JPS6257177B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6257177B2
JPS6257177B2 JP56013873A JP1387381A JPS6257177B2 JP S6257177 B2 JPS6257177 B2 JP S6257177B2 JP 56013873 A JP56013873 A JP 56013873A JP 1387381 A JP1387381 A JP 1387381A JP S6257177 B2 JPS6257177 B2 JP S6257177B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
halogen
formula
phenoxy
phenyl
dimethyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP56013873A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56125341A (en
Inventor
Futsukusu Raineru
Nauman Kurausu
Haaman Ingeboruku
Shutendeeru Uiruherumu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bayer AG
Original Assignee
Bayer AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bayer AG filed Critical Bayer AG
Publication of JPS56125341A publication Critical patent/JPS56125341A/ja
Publication of JPS6257177B2 publication Critical patent/JPS6257177B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C61/00Compounds having carboxyl groups bound to carbon atoms of rings other than six-membered aromatic rings
    • C07C61/16Unsaturated compounds
    • C07C61/40Unsaturated compounds containing halogen
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N53/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing cyclopropane carboxylic acids or derivatives thereof

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Plant Pathology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Pest Control & Pesticides (AREA)
  • Agronomy & Crop Science (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は或種の新規置換3−(1,2−ジブロ
モ−アルキル)−2,2−ジメチル−シクロプロ
パン−1−カルボン酸エステル、その製造方法お
よび害虫駆除剤、特に殺昆虫剤および殺ダニ剤と
してのその使用に関し、また該新規エステルの製
造のための新規中間生成物に関する。 或種のシクロプロパンカルボン酸エステル、例
えば3−(2,2−ジクロロ−ビニル)−2,2−
ジメチル−シクロプロパン−1−カルボン酸3−
フエノキシ−ベンジルエステルおよび3−フエノ
キシ−α−シアノ−ベンジルエステルが殺昆虫性
と殺ダニ性を有することは公知である(米国特許
明細書第4024163号と4031239号参照)。しかし、
これらの化合物の作用は、特に、活性化合物が低
濃度の場合および少量が適用されるとき、必ずし
も満足なものではない。 本発明はここに次のことを提供する: (1) 新規化合物として、一般式 〔式中、 R1はハロゲン、または任意にハロゲンで置
換されたフエニルを表わし、 R2はハロゲンを表わし、 Yは−O−CHR3R4を表わし、 R3は水素またはシアノを表わし、そして R4は任意に弗素またはフエノキシで置換さ
れたフエニルを表わし、ただしR1がハロゲン
を表わす場合にはフエニル基は少なくとも1個
の弗素置換基およびフエノキシ置換基を含む〕
の置換3−(1,2−ジブロモ−アルキル)−
2,2−ジメチル−シクロプロパン−1−カル
ボン酸エステル; (2) 式()の化合物の製造方法において、 (a) 一般式 〔式中、R1,R2およびYは前記の意味を
有する〕の3−アルケニル−2,2−ジメチ
ル−シクロプロパン−1−カルボン酸エステ
ルを臭素と、適当なら希釈剤の存在下で反応
させるか、または (b) 一般式 〔式中、R1とR2は前記の意味を有する〕
の3−(1,2−ジブロモ−アルキル)−2,
2−ジメチル−シクロプロパン−1−カルボ
ン酸またはその反応性誘導体を、ピレトリン
類に慣用の、一般式 Y−H () 〔式中、Yは前記の意味を有する〕のアルコ
ールまたはその反応性誘導体と、適当なら酸結
合剤の存在下、適当なら触媒の存在下そして適
当なら希釈剤の存在下で反応させる、ことを特
徴とする前記方法; (3) 新規化合物として、一般式 〔式中、 R2は(1)において示した意味を有し、 R1′は任意に置換されたフエニルを表わし、
そしてZは水酸基、塩素、C1〜C4−アルコキ
シまたはOM(ここで、Mはアンモニウ
ムイオンまたは/アルカリ金属またはアルカリ
土類金属イオン当量を表わす)を表わす〕の3
−(1,2−ジブロモ−アルキル)−2,2−ジ
メチル−シクロプロパン−1−カルボン酸誘導
体; および (4) 式(a)の化合物の製造方法において、一
般式 〔式中、R1′とR2は前記の意味を有する〕の
3−アルケニル−2,2−ジメチル−シクロプ
ロパン−1−カルボン酸を臭素と、適当なら希
釈剤の存在下で反応させ、そして臭素化生成物
を常法により式(a)の他のカルボン酸誘導
体に任意に変換することを特徴とする前記方
法。 新規置換3−(1,2−ジブロモ−アルキル)−
2,2−ジメチル−シクロプロパン−1−カルボ
ン酸エステルは高い殺昆虫、殺ダニ活性を有する
ことにより特徴づけられる。 驚くべきことに、本発明の式()の化合物
は、類似の構造と同種の作用を有する、当該技術
の現状から公知の化合物より著しく強力な殺昆
虫、殺ダニ作用を示す。 式()の化合物の製造のための、(2a)に記
載した製造方法における出発物質として、例えば
3−(2,2−ジブロモ−ビニル)−2,2−ジメ
チル−シクロプロパン−1−カルボン酸4−フル
オロ−3−フエノキシ−ベンジルエステルを用い
ると、臭素化反応は概略下記式で示すことができ
る: 式()は製造方法(2a)の出発物質として使
用されるべき3−アルケニル−2,2−ジメチル
−シクロプロパン−1−カルボン酸ベンジルエス
テルの定義を与えている。好ましくは、この式に
おいて、R1,R2およびYは式()における基
R1,R2およびYの定義において好ましいとして
既に挙げた基を表わす。 式()の出発物質の例として次のものが挙げ
られる:3−(2,2−ジフルオロ−ビニル)−、
3−(2,2−ジクロロ−ビニル)−、3−(2,
2−ジブロモ−ビニル)−、3−(2−クロロ−2
−フエニル−ビニル)−、3−(2−クロロ−2−
(4−クロロ−フエニル)−ビニル)−および3−
(2−ブロモ−2−(4−クロロ−フエニル)−ビ
ニル)−2,2−ジメチル−シクロプロパン−1
−カルボン酸4−フルオロ−3−フエノキシ−ベ
ンジルエステルおよび4−フルオロ−3−フエノ
キシ−α−シアノ−ベンジルエステル。 式()の化合物は既に公知である(ドイツ公
開明細書第2709264号と第2730515号およびChem.
Soc.Review7/4巻(1978)473頁以降参照)。 製造方法(2a)は希釈剤を用いて行なうのが好
ましい。使用できる希釈剤は、実質的には臭素に
対して不活性な、どの有機溶剤でもよい。これら
の溶剤は、好ましいものとして、ハロゲン化脂肪
族炭化水素、例えば塩化メチレン、クロロホル
ム、四塩化炭素および1,2−ジクロロエタンを
包含する。 製造方法(2a)においては、反応温度は−20〜
+80℃の間、好ましくは0〜50℃の間に保たれ
る。この方法は一般に常法で行なわれる。 製造方法(2a)を行なうためには、出発物質は
通常等モル量で用いられる。一方または他の一方
の反応体を過剰に用いても実質的には利益はな
い。反応は一般に適当な希釈剤中で行なわれ、反
応混合物は必要温度で数時間撹拌される。次に反
応溶液は水で洗浄され、そして次いで溶剤は有機
相から減圧下、中位に高められた温度で注意深く
留去(「初期蒸留」)され、そして生成物は一般に
油状残留物として得られる。 式()の化合物の製造のための、(2b)に記
載した製造方法における出発物質として、例えば
3−(1,2−ジブロモ−2−クロロ−2−フエ
ニル−エチル)−2,2−ジメチル−シクロプロ
パン−1−カルボン酸クロライドおよび3−フエ
ノキシ−α−シアノ−ベンジルアルコールを用い
ると、これらの化合物の反応は概略下記式で示す
ことができる: 式()は、製造方法(2b)の出発物質とし
て使用されるべき3−(1,2−ジブロモ−アル
キル)−2,2−ジメチル−シクロプロパン−1
−カルボン酸の定義を与える。 好ましくは、この式において、R1とR2は、式
()における基R1とR2の定義において好ましい
として挙げられた基を表わす。 式()または(a)の出発物質の例として
次のものが挙げられる:3−(1,2−ジブロモ
−2−フエニル−エチル)−、3−(1,2−ジブ
ロモ−2−(4−クロロ−フエニル)−エチル)
−、3−(1,2−ジブロモ−2−クロロ−2−
フエニル−エチル)−、3−(1,2−ジブロモ−
2−クロロ−2−(4−クロロ−フエニル)−エチ
ル)−、3−(1,2−ジブロモ−2−クロロ−2
−(4−フルオロ−フエニル)−エチル)−、3−
(1,2−ジブロモ−2−クロロ−2−(4−トリ
フルオロ−メトキシ−フエニル)−エチル)−およ
び3−(1,2,2−トリブロモ−2−(4−クロ
ロ−フエニル)−エチル)−2,2−ジメチル−シ
クロプロパン−1−カルボン酸および対応する酸
クロライド、メチルエステルおよびエチルエステ
ル。 式(a)の新規カルボン酸は前記(4)に記載し
た方法により、前記式()の3−アルケニル−
2,2−ジメチル−シクロプロパン−1−カルボ
ン酸を臭素と、好ましくは不活性溶剤、例えば四
塩化炭素の中で、0〜50℃の間の温度で反応させ
ることにより得られる。 対応する酸クロライドは、得られた式(a)
の酸を常法により、例えば、塩化チオニルと、10
〜100℃の間の温度で、適当なら希釈剤、例えば
四塩化炭素を用いて反応させることにより製造す
ることができる。 エステルも式(a)の酸クロライドを常法に
より、例えばアルコール、例えばメタノールまた
はエタノールと、適当なら酸結合剤、例えばピリ
ジンの存在下で、10〜50℃の間の温度で反応させ
ることにより得られる。式(a)の塩は、対応
する酸を、アンモニアまたはアミンまたはアルカ
リ金属水酸化物またはアルカリ土類金属水酸化
物、例えば水酸化カリウムと、適当なら希釈剤、
例えば水、メタノールまたはエタノールを用い
て、10〜50℃の間の温度で反応させることにより
得られる。 式()の先駆物質は公知化合物である(ドイ
ツ公開明細書第2730515号と米国特許明細書第
4157447号参照)。 式()は製造方法(2b)における出発物質
として用いられるべきアルコールの定義を与え
る。好ましくは、この式において、Yは、式
()におけるYの定義において好ましいとして
挙げた基を表わす。 式()の出発物質の例として次のものが挙げ
られる:3−フエノキシ−ベンジルアルコール、
α−シアノ−3−フエノキシ−ベンジルアルコー
ル、4−フルオロ−3−フエノキシ−ベンジルア
ルコール、4−フルオロ−3−フエノキシ−α−
シアノ−ベンジルアルコール、3−(4−フルオ
ロ−フエノキシ)−ベンジルアルコールおよび3
−(4−フルオロ−フエノキシ)−α−シアノ−ベ
ンジルアルコール。 式()の出発物質は公知である(ドイツ公開
明細書第2621433号と第2709264号およびChem.
Soc.Review7/4巻(1978)、473頁以降参照)。 製造方法(2b)は好ましくは希釈剤を用いて
行なわれる。使用可能な希釈剤は実質的には不活
性有機溶剤のいずれでもよい。これらは、好まし
いものとして次のものを包含する:任意にハロゲ
ン置換された脂肪族および芳香族炭化水素、例え
ばペンタン、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサ
ン、石油エーテル、ベンジン、リグロイン、ベン
ゼン、トルエン、キシレン、塩化メチレン、塩化
エチレン、クロロホルム、四塩化炭素、クロロベ
ンゼンおよびo−ジクロロベンゼン;エーテル、
例えばジエチルエーテル、ジブチルエーテル、グ
リコールジメチルエーテル、ジグリコールジメチ
ルエーテル、テトラヒドロフランおよびジオキサ
ン;ケトン、例えばアセトン、メチルエチルケト
ン、メチルイソプロピルケトンおよびメチルイソ
ブチルケトン;エステル、例えば酢酸メチルおよ
び酢酸エチル;ニトリル、例えばアセトニトリル
およびプロピオニトリル;アミド、例えばジメチ
ルホルムアミド、ジメチルアセトアミドおよびN
−メチルピロリドン;およびジメチルスルホキシ
ド、テトラメチレンスルホンおよびヘキサメチル
燐酸トリアミド。 使用できる酸受容体は慣用の酸結合剤のいずれ
でもよい。特に適していることが分つた酸結合剤
はアルカリ金属炭酸塩とアルコラートで、例え
ば、炭酸ナトリウムと炭酸カリウムおよびナトリ
ウムメチラートまたはエチラートおよびカリウム
メチラートまたはエチラート、および脂肪族、芳
香族または複素環式アミン、例えばトリエチルア
ミン、トリメチルアミン、ジメチルアニリン、ジ
メチルベンジルアミンおよびピリジンである。 反応温度はかなりの範囲内で変えることができ
る。反応は一般に0〜100℃の間、好ましくは10
〜50℃で行なわれる。 製造方法(2b)は一般に常圧下で行なわれ
る。 製造方法(2b)を行なうためには出発物質は
通常当モル量用いられる。一方または他の一方の
反応体を過剰量用いても実質的な利益はない。反
応は一般に適当な希釈剤中で、酸受容体の存在下
で行なわれ、反応混合物は必要温度で数時間撹拌
される。次に反応混合物は水に注加され、適当な
ら水不混和性溶剤、例えばトルエンを添加して十
分に撹拌後、有機相が分離され、水で洗浄され、
乾燥され、そして過され、そして溶剤は減圧下
で液から留去される。 式()の化合物は油の状態で得られ、一部の
ものは分解しないで蒸留することはできないが、
所謂「初期蒸留」により、即ち減圧下、中位に高
められた温度で長時間加熱することにより最後の
揮発性成分を除去することができ、そしてこの方
法で精製できる。これらの化合物はその屈折率ま
たは 1HNMRスペクトルにより特性づけられる。 前記製造方法(2a)と(2b)のほかに、本明
細書では詳細には記載しないが、挙げることがで
きる、式()の化合物を製造するための他の可
能な方法は、式()のカルボン酸の低級アルキ
ルエステルと式()のアルコールの反応、式
()のカルボン酸の塩と、式()のアルコー
ルの反応性誘導体としてのベンジルハライドの反
応および式()のカルボン酸の塩化物と、シア
ン化アルカリ金属の存在下で式()のベンジル
アルコールから誘導されるベンスアルデヒドの反
応である。 製造例 例1: トランス−3−(E,Z−2−クロロ−2−(4
−クロロ−フエニル)−ビニル)−2,2−ジメチ
ル−シクロプロパン−1−(R,S)−カルボン酸
α−(R,S)−シアノ−3−フエノキシ−4−フ
ルオロ−ベンジルエステル5.1g(0.01モル)を
四塩化炭素50mlに溶解し、四塩化炭素10mlに溶解
した臭素1.6g(0.01モル)を撹拌しながら滴々
加えた。その後に反応混合物を室温で12時間撹拌
し、次に水100mlと1回振とうして抽出を行な
い、有機相を分離し、そして溶剤を水流ポンプ真
空下で留去した。60℃/2バールにおける簡単な
初期蒸留により残留物から最後の微量の溶剤を除
去した。トランス−3−(2−クロロ−2−(4−
クロロ−フエニル)−1,2−ジブロモエチル)−
2,2−ジメチル−シクロプロパン−1−(R,
S)−カルボン酸α−(R,S)−シアノ−3−フ
エノキシ−4−フルオロ−ベンジルエステル5.9
g(理論の88%)が非常に粘稠な油として得られ
た。 この構造を 1H−NMRスペクトルで確認した。
1H−NMRスペクトル(CDCl3/TMS中):
【式】5.3〜5.85τ(m/H)。 例2: 3−フエノキシ−α−シアノベンジルアルコー
ル2.25g(0.01モル)とトランス−3−(2−ク
ロロ−2−(4−クロロ−フエニル)−1,2−ジ
ブロモエチル)−2,2−ジメチル−シクロプロ
パン−1−(R,S)−カルボン酸クロライド4.63
g(0.01モル)を無水トルエン100mlに溶解し、
トルエン200mlに溶解したピリジン0.8g(0.01モ
ル)を撹拌しながら25〜30℃で滴々加えた。次に
反応混合物を25℃で3時間撹拌した。この混合物
を水150ml中に注加し、そして有機相を分離し、
これを水100mlでさらに洗浄した。次にトルエン
相を硫酸ナトリウムで乾燥し、そして溶剤を水流
ポンプ真空下で留去した。最後の残留溶剤を浴温
60℃/1mmHgにおける簡単な初期蒸留により除
去した。トランス−3−(2−クロロ−(4−クロ
ロ−フエニル)−1,2−ジブロモエチル)−2,
2−ジメチル−シクロプロパン−1−(R,S)−
カルボン酸α−(R,S)−シアノ−3−フエノキ
シ−ベンジルエステル6g(理論の92%)が粘稠
な油として得られた。この構造を 1H−NMRスペ
クトルで確認した。 1H−NMRスペクトル
(CDCl3/TMS中):
【式】5.2〜5.9τ (m/H)。 以下に記載した化合物が例1または2と同様の
方法で製造することができた( 1H−NMRスペク
トルが示されている場合、それはCDCl3/TMS
中で測定したものである): 例3: 例4: 例5: 例6: 例7: 屈折率n20 :1.5717 出発化合物の製造例: トランス−3−(2−クロロ−2−(4−クロロ
−フエニル)−1,2−ジブロモエチル)−2,2
−ジメチル−シクロプロパン−1−(R,S)−カ
ルボン酸14gを四塩化炭素100mlに溶解し、塩化
チオニル75gを加え、そしてこの混合物を還流温
度で4時間加熱した。次に溶剤と過剰の塩化チオ
ニルを真空中で留去した。トランス−3−(2−
クロロ−2−(4−クロロ−フエニル)−1,2−
ジブロモエチル)−2,2−ジメチル−シクロプ
ロパン−1−(R,S)−カルボン酸クロライド
13.7g(理論の77.8%)が粘稠な油として得られ
た。 トランス−3−(E,Z−2−クロロ−2−(4
−クロロフエニル)−ビニル)−2,2−ジメチル
−シクロプロパン−1−(R,S)−カルボン酸14
g(0.0492モル)を四塩化炭素90mlに溶解し、四
塩化炭素10mlに溶解した臭素8g(0.05モル)を
撹拌しながら20〜25℃でゆつくり滴々加えた。そ
の後にこの混合物を室温で1時間撹拌し、次に溶
剤を真空中で留去し、そして残留物をn−ヘキサ
ン80mlと一緒に撹拌した。生成した結晶性固体を
別した。トランス−3−(2−クロロ−2−(4
−クロロフエニル)−1,2−ジブロモエチル)−
2,2−ジメチル−シクロプロパン−1−(R,
S)−カルボン酸15g(理論の68.6%)が融点150
℃の淡黄色固体として得られた。 同様にして下記化合物が製造できた: 本発明の活性化合物は植物耐性が大きく、かつ
温血動物に対する毒性も低く、したがつてこれ
は、農業、林業、貯蔵生成物および貯蔵材料の保
護および衛生の各分野にみられる有害節足動物、
特に昆虫およびダニの駆除のために使用できる。
これは、通常の感受性を有する害虫および耐性種
の害虫に対して殺虫活性を示し、かつまた、すべ
ての発育段階または若干の発育段階の害虫に対し
て殺虫活性を示す。これらの害虫の例には次のも
のが挙げられる: 等脚類例えばオニスクス・アセルス(Oniscus
asellus)、オカダンゴムシ(Armadillidium
vulgare)、ワラジムシ(Porcellio scaber); 倍脚類例えばブラニウルス・グツラツス
(Blaniulus guttulatus); 唇脚類例えばゲオフイルス・カルポフアグス
(Geophilus carpophagus)、スクチゲラ
(Scutigera spec.); 結合類例えばスクチゲレラ・イマクラタ
(Scutigerella immaculata); シミ類例えばシミ(Lepisma saccharina); トビムシ類例えばオニキウルス・アルマツス
(Onychiurus armatus); 直翅類例えばコバネゴキブリ(Blatta
orientalis)、ワモンゴキブリ(Periplaneta
americana)、リユウコフアエア・マデラエ
(Leucophaea maderae)、チヤバネゴキブリ
(Blatella germanica)、アケタ・ドメスチクス
(Acheta domesticus)、ケラ(Gryllotalpa spp.
)、トノサマバツタ(Locusta migratoria
migratorioides)、メラノプルス・ジフアレンチ
アリス(Melanoplus differentialis)、スキスト
セルカ・グレガリア(Schistocerca
gregaria); ハサミムシ類例えばハサミムシ(Forficula
auricularia); シロアリ類例えばレチクリテルメス
(Reticulitermes spp.); シラミ類例えばブドウネアブラムシ
(Phylloxera vastatrix)、ペムフイグス
(Pemphigus spp.)、キモノジラミ(Pediculus
humanus corporis)、スイギユウジラミ
(Haematopinus spp.)、イヌジラミ
(Linognathus spp.); 食毛類例えばイヌハジラミ(Trichodectes
spp.)、ダマリネア(Damalinea spp.); 総翅類例えばクリバネアザミウマ
(Hercinothrips femoralis)、ハナアザミウマ
(Thrips tabaci); 異翅類例えばチヤイロカメムシ(Eurygaster
spp.)、ジユウジカメムシ(Dysdercus
intermedius)、ピエスマ・クアドラタ(Piesma
quadrata)、トコジラミ(Cimex lectularius)、
ロードニウス・プロリクス(Rhodnius
prolixus)、トリアトマ(Triatoma spp.); 同翅類例えばアレウロデス・ブラシカエ
(Aleurodes brassicae)、コナジラミ
(Bemisiatabaci)、トリアレウロデス・バポラリ
オルム(Trialeurodes vaporariorum)、ワタア
ブラムシ(Aphis gossypii)、ダイコンアブラム
シ(Brevicoryne brassicae)、クリプトミズス・
リビス(Cryptomyzus ribis)、ドラリス・フア
バエ(Doralis fabae)、ドラリス・ポミ(Doralis
pomi)、エリオソマ・ラニゲルム(Eryosoma
lanigerum)、モモフキアブラムシ(Hyalopterus
arundinis)、ヒゲナガアブラムシ(Macrosiphum
avenae)、ミズス(Myzus spp.)、フオロドン・
フムリ(Phorodon humuli)、クビレアブラムシ
(Rhopalosiphum padi)、ベニヒメヨコバイ
(Empoasca spp.)、ヨコバイ(Euscelis
bilobatus)、ツマグロヨコバイ(Nephotettix
cincticeps)、タマカタカイガラムシ(Lecanium
corni)、オリーブカタカイガラムシ(Saissetia
oleae)、ラオデルフアクス・ストリアテルス
(Laodelphax striatellus)、トビイロウンカ
(Nilaparvata lugens)、アカマルカイガラムシ
(Aonidiella aurantii)、シロマルカイガラムシ
(Aspidiotus hederae)、コナカイガラムシ
(Pseudococcus spp.)、プシラ(Psylla spp.
); 鱗翅類例えばワタアカミムシ(Pectinophora
gossypiella)、ブパルス・ピニアリウス
(Bupalus piniarius)、ケイマトビア・ブルマタ
(Cheimatobia brumata)、リトコレチス・ブラン
カルデラ(Lithocolletis blancardella)、スガ
(Hyponomeuta padella)、コナガ(Plutella
maculipennis)、オビカレハ(Malacosoma
neustria)、ドクガ(Euproctis chrysorhoea)、
マイマイガ(Lymantria spp.)、ウスマダラムグ
リガ(Bucculatrix thurberiella)、ミカンムグリ
ガ(Phllocnistis citrella)、ヤガ(Agroitis spp.
)、ムギヤガ(Euxoa spp.)、センモンヤガ
(Feltia spp.)、リンガ(Earias insulana)、ヘリ
オチス(Heliothis spp.)、シロイチモジヨトウ
(Laphygma exigua)、マメストラ・ブラシカエ
(Mamestra brassicae)、マツキリガ(Panolis
flammea)、ハスモンヨトウ(Prodenia litura)、
シロナヤガ(Spodoptera spp.)、トリコプルシ
ア・ニ(Trichoplusia ni)、カルポカプサ・ポモ
ネラ(Carpocapsa pomonella)、シロチヨウ
(Pieris spp.)、ニカメイガ(Chilo spp.)、アワ
ノメイガ(Pyrausta nubilalis)、キシタバ
(Ephestia kuehniella)、ハチミツガ(Galleria
mellonella)、ハマキ(Cacoecia podana)、ウス
モンハマキ(Capua reticulana)、コリストネウ
ラ・フミフエラナ(Choristoneura
fumiferana)、ホソハマキ(Clysia
ambiguella)、チヤノハマキ(Homona
magnanima)、ウスアミメハマキ(Tortrix
viridana); 鞘翅類例えばアノビウム・プンクタツム
(Anobium punctatum)、コナナガシンクイムシ
(Rhizopertha dominica)、マメゾウムシ
(Bruchidius cbtectus)、アカントセリデス・オ
ブテクツス(Acanthoscelides obtectus)、ヒロ
トルペス・バジユルス(Hylotrupes bajulus)、
ハンノキハムシ(Agelastica alni)、レプチノタ
ルサ・デセムリネアタ(Leptinotarsa
decemlineata)、ハムシ(Phaedon
cochleariae)、ジアブロチカ(Diabrotica spp.
)、プシリオデス・クリソセフアラ(Psylliodes
chrysocephala)、ニジユウヤホシテントウ
(Epilachna varivestis)、キイロマルキスイムシ
(Atomaria spp.)、ノコギリヒラタムシ
(Oryzaephilis surinamensis)、ハナゾウムシ
(Anthonomus spp.)、コクゾウ(Sitophilus
spp.)、オチオリンクス・スルカツス
(Otiorrhynchus sulcatus)、コスモポリテス・ソ
ルジズス(Cosmopolites sordidus)、セウトリ
ンクス・アシミリス(Ceuthorrhynchus
assimilis)、ヒペラ・ポスチカ(Hypera
postica)、カツオブシムシ(Dermestes spp.)、
マダラカツオブシムシ(Trogoderma spp.)、シ
ロオビマルカツオブシムシ(Anthrenus spp.)、
ヒメカツオブシムシ(Attagenus spp.)、ヒラタ
キクイムシ(Lyctus spp.)、ケシキスイ
(Meligethes aeneus)、ヒヨウホンムシ(Ptinus
spp.)、カバイロヒヨウホンムシ(Niptus
hololeucus)、セマルヒヨウホンムシ(Gibbium
psylloides)、コクヌストモドキ(Tribolium
spp.)、チヤイロコメゴミムシダマシ(Tenebrio
molitor)、コメツキ(Agriotes spp.)、コノデル
ス(Conoderus spp.)、コガネ(Melolontha
melolontha)、アムフイマロン・ソルスチチアリ
ス(Amphimallon solstitialis)、コステリトラ・
ゼアランジカ(Costelytra zealandica); 膜翅類例えばクロホシハバチ(Diprion spp.
)、ホプロカムパ(Hoplocampa spp.)、ナシミ
バチ(Lasius spp.)、イエヒメアリ
(Monomorium pharaonis)、ベスパ(Vespa
spp.); 双翅類例えばシマカ(Aedes spp.)、ハマダラ
カ(Anopheles spp.)、アカイエカ(Culex spp.
)、キイロシヨウジヨウバエ(Drosophila
melanogaster)、イエバエ(Musca spp.)、ヒメ
イエバエ(Fannia spp.)、クロバエ(Calliphora
erythrocephala)、キンバエ(Lucilia spp.)、オ
ビキンバエ(Chrysomyia spp.)、クテレブラ
(Cuterebra spp.)、ウマバエ(Gastrophilis
spp.)、ヒポボスカ(Hyppobosca spp.)、サシ
バエ(Stomoxys spp.)、ヒツジバエ(Oestrus
spp.)、ウシバエ(Hypoderma spp.)、アカウシ
アブ(Tabanus spp.)、タニア(Tannia spp.
)、メスアカケバエ(Bibio hortulanus)、オシネ
ラ・フリツト(Oscinella frit)、フオルビア
(Phorbia spp.)、ペゴミイヤ・ヒヨシヤミ
(Pegomyia hyoscyami)、セラチチス・カピタタ
(Ceratitis capitata)、ダクス・オレアエ(Dacus
oleae)、ガガンボ(Tipula paludosa); 隠翅類例えばケオピスネズミノミ
(Xenopsylla cheopis)、セラトフイルス
(Ceratophyllus spp.); クモ類例えばスコルピオ・マウルス(Scorpio
maurus)、ラトロデクツス・マクタンス
(Latrodectus mactans); ダニ類例えばアカルス・シロ(Acarus
siro)、ヒメダニ(Argas spp.)、オルニトドロ
ス(Ornithodoros spp.)、ワクモ
(Dermanyssus gallinae)、フシダニ(Eriophyes
ribis)、フイロコプトルタ・オレイボラ
(Phyllocoptruta oleivora)、ボーフイルス
(Boophilus spp.)、コイタマダニ
(Rhipicephalus spp.)、アンブリオマ
(Amblyomma spp.)、ヒアロマ(Hyalomma)、
マダニ(Ixodes spp.)、プソロプテス
(Psoroptes spp.)、コリオプテス(Chorioptes
spp.)、ヒゼンダニ(Sarcoptes spp.)、ホコリ
ダニ(Tarsonemus spp.)、クローバーハダニ
(Bryobia praetiosa)、パノニクス(Panonychus
spp.)、ハダニ(Tetranychus spp.)。 この活性化合物は常用製剤に変換でき、しかし
て常用製剤の例には次のものがあげられる:溶
液、乳剤、サスペンジヨン、粉剤、フオーム
(foams)、ペースト、粒剤、エアロゾル、活性化
合物を含浸した天然および合成材料;重合体物質
中に存在させた微細カプセル;種子用被覆組成
物;燃焼装置と共に使用される製剤例えばくん蒸
用カートリツジ、くん蒸罐、くん蒸用コイル(渦
巻状線香);ULV法(極小容量法)により施用
されるコールドミスト製剤およびウオームミスト
製剤。 これらの製剤は公知製法に従つて製造でき、例
えば活性化合物を展剤(すなわち液状または液化
ガス状または固体状希釈剤または担体)と混合す
ることにより製造でき、しかしてこのとき、もし
所望ならば表面活性剤(すなわち乳化剤および/
または分散剤および/またはフオーム形成剤)を
使用してもよい。水を展剤として使用する場合に
は、例えば有機溶剤を補助溶剤として使用するこ
とも可能である。 適当な液状希釈剤または担体(特に溶媒)の例
には次のものがあげられる:芳香族炭化水素例え
ばキシレン、トルエン、アルキルナフタリン;塩
素化された芳香族および塩素化された脂肪族炭化
水素例えばクロロベンゼン、クロロエチレン、メ
チレンクロライド;脂肪族または脂環式炭化水素
例えばシクロヘキサン、パラフイン(例えば鉱油
留分);アルコール(例えばブタノール、グリコ
ール)およびそのエーテル、エステル;ケトン例
えばアセトン、メチルエチルケトン、メチルイソ
ブチルケトン、シクロヘキサノン;強極性溶剤例
えばジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシ
ド;水。 液化ガス状希釈剤または担体は、常温常圧下に
ガス状になり得る液体を意味する用語であつて、
その例にはブタン、プロパン、窒素、二酸化炭
素、ハロゲン化された炭化水素の如きエアロゾル
プロペラントがあげられる。 使用できる固体状担体の例には次のものがあげ
られる:粉砕された天然鉱物例えばカオリン、ク
レー、タルク、チヨーク、石英、アタパルジヤイ
ト、モンモリロナイト、珪藻土;粉砕された合成
鉱物例えば高分散珪酸、アルミナ、珪酸塩。粒剤
用の固体状担体の例には次のものがあげられる:
破砕され分級された天然岩石鉱物例えばカルサイ
ト、大理石、軽石、セピオライト、ドロマイト;
無機および有機ひきわり物である合成粒状物;有
機材料の粒状化物例えばおがくず、ヤシの実のか
ら、トウモロコシの穂軸、タバコの茎の粒状化
物。 乳化剤および/またはフオーム形成剤として使
用できる薬剤の例には次のものがあげられる:ノ
ニオン系およびアニオン系乳化剤例えばポリオキ
シエチレン−脂肪酸エステル、ポリオキシエチレ
ン−脂肪アルコールエーテル(例えばアルキルア
リ−ルポリグリコールエーテル)、アルキルスル
ホネート、アルキルサルフエート、アリールスル
ホネート、アルブミンの加水分解生成物。使用で
きる分解剤の例にはリグニンサルフアイト廃液お
よびメチルセルロースがあげられる。 この製剤には固着剤も使用でき、その例には次
のものがあげられる:カルボキシメチルセルロー
ス;粉末、粒状物またはラテツクスの形の天然お
よび合成重合体例えばアラビアゴム、ポリビニル
アルコール、ポリビニルアセテート。 着色剤も使用でき、その例には次のものがあげ
られる:無機顔料例えば酸化鉄、酸化チタン、プ
ルシアンブル−;有機染料例えばアリザリン染
料、アゾ染料、金属フタロシアニン染料。微量栄
養素も使用でき、その例には鉄、マンガン、硼
素、銅、コバルト、モリブデンおよび亜鉛の塩類
があげられる。 この製剤は活性化合物を一般に0.1〜95重量
%、好ましくは0.5〜90重量%含有し得る。 本発明の活性化合物は市販製剤の形で使用で
き、あるいは該市販製剤から調製された施用製剤
の形で使用できる。 市販製剤の形のものから調製される施用製剤の
活性化合物含有量は、広い範囲内で種々変えるこ
とができる。施用製剤中の活性化合物濃度は一般
に0.0000001〜100重量%、好ましくは0.0001〜1
重量%であり得る。 この活性化合物は、個々の施用製剤自体に適し
た常法施用方法に従つて施用できる。 健康を害する害虫および貯蔵生成物を害する害
虫を防除するためにこの活性化合物を使用すると
きには、該活性化合物は、木材および粘土上です
ぐれた残留活性を示し、かつまた石灰分含有基体
上のアルカリに対して非常に安定であるというす
ぐれた長所を有する。 本発明の活性化合物はまた、獣医学の分野にお
いて体外寄生虫および体内寄生虫を駆除するのに
適している。 獣医学の分野において、本発明の化合物は次の
ような公知の方法で使用することができる:例え
ば錠剤、カプセル、水薬および粒剤の形で経口投
与する;例えば浸漬、噴霧、注液、塗布および散
粉により経皮投与する;および、例えば注射によ
り非経口投与する。 本発明は、また式()の化合物を活性成分と
して、固体状または液化ガス状希釈剤または担体
との混合物の形で含有し、あるいは表面活性剤を
含有する液状希釈剤または担体との混合物の形で
含有することを特徴とする殺虫組成物をも提供す
る。 さらにまた本発明は、本発明の化合物を単独
で、あるいは“この化合物を活性成分として希釈
剤または担体との混合物の形で含有する組成物”
の形で害虫またはその生息地に施用することによ
り、害虫(例えば節足動物特に昆虫またはダニ)
を駆除する方法をも提供する。 本発明はまた、本発明の化合物を希釈剤または
担体との混合物の形で家畜に適用することによ
り、家畜を寄生虫から解放または保護する方法を
提供する。 さらにまた本発明は、本発明の化合物を単独
で、または希釈剤または担体との混合物の形で、
作物の生育の直前および/または生育中に作物生
育地に施用することにより、害虫の害を受けずに
保護された作物をも提供するものである。 容易に理解され得るように、常用作物収穫方法
が本発明により著しく改善できるのである。 本発明はさらに、本発明の化合物を希釈剤また
は担体との混合物の形で家畜に適用することによ
り、寄生虫から解放されたまたは保護された家畜
を提供する。 本発明の化合物の害虫駆除活性を具体的に例示
するために、次に生物試験例を示す。 これらの試験例では、本発明の化合物はかつこ
の中に入つた番号で示されているが、この番号
は、後記製造例の番号に相当するものである。 例 A ハムシ(Phaedon)幼虫試験 溶 剤:アセトン 3重量部 乳化剤:アルキルアリ−ルポリグリコールエーテ
ル 1重量部 適当な活性化合物含有製剤を調製するために、
活性化合物/重量部を前記量の乳化剤を含有する
前記量の溶剤と混合し、得られた濃厚液を所望濃
度まで水で希釈した。キヤベツの葉(Brassica
oleracea)を活性化合物含有製剤中に入れて浸漬
処理し、葉がまだ濡れている間に、ハムシの幼虫
(Phaedon cochleariae)をたからせた。 所定期間経過後に殺虫率(%)を求めた。100
%はすべてのハムシの幼虫が死滅したことを意味
し、0%はハムシの幼虫が全く死ななかつたこと
を意味する。 この試験では、例えば次の化合物が公知化合物
よりもはるかに高い活性を示した:化合物(1)およ
び(2)。 この試験のデータを第A表に示す。
【表】 例 B サシバエ(Stomoxys calcitrans)の試験 溶剤:エチレングリコールモノメチルエーテル
35重量部 ノニルフエノールポリグリコールエーテル
35重量部 適当な活性化合物含有製剤を調製するために、
活性化合物3重量部を前記溶剤混合物7重量部と
混合し、こうして得られた濃厚液を所望濃度まで
水で希釈した。 試験すべき活性化合物含有製剤1mlで試験開始
1日前に飽和させた適当な大きさの円板状紙を
入れたペトリ皿中に、サシバエの成虫10匹を入れ
た。3時間後に殺虫率を求めた。 この試験では、例えば次の化合物が公知化合物
よりはるかに高い作用を示した:化合物(1)および
(2)。 この試験のデータを第B表に示す。
【表】
【表】 例 C オウシマダニ(Boophilus microplus)耐性種
の試験 溶剤:エチレングリコールモノメチルエーテル
35重量部 ノニルフエニルポリグリコールエーテル
35重量部 適当な活性化合物含有製剤を調製するために、
活性化合物3重量部を前記溶剤混合物7重量部と
混合し、かくして得られた濃厚液を所望濃度まで
水で希釈した。 オウシマダニ耐性種の成虫10匹を、試験すべき
活性化合物含有製剤中に1分間浸漬した。プラス
チツク製ビーカに移し、気象条件制御下に貯蔵室
の中で貯蔵した後、殺虫率(%)を求めた。 この試験では、例えば次の化合物が公知化合物
よりもはるかにすぐれた作用を示した:化合物(1)
および(2) この試験のデータを次の第C表に示す。
【表】 例 D イエバエ(Musca autumnalis)の試験 溶剤:エチレングリコールモノメチルエーテル
35重量部 ノニルフエノールポリグリコールエーテル
35重量部 適当な活性化合物含有製剤を調製するために、
活性化合物3重量部を前記溶剤混合物7重量部と
混合し、かくして得られた濃厚液を所望濃度まで
水で希釈した。 試験すべき活性化合物含有製剤1mlで試験開始
1日前に飽和させた適当な大きさの円板状紙を
入れたペトリ皿にイエバエ(Musca
autumnalis)の成虫10匹を入れた。3時間後に殺
虫率を求めた。 この試験では、例えば次の化合物が公知化合物
よりはるかにすぐれた作用を示した:化合物(1)お
よび(2)。 この試験のデータを第D表に示す。
【表】 例 E ヒツジキンバエ(Lucilia cuprina)耐性種の
幼虫の試験 溶剤:エチレングリコールモノメチルエーテル
35重量部 ノニルフエノールポリグリコールエーテル
35重量部 適当な活性化合物含有製剤を調製するために、
活性化合物3重量部を前記溶剤混合物7重量部と
混合し、かくして得られた濃厚物を所望濃度まで
水で希釈した。 馬の筋肉約1cm3と活性化合物含有製剤0.5mlを
入れた試験管に、ヒツジキンバエ耐性種の幼虫約
20匹を入れた。24時間後に殺虫率を求めた。 この試験では、例えば次の化合物が公知化合物
よりはるかにすぐれた作用を示した:化合物(1)お
よび(2)。 この試験のデータを第E表に示す。
【表】 例 F 臨界濃度試験/土壌昆虫 試験昆虫:コメツキ(Agrotis Segutum)(土壌
中) 溶 剤:アセトン 3重量部 乳化剤:アルキルアリールポリグリコールエーテ
ル 1重量部 適当な活性化合物含有製剤を調製するために、
活性化合物1重量部を前記量の溶剤と混合し、前
記量の乳化剤を添加し、この混合物を所望濃度に
水で希釈した。 この活性化合物含有製剤を土壌と緊密に混合し
た。製剤中の活性化合物濃度は実質的に重要では
なく、唯一の重要な因子は土壌の単位容積当りの
活性化合物の重量であり、これを以後において
ppm(=mg/)で示す。処理土壌をポツトに
入れ、このポツトを室温で放置した。 24時間後に、試験昆虫を処理土壌中に入れ、そ
れから2〜7日後に、死んだ試験昆虫と生きてい
る試験昆虫の数をかぞえて活性化合物の効力を百
分率で求めた。殺虫率100%はすべての昆虫が死
滅したことを意味し、0%は無処理対照試料の場
合に生きていた試験昆虫の数と全く同数の昆虫が
生きていたことを意味する。 この試験では、例えば次の化合物が公知化合物
よりもはるかに高い作用を示した:化合物(2)。 この試験のデータを第F表に示す。
【表】 以下の比較例は本発明の化合物が特開昭53−
101340および特開昭53−101341号公報から知られ
ている構造的に非常に近似した従来技術の化合物
よりも優れた活性を有することを示す。 比較例 1 ハダニ(耐性種)の試験 溶 剤:ジメチルホルムアミド3重量部 乳化剤:アルキルアリールポリグリコールエー
テル1重量部 適当な活性化合物製剤を調製するために、活性
化合物1重量部を上記量の溶剤および上記量の乳
化剤と混合し、そしてこの濃厚液を水で所望濃度
に希釈した。 あらゆる発育段階のナミハダニ(Tetranychus
urticae)を多数たからせたインゲンの木
(Phaseolus vulgaris)を所望濃度の活性化合物
製剤に浸漬することにより処理した。 所定期間経過後に殺虫率(%)を測定した。
100%はすべてのハダニが死滅したことを意味
し、0%はハダニが全く死ななかつたことを意味
する。 この試験において例えば次の化合物が構造的に
近似した従来技術の化合物に比べて優れた活性を
示した。
【表】 比較例 2 ハムシ幼虫の試験 溶 剤:ジメチルホルムアミド3重量部 乳化剤:アルキルアリールポリグリコールエー
テル1重量部 適当な活性化合物製剤を調製するために、活性
化合物1重量部を上記量の溶剤および上記量の乳
化剤と混合し、そしてこの濃厚液を水で所望濃度
に希釈した。 キヤベツの葉(Brassica oleracea)を所望濃
度の活性化合物製剤に浸漬することにより処理
し、そして葉が未だ濡れている間にハムシの幼虫
(Phaedon cochleariae)をたからせた。 所定期間経過後、殺虫率(%)を測定した。
100%はすべてのハムシが死滅したことを意味
し、0%はハムシが全く死ななかつたことを意味
する。 この試験において例えば次の化合物が構造的に
近似した従来技術の化合物に比べて優れた活性を
示した。
【表】 比較例 3 オウシマダニ(Boophilus microplus)(耐性
種)の試験 溶剤:エチレングリコールモノメチルエーテル
35重量部 ノニルフエノールポリグリコールエーテ
ル35重量部 適当な活性化合物製剤を調製するために、活性
化合物3重量部を上記溶剤混合物7重量部と混合
し、かくして得られた濃厚液を水で所望濃度に希
釈した。 オウシマダニ(耐性種)の成虫10匹を、試験す
べき活性化合物製剤中に1分間浸漬し、そしてプ
ラスチツク製ビーカーに移し、空気調整された室
中に保持した後、殺虫率(%)を測定した。 この試験において例えば次の化合物が構造的に
近似した従来技術の化合物に比べて優れた活性を
示した。
【表】
【表】 比較例 4 シヨウジヨウバエの試験 溶 剤:ジメチルホルムアミド3重量部 乳化剤:アルキルアリールポリグリコールエー
テル1重量部 適当な活性化合物製剤を調製するために、活性
化合物1重量部を上記量の溶剤および上記量の乳
化剤と混合し、そしてこの濃厚液を水で所望濃度
に希釈した。 活性化合物製剤1cm3を円板状紙(直径7cm)
上にピペツトでたらした。この濡れた円板を50匹
のシヨウジヨウバエ(Drosophila
melanogaster)を含むガラス容器の開口上に置
きそしてガラス板で覆つた。 所定期間経過後、殺虫率(%)を測定した。
100%はすべてのハエが死滅したことを意味し、
0%はハエが全く死ななかつたことを意味する。 この試験において例えば次の化合物が構造的に
近似した従来技術の化合物に比べて優れた活性を
示した。
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 〔式中、 R1はハロゲン、または任意にハロゲンで置換
    されたフエニルを表わし、 R2はハロゲンを表わし、 Yは−O−CHR3R4を表わし、 R3は水素またはシアノを表わし、そして R4は任意に弗素またはフエノキシで置換され
    たフエニルを表わし、ただしR1がハロゲンを表
    わす場合にはフエニル基は少なくとも1個の弗素
    置換基およびフエノキシ置換基を含む〕 の置換3−(1,2−ジブロモアルキル)−2,2
    −ジメチル−シクロプロパン−1−カルボン酸エ
    ステル。 2 式 のトランス−3−(2−クロロ−2−(4−クロロ
    フエニル)−1,2−ジブロモエチル)−2,2−
    ジメチル−シクロプロパン−1−(R,S)−カル
    ボン酸α−(R,S)−シアノ−3−フエノキシ−
    4−フルオロ−ベンジルエステルである、特許請
    求の範囲第1項記載の化合物。 3 一般式 〔式中、 R1はハロゲン、または任意にハロゲンで置換
    されたフエニルを表わし、 R2はハロゲンを表わし、 Yは−O−CHR3R4を表わし、 R3は水素またはシアノを表わし、そして R4は任意に弗素またはフエノキシで置換され
    たフエニルを表わし、ただしR1がハロゲンを表
    わす場合にはフエニル基は少なくとも1個の弗素
    置換基およびフエノキシ置換基を含む〕 の置換3−(1,2−ジブロモ−アルキル)−2,
    2−ジメチル−シクロプロパン−1−カルボン酸
    エステルの製造法において、一般式 〔式中、R1,R2およびYは前記の意味を有す
    る〕の3−アルケニル−2,2−ジメチル−シク
    ロプロパン−1−カルボン酸エステルを臭素と、
    適当なら希釈剤の存在下で反応させることを特徴
    とする前記方法。 4 反応をハロゲン化脂肪族炭化水素類から選ば
    れた溶剤中で行なうことを特徴とする、特許請求
    の範囲第3項記載の方法。 5 反応を−20〜+80℃の間で行なうことを特徴
    とする、特許請求の範囲第3または4項記載の方
    法。 6 反応体を実質的に等モル量使用することを特
    徴とする、特許請求の範囲第3〜5項のいずれか
    に記載の方法。 7 一般式 〔式中、 R1はハロゲン、または任意にハロゲンで置換
    されたフエニルを表わし、 R2はハロゲンを表わし、 Yは−O−CHR3R4を表わし、 R3は水素またはシアノを表わし、そして R4は任意に弗素またはフエノキシで置換され
    たフエニルを表わし、ただしR1がハロゲンを表
    わす場合にはフエニル基は少なくとも1個の弗素
    置換基およびフエノキシ置換基を含む〕 の置換3−(1,2−ジブロモアルキル)−2,2
    −ジメチル−シクロプロパン−1−カルボン酸エ
    ステルの製造方法において、 一般式 〔式中、R1とR2は前記の意味を有する〕の3
    −(1,2−ジブロモ−アルキル)−2,2−ジメ
    チル−シクロプロパン−1−カルボン酸またはそ
    の反応性誘導体を、一般式 Y−H () 〔式中、Yは前記の意味を有する〕のアルコー
    ルまたはその反応性誘導体と、適当なら酸結合剤
    の存在下、適当なら触媒の存在下そして適当なら
    希釈剤の存在下で反応させる、ことを特徴とする
    前記方法。 8 反応を不活性有機溶剤中で行なうことを特徴
    とする、特許請求の範囲第7項記載の方法。 9 反応を0〜100℃の間で行なうことを特徴と
    する、特許請求の範囲第7または8項記載の方
    法。 10 反応を、酸結合剤として、アルカリ金属炭
    酸塩、アルカリ金属アルコラート、または脂肪
    族、芳香族または複素環式アミンの存在下で行な
    うことを特徴とする、特許請求の範囲第7〜9項
    のいずれかに記載の方法。 11 反応体を実質的に等モル量使用することを
    特徴とする、特許請求の範囲第7〜10項のいず
    れかに記載の方法。 12 活性成分として一般式 〔式中、 R1はハロゲン、または任意にハロゲンで置換
    されたフエニルを表わし、 R2はハロゲンを表わし、 Yは−O−CHR3R4を表わし、 R3は水素またはシアノを表わし、そして R4は任意に弗素またはフエノキシで置換され
    たフエニルを表わし、ただしR1がハロゲンを表
    わす場合にはフエニル基は少なくとも1個の弗素
    置換基およびフエノキシ置換基を含む〕 の置換3−(1,2−ジブロモ−アルキル)−2,
    2−ジメチル−シクロプロパン−1−カルボン酸
    エステルを含有することを特徴とする、殺虫組成
    物。 13 活性化合物0.1〜95重量%を含有すること
    を特徴とする特許請求の範囲第12項記載の組成
    物。
JP1387381A 1980-02-05 1981-02-03 Substituted 3-(1,2-dibromo-alkyl)-2,2-dimethyl- cyclopropane-1-carboxylic ester, its manufacture, intermediate product for manufacture and use as insecticide Granted JPS56125341A (en)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19803004092 DE3004092A1 (de) 1980-02-05 1980-02-05 Substituierte 3-(1,2-dibrom-alkyl)- 2,2-dimethyl-cyclopropan-1-carbonsaeureester, verfahren sowie zwischenprodukte zu ihrer herstellung und ihre verwendung in schaedlingsbekaempfungsmitteln

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Publication Number Publication Date
JPS56125341A JPS56125341A (en) 1981-10-01
JPS6257177B2 true JPS6257177B2 (ja) 1987-11-30

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JP1387381A Granted JPS56125341A (en) 1980-02-05 1981-02-03 Substituted 3-(1,2-dibromo-alkyl)-2,2-dimethyl- cyclopropane-1-carboxylic ester, its manufacture, intermediate product for manufacture and use as insecticide

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