Anopheles spp.)、アカイエカ(Culex
spp.)、キイロシヨウジヨウバエ(Drosophila
melanogaster)、イエバエ(Musca spp.)、ヒメ
イエバエ(Fannia spp.)、クロバエ(Calliphora
erythrocephala)、キンバエ(Lucilia spp.)、オ
ビキシンバエ(Chrysomyia spp.)、クテレブラ
(Cuterebra spp.)、ウマバエ(Gastrophilus
spp.)、ヒポボスカ(Hyppobosca spp.)、サシ
バエ(Stomoxys spp.)、ヒツジバエ(Oestrus
spp.)、ウシバエ(Hypoderma spp.)、アカウシ
アブ(Tabanus spp.)、タニア(Tannia spp.
)、メスアカケバエ(Bibio hortulanus)、オシネ
ラ・フリツト(Oscinella frit)、フオルビア
(Phorbia spp.)、ペゴミイヤ・ヒヨシヤミ
(Pegomyia hyoscyami)、セラチチス・カピタタ
(Ceratitis capitata)、ダクス・オレアエ(Dacus
oleae)、ガガンボ(Tipula paludosa); 隠翅類たとえばネズミノミ(Xenopsylla
chenpia)、セラトフイルス(Ceratophyllus spp.
); クモ類たとえばスコルピオ・マウルス
(Scorpio maurus)、ラトロデクツス・マクタン
ス(Latrodectus mactans); ダニ類たとえばアカルス・シロ(Acarus
siro)、ヒメダニ(Argas spp.)、オルニトドロ
ス(Ornithodoros spp.)、ワクモ
(Dermanyssus gallinae)、フシダニ(Eriophyes
ribis)、フイロコプトルタ・オレイボラ
((Phyllocoptruta oleivora)、ボーフイルス
(Boophilus、 spp.)、コイタマダニ
(Phipicephalus spp.)、アンブリオマ
(Amblyomma spp.)、ヒアロマ(Hyalomma
spp.)、マダニ(Ixodes spp.)、プソロプテス
(Psoroptes spp.)、コリオプテス(Chorioptes
spp.)、ヒゼンダニ(Sarcoptes spp.)、ホコリ
ダニ(Tarsonemus spp.)、クローバーハダニ
(Bryolia praetiosa)、パノニクス(Panonychus
spp.)、ハダニ(Tetranychus spp.)。 この活性化合物は常用組成物(常用製剤)の形
に変換でき、このような組成物の例には次のもの
があげられる:溶液、乳剤、湿潤性粉末、サスペ
ンジヨン、粉剤、ダスト剤、フオーム(foam)、
ペースト、可溶性粉末、粒剤、エアロゾル、サス
ペンジヨン―乳剤濃縮物、種子処理用粉剤;重合
体物質または種子用被覆用組成物と共に使用され
る微細カプセル;燃焼装置を用いて施用される製
剤、たとえばくん蒸用カートリツジ、くん蒸缶、
くん蒸用コイル;ULV法(極小容量法)に従つ
て使用されるコールドミスト―およびウオームミ
スト組成物。 これらの組成物は公知方法に従つて製造でき、
たとえば、この活性化合物を展剤すなわち液体ま
たは固体または液化ガス状希釈剤または担体と混
合することにより製造できる。このとき、もし所
望ならば表面活性剤すなわち乳化剤および/また
は分散剤および/またはフオーミング剤
(foaming agents)を使用してもよい。水を展剤
として使用する場合には、たとえば有機溶媒が補
助溶媒として使用できる。 適当な液体希釈剤または担体(特に溶媒)の例
には次のものがあげられる;芳香族炭化水素たと
えばキシレン、トルエン、ベンゼン、アルキル―
ナフタリン;塩素化された芳香族または塩素化さ
れた脂肪族炭化水素たとえばクロロベンゼン、ク
ロロエチレン、メチレンクロライド;脂肪族また
は脂環式炭化水素たとえばシクロヘキサン、パラ
フイン(たとえば鉱油留分);アルコール(たと
えばブタノール、グリコール)およびそのエーテ
ルおよびエステル;ケトンたとえばアセトン、メ
チルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シ
クロヘキサノン;強極性溶媒たとえばジメチルホ
ルムアミド、ジメチルスルホキシド;水。 液化ガス状希釈剤または担体とは、常温常圧下
にガス状になり得る液体のことであつて、その例
にはジクロロジフルオロメタンやトリクロロフル
オロメタンの如きエアロゾルプロペラントがあげ
られる。 好ましい固体担体の例には次のものがあげられ
る:粉砕された天然鉱物たとえばカオリン、クレ
ー、タルク、チヨーク、石英、アタパルジヤイ
ト、モンモリロナイト、珪藻土;粉砕された合成
鉱物たとえば高分散珪酸、アルミナ、シリケー
ト。 好ましい乳化剤およびフオーム形成剤の例には
次のものがあげられる:ノニオン性およびアニオ
ン性乳化剤たとえばポリオキシエチレン―脂肪酸
エステル、ポリオキシエチレン―脂肪アルコール
エーテルたとえばアルキルアリールポリグリコー
ルエーテル、アルキルスルホネート、アルキルサ
ルフエート、アリールスルホネート、アルブミン
の加水分解生成物。好ましい分散剤の例にはリグ
ニンサルフアイト廃液、メチルセルローズがあげ
られる。 この組成物には粘着剤(adhesives)も配合で
き、その例には次のものがあげられる:カルボキ
シメチルセルローズ;粉末状、粒状またはラテツ
クス状の天然および合成重合体たとえばアラビア
ゴム、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセテ
ート。 着色剤も使用でき、その例には次のものがあげ
られる:無機顔料たとえば酸化鉄、酸化チタン、
プルシアンブルー;有機染料たとえばアリザリン
染料、アゾ染料、金属フタロシアニン染料。ま
た、鉄、マンガン、硼素、銅、コバルト、モリブ
デンおよび亜鉛の塩の如き微量栄養素も配合でき
る。 この組成物は一般に活性化合物を0.1〜95重量
%好ましくは0.5〜90重量%含有する。 本発明に係る活性化合物は市販組成物と同じ型
の組成物の形で使用でき、あるいは、上記組成物
から調製された撒布用製剤の形で使用できる。 前記の市販品型の組成物から調製された撒布用
製剤の活性化合物含有量は、広い範囲内で種々変
えることができる。この撒布用製剤中の活性化合
物の濃度は0.0000001〜100重量%、好ましくは
0.01〜10重量%(活性化合物として)であり得
る。 個々の撒布用製剤においては、この活性化合物
は、その場合に適した慣用方法に従つて配合でき
る。健康を害する害虫、および貯蔵生成物(貯蔵
物)を害する害虫に対して使用される場合には、
この活性化合物は独特な特性をあらわし、すなわ
ちこれは木材およびクレー上ですぐれた残効性を
有し、かつ石灰含有基体(limed substrates)に
おいて良好な安定性を有する。 本発明はまた、一般式()を有する化合物を
活性成分として含有する節足動物殺滅剤組成物を
も提供するものである。この組成物は前記活性化
合物を、固体または液化ガス状担体または希釈剤
との混合物の形で、あるいは液体担体または希釈
剤との混合物の形で含んでいてもよい。また、必
要に応じて表面活性剤も配合できる。 さらにまた本発明は、一般式()の化合物を
単独で、あるいは「この化合物を活性成分とし
て、希釈剤または担体との混合物の形で含有する
組成物」の形で、節足動物またはその生息地に施
用することを特徴とする節足動物(特に昆虫、ダ
ニ)の殺滅方法をも提供するものである。 さらにまた本発明は、式()の化合物を単独
で、または希釈剤または担体との混合物の形で、
作物の生育の直前および/または生育中に作物生
育地に施用することにより、害虫による被害から
保護された作物をも提供するものである。 容易に理解され得るように、慣用の作物育成・
収穫法が本発明により一層改善できるのである。 本発明に係る化合物の殺虫活性を具体的に例示
するために、次に生物試験データーを示す。 これらの試験例では、各活性化合物は、括弧の
中に入つた番号で示されているが、この番号は後
記製造例番号(すなわち製造例中の化合物番号)
と同じである。 試験 A エアロゾル試験 試験動物:イエバエ(Musca domestica) (燐酸エステル耐性種) 溶媒:アセトン 適当な活性化合物含有製剤を作るために、活性
化合物を所定量のアセトンと混合した。 試験動物を25匹入れた網製のかごを、容積1m3
のガラス製気密室の中央につり下げた。この室を
再び閉めるときに、この活性化合物含有製剤をア
トマイジング操作により2ml撒布した。試験動物
の状態を外側からガラス壁を介して常に観察し、
試験動物の殺滅率が100%になるまでの時間を測
定した。 活性化合物、活性化合物施用量、100%殺滅率
になるまでの時間(LT100)を次表に示す。
【表】 試験 B シロイチモジヨトウ試験 溶媒:ジメチルホルムアミド 3重量部 乳化剤:アルキルアリールポリグリコールエーテ
ル 1重量部 適当な活性化合物含有製剤の調製のために、活
性化合物1重量部と、前記の量の溶媒と、前記の
量の乳化剤とを混合し、かくして得られた濃度液
を、所望濃度になるまで水で希釈した。 ワタ(Gossypium hirsutum)の葉に活性化合
物含有製剤を、しずくがたれるようになるまで噴
霧し、次いでここにシロイチモジヨトウ
(Laphygma exigua)の幼虫(毛虫)を生息させ
た。 所定期間経過後に殺虫率(%)を調べた。100
%はすべての幼虫が死滅したことを意味し、0%
は幼虫が全く死ななかつたことを意味する。 活性化合物、活性化合物濃度、観察期間および
試験結果を次表に示す。
【表】 試験 C 双翅類のLT100試験 試験昆虫:ネツタイシマカ (Ae¨des Aegypti) 溶媒:アセトン 活性化合物2重量部を溶媒1000容量部中に入
れ、得られた溶液を、所望の低い濃度になるまで
さらに溶媒で希釈した。 活性化合物の溶媒2.5mlをピペツトでペトリ皿
に入れた。ペトリ皿の底部に直径約9.5cmの紙
を入れた。溶媒が完全に蒸発してしまうまでペト
リ皿に蓋をしなかつた。紙1m2当りの活性化合
物の量は、溶液中の活性化合物の濃度を変化させ
ることによつて種々変えた。 次いで所定の数の試験昆虫をペトリ皿に入れ、
ガラスの蓋をかぶせた。 試験昆虫の状態をたえず観察し、そして、昆虫
が100%死滅(100%Knockdown)するのに要す
る時間を測定した。 この試験の結果を次表に示す。本発明の化合物
は番号で示されているが、この番号は製造例番号
(すなわち化合物番号)である。この表に示され
ているように、本発明の化合物は、比較用試料で
ある公知化合物よりもはるかにすぐれた殺虫効果
を奏するものである。
【表】
【表】
【表】 試験 D カの幼虫の試験 試験昆虫:ネツタイシマカ(幼虫) 溶媒:アセトン 99重量部 乳化剤:ベンジルヒドロキシジフエニルポリグリ
コールエーテル 1重量部 適当な活性化合物含有製剤の調製のために、活
性化合物2重量部を、前記の量の乳化剤を含有す
る前記溶媒1000容量部に溶解し、かくして得られ
た溶液を、所望の低い濃度になるまで水で希釈し
た。 所望濃度の活性化合物含有水性製剤をガラス容
器に入れ、ガラス容器1個当りカの幼虫を約25匹
づつ生息させた。 24時間後に殺虫率を調べた。殺虫率100%はす
べての幼虫が死滅したことを意味し、0%は死ん
だ幼虫が全くなかつたことを意味する。 この試験の結果を次表に示す。この表から明ら
かなように、本発明の化合物はすぐれた殺虫効果
を奏するものである。
【表】
【表】 試験 E 双翅類のLT100試験 試験昆虫:イエバエ (Musca domestica) 溶媒:アセトン 活性化合物2重量部を溶媒1000容量部中に入
れ、得られた溶液を、所望の低濃度になるまでさ
らに溶媒で希釈した。 活性化合物の溶液2.5mlをピペツトでペトリ皿
に入れた。ペトリ皿の底部に直径約9.5cmの紙
を入れた。溶媒が完全に蒸発してしまうまでペト
リ皿に蓋をしなかつた。紙1m2当りの活性化合
物の量は、溶液中の活性化合物の濃度を変化させ
ることによつて種々変えた。 次いで所定の数の試験昆虫をペトリ皿に入れ、
ガラスの蓋をかぶせた。 試験昆虫の状態を絶えず観察し、そして、昆虫
を100%死滅(100%Knockdown)させるのに要
する時間を測定した。 この試験の結果を次表に示す。この表に示され
ているように、本発明の化合物は、比較用試料で
ある公知化合物よりもはるかにすぐれた効果を奏
するものである。
【表】
【表】 試験 F シヨウジヨウバエ試験 溶媒:常用溶媒 3重量部 乳化剤:アルキルアリールポリグリコールエーテ
ル 1重量部 適当な活性化合物含有製剤の調製のために、活
性化合物1重量部と、前記の量の溶媒と、前記の
量の乳化剤とを混合し、かくして得られた濃厚液
を、所望濃度になるまで水で希釈した。 この活性合物含有製剤1cm3をピペツトで円形
紙(直径7cm)上に移した。シヨウジヨウバエ
(Drosophila melanogaster)を50匹入れたガラス
容器の開口に、前記の湿つた円形紙を置き、ガ
ラス板をかぶせた。 所定期間経過後に殺虫率(%)を調べた。100
%はすべてのハエが死滅したことを意味し、0%
はハエが全く死ななかつたことを意味する。 活性化合物、活性化合物濃度、観察期間および
試験結果を次表に示す。この表に示されているよ
うに、本発明の化合物は、比較用試料である公知
化合物よりもはるかにすぐれた殺虫効果を奏する
ものである。
【表】
【表】 試験 G ヨトウ試験 溶媒:アセトン 3重量部 乳化剤:アルキルアリールポリグリコールエーテ
ル 1重量部 適当な活性化合物含有製剤の調製のために、活
性化合物1重量部と、前記の量の溶媒と、前記の
量の乳化剤とを混合し、かくして得られた濃厚液
を、所望濃度になるまで水で希釈した。 キヤベツ(Brassica oleracea)の葉に所望濃
度の活性化合物含有製剤を、しずくがたれるよう
になるまで噴霧し、次いでここにヨトウ
(Laphygma frugiperda)の幼虫(毛虫)を生息
させた。 所定期間経過後に殺虫率(%)を調べた。100
%はすべての幼虫が死滅したことを意味し、0%
は幼虫が全く死ななかつたことを意味する。 活性化合物、活性化合物濃度、観察期間および
試験結果を次表に示す。この試験では、たとえば
次表に記載の本発明の化合物が、公知化合物より
もすぐれた殺虫効果を奏することが確認された。
【表】
【表】
【表】 試験 H ハダニ(耐性種)試験 溶媒:アセトン 3重量部 乳化剤:アルキルアリールポリグリコールエーテ
ル 1重量部 適当な活性化合物含有製剤の調製のために、活
性化合物1重量部と、前記の量の溶媒と、前記の
量の乳化剤とを混合し、かくして得られた濃厚液
を、所望濃度になるまで水で希釈した。 あらゆる生長段階のハダニ(Tetranychus
urticae)にひどく侵されているマメの木
(Phaseolus vulgaris)に、所望濃度の前記活性
化合物含有製剤を、しずくがたれるようになる迄
噴霧した。 所定期間経過後に殺虫率(%)を調べた。100
%はすべてのハダニが死滅しことを意味し、0%
はハダニが全く死ななかつたことを意味する。 活性化合物、活性化合物濃度、観察期間および
試験結果を次表に示す。この試験では、たとえば
次表に記載の本発明の化合物が、すぐれた殺ダニ
効果を奏することが確認された。
【表】 次に、本発明に係る化合物の製造例を示す。 製造例1 (化合物1) 2,2―ジメチル―3―ジクロロビニル―シク
ロプロパンカルボン酸ペンタフルオロベンジル
エステル 2,2―ジメチル―3―ジクロロビニル―シク
ロプロパンカルボン酸クロライド(シス/トラン
ス)0.1モルを70℃においてペンタフルオロベン
ジルアルコール0.1モルに滴下した。この混合物
を其後に、ガス発生が止むまで、120℃に数分間
加熱した。得られた生成物を薄層クロマトグラフ
イにより精製した。精製された油状生成物が、定
量的収率で得られた。沸点(0.1)は120〜130℃
であつた。この生成物のスペクトルデーターは次
の通りであつた。 IR(cm-1):2900、1740、1660、1510、1460、
1415、1385、1355、1310、1220、1161、
1130、1080、1050、995、970、940、810、
780 質量スペクトル(m/e):181、163、165、
91、127、109、191、207、353、388(M) NMR(ppm):6.6および5.6d(1)、5.2s(2)、0.8―
2.4m(8) 数時間放置後に無色結晶が析出した。融点74
℃。これはシス異性体であることが判つた。 前記の酸の種々のエステル(次式参照)も同様
な製法により得られたが、これらに特有なスペク
トルデーターは以下に記載されている。 製造例2 (化合物2) IR(cm-1):1730、1630 質量スペクトル(m/e):763、91、127、
207、335、370(M) NMR(ppm):7(1)、6.2、5.6d(1)、5.2s(2)、0.9
―2.5m(8) 製造例3 (化合物3) IR(cm-1):1730、1630 質量スペクトル(m/e):145、163、165、
129、191、317、352(M) NMR(ppm):7m(2)、6.2、5.6d(1)、5.1s(2)、
0.9―2.5m(8) 製造例4 (化合物4) IR(cm-1):2950、1740、1650、1630、1500、
1420、1390、1350、1280、1230、1160、
1135、1100、1020、940、870、820、780 製造例5 (化合物5) IR(cm-1):1735、1630 質量スペクトル(m/e):195、163、165、
127、91、191、207、367、402、(M) 製造例6 (化合物6) IR(cm-1):2950、1735、1620、1515、1460、
1350、1280、1230、1160、1140、1100、
1090、1055、990、965、920、885、850、
820 質量スペクトル(m/e):127、109、163、
165、91、191、207、251、299(M―Cl) 製造例7 (化合物7) IR(cm-1):2950、1735、1635、1600、1485、
1280、1230、1170、1140、1120、1055、
920 質量スペクトル(m/e):127、109、163、
165、91、191、207、251、299、334(M) NMR(ppm):6.7―7.6m(3)、6.2および5.6d
(1)、5.2s(2)、0.7―2.4m(8) 製造例8 (化合物8) IR(cm-1):1730、1620 質量スペクトル(m/e):163、165、179、
127、91、191、207、351、386(M) 製造例9 (化合物9) IR(cm-1):1730、1620 質量スペクトル(m/e):161、163、165、
91、191、207、333、368(M) 同様な製法によつて、次の化合物が得られた。 製造例10 (欠番) 製造例11 (化合物11) IR(cm-1) 3090、3040、2950、2920、1710、1655、1580、
1470―1520、1435、1375、1320、1275、1225、
1190、1170、1135、1090、1050、970、935、
925、915、845、790、750 製造例12 (化合物12) 質量スペクトル 〔MS:連鎖のフラグメント(chain
fragments)〕 M/e558(M+) 297 263 253 172 103 製造例13 (化合物13) IR(cm-1) 2900、1730、1620、1590、1450、1410、1390、
1340、1280、1220、1170、1150、1130、1110、
1090、1050、1020、1000、980、960、920、
910、880、840、810 製造例14 (化合物14) 製造例15 (化合物15) 製造例16 (化合物16) (±)トランス―2,2―ジメチル―3―ジク
ロロビニル―シクロプロパンカルボン酸ペンタ
フルオロベンジルエステル (±)トランス―2,2―ジメチル―3―ジク
ロロビニル―シクロプロパンカルボン酸カリウム
0.1モルとペンタフルオロベンジルクロライド0.1
モルとをアセトニトリル中で加熱した。この加熱
は、反応が完了するまで続けた。濃縮し、水/石
油エーテル中に入れ、有機相を濃縮した後に、無
色の油状物が得られた。この化合物のNMRスペ
クトルは化合物1(製造例1)のスペクトルと大
体同じであつたが、シス―エステルのビニル基の
プロトンに対応するダブレツトが欠けていた。 製造例17 (化合物17) さらにまた、次式の化合物(R=F)が得られ
た。 IR(cm-1) 3080、2950、2935、2915、2880、1730、1650、
1500、1450、1425、1380、1350、1410、1240、
1150、1050、930、840 次に、出発物質であるポリフルオロベンジルア
ルコールの製造例を示す。 (a) 芳香核中の置換基を維持しながらポリフルオ
ロベンゾイルフルオライドを還元すること ポリフルオロベンゾイルフルオライド0.1モル
と硼水素化ナトリウム(ナトリウムボロハイドラ
イド)0.08モルとを無水ジオキサン80ml中で烈し
い撹拌下に50℃に5時間温めた。この反応混合物
を其後に水中に注ぎ入れ、エーテルを用いて抽出
操作を行つた。芳香核のハロゲン含有量を変える
ことなく所望アルコール生成物が得られたが、こ
れは無色油状物であつた。収率95%。 上記の製法により、下記の種々のアルコールが
得られた。これらのアルコールは、これらに特有
なスペクトルデーターにより同定できた。 IR(cm-1):3400、2900、1670、1510、1310、
1300、1220、1120、1050、1030、950、
930、870 NMR,CDCl3(ppm):4.7s(2)、2.4s(1) IR(cm-1):3300、1650、1490、1380、1280、
1230、1130、1090、1030、1000、930、
860、750 NMR:4.7s(2)、2.8s(1) NMR(ppm)CDCl3:4.7s(2)、2.6s(1) 質量スペクトル(m/e):230(M) IR(cm-1):3300、2900、1620、1510、1430、
1280、1230、1140、1100、1040、1010、
960、860、820 NMR:6.5―7.5m(3)、4.6s(2)、3.0s(1) IR(cm-1):3300、2950、2870、1630、1600、
1470、1380、1270、1220、1200、1190、
1110、1020、910、930、790 NMR:6.7―7.5m(3)、4.7s(2)、3.2s(1) 次式の各化合物も同様な方法により製造でき
た。
【式】および
【式】 (b) 芳香核中の置換基を変えながらポリフルオロ
安息香酸フルオライドを還元すること ポリフルオロベンゾイルフルオライド0.01モル
とLiAlH4(0.0075モル)とを無水THF80ml中で
5時間煮沸した。計算量よりもむしろ多めの水を
用いて分解し、生じた水酸化物の沈殿を別し
た。p―位置が脱弗素されたベンジルアルコール
生成物が80〜90%の収率で得られた。この方法に
より下記の各生成物が得られた。 NMR(CDCl3),ppm:7m(1)、4.65(2)、3.3(1) 質量スペクトル(m/e):196、75、142、
147、161、167、178、113、98、71 NMR(CDCl3),ppm:7.2(1)、4.6(2)、2.9(1) もう1つの方法に従つて次の操作を行つた。ポ
リフルオロベンゾイルオライド0.01モルとLiAlH4
(0.12モル)とを無水THF100ml中で5時間煮沸
した。既述の精製方法に従つて精製した後に、o
―位置が脱弗素されたベンジルアルコール生成物
が得られた。 上記の方法により、下記のベンジルアルコール
化合物が製造できた。 NMR(CDCl),ppm:7m(2)s、4.6(2)s2.8(1) 質量スペクトル(m/e):178、113、115、
143、148、161、129、125 NMR(CDCl2)(pmm):7.2m(2)、4.7(2)、s2.8
(1)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 〔ここに各Rは独立的にF,C1またはBrを表
    わす。 mおよびnの各々は0,1,2,3,4または
    5を表わす。ただし「m+n」の合計は5より大
    きくない。 さらにまた、次の条件がある。 (i) 各RがFまたはBrであるときには、mおよ
    びnが両者共0になることはない。 (ii) 各RがC1である場合には、mは、0,1,
    2,3または5であり、nは1,2,3,4ま
    たは5である〕 のハロゲン化ベンジルアルコールのシクロプロパ
    ンカルボン酸エステル。 2 各Rは同一または相異なる基であつてよく、
    そして各RはFまたはC1またはBrを表わし、た
    だしこの場合にはmが2〜5の整数を表わし、ま
    たはnが3〜5の整数であることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の化合物。 3 シス―異性体である特許請求の範囲第1項ま
    たは第2項に記載の化合物。 4 トランス―異性体である特許請求の範囲第1
    項または第2項に記載の化合物。 5 IR―シス―異性体である特許請求の範囲第
    1項または第2項に記載の化合物。 6 IR―トランス―異性体である特許請求の範
    囲第1項または第2項に記載の化合物。 7 一般式 〔ここに各Rは独立的にF,C1またはBrを表
    わす。 mおよびnの各々は0,1,2,3,4または
    5を表わす。ただし「m+n」の合計は5より大
    きくない。 さらに、次の条件がある。 (i) 各RがFまたはBrである場合には、mおよ
    びnが両者共0になることはない。 (ii) 各RがC1である場合には、mは、0,1,
    2,3または5であり、nは1,2,3,4ま
    たは5である〕 を有するハロゲン化ベンジルアルコールのシクロ
    プロパンカルボン酸エステルの製造方法におい
    て、一般式 (ここにRは前記の意味を有し、 R1はOH,C1-4アルコキシ基またはハロゲンを
    表わす) の化合物と、一般式 (ここにmおよびnは前記の意味を有する) の化合物とを20〜120℃の温度において反応させ
    ることを特徴とする方法。 8 反応を不活性希釈剤の存在下に実施すること
    を特徴とする特許請求の範囲第7項に記載の方
    法。 9 一般式 〔ここに各Rは独立的にF,C1またはBrを表
    わす。 mおよびnの各々は0,1,2,3,4または
    5を表わす。ただし「m+n」の合計は5より大
    きくない。 さらに、次の条件がある。 (i) 各RがFまたはBrである場合には、mおよ
    びnが両者共0であることはない。 (ii) 各RがC1である場合には、mは、0,1,
    2,3、または5であり、nは1,2,3,4
    または5である〕 を有するハロゲン化ベンジルアルコールのシクロ
    プロパンカルボン酸エステルの製造方法におい
    て、 一般式 (ここにRは前記の意味を有し、 M+はアルカリ金属カチオン、当量のアルカリ
    土類金属カチオン、または第1,第2または第3
    アンモニウムイオンを表わす) の塩と、一般式 (ここにmおよびnは前記の意味を有する) の化合物とを、極性溶媒中で20〜100℃の温度に
    おいて反応させることを特徴とする方法。 10 前記極性溶媒がケトン、ニトリル、酸アミ
    ドであり、あるいはこれらのうちのいずれかと水
    との混合物であることを特徴とする特許請求の範
    囲第9項に記載の方法。 11 反応を、触媒としてのパーアルキル化ポリ
    アミンの存在下に実施することを特徴とする特許
    請求の範囲第9項または第10項に記載の方法。 12 一般式 〔ここに各Rは独立的にF,C1またはBrを表
    わす。 mおよびnの各々は0,1,2,3,4または
    5を表わす。ただし「m+n」の合計は5より大
    きくない。 さらにまた、次の条件がある。 (i) 各RがFまたはBrであるときには、mおよ
    びnが両者共0になることはない。 (ii) 各RがC1である場合には、mは、0,1,
    2,3または5であり、nは1,2,3,4ま
    たは5である〕 のハロゲン化ベンジルアルコールのシクロプロパ
    ンカルボン酸エステルを活性成分として含有する
    ことを特徴とする節足動物殺滅剤組成物。 13 活性化合物を0.1〜95重量%含有すること
    を特徴とする特許請求の範囲第12項記載の組成
    物。
JP15249277A 1976-12-22 1977-12-20 New cyclopropanecarboxylate of benzylalcohol halide * its preparation and arthropodicide composition containing it as active gredient Granted JPS5379845A (en)

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