JPS63246303A - カルボン酸エステル誘導体を含有する殺虫、防虫剤 - Google Patents

カルボン酸エステル誘導体を含有する殺虫、防虫剤

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JPS63246303A
JPS63246303A JP62080823A JP8082387A JPS63246303A JP S63246303 A JPS63246303 A JP S63246303A JP 62080823 A JP62080823 A JP 62080823A JP 8082387 A JP8082387 A JP 8082387A JP S63246303 A JPS63246303 A JP S63246303A
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JP
Japan
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formula
moth
acid ester
insecticide
carboxylic acid
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JP62080823A
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Yoshio Katsuta
純郎 勝田
Yoshihiro Namite
良裕 南手
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は 一般式 …(エ) (式中、R1は水素原子又はメチル基を表わし、R2は
R1が水素原子の場合 2,2−ジメチルビニル基を、
R1がメチル基の場合 メチル基を表わす。)で表わさ
れるカルボン酸エステル誘導体を含有することを特徴と
する殺虫、防虫剤に関する。
従来、防虫剤としては パラジクロルベンゼン、ナフタ
リン、■■が一般的であったが、揮散性ビレスロイドが
開発されるや その一部が実用化されるようになった。
これらの揮散性ピレスロイドは 従来の防虫剤とは異な
り 下記 1.防虫効果のみならず 殺虫効果も示すこと。
2.極微量で害虫に効果を発揮すること。
3.温血効果に低■性であること。
4.従来の防虫剤特有のいやな臭いがないこと。
のような特長を有していることからその用途の拡大が来
たいされているが、鎮状アルコール部のα位の位置にニ
チエル基を有するも化合物については 化学的に不安定
で金属(時に銅系化合物)の影響をうけて分解あるいは
重合を起こしやすいなどの欠点がある。
本発明者らは、パラジクロルベンゼンの■性、発ガン性
が問題となっている現状に鑑み、更に有用な常温揮散性
ピレスロイドを開発する目的で■意研究を重ねた結果、
一般式(エ)で示されるピレスロイドが、高い殺虫、防
虫効果を示す一方、温血動物に対して極めて低温性であ
り、しかも化学安定性にすぐれ金属の影響を受けにくい
性質を有することを思い出し本発明を完成した。
一般式(エ)を構成するアルコール成分(ペンタフルオ
ロベンジルアルコール)は、既に公知であるが、ジクロ
ルビニル■酸などとの組み合わせで、農業用途を意図し
たものが開示されているにすぎず、防虫剤への適用を開
示したものは全くない。しかるに、本発明者らは、ペン
タフルオロベンジルアルコ−ルの揮散性に着目し、一般
式(エ)を構成する酸との組み合わせを■々試験したと
ころ、一般式(エ)のピレスロイドが実用されている揮
散性ピレスロイドの特長を保持し本目的に通することを
知見した。すなわち、本発明は 特に衣料防虫分野にお
いて、人■に対する安全性の■で問題の多いパラジクロ
ベンゼン、ナフタリン等に■わる理想的な有効成分を提
供することからその実用的メリットは多大なものがある
本発明で有効成分をして用いられる化合物は下記の如く
である。
2′,3′,4′,5′,6′−ペンタフルオロベンジ
ル 2,マージメチル−3−(2,マ−ジメチルビニル
)シクロプロパンカルボキシレート 2′,3′,4′,5′,6′−ペンタフルオロベンジ
ル 2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカル
ボキシレ−トなお、化合物(1)の■部において、2個
の不■炭素による4個の光学萬世体が存在し、これらの
各々あるいは任意の化合物を本発明に含まれることはも
ちろんであるが、d体の方が活性が高く、d−tran
s体あるいは、d−cis,trans体の方が好まし
い。
上記化合物はエステル製造の一般方法に準じて一般式(
II) (式中、R1は水素原子又はメチル基を表わし、R2は
R1が水素原子の場合 2,2−ジメチルビニル基を、
R1がメチル基の場合 メチル基を表わす。)で示され
るカルボン酸又はその反応性誘導体と、式(III) で表わされるアルコール又はその反応性誘導体を反応さ
せて調整しえる。カルボン酸の反応性誘導体としては、
例えば酸ハライド、酸無水■、低酸アルキルエステル、
アルカリ金属塩などがあげられる。アルコールの反応性
誘導体としては例えばハライドなどがあげられる。反応
は適当な溶媒中で必要により脱酸剤または触媒としての
有機または無■塩基又は酸の存在下に必要により加■下
に行なわれる。
次に本発明で用いられる化合物の合成剤を示す。
合成剤/ 2,2−ジメチル−3−(2,2−ジメチルビニル)シ
クロプロパンカルボン酸クロライド4.0gを乾燥ベン
ゼン15mlに溶解し、これに2,3,4,5,6−ペ
ンタフルオロベンジルアルコール4.0gを乾燥ベンゼ
ン20mlに溶解したものを加え、さらに縮合助剤とし
て乾燥ピリジン3mlを加えるとピリジン塩質塩の結晶
が打出する。密栓して室温で一夜放置後ピリジン塩酸塩
の結晶を■別した後ベンゼン溶液をぼう硝で乾燥し ベ
ンゼンを減圧下に留去して2′,3′,4′,5′,6
′−ペンタフルオロベンジル 2,2−ジメチル−3−
(1,2−ジメチルビニル)シクロプロパンカルボキシ
レート 61 を得た。
合成剤/2 2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカボン酸
2.7gと 2,3,4,5,6−ペンタフルオロベン
ジルアルコ−ル4.0gをベンゼン50mlに溶解し、
6.2gのジンクロヘキシルカルボキシイミドを添加し
て一晩密栓放置した。翌日、4時間加熱環流して反応を
完結させ、冷却後■出したジシクロヘキシル尿素をろ別
した。ろ液を濃縮して得られた油状■質を100gのシ
リカゲルカラムに洗下させて 2′,3′,4′,5′
,6′−ペンタフルオロベンジル 2,2,3,3−テ
トラメチルシクロプロパンカルボキシレート 5.6g
を得た。
本発明の化合物は 常温で液体又は固状であり、有機溶
剤一般に易容である。これらの化合物は 従来のビレス
ロイドに比べて揮散性が高いという特徴を有しており、
適当な加熱体や蒸散促進助剤によりあるいは常温下に揮
散させるいわゆる蒸散■殺虫剤、防虫剤をば衣料防虫剤
としてしようする場合に特にすぐれた効果が得られる。
本発明の化合物は 殺虫、殺ダニ効力はもちろん、低濃
度では急避効果■発揮するため 幅広い殺虫、防虫効果
が期待できるものである。ここでいう適当な加熱体とし
ては 電気ヒーターや化学発熱体(例えば 硫化ソーダ
とカーボンからなる組成物、食塩、鉄、カーボン、メタ
ケイ酸ソーダの含水塩からなる組成物、生石灰などがあ
げられ、これらに水あるいは空気を接触させることによ
って発熱がおこる。)があげられ、蒸散促進助剤として
はアダマンタン、シクロドヂカン、トリメチレンノルボ
ルナンなどの昇華性物質があげられる。なお、蒸散用殺
虫剤、防虫剤にしようされる担体としては時に限定され
るものではないが、例えば パルプ■マット、織布、不
織布、ポリエチレン、ポリプロピレン等プラスチック成
製品、多孔性ガラス材料などもあげることができる。ま
た 本発明の化合物にN−オクチルビシクロヘプチンジ
カルボキシミド(商品名 MGK−264),N−オク
チルビンクロヘプチンカルボキシイミドとアリールスル
ボン酸塩との混合物(商品名 MGK−5026),サ
イネピリン500、オクタクロロジプロビルエーテル、
ピペロエルブトキサイドなどの共力剤を加えるとその殺
虫、防虫効果を一層高めることができる。なお、本発明
の化合物は金属に対する化学安定性にすぐれるが、2,
6−ジターシャリーナチル−4−メチルフェノール(B
HT)、2,6−ジターシャリーブチルフェノール等の
フェノ−ル系又はアミン系等の酸化防止剤を添加するこ
とは 本発明化合物の軽時安定性を高めるうえで有用で
ある。又、他の殺虫剤性をばフェニトノチオン、DDD
P、ダイアジノンなどの有機リン剤、NAC,MTMC
,BPMC,PHCなどのカーバメート剤、ピレトリン
、アレスリン、フラメトリン、フタールスリン、フェノ
トリン、ペルメトリンなどの従来のピレスロイド系殺虫
剤あるいは、芳香剤、防臭剤などを混合することによっ
て初力のすぐれた多目的組成物が得られ、労力の省力化
、薬剤間の相乗効果も充分来たいしえるものである。
本発明によって提供される組成物がすぐれたものである
ことをより明らかにするための次に実施例及び効果の試
験成績を示す。
実施例/ 本発明化合物(1)0,03g、サイネピリン5000
,15g、ジブチルハイドロキシン(DBHQ)を厚さ
 2mm、 たて35mm、 横22mmの厚紙シート
に浸み込ませて電気蚊取り用マットを得る。
実施例/ 本発明化合物(2)0,3g、香料0,01gを厚さ1
mm、たて60mm、横80mmの厚紙シートに浸しこ
ませて衣料用防虫マットを得る。
実施例/ トリメチレンノルボルナンとアダマンタンの混合物(混
合比;前者:後者=8:2(重量部))100重量部に
対し、本発明化合物(1)1重量部を配合して衣料用防
虫剤を得る。
試験例/ 蒸散による殺虫試験 実施例2により調整した衣料用防虫マットをプラスチッ
クケースに収納し、容積600lのタンス内につるした
。試験開始直後及び6ヶ月後に、イガの1令幼虫10匹
を放飼した直径4cm、幅2cmのガラスリング(両面
と上を布でカバー)をタンス内に設置し、1日後、2日
後、7日後の死虫率を観察した。
試験の結果、本発明化合物は、衣料害虫イガ幼虫に対し
て 対照化合物のピレスロイドAにまさる殺虫、防虫効
力を示し、その揮散性と効力が衣料用殺虫、防虫剤とし
て最適であることが確認された。ヒメカツオブシムシ、
ヒメマルカツオブシムシ、コイガ、ジュウタンガなどの
他の衣料害虫に対しても同様に有効であった。
衣料用殺虫、防虫剤はその対象となる衣料害虫の幼虫の
期間が非常に長く、四季をとわず、ほとんど1年中幼虫
は存在し、しかも、人目につく機会が少ないため 長期
間効果の持続する有効成分が要求される点で、通常の殺
虫剤とは非常に異なる。すなわち、対照化合物のアレス
リンは、接触による基礎効力では、本発明化合物やヒレ
スロイドAにまさり衛生害虫駆除剤の有効成分として広
く使用されているが、揮散性や長期安定性に乏しく 衣
料用防虫剤としての条件に適合しない。このように衣料
用殺虫、防虫剤の開発にあたっては、衣料害虫が生息す
る実験使用■伸で試験し、衣料害虫の死亡率、衣類の食
害防止効果を含めた総合評価が必要である。
試験例2、金属に対する安定性試験 2cmX5cmの大きさの銅板中央部に供試薬剤を数滴
滴下した後、その銅板をガラスポットの中に入れ、60
℃の恒温室に放置した。3日後、各銅板の表面部を観察
したところ次の如くであった。
試験の結果、本発明化合物は 対照のピレスロイドAと
は異なり金属とさようして変質を受けることがなく、タ
ンス内のみならず、機械設備や展示室等の種々の使用場
所で問題なく使用できることが確認された。
試験例3 蒸散による殺虫試験 実施例1より調整した電気蚊取用マットを市販電気蚊取
器で160℃に加熱する。6畳の部屋に放ったアカイエ
カ及びイエバエ各100匹の抑転率からアレスリンに対
する相対有効度を経時的に調べたところ次の如くであっ
た。
試験の結果、本発明化合物は、衣料害虫のみならず、ア
カイエカ、イエベエ駆除用としても有用であることが明
らかとなった。ゴキブリ、ダニ類等の他の衛生害虫、あ
るいはコクヌストモドキ等の貯■害虫に対しても 同様
に有効であった。
特許出題人 勝田 純■

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・( I ) (式中、R_1は水素原子又はメチル基を表わし、R_
    2はR_1が水素原子の場合2,2−ジメチルビニル基
    を、R_1がメチル基の場合メチル基を表わす。)で表
    わされるカルボン酸エステル誘導体を含有することを特
    徴とする、殺虫、防虫剤。
JP62080823A 1987-03-31 1987-03-31 カルボン酸エステル誘導体を含有する殺虫、防虫剤 Pending JPS63246303A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5379845A (en) * 1976-12-22 1978-07-14 Bayer Ag New cyclopropanecarboxylate of benzylalcohol halide * its preparation and arthropodicide composition containing it as active gredient

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5379845A (en) * 1976-12-22 1978-07-14 Bayer Ag New cyclopropanecarboxylate of benzylalcohol halide * its preparation and arthropodicide composition containing it as active gredient

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