JPS62215397A - ヒアルロン酸の製造方法 - Google Patents

ヒアルロン酸の製造方法

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JPS62215397A
JPS62215397A JP61057123A JP5712386A JPS62215397A JP S62215397 A JPS62215397 A JP S62215397A JP 61057123 A JP61057123 A JP 61057123A JP 5712386 A JP5712386 A JP 5712386A JP S62215397 A JPS62215397 A JP S62215397A
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JP
Japan
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hyaluronic acid
medium
culture
accumulated
glucose
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Pending
Application number
JP61057123A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshinori Miyazaki
宮崎 俊範
Hiroshi Ouchi
大内 博志
Koichi Shintani
新谷 康一
Kunio Ujita
氏田 邦夫
Hideki Yoshioka
秀樹 吉岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
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Publication date
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は醗酵法によるヒアルロン酸の製造方法に関する
〔従来の技術〕
従来ヒアルロン酸は、ニワトリのトサカ、WI4帯やウ
シの眼球のガラス液などから単離され、化粧。
品や医療材料として利用されているが、極めて高価であ
る。
又、醗酵法によるヒアルロン酸の製造法は、ストレプト
コッカス属の細菌を利用したものであり。
ストレプトコッカス・ピオゲネス(Streptoco
ccuspyogenes) 。
ストレプトコッカスーzキ(Strepeococcu
s+ eqwi)。
ストレプトコツカx−エキシミリス(8trepl、o
coccus  equisimilis)ストレプト
コッカス・ズーエピデミカス(Sereptococc
ue zooepidemicualストレグトコツカ
ス、デイスガラクテイz(Streptococcus
  dyagalactiae)表どによりヒアルロン
酸の製造ができることが知られており、 (B、Ho1
mstr5m、 Appl、MicrObial、 1
967)。
(、T、B Woolcock、 85.572〜37
5.1. Gen、 Microbial。
1974) 、 (1!i、 Kjem、・Acta、
 Pathol、 Microbial、 8cana
1976)らの報告がある。
又、糖成分3%以上の高瀝度で上記の微生物を通気撹拌
培養する方法も知られている(特開昭5a−s6bqz
)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし前者の報告はいずれも大量生産を目的としたもの
ではなくグルコース1%、培養時間24時間で収量0・
by7を以下と低いものであった。
又、後者の方法では、糖質濃度を高くすると、不安定な
培養となり収量の低下を引きおこす問題があった。
本発明はかかる問題を解決したもので、高収量で、安定
して、しかも安価に醗酵法でヒアルロン酸を製造する方
法を提供することを目的としたものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明はヒアルロン酸を生成する能力を有する微生物を
、培養液中の糖質漉度が常時0.1〜3w/v%となる
ように糖質を複数回添加し、該培養液中で通気撹拌培養
して生成蓄積したヒアルロン酸を採取することを特徴と
するヒアルロン酸の製造方法に関する。
本発明に使用される微生物はヒアルロン酸を生成する能
力を有する微生物であり1例えばストレプトコッカス・
エキ、ストレプトコッカス・ピオゲネス、ストレプトコ
ッカス−エキシミリス、ストレプトコッカス・ズーエピ
デミカス、ストレプトコッカス・ディスガラクチイエが
あげられ、具体的には1例えばストレプトコッカス−エ
キmx−850214(微工研菌寄第8680号:以下
1’−NK−850214株」という)があげられる。
この菌株は群馬県高崎市南大類町の土壌より分離して得
られたもので、その菌学的諸性質は以下のとおりである
(a)   形  態 肉汁寒天斜面上で30℃2日間培養後の観察では細胞は
直径0.6〜1.opm  の球状で、長い連鎖状につ
ながっている。
運動性は認められない。又、砲子を形成しない。
ダラム染色は陽性で抗酸性を示さない。
(至) 各糧培地上での生育状態 30℃で培養し1ないし7日間にわたって観察した。
■ 肉汁寒天培養;コa=−は正円、凸円状に隆起し1
周縁表面とも平滑乳白色やや透明幾分光沢を有する。生
育やや弱く、コロニーは微小である。色素は生成しない
■ 肉汁寒天斜面培養:糸状から拡布状で光沢があり乳
白色、やや透明、扁平状となる。
■ 肉汁液体培養:表面発育間められず、濁度弱く余剰
菌体は沈澱する。
■ 肉汁ゼラチン穿刺培養:ゼラチンは液化しない。
■ リドマスミルク:酸性を示し、凝固しない。
(0)  生理的性質 ■ 硝酸塩の還元: 陰 性 ■ 脱窒反応  : 陰 性 ■ MRテスト : 陽 性 ■ vpテスト : 陰 性 ■  インドールの生成:  陰 性 ■ デンプンの加水分解: 陽 性 ■ クエン酸の利用: 陰 性 ■ ウレアーゼ : 陰 性 ■ オキシダーゼ : 陰 性 Oカタラーゼ : 陰 性 O生育f)範囲: pH6〜、9. 温度 20〜40
℃O酸素に対する態度:嫌気性、好気性で発育■ O−
Fテスト :発酵 ■ 糖からの酸およびガスの生成 酸     ガス (ペプトン水) (ペプトン水) L−アラビノース    −      −D−キシロ
ース     −      −D−グルコース   
  +      −D−マンノース     +  
    −D−7ラクトース    十      −
D−ガラクトース    −      −ショ糖  
      十     −乳糖    −− トレハロース      −       −D−ソル
ビット     −− D−マンニット     −      −イノシット
       −− グリセリン      −− イヌリン       −− (d)  その他 ■溶血性       : β溶血 ■ 乳酸の生成      : 陽 性■ 6・5%食
塩抵抗性      : 陰 性■ 0.1%メチレン
ブルーミルク : 陰 性060℃熱抵抗性     
: 陰 性■馬尿酸加水分解    : 陰 性 ■ エスクリン加水分解     : 陰 性0 アル
ギニン加水分解     ; 陽 性以上の菌学的諸性
質をバーシーズ・マニュアル・オプ・デターミネイティ
ブ・バクテリオロジー(Bergey’s Mannu
al of Deむerminative Bacte
riol−ogy)  第8版に記載の檻と照合すると
、ストレプトコッカス・エキと一致する。このような観
察結果から、HK−850214株をストレプトコッカ
ス・エキNK−850214と命名した。
次に本発明の製造方法について説明する。
本発明では、ヒアルロン酸を生産する微生物を培養液中
の糖質濃度が常時0.1〜5 w/v%、好ましくは0
・2〜2.5 w/v%、さらに好ましくは0.2〜2
 v/v%となるように糖質を複数回添加し1通気攪拌
培養をおこなう。ここで使用される糖質としてハ1例え
ばグルコース、シヨ糖、ガラクトース、ラクトース、フ
ラクトース、デングン分解物などの培養の際に糖類とし
て資化されるものならば特に制限ないが、グルコース、
ラクトースが好ましい。
糖質の添加量は総量で培養液1L当り2Qf以上、好ま
しくは3G−2009,さらに好ましくは4O−100
p程度であり、又、その添加回数は5回以上が好ましい
本発明で用いる培地は上記の糖質の他窒素源。
無機塩類、生育因子および使用する微生物が要求する栄
養物質を含有する培地が良い。窒素源としてit、、 
m母エキス、肉エキス、ペプトン、コーンステイープリ
カー、硫安、尿素、硝酸ナトリウム。
クエン酸第ニアンモニウム、各種アミノ酸混合物等の一
般的原料がもちいられる。
無機塩としては塩化ナトリウム、マグネシウム。
カリウム、鉄、カルシウム等の硫酸塩、リン酸塩。
炭酸塩等が使用出来る。
又、微量のビタミン類、核酸類が必要に応じて添加され
る。又、使用菌の要求物質は単品として添加しなくても
それを含有する天然系物質を用いてもよい。
培養の条件は通気攪拌した方が良く、培養温度は27〜
40℃、培養日数は通常1〜4日である。
培養開始時および培養中のpHは5.5〜8.5がよく
pHの調整には無機あるいは有機のアルカリ性物質を使
用することが出来る。
培養液中に生成蓄積されたヒアルロン酸を分離採取する
には、従来から行なわれている多糖類の分離採取法で出
来る。例えば、培養液中の菌体、その他不溶成分は一過
又は遠心分離により分離除去する。溶液中に混在する蛋
白質は、トリクロル酢酸又ハ、 クロロホルムーイソグ
ロビルアルコール混液、あるいは、活性炭などで除去で
きる。また混在する低分子物質は限外−過、透析あるい
は。
メタノール、エタノールなどの有機溶媒再沈澱法などに
より分離除去できる。
その後有機溶媒による沈澱法、カチオン活性剤による吸
着沈澱法、イオン交換樹脂による吸着法で精製し、凍結
乾燥あるいは噴霧乾燥、溶媒沈澱法等の方法でヒアルロ
ン酸を単離する事が出来る。
〔効 果〕
後記実施例及び参考例1〜5に示すごとく、グルコース
の譲度および添加方法を変えて培養した結果を表−1に
示した。
グルコースを低濃度にコントロールして培養する方法が
優れていることがわかる。
表−1 従って1本発明により、ヒアルロン酸が従来の方法より
安価に製造出来るので1本発明方法は、ヒアルロン酸の
工業的製法として1期待される。
〔実施例〕
実施例1 グルコース1.5%、酵母エキス1.2%、ペット70
.25%、NaC1G、5%、消泡剤0.01%の組成
の培地tsotジャーファーメンタ−に20を入れ12
0℃15分間加熱殺菌後、前培養したHK−85021
4株(微工研寄第8680号)を接種し、56℃pH6
,5〜7.51c IIaOH水溶液テ水溶液口コント
ロールコース残存量が0.5〜0.2%になった時、1
.5%になるようにグルコースを添加し、培養中グルコ
ース濃度をコントロールしつづけ、2日間通気撹拌(通
気量20t/分1回転数4.0 Orpm )培養した
。グルコースの添加回数は5回で、使用したグルコース
の総量は培養液1を当り602であった。
又、プロス1を当りのヒアルロン酸含量は5・52であ
った。
培養終了後遠心分離により菌体および夾雑物を除去し、
上澄1fL1Lにセチルピリジウムクロライドを加え、
生じた沈澱をデ取する。
この沈澱を2MNaC1水溶液に溶解後活性炭55fを
加えよく撹拌し活性炭を遠心除去する。この上澄液2t
をエタノール4tVc攪拌しながら添加し。
沈澱を採取する。
この沈澱を水2tに溶解し透析法にて脱塩後、溶液を凍
結乾燥してヒアルロン酸を得た。
′  本品は電気泳動にて標品のヒアルロン酸と同じ位
置に泳動され、赤外線吸収スペクトルも標品と一致した
参考例1 実施例1において使用した培地中のグルコースの濃度を
8%におきかえた培地を用い、その後はグルコースを全
く添加せず、他の条件は実施例1と同様の方法で培養し
た。
ヒアルロン酸の含量はプロス1を当り2.52であった
参考例2 実施例1において使用した培地中のグルコースの量を0
.5チにお色かえた培地を用いて培養を開始し、グルコ
ースが消費つくされる直前にグルコース1!:6%添加
し他は何様の方法で培養した。
ヒアルらン酸の含量はプロス1を当りs、ayであった

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ヒアルロン酸を生成する能力を有する微生物を、培養液
    中の糖質濃度が常時0.1〜3W/V%となるように糖
    質を複数回添加し、該培養液中で通気攪拌培養して生成
    蓄積したヒアルロン酸を採取することを特徴とするヒア
    ルロン酸の製造方法。
JP61057123A 1986-03-17 1986-03-17 ヒアルロン酸の製造方法 Pending JPS62215397A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04158796A (ja) * 1990-10-23 1992-06-01 Chisso Corp ヒアルロン酸ナトリウム水溶液の製造法
EP2216412A2 (en) 2006-07-06 2010-08-11 Reliance Life Sciences Pvt., Ltd. Process for production and purification of high molecular weight hyaluronic acid

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60251898A (ja) * 1984-05-25 1985-12-12 Shiseido Co Ltd 醗酵法によるヒアルロン酸の製造方法
JPS6232893A (ja) * 1985-08-01 1987-02-12 Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd ヒアルロン酸の製造法

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