JPS6220584Y2 - - Google Patents

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JPS6220584Y2
JPS6220584Y2 JP1982047084U JP4708482U JPS6220584Y2 JP S6220584 Y2 JPS6220584 Y2 JP S6220584Y2 JP 1982047084 U JP1982047084 U JP 1982047084U JP 4708482 U JP4708482 U JP 4708482U JP S6220584 Y2 JPS6220584 Y2 JP S6220584Y2
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JP
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baseboard
pattern
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concave
decorative
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JP1982047084U
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JPS58150044U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は表面に立体的な彫刻模様を有する化粧
巾木に関するものである。
従来の技術 従来より、巾木は壁材と床材との納まりを良く
し、かつ室内のアクセントをつけるものとして広
く用いられているが、巾木自体の化粧性について
は殆ど考慮されていないのが現状である。
しかし、近年、壁材や床材の高級化、室内のコ
ーデイネイト、豪華志向、本物志向等により、こ
のような巾木にもより高級感を有する化粧性が要
求されており、これらの要求を満たす化粧巾木の
開発が望まれていた。
斯かる要求を考慮した巾木として、従来、例え
ば実開昭56−157250号公報に開示されているよう
に、硬質低発泡合成樹脂よりなる巾木基体の表面
に基体長手方向に延びる凹状溝を形成し、この凹
状溝の内底部に彫刻模様を形成したものが提案さ
れている。
考案が解決しようとする問題点 しかし、この提案のものでは、巾木基体が合成
樹脂で構成されているため、その表面に立体模様
を形成できるものの印刷等による木目や大理石模
様等の化粧を施すことは困難であり、巾木の外観
上の見映えが幾分低下するのは免がれ得ず、高級
感を持たせるのに難がある。
一方、こうした合成樹脂を巾木基体の材質とす
るのではなく、木質板を構成材料としたものとし
て、実開昭55−69547号公報に示されるように、
合板等の木質板よりなる巾木基体の表面に長手方
向の凹溝を形成し、この基体の表面に凹溝内面に
沿つて連続する化粧シートを被覆し、その化粧シ
ートによつて基体の表面を保護しつつ化粧性を高
めるようにしたものが提案されている。
ところで、このものにおいて、化粧シートによ
り基体表面を被覆する場合、通常、裏面に接着剤
が塗布された化粧シートをローラ等により基体に
押し付けてその表面に貼着させることが行われ
る。しかし、その場合、巾木の装飾性を高めるた
めに、基体表面における凹溝が複雑な屈曲形状等
に形成されているときには、上記の如くローラ等
の押圧を利用して化粧シートを基体表面に隙間な
く完全に密着させるのは難しく、基体表面に装飾
的な立体模様を鮮明に現出させることが困難にな
る。
本考案はこのような点に鑑みてなされたもの
で、その目的は、木質繊維板やパーテイクルボー
ドの持つ特性(立体模様の成形容易性および通気
性)を効果的に利用し、巾木基体表面に屈曲した
複雑な立体彫刻模様を容易に成形でき、しかもこ
の脆弱な彫刻模様を化粧シートで防護しながら、
その通気性を利用した裏面側からの真空吸引によ
り化粧シートを模様上に隙間なく完全にかつ容易
に密着させるようにして、化粧巾木の表面の立体
的な彫刻模様を化粧シートによつて確実に保護
し、その化粧性を向上させることにある。
問題点を解決するための手段 この目的の達成のため、本考案の解決手段は、
表面に屈曲した凹溝からなる凹模様が長手方向に
連続して転刻された木質繊維または木材小片を結
合してなる通気性を有する木質長尺板材よりなる
巾木基体に対し、その上端面から表面全体にかけ
て、巾木基体表面の凹模様内面に沿つて吸引密着
された連続した化粧シートを設けてなるものであ
る。
作 用 この構成により、本考案では、化粧巾木を構成
する巾木基体は、木質繊維または木材小片を結合
してなる通気性を有する木質長尺板材よりなり、
この木質繊維等を結合してなる木質板材は成形が
容易であるので、巾木基体の表面に屈曲した凹溝
からなる連続した凹模様を容易に成形でき、この
連続する凹模様によつて化粧巾木の表面に立体的
な彫刻模様を呈することができ、化粧巾木の化粧
性の向上が図られる。しかも、この巾木基体の表
面の凹模様内面に化粧シートが一体に密着させて
設けられているため、木質板材の持つ脆弱性が化
粧シートによつて防護され、よつて上記彫刻模様
の耐久性を向上維持できるのである。
さらに、上記巾木基体が木質繊維等を結合した
通気性を有する木質長尺板材で構成されているの
で、この巾木基体の上端面ないし表面に化粧シー
トを密着させる場合、上記化粧シートを接着剤を
介して巾木基体表面に当てた状態で巾木基体の裏
面側から吸引すると、基体表面に凹模様が形成さ
れて表面が複雑な形状の凹凸模様があつても、そ
のことに関係なく、化粧シートが吸引されて巾木
基体表面に隙間なく密着することとなり、よつて
巾木基体表面ないし上端面への化粧シートの密着
性を高めて基体表面の立体模様を鮮明に現出で
き、上記化粧巾木の化粧性の向上を容易に実現で
きるのである。
実施例 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図ないし第3図は本考案の実施例に係る化
粧巾木Aを示し、1は長尺板状の巾木基体であつ
て、該巾木基体1は木質繊維板またはパーテイク
ルボードよりなる。該巾木基体1の表面(施工時
に室内側となる面)には屈曲した適宜深さの凹溝
からなる一定の凹模様2が長手方向に連続して転
刻形成されている。
また、上記巾木基体1の上端面から表面全体に
かけて、連続した塩化ビニールシート等よりなる
化粧シート3が上記凹模様2を表面側に現出せし
めるように貼着され、この化粧シート3は、巾木
基体1裏面側からの吸引により巾木基体1表面の
凹模様2に沿つて密着されている。尚、4は巾木
基体1の表面上端面に長手方向に形成された釘打
ち用凹溝で、巾木Aを下地に表面から釘着した場
合に釘頭が外部に露見せず、化粧性を損なわない
ようにするものである。
この場合、上記巾木基体1の表面に形成される
凹模様2は、屈曲した凹溝模様の組合せによつて
一定の同じ模様が連続して繰り返される繰返し模
様とするのがよく、長尺巾木に化粧の連続性が付
与されて、切断して使用する場合のコーナ部での
柄合せが容易となり、施工後の外観が美麗で好ま
しい。
また、上記凹模様2は、ルーター等で切削する
切削法や平板プレスにより加圧する平板プレス法
でも形成できるが、これらの方法では、巾木基体
1が通常4m近いものであることから、生産が非
能率で生産性が悪く、特に、前者の切削法にあつ
ては、木質繊維板等内部の粗大チツプの露出等に
よつて切削面が粗くなり、化粧性が損なわれ、一
方、後者の平板プレス法にあつては、大掛りな設
備を要する等の問題がある。そのため、凹凸模様
の彫刻を施した加熱ロールで加熱圧縮するロール
プレス法により形成するのが最適である。このロ
ールプレス法により、板材の長さに規制されるこ
となく、連続して凹模様2を形成することが容易
に行われる。
さらに、上記化粧シート3は単色のもの、ある
いは木目模様等を印刷した模様状のもののいずれ
を用いてもよい。
したがつて、上記実施例においては、巾木基体
1の表面に長手方向に連続した凹模様2が形成さ
れ、該凹模様2を現出させるように巾木基体1の
上端面および表面全体に化粧シート3が貼着され
ているので、化粧巾木Aの外観は連続する凹模様
2によつて立体的な彫刻模様を呈し、よつて表面
が平面状の通常の巾木と比べて化粧性が向上して
高級感溢れたものとなる。
また、巾木Aの表面に形成される彫刻模様が凹
模様2で構成されて表面から凹んでいるため、家
屋への施工後、掃除機等が衝突してもその衝撃が
凹模様2の凹部底面に作用する虞れはなく、よつ
て彫刻模様部分の損傷を防止して外観を長期間に
亘つて美麗に保つことができる。
しかも、化粧巾木Aの表面には化粧シート3の
被覆層が形成されているため、巾木Aの表面が汚
染により変色したり損傷したりするのを防止する
ことができるとともに、凹模様2による彫刻模様
部分に付着したほこり等を容易に拭き取ることが
でき、美麗さを保つことができる。
また、上記化粧シート3が巾木基体1の表面か
ら上端面まで連続して被覆されているため、巾木
Aの化粧性を向上できるとともに、施工後、壁面
の結露による水滴が基体1内部に浸入するのを阻
止して、該基体1の汚染や腐朽等を防止すること
ができる。
さらに、上記化粧シート3を巾木基体1に貼着
する場合、化粧シート3となる平面状のシートを
加熱軟化して巾木基体1の上端面および表面に接
着剤を介在させて貼り付け、該巾木基体1の裏面
側から真空吸引して上記平面状シートを巾木基体
1に密着させることにより、巾木基体1に化粧シ
ート3が一体に設けられる。その際、上記巾木基
体1を構成する長尺板材が木質繊維板またはパー
テイクルボードの通気性のある木質板材であるの
で、上記真空吸引により、化粧シート3を巾木基
体1の表面に凹模様2を鮮明に現出せしめるよう
に隙間なく密着させて貼着することができ、しか
もそれを容易に行うことができる。
尚、上記凹模様2は、第1図あるいは変形例と
しての第4図ないし第6図に示すようなものに限
定されず、その他種々のものを採用できるのはい
うまでもない。なお、第4図に示すものでは、巾
木基体1の表面下端部にも釘打ち用凹溝5を形成
している。
また、上記実施例では、壁面よりも手前側(室
内側)に配置せしめて施工するようにした出巾木
に適用したが、本考案は壁面よりも奥側に配置せ
しめて施工するようにした入巾木に対しても適用
できるのは勿論である。
考案の効果 以上説明した如く、本考案によれば、表面長手
方向に連続した凹模様が形成された木質繊維また
は木材小片を結合してなる通気性を有する木質長
尺板材よりなる巾木基体の上端面から表面にかけ
て、巾木基体表面の凹模様内面に沿つて吸引密着
された連続した化粧シートを設けたことにより、
表面に立体的な彫刻模様を有し、しかも汚れ難く
て外部からの衝撃に対しても損傷し難い美麗な化
粧巾木を提供でき、巾木の化粧性の向上を図るこ
とができるとともに、化粧シートを基体表面に凹
模様が鮮明に現出するように密着させるのを巾木
基体の裏面側からの吸引により容易に行い得て、
上記美麗な化粧巾木の実現を容易化することがで
きるものである。また、木質繊維または木材小片
を結合してなる木質長尺板材よりなる巾木基体に
より、その表面に凹部および浮出し模様をロール
プレスによつて形成する場合にも、合板基体を用
いた場合の如く凹模様部周辺に亀裂等が生じるこ
とはなく、美麗な彫刻模様を容易に現出させるこ
とができるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は化粧巾
木の要部拡大斜視図、第2図は同断面図、第3図
は同全体斜視図である。第4図ないし第6図はそ
れぞれ模様部分の変形例を示す正面図である。 A,A′,A″,A……化粧巾木、1……巾木
基体、2,2′,2″,2……凹模様、3……化
粧シート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 表面に屈曲した凹溝からなる凹模様が長手方向
    に連続して転刻された木質繊維または木材小片を
    結合してなる通気性を有する木質長尺板材よりな
    る巾木基体の上端面から表面全体にかけて、巾木
    基体表面の凹模様内面に沿つて吸引密着された連
    続した化粧シートが設けられてなることを特徴と
    する化粧巾木。
JP4708482U 1982-03-31 1982-03-31 化粧巾木 Granted JPS58150044U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4708482U JPS58150044U (ja) 1982-03-31 1982-03-31 化粧巾木

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4708482U JPS58150044U (ja) 1982-03-31 1982-03-31 化粧巾木

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58150044U JPS58150044U (ja) 1983-10-07
JPS6220584Y2 true JPS6220584Y2 (ja) 1987-05-26

Family

ID=30058057

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4708482U Granted JPS58150044U (ja) 1982-03-31 1982-03-31 化粧巾木

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58150044U (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5732203Y2 (ja) * 1978-11-01 1982-07-15
JPS56157250U (ja) * 1980-04-25 1981-11-24

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58150044U (ja) 1983-10-07

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