JPS62207282A - テクネチウム−99m標識つき腎機能診断剤 - Google Patents

テクネチウム−99m標識つき腎機能診断剤

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JPS62207282A
JPS62207282A JP61051099A JP5109986A JPS62207282A JP S62207282 A JPS62207282 A JP S62207282A JP 61051099 A JP61051099 A JP 61051099A JP 5109986 A JP5109986 A JP 5109986A JP S62207282 A JPS62207282 A JP S62207282A
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JP
Japan
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technetium
labeled
renal function
complex
acid
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JP61051099A
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English (en)
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Yoshiharu Karube
善晴 加留部
Junko Fujii
純子 藤井
Koji Iwamoto
岩本 浩司
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NIPPON MEJIFUIJITSUKUSU KK
Nihon Medi Physics Co Ltd
Original Assignee
NIPPON MEJIFUIJITSUKUSU KK
Nihon Medi Physics Co Ltd
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  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、腎機能の診断を目的とした。N−(2−ピリ
ジルメチル)イミノジ酢酸のテクネチウム−99m錯体
に関するものであり、この錯体を有効成分とする放射性
診断剤、更には該錯体を有効成分とする放射性診断剤の
調製に有用な組成物に関するものである。
従来、腎機能の非侵襲的核医学検査を目的として、オル
トヨード馬尿酸(電3重り  (以下 fill−01
8と略記する)が用いられてきた。しかし、′311−
OIHは静脈内に投与された後、すみやかに腎尿路系へ
摂取、排泄されるという腎機能診断剤としての性質を有
するものの、以下に倒起するような欠点を有している。
すなわち。
(11” ’ Iの物理的性X<崩壊様式、放出ガンマ
線エネルギー)は、現在一般に広く普及しているガンマ
カメラの特性に合致しないため。
腎機能を映像化して把握する際に分解能が低く満足すべ
き映像が得られない。
(21” ’ Iはベータ線も放出する核種であるため
単位放射能あたり、被験者に与える内部被曝線量が大き
い。
(3)  ” ’ Iは比較的長半減期核種(半減期8
.04日)であるため、この面からも被験者への被曝線
量が無視し得ないだけではなく、被験者の尿や使用器具
の廃棄においても問題が多い。
一方 +2ff■は半減期が13.0時間と短かく、ま
たベータ線を放出せず、さらに放出ガンマ線エネルギー
(159KeV)もシンチグラム撮像に適しているため
、 ′3’l−018にかえて”l−0r)1を腎機能
診断に利用することが試みられてきた。しかし +13
1の製造にはサイクロトロンを必要とし、また高度な分
離精製技術を要するため、供給量に制限があると共に1
31■や99′″Tcに比べて高価である。このため、
 ”l−0fHによる腎機能診断は広く普及するには至
っていない。
他方、テクネチウム−99mは、半減期が6時間と適当
であり、放出するガンマ線のエネルギー(140KeV
)もシンチグラム撮像に適しているばかりでなく、テク
ネチウム−99mジェネレータの普及により、随時に、
かつ安価に使用できる利点を有しているため、テクネチ
ウム−99mを標識核種とした腎機能診断剤の開発研究
が近年、広く行われてきた。これらの研究の結果として
、多くのテクネチウム−99m標識錯体の腎機能診断へ
の応用の可能性が示唆されたが、それらの中で、現在、
実際に臨床的に広く使用されているものとしてジエチレ
ントリアミン五酢酸のテクネチウム錯体(以下、これを
99″″Tc−DTPAと略記する)があげられる。
先に述べたように* ””Tc−DTPAは”’l−0
18に比較して、シンチグラム分解能や被験者への被曝
線量の点で優れているが、その腎尿路系への摂取、排泄
の動態はI3’l−01Hはどすみやかではないため。
さらに優れた99′″Tc標識腎機能診断剤の開発が強
く望まれている。
本発明者らは、この要望に応えるべく、まず。
腎機能診断剤としてq9”Tc−DTPAと同等もしく
はそれ以上の優れた腎尿路系への摂取と排泄を示す。
新しい99mTc標識腎機能診断剤を得るべく、研究を
開始した。
この本発明者らの研究の過程において1本明細書で開示
するN−(2−ピリジルメチル)イミノジ酢酸のテクネ
チウム−99m標識錯体が、極めてすみやかな腎臓によ
る摂取と、それに続り、すみやかな尿路系への排泄を示
すことを見い出した。
N−(2−ピリジルメチル)イミノジ酢酸(以下、 P
VMIDAと略記する)は次の構造式で表される化合物
である。
この化合物はIrvingらによってその合成方法と物
性が報告されており(H,Irving+J、J、R,
F、da 5ilva;Journal of Che
mical 5ociety+ 945〜952ページ
1963年)1本発明者らもこの報告に従って合成。
精製した。
水を含むエタノールから再結晶したこの化合物の融点は
227〜230℃であり、その元素分析の結果は理論値
C:53.57χ、 lI:5.39χ、 N:12.
49χ に対して。
実測値C:53.31X、 H:5.36X、 N:1
2.32%  テあった。
Irvingらは、この化合物の融点を174〜175
℃であると報告しているが1本発明者らは、ごくわずか
の不純物の混在でこの化合物の融点が大きく低下するこ
とを認めており、この意味において本発明者らはIrv
ingらよりも純度の高いものを得ていることになる。
本化合物の構造は、赤外吸収スペクトル、プロトン核磁
気共鳴スペクトル、′3C−核磁気共鳴スベクトル、フ
ィールドディソープション質量分析スペクトルなどによ
り確認、同定した。
本発明の実施について具体的に説明すると以下のように
なる。
まず、該テクネチウムー99m標識錯体を有効成分とす
る放射性診断剤の調製に有用な組成物についてであるが
、 PVMIDAを過テクネチウム酸還元剤と供に、適
当な溶媒と混合することにより核医学診断に適した放射
性診断剤の調製に有用な組成物を製造し得る。ここで言
う過テクネチウム酸還元剤とは、過テクネチウム酸塩を
強固なキレート化合物の形成に有利な低原子価状態に還
元するためのものであり、一般に第一スズ塩や亜ニチオ
ン酸塩のごとき水溶性還元剤が用いられる。本組成物の
調製に供されるPYMIDAの化学形は、その構成基で
ある2つのカルボキシル基に関して遊離酸形でも、アル
カリ金属塩、アンモニウム塩等の塩の形でも良く、また
、ピリジン環上の窒素およびイミノジ酢酸基の窒素原子
に関しても、遊離の形でも。
塩酸塩、硫酸塩等の塩を形成していてもなんら差支えな
い。
本組成物の調製にあたっては溶液または凍結乾燥品ある
いは粉末混合物のいずれの形態でもよい。
また、調製にあたって1例えばアスコルビン酸またはエ
リトルビン酸のごとき酸化防止作用を持つ化合物を安定
化剤として添加することは本発明の実施を何ら妨げない
ばかりか、むしろ好ましいことである。さらに塩化ナト
リウムのごとき等張化剤、ベンジルアルコールのごとき
保存剤、pH調整のための酸および塩基を添加すること
は本組成物の目的とする用途を何ら妨げるものではない
該組成物中への水溶性還元剤の添加の形態は。
還元能を持つ水溶性化合物をそのまま該組成物中に加え
る通常の方法に加えて、還元能を有する金属イオンをイ
オン交換樹脂に吸着させた形で該組成物中に加える方法
も採り得る。ここで言う水溶性還元剤としては薬剤掌上
容認されるものが使用されるが、好ましくは第一スズ塩
が挙げられる。
本発明の実施において有用な第一スズ塩は二価のスズが
形成する塩であうで、具体的には例えば。
塩素イオン、フッ素イオンなどのハロゲン陰イオン、硫
酸イオン、硝酸イオンなどの複素有機酸残基イオン、酢
酸、シュウ酸、コハク酸、クエン酸などの有機酸残基イ
オンと形成する塩を言う。
次に該テクネチウム−9911+標識錯体を有効成分と
する放射性診断剤は、前述の組成物を過テクネチウム酸
塩の形でテクネチウム−99mを含有する水溶液と接触
させるという極めて筒便な方法により製造し得る。
また、該放射性診断剤の製造にあたって、該組成物と接
触させる過テクネチウム酸塩の形でテクネチウム−99
IIlを含む水溶液へのpHを調整するための酸、塩基
または適当な緩衝液の添加、および安定化剤1等張化剤
、保存剤の添加は本発明の放射性診断剤の目的とする用
途を何ら妨げるものではない。
接触させるテクネチウム−9hの放射能量は任意である
が、目的とする核医学診断を実施するに際して、充分な
情報が得られるような放射能量であり、かつ被験者の放
射線被曝を可能な限り低くする様な放射能量の範囲であ
ることが望ましいことは言うまでもなく 、 0.1m
C1〜50mC1が一般的である。
また、投与方法については、一般に静脈内投与が行われ
るが1本発明の放射性診断剤の投与後。
その目的とする診断が実施され得る投与方法であればよ
く、他の方法も実施し得る。投与後、腎尿路系を含む部
位をmm的に、またはスポット的にシンチレーションス
キャナまたはシンチレーションカメラで撮像もしくは放
射能測定するか、レノグラム用検査装置を用いて腎臓部
の放射能を経時的に測定することによって、腎機能の核
医学的診断に有効に利用することができる。
以下に実施例をあげて3本発明の内容を詳しく説明する
実施例I  P31MIOAを用いた放射性診断剤に有
用な組成物の製造 窒素ガスを吹き込むことによって溶存酸素を除去した注
射用蒸留水100m1にPyMIDA 448mgを加
え溶解した(これをA液とする)。別に、窒素ガスを吹
き込むことによって溶存酸素を除去した注射用蒸留水を
用いて濃塩酸を希釈して0. IN塩酸を調製し、この
O,IN塩酸100m1に無水塩化第一スズ(SnCI
g) 200mgを加え溶解した(これを特徴とする特
許A液にB液10m1を加え1次いでIN水酸化ナトリ
ウム溶液および必要ならばIN塩酸を用いてpHを約7
.0付近に調整した。次いで、 0.22μmのメンブ
レンフィルタを通して、この液を内部を窒素ガスで置換
したバイアルに1mlずつ分注し、目的とする組成物を
得た。このようにして得た組成物は無色澄明の液であり
、 pHは7.0であった。
実施例2  PVMIDAのテクネチウム−99m錯体
を有効成分とする放射性診断剤の製造 実施例1で得た組成物1.0mlに過テクネチウム酸塩
(q9mTc)の生理食塩液溶液2.0ml (10m
Ci)を加え、目的とするテクネチウム−99+++標
識PyMIDA錯体を有効成分とする放射性診断剤(以
下、これを99’Tc−PyMIDAと略記する)を得
た。
実施例3  ”lllTc−PyMIDAの性質実施例
2で得られた99′″Tc−PyMIDA中の99MT
c標識PyMIDA錯体の標識率を調べるため、アセト
ニトリル−水混合溶媒(アセトニトリル:水=7 : 
3゜容量比)を展開溶媒とし、ろ紙クロマトグラフィを
行い(展開距離10cm) 、  ラジオクロマトグラ
ムスキャナで走査した。その結果、 Rf=0.40付
近に単一の放射能ピークを認め、他に放射能ピークを認
めなかった。このクロマトグラフィ系における過テクネ
チウム酸イオンおよび加水分解された不溶性酸化テクネ
チウム化学種のRfはそれぞれ0.95〜1.00およ
び0.00であるので、上述の99″′Tc−PyMr
D^中の99″Tc標識PyMIDA錯体の標識率が1
00%であることを示している。
実施例4  ””Tc−PyMIDAのラットにおける
体内分布 実施例2で得た99′″Tc−PyMIDAをラット(
7週齢。
体重約175g)に0.2ml (0,67mC1)を
尾静脈内投与し、一定時間経過後に解剖して血液を採取
するとともに臓器を摘出して放射能を測定し、各臓器中
および血液1ml中に投与総放射能の何%が存在するか
を求めた。なお、投与から解剖までの間、動物の尿道口
を結紮しているので、尿を含む膀胱中の放射能量が尿中
へ排泄された放射能量となる。
結果を表1に示す。
表1  ”lTc−PyMIOAのラットにおける体内
分布(%投与量/II器) 以上のどと< ””Tc−PyMIDAは極めてすみや
かな腎臓による摂取と、それに引き続く尿中への排泄を
示し、腎機能の核医学診断目的に極めて有用であること
が確かめられた。
実施例5  PyMIDAを用いた放射性診断剤に有用
な組成物の安定性 実施例1で製造した組成物を冷蔵庫(2〜8℃)で2ケ
月間保存した後、実施例2の方法で99m7cmPVM
IDAを製造し、実施例3のろ紙クロマトグラフイ系で
展開して分解物の有無を検索したところ。
製造直後の組成物で得られた結果と同様の結果が得られ
、製造直後および2ケ月間保存後の組成物間には何ら差
異を認めず、安定であることが確認さた。
実施例6  ””Tc−PyMIDAの安定性実施例2
で製造した99′″Tc−PyMIDAを常温(22〜
26℃)で24時間保存した後、実施例3に示する祇ク
ロマトグラフィ系で展開し1分解物の有無を検索したと
ころ、製造直後の製剤について得られた結果と同様の結
果が得られ、製造直後および24時間保存後の製剤の間
には、放射能の減衰以外には何ら差異を認めず、安定で
あることが確認された。
実施例7 99’Tc−PyMIDAの毒性99’Tc
−PyMIDAの毒性については、実施例4で行った動
物実験において、けいれん、出血増加、各臓器の変色お
よびショック症状等の副作用発現は全(見られなかった
。また、テクネチウム−99mの放射能を適当に減衰さ
せた後、実施例4の20倍量を体重約170gのラット
20匹に静脈内投与した場合でも、少なくとも投与後1
ケ月間は全く異常は認められず、 ””Tc−PyMI
DAの毒性は極めて低いものであることが確認された。
以上、実施例を通して本発明を説明してきたが当業者は
、これらの実施例が本発明を例示するために意図された
ものであり、その範囲を何ら制限するものでないことを
理解すべきである。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)N−(2−ピリジルメチル)イミノジ酢酸のテク
    ネチウム−99m標識錯体。
  2. (2)N−(2−ピリジルメチル)イミノジ酢酸または
    その塩と過テクネチウム酸還元剤を含むことを特徴とす
    る放射性診断剤の調製に有用な組成物。
  3. (3)N−(2−ピリジルメチル)イミノジ酢酸のテク
    ネチウム−99m標識錯体を含有することを特徴とする
    放射性診断剤。
  4. (4)特許請求の範囲第(2)項記載の組成物をテクネ
    チウム−99mを含む過テクネチウム酸塩と接触させる
    ことによってなる特許請求の範囲第(3)項記載の放射
    性診断剤。
  5. (5)N−(2−ピリジルメチル)イミノジ酢酸のテク
    ネチウム−99m標識錯体を含有することを特徴とする
    放射性診断剤を用いて腎機能を核医学的手法により診断
    する方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005519957A (ja) * 2002-03-11 2005-07-07 バイオストリーム インク テクネチウム−ジビリジン複合体、およびその使用法
JP2007524685A (ja) * 2004-02-12 2007-08-30 モレキュラー インサイト ファーマシューティカルズ インコーポレーティッド テクネチウム−ビス(ヘテロアリール)錯体およびレニウム−ビス(ヘテロアリール)錯体、ならびにその使用方法

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